宮城谷昌光の作品。

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1世界@名無史さん
面白いから好きですなんですが、ここに書き込んでる人に言わせるとやっぱりだめなんですか?
2世界@名無史さん:2001/05/16(水) 19:43
別にダメってことはないと思うよ。
ここの人たちが嫌うのは、小説を歴史そのものと勘違いして
引用してうんちくたれる一部のファンと、そういうファンを
生みやすいタイプの小説家。
3おサル:2001/05/16(水) 19:44
「重耳」の出だし見ればわかるけど、エロネタ多いし、
男に都合のいい女キャラばっかりでまったくおもしろくない。
4世界@名無史さん:2001/05/16(水) 20:11
>>3
初期作品はそんなにエロでもなかったんだけどねぇ・・・
まぁ簡素っつーか人間描写が希薄っていうか・・・
好きなんだけどね・・・
5世界@名無史さん:2001/05/16(水) 20:11
>>3
そのご都合主義が、中国古典の雰囲気を出していて良いんぢゃない

皮肉ぢゃ無くて、神話と実証が未分化な時代にかかれた資料を
馬鹿正直につなぎ合わせてエンターテイメント性を加味するという
スタイルは当りでしょう。それで一生ご飯が食べられる
6おサル:2001/05/16(水) 20:54
>>4
>人間描写が希薄。
まさにそう。浅い!だから大衆小説として「読み流され」てるんだね。
7世界@名無史さん:2001/05/16(水) 23:15
>>2

>ここの人たちが嫌うのは、小説を歴史そのものと勘違いして

逆にいえばここの奴らは歴史学を歴史そのものと勘違いしてるんだよな。
宮城谷よりこっちの連中の方がバカ
historyとstoryは語源が一緒
そもそも実証主義史学など18世紀以降の産物
小説と歴史をごっちゃにして何が悪いのかさっぱり分からん
小説と歴史学をごっちゃにするバカが糾弾されるのは当然だが・・
8世界@名無史さん:2001/05/16(水) 23:22
ちなみに実証史学の研究結果を大いに引用しながら
我々の(history=story)を選び取ろうという趣旨でかかれたのが
中央公論社の日本の近代シリーズだな
坂本多加雄や伊藤隆の執筆した巻は特にその主張をはっきり打ち出していて
好感がもてる。
9世界@名無史さん:2001/05/17(木) 00:44
>>5
春秋戦国の主だった人物を書いてきて、そろそろネタ切れでは・・・?
と思ったら予想通り三国志始めたね。今後どう書くか期待してる。
>>6
でも娯楽読み物としては十分楽しめるよ。
10世界@名無史さん:2001/05/17(木) 01:20
単なる学者より稼げるから羨ましい
2ch程度のレベルなら十分でしょ
11F・D・ルーズベルト:2001/05/17(木) 01:34
来るべき未来に、我々は四つの自由の上に打ち立てられた世界を望む。
1211:2001/05/17(木) 01:35
スレ間違えた。スマソ。
13おサル:2001/05/17(木) 01:38
「孟嘗君」は半ページで萎えたよ。
「子を産みました・・」っていう出だしも反吐が出そうだった。
その上、いきなり細腰がくだけるほど犯して・・ときたもんだ。
呆れた。
「重耳」では、最初の5ページ、熟れる前の青い肉体でないと萌えない
ってあたりで呆れてやめた。
古代中国に適当に今風の性感覚をからめただけで、歴史小説とは
いえないね。
14世界@名無史さん:2001/05/17(木) 08:54
>>13
そこで見切ったあんたは賢い。
俺なんて最後まで読んじゃったよ。
あいつのいかにも「読者を感動させよう、引きつけよう」という押しつけがましい
表現が臭くてたまらなかった。
もう買わないけどさ・・・・・・・・
15世界@名無史さん:2001/05/17(木) 09:23
このひと、初期の作品はよいけど名前が売れ初めてからの作品は
明らかに書きとばしている感じがする。
16世界@名無史さん:2001/05/17(木) 10:27
以前「重耳」だけ読みましたが、全然印象に残ってないです。
・・・なんか「左氏伝」読むほうが面白い気が。
17世界@名無史さん:2001/05/17(木) 13:01
史学関係者は歴史小説にあまりいい印象を抱いていない人が多いよ。
せっかくのコツコツと積み重ねた研究成果を作家が横取りしていくという感じかな。
そりゃ世間では内藤湖南や宮崎市定のような御大よりも、
司馬遼太郎、宮城谷昌光なんかの本の方が売れるし知名度も高い
んだから嫌になる。

でもやっかみ入っているのは自覚しているし、どうしてもあら探しを
したくなるんで、息抜きとして読むことにしています。
18こんな宮城谷昌光はイヤだ:2001/05/17(木) 13:09
挿し絵が藤崎竜の太公望
19世界@名無史さん:2001/05/17(木) 13:10
>>17
やっかみもあるかもしれないが。
小説家が書くものには、不確かなロマンが混入し易いからじゃないかな。
たとえそれが史論であってもね。純然たるフィクションの方が弊害は少ないとも言える。

個人的感想になるけど、例えば、松本清張の史論なんか比較的理性的な方だと思う。
司馬遼太郎の史論も悪くないと思うけど。明治って時代に対するロマンが混入してる気がする。

あと、司馬遼太郎に関して言えば、小説の方がご本人の書いた史論よりおもしろい(笑)。
ファンとしてはもっと小説書いて欲しかった。
20世界@名無史さん:2001/05/17(木) 13:17
「花の歳月」を読んで泣いた。
だけど、元ネタの原文読んで泣いた。
結論:ネタがいいだけ。
21世界@名無史さん:2001/05/17(木) 13:37
批判的な意見が多いですが、この時代の入門用としては
十分ですよね? もちろん史実でないことを意識した上で。
22世界@名無史さん:2001/05/17(木) 14:06
入門用としては充分思います。

けど、やっぱ小説は小説としての出来不出来を考えてあげた方が、作者も嬉しいのんと違いますか?
作品にとっても、読者にとってもその方がいいように思いますけど。

入門用だと、ほかにも同じように充分なものはいろいろありますな。
そこんとこの勝負、やっぱ、宮城谷昌光の強味は小説としてのおもしろさになるんと違いますか?
23おサル:2001/05/17(木) 20:27
宮城谷昌光はつまらない。
それだけ。
リーマン受けしようというのが、見え見え。
24世界@名無史さん:2001/05/17(木) 20:43
ふと思ったけど、この人管仲をまだ書いてない?
管仲の歴史小説ってあるのか?
25世界@名無史さん:2001/05/17(木) 22:33
サラリーマン層とは違うんじゃない?
それなら若い読者はそんなにつかないんじゃないかねえ。
26世界@名無史さん:2001/05/17(木) 22:47
>>24
最後の大物として取ってあるんじゃない?
27おサル:2001/05/17(木) 22:55
>>25
だから若いリーマン。
色気でくすぐられて、一番喜びそうな世代。
28リーマン:2001/05/17(木) 23:43
どぅぁからして〜、こんの複素空間上の曲面を定義するためにぃ...

ん?漏れは若いころから数学一筋で、色気なんぞに興味はないぞ。>27
29世界@名無史さん:2001/05/18(金) 01:39
登場人物がきれいごといいすぎ....に萎える
30おサル:2001/05/18(金) 08:49
すごくいい女だった・・・って、どういい女なんだか、
キチンと書け、ゴルァ!
31世界@名無史さん:2001/05/18(金) 18:15
>>27
若い世代より中年サラリーマンじゃないかな。
聖人君子が好きな世代だし。日経ビジネスなんかにもよく書評載るよ。

ここのスレでエロネタに拒否反応示した人には「夏姫春秋」なんかおすすめ(笑)
32中国小説作家:2001/05/18(金) 22:00
陳舜臣>>>>宮城谷昌光>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>便所の落書き>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>田中芳樹
33おサル:2001/05/18(金) 22:47
>>31
「夏姫春秋」って読んでいない。確かデビュー作だよね?

あいつのエロって、いかにも今の感覚なんだよ。
難しい漢字使えば「中国風」になると誤解しているようだが。
ちょっとサドがかっててさ、ロリ入ってるし。
何が聖人君主だ。成人君主の間違いだろ。
陳舜臣>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>便所の落書き>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>田中芳樹>>>>>>>>>>>>>>>>>宮城谷昌光
34世界@名無史さん:2001/05/20(日) 10:37
陳舜臣は別格なんですか?
3531:2001/05/20(日) 11:58
>>33
ただのレス?それともオレにケンカ売ってるの?

このスレは文学板に作るべきではなかったか。
36世界@名無史さん:2001/05/20(日) 12:36
>>33
おいおい「夏姫春秋」はデビュー作じゃねぇよ。
「天空の舟」か「王家の風日」のどっちかじゃなかったっけ?
この二作品は個人的にすげー好き。
俺個人が小説より伝記モノの方が好きだからかもしれんが。
エロ描写なんか無かったような気がするからエロ嫌いならこの二つを読めば?

>>34
別格です(w
37アマノウヅメ:2001/05/20(日) 13:39
司馬遼太郎は好きですが、宮城谷昌光は最後まで読みとおしたことがない。
で、もちろん買ったこともない。
小説としても面白くないし、この人「春秋」や「史記」を現代語訳で
読んで、時代考証は、宮崎市定や貝塚茂樹あたりの著書を借用してるんじゃ
ないかな?
レベルとしたら山岡壮八ていどか・・・時代考証するだけ少しはましか・・・
38世界@名無史さん:2001/05/20(日) 22:22
王家の風日もレイプシーンあるよ。

ここって世界史板なんだよな。なんで文学板にあげなかったんだろう。
39世界@名無史さん:2001/05/20(日) 22:24
>>37
漢字についてのうんちくがたくさん出てくるけど、
それって現代語訳でもわかるのかな。
40世界@名無史さん:2001/05/20(日) 22:41
>>39
立命館の白川静先生の「字統」がベース。
字統は、竹筆で何千回と甲骨文を書いて、古代人がどういうイメージで
漢字を作ったのかを想像して字の系統樹を作ったもの。
学問的には異端なんだろうけど、これを小説の中で使うと面白い

#同様の作家に酒見賢一(後宮小説・墨攻)

オラとしては、結構好きな「作家」ですよ。
ハードカバーを買いたいとは思わないけど、本屋で読んでない文庫が
並んでいたら電車の中で読む為に買っても良い。
ランク付けとしては、>>32と同じ。(若干不等号の数が違うけど)

#ただし、陳舜臣が別格なのは>>33に同じ
41世界@名無史さん:2001/05/20(日) 22:53
陳舜臣の評価はみんな高いね。まあ、私も割と好きな作家だけど。
ただ、たまに、小説の終わり方が納得できないことがあるんだよね。
『鄭成功 旋風に告げよ』とか『インド三国志』とか。
42世界@名無史さん:2001/05/21(月) 01:27
>24
管仲いいねぇ〜
あと個人的には楚の荘王なんて
読みたいなぁ。
43世界@名無史さん:2001/05/21(月) 21:14
「三国志」はどうですか? 文藝春秋連載中。
44世界@名無史さん:2001/05/22(火) 23:04
魏公子無忌なんかはどう?
45おサル:2001/05/22(火) 23:37
>>37
>レベルとしたら山岡壮八ていどか・・・時代考証するだけ少しはましか・・・
山岡壮八・・・どんぴしゃ!!表現がうまい!!
つまらない、という共通点アリ。
どっちも大衆小説。
46ガージー:2001/05/22(火) 23:53
>>41
インド三国志は、たしか、連載していた雑誌が、なくなったんではなかったのかな(文庫のあとがきに書いてあったはず)、しかも他のところでもインドなんていうマイナーななものだから引き取ってもらえずそれで尻切れトンボになったはず
陳舜臣が別格なのは同じ
三国志以外の中国の歴史に興味を持たせてくれた作家です
47名無しさん@1周年:2001/05/23(水) 00:31
陳舜臣は小説家としては司馬の遥か下だと思う
感動できるか?
48世界@名無史さん:2001/05/23(水) 00:53
陳舜臣は数冊読んだけど、なにが面白いんだかよくわからん、てぐらいにくそつまらん。
宮城谷や司馬や山岡や酒見や、そのほか諸々よりずっと下だろう。
でも、それでも売れてるんだというのなら、ドキュン読者が多いってことだろう。
49世界@名無史さん:2001/05/23(水) 01:02
>>47,>>48
おれも「チンギスハーンの一族」とかはなんかあっさりしすぎててそんなに面白いとは思わなかった。
この人の真骨頂は小説よりも「中国の歴史シリーズ」みたいな作品の方じゃない?
あれは良かった、すんごいわかりやすくて中国史の入門用としても最適だと思う。
50gaga:2001/05/23(水) 01:14
>陳舜臣は数冊読んだけど、なにが面白いんだかよくわからん、てぐらいにくそつまらん。
>宮城谷や司馬や山岡や酒見や、そのほか諸々よりずっと下だろう。

司馬と酒見は、陳舜臣を高く評価してるねえ。
もしかすると中国小説の書き手としては自分より上だと思ってるかもね。

51天之御名無主:2001/05/23(水) 01:20
陳舜臣は『密偵マルコ・ポーロ』とか『秘本三国志』が、おもしろいと思うな。
52世界@名無史さん:2001/05/23(水) 01:23
ところで田中芳樹評判悪いけど
田中芳樹擁護できるやついる?
ちなみに俺は、奴が原典を直接読めることだけは評価してもいいと思ってるけど・・
後は、一冊の本の中でロジックが破綻するのだけはやめて欲しいな。
言っていることが矛盾だらけなんだよね。
論理的思考が苦手なのかな。その割に説教好きだけどね。
53世界@名無史さん:2001/05/23(水) 01:33
>>51
うん。
史実を綿密に調査した上で、こういう歴史展開もありうるんじゃないか?
って姿勢で書かれてておもしろいよね。
54世界@名無史さん:2001/05/23(水) 03:18
>司馬と酒見は、陳舜臣を高く評価してるねえ。
>もしかすると中国小説の書き手としては自分より上だと思ってるかもね。

外交辞礼だよ。出版界もいろいろあるんだよ。
55世界@名無史さん:2001/05/23(水) 05:16
>>51
秘本三国志ねぇ・・・。
何か八百長戦争ばっかりしてたことくらいしか憶えてねぇや(藁。
56世界@名無史さん:2001/05/23(水) 05:44
「耶律楚材」(全2巻)なんか、いつ面白くなるのかと我慢しながら読んだけど
最後は思わず「カネかえせ」っていいたくなったぞ。
でも文庫になったんだからダマされたやつ多かったんだろうなあ。
57世界@名無史さん:2001/05/23(水) 12:31
>>54

ハイハイ、知ったかぶりご苦労様
司馬遼太郎が作家仲間で一番親しかった友人が陳舜臣なの。
もちろんお互いに認めあう仲だった。

まあ半可通ぶりたい馬鹿はどこにでもいるけどね。(プ
58世界@名無史さん:2001/05/23(水) 13:44
司馬遼と陳舜臣は一緒に中国旅行とかもしてるね。
なんかの本で読んだ。出版社の企画モノだけど、
たしかに仲良さそうだった。
そんな俺は二人とも好き、えへ。
59吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 14:01
スレ違いで大変申し訳ないです。
ここ見てたら陳舜臣を読みたくなってしまいました。
初心者なんだけど、一番のオススメってなんですか?
6058:2001/05/23(水) 14:06
>>59
三国志では「秘本三国志」「諸葛孔明」「曹操 魏の曹一族」あたり。
通史・列伝の類では「中国五千年」「小説十八史略」「中国傑物伝」あたり。
モンゴル関連では「チンギス・ハーンの一族」「耶律楚材」あたり。
が良いんじゃないでしょうか。
ちなみに中国史入門として「エッセイで綴る中国の歴史」なんかも良いかも。
61世界@名無史さん:2001/05/23(水) 14:28
>58

台湾の書店に行くと司馬遼太郎と陳舜臣は一緒のコーナーに仲良く並んでますよ(笑
台湾人が一番良く読む日本人作家が司馬遼みたいです。
司馬遼太郎と陳舜臣は同じく大坂外国語大学の卒業生ですしね。
対談ではよくネタになってましたけど。
62おサル:2001/05/23(水) 14:55
陳なら「中国の歴史」が好き。
司馬なら「ダッタン疾風録」
63名無しさん@ご利用は計画的に:2001/05/23(水) 15:11
64世界@名無史さん:2001/05/23(水) 22:51
陳瞬臣で読みやすく面白いのはやはりなんといっても
小説十八史略でしょ。初心者にはおすすめ。
65シャールフ:2001/05/23(水) 23:51
>46
インド三国志続きは出ないのか、期待してたんだけどな。
やっぱ受けないのかなインド史は。

宮城谷昌光は初期の短編は良かったね。「花の歳月」「月下の彦士」
泣きました。
最近は萎えるものばっかだけど「晏子」「楽毅」
66世界@名無史さん:2001/05/24(木) 09:08
>>65
そうですね。「花の歳月」は僕も好きです。
この人は長編向きじゃないのかもしれない。
67おサル:2001/05/24(木) 16:10
まあまあ評価できるのは「花の歳月」だけかな。
後は糞。
>>48
頭の中味の程度が知れる発言だな。
この板は、ちょっと君には難しいのでは?
68世界@名無史さん:2001/05/24(木) 18:46
>>67
イタイやつだな。読んでるもので頭の中身がわかるわけないだろ。
書いてることでわかるんだよ。過去レス読んでみたが、けなすのも
持ち上げるのも印象論ばかり。サルなみの知性だな。
69世界@名無史さん:2001/05/24(木) 23:19
宮城谷は司馬遼にあこがれているみたいですね。
司馬遼もそれなりに宮城谷を認めてたとなにかで読んだ記憶がある。
実際どうなんでしょう。陳瞬臣はどう評価してるのかな。
直木賞作家ではあるけど。
70世界@名無史さん:2001/05/25(金) 00:06
処女出版のときに丁寧な励ましの葉書をもらったと宮城谷が申告している。
ただしそれをもって才能の評価とみなすべきかは不明。中国史で小説書く
人は少ないから、ただそれだけで出したのかもしれない。
71世界@名無史さん:2001/05/25(金) 00:35
田中芳樹ですら、中国史の小説を書く。
いわんや宮城谷昌光においておや。
7258:2001/05/25(金) 14:38
>>69
「史記の風景」じゃないかな。司馬さんが亡くなったことを書いた
部分があってそこで「『マイナーな時代をよくあそこまで書いたね』と
お誉めの言葉を頂いた」みたいな文章があったような。うろ覚え。

ところで陳舜臣氏はお元気なんですかね。
自分は文庫本ばかり読んでて、氏がテレビや雑誌等で
露出されてるところを観たことがないんですが、最近のもので
そういうの何かあります?古いものでも構いませんが。
73世界@名無史さん:2001/05/25(金) 17:08
>>70

うーん。司馬遼太郎は、本を貰うととりあえず
誰にでも、きちんと返礼を出す人だったらしいから
その行為が評価に結びついているかはどうかな。
とりあえず、司馬は文壇政治を全くしない人だから、
その辺は良く分からない。

74世界@名無史さん:2001/05/31(木) 13:50
太史公曰くage
75世界@名無史さん:2001/06/17(日) 18:25
宮城谷は文壇政治するの?
76世界@名無史さん:2001/06/18(月) 18:53
この方の作品は情緒的すぎますね。
史実に沿っているようだけど、視点がかなり偏っているため、
中国史を学ぶという触れ方ではなく、
中国史を舞台にした叙情詩くらいに見ていればいいのでしょう。

士会は確かに文武に優れていたけど、
一度は別の作品で持ち上げた趙盾をあそこまで貶めるあたり、
作品の書き方が狡猾な感じもする。

晏子は比較的まともだったけど、もっと晏子春秋を読んでほしかったと思う。

孟嘗君や楽毅を読んで感じるのは趙の武霊王をやはり必要以上に貶めていること。
何だか趙の味方ばっかりになっているが、
楽毅はともかく、孟嘗君はそれほど褒められた人物じゃない。

華元にしたって、客観的に見て悪いのは宋昭公でなく王姫の方だろ?
あと范雎にしたって、蔡沢との交代劇後間もなくに死去したという説を意図的に無視している。
77世界@名無史さん:2001/06/19(火) 10:59
善悪色分けくっきり。
78世界@名無史さん
age