「世界中の教科書にみる日本」を書いてみませう!

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192世界@名無史さん
続き〜(教科書:イギリス)  5 新しく生まれた二つの強国  ●日本より 

 日本が外国人をまねたのは、外国人を尊敬したからではなかった。彼らは、自分
たちをこれほどまでに手荒く扱った人々を打ち負かそうとして、外国人をまねたの
である。外国人専門家から十分に教わったとみるや、その専門家はすぐに送り返さ
れた。

その結果、日本は植民地にならず、新しい自国の力をすべて自国のコントロールの
下においておけた。力点は、戦争を思考する発展におかれた。
1894年には、日本は、28隻の近代的軍艦、十分に装備の整った造船所の一つ、速射
できる銃や魚雷をつくりうる機械とを備えたのである。国家予算の3分の1は、陸
海軍に費やされた。学校では、子供たちが軍国主義的な歌を習っていた。成人になる
と、男たちはみな兵役についた。天皇への絶対的服従が教え込まれることによって、
愛国心が助長された。

古くからの宗教・神道は、天皇が神の子孫であるとといていたため、力を盛り返した。
このようにして、サムライの戦う伝統が、国民全体に教えこまれたのである。