>>72 なんかな〜。
ガリア戦記はオレの愛読書の1つで、4〜5回は読んだ(そういや
最後に読んでからずいぶんたつな、また読もう)けど、初めのうち
は注釈と首っ引きじゃなきゃ、理解できないぞ。
オレは一種のSF作品を読むような感覚で読み始めた。異時代・異
世界の記録文学としては読みやすいのだろうが、現代のエンターテ
イメントと比較するのは無理だ。
塩野七生の本は、たぶん全部読んだと思うけど、描いている世界へ
の感情の入りやすさは比較にもならない。
念のためにいっとくが、オッサンだから累積の読書量が多いだけで、
全部読んだからといって塩野七生に思い入れがあるわけじゃない。
歴史書の定義にもよるだろうが、歴史を専門にするならともかく、
事実関係をねじ曲げてウソが書いてあるわけでもないし、日本人が
ローマ史や、ヴェネチア、ルネッサンスのイタリアに接するのには
良い本だと思うがね。