§§語源を解説するスレ§§

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377o-dhin
>>369より「三国干渉」

日露戦争の末期、日本は興和の仲介国を求めていた。
さて、どこの国に仲介を求めるか?
いまだ世界最強であったイギリスは自国の同盟国、
ドイツ・フランスはロシア寄りであり、先に日本へ屈辱的な干渉を仕掛けてきた国々だ。

そこで第三国であったアメリカに頼む事にした。
アメリカは、対ロシア政策からいろいろと日本に便宜を図ってくれていた。
よって当時の日本国民は、絶大な信頼をアメリカに感じていたのだ。

しかし、決まった興和の条件はかくのとおり。
これが日比谷事件などにつながっていくのだが、これ以上の混乱を恐れた政府はある情報を流した。
すなわち、「アメリカは日本がこれ以上発展する事を恐れた。
だから先のポーツマス条約でロシア側に便宜を図り、そのため日本全権はあのような条件に甘んじるしかなかったのだ」と。
まだまだ単純だった日本国民はこう怒った。
「これは第三国による干渉だ!」と。

この時のアメリカに対する怒りが、のちに「太平洋戦争」として爆発するのである・・・・・・・・・・・・。

次のお題は「三国同盟」で。