世界食人史

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29賈自記
>>15
前者は>>20のとおり、斉の桓公と料理人の易牙のことでしょう。
介子推の事例は、諸国放浪中であったことから、「腿肉を切り裂いて…」というのは食事制限により肉がそげ落ちたことの文学的表現とする見方の方が妥当だと思います。

後者は紀元前6世紀の初頭、春秋の頃に楚が宋を攻めて城を包囲した時、宋の宰相の華元が楚に出向いて「城内で子供を交換して食べ」るということを言ったらしい。
また春秋末期の紀元前5世紀中頃、晋の知伯が趙襄子を晋陽に水攻めした時にも、この話が出ている。
「子供を交換して…」というのは、実際にもあっただろうけど、城攻め等で食料に困窮した時の常套句と思ったほうがいいのでは?