オオカミ論11会場

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925ヤマイヌハイキング
907>> 《形態を考える上で》ニホンオオカミに関する書籍の著者が生きている
ニホンオオカミを見たことがないのが致命的なのです。特に平岩氏は平原性の
強いハイイロオオカミの形態を基本として本を書かれているので目撃証言を
聞いても信じることなどできなかったのです。シーボルトのみが生きていた
ニホンオオカミを見て書き残した訳ですからシーボルト以外の方の著書は
あまり重視する必要がないのです。(例外として、見たことがある山の猟師や
山仕事をされていた方のことばには価値があると思います)現在では
ニホンオオカミと思われるイヌ科動物を見た八木さんや西田さん等々の目撃証言・
写真が重要なのだと思います。シーボルトの書き残した中に毛色が『美しい』とか
『もっとも美しい』という表現があります。これは大陸にいるハイイロオオカミと
比較して言っているのだと思います。すると剥製にも薄く残っているオレンジ色の部分を
さしているのだと思います。このような毛色はシーボルトが知っているヨーロッパオオカミ
には現れません。秩父・祖母山のイヌ科動物の毛色には現れています。