チンギスハンの子孫

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1世界@名無史さん
有名どころを教えて。
ヌルハチは子孫なの?
2世界@名無史さん:2001/02/19(月) 23:38
ヌルハチは東八郎の子孫。チンギスハンとは関係ない。
有名な子孫はやはりテンシン=ハンだが、
菜野人が登場してからはパッとしなかった。
やはりジンギスカン鍋はうまいという結論に達する。
3世界@名無史さん:2001/02/19(月) 23:47
>2
そうなんですか。勉強になります。
ところでテンシン=ハンってどの辺を支配した王ですか。
菜野人ってゾグド人なんかと一緒でイラン系ですか?
4世界@名無史さん:2001/02/19(月) 23:53
>2
こらっ。純真な若人をだまくらかすんじゃない。

>3
2はギャグだから真に受けないように。
5世界@名無史さん:2001/02/20(火) 00:07
つうか、ヌルハチがチンギスハンの子孫という思い込みも珍しいと思うが。
6世界@名無史さん:2001/02/20(火) 00:09
最初からネタなんじゃないの。
>>3なんて爆笑したよ、俺。すごいよ、君。
7世界@名無史さん:2001/02/20(火) 00:21
>>3
ねえ、ギャグで書いたんだよねえ?
本気だったらすごいぞ。とにかく爆笑した。
おもしろいよ、3。
8世界@名無史さん:2001/02/20(火) 00:33
>3
やるな・・
9世界@名無史さん:2001/02/20(火) 00:54
ムガールのアクバルは子孫になるのか?
10マジレス:2001/02/20(火) 01:23
チンギス・ハンの子孫の有名どころというと、
まずモンゴル高原ではダヤン・ハンか。
この人によってモンゴル高原は再編成されて、
各部の上にチンギス家の子孫が君臨する仕組みができた。
それから世界史の教科書に必ず出てくるダヤンの孫アルタン。
トメート部という小さい部だけを率いる分家の立場から勢力を伸ばして、
16世紀半ばのモンゴルを代表する勢力になった。
チベットのゲルク派の活仏に「ダライ・ラマ」の称号を贈ったのも彼。

ヌルハチはチンギス・ハンの子孫じゃない。
でも、ヌルハチの息子ホンタイジ(太宗)は
ダヤン・ハンの子孫から元の玉璽を譲り受けている。
11世界@名無史さん:2001/02/20(火) 01:38
アクバルの祖父バーブル(虎)は、チムールの6代目の子孫、
母はチンギス・ハーンの子孫といわれている。
ムガールは「モンゴル」という意味。
12世界@名無史さん:2001/02/20(火) 01:59
バーブルの母はチャガタイ家の出身。
父方の先祖であるティムールはモンゴルのバルラス部出身で、
少なくとも父系ではチンギス・ハンの子孫ではない。
13世界@名無史さん:2001/02/20(火) 09:55
チンギス・ハーンの子孫なら
ラフカディオ・ハーンを忘れちゃいけない。
(……って書いたら誰か本気で信じないかな?)
14世界@名無史さん:2001/02/20(火) 10:23
ヌルハチはモンゴル人じゃないぞ
15世界@名無史さん:2001/02/20(火) 12:44
Borlandの創始者、フィリップ・カーンを忘れてはいけない。
1610:2001/02/20(火) 13:55
>>10のダヤン・ハン、アルタン・ハンは
チンギス・ハンの第4子トゥルイの第2子、フビライの子孫ね。
トゥルイの他の子のうち、次弟フレグの子孫(=イル・ハン)は
14世紀半ばに男系が絶えて断絶してしまった。
フビライと大ハーン位を争った末弟アリクブケの子孫には、
フレグ家断絶後にイル・ハン位に就いた者や
15世紀にモンゴル高原でフビライ家の代わりに北元ハン位に就いた者がいたが、
16世紀頃になるとダヤン・ハンの末裔に隠れたのか歴史に名前があがらなくなる。
この4兄弟の長兄モンケの子孫はよくわからない。
知らないだけかもしれないが。
17世界@名無史さん:2001/02/20(火) 14:05
キラー・カーン
1810:2001/02/20(火) 14:36
チンギスの第3子、第2代大ハーンのオゴダイの子孫といえば
フビライの元朝に反抗した孫のカイドゥが有名だが、その死後オゴダイ・ハン国は
チャガタイ・ハン国に吸収されてしまったのでロクに名前を残した子孫はいない。
かろうじてティムールによって名目上の西チャガタイ・ハンに据えられた
ソユルガトミシュが思いつくくらい。

チンギス第2子チャガタイの国は東西チャガタイ・ハン国に分裂している。
うち西側は混乱のすえにチンギス家出身ではないティムールによって統合されたので、
それ以降は歴史に埋没してしまっている。
東チャガタイ・ハン国はモグーリスタン・ハン国とも言うが、
この子孫は17世紀にジュンガル部のガルダン・ハン(非チンギス末裔)に滅ぼされるまで残った。
1910:2001/02/20(火) 14:37
最後にチンギス・ハンの長子ジョチの末裔だが、これが一番後々まで繁栄している。
ジョチ家のキプチャク・ハン国はジョチの第2子バトゥの子孫が統治していたが、
バトゥ家は14世紀半ばに断絶してしまってい、統一が失われる。
この混乱を押さえてキプチャク・ハン国を再統一したのが、
ティムールと戦ったことで有名なトクタミシュで、彼はジョチの第13子トカ・テムルの子孫にあたる。
トクタミシュ以外のトカ・テムルの末裔が作った国としては
アストラハン・ハン国、カザン・ハン国、カシモフ・ハン国、クリム・ハン国、カザフ・ハン国があり、
とくにクリム・ハン国は1783年にエカテリナ2世に滅ぼされるまで続いた。
クリム・ハン国のギレイ王家はオスマン帝国に亡命し、今も子孫はトルコにいるようだ。
カザフ・ハン国は18世紀にロシア帝国に帰順したので、
ハンの子孫はロシア帝国下でもカザフスタン地方のエリートとして残っていて、
カザフ・ナショナリストのチョカン・ワリハーノフやアリハン・ブケイハノフはその子孫。
さらに付け加えると、イヴァン3世に一時的にツァーリ位を譲られた貴族、
セミョン・ブラドヴィチもトカ・テムル家の子孫になる。

ジョチの別の息子シバンの子孫はティムール朝を滅ぼして
中央アジアにシャイバーニー朝を作る。
しかし、1598年にシャイバーニー家は断絶してしまったので、
アストラハン・ハン国(1556年ロシアに滅ぼされていた)王族の一門、
つまりトカ・テムルの子孫であるジャーン朝が成立し、
1756年に非チンギス末裔のマンギト朝ブハラ・ハン国に取って代わられるまで続いた。
いわゆる中央アジア3ハーン国のうち、残りのヒヴァ・ハン国とコーカンド・ハン国は
どちらもチンギス末裔ではない王族が支配していたようだ。
2010:2001/02/20(火) 14:39
マジレスはこれで終了。
以後はネタでも書いて。
21世界@名無史さん:2001/02/20(火) 17:38
チャー・ハーンも忘れてはいけないね。

ご飯がだまにならないように、
高熱ですばやく中華なべを回転させ2分以内に炒めあげるのがコツだ。
22世界@名無史さん:2001/02/20(火) 17:40
コテ・ハーンも忘れてはいけないぞ。
叩かれないようにうまくやっていくのはなかなか難しい。
23異邦人さん:2001/02/20(火) 18:11
>>19
ジュチ自身がチンギス・ハーンの実子じゃないと言う(俗)説も
あるだけに、彼の血統が最も後代まで続いたというのは、歴史
の皮肉と言うか…‥。
24世界@名無史さん:2001/02/20(火) 19:08
セキ・ハーンを知ってるかい?

女の子がおとなになったときに、祝って炊くんだよ。
今もこの風習あるのかな?
25世界@名無史さん:2001/02/20(火) 20:30
>>24
うちの一番下の妹がこの前女になって、母ちゃんがセキ・ハーンを炊いた。
おれは苦手なので一人だけトースト焼いて食ってた。
おやじはお前が男になったら黒飯を炊いてやるよ、とギャグをいった。
それってただのオコゲだろ、とつっこむ気にもなれないぐらい寒い夜だった。
26世界@名無史さん:2001/02/20(火) 20:55
>>25
大丈夫だ、男の子にも毎日ゴ・ハーンがある。基本は大切だ。

タンピンドラドラ、ヨン・ハーン。ああ一本足りない。
27世界@名無史さん:2001/02/20(火) 22:55
>>26
ゴ・ハーンはいわゆる、ハーンの基本・基準にあたるね。
始祖といったところだね。忘れてはいけない存在だ。

個人的に、クリゴ・ハーンはあまり好きじゃないなあ。
甘ったるい性質がちょっと受け入れられないの。

歴代ハーンの中でも特に悪どいのは
ジョウシュウ・ハーン、ゼンカ・ハーンだね。
いつまでたっても反省の色が全然ないんだよ。
28世界@名無史さん:2001/02/20(火) 23:05
隣の部屋から親父とお袋の声が聞こえる
イヤーン・ア・ハーン
欝だ・・・・
29世界@名無史さん:2001/02/20(火) 23:59
それにしてもセイジ・ハーンほど評価の分かれるハーンもいないよね。
諸説あって正当な評価が下されたためしがない。
あとコクジ・ハーンは反乱起こしてばっかだ。
30世界@名無史さん:2001/02/21(水) 00:12
みんな親切にレスつけているんだから、なんか反応しろよ、バカッ!>3
31世界@名無史さん:2001/02/21(水) 00:12
キシベロ・ハーンは幽波紋を使える唯一のハーンと言っていいだろう。
32世界@名無史さん:2001/02/21(水) 01:17
ナチ関係で悪いけど、カルテンブルンナーSS大将の前任者、ラインハルト・ハイドリヒも
蒙古系の血をひている噂があるみたい。
33世界@名無史さん:2001/02/21(水) 04:41
蒙古系が混じってるだけならレーニンもそうだけどね。
祖母がカルムィクだかタタールだかだったはず。
それから、作曲家のボロディンもタタールが入ってた。
でもチンギスハーンの子孫ではないだろうな。

ネタじゃなくてスマソ
34世界@名無史さん:2001/02/21(水) 05:12
税調のカトー・カーンは?
35世界@名無史さん:2001/02/21(水) 11:03
AGE
36世界@名無史さん:2001/02/21(水) 11:50
オ・カー・ハン

うちのなかでは最強です。
37名無しさん:2001/02/21(水) 12:58
>>36
激しく笑うた
38世界@名無史さん:2001/02/21(水) 18:52
サツジン・ハーン
ゴウトウ・ハーン
警察のごやっかいになっちゃったハーン共。
39世界@名無史さん:2001/02/21(水) 19:00
>>38
子孫達は殺人も強盗も祖先よりだいぶスケールが小さいな。
40世界@名無史さん:2001/02/21(水) 19:07
>>36
日本にはもっと最強なのがいます。

オ・バ・ハーン
41世界@名無史さん:2001/02/21(水) 19:33
>>40
確かに最強だ!!オ・バ・ハーン
42世界@名無史さん:2001/02/28(水) 23:44
いま現在の子孫はどうしてるの?やっぱりヤギの乳でも搾ってるの?
43世界@名無史さん:2001/02/28(水) 23:50
タタール人どもにチンギス・ハーンの子孫を名乗る資格無し!
44世界@名無史さん:2001/03/01(木) 00:53
>>42
まだまだたくさんいると思うけど、政治的に力を持った者はいないみたい。
もっとも、ほとんど共産圏だったから当然かも。

>>43
今は名乗ってないって。
タタールスタンのタタール人の間には
民族名をモンゴル侵入以前の「ブルガール」に戻そうっていう
気運すらあるらしいぞ。
45世界@名無史さん:2001/03/01(木) 11:05
ラフカディオ=ハーンはロシア系アメリカ人。
先祖は中央アジア出身のロシア人で、モンゴルの末裔の血が混ざっているらしい。
その由来から祖先の地に興味を持ち、近い文化をもつ日本へ・・・

それが彼をして日本の神秘にふれさせた理由です♪
46世界@名無史さん:2001/03/01(木) 11:08
現在のモンゴルは共産主義統治下で民族主義を消すために
もともと持っていた苗字を消されてしまい、
祖先の名前がわからなくなってしまったそうです。

よってチンギスの子孫もろくな扱いを受けていないんじゃないかと思われ。
47世界@名無史さん:2001/03/01(木) 12:11
>>46
モンゴル人にはもともと苗字なんてないよ?
氏族のこと?
48日本@名無史さん:2001/03/01(木) 12:22
シマヅ・ハーンは強いよ。たぶんテンシン・ハーンより。
49あやめ
>47
この辺は勘違いされ易いところですね。日本人はどうしても「徳川家康」
とか「石川五右衛門」とか、姓氏と名前は当然に連称されるものと思い
込んじゃってますから、歴史家の中にも結構「キヤン-テムジン」だとか
「ボルティギン-フビライ」みたいな表示をしてる人がいます。氏族名を
苗字として理解してるのでしょう。
現代の外モンゴルの人も普通には名前の方だけ名乗って、氏族名について
はイニシャルをロシア式のキリル字母で頭に付けるだけです。内蒙古の方
では漢字文書では漢民族風に連書してますが、たぶん日常会話では通用し
てないのではないかと想像します。
序に言っておくと古代支那の「姓」も男性の場合は「氏」のように名と連
称されることはありません。よく周の文王を「姫昌」とか始皇帝を「エイ
(フォントなし、ややこしい字なんで説明省略)政」とか書いてる人がいる
けど承知でやってることなのかしら?唐蘭大先生や鶴間大先生もやってる
けど。