鉄仮面の正体

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鉄仮面は1703年11月20日バスチーユにて死去。
Fouquetは1680年3月、65歳でPignerol監獄にて死去、家族が確認しています。
また、Fouquetと「鉄仮面」の第一候補D'augerが別人であることは、
監獄長Saint-Marsと大臣Louvois間の書簡で明らかです。
Fouquetが幽閉されていることは周知の事実であり、
鉄仮面として隠さなくてはならない必要性は全くありません。

1789年「Loisirs d'un patriote Francais」紙がバスチーユの記録に
「 Fouquet氏が鉄の仮面をつけられてSte-Marguerite島から到着・・」なる
記述があったと報じたが、「鉄の仮面」自体Voltaireのネタなので信憑性ゼロ。
1836年Paul LacroixがFouquetは1680年3月直前に釈放され云々の説を発表したが
根拠不明。

ちなみに、1661年9月5日Fouquetを逮捕したのはかのダルタニャン。