「世界中の教科書にみる日本」を書いてみませう!

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189世界@名無史さん
続き〜(教科書:イギリス)  5 新しく生まれた二つの強国  ●日本より

 眠れる森の美女は、彼女を愛する王子の接吻によって、息を吹き返した。しかし、
日本には、そのような快適な目ざめは訪れなかった。ロシア人(1804)・イギリス人
(1818)・アメリカ人(1853)がつぎつぎにやってきて、交易を求めたのである。

日本がそれを拒むと、彼らは戦争に訴えるという威嚇に出た。アメリカ人には、
日本が交易を拒み、外交関係の樹立を拒絶していることが、頑固でおろかな態度に思われ
た。1853年から53年にかけて、ペリー提督は、アメリカの艦隊の規模を拡大して、日本を
くり返し訪れた。

そしてしまいには、軍事行動に出るため、軍艦の準備を整えるよう命令するところまで
立ちいたった。中世に生きる人々が、近代的な大砲の銃口をながめなければならないこと
になったため、日本人としては、降参するほかなかった。
彼らの国は、銃口を突きつけられるなかで、「開国」したのである。