「世界中の教科書にみる日本」を書いてみませう!

このエントリーをはてなブックマークに追加
61=2です。
The story of civilization volumeU(インドの中学生の歴史教科書)より
文献:全訳 世界の歴史教科書シリーズ インド(帝国書院)

帝国主義勢力としての日本

 日本は19世紀の最後の10年間に、帝国主義的拡張計画にのりだした。
19世紀のはじめ、日本は西洋諸国が足掛かりを築かなければならない地域とみなされていた。
しかし、日本はほかのアジア諸国の体験と運命をまぬがれた。
1867年に、王政復古により政体が変更されてからは、日本は経済を近代化しはじめた。
数十年たらずのうちに、日本は世界のなかでも最も工業化のすすんだ国の一つになったのである。

しかし多くの西洋諸国を帝国主義国に変えた力が、日本の場合にも働いていた。
日本には自国産業をささえる原料はほとんどなかった。
そこで原料を入手できる土地、製品を売りさばく市場を求めていたのである。