立憲君主制国家と共和国のちがい
共和国は中央集権を強調する。連邦は分権国家を強調する。
立憲君主制国家は君主が憲法と法律の規定下にあることを
強調する。
日本の国家体制
日本は古代が氏族制君主国家、中世が封建領主割拠国家、
近世が「大君制」領主割拠国家、近代が天皇制国家
現代が議会制国家(天皇は君主としての地位を象徴に解消
している)
近世の「大君制」領主割拠国家は世界でまれな領主割拠型
安定国家として「大君制」が割拠領主を規定していた国家を
さす。アジアの封建領主はたいがい、専制集権君主だが、
日本は代表外交権・全国の立法権のみを有する「大君」が
割拠領主間に君臨し、天皇は単なる神道の主宰者にすぎ
なかった。だが天皇のみが宗教的に大君の立法権を正当
化できた。
インドは藩王国割拠地域でイギリスのみがインドを統一し
えた。