警視庁生活経済課は1日、東京都目黒区碑文谷2、元貸金業矢木賢二
容疑者(37)ら5人を詐欺の疑いで逮捕した。
矢木容疑者らは、融資を申し込んできた客に、信用調査と偽ってクレジット
カードで電気製品などを購入させ、安値で買いたたく「買い取り屋」。同様の
手口による被害は今年に入って急増しており、警視庁で取り締まりを強化する。
調べによると、矢木容疑者らは、今年8―10月にかけて、融資を申し込んで
きた広島県内の男性(42)ら3人に、パソコンなど36点(400万円相当)を
クレジットカードで購入させてだまし取った疑い。矢木容疑者らは、「信用調査の
ため、カードで買い物ができるかどうかを試したい。買い物ができれば、低利で
融資をする」などと宣伝。客が買ってきた数十万円のパソコンなどを購入価格の
1―4割で買い取り、都内の電器店などに売却していた。客への融資はして
いなかったという。
都貸金業対策課によると、多重債務者などを相手にした「買い取り屋」に
対する被害相談は毎月80件ほど寄せられている。元ヤミ金融業者が多いと
みられ、都は今年4―10月までに買い取り屋38業者の貸金業登録を取り消し
ている。
ソース
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20041201i303.htm 引用:読売新聞 2004/12/1/11:01 読売新聞