1 :
1:
消防から厨房の頃の愛読書に
「秘密の動物誌」なる本があって、読んで多大なショックを受けました。
その本が先ほど倉庫から出てきたので・・・
内容は動物の写真集なんですが、その本に載ってる動物は、
・鶏のような足を持ち高速で走るヘビ
・角と羽を持ち空を飛ぶサル
・上半身はサル(マントヒヒっぽかったような?)下半身は馬のケンタウロス
・口から火を吐くワニのような動物
・馬のような足を持つ魚
・尻尾にヘビを持つネズミ
・人間のような手と足を一本ずつ持つ貝
などなど・・・
全部写真付きの説明があるんですが、観察日誌とか解剖日誌とかも詳細に載っていて
表紙もしっかりしていて本の値段も三千円します。
この本読んだことある方や、動物に詳しい方、この本に載ってる事はマジネタでしょうか?
それともガセでしょうか?
2 :
1:02/02/20 15:13 ID:lVeR/A4R
まず一匹目の鳥の足を持つヘビから説明します。
名称:ソレノグリファ・ポリポディーダ (門)脊索動物 (亜門)脊椎動物 (網)爬虫類
発見場所:インド南部タミル・ナデゥ州の落葉樹林でトリュフ狩りをしている時に襲われる
捕獲年月日:1941年4月30日
全般的特長:骨製の内骨格、肺呼吸、脊椎動物固有の神経系がみられる
生殖系を確認することは出来なかったが、あらゆる点からみて卵生有性生殖
捕獲された個体は全長133センチ
形態:爬虫類と飛べない鳥類との混合形態
(写真の説明)
掲載されている写真は5枚で、
・攻撃直前の体制→12本の足で立っていて腹面は地面につかず浮いています
・レントゲン写真→足にはちゃんと骨があります
・顔面のアップ→全体的に暗くよく分かりません
・捕獲直後→手でヘビを握り締めて持ち上げている写真です、ヘビの足の指はニワトリに極めて似ています
・研究室で→足のアップです
習性:極度に攻撃的で有毒。摂餌の為のみならず、ただ殺戮を楽しむためにも、狩猟を行う。
極めて俊敏で、12本の足の強い筋肉に加えて、地面から浮かせた体を奇妙な具合にうねらせて弾みをつけることにより、
規則正しく迅速に走る。獲物を前にすると完全に静止し、大変鋭い口笛状の擦過音を発して相手を麻痺させる。
この状態は捕食者が獲物の消化に必要な消化液を分泌するのに要する時間、
獲物にしたがって2分から3時間の間継続する。この段階が過ぎると獲物に飛び掛り首筋に噛み付き相手を即死させる。
ついでに獲物を(遊び殺しではなく)餌として食べようと思う時は、死んだ獲物の身体上に消化液の一部を吐き出し、
酸性度の高いその液体の効果が現れるのを待つ間特徴的「グロブ・ト」という鳴き声を3拍、休止、1泊のリズムで声高に
発しながら、獲物の周りをぐるぐる回る。既知の爬虫類とは違い、この動物は食後に休息することはない。
逆に、常に異常な勢いで走り回り、この運動は排泄活動以外によっては中断されることはない。
3 :
1:02/02/20 15:17 ID:lVeR/A4R
見にくくなってしまいました、スマソ
4 :
名無虫さん:02/02/20 15:21 ID:YiG/5wc7
この本の動物は残念ながらすべて作り物です。
でも、ひょっとしたらいるかもしれない。
そんなドキドキした気分を味わえる本です。
5 :
1:02/02/20 15:28 ID:lVeR/A4R
>4
う、マジですか・・・?
どっかにウソでしたって書いてましたっけ??
6 :
名無虫さん:02/02/20 15:30 ID:YiG/5wc7
あとがきをよく読むとわかります。
でも、うそじゃないかも。ひょっとしたらいるかもしれない。
そう・・・僕たちの心の中に・・・
7 :
名無虫さん:02/02/20 15:33 ID:???
プップー
`⌒`).ソ = r――――∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
⌒)⌒`) = =〜□□ □□(,,゚Д゚) <今だ!7ゲットォォォォォォォ!!!
;;⌒`)⌒`)⌒`) (O)――(O)U-U) \_________
8 :
名無虫さん:02/02/20 16:38 ID:+oFLVJ0+
とりあえず…
その本のすべての動物を説明するのが…
>>1の義務であろう…
9 :
1:02/02/20 22:29 ID:ghKAArzy
>8
全部説明した方がいいですか?写真がないのが残念なんですが・・・
1日1種ずつ説明していこうよ。
11 :
1:02/02/20 23:09 ID:ghKAArzy
2匹目の人間のような腕と足を一本ずつ持つ貝の説明をします。
名称:ミコストリウム・ウルガリス (門)脊索動物 (亜門)脊椎動物 (網)哺乳類
発見場所:セワ川河口(アフリカのイギリス保護領シエラ・レオーネ)付近の湿地帯。
情報提供者によって発見される
10個体からなるコロニーを27日間観察できた。
捕獲後、3日と5時間生存した。
捕獲年月日:1938年1月11日
全般的特徴:骨性の内骨格を有し、体表は二枚貝のような貝殻で保護されている。
呼吸は混合型(肺呼吸+鰓呼吸)
心臓は1心耳、2心室
脊椎動物固有の神経系が見られる
卵生有性生殖
雌は1年に1個だけ産卵する
観察された個体群では、体長は最大70センチに達する
形態:内部構造は脊椎動物と二枚貝の奇妙な混合形態。
(写真の説明)
掲載されてる写真は全部で3枚
・捕獲した博士と遊ぶミコストリウム→貝の腕は人間の中指くらいの大きさ、指もある
・川辺で狩猟をするミコストリウム→腕で棒を持ち泳いでる魚をぶん殴ってます。
・ミコストリウムの生息環境→ジャングルの写真です、ミコストリウムは写ってません。
習性:群棲性をもち、様々な個体数(6から30)からなるコロニーをなして生活する
極めて人なつこく、人間との接触を回避せず愛想良くじゃれつきさえする
ただし人間の声を嫌うので、接近する時は完全な沈黙を保たなければならない
湿地的環境における擬態能力に優れる
主食は魚で、魚を狩猟するための「武器」(川辺に落ちている固い木の枝)を使用する
婚姻に際しての言い寄り方が奇妙である
・雄は3日間にわたって「クリイイア・クルック」という歌を歌い雌を追いかける
・それに対し雌は、その一本足でぐるぐる回転しつつ垂直に飛び跳ねる
・4日目、雌(雄の三分の一の大きさしかない)は雄の貝殻の中に完全に潜り込む
・そこで約3秒間の交尾が行われる
・交尾が接続する際、雄は白っぽい青色をした極めて強烈な光を放射する
・そのために、猛禽類の容易な攻撃目標となる
老齢の個体はより若い個体の腕で打撃をくわえられて死ぬのが普通である
その様子はほとんど呪術的・宗教的な儀礼そのものだ
12 :
1:02/02/20 23:13 ID:ghKAArzy
ミコストリウムの写真の説明の追加ですが、
一本手、一本足で立ってます。両方とも五指があり、足にはすね毛も生えてます。
鼻行類スレも見ようね。
こういうの好きなネタなんだけどさ。野生動物板だしねぇ。
14 :
蛇:02/02/20 23:54 ID:OE2MaAEF
それ、読んだ事あるような気がします
一番最後のページにフィクションって書いてません?(笑
面白いんですけどねぇ〜
15 :
ひろゆき:02/02/21 00:08 ID:1R0IRMrl
/ ;:;;:::'''' l /;:;;:::''' \ i
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16 :
名無虫さん:02/02/21 00:21 ID:LQuSVQzO
良いじゃん、モット続けてよ。
俺はこの手の話大好きだよ。
17 :
1:02/02/21 00:58 ID:nddB5YKy
う、ホントだ・・・あとがきに写真術とかどうとか書いてる・・・
でも消防厨房のころは前書き後書きなんか読まなかったよ・・・
消防のころは学校にこの本持って行ってみんなでスゲーね!とか言ってたよな〜
でもフィクションにしちゃぁかなり凝ってるフィクションだと思います。
明日は3匹目の動物の説明書きますね。
「亀の甲羅を持つ鳥」です。
18 :
名無虫さん:02/02/21 01:24 ID:/IOLxgcf
そういえばモンタージュってはやった時代があるんだよな。
写真は当然モノクロでしょ?>1
>>1 またずいぶん懐かしい本を持ち出すね。
出版元は確か、思索社か草思社だった。
高校生のころ、
この本を書店で初めて読んだときは、
その内容に本当に驚いた。
実在を信じたのではなく、
このような本が堂々と本棚に並んでいることに、
ある種の感動を覚えた。
俺がダチに見せてやると、
生物に関心のない奴らも大うけだった。
頑張れ! 1よ。
本日も宜しくお願いします。
21 :
1:02/02/21 10:20 ID:8Nbff7ao
>18
ほとんどが白黒ですが、モノによってはカラーも有ります。
しかし、今のように鮮明なものではなく、かすれた感じ?のカラーです。
>19
いえ、出版社は筑摩書房です。
ジョアン・フォンクベルグ、ペレ・フォルミゲーラ 著
荒俣 宏 監修
菅啓 次郎 訳
でした、今思えば監修 荒俣宏ってところに空想っぽさを感じるな〜・・・
本自体はハードカバーでページ数229、ヒモのしおりが付いていてかなり本格的でしっかりしたつくりです。
22 :
1:02/02/21 11:01 ID:8Nbff7ao
では3匹目の「亀の甲羅を持つ鳥」を説明します。
名称:トロスケロニア・アティス
発見地:ガラパゴス諸島(エクアドル)ヘノベーサ島に生息。
生息数は豊富が目にすることは難しい。
観察は一定の距離をおいて行うことを余儀なくされ、20日間に及んだ
撮影された個体は麻酔弾を使用して捕獲、
後、7日間にわたって一切の餌を拒んだすえ、死亡した。
捕獲年月日:1942年7月5日
全般的特長:柔軟で極めて折れにくい軟骨性の内骨格を有する。
肺呼吸
星型に分布する神経系
卵生有性生殖
年間産卵数は3個
平均体高は50センチ、翼幅は70センチ
形態:血液分析を行うと、疑いの余地なく血液分類表218番に極めて近い変異種であった
(写真の説明)
掲載されている写真は3枚で
・捕獲の決定的瞬間→人間に足を握られ、くちばしが長く首から上は黒色です。
・レントゲン写真→ちゃんと亀の甲羅の中に収まってます
・標本にされた固体→羽の下に第二の羽があります。羽ばたく瞬間のポーズ
習性:ヘノベーサ島民の方言では「ヘンゴゴ」(姿を消すもの)として知られている
↑の呼び名はその興味の尽きない移住行動に由来する。
・毎年九月になると、その月の最も暗い夜を選んでトレスケロニアのコロニーが一斉に飛び立つ。
・その後、海に向かい、フンボルト海流を遡行しはじめる
・その飛跡は眩暈がするほどの急上昇をみせる
・翌年の5月3日に突然ヘノベーサ島に戻ってくる
巣は極めて困難な場所に営まれ、日中はずっと巣に隠れてる
3個の卵を産卵し終えると、一番大きなものを選び抱卵し、残りは食べる
鳴き声は甲高い歌のようで、産卵直前の3晩にわたってのみ聞かれる
日中ならびにその他の夜の間、トレスケロニアは完全な沈黙を守っている
その歌は「シューイッ・・・シューイッ」と聞こえる
渡りの後、同島へはただ若い個体だけが帰ってくる、島への滞在期間中、この動物の死亡例は確認されてない
・この動物が死を前にして、特別・特徴的な態度を見せるかどうかは分かっていない
「鼻行類」よかったですね。最近では「シーマン」ってのもありましたが。
偽史・偽書モノは大好きです。石黒達昌の「新化」、まだ読めていませんが・・・。
フォンクベルグでは「スプートニク」も好きですが、この板向きではないですね。
不思議さでいうとクラフト・エヴィング商會も。
スレ違いなのでsageます。
いわゆるfiji mermaid, sea monk(人魚の干物)を思いだしますね
中国某所で大量に生産して、世界中の見世物小屋と博物館に広まり
ました。
26 :
名無虫さん:02/02/21 22:56 ID:97tewfGn
探せばいそうなものを作る、これは意外と難しいんじゃないか。
突飛過ぎればうそ臭い。
シンプルすぎては味気ない。
この本の生き物たちはそのちょうど中間にいると思うが、どうか。
27 :
名無虫さん:02/02/21 22:59 ID:WA6F8VUs
良スレage。
せっかく野生板なんだから、説明にみんなでツッコミ入れてあげようよ。
>>22の
> 日中ならびにその他の夜の間、トレスケロニアは完全な沈黙を守っている
> その歌は「シューイッ・・・シューイッ」と聞こえる
・・・どこが歌やねんッ!
28 :
名無虫さん:02/02/21 23:12 ID:inumyDyY
プッシーヘイッ!
29 :
1:02/02/21 23:13 ID:BFhPpibp
>23
おぉ〜、写真ありがとうございます!
2番目のリンクが最初に説明した「鳥のような足を持つヘビ」ですね。
3番目のリンクに翼と角をもつサル・海亀の顔を持つキツネがうつってますね!
明日は「ウサギの足を持つカモ」を説明します。
31 :
1:02/02/22 11:08 ID:znTzV0xe
>30
おぉ!サイコーだよ!!さんくす!!
これで、説明文の動物がどんなものか分かっていただけたら幸いです。
何気に楽しみ。
明日もがんばってください。
33 :
1:02/02/22 12:18 ID:znTzV0xe
4匹目、「ウサギの足を持つカモ」の説明をします。
名称:アナレプス・コミスケオス (門)脊索動物 (亜門)脊索動物 (網)哺乳類
発見地:カリフォルニア州(アメリカ合衆国)モノ湖畔にて発見。
観察・撮影された個体はオオハクチョウのコロニーと平和に共存していた。
ハクチョウの群れは、これといった問題なくアナレプスを受け入れているようだった。
観察はアナレプスの温和で慣れやすい性格のせいで容易であり、1週間に及んだ。
観察年月日:1937年6月23日〜30日
全般的特長;骨性の内骨格
肺呼吸
神経系は平行曲線型の抹消神経をもつ
卵生有性生殖
観察された個体は若い雄で、体高40センチ、翼幅120センチ
形態:樹上生活を行うカモの一種
ウサギ科の動物を思わせる形に進化した足をもっている
これは1000年前に遡ることのできる、なんらかの非自然交雑種の子孫の可能性がある
地衣類、キノコ類、松ぼっくりを食べる
(写真の説明)
掲載されている写真は4枚、
・発見時、調査隊を前にしても脅えない→人間が指を指してますが、カモは樹上で余裕をかましてます
・モノ湖畔にて→湖で泳いでいる白鳥をバックに陸地で撮影されています
・樹上の巣の生活→木の幹の凹んでる部分に巣を作っています、そこから顔を出してます
この動物のイメージとしては、ヤンキー座りをしているカモという感じです
習性:生存されていると推測される個体数は極めて少ない為、目にするのは困難
樹上の幹の高さ2メートル以上のところにある穴に住む
普通、敵が巣に近づくのを困難にするために、すべすべした幹を好む
森林地帯を広範囲にわたって移動するが、湖水からあまり遠く離れることはない
両足を使った跳躍により木の枝から枝へとすばやく移動する
食物を求めて森林内を移動する際に翼はほとんど使用しない
しかし、翼も脚と同様に極めて強力で、長距離飛行に適している
鳴き声は、ありふれたカモの声にかすかな音色の変化と、
幾分より強いシンコベーションのあるリズムをもたもので、
アナレプスの存在を目立たせない役にたっている。
この個体はオスマリアンという人物の協力で観察することが出来た。
彼はこの種にについて精通している人物で、彼と仲間はこの種を道具として使用する
一羽が死亡すると、オスマリアン一党はそれを埋葬するのだが、
その個体の住んでいた木のそばで、荘厳かつ感動的な儀式として行われる
34 :
名無虫さん:02/02/22 12:50 ID:7Gc8BmJI
そういや・・・ウチの大学の図書館にあったなぁ・・・そんな本
光る象とかツバサのある象とか
手が生えてる貝と握手してる写真も載ってたのぉ
ってコンナ本があるウチの大学っていったい・・・
35 :
親切な人:02/02/22 12:56 ID:???
36 :
名無虫さん:02/02/22 13:46 ID:gXquJymn
これって、なんとか博士が造った人造生物ってやつ?もしかして、、。
信じてたんだけどなぁ〜、微妙に。
ショックだ。
37 :
名無虫さん:02/02/22 15:21 ID:mk21BpVa
僕も読んだことあります!
塾の生物の先生に借りて読みました。
最近我が高校の図書館にもあるコトが判明。
クラスの女子が借りて読んでました。
やっぱりフィクションだったんですね。
ちょっとがっかり……。
38 :
1:02/02/22 21:38 ID:yJJknGyw
今日図書館に行ってきたんですよ、秘密の動物誌みたいな本無いかな〜と思って(笑
でも、めんどくさくなったから私の好きな本ばっかり読んでたんですね。
・世界の格言集・深海生物写真集・古代エジプトの神秘・映画評論・水木しげるの妖怪本・・・
そしてビックリしたのが水木しげるの「世界幻獣図鑑」って本になんと、
秘密の動物誌に載っている生物が幾つか水木氏のイラストで載ってたんですよ!!
で、鼻孔類ってやつでしたっけ?ハナススリとかいう鼻水で餌とる動物とか、ハナが下足の動物とかも載ってました。
この本での解説は秘密の動物誌に載っている説明とほとんど同じですが、
水木氏のなんとも味のあるイラストで描かれている動物にちょっと感動を覚えました・・・
この本には他にも妖怪や精霊なども載っています。
ちょっと嬉しかったので報告しました・・・
明日は「尻尾がヘビのネズミ」について説明します。
39 :
名無虫さん:02/02/22 21:57 ID:pQZnuZd+
これ、野生生物板で語るよりオカルトだな。
40 :
:02/02/23 01:10 ID:LmEuvEjH
確か背びれの生えたステゴサウルスみたいなワニがいたなあ。
火を吐くんだって。で、それが草とかに燃え移ると消火しようとするんだってさ。
他にも原住民に崇められてる角と羽の生えた猿とか、北海道の海にバシロサウルスがいるとか。
何でかしらんが工業高等専門学校の図書館にあった。
41 :
:02/02/23 01:11 ID:LmEuvEjH
足の生えた魚に大爆笑した覚えが。
42 :
名無虫さん:02/02/23 01:27 ID:CB64UgHT
>33
哺乳類と分類しておきながら「カモの一種」ってのが、おおらかで気に入った。
文句なしに楽しいです。
あとね、名称の綴りが載ってたら、それも書いてくれると嬉しいな。
43 :
1:02/02/23 10:06 ID:I5ICUI+z
・鳥の足を持つヘビ・・・Solenoglypha Polipodida(ソレノグリファ・ポリポディーダ)
(学術名)ダソクサリヘビ
・人間のような腕と足を持つ貝・・・Micostrium Vulgaris(ミコストリウム・ウルガリス)
(学術名)カイガラカリウド
・亀の甲羅を持つ鳥・・・Threschelonia Atis(トレスケロニア・アティス)
(学術名)コウラワタリガモ
・ウサギの足を持つカモ・・・Analepus Commisceos(アナレプス・コミスケオス)
(学術名)ウサギアシキノボリガモ
今度からは学術名・綴りとも説明文に付加します。
>40
火をはくワニは私もビックリしましたね〜、火っていうか花火の火花って感じでしたね(笑
>41
私は見たときパプワ君に出てくるなんとか君を連想しました、
それも、後ほど説明しますね。
44 :
1:02/02/23 20:58 ID:uj35HdR6
尻尾がヘビのネズミの説明をします。
名称:Myodorifera Colubercauda(ミオドリフェラ・コンコンベルカウダ)
(門)脊索動物 (亜門)脊椎動物 (網)哺乳爬虫類
この標本は、1942年12月6日、ある未知の人物から私のもとにもたらされたものだ。
この匿名の情報提供者は、この動物をアイスボックスに収めて送ってきた。
小包には手紙が添えられており、私の研究を知り協力したいと思うが、理由が明かせない諸事情の為に匿名のまま失礼する、
と書かれてあった。そこで述べられているところでは、
この動物の発見場所は:サウス・ダコタ(アメリカ合衆国)のモロード河
捕獲されたのは:同年11月25日、また野生生息状態における写真のネガも同時に送られてきた
しかし、残念なことに、この動物の習性ならびに動物種に関する観察記録は、何の説明も無かった。
これを受け取った2週間後、私はこの種の生きた個体を実際に目にしようと思って、この地に赴いたが、
結局2ヶ月の長きにおよんだにもかかわらず、この探索は空しく終った。
全般的特長:骨製の内骨格を有する
肺呼吸
脊椎動物固有の神経系
爬虫類である尾の部分は、
・消化器官が共有されている
・それ以外はネズミ部分から全く独立した機能をもっている
生殖系は、胎生有性生殖
捕獲された個体は雄の成体
体高35センチ、体長40センチ
形態:齧歯類と爬虫類の混合だが、爬虫類部分は通常空中生活を続け、休息の際のみ着地する。
ソレノグリファ・ポリポディーダ(足付きヘビ)と同じくモボルク原産と思われる。
(写真の説明)
掲載されている写真は4枚で、
・直立している→爬虫類部分が後方を守っている
・全力疾走中→前かがみになって全力疾走してます。
・前方から見たところ→ネズミはドブネズミのような体毛を持っています。顔はカワイイ
・研究室にて→尻に注射を打たれています、ネズミの足には水かきがあります。
45 :
ラテン語の時間です:02/02/24 01:55 ID:WCiLSHhF
>>1 綴りありがとう! 命名の由来とか新和名とか考えてみました。
ただし、私ギリシア語は全然あれなんで、ラテン語限定。
#1) Solenoglypha Polipodida(鳥の足を持つヘビ)
種小名polipodidaは……poli[たくさん]+pod[足]、まではわかるんだけど。属名はギリシア語由来かな(わからないのは全てギリシア語のせいにします)
「ダソクサリヘビ」は「蛇足」+「クサリヘビ」かな、と思ったので、新和名は「ダソクダラケクサリヘビ」ってことで。
#2) Micostrium Vulgaris(人間のような腕と足を持つ貝)
属名がまたわかりま。micoは「激しく何かする」らしいけど、ギリシア語だったらいやあん。
vulgarisは「普通の」という意味なので、「フツウカイガラカリウド」がいいかな。
46 :
ラテン語の時間です: 続き:02/02/24 01:56 ID:WCiLSHhF
#3) Threschelonia Atis(亀の甲羅を持つ鳥)
cheroniaは「亀」だけど、thresがまたわからん。でかい字引を買わねばならぬかよ。種小名もIt is greek foe meです。スマソ、これはパスさせてね(はあと
#4) Analepus Commisceos(ウサギの足を持つカモ)
lepusはウサギ。anaは「なんかよーわからんけど多分」という意味のanを接頭辞にしたものかな。commisceosは「混ぜたもの」。ああ、やっと直訳できる!
新和名は「マゼコゼオソラクウサギ」だ。
#5) Myodorifera Colubercauda(尻尾がヘビのネズミ)
myoは筋肉関係の接頭辞。doriferaだが……「ドーリスの野獣」??? 具理異区でしょう、きっと(逃
coluberは「ヘビの小さいの」、caudaは「尻尾」、合わせて「ヘビみたいな尻尾の」です。
属の「学術名」がわかんないので適当にやると「へビオキンニクネズミ」。美しくないなあ。
47 :
Funkeymonkey ◆NFfunkyM :02/02/24 02:28 ID:c4DUBoRK
48 :
名無虫さん:02/02/24 20:19 ID:LhH0evkg
種小名は全て小文字、これ基本
49 :
名無虫さん:02/02/24 23:31 ID:WCiLSHhF
>>48 1) 別属から移動された種で、以前の属名に由来する種小名
2) 固有名詞に由来する種小名
は種小名の頭に大文字を使うことが望ましい、とされた時期もあったみたいだよ。
現在は全部小文字が基本というのは本当だけど、あれっていつごろからスタンダードになったんだろう?
50 :
名無虫さん:02/02/26 00:34 ID:caRIFfCb
>>1 どうしたのさ、体調でも崩した?
>>all
このスレが見当たらなかったら「スレッド一覧はこちら」で探すんだYO!
この板の人って淡泊な感じ。スレ下がったら放置するし。
51 :
名無虫さん:02/02/26 00:35 ID:g+a1RhP1
52 :
1:02/02/27 01:15 ID:l5zPkK6C
>45,46
なかなかイイとこ突く名前ですね〜。ちゃんと語源を調べてるところが仕事してるって感じがしていいです。
>all
すみません・・・ちょっとインフルエンザで寝込んでました(汗
明日には、ちゃんと説明の続きを書き込みますね。
明日は「吸血鬼のように鋭いキバを持つウサギ」を紹介します、お楽しみに。
54 :
1:02/02/27 19:02 ID:5S6Gm0Pg
すみません、久々の説明文になりますが・・・
今回は「吸血鬼のようなキバをもつウサギ」を説明します。
名称:perosomus pseudoscelus(ペロスムス・プセウドスケルス)
学術名:ニセワルモノモリウサギ (門)脊索動物 (亜門)脊椎動物 (網)哺乳類
生息地:ボヘミア(チェコスロバキア)はチェスカ・ベラの松林にて発見
42日間に6ヘクタールに及ぶフィールド内で5家族を発見することが出来た
撮影された個体は雌の成体、捕獲と同時に心臓発作で即死した。
捕獲年月日:1940年5月3日
全般的特長:半骨性の内骨格
肺呼吸
脊椎動物固有の神経系
臭覚の完全な退化が見られる
卵生有性生殖
捕獲された個体は体長15センチ地面から耳の先までの高さが10センチ
形態:オリクトラグス・クニクルスとほとんど同一だが、単孔類特有の幾つかの変異点がある
基本的な餌は昆虫を捕食するのに適応した消化器官をもっている
習性:移動範囲の狭い動物、松樹の根元に作る巣の周辺の小さな区域のみを移動する
危険を察知すると直ちに巣に逃げ込む
基本的には大型昆虫を捕食する、特にカマキリを好む
狩猟の仕方はとりわけ興味深い
・獲物を見つけると直ちに頭を低く下げる。
・片耳を昆虫の前に、もう片耳を昆虫の後ろの地面につけて、その逃げ道をふさぐ
・ついで強力な歯で昆虫に噛み付き、その甲をバリバリと噛み砕く
・噛み砕いては、舌にある幾つかの吸盤で体液を吸い取り、殻は前足を器用に使い捨てる
この動物は一雌一雄の単婚性である
毎日約30回交尾を繰り返す
交尾に際して雄は奇妙な哀愁を漂わせたメロディーのある歌を歌う
老衰で死んだ同種の死体に対して、昆虫と同じように体液を吸い取るとう共食いを行う
・この場合は吸い取った後、自分の後ろ足で穴を掘る
・そしていったん嚥下した体液をまとめて穴に吐き出
・そして今後この「埋葬」の場所では、それ以後決して狩猟を行わない
(写真の説明)
掲載されている写真は合計3枚で
・発見されて攻撃に転じたところ→キバを剥いてスゴイ形相です(顔のアップ)
・捕獲された個体→後ろ足を持たれてます(釣ったの魚の尾ひれを持ってハイポーズ!みたいな)
・解剖された個体→おそらく剥製でしょう。上あご下あごから二本ずつ長い牙がむき出してます
55 :
名無虫さん:02/03/17 12:18 ID:sIEE3KAf
age
56 :
ティエン:02/04/02 22:41 ID:AajxdrBq
面白いんであげときます。
古本屋とかで置いてないのかな‥‥
57 :
:02/04/15 17:54 ID:brN/0Oll
うちにCD-ROMあるよ