世界史なんでも質問コーナー

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101世界@名無史さん
中世ヨーロッパの貴族階級の男の子って、7歳(本によっては14歳って書かれてる)になるとと小姓として他の貴族の家で暮らすじゃないですか。
長男でもそうなんですか?父親が死ぬと実家に戻るとか?
あと、女の子もやっぱり他の家で暮らすんですか?
こういうコトって、マジになって調べてみると、詳しい資料が見つからなくて……
102世界@名無史さん:01/09/20 01:41
>>98
「ビン〜」というのはイスラム史頻出の「イブン〜」と同じで、
「〜の息子」という意味。
イスラム世界の人名は元来姓が無く、
名前だけだとウサマとかアブドゥラとか似たような名前ばかりだから、
「ビン〜」の形で父の名前を後ろに付けて区別する
(イラクのサダム・フセインは「フセインの息子サダム」って意味でビンが省略された名前)。
ところが、王族や富裕な家なんかの場合はその家の始祖の名前に
「ビン〜」「イブン〜」を付けてほとんど姓のようにして使います。
ウサマ・ビン・ラディンはラディン家(始祖がラディンという名の人)出身ってこと。

ラディン(ラーディン)は"Ladin"、イスラエルのラビンは"Rabin"だから
カタカナで語感が似るのはただの偶然でしょう。
アラビア語(たぶんヘブライ語も)は母音の数が少なく子音が多いから
カタカナにすると紛らわしいことが多いです。
アミール「首長」とアーミル「徴税官」が全然別の語源の単語だったり…。
103世界@名無史さん:01/09/20 01:44
>>100
>女真族(ジュルチン)は、なんで“女”が付くのでしょうか?
ただの"ジュルチン"の当て字でしょう。
「なんでモンゴルは無知蒙昧の"蒙"に"古"が付くのでしょうか?」
なんて気にしないでしょ?(笑)
「女」という漢字にマイナスイメージがあるなら、
漢人が漢字を当てるときに貶める意図があったのかもしれないけど。

>辨髪の文化もこの民族が発祥な気がするんですが
たしか北アジア騎馬民族の風習で女真特有ではなかったと思いましたが。

>現在も愛新覚羅家が存続している訳ですし、民族自体は存続してる
清朝の初めに(たしかいくらかの漢人やモンゴル人も取り込んで)満州族に改名しました。
現代中国にも「満族」の名前で少数民族(1千万人ほど)として残っています。
人名はまったく中国化してるし、満州語を母語にする人はほとんどいませんが。
たしか、満族の民族認定基準は先祖が清朝の八旗に所属していたか、だけで決まるはず。
104世界@名無史さん:01/09/20 02:07
リュッツェンの戦いでグスタフ・アドルフは戦死したけど、
ヴァレンシュタインの軍を壊走したと聞いたのですが。軍事的な勝敗は
どう判断したらいいのですか
105世界@名無史さん:01/09/20 09:41
ラス・カサス著の「インディアスの破壊についての簡潔な報告」という本ですが、どれほど信用できるものなのでしょうか。
スペイン人の新大陸での原住民への残虐な行為が綴られている本です。
誇張と歪曲の塊だって言ってる人がいたんですが、どうなんでしょう?
カソリックの神父が書いたものなので嘘は無いとは思うのですが、内容があまりにすさまじいのでにわかには信じがたい気分です。
106梵阿弥:01/09/20 10:30
>>103
ぬるはちの息子の皇太極のときに女真→女直となっていたのを満洲としたみたいですよ。
文殊菩薩に因んだ名で「洲」の字を使いました。あくまで民族名で地域名ではありませんでした。
漢人は周辺民族を表すのに蒙、卑、柔などの字を用い見下したのです。
「真」はかなり良い字ですが。
107 :01/09/20 12:31
世界史を詳しく描いている解りやすい本ありますか??
何かお勧めの本があったら教えて下さい!!
108アマノウヅメ:01/09/20 12:59
>>105
一応、新大陸進出の1等史料ということになってますが。
内容は当時ヨーロッパでやってた事の延長線上で考えるとごく自然に思えます。
109かきつばた:01/09/20 13:40
>たしか、満族の民族認定基準は先祖が清朝の八旗に所属していたか、だけで決まるはず。

満州八旗だけでなく、蒙古八旗、漢人八旗の人も「満族」登録できたと思います。
110 :01/09/20 15:20
電車の中での暇つぶしとして、現在『ロシアとソ連邦』(講談社学術文庫)を
読んでいます。一つの国の歴史を縦割りでたどっていくのもなかなかよいです。
で、次はイギリスあたりをと思っていますが、同じようなのが文庫本であった
ら読んでみたいのですが、ご存じの方、よろしくおねがいします。
111賈似道:01/09/20 20:22
南宋の賈似道の顔を知りたいのですが、肖像画載ってる本があれば教えて下さい
112世界史選択:01/09/20 21:08
イエニチェリ軍団はどうして強かったんですか?
キリスト教徒を改宗した軍隊が、そんなに強いとは思えないんですけど。
秘密でもあるんですか。
113世界@名無史さん:01/09/20 21:20
>>112
家族もない、財産もない、人権もない。
かまってくれるのはスルタンとアッラーの神だけ。
そんな彼らができることは戦うことだけなのです・・・

てのが一般的な説明かな?
114YP:01/09/21 00:37
>>103  106、109様
ザクっと簡潔なレスありがとうございました。
満州族の成り立ちさえよく知らなかったもんですから助かりました。
また何かあったら宜しくお願い致します。
どもども〜!!
115世界@名無史さん:01/09/21 01:33
西洋史ものの小説でおもしろいものがあったら教えてください。
西洋史ものは日本人では藤本ひとみ、佐藤賢一、塩野七生以外の作家っていますか?
116中国板より:01/09/21 05:10
中国板で聞いたのですが、相手にされなかったので
中国/世界史に詳しい人なら解るかと思いココで聞き直させて下さい

ー以下転載ー
>ペキンって言う名称は、何処から来てるの?
>中英語ではBeijingだよね
>で、日独仏語等ではPekin。
>ちょっと前までは、英語でもPekinだったけど
>何時の頃からか、Beijing表記に...

>ペキンは、普通語じゃなくて北京語?
>でも、上海は昔から「サンへ」じゃなくてシャンハイだよね

ん〜誰かコノ謎の答え解る人居る?
117世界@名無史さん:01/09/23 15:22
リュッツェンの戦いでグスタフ・アドルフは戦死したけど。スウェーデン軍は
ヴァレンシュタインの軍を壊走させたと聞いたのですが。軍事的な勝敗は
どう判断したらいいのですか。
118世界@名無史さん:01/09/23 19:10
JAPANてマルコの東方見聞録のジパングから来てるんだよね。
ていうかマルコって実際日本に来てないんでしょ?中国で聞いた
ことを書いたと。ということは、中国では日本は黄金の国だと
思われてたの?
119ハリウッド:01/09/23 19:11
世界といえば・・・ハリウッドじゃ!!!
http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5543/
120ななーし:01/09/23 19:21

趙匡胤は本当に弟に殺されたんでしょうか?
121世界@名無史さん:01/09/24 12:14
>112
イェニチェリは異教徒の幼児を誘拐して洗脳してそだてたから、まさに戦闘マシーンだったんだよ。
死をおそれないわけだけど、あるていどの教育もうけてる。
なによりスルタンへの絶対服従だな。
連中、目なんてすんげー逝っちゃってたんだローなー
122世界@名無史さん:01/09/25 01:20
>>74
そのIRAの武装解除が進んでいないために
和平破綻しかけている、と数日前の新聞で読みましたよ。
ちょうど74番の質問があったころだったと記憶。

>>112
その時代のヨーロッパでは珍しい完全に俸給が保証された常備軍、
しかも火器の装備が進んでいたことから規律正しく強力な軍隊だった、
と考えてください。
それに、宗教が混在していたオスマン帝国領では
キリスト教とイスラム教は相容れない関係ではなかったようです。

>>117
スウェーデン軍はどんなに激しい損害を受けたにしても、
ヴァレンシュタイン率いる皇帝軍を敗走させたのだから、
戦役としてはスウェーデン軍の勝利ではないでしょうか?
傷つきグスタフ・アドルフ王を失ったスウェーデン軍が
結局三十年戦争で勝利を得ることができなかったのは、
リュッツェンの戦い自体の勝敗とはまた別のレベルの問題でしょう。

>>118
マルコは中国にすら来ていなかったという説もありますよ。

>>120
あくまでも憶測の域の話でしょうね。
暗殺していたとしても証拠は今後も出てこないだろうから。

>>121
幼児じゃありません。
8歳から20歳(!)まで、つまりある程度分別がついているが
結婚しておらず親元から独立していない少年が選ばれて徴集されました。

どうも強制徴集制度のイメージは誇張され過ぎているように思われます。
123世界@名無史さん:01/09/26 03:18
質問スレage
124:01/09/26 21:10
厨房なことかもだけど
晋の恵帝「米がないなら肉食えば?」
マリアントワネット「パンがないならケーキ食べれば?」
この2つ、ただの偶然的な似ている発言なの?
125世界@名無史さん:01/09/26 21:14
史記ってどこまでが本当よ?
秦始皇の誕生なんかはうそくせえし、
春秋五覇や越呉の争いなんかも胡散臭い
126世界@名無史さん:01/09/26 22:29
>>124
頭悪い繋がりの偶然とおもわれ・・・
127世界@名無史さん:01/09/27 23:35
オマル師やホメイニ師の「師」って何でしょうか?
宗教的指導者を指すにしてもイスラム系ばかりなんで
疑問を持っています。教えてください。
128ど〜でもいいけど:01/09/27 23:59
>>127
イスラム系ばかりということはないですね。
例えば、ジャクソン師というのは、黒人のキリスト教の牧師です。

キリスト教なら、司祭、牧師といった肩書も一般的だけど、イスラム教で
は宗教指導者の具体的な肩書が使い別けられないから「師」ですませ
ているのでしょう。
129世界@名無史さん:01/09/28 00:04
>>127
「師」には宗教家を三人称で呼ぶときの敬称の意味もあります
(英語だと the reverend、the Rev.)。
仏教の僧侶やキリスト教の司教も「〜師」と呼びうるけど、
普通は「〜住職」とか「〜司教」というように称号を敬称に使うから
「〜師」という言い方は滅多に見ないわけ。
イスラム教の指導者が「〜師」なのは、
イスラム指導者の称号(ホメイニ師ならアーヤトッラー)に
適当な日本語訳がないから、敬称として「〜師」を使うのだと思う。
130129:01/09/28 00:09
>>128
ありゃ、すいません、被りましたね。

「〜師」を辞書で検索してみました。
http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/dict_search.cgi?MT=%BB%D5&sw=2
http://dictionary.goo.ne.jp/cgi-bin/dict_search.cgi?MT=reverend&sw=0
131世界@名無史さん:01/09/28 00:41
>>128
>>129
なるほど肩書きの問題なんですね。しかし「師」って名称ですと
なんだか我々が尊敬すべき人物みたいで適切な感じがしませんね…
ともかく納得できました。どうもありがとうございました。
132世界@名無史さん:01/09/28 01:21
調教師なんかも〜師って言うな。
いや、関係ないけど。
133世界@名無史さん:01/09/28 02:28
すみませんが質問なのですが、

中国人を漢民族といいますが、もし、秦の支配が続いていた場合
秦民族となっていたのでしょうか?

あるいは項羽が統一王朝を開きそれが存続していた時には
楚民族になっていたのでしょうか?

それともやっぱり国の名はどうであれ民族名は漢となってい
たのでしょうか?

これ、間違えて雑談スレに書き込んでしまった質問です。
こちらに移したのでお願いします。
134世界@名無史さん:01/09/28 04:36
可能性はあるんじゃないですか。
Chaina は秦からきたらしいですし。
それに、例えば日本だと、別に「漢」だけを使ったわけじゃないでしょ。
唐土・唐瘡(梅毒)・唐人の寝言・唐きび(唐もろこし)などなど。

「唐もろこし」の「もろこし」ってのもアレか?
135世界@名無史さん:01/09/28 04:37
Chainaじゃねーよな。スマソ。
136世界@名無史さん:01/09/28 21:03
イスラム教に聖職者っていないはずだよね。
じゃあ聖職者評議会って何なんでしょう?

あとフリュクティドールのクーデタについて解説願いたいのですが最初から。
137@名無しさん:01/09/28 22:18
中国という言葉はいつ頃からありますか?
138世界@名無史さん:01/09/28 22:32
>>136
法学者や神学者の類のことだと思われ。
ファキーフとか、ムッラー(モッラー)とか、ウラマーとか。
139ど〜でもいいけど:01/09/28 23:13
>>137
中国は、古くは「中國」さらに古くは「中或」と表記し、その使
用例としては西周時代の青銅器に金文として刻まれている
ものがあります。

ですから、中国という単語の起源は紀元前に溯ります。

ただし、古代における中国は現在の意味とは異なり、各王朝
の時代の領域の中心地を意味する漠然とした概念であって、
領土全体を示すものではなかったのです。

現在の中国という国境で区切られた国家の領域を意味する
用法は、中華民国以降の単語と考えてよいでしょう。
140世界@名無史さん:01/09/29 04:25
聖書を書いたのは誰ですか?
新約旧約ともでお願いします
141世界@名無史さん:01/09/29 07:30
>>140
歴代の電波受信者が書きつづけてきました。

冗談はともかく、聖書の巻末に「○○の福音書を書いたのは××」というような資料が載っていると思われます。
142世界@名無史さん:01/09/29 07:53
>歴代の電波受信者が書きつづけてきました。
光栄です。
>141 ありがとうございます。
 これを機会にすみずみまで読んでみます。
143世界@名無史さん:01/09/30 10:28
>141
これ、青字にするには、どうしたら・・・
144無知:01/09/30 10:27
「シルクロード東西文化の交流」なんて言葉をよく見かけます。
日本には、ペルシア産の物たかが正倉院なんかにあるみたいですが、日本産の物は
ペルシアとかアフガンとかインドとか、シルクロードの周辺国に行ってるのですか?
145世界@名無史さん:01/09/30 11:04
すみません。下のアプロダに
アッティラの横顔が彫ってある銀貨(?)か
ペンダントみたいなのの画像をお持ちの方がいらしたら、
UPしてください。
http://storm.prohosting.com/~lkekxp/cgi-bin/imgboard.cgi
146世界@名無史さん:01/09/30 23:21

「私は奴隷になりたくない。それと同じく主人にもなりたくない。これが私のデモクラシー理論だ」は、誰の言葉?

「密林の聖者」と言われた医師は誰?

「自信を持つと他人の信頼を得る」は誰の言葉?

新聞紙名「ル・モンド」といえばどこの国?

教えてったら!!!!
147世界@名無史さん:01/09/30 23:33
      ┌┬┬┬┐                      ________
    ―――┴┴┴┴┴―――――、          ―――――――、     ヽヽ
   /.  ̄ ̄ ̄//. ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄||| ̄ ||.         /.  ̄ ̄ ̄//. ̄ ̄| ||____ヽヽ
  /.    ∧// ∧ ∧| ||      |||   ||        /.    ∧// ∧ ∧| || 東京都  ヽ ヽ
 [/____(゚_//[ ].゚Д゚,,) ||___|||   ||       [/____(゚_//[ ].゚Д゚,,) || 清掃局  |  |
 ||_. *  _|_| ̄ ̄ ∪|.|.       |ヽ. _||.       ||_    _|_| ̄ ̄ ∪|.|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
 lO|o―o|O゜.|二二 東|.|京 精神病院 ||.       lO|――|O゜.|____|.||.-――――┴―|
 | ∈口∋ ̄_l__l⌒l_|_____|_l⌒l_||       |_∈口∋ ̄_l__l⌒l | | コ□ニ//l⌒lソ
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| >>146をお迎えに上がりました                                     |
\_______________________________
                
148世界@名無史さん:01/09/30 23:38
うーん誰もわからんのか、、、
149世界@名無史さん:01/09/30 23:57
シュバイツァーと腐乱素
150世界@名無史さん:01/10/01 00:02
油公輪姦
151世界@名無史さん:01/10/01 13:22
age
152世界@名無史さん:01/10/01 14:03
>>143
半角「>」を二つ並べて、半角数字。
そのまま書き込めば自動的にリンク(青字)にしてくれますよ。
153世界@名無史さん :01/10/01 20:21
ピラミッド建造のための石を運ぶ方法で「でかい石のタイヤの真ん中に建造用の石材を突っ込んで、
そのタイヤを引っ張って転がしていく」という説があるというのは本当?

今日学校の先生がそう言ってたんだけど・・・。「この頃新聞に載ってた」とも言ってたんだけど。
154世界@名無史さん:01/10/01 21:43
>>153
なったかな?
155世界@名無史さん:01/10/01 21:47
>>152
154,なんだけど、青字になったね。
でも相手間違えちゃった。
どうもありがとう。
ネット、まだ1週間なんだ。
156152:01/10/01 22:38
>>155
ありゃ…ネット初心者でしたか。
これって2chでしか通用しないから間違えないでね。
157世界@名無史さん:01/10/01 22:43
>>153
うん、せっかくだからちょっとだけ自分で考えてごらん。
 1 先生が冗談好きだった
 2 新聞が冗談ネタ好きだった
 3 ピラミッドを造った人が冗談好きだった
きっと、このうちのどれかだ。
さぁ、どれが正しいだろう。なかなか面白い課題だね。
158世界@名無史さん:01/10/01 22:54
>>156
なってるかな?
これから、ここでは、IQ75、と名乗るね。
ついでに、紫字って、どういうの?
159世界@名無史さん:01/10/01 22:59
>>157
何故小学生に話すような口調なんだ・・・。ま、いいか。
でもその先生大真面目だったんだぜ?しかも、
俺たちが教科書に載ってる方法(ころとてこを使う方法)を言った後に
その方法を説明したんだから。
160152:01/10/01 23:16
>>158
紫字?

教えておいてなんだけど、
2chはネットの一般的なマナーとちょっと違うルールで動いてるところだから
ネットに慣れるなら余所にいったほうがいいかもしれないっす。
161IQ75:01/10/01 23:22
なんか、変じゃないっすか〜?
162IQ75:01/10/01 23:30
じゃあ、『にわとり』、いくよ。
163世界@名無史さん:01/10/01 23:52
おやま、小学生じゃなかったのか。こりゃ失礼。
では、ピラミッド建造用の石材運搬についてまじめに考えてみよう。

まず、最近の研究では、ピラミッドはナイルの氾濫期、えっと、古代のナイル
川が毎年おなじ時期に増水して、農地を水浸しにすると同時に肥沃な土を
運んできたことは知っているね、その増水期は農業が出来ないため、農民
に仕事を与えるための公共事業として建設されたということがわかってきた
んだ。
つまり、有名なギザの大ピラミッドを例にとると、現在のようにナイル川から
10Km以上もはなれた高台にではなく、氾濫期のナイル川の岸辺に建設さ
れたことになる。
だから、石材の産出地からの長距離輸送については、基本的に水運、舟の
下に釣り下げるようにして運搬されたんだな。
建設場所の近くまでくると、人力によって運ばれたのだが、あまり平坦地を
長距離に渡って運搬する作業はなかったと考えてよい。

で、君が説明を受けた教科書に載っているコロとテコを使う方法なのだが、
テコについては使用されたことを否定する研究者はいないが、コロのほうは
最近ではだいぶ風向きが悪い。
つまり、コロでは運搬効率が悪すぎるのと、斜面を登るのには非常に都合
の悪い方法なのだ。
現在では、ソリを使ったか、巨大な石材については下に水草や泥を敷いて
テコを使って滑らせたと考えられている。
実際にピラミッド建設に使われた石材の平均的な重量は2.5トンと、意外
に軽量なんだな。
だから、映画などに出てくる大量の奴隷が綱を引き、コロをつぎつぎに入れ
替えて巨石を運搬するシーンというのは間違いなんだ。
氾濫期のナイルでは、泥も葦も水も豊富にあるのだから、ソリの下をこのよ
うな素材ですべりやすくすることで、せいぜい十数人のチームが運搬してい
たと考えられるようになっている。
164世界@名無史さん:01/10/01 23:54
さて、君の先生がおお真面目で説明した方法がわかりにくいが、石材を真
ん中にはめ込むことの出来る石の車輪、ギャートルズに出てくる巨大石貨
のようなものを考えて、これを回転させることで効率的な運搬をするために
は、まずそれを牽引する方法を考える必要がある。これが最大のネックだ。

また、それが解決しても、利用地までの堅牢で平坦な道路が必要になる。
さらに、斜面についてはどうするんだろうね。

ということで、新説としてもすぐには受け入れにくい説であることがわかる
だろう。
165世界@名無史さん:01/10/02 00:00
アテネのパルテノン神殿って屋根がないけど、木造だったのかな?
木造だとすると、石像の柱や梁とどうやってつぎ合わせていたの?
おせーて!!
166アマノウヅメ:01/10/02 00:27
>>165
全部石造ですよ。
何年か前にNHKが国営放送組合制作みたいな番組で、復元をやってました。

>>169
ピラミッドの広報については大林組が古代工法、現代工法についてそれぞれ制作方法を
考証し見積もりも出してます。
「季刊大林」は非売品ですが、ピラミッドの載った刊も入った『復元と構想』は市販
されたので図書館ならあるかも。
手に入りやすいのはマコーレーの『ピラミッド』(岩波書店)ですが、特に新しい説は
ありません。ころとてこのはずです。
車輪の中央に石を挟んで運ぶのが有利かどうかは物理の先生に聞かれたほうがいいでしょう。
167世界@名無史さん:01/10/02 00:37
>>163-164
おお、丁寧に説明してくれてありがとう。一応言っとくと、俺は工房だよ。
あと、その話が出てきたのは物理の「仕事の原理」をやってる時。
世界史は選択してないから、世界史の知識はほとんど中学の時のまま。
(中学でもまともに教わらなかったから、もしかすると小学生のままかも)
それに、(先生に当てられて)ころ&てこの方法を答えたのは世界史選択してるやつだったから、
水草や泥を敷く方法があるとは思わなかったよ。

>巨大石貨
そう、それを石材の両端にはめ込んで、綱で引っ張って行く絵を描いてたんだよ。
綱をどういう風にくくるのかが一番最初に浮んだ疑問だったよ。(時間が無かったから訊くことは出来なかったけど。)
他にも疑問は色々あったけど、やっぱりおかしいよな、この説。

とりあえず、明日その先生にもう一回訊いて確かめようと思ってる。(本当に新聞に載ってたかどうかを。)
んじゃ、ありがとう!
168世界@名無史さん:01/10/02 00:46
>>166
あ、トロトロと打ってたら次のレスが。>>169って>>159で俺のことだよね?
>>167にも書いたけど、物理の時間の話だから先生は物理の先生なわけで・・・(汗
169アマノウヅメ:01/10/02 00:56
>>168
ごめんなさい。>>158の間違いです。
物理の先生の出題なら本気じゃないでしょう。運動のロスが多すぎます。
170IQ75:01/10/02 01:54
第ニ次大戦後のことだけど、
パレスチナにおける、イギリスのとった、政策、
今に陰、落としてない〜イ?

たぶん、俺は厨房だけど、オシエテ。。
171IQ75:01/10/02 02:15
第2次大戦後のパレスチナにおける、イギリスの
政策、今回の『テロ』の、深縁なんじゃ・・
ないかな。
どなたか、先生、ぼく、(厨房)にも、
わかるように・・おしえてください。
172世界@名無史さん:01/10/02 09:03
印パもね…
173世界@名無史さん:01/10/02 16:06
羅針盤について、詳しく教えてください。
イコール方位磁針?ですか?
174世界@名無史さん=173:01/10/02 21:30
>170
非難承知で自説を展開します。
二次大戦よりも、一時対戦期のフサイン・マクマホン協定、サイクス・ピコ協定、バルフォア宣言のほうが、
もっともっと影響を与えていると考えます。
内容は、
フサイン〜対エジプト。戦争協力してくれたら戦後にアラブ居住区あげる!
サイクス〜英・仏・露でパレスティナを分割統治しようぜ!
バルフォア〜対ユダヤ人。戦後にパレスティナにユダヤ人の国をつくろう!
です。
175世界@名無史さん:01/10/02 21:38
ガレー船はどのくらいの時代まで使われていたのですか?
176世界@名無史さん:01/10/02 21:54
>>175
地中海では、けっこう、近代まで使われてます。
15、16世紀頃にはまだ使ってたはずです。
177世界@名無史さん:01/10/02 21:58
>>173
そだね、詳しくの内容がどの程度なのかが説明する側につたわらないね。
ただ、羅針盤=方位磁針であるかという質問をしているのだから、そこから
スタートしよう。

まず、磁針、つまり磁気を帯びた針が、地磁気との関係で方位を示す性質
があることは紀元前から発見されていたんだ。
しかし、磁針によって方位を得るには、もう一つの問題がある。
つまり、磁針を滑らかに回転させる軸や水平を保つ方法が確立しないと、
磁針によって方位を常時うることはできないということだ。
原始的な方法としては、太めの磁針のバランスをとって、糸でつるす方法
などがあるが、これも風や糸の捩れなどの影響を受けて正確に利用する
ことが難しかった。

結局、実用的な方位磁石として最初に出現したのは容器に入れた水の上
に、磁針を浮かせることで、自由な回転と水平面の確保を同時に実現する
方法だった。
この方法が中国からアラビアの船乗りの間に広まったのが、1000年くら
い前のことだとされている。
じつに簡単でうまい方法なのだが、大きな欠点がある。つまり、嵐などで船
が揺れすぎると、水がこぼれてしまうということなんだな。

この水に浮かべた磁針のかわりに、宙づりの水平維持装置、ジンバルと、
滑らかな磁針というより、方位板や回転軸を備えた装置として、1560年頃
のイタリアで羅針盤が発明されたんだ。
つまり、磁針というのは、羅針盤にとってもっとも重要な要素であるけれど、
航海をするための方位計としては、磁針だけでは不十分なんだな。

で、羅針盤について詳しく知りたいというのは、こんなものでいいのかな?
178173:01/10/02 22:08
<177
どうもです。
もっと知りたいことをうまく書けばよかったのですが。
ということでもう一度(教えて君でごめんなさい)
分度器に振り込みたいなのつけたやつは何?
と聞きたかったんですが…。
どなたか宜しくお願いします。
179世界@名無史さん:01/10/02 22:24
>>178
そうだね、私はとても温厚な性格なんだけど、延々と説明したあげくが、
羅針盤と六分儀を取り違えて質問していたことがわかると、さすがに何
と言うか、、、、

ま、乗りかかった船ということで説明しておきましょう。

あなたがたずねているのは、そのまんま、分度器に振り下げ錘を付け
た道具で、形状によって六分儀とか四分儀と呼ばれるものなんだ。

やはり航海用の計測器で、緯度を測る機械だよ。

北極星(本当は天の北極か南極)を見通して、垂直線(水平線)との角
度を測り、自分が現在いる緯度を測るんだ。

ついでに言っておくと、経度のほうは、クロノメータと呼ばれる精密な時
計(といっても、現代の電子時計からすれば正確でもなんでもないけど
ね)で太陽の南中する時刻を計測することで割り出すんだよ。

やれやれ、はぁと。
180IQ75:01/10/02 23:27
>>174
かわってるかな?
ありがとう。
もっと、詳しく、、御自説なんぞ、お聞かせくださいマセ。
分かり易く、名前、特定してくれると、助かりますデス。
181IQ75:01/10/02 23:33
>>174
今、中央公論の「世界の歴史 28」・・第2次大戦から米ソ対立へ・・
お、よんでいる。
P.242から

あと、どんな本読めばいいかな〜?
182 :01/10/03 00:02
質問です。。。

モンゴル帝国の成立によって起きた東西交易の連結などが
(駅伝制などの諸制度の功績も踏まえて)、東アジアの「小農社会」
形成に果たした役割についてのどなたか意見をお持ちの方いませんでしょうか?

ちなみに、私が言う「小農社会」の定義は、宮嶋博史教授の定義に
よっています。
183 :01/10/03 00:11
と、これだけではあまりにも不躾なので・・・。

実質的に自作農であったか小作農であったかを問わず、基本的に
自己及び家族労働力のみをもって独立した農業経営を行う「小農」
が支配的であるような社会

という定義でもって「小農社会」を捉えています。その形成期、
発展の仕方は農業技術の工学的対応から農学的対応の話、また血縁
の話、など様々に広がるのですが、今回はことモンゴル帝国の成立
がこの社会形成に与えた影響に関してお聞きしたいです。
184 :01/10/03 00:32
専門的すぎて無理ですかね・・・
185世界@名無史さん:01/10/03 00:47
>>184
<モンゴル帝国について語るスレ>
の方で質問してみたら?
186 :01/10/03 00:50
>>185
そうしますー。
187名無しさん:01/10/03 03:31
http://news.2ch.net/test/read.cgi?bbs=news&key=1001728345
このスレが気になって夜も眠れません。
188また宇宙人かい?:01/10/03 04:58
187=テスラ
189世界@名無史さん:01/10/03 09:06
エドアルト・フックス「風俗の歴史」を読んだんですが、
もっとすけべな歴史の本はありませんか?
中世ヨーロッパの農民の性生活とか・・・
190世界@名無史さん:01/10/03 11:26
>>189
フックスにはかなわないけど…

「農民の愛と性〜新しい愛の歴史学」
著者:J=L・フランドラン/著 蔵持不三也/訳 野池恵子/訳
出版社:白水社
ISBN:4-560-02938-5
発行日:1989年2月、価格:3,500円

「愛とセクシュアリテの歴史〜古代バビロニアから現代まで」
著者:ジョルジュ・デュビー/[ほか著] 福井憲彦/訳 松本雅弘/訳
出版社:新曜社
ISBN:4-7885-0305-0
発行日:1988年6月、価格:3,600円  
191世界@名無史さん:01/10/03 16:59
<179
ありがとうございました。
質問の仕方がへたでした。
今後気をつけます。
192世界@名無史さん:01/10/03 17:21
>>189
河出書房新社の河出文庫、図版も豊富でオススメ。

「世界性風俗じてん」 福田和彦/著、上・下各505円
「世界風俗史」 パウル・フリッシャウアー/著、関楠生/訳、1-3各699円
193世界@名無史さん:01/10/03 18:34
世界史上最も有名な日本人スレは倉庫落ちでしょうか?
戦国板のはまだありますが・・・

http://salad.2ch.net/test/read.cgi/warhis/998485910/l50
194世界@名無史さん:01/10/03 20:30
195世界@名無史さん:01/10/04 00:24
>190>192
どうもありがとう。
新たな視点で世界史を見ることができそうです。
楽しみです!
196世界@名無史さん:01/10/04 16:15
受験時から気になっていたので,
すみませんがお尋ねします.

学校教科書などでよく見る《憤死》とは
現代のいわゆる西洋医学において
どのような症状にあたるものなのですか?
また,やはり教科書レヴェルの『日本史』にも
憤死した方は出てくるのでしょうか.

ご存知の方,よろしく御教唆お願いします.
1971:01/10/04 16:20
198あやめ:01/10/04 18:33
支那の性愛の歴史に関する本でうちにあるのを挙げます。(念のため申し
添えますが、あやめが利用してる書物は大部分が叔父の蔵書です)
「中國古代房中文化探秘」(樊雄著、台北新潮社刊)
内容 中國人宇宙創生模型・遠古生殖神崇拝・陰陽哲学的誕生・性観念解放
時代・儒道釈的性愛観・房中術的真面目・合陰陽術概説・採陰補陽説・還精補
脳説・房中養生説・回春還陽説・房中求子説
付録 中國文學内的性欲描写(沈雁冰)・中國文獻中的性変体資料(潘光旦)
・中世紀対性激素的認識(ヨセフ-ニーダム)
文献の紹介による性医学的説明を中心とする概説書
「中國艶情」"SexualLifeInAncientChina"(ロバート-フォン-グーリッ
ク著、呉岳添訳、風雲時代出版公司刊)
内容 中國人関於性和社会的基本観念・性和三教・性経的普及和衰落・文學
和藝術中的性
付録 印度和中國的性神秘主義
こちらは社会や文芸との関連で性文化の変遷を考察するもの
「秘戯図考」"EroticColourPrintsOfTheMingPeriod"(ロバート-フォン
-グーリック著、楊権訳、廣東人民出版社刊)
内容 秘戯図考・秘書十種
歴代のポルノグラフィの解説です。残念なことに原書に収められている
「花営錦陣」は省略されています。カラーの画冊なので無理ではあった
のでしょうけど。
Robert H. van Gulik(漢名は高羅佩)はオランダの外交官で日本にも
駐在していたことがあります。漢文も書け文人画や書道などにも造詣が
深く、支那の口語体小説「狄公案」(唐の宰相の狄仁傑の裁判物)に擬し
創作し、自作の挿絵まで入れた推理小説「ディー判事」シリーズで有名。
以上の3書とも挿絵が豊富です。
199世界@名無史さん:01/10/04 19:58
1930,40年代のアメリカのニューディール政策時代に黒人が行った
政策や社会運動って何ですか?
200世界@名無史さん:01/10/04 20:24
ガウディのグエル公園の(ベンチとかに貼られている)きれいな
タイルは、いらないお皿とかを割ってタイル代わりにしたって
本当ですか?

スペインはアルハンブラ宮殿みたいに、イスラムとキリストが
混じった建物があるけどそれをメスキータと呼ぶわけではない
のですか?一般にイスラム教の人が祈る場所ってことですか?