翼竜と鳥と蝙蝠

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1名無虫さん
翼竜が毛を持つ温血動物だったなら、何故鳥との競合に敗れたんでしょう?
そもそも何故既に翼竜のいた空に、鳥が進出出来たんでしょう?

逆に、既に鳥の支配している空に、ずっと後の時代になってから蝙蝠が何故進出出来たんでしょう…?
2名無虫さん:02/07/12 23:16 ID:???
翼竜と鳥と蝙蝠は住み分けがはっきりしていたから
3名無虫さん:02/07/13 00:00 ID:???
恐竜時代の地球は重力が今よりだいぶ弱かった為
翼竜のような巨大な生物が飛ぶことができた。

しかし地球の重力が強くなり超巨大生物が暮らせなくなってしまったため、鳥のような小さな生き物が生き残ったのだ。
4名無虫さん:02/07/13 00:01 ID:???
うそくせー
53:02/07/13 00:08 ID:???
6名無虫さん:02/07/13 00:08 ID:???
>1
それより、単に翼で飛ぶという共通項だけで
進出や絶滅に結びつくような「競合」があったと考えるのは
すこーし短絡的じゃなくない?

例えば、海にはヒレで泳ぐ動物はイパーイいるし、
陸には脚で移動する動物がイパーイいる。
空中に翼で飛ぶ動物がイパーイいてもいいじゃん。

>3
翼竜にも小さいのが沢山いたと思うが。

7名無虫さん:02/07/13 00:12 ID:???
>5
トンデモ。
8名無虫さん:02/07/13 00:43 ID:dHhKYHlt
こうもりはこっちで盛り上がってるぞ
http://science.2ch.net/wild/index.html#8
9名無虫さん:02/07/13 00:45 ID:???
>>8
その時は8番目にあったのか・・・
10名無虫さん:02/07/13 02:04 ID:msJIeZ2Y
小さい翼竜は鳥と競合して敗北。大きい翼竜は環境の変化に対応できなくて絶滅?
11名無虫さん:02/07/13 02:20 ID:???
8000〜7000万年前には小型の翼竜は殆どいなくなっていたようだが。
当時の海岸の地層からは羽毛の跡が多数見つかるらしい。
12名無虫さん:02/07/13 04:34 ID:???
>8-9
wara
13名無虫さん:02/07/13 09:07 ID:jBvDT0mY
>1
>逆に、既に鳥の支配している空に、ずっと後の時代になってから蝙蝠が何故進出出来たんでしょう…?

夜の空は蝙蝠のもの、ということ。
14名無虫さん:02/07/13 10:13 ID:QJlBzIiu
>>10,11の言うとおり、中生代白亜紀には小型の翼竜は絶滅し
大型の翼竜だけが残った。 やはり原因は新たに出てきた
鳥類との競合だろう。
翼竜が支配する空の生態系になぜ鳥類が進出できたか?
鳥類は祖先である恐竜(小型獣脚類)ゆずりのしっかりした
骨格構造や発達した知能、そして何よりも羽毛という非常に
優れた構造を持っていたため、新参者という不利な立場にも
かかわらず空の覇者となった。
コウモリに関しては、エコロケーションというハイテク装備に
より、鳥類の進出していなかった夜の生態系を支配できた。

・・と思うんだがどうだ?
15名無虫さん:02/07/13 11:24 ID:QcT8mGlg
翼竜と恐竜は同じ主竜上目に分類されてる。その恐竜の中から鳥が進化して翼竜の生態的地位を奪ったってことは、例えて言えば親戚の子供に自分の地位や財産を乗っ取られたようなものか…
16名無虫さん:02/07/13 11:30 ID:???
>>14
一応夜行性の鳥もいるかと思いますが...
17名無虫さん:02/07/13 11:56 ID:QJlBzIiu
>>16
いるけど少ない。特にコウモリと同じ食虫性のものとなるとヨタカや
一部のフクロウ類などわずか。
コウモリは空いていた夜の空というニッチ(生態的地位)に侵入したという
考えもできるが、もしかしたらそうではなく、コウモリの登場以前は夜行性の鳥類が
もっと多くいて、コウモリはそいつらを押しやって現在の反映を勝ち取ったのかも。
18名無虫さん:02/07/13 13:31 ID:???
コウモリは夜行性の双翅目昆虫をよく食べるようだが、カとかハエとか
新生代前後に出現したんだっけ。
あとオオコウモリは夜に咲く花の蜜舐めて受粉を促進する。

現在も夜行性鳥類いるけど、ヨタカはコウモリより大きめの昆虫食べて、
フクロウもアオバズクが大きな昆虫食べる。
コウモリハヤブサはその名の通りコウモリ襲う。

南米のアブラヨタカ(川口浩で「怪鳥ギャロン」として倍サイズで登場)
はヤシやアボガドを食べるけど、種子を洞窟に持ち込むので光がなく
種が枯れる。これでは種と共存出来ない。
イチヂクの種子撒布に大きく関わっているオオコウモリと対象的だ

哺乳類は恐竜時代小型の夜行性動物で網膜の反射膜が発達しており、昼行性
の鳥類より夜行性になり易かった、と聞いた事もある。

アブラヨタカは洞窟にいて音波で定位するが能力が低く直径30p以上のものは
避けられないらしい。
脳の大きさは関係あるかな
19名無虫さん:02/07/14 00:14 ID:0jlodjAa
鳥にしても飛ぶのはかなりの負担なんだね。天敵がいないとすぐに飛べない鳥に
なってしまうし。
20名無虫さん:02/07/14 00:51 ID:bfq3/DKD
翼竜は温血というのが定説になってるが、10年ほど前出た恐竜本で「冷血動物説」が書いてあったんだが、どうなんだろ?

翼竜は日が昇るとその巨大な翼の表面積から日光を大量に吸収し、速やかに体温を上げる、そして1日中滑空しながら餌を探し、日没になると海岸の岸壁に蛾のように張り付いて休む、それを繰り返していればよかった「省エネ型飛翔動物」だった、って内容だった。

例のソルデスの化石の「毛」にしても、他の翼竜化石に毛の跡は見られないし、細かい針状の鱗だったのでは?って言うんだけど…
21Y-REX:02/07/14 00:59 ID:XnP9fXTL
あ〜久しぶりで〜す。
ところで翼竜で最大なものって何なんでしょうね。一般的にはケツァル
コアトルスが最大ですが、JP3ではプテラノドンが最大と言われてた
り混乱してますね。
余談ですが、JP3のパンフレットにはプテラノドンは羽ばたけないと
書いてたのに映画の中ではめちゃくちゃ羽ばたいてました。何ででしょう?
22名無虫さん:02/07/14 01:03 ID:CZoEpEDD
嘘だらけの映画だから
23名無虫さん:02/07/14 01:16 ID:bMwhZnAA
なんせ題名がジュラシックパークというところからして。
24名無虫さん:02/07/14 01:18 ID:???
下痢糞>>21降臨・・・!
25名無虫さん:02/07/14 01:18 ID:CZoEpEDD
なんだあのラプトルは。生物兵器か?
26名無虫さん:02/07/14 18:36 ID:j7zD1A0o
>>24
お前がなー
27名無虫さん:02/07/14 22:10 ID:???
>>5
ワラタ
28名無虫さん:02/07/15 23:56 ID:EA3xoEy4
>>19
飛べない鳥は沢山いるが、飛べないコウモリは全くいない。
やっぱり苦労して手に入れた飛翔能力を捨てられないんだろうな…。
29名無虫さん:02/07/16 00:33 ID:???
ナイトストー・・・

いや
何でもない
30名無虫さん:02/07/16 00:42 ID:sKhKIktE
そのうち公園の鳩も飛ばなくなったりするのかと思う。
31名無虫さん:02/07/16 00:58 ID:???
>>30
パン屑とポップコーン食いまくってドバトが全部ドードーみたいになるのか?
32名無虫さん:02/07/16 01:06 ID:???
何年先だろう・・・
33名無虫さん:02/07/16 01:27 ID:???
しかしそうなると、都市部の公園は道路や建物の中で孤立していて、
言わば小さな島のようなものだから、公園や神社ごとに種分化が進むハズ。

オオサカジョウハシリバトとアサクサアルキバトの間では、
属レヴェルの違いさえ生じる可能性もある。
34るね♪ ◆sDcEyFq. :02/07/16 01:41 ID:???
>>20
これは10年程前に宝島の本で平山廉が書いた奴じゃないか?
平山廉は恐竜(古生物)を冷めた目で見てるうえに文章がつまらなくて好かん。
恐竜関連は金子隆一がいい。
あと、このスレの冒頭に出てきた重力なんたらはトンデモなので信じちゃダメ。
35名無虫さん:02/07/16 07:12 ID:z7qM2fKN
トヨタdBのCMでは翼竜がいきなり鳥になってる(w
36名無虫さん:02/07/16 07:22 ID:???
るね♪は頭がおかしい障害者荒らしなので信じちゃダメ。
37名無虫さん:02/07/16 11:41 ID:???
思ったんだけど、鳥が飛べなくなるのは簡単だけど
翼竜やコウモリが飛べなくなるのは至難の業のような気がする。
なぜかというと、鳥は立派な足を持ってるので、飛べなくてもそれほど困らないが
翼竜やコウモリは飛ぶことだけに特殊化して、足が貧弱なので
飛べなくなると同時に歩けるように変化しないといけないでしょ。
それはかなり無理があるので、前足で歩くということにでもならない限り
飛べなくなる進化は起こりにくいのじゃないかな〜・・・。

あ、私は恐竜関連は平山廉の方がいい。
冷めた目で見ている方が情報の信頼度が高く感じるし、文章も平易で読みやすい。

金子隆一は文章がヲタ臭い上に(ま、真性ヲタクだからしょうがないが)
文章は気取った言い回しが多くて無駄が多いし、読者を見下した感じが鼻についてしょうがない。
それと、基本的に話題性のある情報に偏ってる気がするし、
何より恐竜至上主義っぽいのが・・・。
それでも読むんだけどさ。内容自体は面白いから。
38名無虫さん:02/07/16 11:47 ID:???
両方読めっつーこった。
39名無虫さん:02/07/16 13:13 ID:???
>>29 >>37
>翼竜やコウモリは飛ぶことだけに特殊化して、足が貧弱なので
飛べなくなると同時に歩けるように変化しないといけないでしょ。
それはかなり無理があるので、前足で歩くということにでもならない限り

前例があってどうしてもそれをイメージしてしまう罠
40名無虫さん:02/07/16 20:41 ID:???
翼竜は全て動物質のものしか食べなかったのかな?
白亜紀初期頃、裸子植物が被子植物に進化しかけの仲間が幾つもあったようだが、
それらに虫媒だけでなく翼媒?のものもあれば面白いが
41名無虫さん:02/07/16 22:27 ID:q06OC3gD
>>40
フルーツコウモリか?
42るね♪ ◆sDcEyFq. :02/07/16 22:45 ID:???
>>37
平山廉の文章面白いか? 内容を別にしても読んでて物足りなくなるぜ。
金子隆一御大の方がオタクっぽくても面白い。恐竜の合間に食い物の話を
入れたりね。
あと、金子氏は恐竜至上主義ではない。むしろ日本の恐竜に偏った古生物
業界を憂いてる。本人は三畳紀の様々な爬虫類が好きだとか。
43るね♪ ◆sDcEyFq. :02/07/16 22:48 ID:???
>>37>>39
追記:
翼竜の歩行跡って見つかってなかったっけか?
確か翼の指も使って4足歩行で歩くらしいぞ。少なくとも翼竜が地上で
歩けなかったというのは間違いらしい。
44名無虫さん:02/07/16 23:35 ID:wWciRIhT
>>43
最近(ここ5、6年だけど)は翼竜の歩行跡と思われる印象化石が世界各地(日本にもそれらしいものがある)から見つかっているね
翼竜が、敏捷とは言えないまでも、四つんばいで地上を動き回っていたのは確かなようだ
45名無虫さん:02/07/16 23:44 ID:wWciRIhT
これまで発見された翼竜の属の数は、三畳紀から白亜紀のものまでひっくるめて、ようやく60程度
一方、白亜紀の鳥類は、中国から大量に発見されていることもあって、すでに90属に達している(ジュラ紀は始祖鳥のみだが)
白亜紀に入ると、翼竜は鳥類に、多様性という点で、大きく負けていたと言えるだろう
46名無虫さん:02/07/17 00:01 ID:???
このスレも荒らそっかなァ
恐竜スレ全部に嫌悪感を感じる。
47名無虫さん:02/07/17 00:05 ID:hUYBM/RN
>>46
なぜ?それに、ここは恐竜スレじゃないけど
48名無虫さん:02/07/17 00:13 ID:???
翼竜が四つんばいで敏捷に地面を走り回ってたら
それはそれでほほえましい気がする。
4937:02/07/17 00:55 ID:g5mrx5qQ
>>43
それを言ったら、コウモリだって四つん這いでよちよち移動できるよ。
私が言ったのは、鳥の場合は飛べなくなっても十分走って逃げたり
獲物を捕ったりで着るだけの立派な足があるけど、
翼竜やコウモリではそうはいかないだろうってこと。
後ろ足まで膜が張ってる状態では、地上を移動するための足の自由度としては
不十分ではないかなってことね。

>>42
私はその余計なところがうるさくてしょうがないのです。
まあ、これは人それぞれの感覚の問題だから、あまり気にしないでくださいね。
でも8年たった今でもNHKスペシャルをしつこく攻撃してるのは何とも・・・。
もともと興味なかった人はどうせ誰も覚えちゃいないって。
興味のあった人はとっくに真相を知ってるだろうしね。
ま、これもどうでもいいことですけどね。
50名無虫さん:02/07/17 01:12 ID:QCofxlWr
>>42
8年前のNHKスペシャルってどんな内容だった?恐竜特集?
5149:02/07/17 01:18 ID:???
>50
花に追われた恐竜。
52名無虫さん:02/07/17 01:35 ID:???
NHKスペシャルの批判の中心が金子氏だったのか。

あのNHKスペシャル「生命」で、白亜紀の恐竜は被子植物と十分な共生関係を
築いていたとは言えないとあり、その証拠として
「今のアフリカの熱帯雨林には、ゾウが踏み割って食べる以外、他の動物による
種子散布が期待出来ない」大きく、皮も厚く種も大きな果実があるが(ドリアンのような)、
白亜紀後期からそんな巨大な植物の種子が見つかっていないことを上げていた。

その研究者を「見たことも無い人が出てきた」と一蹴して入たのも金子氏かな。
湯本という人だったが、「朝日百科 動物たちの地球」「朝日百科 植物の世界」
で、熱帯雨林の生態系の項目に文を書いている。

恐竜は胃石ですり潰すから、大きな種子でも粉々になってしまうのかな。
また湿潤熱帯では化石になりにくく、そんな地域の植物も恐竜も化石が
残っていないのかも知れないが
53名無虫さん:02/07/19 00:56 ID:pTQdiZLp
>>48
鳥の祖先は2足歩行の獣脚類恐竜だが、翼竜の祖先は4足歩行のトカゲ型爬虫類だったのかな…?
54名無虫さん:02/07/19 02:46 ID:V6zdFXka
>>53
翼竜の類縁関係(主竜類であることはいいが)については諸説あるね
翼竜の体制から見ると、二足歩行どころか、四足の直立歩行すら確立していない動物から進化した可能性も考えられる
55名無虫さん:02/07/19 15:13 ID:???
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1027016894/l50
【社会】ブラジルで発見の化石、巨大トサカの新種翼竜と判明[7/19]

1 :夜汽車φ ★ :02/07/19 03:28 ID:???
1983年にブラジル北部の約1億1000万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった
化石が、空を飛ぶ絶滅爬虫(はちゅう)類、翼竜の新種のものであることが同国国立
博物館などの研究でわかった。頭部にヨットの帆のような巨大なトサカがあり、研究
チームは体温冷却に使ったと見ている。19日発行の米科学誌サイエンスに掲載され
る。

化石は1・4メートルの頭骨と71センチの細長い下あご骨で、同国セアラ州の石灰質
の岩石から同博物館などが発掘。翼を広げた時の大きさは約4・2―4・5メートルと
推定された。トサカは頭骨の約75%を占めるほど大きく、表面に血管の痕跡があっ
た。研究チームは「飾りにも使われたろうが、放熱の役目を果たしていたのでは」と推
測している。

また、上下のあごの形や構造は、現在の海鳥、ハサミアジサシのくちばしに似ており、
下あごを水面につっこみ魚を捕らえていたらしい。学名は、海を走る人という意味の
「タラソドロメウス」と命名された。

発見された頭骨は、4年前に東京の国立科学博物館で開かれた「大恐竜展」(読売新
聞社主催)で、詳しい分類が未確定のまま展示されたことがある。

(7月19日03:14)

http://www.yomiuri.co.jp/04/20020719ic06.htm
56名無虫さん:02/07/19 19:05 ID:MHnaHGjW
コウモリってどういう進化の道をたどったの?中間型とかの化石は見つかっていたっけ?
57るね♪ ◆sDcEyFq. :02/07/19 20:19 ID:???
>>56
見つかっていない筈。
ちなみに翼竜も中間化石は無い。
どちらも急速に進化したとしか思えない。
58名無虫さん:02/07/20 00:01 ID:uINv5mmy
中間型ってムササビみたいなのだろうか?かなり無理がありそうだけど。
59名無虫さん:02/07/20 00:44 ID:ObD8Zd4F
>>56
未来のコウモリはここにある
http://www9.ocn.ne.jp/~afterman/index.html
60名無虫さん:02/07/20 01:46 ID:???
>>56 ヒヨケザル・・・無理あり過ぎ
6120:02/07/22 00:21 ID:lTUrwvui
この説、主観だがかなり説得力あると思ってる。

「コウモリは鳥と共存してるのに何故翼竜は巨大なもの以外共存できなかった?」

コウモリは夜活動する、つまり鳥と活動時間を変えることで共存している。それが可能なのはコウモリが恒温動物だから。

翼竜が恒温動物だったら、コウモリのように夜活動して鳥との競合を避けるものが現れても不思議はなかったと思うが、そうしたものはいなかったようだ。

翼竜が日光に頼って体温を上げて飛ぶ変温動物だったら、夜は活動したくても出来なかったのではないだろうか…?
6220:02/07/22 00:39 ID:4lnEUsBe
続き
「翼竜は何故後期になると巨大なものばかりになった?」

飛ぶ動物が巨大になるのはメリットよりデメリットの方が大きい。翼が長すぎると羽ばたきが困難になるし、飛び立つ場所も限られてくる。第一体重が重いと上昇すること自体困難になる筈。

なのに現実には、不利な条件の多い巨大翼竜ばかりが残った。これは何故なのか?

巨大なことのメリットと言えば「慣性恒温性。」これは真の恒温動物には大して意味がない。変温動物にこそ意味がある筈。

つまり、小型翼竜は体温上昇を日光に頼って飛ぶため、鳥との競合には不利であり結局敗れてしまった。しかし巨大翼竜は慣性恒温性で真の恒温性に近い体温を維持出来たため、白亜紀末までは鳥にも対抗出来た、と考えるのはどうでしょう?

さらに巨大翼竜が慣性恒温性だったとすると、餌が少なくても済む、って点も説明出来ると思うんだが…。翼長12mもあるケツアルコアトルスが真の恒温動物だったとすると、一体どれだけ餌が必要だったでしょう!?
63名無虫さん:02/07/22 00:40 ID:mCAiUi8n
>>58
無きにしも非ずだよね。まず滑空を覚えた奴がいたのでは?
64るね♪ ◆sDcEyFq. :02/07/22 00:45 ID:???
>>62
翼竜の体型だと、大型でも表面積が広くなってしまうので、慣性恒温は難しいと思う。
もっとも、翼竜が完全な恒温動物とも思えないのだが‥。
65名無虫さん:02/07/22 01:08 ID:Hh/EEbnY
翼竜恒温動物の立場からも考えてみよう。

仮に翼竜が完全な恒温動物だったとする。
小型翼竜の場合、現在知られている化石に見られるまばらな体毛では
鳥類の羽毛に比べて体温維持が難しかったのではないだろうか?
もしそうであれば、ただでさえ小型の恒温動物は体温維持のため
しょっちゅう餌を採る必要があるのが、小型翼竜では同じ大きさの鳥類よりも
さらに多くの餌を必要としたかもしれない。
また、翼竜は歩くのにあまり器用ではなかったと考えられるので、
地上や木にとまっている虫や小動物をとらえるのはあまりうまくなかったかもしれない。
そうすると、仮に飛翔能力において翼竜の方が初期の鳥類より優れていたとしても
エネルギー効率や捕食能力では鳥類の方が上だったのかもしれない。
その結果、鳥類の進化のごく初期とほぼ同じ頃に小型翼竜は滅亡の道をたどることになったのかもしれない。

大型翼竜に関して。
大型化は慣性恒温性をもたらす。これは恒温動物であっても大いに意味があるはず。
小型動物は大型動物よりも体温が高い。これは体温を維持するための基礎代謝量の違いを反映している。
言い換えれば、真の恒温動物であっても大型化によってエネルギーの無駄を押さえることができるということだ。
また、恒温動物であっても、大型動物の方が絶食に絶えられる。
これは慣性恒温性による体温維持の効果と、より多くの栄養を体に蓄えられることの効果の
両方が存在するためである。

大型翼竜が恒温動物であったとしたら、同じようにある程度は絶食に絶えられたのかもしれない。
また、大型翼竜の形態から、彼らは細かく羽ばたいて複雑に飛び回ることよりも
グライダーのように上昇気流をうまく利用して、ほとんど羽ばたかずに飛び続けることに
適応していたと考えられる。
さらに、彼らの翼は昼間の日光の元で飛んでいる場合には、太陽熱を効率よく吸収する効果もあっただろう。
もしかすると彼らはアマツバメやアホウドリのように飛びながら睡眠をとることさえできたかもしれない。
もしそうであれば、繁殖期以外はあまり陸に降りなくても生きられたかもしれない。
ずっと飛びながら、餌が手に入ればしこたま食べ、それ以外はエネルギー消費を最小に
押さえつつ空を漂っていたのかもしれない。

または、大きさ故に獲得した、絶食に絶える能力を最大限に活用して
普段は海上の孤島などでじっとしていたのかもしれない。
必要になれば飛び出して餌を探すという生活だったのかもしれない。
もしそうであれば、同じような生活をする飛翔性の海鳥が進化してくるまでは
彼らの地位はずっと安泰だったのかもしれない。
あるいは、白亜期末の大絶滅に巻き込まれなければ、第3期まで生き延びたのかもしれない。

慣性恒温性と何が違うとつっこまれそうだが、
とりあえず、最低限の体温を保つ程度の体温調節能はあったと考えてもいいのではないだろうか。
活動時と休息時で体温が大きく変わる不完全な恒温動物は、鳥類にも哺乳類にもいるので、
案外、大型翼竜の場合はそれに近いものだったのではないだろうか。
6665:02/07/22 01:16 ID:P3IYrM6q
翼竜の慣性恒温性について補足。
翼面積が大きくても、慣性恒温性を成り立たせることは可能だと考える。
現在、オサガメや水鳥、クジラ類、マグロなどに見られるような
血管の配置による熱交換システムが翼の入り口にあったと考えれば良いのではないだろうか。
または、昼間だけの飛翔であれば翼面からの熱収支はもしかすると
うまく釣り合っていたかもしれない。
夜間はうまい具合に翼を折り畳んだり、仲間同士でより集まることをしていたならば、
放熱を最小限に押さえることはできたかもしれない。
恒温性をもっとも必要とするのは胴体と脳であるから、翼部分は案外冷たくても
平気で、胴体をいかに暖めるかだけが問題となっていたかもしれない。
それなら、十分慣性恒温性を考えることは可能ではないだろうか。

なお、私は62さんとは別人です。
6765:02/07/22 01:35 ID:Z6uMd0WD
すまん、もひとつついでに。
体温維持を必要とする部分を胴体に限定するなら、
翼長12mのケツァルコァトルスでも案外要するエネルギーは少なくてすんだかもしれないよ。
小型〜中型の恐竜くらいだったかもしれない。
まあ、本当のところはどんなに発掘が進んだって、
どんなに理論が進んだって、検証不可能だからわかんないんだけどね。
68名無虫さん:02/07/22 07:45 ID:???
恐竜なんて幼稚な話で長文を打ち込む君たちに乾杯!
69名無虫さん:02/07/22 09:03 ID:???
翼竜なんだけどね(´・ω・`)ショボーン  
70名無虫さん:02/07/22 21:01 ID:???
>>69 まあ、恐竜と翼竜の区別も知らないなんて事はさておいて、
こういう生態学、生理学、系統学、地質学等の知見を総合して
古生物の進化や生態を考察する事の面白さなんて、馬鹿には
理解できないだろう。

総合科学とも言える古生物学が幼稚とほざいてるけど、"トラ最強!!"
とか"トラとライオンどっちが強い"とか、幼稚園児ならともかく、いい年
こいた大人が恥ずかしくないんだろーか??
71名無虫さん:02/07/24 22:32 ID:nXxkddEb
>>60
ところでヒヨケザルって、最近独立目から霊長目の亜目に格下げされたって本当でしょうか…?
72名無虫さん:02/07/25 02:11 ID:???
>>71
今は否定されたが、オオコウモリは他のコウモリと違う系統で、霊長類に近いのでは
と言われた事もあったらしい
73名無虫さん:02/07/25 08:02 ID:???
中国で始祖鳥より現行に近い鳥の化石発掘?
74名無虫さん:02/07/25 10:12 ID:???
>>73
いつの記事だ?
そのような話は何度も出てきては否定されているようだが
75名無虫さん:02/07/25 13:32 ID:cCstCQ1G
>74 今日の記事のことでないの?
Natureにのったらしいよ。

今度は始祖鳥そっくりの長いしっぽで、種子食(らしい)鳥化石が出たようですね。
白亜紀初期だとか・・・。名前は「ジェホローニス・プリマ」。
復元図がいかにも中国!!ってかんじでなかなか笑える。かっこいい!
ジュラ〜白亜紀には、しっぽの長いのと短いの、歯があるのとないの、
恐竜に毛が生えただけのものから羽になったもの、さらに飛べるようになったもの、
これらがいろいろ混在していたと考えるのが良さそうですね。
76名無虫さん:02/07/25 17:16 ID:YHjmMneX
それにしてもなんで始祖鳥以外の原始鳥類(小型羽毛竜脚類)の産出は中国ばかりに
集中してるんだ?他地域の地層の保存条件がよっぽど悪かったのか?
77名無虫さん:02/07/25 22:14 ID:x4l4cySj
大型翼竜慣性恒温説について、ソボクな質問です。
「大型」と言っても、翼竜の胴体はかなり小さいように思うのですが、
それでも慣性恒温は成り立つ?
78名無虫さん:02/07/26 02:04 ID:aQLihWHT
>>77
翼がでかくて体積に対する表面積は極めて大きい
つまり熱しやすくさめやすいということだな
変温動物であれば日光浴などで速やかに体温を上昇させられるが、恒温動物であれば、何らかの絶縁体(羽毛など)が必要だっただろう
79名無虫さん:02/07/26 04:12 ID:TIHGA1eV
中生代は気温が高かったというし、
翼を閉じれば表面積は相当縮小されるし、
翼の閉じ方によっては胴との間隙に空気がたまるし、
皮膜の質によってはそれ自体が絶縁体にもなりうるかと。
80名無虫さん:02/07/31 00:06 ID:wD85mEEy
>>54
「BCF理論」によると、翼竜もまた「ダイノバード」から分かれた支流なんだと。

だとすると恐竜、翼竜、鳥は全て単系統で、翼竜と鳥は考えられてるより近い間柄なのか…?
81名無虫さん:02/07/31 00:19 ID:???
中国にはアルケオラプターの前科がある・・・
82名無虫さん:02/09/09 06:33 ID:uTyG886x
age
83名無虫さん:02/10/09 17:30 ID:???
>>1
まだこの理由出てないね

翼竜は皮膜が破れると二度と飛べない
鳥は羽が抜けても生え揃えば飛べる
84名無虫さん:02/11/05 22:48 ID:nWW3aO6W
翼竜ワニみたいに少数でもいいから生き残れなかったのかな…?
85名無虫さん:02/11/08 22:38 ID:aQsfUuC5
ひっそりと現存してるぞ(w
ttp://www22.tok2.com/home/yuno/oe07.htm
8665:02/11/09 00:09 ID:899gPCd9
>>83
そのくらい再生すると思う。
再生不可能なくらい破れれば別だが、ちょっと欠けたり穴あいたくらいなら
あまり問題ないのでは?

鳥だって、飛べなくなるほど羽が抜けたら死活問題だ。
87ホモ・カエレスティス:02/11/09 02:07 ID:X6nR58lk

ジェットハナアルキは・・失礼しました止めます
88名無虫さん:02/11/09 02:21 ID:???
鳥も確か風切羽切るか抜かれるかしたら飛べなくならなかった?
89名無虫さん:02/11/11 23:38 ID:???
>88
飛べなくなります。
ウチの「無理矢理手乗りにしたインコ」はそのために風切羽切ってました(W
しばらくするとまた伸びてきますけどね。
90山崎渉
(^^)