「世界中の教科書にみる日本」を書いてみませう!

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第12章 1919年から第二次世界大戦までの世界より ■ファシスト侵略の開始
 は、>>13>>14>>16 です。

(歴史教科書 インドより)第12章 1919年から第二次世界大戦までの世界より

  ■日本の中国侵略

  第一次世界大戦後の最初の大きな侵略行為の一つは日本の中国侵略であった。
中国東北部満州の日本所領の*鉄道(*満州の日本所領の鉄道は南満州鉄道、略して
満鉄とよばれた)上での**小事件(**この事件は盧溝橋事件とよばれた)が侵略の
ための口実とされた。国際連盟の加盟国である中国は、侵略を停止させ、日本への制裁を
行うことを求めて連盟に提訴した。

しかし連盟内の主導的大国イギリスやフランスはこの提訴に全く無関心で、侵略を黙認し
た。日本は満州を占領してそこに傀儡政権をうち建てて、いっそうの領土拡大にのりだし
た。アメリカ合衆国もまたこの侵略に対して何事も行わなかった。1933年に日本は連盟
を脱退した。日本間また中国におけるイギリスおよびアメリカの資産を奪取し始めていた。
しかし中国だけでなくソヴィエト連邦を弱体化させるうえで役に立つと見た西洋諸国は、
日本に対する宥和策を続けた。イギリスはもう一つの理由をもっていた。
イギリスは日本を離間させることによって、アジアにおける自らの領有知を危険にさらす
ことを好まなかったのである。