琵琶湖のメダカ 内陸地にいた

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1名無虫さん

◆ 平成13年11月14日 産経新聞 夕刊 関西版社会面より

琵琶湖のメダカ 内陸地にいた  水田伝い”新天地”
「絶滅危惧種」復活へ期待  湖沼会議で発表

ブルーギルなど外来魚の繁殖で生息数が激減したとみられているタモロコやメダカ
など琵琶湖南湖の在来種が、水田用の水路などを伝って滋賀県南部の内陸の集水域
に生息地を拡大していることが、滋賀県立琵琶湖博物館が主宰する民間研究グループ
の調査で十四日までにわかった。

これまで琵琶湖集水域の魚類分布のデータはなく、絶滅に近い在来種が内陸に
”新天地”を見いだしていた事実に、グループは「外来魚の駆除に成功すれば
絶滅危惧(ぐ)種の琵琶湖での復活の可能性も見えてきた」と話している。

調査したのは同博物館の学芸員や魚類愛好家ら約百三十人で組織する「魚の会」。
大津市で開催中の「第9回世界湖沼会議」で発表された。
平成十年三月から昨年末までの間、大津や草津、守山など県南部の十市町村の琵琶
湖集水域の約九百地点で調査。魚類五十五種のデータが集まった。
調査ではブルーギルが内陸部の小河川や水路にまで生息地を拡大。二百二十六地点
で観測されたのに対し、琵琶湖沿岸を追われたタモロコやメダカなどはこれらの地域
からも駆逐され、壊滅に近い状態にあるとみられていた。
ところが同会でさらに内陸部に遡(そ)上した扇状地を調べたところタモロコは百七
十六地点で、メダカでは七十三地点で生息を広範囲に確認。扇状地まで遡上できない
ブルーギルから逃れるため生息地を湖南平野部一帯に広げている事実が確認できた。
 一方で近年、県南部の内陸も都市化が急激に進んでおり、メンバーで同博物館の中
島経夫学芸員は「(水田や水路など)最後の逃げ場所をつぶす前に外来魚を駆除する
方法ができればメダカなどを絶滅の危機から救え、かつての琵琶湖に戻せるかもしれない」
と話している。
2名無虫さん:01/11/14 22:28 ID:???
疎水の水が流れ込んでる平安神宮の池には
20年前の琵琶湖の生態系が残っている。
3名無虫さん:01/11/15 01:19 ID:???
>最後の逃げ場所をつぶす前に外来魚を駆除する
>方法ができればメダカなどを絶滅の危機から救え、かつての琵琶湖に戻せるかもしれない

まずはその場所を残すのが先だろう。
それ以前に、本湖沿岸部の護岸工事がタモロコやメダカを追いやったんじゃないかね?
カネヒラは今でも本湖で見られるからね。(移動距離が多い魚で、おそらく産卵地から
長距離移動してくると思われる。メダカやモロコは産卵地付近からあまり移動しない)
イタセンパラという例もある。元々琵琶湖に居た魚なのに、
すでに戦前の段階で琵琶湖から絶滅している。
内湖を潰され、干拓されたからだ。

つまり、タモロコやメダカも沿岸部が潰された結果、その場所を
追われた。
外来種が消えたら琵琶湖にメダカが戻る?戻らんよ、それだけじゃね。
バスやギルが消えたとしても、琵琶湖にイタセンパラやアユモドキが
戻ってこないのと同様にね。
4名無虫さん:01/11/15 01:20 ID:xGpx6eeG
>逃げ場所をつぶす前に外来魚を駆除する
>方法ができれば

可能なのかどうか…それが一番気になる。
5名無虫さん:01/11/15 03:29 ID:???
>2

そこにはタイリクバラタナゴが居るらしいよ。だから純粋のニホンバラタナゴはいない。

>琵琶湖沿岸を追われたタモロコやメダカ

バスが来る以前に、すでに琵琶湖から追われたイタセンパラやアユモドキの例を
見ると・・・まずは琵琶湖の護岸をなんとかしないと。
6めだかの学校:01/11/17 03:29 ID:PIcL8Fkh
NPO法人の「めだかの学校」と「メダカのがっこう」の
違いを教えて下さい。
7名無虫さん:01/11/20 01:35 ID:tlJ0oWvB
琵琶湖のバスって、少なくとも集計を見る限りでは減ってるんでしょ?
理由は分からないけど。
だったら、0にすることはできないけど、在来魚が戻って来ても不安じゃないぐらいには数を減らせるんじゃない?
それと同時並行的に護岸工事などを中止、かつての水辺に復旧できないもんかな?
8名無虫さん:01/11/20 05:06 ID:???
>7

難しい問題だよね、確かにバスの数は落ち着いてきたんだけど、
ブルーギルは今でも増え続けている。

>かつての水辺に復旧できないもんかな?

完全には元に戻らないだろうけど、内湖の一つを復活させようとする
動きがあるみたい。
9名無虫さん
淡水魚は栄養豊富な「陸地」の水溜りに強引に入り込んで、干からびるか
太って戻れるかの博打的な行動を取る事がある。田んぼに小さな魚が上手く入り込むのも
そのため