グノーシス主義、および神秘神学について

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1名無しさん@1周年
民族・神話板にも立てましたが、2chで最強の博識集団、
世界史板の皆さんにも教えてほしいです。(“教えて君”でごめんね。)

1.なぜグノーシスは正統派キリスト教解釈から異端視されたのか? どこが危険だったのか?
2.マニ教や、ヘルメス思想なども含むグノーシスの世界観とは一体どんなものか?
  またそれと新プラトン派、新ピュタゴラス派、アウグスティヌスの世界観などとの違いは何か?
3.さらにそれの後世に与えた影響はどんなものだったのか?

以上です。世界史板の教え好きの人、分かりやすくお願いしまーーす。
2レポート萎え :2000/09/14(木) 22:22
レポート萎え
3名無しさん@1周年 :2000/09/15(金) 01:09
えっ なんか誤解されたかな...1はレポートの課題じゃなくて、
僕の問題意識を箇条書きにしてみたものですよ。

で誰もマヂレスくれないんすか?
4七氏 :2000/09/15(金) 01:17
>1
確か、現実世界を神による創造ではなく邪神(悪魔)による創造である
とし、かつ創造神は邪神であり、その為に人間は苦しむ。と主張してい
たように思います。違ったかな?
5名無しさん@1周年 :2000/09/15(金) 01:22
>3
まだ数時間。あせるなって。
6とりあえず議論の前に :2000/09/15(金) 10:38
まず、これはとりあえず抑えておこう。
グノーシス主義って、とーっても広範囲に適用される
言葉なんです。まとめるのって結構大変なのさ。
だから一言ではいいにくい。
辞書読んでも何かいてるかわからないのあったでしょ?
7名無しさん@1周年 :2000/09/16(土) 16:29
>6
確かに時期的には後1世紀から3世紀(錬金術思想については前3世紀、
「錬金術」そのものについては前13世紀のバビロニア以前にまでさかのぼれる)、
地域的にはエジプト、シリア・パレスティナ、小アジア、イランなど(
それらに共通する点はすべて当時のローマ領域の辺境地域だったこと)
に渡って拡がった幅広い思想傾向だと物の本にはありますね。
また文書もナグ・ハマディ文書、ヘルメス文書、マンダ教、マニ教の教典
などなどバラエティに富んでいて、すべて内容が一致しているとは言えない。
これらを一括して“グノーシス”と呼ぶ基準は一体どこにあるんですかね?

>4
グノーシスは極端な二元論に立つので、身体と魂の二項対立しか認めない
そうです。そこで身体や、あらゆる物質的世界(被造世界)はすべて「悪」
とされ、従って創造主の行為も否定的にしか評価されない。しかし人間の
魂そのものは被造物ではなく、神と同質のものとされ、否定されてはいない
(したがって神そのものも否定されない)。ただしこの神がキリスト教の
神と同じものであるかは疑問であるが。
またグノーシスは身体を否定するために、キリストの人性を認めない。し
たがってキリストの救済的意義も認めない。魂は神の一部であるので、や
がて“グノーシス”の啓示を受ければ神の許へと帰還するらしい。よって
キリストに関してはいわゆる“仮現説(ドケティズム)”を採ると。

ところでグノーシスの祖と称されるシモン・マグスとは一体いかなる人物なんでしょうか?
8名無しさん@1周年 :2000/09/17(日) 14:38

1.なぜグノーシスは正統派キリスト教解釈から異端視されたのか? どこが危険だったのか?
グノーシスはキリスト教と対比するというより、根元(この場合ギリシア神話や
エジプト神話やユダヤ等の民族的な神話世界)を同じにする別の思想と考える方が
分かりやすいでしょう。異端というより、別宗教と考えた方がいいです。理由は後述
します。したがって、キリスト教的には当然異端扱いされます。

>2.マニ教や、ヘルメス思想なども含むグノーシスの世界観とは一体どんなものか?
グノーシスの根本原理はこの世界とは別次元の至高の存在を設定していることであり、
またこの存在が何かの原因で分裂していることを理解することが大切です。ここで注意
が必要なのは、キリスト教で言う至高の存在=この世の創造主=神の等式は成立して
いないことです。つまり、至高の存在のもう一つの現出がデミウルゴスであるとか
アルコンと呼ばれる悪魔であり、これがキリスト教で言う創造主(神)にあたるという
ことです。つまり、7の言う極端な二元論とは、「至高の存在のいる領域」と「デミウ
ルゴス(アルコン)が作った領域」のことを指し、グノーシス派とはつまり前者の領域
に人間がどうしたら至ることができるのか、そのためには知識こそがその道標となると
いう信仰のことです。グノーシスには12の分派があったとされており、マニ教はその
うちの一派の後継と考えられています。マニ教の教義はほぼ7の言うことの通りなので、
7の解説はむしろマニ教の教義ととらえた方がいいと思います。

>3.さらにそれの後世に与えた影響はどんなものだったのか?
これは曖昧すぎてちょっとお答えできませんねえ(笑)。あえて言えば、カバラの思想
的バックグラウンドを用意したこと位ですかねえ・・・

>7
ところでグノーシスの祖と称されるシモン・マグスとは一体いかなる人物なんでしょうか?
シモンはシモン派と呼ばれるグノーシスの一派の祖であり、正確にはいわゆる開祖と
いう訳ではありません。正確な文献は少なく、キリスト教的な偏見が入った逸話
(ペテロとのネロの御前での魔術合戦など)は沢山ありますが実際の生涯については
あまり知られていません。念動力や空中浮揚ができたといわれています。
9キャッサリーン :2000/09/17(日) 16:00
>念動力や空中浮揚ができたといわれています。

なんかどっかで聞いたような。(苦笑

10>1 :2000/09/18(月) 10:54
>新ピュタゴラス派
すみません、これってどういうものですか?
旧?ピュタゴラス派とどう違うの?
11heraldry :2000/09/18(月) 12:37
エリアーデの「世界宗教史」でも読んだら?
12名無しさん@1周年 :2000/09/18(月) 16:23
>12

ちくまから出てるやつね。
13名無しさん@1周年 :2000/09/19(火) 01:03
>10
>新ピュタゴラス派

大して違いはないです。ピュタゴラスはもともと前6世紀に生きた
伝説的な人物で、カリズマティックな人だったらしく、みずから
秘教的な宗教団体を開いた。(旧)ピュタゴラス派はそのピュタ
ゴラスの教えを直接受け継ぐ学派。主に数をめぐる秘教的な形而
上学的思弁を展開した。それは一旦衰えたが、前1世紀にはアレ
クサンドレイアやローマでピュタゴラスの教えとプラトン(の神
秘思想)、ストア派、グノーシスなどを折衷した新たな新ピュタ
ゴラス派が勃興した。後者では「テュアナのアポロニオス」など
が有名。ピュタゴラス派はしばしばヘルメス思想の伝統と一緒くた
にされること多し。新ピュタゴラス派は後3世紀以降は新プラト
ン派に吸収された(らしい)。

ところで >8さん
“デミウルゴス”というのはもともと古典ギリシア語で「人々
(demos)のために働く人(ergos)、公共奉仕者」の意味で、
プラトン哲学では世界の形成者としての創造主のことですよね。
したがってキリスト教的な文脈では創造主=神というニュアン
スなんでしょうか?
しかしラテン語では「国家行政官」の意で、“アルコン”とい
うのは「執政官」のことですよね。なにかグノーシスには当時
のローマの既成の政治秩序に対する激しい反発があって、当時
の政治権力者を悪魔に仕立てて憎悪していたようなんですけど、
こういう言葉使いもそうした憎悪のいわば現われなんでしょう
か?詳しいことお知りでしたら教えてください。
14ネブラスカ :2000/09/19(火) 01:35
グノーシス主義とは、物事を裏読みして真実を見出そうとすること、だと思う。
あえて軽薄に言うと、
「オレはなんて不幸なんだ」
という絶望感から、世の中を疑い始めて、ついには全部をひっくり返すに至った、と。
いわゆるカタリ派はこんな感じになってる。

繰り返しになるけど、グノーシス主義とは、真理は隠れているから深読みしなくちゃならん、ということだろうな。
15名無しさん@1周年 :2000/09/19(火) 02:23
全てを捨てよ。肉体さえも。
魂を縛りつける全てを自覚せよ。
この世はデミウルゴスの創った物だから。
いつか魂はプレローマの境へと還る。
完徳者になれぬなら、肉食を禁じ、瞑想し、断食し、静かに暮らせ。

ってあたりが共通項なんじゃ?
16ネブラスカ :2000/09/19(火) 03:20
>>15それはカタリ派の教義なのでは?
グノーシス主義は宗教というよりは哲学的なものだと思うのですが。
グノーシスをキリスト教に適用するとカタリ派になる、というか。
カタリ派の起源はキリスト教以前にあるようですがね。
17名無しさん@1周年 :2000/09/19(火) 03:55
うーん、宇宙観では似たようなもんでは?マニでは善悪やら
光闇に置き換わるだけでやっぱしこんな感じだし。
なんか前に読んだのではボゴミール経由で東方からじゃないか
と書いてあったけど、よくわからん。ミトラだってやっぱり
こんなのだろうしなあ。
グノーシス主義思想と、グノーシス主義的キリスト教の違いって
どういうことにあるんじゃろ?
18名無しさん@1周年 :2000/09/19(火) 10:15
新ピュタゴラス派との関係というよりも、新ピュタゴラス派に
影響を与えたオルフェウス教とグノーシス主義との関係では?
特にオルフェウス教の心魂救済神話などはグノーシス主義の神話
構造と類似していますしね。ただこのような神話構造はギリシャ
世界ではオルフェウス教にはじめて現れるようですが、オリエント
ではより早い段階に類似の神話構造が登場していたかもしれない。
まあグノーシス主義的発想は一方から他方への伝播というよりは、
ヘレニズム時代みたいな、個人を不安な精神状態に陥れる要素が存在する
環境であればどこにでも発生可能だったのでしょうが。

なお旧ピュタゴラス派との関係ですが、たしかに新ピュタゴラス派
の特に戒律面では旧ピュタゴラス派の影響が認められるけれど、
新ピュタゴラス派が登場するBC1C頃には旧ピュタゴラス派は最早
消滅しており、直接の関係があったかどうかはっきりしないのではない
でしょうか?ピュタゴラス派の手による真正の文書は存在せず、
口碑伝承としてしかその様子は知り得ないのですから。
19名無しさん@1周年 :2000/09/20(水) 10:27
>18
確かに新ピュタゴラス派は単に“ピュタゴラス派”を詐称しただけかもしれませんね。
ところでそのピュタゴラス派と時には混同されることもあったというディオニュソス・
オルペウス教についてですが、以前から興味を持っているのですがいっこうに正体がつかめません。
たしかプラトンもオルペウス教の神話をもとに自分の哲学的寓話(ミュートス)を
作っていたようですが。

ぼくが興味があるのはむしろグノーシスのあとに出てくる思想との共通点なのですが。
たとえばアウグスティヌスの「照明説」などは露骨にグノーシスのパクリのような気がしてならないのですが・・・
20ネブラスカ :2000/09/20(水) 23:40
うむ。正統派にしろいわゆる異端派にしろ、キリスト教を体系的な思想的にしていくのには、
ギリシャ哲学その他の共通したソースを用いたのじゃ。
したがってあっちこっちで似たような固有名詞が微妙に異なった意味合いで登場してくる。
神学の特定の一派がおおもとというよりは、全部が全部何かのぱくりと言うほうが実態に近い。
極論すれば神秘主義はそんな感じ。特にアウグスティヌスとかの時代はそうだろう。
21八幡 :2000/09/21(木) 05:23
>20

ちょうどいろいろな思想を集めてきて、キリスト教の中に
取り込んでいく作業が続いていた時代でしたからね。
22名無しさん@1周年 :2000/09/21(木) 23:45
新ピュタゴラス派が出てきた時には、旧?ピュタゴラス派の最大の秘密であった無理数の存在は、すでに知れ渡っていたのでしょうか。
旧のほうは豆を食べるのがタブーと聞きましたが、新ピュタゴラス派も、やはり豆を食べちゃいけなかったのですか?豆って言っても色々あるけど、何豆?
もしかして敏感豆とか(笑
23名無しさん@そうだ選挙にいこう :2000/09/22(金) 14:26
>7
シモン・マグス マグスとは魔術師の意味
キリスト教側の伝承では、シモンはサマリアの一寒村ギッタ
に生れ、洗礼者ヨハネの弟子であったが、ヨハネの斬首後、
アレクサンドリアで魔術を学んだ。その後ペテロに反抗して
ローマに行き、クラウディウス帝の前でペテロと論争して
破れ、魔術で空を飛ぼうとしたが、ペテロの祈りを受け、
墜落して死んだという。しかし「使徒行伝」のシモンと
グノーシス主義の一派であるシモン派の始祖シモンとは
別人であり、ペテロの後の70年頃の人物とする説もある。
24>23 :2000/09/23(土) 08:14
英語の「Magician」の由来ですね。
magicもmagiもそうでしたな。
25世界@名無史さん:2000/11/26(日) 16:34
シモンってキリストと一緒に磔られた人?
キリスト教自体一種のグノーシスだよね。一連の黙示文学なんて特に。
ただルターなんかはこういう黙示文学は排斥していたみたいけど。
26世界@名無史さん:2000/11/26(日) 17:29
>キリスト教自体一種のグノーシスだよね。一連の黙示文学なんて特に。
現世否定的な二元論に立つペシミストという点ではグノーシス主義と
黙示思想は共通しているけど、黙示思想にはグノーシス主義のような
物質・肉体に対する徹底的な否定の思想はないよ。
キリスト教の黙示思想家にとっては、イスラエルの歴史との連続性
(神の支配の実現)は大切な課題だけど、グノーシス主義者にとっては、
理念的には旧約の世界は救済に対して必然的意味をもっていなかった。
ここら辺が正統キリスト教が黙示思想にはある程度寛容なのに対して、
グノーシス主義者には徹底的な排除の姿勢を示した理由だと思う。
あと『ヨハネの黙示録』は体裁は黙示文学だけど、果たして黙示文学と
いえるのか疑問だという意見が多いね。
27日本@名無史さん:2000/11/27(月) 00:51
>565
>この活字技術も秀吉の侵略で日本に伝えられ、江
>戸初期の医書は活字本が多い。

ここでも、朝鮮らしい発言だな。(藁
良く知られているように、江戸時代の日本は浮世絵に代表されるように、
木版の多色刷り印刷の技術水準が非常に高く、ヨーロッパでは更に芸術的にも
高く評価され、印象派などに多大な影響を与えたことは、ご存じでしょう。
要するに、それは江戸の日本の印刷文化とは、特に関係のない話。
こんな馬鹿馬鹿しい話ばかりをするから、朝鮮は軽蔑されるのをいい加減い理解しろ。
28世界@名無史さん:2000/12/02(土) 03:48
なんだこりゃ。
29世界@名無史さん:2000/12/02(土) 03:50
グノーシス自体の語源は何?
「知識」で良かったっけ?
3025:2000/12/02(土) 17:32
>26
>物質・肉体に関する徹底的な否定はない。
なるほど、言われてみれば、そうですね。何か納得です。
そうすると2原論で有名なゾロアスター教との関係も
そうなんでしょうか?
確か、肉欲肯定ですよね。ゾロアスター教は。
31世界@名無史さん:2000/12/07(木) 10:08
たしか、プラトンが肉体存在を霊存在より下に見てましたね。
グノーシスは、そう言う意味で、プラトンの弟子となるのでしょうか。

キリスト教の場合は、肉体存在を肯定し、また重視しますので、それがグノーシスと対立する本当の理由でしょう。
32世界@名無史さん:2000/12/09(土) 20:58
>31
なるほど、グノーシスの人びとが尊ぶ「知」はプラトンのイデアに似てますね。
何かシュタイナーのルシファー論議を思い出しました。

するとグノーシスが異端視されるのはその2原論的性格ではなく、
尊ぶ知のあり方、肉体軽視と言うことですね。


33世界@名無史さん:2000/12/09(土) 21:03
キリスト教における知の尊び方もまともに思えるとは、凄いぞ
グノーシス
34名無しさん@1周年:2000/12/12(火) 01:04
幸福の科学ってグノーシスそっくりじゃないですか。
35名無しさん@1周年:2000/12/16(土) 20:51
そうなの?
36世界@名無史さん:2000/12/17(日) 01:24
共産主義ってグノーシスそっくりじゃないですか。
37名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 01:46
いいえ
38世界@名無史さん:2000/12/17(日) 01:58
>>36
共産主義とは、人間の経験に基づいた知識によって神の摂理を超越し、社会を未踏の段階に進化させることを目的とするもの、と解釈すれば似てきませんか。
39第三者:2000/12/17(日) 02:21
グノーシス主義者と、血まみれの究極の物質主義をそっくりと
言われると、すごく感情的に反発感じるんですが。
欲望も物質も捨て、一生をかけてグノーシスの光を追い求めていく
ような人生とは対極的と思うんですが。
40世界@名無史さん:2000/12/17(日) 13:54
共産主義者すべてが、血まみれの物質主義者ではないだろうが。
グノーシス主義者の中にも、もはやグノーシスを得たと思いこみ、
何をしても許されると錯覚して、乱交をしまくった連中もいたし、
名誉欲に溺れたような指導者もいたらしい。
41名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 15:48
共産主義は現世に対するオプチミズム(現世で救われる)
が決定的に来世指向、別世界指向のグノーシスとは違うのでは?
二原論的指向、イデア的知識に対する執着では似ているけど。

あとキリスト教で言えばカルヴァニズムなどはかかなり来世指向が強くて
肉体重視とはいえないし、グノーシスほどの肉体蔑視には行かないものの
かなり近づいたのでは?いや、禁欲そのものが神の栄光を示すためだから肉体蔑視
とはいえないか肉欲蔑視というべきか。ただ二原論的にはむしろ後退して
一元論に近づいたんじゃないかな。

それと元々最後は神が勝つという発想を二元論と単純に言っていいのか
問題だと思う。
神と悪魔が戦って相打ちになるゲルマン神話はそれっぽいが。
42名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 15:51
が決定的に〜>が、決定的に来世指向かつ別世界指向
に訂正。
43名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 16:14
グノーシス 疑似二元論(悪魔強、神勝つ)、肉体・肉欲蔑視、来世救済、  
共産主義  疑似二元論(資本家強、労働者勝つ)、肉体・肉欲重視、現世救済  
カルバヴァニズム(資本主義成立に大きな役割を果たしたと言われる)                           
      疑似二元論(悪魔弱、神勝つ)、肉体重視・肉欲蔑視、来世救済
初期キリスト教 疑似二現論(悪魔強、神勝つ)・肉体重視・肉欲蔑視、現世、来世同時救済
キリスト教以前のユダヤ教 一元論・肉体肉欲重視、現世指向。
ゾロアスター教 疑似二原論(悪魔弱・神勝つ)、肉体・肉欲重視・現世、来世同時救済

いまいち怪しいがこんな所じゃない?
        
44名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 16:16
あ、カルヴァニズムは一元論だな。訂正。
45名無しさん@1周年:2000/12/17(日) 16:27
こうしてみるとグノーシスと共産主義は
悪魔が強い疑似二元論という点ではかなり似て見えるんだろうな。
悪魔が強い疑似二元論って成功しないね。
46世界@名無史さん:2000/12/17(日) 17:36
ナグ・ハマディ文書を読んだ人いる?
47希臘@名無史さん:2000/12/21(木) 01:53
 
48世界@名無史さん:2000/12/22(金) 21:49
>43
イスラム教が抜けてる。
>43
何ですかそれは?
49名無しさん@1周年:2000/12/24(日) 20:18
トウーレ協会と関係は?
50名無しさん@1周年:2000/12/31(日) 03:40
サマエルあげ
51世界@名無史さん:2001/01/03(水) 12:27
ユングあげ
52世界@名無史さん:2001/01/06(土) 05:58
>46
創世神話でヤハウェさんをぼろくそ言った奴とか?
異端になるわな、あれじゃ。
53世界@名無史さん:2001/01/14(日) 22:17
あげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
54世界@名無史さん:2001/01/14(日) 22:20
あげてるのにあがらないよ、ここ。どうして?
55世界@名無史さん:2001/01/15(月) 02:30
mentaiは重いのさ
56ネブラスカ
久々にあがってるな。
過去ログを読んでみたが、要点はだいたいつかめる内容になっていると思う。
どうかな。
>>1
ところで1のレスを見たことがないような気がするが、ぜんぜん書いてないのか?

で当方のネタも尽きてきたのでグノーシス主義を扱った本を紹介しよう。
研究書の類じゃなくて。

フィリップ・K・ディック
「ヴァリス」

あらすじを紹介してもしょうがない気がする…。グノーシスに興味があるなら読んで損はない。
文芸的にも質は高いと思う。

専門書で良いのがあったら教えてください。