世界最長の同一血族による王族は日本の天皇家である

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1世界史@偏差値35さん
そう聞いたんですけど、これって当たってます?
2世界@名無史さん:01/08/26 14:34
同一血族って本当かな〜。
なんか怪しい気がする。
3世界@名無史さん:01/08/26 14:45
エチオピアは滅んでしまったからねえ
4世界@名無史さん:01/08/26 14:49
>>2
具体的なことが言えないなら、宿題でもやってな。
5世界@名無史さん:01/08/26 14:50
>>1
同一血族のあたりはかなり怪しいけど、世界最長の王家であること
は間違いない。
6世界@名無史さん:01/08/26 14:54
世界史的論議がなされないようだったら日本史板へ。

http://mentai.2ch.net/history/index2.html
7世界@名無史さん:01/08/26 16:53
おれは世界最長の王家が日本にあるってことだけでも十分誇れると思う
同一血族とかあとのややことしいことはどうでもいいや
8かきつばた:01/08/26 22:27 ID:nnuapfzc
日本皇室が、「万世一系」たる所以を東アジア的に考察します。

東アジア諸民族の間では、人間の組成方法として、父方から骨・神
経ナド、母方から血・肉ナドを受け取とる・・・という観念が広く普
及しています。

「王家の血筋」云々という表現がありますが、ホントに重要なのは、
「骨」ですね。祖先から子孫へと、とぎれることなく「骨」が伝え
られることこそが重要なのです。日本史では、たしかこの観念を「皇
胤」という用語で表現していたかと思います(詳しい方、ご確認を
お願いします)。

このような観念のもとでは、たとえ女系で血がつながっていても、
「骨」がとぎれてしまうと、「皇統断絶」とみなされることになりま
す。いま内親王が即位した場合、自身がもっている皇族の「骨」を子
孫に伝えることはできません。配偶者が非皇族の場合、その子孫は非
皇族の某家の「骨」と正田家なり川嶋家由来の「肉」を備えて産まれ
てくるということであり、「皇室」とは全く関係ない存在になってし
まいます。

日本史を回顧してみますと、女帝の子孫が皇統を継いだ場合、配偶者
はすべて天皇か皇族であり、例外はありませんでした。
9 :01/08/27 00:42 ID:p5SEei1c
万世一系の英訳教えてくれや。
10世界@名無史さん:01/08/27 00:44 ID:ZoSheoNg
確か天皇家じゃないと思ったぞ
11王族ではないけれど:01/08/27 02:00 ID:9Y8QkZj2
出雲大社の宮司の血統も負けず劣らず長いよ。
12世界@名無史さん:01/08/27 02:33 ID:x4Sbfxb.
血統そのものならば、阿蘇大社などの宮司連中数家が現在の天皇よりも古いことになっている。
国つ神の系統ってことなんだろう。
王権そのものも何度か断絶したり変転があったようだが、平安時代から数えても同一の王朝が
現代にまで続いていることは確かに稀有な事象だね。もっとも、王権の中に含まれる祭典的存在
を抽出した形として生き残ってきたわけなのだが。
13世界@名無史さん:01/08/27 02:38 ID:M5/nbTEw
エチオピア王室の人たちはどうなったの?
14世界@名無史さん:01/08/27 09:13 ID:FtQi8jYU
日本書紀は眉唾が多いのは事実かも。
在位100年以上が繰り返されたところは特に。

エチオピアも王朝そのものは途中で何度かかわっているはず。

ビザンツみたいに、一代ごとに違う血族になったような国と比べればはるかに長いけどね。
15ネコが好き:01/08/28 00:22 ID:CDs.hP5g
万世一系なんて、自称にすぎず、眉つばだと思っていましたが、
面白い文献見つけたので、披露します。

10世紀の宋時代の地誌で「諸蕃志」といいます。
その中に「倭國」の条があります。「魏志倭人伝」のようなもの。
ちょっと引用すると、
「倭國は泉州の東北にある。・・・(中略)・・・國王は王を姓と
しており、七十余代たっても系譜は変わっていない。文武の官は
みな世襲である。・・・(中略)・・・ヨウキ元年(984)、倭國
の僧XXは5、6人の弟子とともに中国に至り、銅器など皇帝に献上
した。太宗は謁見せられ、・・・非常に厚遇された。
太宗は倭國の王が一系をもって継承され、臣下は皆世襲であると聞き、
嘆息して宰臣のXXとYYに向かって「倭國は島夷にすぎぬ。それなのに
世称ははるかに続き、またその臣下も世襲して絶えることはない。
これは古の道である」といわれた。そもそも一介の島夷ながら、太宗を
嘆息させたのである。秦伯が中夏の道で夷狄を教化した遺風がいまでもなお
残っているのではあるまいか」関西大学出版部 P243-244
(XXやYYは変換できんかった)

中国人もビックリってとこでしょうか。

それから1000年たっても続いているんだからさらにビックリです。

お知らせまで。
16世界@名無史さん:01/08/28 00:48 ID:3NKC3yvk
>>15
結構有名な話ですよね、それ。
10世紀あたりならば、現在の天皇制の基礎はとうに出来上がっているころでしょう。
万世一系の神話も完成していた頃とも言えるかも。
17本間晃司:01/08/28 01:42 ID:tGdozuSw
秋田家のほうが長い
18世界@名無史さん:01/08/28 14:54 ID:i2puainI
出雲の千家も長い
19ズク出せ:01/08/28 17:31 ID:Qe1hfp.2
この世の中に生きている人みんな世界最長なんじゃないの。史料にないだけで。
20かきつばた:01/08/28 20:18 ID:V93rTu.Y
>>19
私も、原始大洋にぷかぷか浮かんでいた単細胞生物の祖先から私に至るまで、
断絶することなくつながっています。
21ジュン:01/08/28 20:58 ID:ReT8nCWs
じゃ、みんな世界最長ということで満場一致でいいんね。
22世界@名無史さん:01/08/28 21:00 ID:uvRl1cUs
みんな王族かい。
23世界@名無史さん:01/08/28 23:00 ID:4qR3xbDY
アルメニアも結構長く続いたと聞いたんだが・・・
それでも1000年ぐらいだったかな?
それなら我らが皇室の方が上ですね。
24くまろう:01/08/28 23:13 ID:EPQK6Wag
1位日本
2位エチオピア
3位アルメニア
かな?
25世界@名無史さん:01/08/28 23:23 ID:f7Bb/OAM
アルメニア?
アルメニアに王族っていたっけさ?
公主教(カトリコス)の家系じゃなくて?
まじわからん。
26世界@名無史さん:01/08/28 23:53 ID:Hk6MrBwY
推古天皇ぐらい(もっと前から?)から、何らかの形で今上天皇まで、血縁関係は
間違いなくあるんじゃないの?
専門外なんで、早とちりならすいません。ただ、ヨーロッパとかで、そんな時代まで
血縁関係を(疑いなく)さかのぼれる、家系なんてないと思うんですが・・・。当然
現存する家系限定ですよ。

出雲大社の神主さんも、古くから続いてるって、話は有名だけどこれについても、どの
あたりの時代からなら、疑いを挟む余地はないんでしょうか?
27世界@名無史さん:01/08/29 00:33 ID:IySnwjbk
天皇家の凄いのは全て父系で1000年以上繋がっている所が凄い。
一度足りとも婿養子(所謂皇室家変更)がないという事…
西ヨーロッパで長いのはヴィッテルスバッハらしいが…
28世界@名無史さん:01/08/29 00:37 ID:K9tzfTBE
>>27
それってどこの王家ですか?
29世界@名無史さん:01/08/29 00:52 ID:i9El8kuw
ミラノ公国だっけ?
30世界@名無史さん:01/08/29 00:59 ID:AgDSUYQE
>>26
アラブのハーシム家は、アブラハムから現代まで続いていることになっている。
少なくとも、ムハンマドの7世紀までは疑いなくさかのぼれるんでは?
31世界@名無史さん:01/08/29 01:04 ID:SLsTcd6w
>27-29
ヴィッテルスバッハはバイエルン(ドイツ南部)の王家です。
有名どころではルードヴィッヒ2世や皇妃エリザベート(傍系ですが)が
います。<割と美形の一族?
32世界@名無史さん:01/08/29 01:09 ID:SLsTcd6w
>27-29
ヴィッテルバッハ家はバイエルン(ドイツ南部)の王家で、
有名どころではルードヴィッヒ2世やシシィことエリザベートが
この家の出身です。<シシィは傍系ですが
ただ、何度か分家や傍系には代わってるようですが。
33>31-32:01/08/29 01:11 ID:SLsTcd6w
タダでさえ鯖負担がキツイのに2重カキコすいません
…バイエルンへ修行に逝ってきます。
34リアル工房:01/08/29 10:31 ID:mMx1wK3g
なんの記録も残ってないけど
密かに天皇の乳児が入れ替えられたなんてことはないのかな〜?
35世界@名無史さん:01/08/29 10:35 ID:.JoS5mVQ
「明治天皇が長州藩士と入れ替わってた」ってトンデモは
無視するとしても、
1 源平合戦のころと、
2 南北朝時代
に、天皇家が何らかの形で断絶してるのは間違いないらしい。
ただ、さすがにこれを公式発表するわけにもいかないので、
あくまでも「うわさ」(笑)。
(どこかのプリンセスの中絶の話も「うわさ」(爆))
36世界@名無史さん:01/08/29 11:59 ID:WcWwHjoQ
2000年もたてば、日本人の10%位はは天皇家と遠い遠い血縁ではないのかな
37世界@名無史さん:01/08/29 13:22 ID:1RcAQGm6
生理的、血縁的な意味でなく、天皇(制)が
現在まで滅びずに続いたということは掛け値
なしにすごい。
(あの戦争でさえ、乗り越えた)
天皇制の制度でなくその精神を考えてみるのは
無駄ではないだろう。
38世界@名無史さん:01/08/29 14:20 ID:kZm3WCVg
>>35
その2つは、間違いないって言えるほど確実なわけ?
出典求む。
39世界@名無史さん:01/08/29 16:40 ID:Jfz/AC72
>>38 どうしても天皇家を「万世一系」「最古の血族」にしたいみたいだけど、
残念ながら自分も出典は知らない。
ある教授が授業中の雑談でぽろっと漏らしたの。

雑談とはいえ、まさか専門の教授がでたらめなことをいうわけないじゃん(笑)
それより出典なんて自分で調べたら? 人に頼らずに。
まさか「出典がないから35はウソ。天皇家はバンセイイケーイ!」なんていうつもり? 
40今は亡きモ板@羊の一固定:01/08/29 16:54 ID:qB2f0Pmg
武烈天皇から継体天皇への流れを考えると、
ここで一旦、天皇家の血筋が跡絶えたと思われる。
系図を見ればすぐ気付く。
41( ´D`)ノ:01/08/29 16:58 ID:/ca55juo
>>40
らしいのれす。ココが一番ぁゃιぃそうれす。
「明治天皇替え玉説」なんていうデムパ説に比べりゃ(っていうか
比べなくったって)、このときに皇統が断絶した可能性は大なのれす。
42世界@名無史さん:01/08/29 17:01 ID:sfYB12Qc
>>35
そこの部分は断絶してませんよ。
源平争乱期の天皇は全部鳥羽上皇の子供及び孫です。
鳥羽上皇の子供…崇徳上皇・近衛天皇・後白河天皇
後白河上皇の子供…二条天皇・高倉天皇
二条天皇の子供…六条天皇
高倉天皇の子供…安徳天皇・後鳥羽天皇

南北朝における両派は後嵯峨天皇の子供

日本でこの1000年男系の断絶は起こってないです。(若しかしたら今回
起こるかもしれない)その教授が言っている断絶は今上天皇の子供が皇太子
はその二ヶ所で断絶しているという意味と思います。確かにここでは今上天
皇・上皇の子供が即位せず、弟や兄が即位している場合があります。ですが、
世界的にはこれらは王家の断絶とは言いません。王朝変更とは男系の王子が
いなくなったため女王が即位する事です。近年ではヴィクトリア女王が逝去
した後、息子がザクセン・コブルク・ゴータと名乗ったのでハノーファーか
らザクセン・コブルク・ゴータに王朝が変わりました。
4338:01/08/29 17:57 ID:NtIHAJ9E
>>39
まず私は皇室に愛着持ってるわけではありません。
あってもなくてもどうでもいいと思ってます。
大体そんなこと、私はどこにも書いてないでしょ?
そんなに悪意は感じませんでしたが、多少不愉快になりました。
人を判断するときには、気をつけましょう。

と一応断った上で・・・
@源平合戦で断絶したというのは、安徳天皇入水の時のことかな?
 三種の神器の1つ(何か忘れた)が失われたから断絶したとか?
 しかし、血統で見たら変わってるとは思わんぞ。42さんが書いてる通り。
A南北朝時代なら、後醍醐天皇が神器を持ち去ったとかいうことか?
 でも、一旦別れたにせよ、結局北朝側が勝ったでしょ?
 定義次第だが、普通、こういうのを断絶と言うのか?
4438:01/08/29 18:01 ID:NtIHAJ9E
あるいは、足利義満が1回皇位を簒奪したという説があるらしいが、
確実にそう言える、ってだけの証拠を提示した例は見たことがない。
「もし簒奪してたら楽しいね」ぐらいのヨタ話じゃないか?

もう1つ。自分で調べればとか書いてますね。ある意味で正論だが、
元の人だけでなく、不特定多数に情報提供を求めることが出来るのが
掲示板の効用ではないでしょうか?
45世界@名無史さん:01/08/29 19:07 ID:0FAhtphc
どうも>>39は、このスレの存在自体が気に入らない人のようだね。
この板にいる人は純粋に知的好奇心で議論してると思うのだが。
ハングルや極東ニュースから流れてきたか?
>>40を認めないような人は
『どうしても天皇家を「万世一系」「最古の血族」にしたい』
といわれても仕方ないけどねぇ。
46世界@名無史さん:01/08/29 20:41 ID:eBIONmgU
南北朝のときの両派が後嵯峨天皇の子供としても、
かなーり別れているので、王朝としては変わっていると
見えるけどね。でも男系自体は続いているか。
47世界@名無史さん:01/08/29 20:44 ID:LnDDyBSk
男系で続いていると言うことは、Y染色体を、先祖のものを保持している、
ということを意味すると思う。そういう意味では、天皇家は、継体天皇以降
現代までおそらく歴代天皇が同一のY染色体を保持しているということかな。

藤原氏になると、5摂家のころになるとちょくちょく各家男系が断絶して、
天皇家から親王を養子に迎えたりしているから、藤原鎌足のY染色体は厳密
に継承されていないということになるかと思う。
48世界@名無史さん:01/08/29 21:02 ID:zRhFwDQg
ところで、天皇家には「養子」はいなかったの?
その養子が天皇位を継いだってことはないの?

昔は「家」の存続のため、今以上によく養子が行われてた
わけだし(藤原氏なんかいい例)、
天皇家だけ養子無しですませたとは思えないんだけど。
それとも天皇家には「養子を厳禁する」って家訓でもあったのかな?

もし「養子になった天皇が即位」したら、やっぱり聖徳太子のY染色体
はいまの天皇には受け継がれていないということになるよね?
>>40の「教授の話」って、そう言う面もあると思う。
49世界@名無史さん:01/08/29 21:03 ID:zRhFwDQg
失礼。
× >>40の「教授の話」って、そう言う面もあると思う。
○ >>35の「教授の話」って、そう言う面もあると思う。
50くまろう:01/08/29 21:43 ID:bJvVhKgc
2chも千年続いてほしいな、、ひろゆき第XX代目、、、歌舞伎か、、
51世界@名無史さん:01/08/29 21:46 ID:LPArAmiA
>50
口調は「ですです。。。」
1人称は「おいら」
52世界@名無史さん:01/08/29 22:09 ID:JBpsePmo
孔子の一族は、2500年続いてるよ。
53世界@名無史さん:01/09/02 11:31 ID:FQ/OrbJo
素朴な疑問なんですが、日本史上で実在と氏素性が確かな最古の天皇って誰なんでしょうか?
まさか、神武天皇が実在したとは認めないと思うのですが?仁徳天皇あたりも眉唾ものです。
54世界@名無史さん:01/09/02 11:43 ID:/q6kEL6Y
皇室の正嫡が断絶して
宮家から養子を迎えた例としては

後花園天皇と光格天皇の即位がある。
後花園天皇の場合は、寧ろ持明院統の嫡系に戻ったというべきだが。
55今は亡きモ板@羊の一固定:01/09/02 11:46 ID:hYYxwxBw
>>53
雄略天皇・・・と言いたいところだが、正直、継体天皇だと思う。
56世界@名無史さん:01/09/02 12:01 ID:CUKU6M12
≫もし「養子になった天皇が即位」したら、やっぱり聖徳太子のY染色体
はいまの天皇には受け継がれていないということになるよね?

聖徳太子の子孫は全滅した筈では?
57世界@名無史さん:01/09/02 12:04 ID:in17UuZI
>>47
 源平橘藤は皇室の分家だろう。
 分家が本家から養子を取るのに、なんで、父系が取って替わることになるん?

>>48
 大昔から、臣下に下って姓を受けたら、今上天皇の子でも、皇位継承は
できない決まりだよ。
58一人だけ例外がいる:01/09/02 12:23 ID:8ffIhamQ
源定省こと宇多天皇。

父光孝天皇が、子供達を全員臣籍降下させていた。
59おサル:01/09/02 12:40 ID:XFfl8zDQ
>>55
継体天皇もどうかな・・・・「継体」という名前からして
直系かどうか怪しい気がする。
やはり欽明天皇あたりからが史実では?
母は手白香皇女でれっきとした皇族だったし、蘇我稲目の娘達
とも通婚しているし。
60世界@名無史さん:01/09/02 13:10 ID:1HR8kzXQ
継体天皇は、なかなか近畿圏内に入れず、入った後も
樟葉宮なんかに臨時にいたりしてすごく不可解な動きをしてるんだよね。
61えみら:01/09/02 23:15 ID:k.LVVDaY
10代崇神天皇以降は概ね実在していると思う。ただ、語られている通り
とは思えず…正確な歴史的事実と認知できるのは天武天皇即位以降じゃないかな。
また、48代と49代の間も断絶と言っていいんじゃないかと思う。
62世界@名無史さん:01/09/04 21:03 ID:vMlrUWbs
>>61
天智と天武が兄弟ではないと?
平安時代の適当な年齢からの珍説。
63佑司:01/09/04 21:12 ID:JMiPIaRI
形体は別系統
64世界@名無史さん:01/09/04 22:13 ID:zKWVc1lw
確か、天武系の血統は絶えてしまって、結局は天智系の血統に戻ったんじゃなかったかな?
65世界@名無史さん:01/09/04 22:24 ID:vMlrUWbs
光仁は天智の孫、持統、元明の甥、聖武の婿だから
断絶はいいすぎ。
66アマノウヅメ:01/09/04 23:42 ID:KcMZH8/U
>57
源平藤橘のうち、藤原氏だけは皇族ではありません。
もっとも藤原鎌足は、天智天皇の側女を下げ渡されていて、不比等は
その時の子とも言われています。
その説が正しければ、藤原氏は天智天皇の子孫ですが。
67世界@名無史さん:01/09/05 00:35 ID:dqDdmAKI
一度、臣籍に降った者は皇位を継承できないというが
それもどうかと。宇多天皇の例もあるが源兼明、惟康親王の親王復帰、
また、称徳没後に文室浄三、大市が擁立されそうになったことなどを
みてもそれ自体絶対不可侵な不文律というほどでもないと思う。
源融の即位を基経が妨害した印象が強いためだろうが。
68デビッド・ジョーンズ:01/09/05 00:46 ID:7fGP3/6k
藤原氏は中臣家から派生した訳であり、藤原氏でも貴族からまたは武士の秀郷に至るまで膨大な氏族を形成しているね。
苗字からいうと、今の日本で一番多い系統だしね。
69かきつばた:01/09/05 07:18 ID:C5TR5mAE
>>8で紹介した「骨」の観念、日本史では「皇胤」という用語で表現されていました。

この観念に基づくと、不比等は、母方からは「天智天皇の妃」から「天智天皇の息女」に伝えられた「血・肉」、父方からは藤原氏の「骨」を受け取って形成されることになるので、この時点ですでに皇室とは無関係になります。

当時の人々の実際の観念は、どんなものだったんだろ・・・。
70世界@名無史さん:01/09/05 14:06 ID:mtRKJX8c
そもそも日本は家族制度に関しては東北アジアより、東南アジアの
影響が強いし、「皇胤」という言葉からして儒教の影響ありすぎ
「万世一系」とか「皇胤」とか儒教的考えで考えてしまえば
断絶しているだろう。
たとえば継体はどう考えても天皇家と血統的つながりはなさそうだが
継体の皇后は武烈の姉で、それが欽明を生んでいるんだから
その後には血縁的には繋がってる。おそらく当時の人々は
それだけで皇統が保たれたと安心したのだろう。
「骨」などという訳の分からん概念をもちこむと
ここで断絶してしまうことになる。
日本には日本の血統の伝え方というのがあったはず。
それを後世のアホ学者が、西洋東洋の「正統」概念を持ち込んで
とやかく言うから、ぎゃくに理解の範囲が狭まる。
71世界@名無史さん:01/09/05 18:24 ID:UaTY95ns
>>70

>そもそも日本は家族制度に関しては東北アジアより、東南アジアの
>影響が強いし、
同意。
オレもことに平安時代以前は母系制の要素が強いように感じていたので、
このスレの成り行きには不安を感じていたのだよ。

>おそらく当時の人々は
>それだけで皇統が保たれたと安心したのだろう。
これも同意。
親族制度の問題は、DNAレベルでつながっていたかどうか、という議論をするより、
観念の領域として扱った方がいいんだろうね。

それにしても「万世一系」というコトバないし概念はいつ頃成立したんだろうね。
72世界@名無史さん:01/09/07 05:25
確かに、長く続くこと=エライ と単純に考えることは疑問があるな。

政治、権力という尺度で考えると、天皇家は長らくカヤの外にいたね。
後鳥羽上皇、後醍醐天皇の頃から急速に下降し、ほとんど無力に。
それがずっと続いて、幕末まで。この5〜6百年はずっと耐え忍んできたのかも
知れないね。

不思議なのは、いつ権力側から絶滅させられてもおかしくないのに
生き延びてきたこと。こんなの他の国ではないぞ。

ただ、漫然と生き延びてきたのではない。時の権力側との関係に
涙ぐましい努力を重ねてきただろうことは想像にかたくない。
「政治的に野心がない」「人畜無害(笑)」を信じてもらう
必要があるからね。

例 古代中世では命令伝達を「勅」「下文」でおこなっていたのが、
室町戦国では「女房奉書」とソフト路線になっていた。
73世界@名無史さん:01/09/07 05:31
李氏朝鮮だかも1500年くらい続かなかった?

血縁制度は中国由来で、日本は古来から地縁が血縁に優先しています。
74世界@名無史さん:01/09/07 06:27
>>73
李朝は1392年成立だから500年ちょっとしか続いてないよ。
あ、檀君朝鮮ならそれくらい続いたことになってるか(w
75世界@名無史さん:01/09/09 01:25
>ただ、漫然と生き延びてきたのではない。時の権力側との関係に
>涙ぐましい努力を重ねてきただろうことは想像にかたくない。
>「政治的に野心がない」「人畜無害(笑)」を信じてもらう
>必要があるからね。

後醍醐の例を考えても逆だろう。
統治能力を失っているくせに、旧権力と結びついて横柄な朝廷権力を
脅したりなだめすかしたりしていたのが、
武家政権。前北条氏や足利氏の努力こそ、涙ぐましいものがある。
朝廷が完全におとなしくなったのは紫衣事件以降かな。
それまでは、幕藩体制が乱れるたびに、公家どもは野心をむき出しにして
奪権を計ろうとしていた。
76世界@名無史さん:01/09/22 14:10
日本の皇室が、今まで続く事が出来たのは、一重に後宮制度があったから。
もし、この制度がなかったら、あっという間に滅んでいたはず。
77世界@名無史さん:01/09/22 15:25
>>76
噂真読者ハケーン
78世界@名無史さん:01/09/22 21:49
>>76
後宮は世界に広く存在する。無理な仮説ですね。
79アマノウヅメ:01/09/22 22:04
室町末期の資料なら「お湯殿上日記」というのが割りに信用できるのでは。
「群書類従」に入ってます。
この本よんで驚いたのは、歴史的事件に一切無関心だってことです。
「関ヶ原」だって「このころよのなかさうさうし」とか書いて平然たるもの。
皆親戚いるでしょうが、大名に姉妹いる人多いでしょうが、と思うんだけど
気にならんのかね?
80世界@名無史さん:01/09/23 11:13
>78
反論になってないよ(w
81世界@名無史さん:01/09/23 15:50
>>80
言い方悪かったかな? 要するに、後宮に日本の独自性を求めるのは無理があるんじゃないのと言ってるんですが。
それとも日本の制度に、何か滅亡を防ぐ独特な特徴があるのかな?
82世界@名無史さん:01/09/23 15:55
どうもテロ事件から2ch内のウヨサヨ比率が高くなってるような気が
83世界@名無史さん:01/09/23 18:52
>82
しなやかに同意。高校生質問スレも変なことになってるし。
詳しくは雑談スレの781と782を参照のこと。

★★世界史板・統一雑談スレ Part 2★★
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=whis&key=997608141
84世界@名無史さん:01/09/23 23:49
コヴァは消えろ
85世界@名無史さん:01/09/26 10:41
>>80
確かに、世界的に見て後宮が沢山あったのは認めるが、あくまでも愛人を囲っていただけの話。
まあ、中国の場合は違うけどね。だけど、ヨーロッパの場合は、ちゃんと本妻の長男が王位を
継承していたぞ。
86世界@名無史さん:01/09/26 11:16
>>85
本妻の子供がいなくて庶子が継承していることもあるのでは?
そういうときはたいてい揉めるけど。

日本の後宮が正夫人の数が異常に多かったのは確かだと思う。
でもそれって中国の制度の輸入でしょ?
87世界@名無史さん:01/09/26 11:25
>>86
中世は、どうだか分からんが、少なくても近世に入ってからは、後継者がいない時は
血縁関係にある親戚を王位に迎えたぞ。
88アマノウヅメ:01/09/26 14:06
>>86
中世にはヨーロッパでも庶子の相続はかなりあります。
ただし、王位継承を認めさせるには戦争が不可欠だったようですが。

16世紀になると正当な結婚から生まれたことが必要条件になるので庶子の
相続はなくなりますが、イギリスではヘンリー8世が勝手な結婚を繰り返したので
誰が庶子だか判らなくなっていますね。
エリザベスでなかったら乗り切れなかったかも。

遠い親戚に王位が移りそうなときはなるべく血縁を濃くする工夫をしていたようです。
ヴァロア王朝の初代のフランソワ1世は先代のルイ12世の長女のルネと結婚しているので
その子供達はルイ12世にとっては孫にあたります。

ルイ14世の晩年に子孫がほとんど伝染病で死に絶えた時、庶子のマール公を
次の王位に就かせるたようバチカンンの許可を取ろうとしていますがひ孫が生き残った為
許可は不要になっています。認められたかどうかは不明です。

日本の後宮も中国の妃やヒンにあたる女御や更衣が大勢いたのは鎌倉時代までで、
それより後の時代は後宮を維持する余裕はありません。皇后や中宮も冊立されない
例が多くなりました。
明治天皇、大正天皇も生母は中級の公家出身の女官です。
89:01/09/27 20:04
正妻から生まれたのは昭和天皇が最初と聞いたが?
90世界@名無史さん:01/09/27 20:14
>>88
>16世紀になると正当な結婚から生まれたことが必要条件になるので

これ、具体的にはどういうこと?
国制の変化と関連した国法上の変化?
宗教改革か何かとからんだ教会法上の変化?
91アマノウヅメ:01/09/27 21:24
>>89
最初ではありません。古い時代では皆皇后腹です。
ただ、鎌倉時代から正妻をもたない天皇が増えてくるのでそういう印象になるのでは?

>>90
私も確かなことは知らないんです。ごめんなさい。
ただ言えるのは、両親が正式に結婚していないと父親の跡を継げなくなる例
16世紀から極端に増えるということです。
92世界@名無史さん:01/10/20 01:34
血統の連続性はさて置き、「継体」なんて謚された時点で、「スメラミコト」に先代が実在した証拠だろ?
93世界@名無史さん:01/10/20 02:30
「継体」なんて謚されたのは奈良時代の話ですが…。
94遅漏だけど:01/10/20 02:52
>>8
かきつばたタン、もしかして馬の骨の骨もそうなの?
95かきつばた:01/10/20 06:41
>>94
お馬さんの場合、最近では父系だけでなく母系も重視されるようになりましたね。『優駿』で読んだ知識くらいしかありませんが。
96かきつばた:01/10/20 06:47
95の訂正です。「馬の骨」って勘違いしちゃいました。

庶民にもそんな観念ありました。
遊牧民族の場合だと、クビ・二の腕・腕・手の甲・指の節1・指の節2・指の節3という7区切があるから、一つの祖先から分かれた子孫は七代までは「同じ骨」の持ち主とみなされ、結婚もできなかったとか。祖先が共通でも八代目からは結婚出来るようになるみたいです。
97DRX:01/10/20 09:52
>>93
奈良時代になっても「国体を受け継いだスメラミコト」として認識されていた訳だね。
ちゃんと越前くんだりからやって来た奴だって話も伝承に残ってるんだから、先代が実在していないと不自然でしょ?
98世界@名無史さん:01/10/20 10:55
現存のでなければエチオピアがなんといっても最長だったろう。
99DRX:01/10/20 11:33
ハイレ=セラシェが現人神だったらゲームオーバーしてなかったかもね。
100世界@名無史さん:01/10/20 13:17
100
101脳世界の中学生:01/10/20 14:44
継体天皇は生まれた時から皇族だったの?
皇族だったとしたら一応いつかの天皇の血を引いているんでしょ?
同一血族ってどう言う意味?
天皇の息子が次の天皇にならないといけないって事?
天皇の兄弟とかの息子が天皇になっちゃったらお家断絶なのね?
でも断絶と言っても確実に血は流れている訳?
天皇の結婚って嫁も皇族だったの?
皇族の嫁もやっぱり皇族で無ければいけなかったの?

あとミトコンドリアって男が家を継ぐ場合何も意味ないね。
102DRX:01/10/21 15:07
>>101
真偽はさておき、一応系図では繋がるように記述されてます。
つまり、「チョット遠い親類をわざわざ遠方から探し出して後継者にしましたよ」ってのが大本営発表。
肝心なのは「天孫」すなわちアマテラスの子孫でなくては、スメラミコトになる資格はないという原則だからね。
公式にはこの原則は崩れてないんだけど、実際継体帝がどこの馬の骨なのかは、古墳暴いてDNA鑑定でもしないと判断できない。
ただ左翼系あたりなのか、たいした根拠もなしに継体帝が馬の骨だと断定する一派が目に付くよね。
「遠い越前から来たから、別王朝」ってのは早合点な気がする。
「血統が大切だったから、必死で親類を探し当てて来た」のかも知れないのに。
馬の骨が気軽に取って代われる地位なら、とっくに中央豪族が乗っ取ってるんじゃない?
103世界@名無史さん:01/11/02 01:06
横レスですまん。
系図だけならヨーロッパの貴族はみんなすごいぞ。
つなぎあわせるとゼウスまでさかのぼれると思う
のだが。
104世界@名無史さん:01/12/05 20:32
ゼウス?
オーディーンやフレイヤならいると思うが
105世界@名無史さん:01/12/08 05:12
継体の出自に関する論議は日本史板でもあったね。

●継体天皇の生立ちについて考察すれ!(第二部)●
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi/history/1005968505/

すでにループ化しているのでこの現行スレよりは

継体天皇って先代達と血つながってんの?
http://mentai.2ch.net/history/kako/997/997471414.html

くらいからさらっと読み直して意見のソースを当たる方がよいかと。
106世界@名無史さん:01/12/08 05:24
継体は問題ないよね。当時はもう文明国だよ。
崇神〜の河内王朝のほうがうさんくさい。
107世界@名無史さん:01/12/08 10:53

エチオピアは土人なので却下
108皇太子:01/12/08 18:40
/´      ̄`ヽ,
            / 〃  _,ァ---‐一ヘヽ
         i  /´       リ}
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109世界@名無史さん:01/12/08 19:04
>>102
馬の骨かどうかはしらんが、中央の豪族連中は相当抵抗していたようなので
まあ、血筋が何らかの形で繋がっていたにせよ、誰もが納得するようなもの
ではなかったんだとは思う。
110世界@名無史さん:01/12/08 19:39
なぜ明治政府が南朝を正統化したのかがわから無いんだが。
111世界@名無史さん
まあ、明治天皇は南朝の出身だからね。