ヒトラーがよく演説したビアホールの店名は?

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1世界@名無史さん
何でしたっけ?
2世界@名無史さん :2001/08/05(日) 23:32
なんてマニアックな話題だ。
3世界@名無史さん:2001/08/05(日) 23:33
そこで暗殺未遂事件があって、爆弾が爆発しなかったっけ?
4世界@名無史さん:2001/08/05(日) 23:35
Hofbraeuhaus=ホーフブロイハウスです。
ミュンヘンにあり、いまでも観光客に大人気です。
ドイツ語専門家より。
5世界@名無史さん:2001/08/05(日) 23:36
ビュルガーブロイケラーは?
6ドイツ語翻訳家:2001/08/05(日) 23:39
それは知りません。
ホーフブロイハウスはヒトラーが下積み時代に演説していた場所ですね。
旅行ガイドブックにはたいてい載っています。
7通行人っす:2001/08/06(月) 00:17
ビュルガーブロイケラーってのは、ヒトラー暗殺を狙って爆弾が
しかけられた場所でしょう(38/11/09)

直後のフェンロ事件(英軍将校拉致事件だったかな?)とくみあわさって
犯人のゲオルク・エルザーはゲシュタポの手先説があったけど、

まあ、国会放火同様、やはり単独犯だったらしいというのが、最近の説
8HN不詳:2001/08/06(月) 00:36
ビュルガーブロイケラーはミュンヘン一揆の発端の場所でもなかった?
9世界@名無史さん:2001/08/06(月) 00:36
アルテス・ローゼンバード
10ドイツ語翻訳家:2001/08/06(月) 00:47
ミュンヘン一揆はホーフブロイハウスでしょう。
11ドイツの国名がわかりません:2001/08/06(月) 01:01
>ドイツ語翻訳家さん

正解はビュルガーブロイケラーでしょうね

ついでにDas Dritte Reichの語源、おしえてくださいよ

中世のキリスト教哲学における理想の国をあらわし、文化哲学者メラー・ファン・デン・ブルック
の同名著書(1923)によってにわかに政治標語として有名になった

って、いま手元のヒトラー・ジョークって本にのってるのですが
12世界@名無史さん:2001/08/06(月) 01:08
>>11
第一帝国=神聖ローマ帝国
第二帝国=プロイセン帝国
第三帝国=ナチス・ドイツ帝国
を意図して、自らをドイツの「第三」帝国と称したわけです。
13世界@名無史さん:2001/08/06(月) 01:24
よく演説に使ったのはホフブロイハウスですが、
ミュンヘン一揆及び爆弾テロに遭った場所はビュルガーブロイケラー(現在は無い)
です。店舗跡には未だにヒトラーが放った銃の弾痕があります。
14世界@名無史さん:2001/08/06(月) 02:19
ホーフブロイハウスは1階が居酒屋、2階がレストラン(どっちもメニューは大差ない)、3階がホールで
ヒトラーはホールをよく利用したそうな
15世界@名無史さん:2001/08/06(月) 06:42
浅草の神谷バーみたいなものですか
16世界@名無史さん:2001/08/06(月) 09:34
>>14
2Fの奥に特別席があります。そこに座れた日本人は100人も
いません。日本の政治家で座ったのは誰もいない筈です。

>>15
規模と歴史が全然違います。
17世界@名無史さん:2001/08/06(月) 15:09
つぼ八
18世界@名無史さん:2001/08/06(月) 16:16
ホーフブロイハウスに行ったことあるけど、やたらに騒がしい酒場だった。
地元の楽団が軍歌みたいなのをえんえんと演奏している。
ウインナーと、酢キャベツはおいしかった。ビールは美味かったけど、日本と
たいして値段が違わないのはなぜ。
19世界@名無史さん:2001/08/06(月) 18:35
>>12
それは俗説。
Das Dritte Reichには、
「永遠の国」という意味があります。
「第三」という語には「永遠」の意味があるそうです。
20世界@名無史さん:2001/08/06(月) 18:37
>>12
第一帝国:神聖ローマ帝国
第二帝国:ヴィルヘルム帝国
第三帝国:ヒトラー共和国

※プロイセンは王国です。
21世界@名無史さん:2001/08/06(月) 18:41
>>20
ナチスの場合の「Reich」は、帝国ではなくて「国」だね。
理由:ナチスは、ワイマール共和国の憲法を否定しておらず、憲法上は共和国。
   ヒトラーの政治的身分も、首相であり皇帝ではない。
ヒトラーの独裁権は、3年期限の授権法にあり、3年ごとに更新している。
22世界@名無史さん:2001/08/06(月) 21:02
>>21
実際、ワイマール時代でもドイツのことを「Reich」と呼んでますしね。
「Reichswehr」しかり「Reichsbahn」しかり。
あっ「Reichsmark」てのもあったな。
23厨房:2001/08/06(月) 23:52
プロイセン帝国とドイツ帝国って一緒?
2411:2001/08/07(火) 06:08
>>23
1871年にバイエルンやらほかの領邦と関税同盟その他を結んで、ドイツは連邦国家
として統一されました。その音頭とりをとったのが、プロイセン王国のホーエンツォレン王家のヴィルヘルムTと
鉄血宰相ビスマルクです

>>19
なーるほどですねえ! その(幻想の)永遠の国への回帰運動こそ、そもそものドイツ民族主義
あるいは民族社会主義、ひいては民族国家から排除されるユダヤ人という悲劇の歴史の根源じゃないかと、
ちょっと我輩、Das Dritte Reichの語源しらべている経緯です。

でもたしか38年ごろだったか、それとも「ドイツ国民の日」制定前後から、
「やはり第3があれば、第4、第5も想定されて、あまり縁起が良くない」
とグロス・ドイチュスラントで、国名統一されたみたいですね。

たしか、どこかで、これについても論議があったような
25a:2001/08/08(水) 08:06
ge
26世界@名無史さん :2001/08/08(水) 13:14
>>22
その理由については、ワイマール憲法の起草者、プロイスが語っていますね。日本語訳はなかったと記憶している。
27世界@名無史さん:2001/08/08(水) 23:41
フーゴー・アロイスあげ

そういや、この人と、えーと誰だ、ソ連と22年に修好条約結んでのちに暗殺された
男は。

この二人が、ワイマールの著名なユダヤ人ということで、右翼に攻撃されるんだよな
28世界@名無史さん:2001/08/09(木) 23:25
フーゴー・ブロイスですな。

ラッパロ条約を結んだのはヴァルター・ラテナウ外相です。
暗殺されました
29世界@名無史さん:2001/08/11(土) 01:41
相良守峯の独和辞典でReichを引くと

das Dritte Reich の訳語として「第三帝国」と「来るべき時代」とありました。
またナチスについては「第三国家」という訳語でした。
30世界@名無史さん:2001/08/11(土) 01:47
ラーテナウを暗殺したのは極右の軍事組織コンスル(エアハルト旅団の後身)のメンバーだけれども、
その一人だったエルンスト・フォン・ザロモンが獄中で書いた『追放された者たち』は、ナチス以外の
ドイツ極右のドキュメントとしてなかなか面白い。
ちなみにコンスルは、ナチス体制に対して、右からの抵抗運動を続け、
コンスルの特攻隊によるお家芸のテロでヒトラーの暗殺を何度も企てている。
31父権の復讐:2001/08/11(土) 05:07
ワイマール時代の右翼組織は面白いですネエ。

たいてい国防軍がうらで糸ひいているのですが、古い新聞読んでると、
レーム粛清の頃まで諸外国じゃ、ナチ党も国防軍全額出資の子会社とみられてたようです。

「20年代レームはアカを射殺。36年ヒトラーはレームを射殺。38年ごろにはブロンベルク当たりに
ヒトラーは撃ち殺されるだろう」
というSA粛清の頃の四駒マンガを見た記憶ありですな
32アウイこと:2001/08/11(土) 09:51
ホーエンツォレルン家のアウグスト・ヴィルヘルム皇太子が
よりによってSAの中将だったらしいけど

この人がナチでどういう行動をして
戦後どうなったか知っている人います?
33世界@名無史さん:2001/08/11(土) 14:50
ダス・ドリッテ・ライヒ=来るべき国
34世界@名無史さん:2001/08/11(土) 14:51
アルミン・モーラーのDie konservative Revolution に、ナチス以外のドイツ右翼のデーターが詳しい。
35フニャフニャディ:2001/08/11(土) 22:56
>das Dritte Reich の訳語として「第三帝国」と「来るべき時代」とありました。

キリスト教でいう「千年王国 」のことですかねえ。
アンチキリストの統治を打ち破って出現する「神の正義の王国」(ワラ
そういえば「千年王国」って言葉、結構よくナチのアジには出てきますよね。
11>>35

ですなあ。
今日、ちょっとメラー・ファン・デル・ブルックの20年代ベストセラー「第3帝国(Das Dritte Reich)」(1923/8)
について調べたのですが、

いわゆる俗説の第1、第2帝国につぐ第3帝国こそ、チュートン人による1000年王国を
夢想したシュテファン・ゲオルグなる詩人の夢想したReich(きたるべき理想の神の国というニュアンス)
になるだろう、歴史のオメガポイントとなるだろう、ということで
Das Dritte Reichを、ワイマールの混乱した共和制へのアンチテーゼとして
提唱したようです。

内容的にはニーチェ、ワグナー、その娘婿のチェンバレン、ゲオルグ、そしてマルチン・ルター
の思想のごった煮で、アンチ共和制思想としては、当時の流行り本だったようです。

1923年8月、ヒトラーはパトロンのルヒンシュタイン夫人(ピアノメーカーの)経由で、
献じ入りで一冊貰ってます
37維納の黄昏:2001/08/12(日) 23:32
というわけで、まあ、俗説の第一、第二につぐ第3帝国も、まあ、けして間違ってるわけではありませんが、
むしろ「20世紀ワイマールにおける1000年王国運動」の象徴として、人口に膾炙した言葉のようです。
Das Dritte Reichは。

なおゲオルグ派の詩人に私淑しているゲッベルスあたりが、
「やはり来るべき神の国たる(分裂したドイツ民族が統合され支配する)
Reichが、第3まで複数あるなら、第4、第5も予想される。
こりゃあまり縁起が良くない」
といいだし、37年だか38年に禁止されました。

Gross Deutschland(あれ、つづり良かったかな?)の語源、公式文書の
国名表示については、別スレにお任せしますわい
38世界@名無史さん:2001/08/13(月) 01:39
ナポレオンさん、こないなあ・・・
39世界@名無史さん:2001/08/13(月) 01:50
あたしゃ、高橋さんへのアレはアレとして、ナポレオンさんの日ごろのカキコは
常々、敬服してるものです。

フィッシャー論争とか、80年代修正史観後の、ドイツの現況とか
いろいろお尋ねしたいなあ。

芝健介さんのお話とかね
40世界@名無史さん:2001/08/14(火) 02:04
ビールに枝豆あげ
41 :2001/08/14(火) 03:26


age
42あやめ:2001/08/15(水) 17:46
ビールに枝豆が出たとこでスレの本題に戻りませう。
このお店にフューラーがエバと連れ立って来た際に、挨拶したうえ握手までした
日本人の歴史家がいます。
外でもない宮崎市定大先生です。先生が昭和11年からフランス留学したことは、
横光利一の「旅愁」にも出てきて有名ですが、翌年8月ドイツ旅行の途次19日
ミュンヘンに立ち寄り、その地に滞在中の旧知の京大在外研究員夫妻に伴われ、
この店で昼食中に店主からヒトラーが間もなく来店すると知らされ待っていると、
彼が側近五・六人と入ってきてエバと推定される女性も混じっている。食事を終え
エバの手にキスして退席となると、周囲の客は立ち上がり堵列して見送る。彼は
日本人客3人がナチ式に挙手しているのを見かけると、立ち止まって声を掛けた上
握手してくれた。柔らかく温かい掌であった。独裁者といえども西洋人は民衆への
サーヴィスに努めるし、日本みたいに偉い人がおいでになるからと客を追い出すと
いった無粋なことしないし、レディファーストも自然な振舞いだし、万事演出が
ワザとらしくないと、宮崎先生感銘しきりです。
普通ヒトラーのように極悪人と目されてる人物とコンタクトがあったとかいうのは、
そ知らぬ顔で隠しとくもので況んや率直に褒めたりしないものですが、さすが大物
凡百の「良心的進歩的」学者さんとは一味ちがってます。
この話は昭和53年12月14日付け毎日新聞に掲載され、「独歩吟」(岩波書店刊)
に収録されています。
43世界@名無史さん:2001/08/16(木) 01:09
ホーフブロイハウスのHP
http://www.hofbraeuhaus.de/
44世界@名無史さん:2001/08/23(木) 00:07
芝さんって・・・ただの軍事マニアのような気が・・・
45世界@名無史さん:2001/08/23(木) 00:10
>>42
アジヤ史概説の中で「ヒトラーだって個人的にはいい人」とか
何とか書いてたのには、そういう背景があったんでしょうか。
46わははは:2001/08/25(土) 07:41
>>44

そりゃ、あーたの読んだ本の傾向でしょう?
ていうか、まさか講談社選書メチエ1冊の話じゃないでしょうね。

あ、もし、なにか軍事関係で芝さんの面白そうな本あったら、教えてちょ
47世界@名無史さん:2001/08/25(土) 10:20
ホーフブロイハウスってツアーでドイツ旅行したとき寄ったことあるなあ。
ヒトラー所縁の場所だとは知らなかったけど。
客は年寄りと観光客ばっかりだったよ。
48世界@名無史さん
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