§§語源を解説するスレ§§

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509世界@名無史さん
「敵前大かいとう」

20世紀になってまもなく、南下するロシアの脅威に日本は武力で立ち向かった。
陸戦で綱渡り的勝利を収めた日本陸軍は、
兵員武器弾薬の補給もすでに限界に来ていた。
ロシアバルチック艦隊は日本軍の兵站を遮断しようと
大航海の末対馬沖までやってきた。
対する日本連合艦隊司令長官東郷平八郎は、
3列の不規則縦陣で向かってきたバルチック艦隊に対して、
開戦史にもかつてない行動をとった。
東郷はロシア艦隊の自艦隊の僚艦に宛てた「全艦戦闘態勢に入れ」の旗信号を
万国公法に基づく気象を尋ねた旗信号と勘違いし、
こともあろうにロシア艦隊に対して「天気晴朗なれど波高し」と回答したのだ。
これを東郷の策略と勘違いしたバルチック艦隊司令長官ロジェストウェンスキーは
ちぐはぐな指揮で壊滅的打撃を被ることになる。
これが有名な「敵前大回答」である。

つぎはこのスレに由来する「>>506の悲劇」