厚生労働省は24日、中国産スッポンと韓国産野菜のサンチュ(カキチシャ)、
トルコ産乾燥イチジクに食品衛生法に違反する例が見つかったとして、各食品の
輸入業者に検査を義務付ける検査命令を出した。
同省監視安全課によると、成田、関西各空港検疫所などで6−8月、中国から
生きたまま輸入されたスッポンから、含んではいけないニューキノロン系合成抗菌剤を
検出する例が6件続いた。一部は消費されたが、同課は「食べた人に健康被害が
出る量ではない」としている。
7月9日から全量に自主検査を指導し、検査体制が整ったため検査命令に
切り替えた。2003年の生きたスッポン輸入量のうち中国産は88%。
サンチュは今月、関西空港検疫所で基準値を超える殺菌剤プロシミドンの検出例が
2件あった。焼き肉を包んで食べたりする野菜で、輸入品のほぼすべてが韓国産。
トルコ産乾燥イチジクは20日、神戸検疫所で含まれてはいけないカビ毒の一種、
アフラトキシンを検出した。
ソース
http://www.sankei.co.jp/news/041224/kei078.htm 引用:産経新聞 2004/12/24 20:02