世界史板☆書評スレッド

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11
世界史に関する本でおもしろかった本、つまらなかった本を
紹介していきましょう。
小説、ノンフィクション、世界史の入門書なんでもOK。

タイトルと一口コメントお願いします。
2Bと武@世界史予備校準教師:2001/06/23(土) 16:26
「浜辺の歴史」:難しい、つまらない
「拷問の歴史」:字ばっか、辛い
「歴史の歴史」:図ばっか、つまらん
「西洋の歴史」:学歴者ばっか、つまらん

参考
食悦奇譚 東西味の五千年 塚田 孝雄 中公文庫  
シーザーの晩餐 西洋古代飲食奇譚 塚田 孝雄 時事通信社
朝日文庫 文庫化に際して削修された。
ファラオの食卓 古代エジプト食物語 吉村 作治 講談社
小学館 もんじゅ選書 19
小学館ライブラリー 37(文庫版)
ビールの文化史 春山 行夫 平凡社 春山行夫の博物誌VI
I,II構成/Iが254p、IIが311p
いずれも\2,700
ヨーロッパの舌はどう変わったか 十九世紀食卓革命 南 直人 講談社 講談社選書メチエ123
270ページ/\1,700
ヨーロッパの食文化 マッシモ・モンタナーリ(著)
山辺 規子、城戸 照子(訳) 平凡社 叢書ヨーロッパ
275ページ/\3,600
3サルスティウス:2001/06/23(土) 23:48
高校世界史レベルからはじめる場合
まず中谷臣『世界史ABの基本演習』(駿台文庫)
こいつの解説と年表を熟読し大体の時代の流れを掴む。
時代の横のつながりや、中央アジア等盲点になりがちな部分も
頭に入る。
4サルスティウス:2001/06/23(土) 23:51
次に高坂正尭『国際政治』(中公新書)
軍備、南北問題、社会改革等で厨房が持ちがちな
固定観念を崩してくれる。
5サルスティウス:2001/06/23(土) 23:57
体力のある人ならここで中公文庫の世界の歴史シリーズ
(最近刊行されたものでなく40年前のもの)
を読むといいかも。ただ近現代史の部分は今は読むに耐えない
部分が頻出するので全16巻のうち9巻あたりで止めても良い。
ここでは難しい理屈ぬきで面白いエピソードを読んでいくという感じで
十分。
6世界@名無史さん:2001/06/24(日) 00:16
イサベラ バード”朝鮮紀行”
日清戦争のころイギリス人の女性の
朝鮮旅行記。その馬力に圧倒される。
7サルスティウス:2001/06/24(日) 00:21
以下地域別に・・・
まずは中国史から

宮崎市定『中国史』(岩波全書)
  同 『大唐帝国』(中公文庫)
司馬遼太郎『項羽と劉邦』(新潮文庫)
司馬遷『史記列伝T・U』(中公クラシック)

中国史に関しては宮崎市定先生という絶対のオススメがいる。
先生が一般読者向きに書いたものはどれも素晴らしいの一言。
『中国史』の中で展開されている時代区分も素人が時代ごとの
特徴を掴むのに最良の道具となる。
司馬遼は非常に読み易くそれでいて人物描写が非常に的確。
最後は言うまでも無い古典中の古典。全訳は退屈な所もあるし
厨房は挫折するかも知れないので抄訳のこれで間に合わせよう。 
8江戸時代で:2001/06/24(日) 00:39
世界史ってわけではないですが、漫画からひとつ。
いまは「お江戸でござる」という番組でコメンテーターとして
活躍中の杉浦日向子女史が描いた漫画はどれもお勧めです。
全集が筑摩書房から出ていますが、文庫もかなりの数出版されて
います。主な作品は、『合葬』、『東のエデン』が筑摩文庫から、
実業之日本社からは、彼女の最期の作品にして代表作『百日紅』
が出版されています。高校生、大学生(私も大学生ですが)は、
一度読んでおいて損は無いかとおもいますよ。
9サルスティウス:2001/06/24(日) 01:24
ギリシア・ローマ史

1.モンタネッリ『ローマの歴史』(中公文庫)
2.南川高志  『ローマ五賢帝』(講談社現代新書)
3.森谷公俊  『王妃オリュンピアス』(ちくま新書)
4.辻邦生   『背教者ユリアヌス』(中公文庫)
5.ギボン   『ローマ帝国衰亡史』(ちくま学芸文庫)の前半

1はユーモアに満ちた厨房向け通史。とにかく面白い。
2と3は手に入りやすく平易で、かつ基礎的な知識もつく。
4は日本人が書いた西洋歴史小説の白眉。主人公がかなり
美化されていることは判っているのだがそれでもファンに
ならずにいられない。読者をぐいぐい引き込む力のある書。
5は挫折する可能性もあるがぜひ挑戦したい。あまりの量に気が
遠くなるかも知れんが前半の西ローマ滅亡までを読めば十分。
調子に乗ってくると自分でも驚くほどスラスラ読める。
この時代はヘロドトス、トゥキュディデス、タキトゥス、
プルタルコス等古典の宝庫だが、どれも初心者にはキツイかも。
ヘロドトスなんかはまだ興味深く読めると思うので挑戦してみると
良い。
10サルスティウス:2001/06/24(日) 01:39
韓国史
あんまり知らん(藁)
とりあえず
岡崎久彦 『隣の国で考えたこと』(中公文庫)
でお茶を濁しておく。日韓関係についての考察と韓国史の
極々簡単な通史が載っている。どちらも穏当なもので読み易い。
岡崎氏の書いたものは論旨が明確で非常に判りやすい。
近現代史のところで氏の他の著書を挙げるつもり。
11Cavabien:2001/06/24(日) 01:59
最近は東南アジア史に興味があるのですが、何か良書を紹介して
いただけませんか?
12サルスティウス:2001/06/24(日) 02:08
>11
ごめんなさい。ほとんど何も知りまへん(藁)
まともに読んだのは 永積昭『東南アジアの歴史』講談社現代新書
のみっす。ただ以下のものは流し読みした中では割と面白かった気が
します。
小倉貞男『物語ヴェトナムの歴史』(中公新書)
松本信広『ベトナム民族小史』(岩波新書)
13世界@名無史さん :2001/06/24(日) 02:18
「ヴェトナム」坪井善明 岩波新書

戦後のヴェトナムの歴史や政治経済文化など
多岐にわたって解説してる。ヴェトナムがどんな
国かを知るのにはいいと思う。

つーか、だいぶ前に読んだんで、どんな本だったか
覚えてねー。
14サルスティウス:2001/06/24(日) 02:24
イギリス史

アンドレ・モロワ『英国史』(新潮文庫)
福田恆存 『私の英国史』(中央公論)

モロワの本は政治史、人物史、文化史、社会経済史が
程よく配分された歴史叙述のお手本。こういう本が
各国ごと出るといいんだが。
後者はあまり知られていないが文句なしの名著。
俗説をあざやかに論破する手捌きは見事。
15サルスティウス:2001/06/24(日) 02:37
フランス史

1.アンドレ・モロワ『フランス史』(新潮文庫)
2.ダフ・クーパー『タレイラン評伝』(中公文庫)

モロワは英国史と同じく非常に良い。ただ古代、中世が手薄なのが
残念。後者は最高の外政家に関する興味深い伝記。アメリカ連邦派の
巨頭ハミルトンとの交流など意外な事実が載っていて面白い。

ギリシア・ローマ史のところで肝あ心の塩野ローマ史忘れてましたな。
初心者にとっては非常に読み易く有り難い本であることに間違いない
でしょう。
161:2001/06/26(火) 18:44
サガりすぎだゴルァ!

遠藤周作「王国への道」
江戸時代に山田長政がタイに行く小説。
タイ人の思想、感性などを知るにはいいと思う。

ちなみに私は山田長政の日本人町に逝ったことが
ある。少ないながらも史料が展示してる。また、
まったく関係ない土産物も売っている。
観光名所としては普通。
171:2001/06/26(火) 19:13
道つながりだゴルァ!

「韓国併合への道」呉善花
渡辺昇一、石原慎太郎、小林よしのりなど
やたら保守陣営から可愛がられている呉善花の著作。

韓国併合への経緯をまとめている。一般の韓国人に
売国奴と罵られた親日派にもスポットをあてている。

ただ、他の彼女の著作と違って生真面目に書いているので
かる〜く流し読みするのはお勧めしません。
18サルスティウス:2001/06/26(火) 21:33

ドイツ史

1.林健太郎        『ワイマル共和国』(中公新書)
2.セバスティアン・ハフナー『ヒトラーとは何か』(草思社)
3.     同      『ドイツ帝国の興亡』(平凡社)
4.ゴーロ・マン      『近代ドイツ史』(みすず書房)

1は歴史小説のように読める概説書。人物、事件の評価が非常に公正と
思う。2、3のハフナーの独創的な歴史解釈には目から鱗が落ちる。
4は少々長いがバランスの取れた最良の概説。著者は穏健リベラル派と
いったところだが、プロイセン罪悪説のような近視眼的な歴史観には
囚われていない。華麗な人物描写は文学的気品に満ちている。
19世界@名無史さん:2001/06/26(火) 22:24
昨年のリオリエントや銃・病原菌・鉄みたいなもんは今年は出てないか?
20世界@名無史さん:2001/06/26(火) 22:26
近代東南アジアの研究で有名なのは、矢野暢とかいう人らしい。
『東南アジア学への招待』上下がNHKブックスからでていて、
先生に進められましたが、今は絶版だそうで。私は古本屋でかったです。
21世界@名無史さん:2001/06/26(火) 22:26
>>18
リオリエント・・・・あんなの読む気がしない。厚すぎる。(ワラ
22カニシカ王:2001/06/26(火) 23:14

『強姦の歴史』ジョルジュ・ヴィガレロ著
http://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/jinbun/tanpin/3224.htm
23世界@名無史さん:2001/06/26(火) 23:19
微妙に厨房臭い奴が書評を書いてるように感じるんだ
けれど…気のせいか?
まあ、書評書く人がこの程度だと、世界史板があれる
のは無理がないのかも
24ドクトル・ゲー:2001/06/26(火) 23:30
>>23
意味深だ。(藁
25世界@名無史さん:2001/06/26(火) 23:31
>>23
セオリーどおり

   ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ( ´∀`)< オマエモナー
  (    )  \_____
  | | |
  (__)_)

君がなんか書いてくださいよ。
261:2001/06/26(火) 23:38
>>23
私のことすか?
人が来なかったもんで、親しみ持てるスレに
しようと考えてのことなんだが…

ま、世界史の知識が厨房レベルなのは認めるが。
そう言わずに書評してくれよん。
27世界@名無史さん:2001/06/27(水) 00:02
>>25
ホントひさしぶりにノーマルモナー見たよ。(w
28世界@名無史さん:2001/06/27(水) 00:22
モナー板とかいくと、動き回ってるしね。
29世界@名無史さん:2001/06/27(水) 08:13
まあどんな書評でもいいやん。
それなりに参考にするよ。
漏れは期待してる。
30世界@名無史さん:2001/06/27(水) 11:26
>>20
セクハラで京大の教授の地位を失い、最後は異国の地で客死。
人生というのは……。
3123:2001/06/27(水) 21:10
ごめんよ〜。
う〜ん、なんで専門書が入ってないのか不思議だったんだよ〜
最近出た『ドイツ教養市民層とナチズム』は面白かったのに、
林健太郎か?みたいな…
32世界@名無史さん:2001/06/27(水) 22:29
>>20>>30

その話があまりにも魅力的だったので、ネット通販で買ってしまいました。
(あほか俺)
よっぽどいい女だったんですかね。じゅる。
内容的には、有名どころらしい先生との対話形式、という感じで非常に
読みやすかったです。上巻が東南アジアの社会構造についての考察、
下巻が近現代を主とした総括と展望ってところでした。個人的には
上巻のほうが面白かったかな。下巻は流し読み程度でした。
33ナポレオン:2001/06/27(水) 23:00
>>23
まあ、そう言いなさんな。
林健太郎だっていいじゃないか。入門用には最適だし、
サルスティウス氏は幅広く読んでるみたいだし。
まあ、今更ハフナーなんてのは俺もどうかとおもゲフンゲフン

「ドイツ教養市民層とナチズム」って野田さんの本?
講壇社学術文庫か? あれ、親本はけっこう古いし、
文庫化に際して何本か論文削られてるはずだぞ。
34世界@名無史さん:2001/06/28(木) 00:15
どなたか、「この私、クラウディウス」(ロバート・グレーヴズ、みすず書房)
読んだ方います?
「背教者ユリアヌス」「クォ・ヴァディス」なみに面白いでしょうか。
35名無しさん@1周年:2001/06/28(木) 01:38
本は『』で囲んでほすぃ・・・
36世界@名無史さん:2001/06/28(木) 02:33
なんか皆さんが学術的な本を挙げている中で言うの恥ずかしいんですけどw

さいとう・たかを(原作・高橋克彦 脚本・道又力)の漫画

「北条時宗」(前6巻、ただいま5巻まで発売中)

がお勧め。
この本は面白い。
今まで貸した人は大体はまりました。

やっぱさいとう・たかをはスゴイや
37世界@名無史さん:2001/07/01(日) 15:14
あげ
38世界@名無史さん:2001/07/01(日) 22:38
糞味噌にけなされている本ではあるが
岡田英弘「歴史とは何か」文春新書。
39世界@名無史さん:2001/07/02(月) 08:09
>>38
どう糞味噌なのか書いてくれ。
4039:2001/07/02(月) 08:09
あ、文句言ってるんじゃなくて、単に評判を知りたいだけ。
41名無しのオプ:2001/07/02(月) 08:15
講談社選書メチエの石橋崇雄『大清帝国』は
ひとりよがりのオナニー書なので、評判は最悪。
といううわさを聞いて読んでみたがそのとおり。
4238:2001/07/02(月) 09:21
>どう糞味噌なのか書いてくれ。
細部があまりにも乱暴でいかがわしい。

膨大な人間の歴史を新書一冊のエッセンスにまとめようとした
気宇壮大さや、歴史観がある点はそれなりに評価できると思うが。
43世界@名無史さん:2001/07/02(月) 09:33
>>38-42
岡田英弘は専用スレがあります。そっちの方が詳しいよ

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=whis&key=986963115&ls
44アマノウヅメ:2001/07/02(月) 10:08
堀田善衛『ゴヤ』新潮社
長いし高いけど、それだけの値打ちはある。
4539:2001/07/02(月) 12:47
>>42-43
サンキューっす。
46名無しさん:2001/07/03(火) 13:27
>>41
大学の講義の課題図書だったので我慢して
読んだ。苦痛の限り。
やっぱ東大系はだめですなあ。
宮崎先生を見習え!!
47名無しのオプ:2001/07/08(日) 14:04
>>46
同感ですなー。
『大清帝国』を課題図書にするとは
ふざけた大学だなあ。
48名無しのオプ:2001/07/17(火) 12:56
age
49世界@名無史さん:2001/07/20(金) 06:04
 中公の「世界の歴史」は面白いですね。古本で文庫版を揃えて読みました。
 最近読んだ歴史本だと、講談社現代新書「新書アフリカ史」と中公新書「物語
・イタリアの歴史」が良い感じでした。どっちも新しい本じゃないですが。
 試験勉強で歴史を学ぶ立場じゃないんで、まず物語として楽しめて、「歴史の
ダイナミズム」みたいなものが味わえるのがいいな、と思います。
 何かおすすめないですかねぇ。出来れば安価なのが良いです。(^_^;)
50世界@名無史さん:2001/07/22(日) 00:47
W.S.チャーチルの『第二次世界大戦』が河出文庫から復刊されましたが、
これなんかどうなんでしょう?
51アマノウヅメ:2001/07/22(日) 01:04
>>50
昔のしか読んだことないけどいいんじゃないですか。
チャーチルって懐の深い人ですね。
大昔、読売新聞社からでた邦訳が「シュペーア回想録」の名で、中興文庫から
再刊。

ソクロホフの「モレク神」思い出しました。ベルリン都市計画とか、山荘建築や
山荘内のヒトラー王宮の雰囲気とか、モレル博士(笑)とか、いろいろ面白いです。

北杜夫「怪盗ジバコ」の、ヒトラー女性化計画て、この本の漏れる博士の描写から
きたのかなと妄想
53アルカトラズ(刑):2001/07/22(日) 12:19
『ローマ帝国とキリスト教』
 弓削・・(下の名前忘れました)
 内容が具体的で固い題名に反して読み易いと思う。

 
54アマノウヅメ:2001/07/22(日) 12:41
石田幹之助『長安の春』東洋文庫(講談社学術文庫にあるような記憶あり)

とにかく名著。
55ナポレオン:2001/07/23(月) 02:42
>>52
マジっすか!
って、どうせ古い方の持ってるけど、
でもこりゃめでたいや。
56世界@名無史さん:2001/07/23(月) 07:03
スーパージャンプの「ゼロ」のトンデモ歴史に
淡い浪漫を感じるときがあるのは俺だけのようだな…

すまん、もう邪魔はしない。
57世界@名無史さん:2001/07/23(月) 07:13
笑われてしまうかもしれませんが、
辞典でお勧めがあったら教えて下さい。
58世界@名無史さん:2001/07/24(火) 14:09
この板ではあまり取り上げられないが、東南アジア近現代史に関する
本をいくつか。

1.『海の帝国』白石隆 中公新書
東南アジア全般の近現代史を海上交易・交通の視点からまとめた本。
最近こういう本が結構流行りらしいが、値段的に取っつきやすいのはこれ。
ただし、雑誌連載時に載ってた顔写真は思いっきり詐欺。
本人を見たことあるが、普通のおっさんである(藁)

2.『インドネシア 思想の系譜』 土屋健治 頸草書房
同姓同名の別人が現役活躍中だけど、この人は故人。
(生前最後に書いた本で、本人は長くないってのを自覚してたらしい)
独立前を中心とした、インドネシア人の思想活動を取り上げてます。
論文集みたいな体裁で、中でもおすすめは
『スカルノの第二次世界大戦論』。
・・・日本人は利用するつもりで利用されてたかも。

ちなみに同じ人ので『カルティニの風景』って本があります。
59世界@名無史さん:2001/07/24(火) 16:32
>>57

何に関する事の辞典ですか?
それがわからないと答えようがないです。
60世界@名無史さん:2001/07/24(火) 19:59
>>58
>1.『海の帝国』白石隆 中公新書
自分もこれは名著だと思った。
東南アジアの「国家」というものが、欧米とは全く異なった土壌のもとに成立したことがよくわかる。
61おサル:2001/07/24(火) 20:11
『ワイルド・スワン』ユン・チャン 講談社(上・下)
は自分の出会った本の中で屈指の名著だと思う。
創生当時の中国共産党の内部事情や、日中戦争と国共内戦の流れ、
とりわけ毛沢東の失政から文化大革命へ至る過程などが、その時代を
生き抜いた人々の証言によって生き生きと描かれている。
「息づいている生の歴史」の感覚。
62名無し:2001/08/02(木) 11:49
>>47
どうせ国士舘だろ?
63世界@名無史さん:2001/08/23(木) 01:28
もっと活用されていいスレと思うのでage
64世界@名無史さん:2001/08/23(木) 01:38
中国史と西洋史以外の基本的な文献で何か良いものはありませんか。
65世界@名無史さん:2001/08/23(木) 01:58
>>64
イスラム史とか?(単純な発想で申し訳ない)
6664:2001/08/23(木) 02:03
>>65
特にイスラム・インド・中央アジア等に興味があります。
67世界@名無史さん:2001/08/23(木) 02:11
>>64
時代が分からないけど、イスラムの基本文献と言ったら
まず井筒俊彦かな?(歴史に限らんが)
68世界@名無史さん:2001/08/23(木) 17:25
 ねぇ、本屋でよく売ってるアラン・コルバンはどう?
分厚いけど、読んだ人いる?
69世界@名無史さん:2001/08/23(木) 20:24
いまだでてなかったので、
西谷修『世界史の臨界』は歴史を大学で勉強する人は読んどくべき。
特定の地域の歴史を扱ったわけではないけど、
今の歴史研究がいかなるものかということを知るために重要と思われる。
70世界@名無史さん:2001/08/24(金) 13:03
現代イギリスの歴史家で一押しの人をご存知の方はいませんか?できればイギリス史
も書いている人がうれしいんだけど。
71世界@名無史さん:01/09/15 18:00
ん?
タリバンについて、このスレ活用する日もあるであろう。で、アゲ。
ていうか、いま厨房くんがスレ乱立していて、常連さんが書きにくい雰囲気をつくってる。
上位20位のスレで☆だの■だの記号つかわれると困るなあ。


・・・大○○○○くん。きみの賢明さを信じるぞ
72名無しさん:01/10/09 01:12
age
73パブロフ二等兵:01/10/13 22:31
「第二の罪」(ラルフ・ジョルダーノ 白水社)

これ一冊で厨房ドイツヲタどもの「失われた勝利」
「ドイツ見習え論」がいかに薄っぺらなシロモノであるかがわかる。
日本は先の大戦を反省するにしてももっとロシアに目を向けるべきだ。
74パブロフ二等兵:01/10/19 09:39
合わせて「失われた勝利」(E・V・マンシュタイン 中央公論社)
も読んでおくことをお勧めする。これでドイツ国防軍が戦後に
なってどれだけ歪曲美化表現されてきたかがわかるであろう。

ドイツ国防軍はナチとは別だ、常に賢く勇敢で戦闘では勝っていた、
なのにヒトラー指導の誤りが、だなんて言い訳はもう聞き飽きた。
75パブロフ二等兵:01/10/19 13:27
戦後の大抵のドイツ人の歴史観なぞ薄っぺらなもんだ。ゲルマン民族の
スラブ民族に対する根拠の無い優越感はそのまま、「失われた勝利」
などと自慰に耽って見たいものしか見えなかったのだ。
こんなものはジョウダーノ一冊で全て粉々に論破できる。
だがこういう厨房ドイツヲタには何を言い聞かせても無駄であり、
断固として「ソ連軍によるベルリン陥落」が必要であったのだ。
76世界@名無史さん:01/10/19 18:21
パブロフ二等兵=3ch
77パブロフ二等兵:01/10/19 22:37
あと、アーヴィングの著作もなかなか興味深い事実が多く載ってる。

「ヒトラーの戦争」(デイヴィッド・アーヴィング 早川書房)P296
・・・前略・・・・クライペ将軍が九月三日燃料状況について―すべての
爆撃機および一部の戦闘機と急降下爆撃機の作戦を切り詰めなければ
ならないほどいまは深刻であると―説明したあとで、ヒトラーは
「空軍をすっかり解体して、対空火砲を三倍にすることを考えている」
と述べ、空軍参謀総長をたまげさせた。ゲーリングが五日、“狼の巣”
に恐る恐る再び姿をみせると、ヒトラーは空軍攻撃を繰り返した。
クライベの日記はこう記録している―

 総統がまずしゃべった。空軍非難の長広舌、空軍は全然よくない、
年ごとに悪くなる、生産数字と航空機の性能についてもずっと嘘
をつかれた、フランスにおける完全な崩壊、地上員と無線部隊は
陸軍の戦闘を援けようとしないで命からがら飛行場を捨ててあわて
ふためいて逃げ出した、と。
 Me262の件が再び議論になった。なんで「高速爆撃機」しか考えられない
かについての同じ議論、将来はMe262だけ生産するとともに、対空火砲を
三倍にする考えを前より穏やかな形で再び展開。・・・・・・わが方の戦闘機の
設計はみな間違っている、四発爆撃機と闘うのに必要なのは、大口径の
機関砲を備えた双発の重戦闘機である、全国元帥の要求で、戦闘機中隊
を指揮している〔ハンス・〕ベーム=テッテルバッハが呼び入れられた。
経験から彼は、戦闘機に護衛された重戦闘機でさえも重爆撃機と闘う最善の
方法でないと説明した。ベーム=テッテルバッハは乱暴に退去を命ぜられた。
78世界@名無史さん:01/10/20 01:05
パブロフ二等兵は改宗者?
79世界@名無史さん:01/10/20 01:20
どうでもいいよ。好きに荒らさせろ
80世界@名無史さん:01/10/20 02:07
トルストイ「戦争と平和」1812年篇15年ぶりに再読中。

・・・読んでて思ったんだけど、司馬遼太郎「坂の上の雲」いう
日露戦争小説、そうとう「戦争と平和」の構成や文章の影響受けている
気がします。
意識したんだろうな・・・
81世界@名無史さん:01/10/20 02:13
中国の五胡十六国時代や五代十国時代をえがいた面白い歴史小説はありませんか?
三国志のように計略をたくさん使う物が良いです。
82 :01/10/20 02:33
塩野のローマ人の物語って
兵隊の数が10万とか100万とか平気で出てくるけど、あれ信じていいの?
昔のヨーロッパって、そんなに人口多くなさそうだけど。
83世界@名無史さん:01/10/20 02:35
読んだこと無いから知りませんが、ガリア戦記だって5000人〜3万人の
世界では?
84世界@名無史さん:01/10/20 02:56
数値に関しては全体として話半分でいいと思う。
100万ってのはウソ。

ただ、ガリア戦記はもっと多いと思う。
当時の一個軍団が定員6000人で(と言っても実際には5000人程度
だったようだが)カエサルはそれを8〜10個持ってたからね。
実際には正規軍だけで4〜5万、それにガリア人やゲルマニア人の
援軍足して8〜10万はいたと思う。
ただし、これが必ずしも一カ所で運用されていたわけではない
ので、一つの戦闘に参加した数となると83の言ってる数も
多分外れではない。
85世界@名無史さん:01/10/20 03:31
>>5
質問&亀レス失礼します。
最近刊行された、中央公論新社の方の「世界の歴史はどうでしょう?
他所で推薦された、古い方の「世界の歴史」と間違えて購入したのですが、
この本についての評判を聞きたいです。新しい方は評判を聞かないので。
86世界@名無史さん:01/10/20 13:00
久しぶりに改訂された(第4版)、マクニール『世界史』の書評希望。
87パブロフ二等兵:01/10/20 16:31
正直言って冷戦時代でも、ソ連はアメリカと事を構えるつもりはなかった。
ロシア人は大祖国戦争時代の米国のソ連邦支援を忘れてはいないからだ。
ソ連は1941年末の段階ではやっと首都モスクワを守ったに過ぎ
なかったのに対し、アメリカはどんな場合でも本土無傷であった。
ロシアは今も昔も負債を抱えており、アメリカには頭があがらぬ。

だが、ファシスト・ドイツその他に対しては断じて断じてそうではない。
今なお残存ファシストたちはソ連の宇宙産業をドイツからの盗用だとか、
東部戦線はドイツ軍が勝っていたはずだなどと主張するが、馬鹿げた話だ。
彼らは自分たちが東欧で過酷極まりない略奪を行い、ウラソフ師団などの
反ソスラブ人勢力すらも敵に回してしまった。全く彼らの自業自得なのだ。
戦後のドイツ人の苦しみは、全て彼らファシストたちの対ソ侵略の結果なのだ。
そしてソヴィエト赤軍はファシスト・ドイツ軍を破ってベルリン入りした、
これは全世界の人々が記憶しておく歴史事実の根本であるということだ。
88パブロフ二等兵:01/10/20 16:33
失礼、誤爆してしまった。
89世界@名無史さん:01/10/20 19:12
いいよ。荒らしだろ?
90世界@名無史さん:01/10/25 12:41
誤爆age
91名無しさん:01/11/05 01:47
>>85
とりあえず、中国史の感想。
まあまあ。
92世界@名無史さん:01/11/05 01:57
ガリア戦記は嘘っぱちが多い
何しろ聞いた話でかいてんだしね、あの人・・・
93世界@名無史さん:01/11/05 03:40
『ドイツ参謀本部』(渡辺昇一 中公文庫)
一般的な対ナポレオン解放戦争に対する認識が変わる。
94パブロフ二等兵:01/11/06 12:37
「第二の罪」(ラルフ・ジョルダーノ 白水社)
「失われた勝利」(E・V・マンシュタイン 中央公論社)
「ヒトラーの戦争 上・下」(デイヴィッド・アーヴィング 早川書房)
★●★ソヴィエト軍によるベルリン陥落・翻る勝利の旗★●★
http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/chronicle/1939_45_5.html
合わせて読んでおくことで、薄っぺらなドイツ見習え論者は一網打尽にできる。

なお私の投稿がどうしても不愉快なドイツ見習え論者は、脳内あぼーんすべし。
95優良サイト発見!:01/11/06 20:38
http://homepage2.nifty.com/H-revenge/index.html

表紙の絵に、ひさしぶりに弾けるような笑いを覚えたYO!
歴史関係、ちょっと濃くてお勧め
96世界@名無史さん:01/11/07 22:02
バルザックの暗黒事件読んでるけど、おもしろいねえ・・・
97世界@名無史さん:01/11/08 17:24
>>82
これについては、
ローマ軍の軍団兵がほぼ兵士のみから構成される数で
一軍団定員6000人なのに対して、
ゲルマン・ガリアなどの部族は女性や子供なども引き連れて戦場に来たりするので、
人数が大きくなる傾向がある。
よって、ローマの相手の損害は非常に大きい数字になることがある。

ただ、たまにローマ人の側も「蛮族の蜂起で○万人が殺された」といったものがあるけど、
それは軍団についてくる形で商人だのなんだのも結構な数がいたので、
数字が膨らむことになったのではないだろうか。

かなりいい加減な知識しかないので、間違っているかもしれない。
できればフォロー頼む。
98新紀元社のHPより:01/11/09 01:56
●OSPREY MEN-AT-ARMS 11月発売予定
『ビサンティンの軍隊 886-1118』
『エル・シドとレコンキスタ』

定価各1000円(税別) 判型B5判 ページ数平均48頁
●OSPREY MEN-AT-ARMS 12月発売予定
『南北戦争の南軍』
『共和制ローマの軍隊』

定価各1000円(税別) 判型B5判 ページ数平均48頁

オスプレイ・メンアットアームズ・シリーズは12月をもちまして、第一期の刊行を終了いたします。
今後は当シリーズ以外のオスプレイ社の書籍も発行していく予定です。
今後とも御愛顧の程よろしくお願い致します。

・・・おいおい。終わっちゃうのかよ
99世界@名無史さん:01/11/09 21:54
>>98
既に買いきれない状態だから、二期めがあるなら私はかまわない。
だが、店頭から消えないでくれ。祈ってる。
100世界@名無史さん:01/11/20 19:23
謝世輝『スーパー世界史』は?
その他この人の『第三の世界史』『古代史の潮流』とかはどうよ?
101世界@名無史さん:01/11/20 21:15
>>97
ガリア人が意識して戦場に女子供を引き連れてくると言うより、
ローマ軍側が相手の土地に侵略して町を陥落させたり、
部族ごとまとめて移住中の敵と戦ったりで、
結果として女子供が殺される率が高かったってのが真相だと思う。

ガリア戦記によると、戦争に行けない年齢の子供は、
客人に会わせないようにするらしいんで、
普通の戦争に子供を連れてくる率は低いと思うんだが。
102世界@名無史さん:01/11/20 21:20
>>101
一部の捕虜や女子供は奴隷として売り払ってたんじゃなかったっけ
そりゃ戦闘のどさくさで殺されたのもいるだろうけど、
兵士にとっちゃ貴重な商品なわけだから、そんなに多くの非戦闘員が
殺されたとは思えない
自分は単なる数字の誇張だと思うんだが
103@名無しさん:01/11/24 21:05
安部高明著”広州よりながめた大国中国”文芸社
広州の地理、歴史の解説です。この著者は中学の
理科教員の後、広州で一年日本語教師をした後
この本を書いたとありますが、ものすごい知識で
中国の専門家のようです。私の友人は音大卒で中学の
数学教師です。太平天国の乱、アヘン戦争、中国革命
から、文化大革命、解放軍と産軍共同体、現代までの
歴史を特に、客家との関係で分析しています。
ケ小平の広州産業と江沢民、朱鎔基の上海産業の
対決の話などは、どうもだだのアカデミックの人では
知らないような情報が多く、経歴の謎がまします。
特に国のひとつの地方を深く研究すると全体が
見えてくると教えられました。
104猫電波:01/11/25 01:08
>>100
子供のとき読んで感動したけど、今にして思えば…。
歴史上の事実の成否についちゃ何も言えないけど(覚えてない部分が多い)
曰く、これからはニューエイジだ、万有引力はインドで既に発見されていた(笑
105世界@名無史さん:01/11/25 17:11
ベルニエ『ムガル帝国誌』が岩波文庫から再刊されたね
最近、岩波、アレクサンドロス大王東征記とか、イスラムのなんとかいう歴史学者だして
いいね。いいね。
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/7/008801+.html

なんかルイ14世の世紀も、まだ在庫有りそうだし、ちょっといい思った
http://www.iwanami.co.jp/search/index.html
106世界@名無史さん:01/11/27 06:16
なんかないの?
毎月、山ほど出版されてるでしょうが
107世界@名無史さん:01/11/27 06:56
>>34
読みましたよ。個人的にはその2つより面白かったです。
って、もう5ヶ月も経ってるんで遅いでしょうけど。
108世界@名無史さん:01/11/29 21:32
唐あげ
109世界@名無史さん:01/11/29 22:58
福田和也
地ひらく 石原莞爾と昭和の夢
文芸春秋
世界史的背景について詳細な記述あり。おもろい。
110世界@名無史さん:01/12/12 02:59
age
111世界@名無史さん:01/12/12 10:00
まだ出てないの、と。

良知 力(いい名前だなあ、関係ないけど)
「青きドナウの乱痴気」

陳瞬臣
「小説 十八史略」
歴史的に正しいかは置いといて、面白い。
これのダイジェスト版みたいなのが
「中国五千年」
112世界@名無史さん:01/12/12 12:28
で、
陳瞬臣の
「中国の歴史」
「中国の歴史 近・現代史」
で、中国史の基本的な流れは完璧。
113世界@名無史さん:01/12/13 03:45
>98
今さらだが、自分の専攻に関係する巻だけ買ったら、
原著の誤りに翻訳者の誤りが重なってひどいできだった
114世界@名無史さん:02/01/05 10:34
1997年フランス、ヨーロッパで左右両陣営に大論争を巻き起こし
たベストセラーが上智大学教授外川継男先生によってやっと邦訳
され最近発行された。
なぜナチズムが断罪され共産主義は断罪されないのかといった観点
から共産主義を暴力・抑圧・テロルを軸に豊富な資料で克明に描い
た学術的な社会科学、歴史、政治、人文思想書です。

「共産主義黒書 -犯罪・テロル・抑圧- ソ連篇」
        A5判、342頁、上製本、3000円

戦争と革命の世紀であった20世紀、ナチズムの犠牲者は2500万
人に対し、共産主義による犠牲者はソ連で約2000万人、中国
で6500万人、全世界では合わせてなんと1億人を数える。民族・
人種によるジェノサイドと階級・思想によるジェノサイドはど
こが違うのか?
東京大学のゼミでも採用されています。フランスで30万部、この
度の日本語訳で35カ国で翻訳出版されたことになります。すでに
全世界で100万の人に読まれていると推計されています。
月刊「正論」や「諸君!」「文芸春秋」「新潮45」にも広告がで
ていました。
読みごたえのある本です。
特に今までソ連が隠ぺいし開示された事が無い虐殺の目をおおう
貴重な写真も載っています。
ちょっと疲れるけど、読みごたえのある本です。
2002年10月には続刊「コミンテルン、アジア篇」が出る予告も載
っています。
115世界@名無史さん:02/01/06 10:18
フェリクス・ジェルジェンスキーの顔、初めて見たけど、
こわい顔をしている。チェ−カーの創設者で、死ぬまで
ゲーペーウーの長官をつとめた。
「共産主義黒書」に載っている。
116世界@名無史さん:02/01/25 22:53
優良スレあげ
117世界@名無史さん:02/01/30 23:45
今月も岩波文庫絶好調だね。
正直、百科全書派成立の経緯、以上の興味も知識は無いけど、やっぱフランス革命ものは買っちゃう。

コンドルセ他著/阪上 孝 編訳
「フランス革命期の公教育論 」
公教育の確立は,革命の最大の課題の1つであった.
コンドルセ,ロム,ルペルチエ,ドーヌー,ラカナル,ブーキエら革命家は,
公教育は民主主義の実現,新しい国民形成に不可欠の条件だと考えた.
このとき提起され論じられた問題は,近代教育の根幹に関わるものであり,
教育をより深く考えるうえでも重要な視点を提供する.

118世界@名無史さん:02/01/31 02:18
>>117
>今月も岩波文庫絶好調だね。

岩波文庫はいい。
しかし一般書籍板に

【心配】岩波書店を中心に見守るスレ【破産】
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/books/1007692584/

というスレが立っているのを知ってちょっと心配してしまった。
119世界@名無史さん:02/01/31 05:05
世界史の入門書としてないにかお薦めの本はないですか?
中央公論社の『世界の歴史』、河出書房の『世界の歴史』を読もうと思たのですが、
もうちょいさっくりと、>>3で挙げられている教科書的な『世界史ABの基本演習』や、
>>86ででていた、マクニール『世界史』のような一冊の本でまとまった
概説書があればおしえてくださいませ。
120117:02/02/01 01:35
>>118
うーん。寡聞にしてこの種の出版事情は知りませんでした。
こら、あかんなあ。折角、20世紀の作品が古典としておさまりはじめ、
しかもベルテェ『ムガル史』やブーガンヴィル航海記みたいな古典もおさまっている
文庫なのに。

つぶれたら困りますわい

>>119
教科書的な、と申されるとやはり山川出版の世界史概説みたいな類でしょうね
121ニキータ:02/02/02 03:48
教科書的+一冊にまとまった世界史の入門書というと
『クロニック世界全史』講談社 1994 をあげてみたりしますけど…
内容は教科書的ですね。
122世界@名無史さん:02/02/02 12:14
>>119>>121
1冊にまとまった教科書的な本というと、

謝世輝『スーパー世界史』講談社 2001

なんかはどうなんでしょうか。
著者が序文で、西洋中心史観を覆す画期的な個人通史だ、みたいな事を吠えてますが。
本屋でパラパラとめくった限りでは、ごく普通の教科書的な通史のようでした。
ただ、あのぶ厚さで、¥4400は安いかな。
123119:02/02/03 01:53
>>120,>>121,>>122
どもサンクスです。

『クロニック世界全史』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062068915/qid%3D1012667902/249-2616816-3710726
読むというよりパラパラ見る感じですなぁ。値段とページ数で圧倒されますな。

『スーパー世界史』、マクニール『世界史』のどっちか本屋で見てから買おうと思います。
124世界@名無史さん:02/02/21 00:40
age
125世界@名無史さん:02/02/22 22:34
日本史だと、通史ものが文庫・ライブラリー版で様々な出版社から出ていますが、
世界史でも、あのように手ごろなシリーズはないのでしょうか?
126世界@名無史さん:02/02/22 23:57
>>125
上のほうにも書いてありますが、
河出書房世界の歴史、全24巻
中公文庫中国文明の歴史、全12巻
講談社世界の歴史(ビジュアル版)全20巻
127世界@名無史さん:02/03/07 11:16
age
128世界@名無史さん:02/03/07 11:53
>>123
山川の『詳説 世界史』ってのも色々載っていて面白いぞ。
129世界@名無史さん:02/03/07 22:14
ブローデルの「地中海」はどうですか?
130世界@名無史さん:02/03/07 22:54
歴史書だけじゃだめっしょ。やぱり中公クラシックスなどの思想などの
古典も読まないと。
131世界@名無史さん:02/03/07 23:29
おい、山川の教科書ってそれ、馬鹿か。くそだね。
132世界@名無史さん:02/03/09 18:43
「共産主義黒書」の序文を書いたクルトワは、まさに飢餓の犠
牲者は共産主義体制によって発生したといっている。
共産主義体制は自分達の権力を確立存続するために大量殺人を
真の統治システムにまで高めた。
「飢餓の武器」を使って計画的に食糧の在庫を管理し巧妙な配
分方法によって、前代未聞の人為的飢餓を発生させた。
1918年以降何百万もの死者を出した各地の飢餓が共産主義国だ
けだったことを再認識すべきである、と述べている。
具体的な数字は「共産主義黒書」の中に明示されている。その
膨大な犠牲者の数を読んでいくのはつらい。
----------------------
「共産主義黒書」のことが朝日新聞
の本の紹介欄に載りましたので下に記します。
-------------------------------------------
 朝日新聞2002年1月20日(日)読書欄(12頁)書評
-------------------------------------------
「共産主義黒書(犯罪・テロル・抑圧) ソ連篇」
S・クルトワほか著
なぜナチズムは断罪され、共産主義はされないのか。
刺激的な問いが帯に躍る本書の著者は、フランスの歴
史学者。隠ぺいされた暴力の本質を、ようやく公開さ
れ始めた公文書から分析した。何ものもタブーとせず、
死者の記憶に敬意を払うこと。それが「倫理的義務」
だという真摯な姿勢が心に響く。外川継男訳。
(恵雅堂出版・3000円)
133世界@名無史さん:02/03/09 19:03
中公クラシックスって旧世界の名著を全部復刊してくれるのかな?
134世界@名無史さん:02/03/09 19:09
>132
コピペうざ。しかも古過ぎ。
135今日買った本:02/03/09 21:35
新刊スレッドから来ました。よろしく
班固『漢書』ちくま学芸文庫(全八巻)、小竹武夫訳。

「二十五史」で言うところの「2ゲットズザー」w
司馬遷『史記』に比べていくぶんか見劣りするのは否めない
しかも武帝時代まではほとんど内容が史記と重複してあまりオリジナリティなし
でもこのNo.2正史がその真価(とオリジナリティ)を発揮するのは武帝晩年からの記述です
年老いていく往年のカリスマ・武帝の疑心暗鬼が招いた巫蠱の獄から
武帝崩御後の霍光外戚政権による中興の時代をへて
トリックスター・王莽の王朝簒奪に至るまで(性格には新王朝滅亡まで)
英雄不在で「普通の人たち」だけが王朝を支えていた「守成の時代」を描くのですが
司馬遷調の劇的描写を排してあくまで「真面目」に史実を淡々と記述する班固の筆致は
(大多数の人には「退屈」とも映るでしょうが)平板なこの時代を写しとるには
ある意味ぴったりのように思えます
ということで中国古代帝国の「終わりなき日常」(死語)を生きた人々を知りたい人におすすめ
(あと、何となく「二番目」に必要以上の思い入れをする人にも)
136世界@名無史さん:02/03/10 01:06
>>135
班固って執筆中に殺されたんじゃなかったっけ?
確か妹が完成させたような。
137アマノウヅメ:02/03/10 02:11
妹が完成させたんです。
ところで、この妹が(名前はど忘れした)が、ひどい差別論者でして
女は学問してはいけないとか言ってます。
自分はどうなんだよ、と言いたい。
138今日買った本:02/03/11 08:45
>137 班昭。ついでに言うなら西域都護で有名な班超も編纂に参加
兄妹3人で正史編纂かよ。おめでてーなw

班昭も含め漢代って女流文学者輩出してるのにね
確かに小一時間問い詰めたいw
139世界@名無史さん:02/03/12 21:45
>137 父の班彪も漢書のベースになった本(タイトル忘れた)を編纂しているので
吉牛コピペ通り「一家四人」です おめでてーな
140世界@名無史さん:02/03/13 11:50
ちんこ
141世界@名無史さん:02/03/31 13:06
age
142世界@名無史さん:02/03/31 14:23
史記と重複する部分はいらんし、筑摩選書に漢書列伝選あるからそっち買おうかな
143世界@名無史さん:02/03/31 19:18
後漢書も現代語訳きぼんぬ
144世界@名無史さん:02/04/08 18:00
てか、この際二十五史を全部翻訳してほしい。
とくに、『明史』なんかのへったくそな文章の奴を何とかしてほしい。
白文だとよみずらいったらありゃしない。
145世界@名無史さん:02/04/08 22:52
岩波文庫から出てた加藤繁監訳の正史食貨志シリーズの完結だけでも何とか・・・
本来は全部出すはずだったんでしょ?

あまり関係ないのでsage
146世界@名無史さん:02/04/12 18:13
>>143
いま、渡邉義浩がやってるよ。いまのところ和帝のところまでだったか
王先謙の集解もあわせて翻訳してる
147世界@名無史さん:02/04/19 08:50
山川の世界歴史大系、中国史の1巻と5巻はいつ出るのだ…。
いくら歴史書とはいえ、2巻が出てからもうすぐ6年経過するぞ。
148世界@名無史さん:02/04/19 23:57
山川の歴史全集ものって刊行の遅れが酷いよね
県民百年史、早よ沖縄県出して完結せんかい!
149世界@名無史さん:02/04/28 20:02
>147 中国史の5巻、今度出るみたいです
>「これから出る本」5月下期号
150全臣民よ慶賀せよ:02/05/12 00:59
はかりしれぬ神のお導きにより、たったいま近所のBOOKOFFで
ダフ・クーパー「タレイラン評伝 下巻」(中公文庫)を入手。
上巻のみ3年前に入手して、長いことつづきよみたかったんだ。

これだから古本屋めぐりはやめられぬ。

それにしても昔の中公文庫はイイラインナップ揃えてたね・・・
151世界@名無史さん:02/05/18 22:15
>150
あまり関係ないけど昔、倉多江美が「静粛に!先生ただいま勉強中!」
というジョセフ・コティ(って名前だっけ)を主人公にした漫画を書いてた
あれって経歴がかなりタレイランと似ているけど別人…だよね
(元聖職者→革命後、政治家になり恐怖政治を生き残る→第一帝政時代に閣僚→ウマー)

最近中公文庫は「BIBLIO」で知られざる古典の発掘をやってますね
おかげでヘディン「馬仲英の逃亡」(改造社版?)が文庫で読めてうれしいです
152世界@名無史さん:02/05/30 18:00
age
153Cavabien:02/06/28 23:16
この本、購入された方は居られますか?
購入して読んでみてどうでしたか?
>武器を焼け ロシアの平和主義者たちの軌跡
>(ヒストリア 3)
>中村喜和=著

>定価:本体 1300円  B6判  200頁  2002.05
>ISBN4-634-49030-7 C0322
>迫害を逃れてカナダに移住し,今も絶対平和の信仰を守るロシア正教の異端ドゥホボール教徒。
>その歴史を著者が接した人々の姿とともに描く。
154世界@名無史さん:02/06/28 23:27
山川山川言う奴は受験に縛られた馬鹿。
155世界@名無史さん:02/06/28 23:57
>>154
というか、高校生以外の人が世界史を知りたいと思う時に
山川の教科書から始めたりするんだと思うけど。
156世界@名無史さん:02/06/29 05:42
高校世界史教科書なら東京書籍か三省堂
山川は「バランスの取れた記述」かなんか知らないが
指導要領気にしすぎで毒にも薬にもならない記述が多く読んでて面白くない

某私大みたいに「うちの入試問題は山川の教科書から出します」って
公言?するヤシがいるから採択校数が多いだけという罠
157世界@名無史さん:02/06/29 13:21
あと、書店で一般売りやってて入手しやすいのも山川の『詳説世界史』だけだもんね
あれ以外は山川もいいのを出してるのに残念
158世界@名無史さん:02/06/29 23:19
どなたか世界史教科書のスレ立てていただけませんでしょうか?
159世界@名無史さん:02/07/07 23:39
教科書だと帝国書院のが結構おもろかった記憶。
160世界@名無史さん:02/07/08 02:34
帝国書院のは川北稔と杉山正明が執筆に参加
「モンゴル史観」と「ウォーラーステイン史観」がごっちゃになってて
こんなん高校の教科書に書いていいのか?
てな感じの記述もあるがおおむね面白い(少なくとも山川のよりは)
161世界@名無史さん:02/07/24 02:47
あげ
162世界@名無史さん:02/08/17 00:21
夏休みで高校生、大学生も多いと思うのでage

教科書以外にも岩波文庫や筑摩学芸、講談社学術文庫、中公文庫
などの新刊について何か話題はありませんか?
163世界@名無史さん:02/08/17 02:00
スレ違いですが、
中世ヨーロッパ諸国やビザンツ帝国の年代記で、邦訳されているものってありませんかね?
164世界@名無史さん:02/08/18 13:53
>>151
むしろフーシェでは?
165おそいそら:02/08/18 20:19
>>162
新刊かは知らんが、筑摩学芸文庫「ユダヤ戦記」「ユダヤ古代誌」が全巻そろった。
あと岩波文庫がクセノフォンの「アナバシス」を再刊した。
ユダヤ戦記は、マカベア戦争から第一次ユダヤ戦争までの歴史書。
ユダヤ古代誌は、まぁ聖書物語旧約版ってとこ。
アナバシスは、アケメネス朝ペルシアの内乱に参加したギリシア人傭兵
クセノフォンが、敵中で孤立してギリシアまで逃げきるまでの戦記。
論文じゃなくて資料だから難しいけど、そういうのが好きならいいんじゃないかな。
166世界@名無史さん:02/08/18 20:48
福田和也『奇妙な廃墟』(ちくま学芸文庫)
シャルル・モーラス、ロベール・ブラジヤック等フランスの右派文学者を
扱った文芸評論だが第三共和政史としても読める
政治史関連の叙述をとばし読みするだけでも面白いです
167世界@名無史さん:02/08/24 02:41
http://www.isis.ne.jp/

http://www.maromaro.com/

http://www.tomita.net/

ここらへんの読書サイト参考にしたら?
168世界@名無史さん:02/09/08 23:22
山川から「西アジア史」の2巻と「ロシア史」が出た
169世界@名無史さん:02/09/30 01:58
>>168
んで、出来はどうなのでしょう?
170世界@名無史さん:02/10/02 11:29
この類の本は初心者には難しすぎて、マニアには易しすぎて
丁度いい人は誰だろう。
171世界@名無史さん:02/10/02 23:58
どうにも中途半端な山川の通史本
172世界@名無史さん:02/10/11 01:44
>>170
学部の新入のゼミ生
173世界@名無史さん:02/10/12 00:09
>172 3回生ってことですか?そんなとこでしょうね

今の1回生は「岩波ジュニア新書」程度のレベルと思われ
174 :02/10/18 09:28
通史はどれがベストでしょう。
175世界@名無史さん:02/10/19 23:12
ケンブリッジ版東南アジア史
176世界@名無史さん:02/10/29 14:26
優良あげ
177世界@名無史さん:02/11/09 19:51
岩波文庫のトゥキュディデス、今度再販されるのはいつだろう
178世界@名無史さん:02/11/09 23:24
>177 京大学術出版会の古典叢書はどうなの?
179世界@名無史さん:02/11/10 10:34
>>178
上巻しか出てないと思う
下巻は全く未定
180世界@名無史さん:02/11/22 00:11
あげ
181世界@名無史さん:02/12/05 20:56
age
182世界@名無史さん:02/12/21 07:13
岡崎久彦「繁栄と衰亡と/オランダ史に日本が見える」(文春文庫)

・・・ながいこと書庫に放置して、いま偶然読み始めたんだけど、これ
面白いね。
著者は戦前の外務官僚で戦後は大使歴任とシンkタンクの客員研究員で
まあ羨ましいご身分だけど、暇に明かせて20年間あさったオランダ史関連の
集大成いうことで、この板の住人的に評価どうなんだろ?

内容的には英国衰亡の予感を憂いるエリス・バーカー「オランダ興亡史」(1906)
とやらの解説本いうふれこみだけど・・・
183世界@名無史さん:02/12/21 07:31
バーカーJ. Ellis Barker?の「興亡史」は
ジョン・L・モトレーJohn Lothrop Motley の「オランダ史The Rise of the Dutch Republic」
に触発されてかいたそうだけど

ttp://digital.library.upenn.edu/webbin/gutbook/lookup?num=4836

モトレーはみつかったのにバーカーはみつからない。
2ch住人同様、専門家ではなく一種の趣味人だったらしいので、
ttp://www.richthofen.com/

・・・どうもリヒトホーフェン伝記など英訳した人ともしかして同一人物じゃ?
184世界@名無史さん:02/12/22 09:08
岡崎久彦「繁栄と衰亡と/オランダ史に日本が見える」(文春文庫)
うーん。面白かった。
フィリップ2世とアルバ公の過酷なネーデルラント新教徒迫害計画とか
、議会政治家デ・ウィット兄弟の党利党略にあけくれついに国を滅ぼしたことへの
市民の怨嗟(惨殺のすえ食人)とか、おもろかったな。

軍事板住人のあいだで、マウリッツ伯がどうの、スペインの軍隊がこうの
いってる話って、このあたりだったのか。知らなかった。

そういえばベラスケスかだれかで「ブレダ開城」いう絵あったけど、この
あたりかな?
185世界@名無史さん:02/12/22 16:52
>>182
自分は共和派びいき=デ・ウィット好きなので、
その辺ちょっと岡崎史観には同意しかねます。

>>184
>「ブレダ」開城
162?年のアンブロージオ・スピノーラによるブレダ攻略の絵ですね。
自分、絵心は全くないけど、この絵はど真ん中に名将スピノーラがフィーチャーされているので
それで憶えています。

>>183
モトレーって、かのビスマルクの学生時代の数少ないダチッ子だそうですね。
思想的にはあんまり繋がりなさそうだけど。
>185
なるほど〜。当方はなにせオランダ史の知識皆無ゆえ、あの警世の調子で
うんぬんされれば、これは確かにデ・ウィット=悪。オラニエ公=善の
二元論的結論にいたるところでした。

これ読んだ直後、ついこないだまで世界史板でぶいぶいいわせていた
オランダ史スレ探したのにみつかりませんでした。
当方もいろいろ識者の話うかがいたいところです

ビスマルクとモトレーのつながりについては知りませんでした。
さっそく調べたところ・・・
ゲッチンゲン大学で同窓だったようですね。ビスマルクは決闘クラブの問題児
(笑。ブラッド・ピットのあれです。もっとも当時は剣ですが)
で、法律をやめてベルリン大学にうつったあと、ともに文学や歴史に親しんだようですね
ttp://www.blackmask.com/books68c/oh14v.htm#1_1_4
187the Surrender of Breda ("Las Lanzas," 1635):02/12/23 00:37
・・・なるほど。General Ambrogio Spinolaに
Justin of Orange-Nassau(オランダ総督オラニエ公ナソウ伯・・・
と訳せばいいのですかね?)

ttp://www.carolsutton.net/breda/velazquez.html
188世界@名無史さん:02/12/23 01:00
オランダ史と言えば永積昭『オランダ東インド会社』はどうよ?
189世界@名無史さん:02/12/23 11:05
講談社学術文庫(新書ではない)は名著が多いよ
190総督:02/12/23 16:25
南米史に関する本を読みたいんですが、山川出版社のラテンアメリカ史T・Uはどうでしょう
191:02/12/25 05:47
メリークリスマス!
このスレも長いもので一年半を迎えました。
皆様のご愛顧に感謝します。
192世界@名無史さん:03/01/06 14:17
hozen
193世界@名無史さん:03/01/06 23:04
>189
具体的にどういうのがありますか?
194世界@名無史さん:03/01/07 13:20
>>188
オランダ史と言うより
「オランダ側の記録から見た、16〜18世紀のインドネシア・東南アジア史」
ってところだな。
永積氏はもともとインドネシア研究者だし。

>>193

ガリア戦記では、岩波版にない「ヒルティウスの章」が入っていた。
更に言うと、内乱記の翻訳が流通可能な形であるのはこのブランドだけだ。
195世界@名無史さん:03/01/08 17:53
日本の歴史研究者でオランダ語史料読める人って
インドネシア史か蘭学史のどちらかだからな
196山崎渉:03/01/11 13:01
(^^)
197世界@名無史さん:03/01/14 03:26
未だ完結せぬ「地中海世界史」全5巻(青木書店)。
早く最後の1冊の第2巻出してくれ。
198世界@名無史さん:03/01/14 12:46
それにしても藤原帰一(マルコス)と李鍾元(朴正熙)が書かないので
いまだに完結していない岩波『現代アジアの肖像』も結構酷いと思うが
(もう5年近く刊行が途絶えてると思う。既に品切れの巻もあるしw)
199世界@名無史さん:03/01/16 16:27
ビスマルク本で一番有名な(ってか面白い)のは加納邦光のやつですか?
200世界@名無史さん:03/01/30 23:20
あげ
201世界@名無史さん
保守