26日午前2時ごろ、愛媛県久万高原町、無職、矢野百合子さん(79)方で
「やけどを負った人がいる」と、近所の人から消防本部に通報があった。
救急隊が駆け付けると、矢野さんと無職の長男、公正さん(55)が全身に
大やけどをしており、病院に運んだが公正さんは死亡、矢野さんも意識不明の
重体。2人ともやけどのほかに外傷はなく、公正さんは焼死とみられる。
愛媛県警などによると、公正さんが倒れていた居間のカーペット周辺だけが
焼け、灯油のにおいがしていた。
県警は灯油をかけられ、放火された可能性があるとみて久万署に捜査本部を
設置し、殺人容疑などで捜査。同居していた公正さんの無職の長男(31)が
事件後、姿を消しており、事情を知っているとみて捜している。
矢野さん方は3人暮らし。近所の人の話では、公正さんの長男は松山市で
勤めていたが、20日ほど前から矢野さん方で同居を始めたばかりだった。
矢野さんは近所に助けを求めた際「公正が焼かれた。死んでいるかもしれない。
消そうとして自分にも燃え移った」と話し病院に運ばれた後、意識がなくなったという。
ソース
http://www.sankei.co.jp/news/041226/sha025.htm 引用:産経新聞 2004/12/26 10:52