コロンビア政府は3日、かつて世界最大とされた麻薬密売組織のトップ、ヒルベルト・
ロドリゲス容疑者(64)の身柄を米捜査当局に引き渡した。同容疑者は4日未明、
米政府機に乗ってマイアミに到着した。
米政府はロドリゲス容疑者をコカイン密輸や資金洗浄の罪で、マイアミとニューヨークの
連邦地裁に起訴している。
麻薬密輸組織「カリ・カルテル」のトップとして恐れられたロドリゲス容疑者は
手錠をかけられ、防弾チョッキを着させられた状態で、コロンビアの刑務所から、
首都ボゴタ郊外の空軍基地へ移され、米政府専用機に乗った。夜明け前にマイアミに
到着し、そのまま市内の留置所に移送された。
米連邦麻薬取締局(DEA)関係者によると、5日にもマイアミの裁判所に出廷する
予定。
これまで米国に送還されたコロンビア麻薬密輸関係者の中でも大物とされる。DEAや
移民局は1991年以来、のべ10万時間をかけて同容疑者を捜査してきたという。
「チェスプレイヤー」と呼ばれたロドリゲス容疑者は、弟ミゲル・ロドリゲス服役囚と
「カリ・カルテル」を作り、1990年代には世界のコカイン密輸量の約8割を支配。
年間80億ドルの利益を得ていたとされる。95年に逮捕され、コロンビアの刑務所に
服役中だったが、99年〜02年にかけて刑務所内から米国への麻薬密輸と資金洗浄を
指揮していた疑いがもたれ、コロンビア政府も身柄引き渡しを認めることになった。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200412050009.html ※関連ニュース
ttp://la-news.cocolog-nifty.com/lanews/2004/12/308.html [News+](一軍板でのスレ立てならば、どの板が相応しいのかを現した物です)