ぼくは今ココに、中田考助教授の
「イスラームにおける寛容」というコピーを持っているのですが、
既読ですか?
嵐にくる人たちも自転車小僧さんもお読みになっては、どうよ?
『宝積比較宗教・文化叢書1 宗教と寛容-異宗教・異文化の対話に向けて-』
大明堂、平成五年
の196ページ以降に収録されています。
嵐に来る人たちの知能程度では読み切れないと思いますが、
そういう場合は215-218ページだけ読めば大体理解できます。
とりあえず216ページを引用するね。
> 一方、背教者に関しては事情は異なり、男女を問わず戦闘員か否か、
> ムスリムに敵対するか否かに関わらず物質的な抹殺が義務づけられており、
> とりわけアッラーと使徒を冒涜した者に関しては悔悟すら認められないとされ、
> 過酷な印象を与えることは否めない。
> にもかかわらず、実際の運用面では背教の内容があらかじめ明らかにされていること、
> アッラーと使徒の冒涜者以外に関しては3日間の執行猶予、悔悟の機会が与えられること、
> そして悔悟の要件が、「アッラーの他に神はなく、ムハンマドはアッラーの使徒である」との
> 証言のみであり極めて簡単であることを考え合わせれば、
> 実際には確信犯以外が処刑されることはあり得ず、中世キリスト教世界の不合理かつ
> 恣意的な異端審問、魔女狩などとはまったく性質が異なることもまた明瞭であろう。
ムスリムのくせに中田考先生を知らない、この著作を読んだことがないとは言わせませんよ。
>>689 タスリマ・ナスリンへの死刑宣告は撤回されましたか?