明治製菓は医療用医薬品の海外販売を拡大する。中国では営業地域を広げ
人員を3割弱増やす。欧州では4カ国で販売承認を取得、中東のサウジアラビアでは
ライセンス販売を始めた。同社の薬品事業の売上高は2004年度で1095億円と専業の
中堅製薬企業を上回るが国内は伸び悩み気味。主力の抗菌剤を核に海外市場を開拓する。
中国では北京や上海、長春、成都など16カ所に営業拠点を設置、
医薬情報担当者(MR)55人の体制で1月に営業を始めた。
新たに5カ所を設け、9月末までにMRを70人に増やす。取扱品目は抗菌剤「メイアクト」や
抗がん剤「ドキソルビシン」など4種類。一部は日本から輸出するが、
大半を広東省のグループ会社で生産する。
(07:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20050617AT1D0702916062005.html