偽造した運転免許証を使い消費者金融会社から組織的に現金をだまし取った
として、秋田県警捜査2課と秋田署は4日までに、グループのリーダー格で
住所不定、無職井上知紀容疑者(28)を有印私文書偽造・同行使、詐欺などの
疑いで逮捕した。
同課では、グループが青森、宮城県など全国で3億円以上をだまし取ったとみて、
全容解明を進めている。調べでは、井上容疑者は今年2月ごろから6月ごろにかけて、
住所不定、無職宮本裕司被告(35)(詐欺罪などで公判中)らを通じ、同、同牧山直樹
被告(22)(同)らに偽造免許証を渡し、秋田市などの消費者金融会社の窓口や、
現金自動預け払い機(ATM)から11回にわたって計900万円をだまし取った疑い。
グループは、「本部」と呼ばれる指示役の井上容疑者を頂点に、街頭やインターネットで
実行役を集める「クライアント」、現金を回収する宮本被告ら「班長」、牧山被告ら
「子役」と組織化され、子役の報酬は1回5万円だったという。偽造免許証には子役の
写真が張られていたが、実在する第三者の名義が使われていた。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20041205i302.htm 引用:読売新聞 2004/12/5/09:16