◇九州運輸局「処分の際も約1月の猶予」
高速船「トッピー」を運航する鹿児島商船(岩崎芳太郎社長)に対するサービス改善命令問題で、
九州運輸局の船本真二旅客課長は31日、記者団に対し、同社に運航停止など行政処分を命じる場合、
処分実施まで約1カ月の「猶予」を設定する意向を示した。
これにより、処分の場合でも、大型連休中の運航停止は回避される見通し。
4日間の聴聞は同日終了し、処分の是非の判断は4月中旬となる見込み。
「参考人」として聴聞を受けた県や、種子島、屋久島の自治体は運輸局に対し、
鹿児島商船のサービス改善の必要性を理解するとともに、一部が「島民への配慮」を求めたという。
運輸局は聴聞を踏まえ、総合的に判断するとしている。
鹿児島商船が海上運送法に基づき種子島航路(鹿児島−種子島間)に設定した「サービス基準」のうち、
「車を2日に20台以上」運送する規定を満たしていないため、
同運輸局が2月10日、サービス改善を命令。
商船側は6月30日にフェリーを導入して改善するとしているが、運輸局側は「不十分」とし、
処分を前提にした聴聞に踏み切っていた。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/archive/news/2005/04/01/20050401ddlk46020240000c.html 鹿児島商船 いわさきグループ
http://www.toppy.jp/