【サマワ23日共同】イラク警察当局によると、同国南部サマワの陸上自衛隊宿営地の近くで
23日午前9時(日本時間同日午後2時)ごろ、陸自の車列が通過した直後に爆発があった
。日本の防衛庁は派遣隊員全員の無事を確認した。4両のうち1両が破損した。
首相官邸は陸自の車列を狙った攻撃の可能性があるとみて、危機管理センターに
官邸連絡室を設置した。イラク駐留のオーストラリア軍の報道官は同日、
陸自を狙ったものだと述べた。宿営地などに砲弾が撃ち込まれたケースはあるが、
陸自の車両が直接狙われたとすれば、昨年1月に先遣隊がサマワ入りして以降初めて。
防衛庁によると、現場は宿営地の東5―6キロの地点。現場には爆弾2発が仕掛けられ、
うち1発が爆発した。イラク警察によると、爆発現場から不発弾1発が見つかった。
車列は4両で、細田博之官房長官によると、うち1両が破損した。
23日はイラクへの無償資金協力で完成した道路の改修工事しゅん工式が行われる
予定だったが、事件を受け中止となった。 (18:17)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050623STXKE057223062005.html