タリバンの最高指導者はカリフだった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
1世界@名無史さん
ムハンマッド・オマルはアミール・アル・ムーミニーンだそうだ。
これってカリフのことじゃん。
ここまでアナクロだと、ある意味すごい。
2世界@名無史さん:2001/06/03(日) 01:28
すごいなあ、それ。
情報ソースはどこですか?

20世紀の頭まで存在したブハラのアミールも
正式称号はアミール・アル・ムーミニーンだったし、
あのあたりは中東の中心地域に比べて
「信徒の長」って称号に重みが薄い可能性はあると思うけど…。
イスラムの中心地域から見たら東方のアナクロニストだって思われるだろうな。
3世界@名無史さん:2001/06/03(日) 01:29
正式王号スルタンの国って無いの?
4日本@名無史さん:2001/06/03(日) 01:46
>>3
確かオマーン・マレーシア・ブルネイあたりに今でも
スルタンが居た気がする。
多分『自称』スルタンだろうけどさ。
5世界@名無史さん:2001/06/03(日) 02:17
>>3
中東の多くの君主国は
アミール(首長 emir)かマリク(王 king)だね。
国号にSultanateが入ってるのはオマーンだけかな?
6世界@名無史さん:2001/06/03(日) 06:44
スルタンってのはカリフが任命するものだからカリフ制消滅後にスルタンを名乗った王室は「自称」ってことになるな。
7世界@名無史さん:2001/06/03(日) 07:30
日本で言えばスルタンが将軍でカリフが天皇ですか。

8世界@名無史さん:2001/06/03(日) 07:46
>>7
そういうことだ。

「世界史上の幕府(みたいな政権)」スレ
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=whis&key=982846715
9世界@名無史さん:2001/06/03(日) 07:51
>>6
そんなことはない。
スルタンはもともと政治的権威を表す語で
アッバース朝カリフ自身の称号だったし、
東南アジア方面や中央アジア方面では
アッバース朝カリフ(マムルーク朝庇護下のものも含めて)が
存命のうちから自称・他称として用いられているよ。
例えばイブン・バットゥータはキプチャク・ハン国の
ウズベグ・ハンのようなモンゴルの有力王侯をスルタンと呼んでいる。
みんなカリフから任命されたという形をとったのが、
そのほうが箔がついたからってだけの理由でしょう。
10世界@名無史さん:2001/06/05(火) 19:23
アミール・アル・ムーミニーンと聞いた時には>>2氏同様にぶっ飛んだけど、
未だに情報ソース提示できないってことは、やはりネタだったということ?
11ななし:2001/06/05(火) 19:45
122:2001/06/05(火) 23:29
読売かぁ……。(笑)
131:2001/06/07(木) 23:18
いや、あるんだよ。パキスタン人によるルポルタージュが。
今本屋で売ってるけど、立ち読みなんで題名を忘れただけ。
たとえば、かつての共産党政権時代のナジブラ大統領にたいするタリバンの残酷な処刑
など、(去勢した後、生きたまま戦車で引きずって殺した。)興味深いことが書いてある。
14世界@名無史さん:2001/06/08(金) 00:36
19世紀頃から、ヨーロッパ人どもが、
イスラム圏の世俗君主の事を
何でもかんでも「スルタン」と称し奉ったから、
広まった、という説を聞いた事が。

>>5
オマーンの「Sultanate」って、英語では、でしょ。
イマーム or サイイードじゃないの、歴史的には。
155:2001/06/08(金) 01:54
>>14
そういえばそうかも。
オマーン国王の現在の正式な称号はどうなってるんだろう?
http://www.almanach.be/search/o/oman.html
ここでは「オマーンとその属領のスルタン」としているんだけど、英語だし。
ただ、サイイードは「聖裔」って意味で家系の称号だから、
国王の称号ではないと思いますよ。
16猫電波
アハメド・ラシッド『タリバン―イスラム原理主義の戦士たち』(講談社)

サイードは長とかそんな感じの意味で、ムハンマドの子孫が長と呼ばれただけだったはず
アラビヤ語出来ないんで勘違いしてるかも御免