高速船トッピーがサービス改善命令を受けていた鹿児島商船(鹿児島市)は28日、
佐渡汽船(佐渡市)から購入するフェリーえっさ丸を改造せずに、
6月末から鴨池港(同市)−西之表港(西之表市)間で運航する是正措置の計画を
九州運輸局鹿児島運輸支局に提出した。
同社によると、えっさ丸は船の前後から車両を積み降ろしする形で、
潮の干満に関係なく積み降ろしするには可動橋などの施設が必要。
その施設のない西之表港に対応するため、当初サイドランプと呼ばれる横付けで
車両を降ろせる形に改造を計画し、購入から運航までに約3カ月必要としていた。
今回提出した計画では、西之表港にポンツーン(浮桟橋)を自社で設置し、船の後部を接岸。
可動橋がある鴨池港と結ぶことで、船自体の改造を不要とした。
設置には県の許可が必要で、現在県は検討中。許可されれば、船の引き渡しまでにポンツーンを設置する。
えっさ丸は「ぶーげんびりあ」と改名し6月30日から運航したいとしている。
同社は「今回の是正措置が実現可能な最短かつ最善のものと確信している」として国に運航停止にしないよう求めている。
http://373news.com/2000picup/2005/03/picup_20050301_2.htm 鹿児島商船
http://www.toppy.jp/