オデッサファイルについて。

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1世界@名無史さん
この間、親父の本棚をあさっていたら「オデッサファイル」
とかいう小説を見つけました。
オデッサファイルとはナチスの残党についての極秘情報を
記したもので、ホントに実存するらしい・・。
はっきり言って小説自体はつまんなかったけど、オデッサファイルには
興味があるので、誰か知っている方がいたら教えてください。
2世界@名無史さん:2000/12/24(日) 08:31
フレデリック・フォーサイス?
3名無しさん@1周年:2000/12/24(日) 10:14
ボルマンとかについて書いてあったのかな。
本物のヘスの消息とか。
ロマンがあるなあ…。
そういえばムッソリーニも、
自分が握る秘密ファイルを湖に沈めたんじゃなかったっけ。
CIAがやっきになって探したんだけど、見つからなかったとか…。
4世界@名無史さん:2000/12/24(日) 10:15
落合信彦の「ラストバタリオン」を読むべし!!
5名無しさん@1周年:2000/12/24(日) 10:17
>>4
ラストバタリオンってどうなの?実在したの?
ハウスホーファーが組織した超能力者部隊とか、
なんかナチ関連は伝説が多過ぎてどれが本物やら。。。
6世界@名無史さん:2000/12/24(日) 16:26
本のタイトルは「20世紀最後の真実」だった。
その中に、ラストバタリオンがある。
落合信彦 著
7世界@名無史さん:2000/12/25(月) 03:29
>>2
その通りです。著者はフレディック・フォーサイスというロイターの特派員
出身のアメリカ人です。発行は昭和49年の1月となっていますから、約25年前の出版書された
ものです。その他の著書として、「ジャッカルの日」「戦争の犬たち」等がありますが
私は読んでません。

オデッサファイルが、実際にイスラエルの手に渡って
例えば、アイヒマン捕獲などに利用されたという事実はあったのですか?
その辺のエピソードについて何か知ってる方がいましたら教えてください。
8世界@名無史さん:2000/12/25(月) 04:16
UFOとか南極秘密基地とか超能力者部隊は嘘です。そういう嘘つき
がいたことが確認されてます。落合はそいつに引っかかったんです。
南米にナチ残党が大勢逃げ込んだのは事実です。
オーストリアの湖に隠匿財産や機密書類を沈めたという噂は昔から
根強くあります。こないだ引き揚げたのは収穫なしでした。
逃亡を手助けする組織は実際いくつかあったようです。一部は
スイス政府や赤十字、バチカンと結びついてました。これは今でも
タブーとされて解明が進んでいません。
他に、ゲーレン機関に大量のナチが採用されたのではないかとか
東西両政府の中に密かに潜伏しているのが大勢いるとかの
噂がありました。もう大半は鬼籍でしょうけど。
アイヒマン捕獲はそういうリストを発見したのではなく、世界中
のユダヤ人ネットワークででは?たしか妻に送ったプレゼントの
日付がもとで発覚したとかいう話ですよね?
9パシャパシャ:2000/12/25(月) 11:08
>6
落合の本をまともに読んだらだめだよ面白いけどね
http://tako.2ch.net/test/read.cgi?bbs=denpa&key=944778858
いかに落合の本が、めちゃくちゃかここを読めばわかるよ
でも、憎めないんだよね
10名無しさん@1周年:2000/12/25(月) 23:12
>>7
フレデリック・フォーサイスはイギリス人だよ。
「ジャッカルの日」は面白いよ。
小説、映画どちらも良い。手に汗握る傑作です。
ただし、最近リメイクされた「ジャッカル」は最悪です。
あと、「オデッサ・ファイル」も映画になってるけど、こちらは小説の方が良いと思う。
11名無しさん@1周年:2000/12/25(月) 23:45
>9
おまえも電波板のアホ共の一味だろ。
とっとと帰れ。ウザイから
12世界@名無史さん:2000/12/26(火) 11:43
>11
堅いこと言うなよ。見に行ってきたけど、面白いやんけ。
ま、世界史板じゃ板違いだけどさ。
13:2000/12/26(火) 12:06
落合信彦を本当に尊敬してる人がいて
妙に感動した記憶がある。

ネタだと思っていた

14世界@名無史さん:2000/12/26(火) 15:45
 ラストバタリオン、戸籍上数万から数十万単位で若いドイツ人が消えてるのは事実だけど、それって各種資料が空爆なんかで焼けちゃった敗戦国にはありがちの事だから信じるに値しないねぇ。
 オデッサも、架空、想像上の産物だって指摘が圧倒的に強いし。
 やはり、ナチ最大の逃走ルートはバチカンなんでしょうな。
15日本@名無史さん:2000/12/26(火) 16:58
>>14
 バチカンが、戦後のナチ逃亡を支援したって話はよく聞く
けど、これって欧米ではタヴーになってないの?

 完全悪として認知されている、ナチの逃亡を支援したなんて
話が真実として追求されてれば、凄いスキャンダルになりそうな
気がするし、ユダヤ人団体も黙ってないと思うのだけど。
16世界@名無史さん:2000/12/26(火) 16:59
>>14
 バチカンが、戦後のナチ逃亡を支援したって話はよく聞く
けど、これって欧米ではタヴーになってないの?

 完全悪として認知されている、ナチの逃亡を支援したなんて
話が真実として追求されてれば、凄いスキャンダルになりそうな
気がするし、ユダヤ人団体も黙ってないと思うのだけど。
17世界@名無史さん:2000/12/27(水) 12:23
>ユダヤ人団体も黙ってないと思うのだけど。

クレーム出しても相手にしてもらえなかったのよ.終戦当時は.
1815:2000/12/28(木) 00:55
 二重書き込みしてすいません。

>>17
 う〜んユダヤ人団体も、さすがにバチカンには勝てないのか…。
欧米で、それに触れること自体はタヴーではないのかな ?
19名無し:2000/12/30(土) 22:40
別にタブーではないよね。
フォーサイスの『オデッサ・ファイル』の中にもヴァティカン・ルートについては
バッチリ書いてあったし。
でもいくら言っても政治家や大新聞射なんかの社会の主流にはまともに相手にして
もらえなかった、ト。

それと最近ヴァティカンも事実を認めて謝ったよね。
「ホロコーストの防圧と発生後のユダヤ人支援にマジに取り組まなくって
すまなんだあ」
って。
ま、ナチ戦犯の逃亡幇助についてじゃないですけども。
20小説『オデッサ・ファイル』
フォーサイスの旦那は登場人物の一人、シモン・ヴィーゼンタールに、大分しつこく
取材し、うるさがられた。

主人公のルポライターが、シモンの秘書に、いいように扱われている個所あるじゃん。
あれ、それの反映です。

ただ小説的には、イスラエルの空挺少佐が、死んだ老人の代わりに21年目にしてエルサレムで
祈りをささげたりした個所がちょっと感涙。さすが英国冒険小説。
あと、西ドイツの国道で唐突にあらわれるシャーマン戦車が、小説のラスト、シナイ半島を横断し、
スエズ東岸でついに停止するという数行は、かっこよすぎ。
まるで映画「アラビアのロレンス」のアカバ攻略シーンみたいに、ものすごく劇的でよかった