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名無虫さん:
<ヒグマ>胃が空っぽ…冬眠前に脂肪付かず 恵庭で解体
毎日新聞 10月10日(月)9時27分配信
札幌市中心部などでヒグマの目撃情報が相次ぐ中、
隣接する北海道恵庭市の山林で6日射殺されたクマの解体に当たった猟友会メンバーが9日、毎日新聞の取材に
「冬眠前に脂肪を蓄える時期なのに、胃の中が空っぽだった」と状況を説明した。
主食のドングリが不作で、餌を求めて移動するうちに山を下りて来たとみられるという。
解体をしたのは札幌猟友会員で恵庭市議の庄田洋さん(57)。
体重約140キロの雄で、胃が細くなり、胆のうが大きくなっているなど冬眠に入る兆候があったが、胃の中には全く食べ物がなく、脂肪もほとんど付いていなかった。
通常はこの時期に穀物などを一番よく食べ、脂肪の厚さは2センチ以上あるという。
今年はドングリが全道的に不作で、道は6年ぶりに「ヒグマ出没警報」を出している。
庄田さんは「最近は林の伐採でドングリやコクワなどの好物が山奥より住宅地近くに多くなっており、餌場までの通り道に住宅地が入っている可能性がある」と指摘。
ごみを荒らした形跡などがないことから、ヒグマが市街地に餌を探しに来たとの見方には否定的だ。
9日も札幌市西区の公園近くの山林や千歳市の道道で、ヒグマらしき目撃情報があり、各市や警察が警戒を呼びかけている。【円谷美晶】