1 :
ムハンマド・フォン・富士山:
中東といえばイスラム教な昨今ですが
アレキサンダー大王の時代やローマ帝国の時代、まだその勢力の欠片もありません
イスラム教はどう言った経緯で生まれ、勢力を拡張し、中東最大の巨大宗教にまでのし上がったのでしょうか
また多くの人々のハートをゲットしたその魅力を語ってください
2 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/09(日) 19:34
剣とコーランと課税によって。
3 :
名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 03:38
乾ききった大地にはうってつけだったのでせう。
住みやすい所にはあまり浸透してませんね。
4 :
名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 03:39
イスラム教ってね、他の宗教に寛大だったのよ。少なくとも昔はね。
「信じたくない? あっそう、改宗しなくてもいいよ。
そのかわり税金ちょっと多めに払ってね。」
てな感じで。キリスト教みたいに信仰を強制したりはしなかった。
それに、イスラム教には信者のお布施で食ってる僧侶が居ない。
教義そのものから来る権力構造が発生しにくかったのね。
5 :
名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 17:08
敵方の宗教的マイノリティ(ユダヤ人とか異端はクリスチャンとか)を取りこんで
>3
東南アジアとかって乾いてるか?
6 :
>3:2000/07/10(月) 18:15
>乾ききった大地にはうってつけだったのでせう。
>住みやすい所にはあまり浸透してませんね。
今、ニューヨーク中心に、ユダヤ教と並ぶぐらいに増えている
そうだよ。NHKでやってたよ。
>剣とコーランと課税によって。
これは、キリスト教徒がイスラムをおとしめるために言ったらし
く、実は、キリスト教に比べて、非常に寛大であったらしい。
7 :
名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 18:28
>これは、キリスト教徒がイスラムをおとしめるために言ったらし
>く、実は、キリスト教に比べて、非常に寛大であったらしい。
これも最近よく言われるけど、果たしてどうだか?
イスラムといっても地域によってかなり違いがあったんじゃないの?
イベリア半島とか小アジアではそんな寛容でいられなかったと思うけど。
8 :
名無しさん:2000/07/10(月) 18:33
本家本元の中東地域やインドなどでは寛大でした。
これは間違いない。
キリスト教徒やユダヤ人に特に寛大というか好意的だったのは、
同じ聖典の民としてムハンマドが好意を抱いていたため。
似たようなもんだと思ってたらしい。
9 :
名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 22:59
>イベリア半島とか小アジアではそんな寛容でいられなかったと思うけど。
いや、そういう異教とのフロンティア地域でこそ
寛容であったらしいです。
イベリア半島では土着のキリスト教小領主をそのまま残して
間接統治した例もあるし、キリスト教徒の中からアラブ文化も
身に付けた「モサラベ」と呼ばれる人々が現れている。
また、ユダヤ教徒の商人がヨーロッパと北アフリカを繋ぐ交易で活躍し、
レコンキスタ完成後には北欧や、オスマン帝国領に亡命している。
現在のトルコあたりには近年まで古いスペイン語の訛りであるイディッシュ語が
この時の亡命ユダヤ教徒の子孫の間で話されていた。
14世紀のイブン=バットゥータの旅行記には、
小アジアのトルコ系君主たちがユダヤ教徒の医師や
キリスト教徒の小姓を侍らせて彼をうんざりさせた話が載っている。
同じく14世紀、勃興期のオスマン朝が近隣のキリスト教徒小君主と
同盟関係に立っていたことが年代記にある。
このように小アジアではそれこそ20世紀のはじめごろまで
アルメニア正教やギリシア正教を信じるキリスト教徒がたくさん居ました。
ところがアルメニア正教徒は第一次大戦期のいわゆる
「アルメニア人虐殺」によってほとんどがロシア領に追いたてられるか、
殺されるか、あるいは欧米に亡命するかしてしまった。
ギリシア正教徒はトルコ共和国成立後のローザンヌ条約に付随した
住民交換協定によって、ギリシア領に強制移住させられた。
つまり、小アジアの宗教寛容を破ったのは、イスラムではなく
近代のトルコ・ナショナリズムだった、というわけですね。
10 :
名無しさん@1周年:2000/07/10(月) 23:21
スペインじゃユダヤと割と仲良くしてたしね。
11 :
遅レスだけど:2000/07/11(火) 10:12
>5
乾いてるんじゃなくて、低地の熱帯は住みにくい所と思っております。
>6
普及期の話のつもりだったので、今日ではまた違っているでしょう。
12 :
7>9さん:2000/07/11(火) 14:58
イスラムがそれほど寛容だというのなら、小アジア、シリア、パレスティナ、
エジプト、北アフリカがイスラム圏に組込まれてから、どうしてその地域の
キリスト教があれほど衰退してしまったのですか?
イスラムが原因のすべてだとは言いませんが、やはりあの手この手で差別を
していたのでは?
13 :
名無しさん@1周年:2000/07/11(火) 17:03
キリスト教よりもイスラム教の方が住民に納得させるだけの説得力があったんじゃない?
14 :
>9:2000/07/11(火) 17:08
オレも聞きたい。
中央アジアとかインドの仏教遺跡は、
相当数がイスラム教徒によって破壊されてるんだけど、
そうした行為はどう考えれば良いんでしょう?
15 :
名無しさん@1周年:2000/07/11(火) 17:34
ちゅーかキリスト教より寛容でない宗教なんてあるの?
16 :
>14:2000/07/11(火) 18:49
ものは壊せても、信仰は壊せません。
17 :
>14:2000/07/11(火) 20:34
おざなりな答えですが、そりゃイスラームが経典の民にしか寛容ではないという一面でしょう。
たとえば…インドパキ紛争の一面として、領土問題や覇権の問題があるにしても、
国民感情として宗教対立による正当性の主張、とかがあるのは現実だと思います。
(しかし、遺跡を破壊しているのは観光客の方が深刻。
ウイグルの仏教遺跡に、硬貨で相合傘を削り書いているバカもたくさんいる。)
もっと言えば、イスラームは「偶像」に対して敏感な性質がある、とか。
ビザンチン美術のイコンなんかも、イスラームに根こそぎ破壊されちゃったねー。
これは経典の民に対する弾圧の例ですが…
つっても、税金さえ納めれば信仰は保証したから、話は複雑。
-------------------------------
ムスリム人口で言えば、今のムスリムの中心地は東南アジア。
アフリカも多くの地域がイスラームがメインストリームだ。
「イスラーム=砂漠の宗教=アラブ民族」というのは安直なんだよね。
もっと多様性に満ちた文化圏を形成している。
たとえば…飲酒を認めているイスラーム国家もあるし、そうでない国もあるしねぇ。
法学者のイスラーム法解釈によって、地域差がでるんだな。
18 :
名無しさん@1周年:2000/07/11(火) 20:35
キリスト狂って、終身奴隷契約の事だろ?
19 :
15:2000/07/11(火) 20:43
話の続きなんだけど、
かつてのムスリムが彼らの定義する「偶像」を破壊するとき、
「眼」「頭部」を破壊するんだよな。
観光で遺跡を見ると、破壊に一貫性があって面白い。
多分たくさんの偶像を処理しなきゃならないからそうなったんだろうけどね。
でよ、ウイグルの砂漠の山奥にある仏教遺跡を見たときなんだけど、
壁画に無数の「相合傘」「政治的メッセージ」が彫られているの。
幸か不幸か「中国語」だったんだけど、彼らの遺跡に対する意識を大いに疑ったね。
いや、確かに日本人もそんな過去の遺産に対して不敬な民族かもしれん。
ヒトのことをとやかく言う資格もなかろう。
しかし…あえていうが、
中国人観光客の中華思想、無知っぷりには言葉が無い。
だってさー、ご丁寧に日付も彫ってあって、それも最近のだったりするんだぜ。
20 :
15:2000/07/11(火) 20:48
産油国にイスラーム国家が多いのは面白い現象だよね。
単なる偶然に決まっているんだけど…。
たとえば東南アジアなんかでもその現象がある。
(もちろん北海油田やアメリカの油田なんていう例もあるけど)
そして…その「利権」を握っているのは「米帝=ユダヤ資本」という大いなる矛盾。
21 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 00:16
ところでカーバ神殿のご神体の「黒い石」って、
どんなものなの?イスラム教徒なら見られるの?
見たことのある人の情報きぼーん
22 :
>21:2000/07/12(水) 10:40
残念ながら、見たことは無いですが。
>メッカにあるカーバ神殿は古くから聖地としても知られ、アラブの遊牧諸部族は、
>それぞれの部族神の偶像を共同でカーバ神殿に祀り、年に一回巡礼した。
>その期間、部族間の戦争は休戦で略奪も中止する習慣があった。
>カーバ神殿には当時、ホバル、マナート、アッラート、アル・ウッザーなど多数の神像が祀られていた
>(一説ではカーバ神殿の御神体は隕石)。
資料でカーバ黒石の写真を見たことがある(と思う)。
なんかねー、象徴的な浮き彫りがされていたような気がするよ。
23 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 15:30
ムスリムはホントに酒飲まないんでしょうか。
それまでかの地にあった酒屋はどうなったんでしょうか。
酒を飲まないんだったら、イスラム教にとっての宗教儀式に
必要なトランスをもたらすものはなんだったんでしょうか。
24 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 16:33
イスラム教徒がまったく飲まないなんてことはない。
トルコなんてラクとかエフェスビールとか有名な酒あるし。
ただし、やっぱりそれでも教義として禁止されてるので
厳格な人は飲まないし、厳格な国・・・イランとかでは
イスラム教徒が酒飲んだのがバレると罰せられます。
25 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 16:49
踊ってトランスになる教団がありますよ
26 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 18:01
正確には飲酒が禁止なのではなく、飲酒により正気を無くす事がタブーなのです。
27 :
>26:2000/07/12(水) 18:13
違うよ。それは飲酒が禁止された理由
トルコなんかじゃそういう解釈が多いけど、どこでもって訳じゃない.
とあるムスリム掲示板で醤油にアルコールを使ってるがハラールかどうかを議論してたが
そういう解釈もあるのよ
28 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 18:30
踊ってトランスになるのはトルコだっけ。
酒飲んで恍惚となる宗派って、イスラムにはないの?
スーフィは禁欲的神秘主義だったと思うけど、バッカスみたいなのは
やっぱりイスラムではありえないのかね。
29 :
26:2000/07/12(水) 20:04
>27
>違うよ。それは飲酒が禁止された理由
だから、イスラム教の教義での禁酒の理由でしょ?
イスラム諸国での禁酒の法律はそれを元に作られていると言う事でしょ?
だから国によって厳密さの程度が異なると言う事だよね。
30 :
あやめ:2000/07/12(水) 20:15
>21
黒石はカーバ神殿の花崗岩の壁面の東隅の地上1.5メートルの所に
嵌め込まれています。
ムスリムなら見ることは当然、触ることもOKです。
大分むかし写真を見たことがありますが、大勢の巡礼者が触れようとし
て手を延ばしていました。そして黒石自体はあまり大きい物ではなく、
触りまくられたため表面はツルツル真中がいくらか凹んでいました。
31 :
名無しさん@:2000/07/12(水) 22:29
>28
ヤバい薬を打っていってしまうやつはあった。(笑)
イスマーイール派だったか・・・。
32 :
名無しさん@1周年:2000/07/12(水) 23:09
33 :
27>29:2000/07/13(木) 15:19
いや、だからね。イスラームで最初に「ぶどう酒」が禁止されたの祈りから遠ざけるなどの向精神作用があるから
それは正しい、そこからの類推でアルコール全般も禁止になったわけ
けど、歴史の中でその意味は色々と変わるわけよ。アルコールはアウトでもマリファナはOKだったりする解釈もあるし
酒を飲ませて育てた動物やアルコールを含む調味料もダメと解釈する場合もあるわけ
歴史や個々の状況を超えた「イスラーム」があるとしてその多様性等を無視するのはよくないな(そういうのオリエンタリズムとも言うんだがね)
34 :
33:2000/07/13(木) 15:20
>歴史や個々の状況を超えた「イスラーム」があるとしてその多様性等を無視するのはよくないな
信者などが理念として持つのはもちろん別ね。
35 :
名無しさん@1周年:2000/07/13(木) 19:52
でもマホメットは、イスラームが、キリスト教のようにばらばらになるのを避けたかったんだけどね、だから聖職者の存在を禁止したりしたんだけどいまは、ウマラー(法学者)という聖職者みたいのがいるし宗派も沢山あるよね。
36 :
34>35:2000/07/13(木) 21:00
次元の違うツッコミされてもなぁ
あと、ムハンマドは聖職者を禁止したの?
創らなかっただかと思ってた(まあ、「イスラームに修道院はない」といったのは知ってるけど)
どっちにしろ分裂を押える為かどうかは疑問
ウマラー→ウラマーね、事実上の聖職者
これはどうでもいいことだけど、法学者に対応するの語はファキーフ
37 :
21:2000/07/13(木) 22:30
いろいろ「黒い石」についてありがとうございます。
写真って何かの本で見ることって可能でしょうか?
Webにはないだろうなー。
38 :
ジーモン@ケー二ヒスベルク:2000/07/13(木) 23:48
スーフィーは因習なり、ケマルは開明なり。
39 :
>36:2000/07/14(金) 19:01
お前が荒らすから廃れたんだよ
もうくんな
あげ
40 :
名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 00:24
カーバ黒石は隕石なんだってさ。
41 :
名無しさん@1周年:2000/07/17(月) 04:00
コーランをカーペットの柄にしちゃった
カーペット会社の社長さんは
大使館を土下座して回ったそうな・・・
殺されなくて良かった・・・
42 :
腐れ呑ん平ジーモン@ケー二ヒスベルク:2000/07/18(火) 01:19
アッラーは虚構なり、ムハンマドはペテン師なり。
五十嵐助教授のような目に合うかな?
ただ、奴らは賞金がかけられていないと何もしないだろう。
ムスリムの守銭奴共め!
43 :
名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 08:06
質問です。
世界史教科書には「過激なシーア派」と書いてありますが、具体的にどのような点が「過激」だったのでしょうか。ご存知の方、教えて下さい。
44 :
名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 09:47
>42
守銭奴じゃない宗教って存在するの?
45 :
給料泥棒ジーモン:2000/07/18(火) 21:17
>44
存在しません(笑)。
46 :
名無しさん@1周年:2000/07/18(火) 23:52
飲酒について寛容な社会はたしかにあるようですが,
豚肉タブーに関してはどうなのでしょうか?
47 :
名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 00:08
一度「穢れた豚」の印象が刷り込まれてしまうと、
豚を食べる食文化は滅殺されるんじゃないだろうか?
食に関するタブーといえば…例えば鯨、牛を食べる習慣に遠い国があるように。
上の例は前提が大きく異なるけど、食に関するタブーといえば、まぁそんなもんだろう。
今の日本人の多くが、イナゴを食べないように。
飲酒とは違う次元の話のような気がする。
実際ウィグルのムスリム連中は漢民族が豚を食べているのを尻目に、
イスラームの習慣を彼らなりに守っていたよ。
ウィグルのムスリムは、飲酒に関してはおおらかだった。
親、年長者、上司、兄の前では飲酒はしない。
しかし、「個人的、友人どおしでは酒を嗜んで良し」な風潮があったし、
現に…あるウィグル人がそう言っていた。
48 :
>43:2000/07/19(水) 00:21
以下は適当に書いています。校正求む。
まず、米国vsイラン革命政府の対立が前提にあって、
「シーア派は過激」ということが主張されているということはあるかもしれない。
イラン革命の経緯は米国にとって不都合であり、
米国はイランを攻撃する大義がほしいのですな。
しかし…アメリカもイランの民間旅客機を撃墜したりしたことがあって、
どっちが過激、ならず者国家なんだか…。
イラン=原理主義=ならず者=テロリストというレッテル貼りは、極めて国際政治的な話。
あと、シーア派はイスラームを構成する一派ではあるけれど、
イランの風土、歴史が生んだ独自性を多くもっている。
例えば「メシア再臨」の思想。ええっと…イマームの再臨と言った方が良かったっけ?
それとか…ゾロアスター教の影響も少なからず残っている。
しかし…それとイスラーム原理主義、それもその中のイカレタ原理主義なんかとは分けて考えるべき。
シーア派の中にも、無差別テロを否定するヒトはたくさんいる。
政治的な思惑が絡んでいるから話がややこしいけどね。
そもそもイラン人から見れば、搾取していたアメリカを追放してナニが悪い!っていう価値観。
そんなイランと日本は独自外交で結構仲良し。
ちなみに現政権のハタミのバックにはアメリカがいる。
ハタミ=正義の政治家と見るのは安直。
49 :
名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 00:25
江戸時代に猪が薬として一部で食されていたように、
イスラムにも抜け道があると思う。
法的発想が進んだイスラムだもの。どこかに必ず抜け道を作って
食っているよ。
50 :
43:2000/07/19(水) 01:05
>48
ありがとうございました。
補足すると、「過激なシーア派」はファーティマ朝の形容詞でした。シーア派が過激なのかファーティマ朝は過激なのか、よくわかりません。
51 :
パシャパシャ:2000/07/19(水) 01:11
今アメリカでテロしているイスラム原理主義って、アフガンのときアメリカが作ったんだよね、(ランボーイ怒りのアフガンで、仲間として出てくる)それが、今暴走して大変なことになっている。
そう言えば、イラクに軍事援助をしたのもアメリカ、イスラエルにもしているし、なんか、今パレスチナ和平とか言っているけど、なんかちがうよね
52 :
名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 07:46
イスラム教での酒と豚肉の禁止って、
酒は砂漠で飲むと急激に体内の水分が奪われるので危険だよ
酒によって夜、道で寝るとそのまま死んじゃう
豚はもし生で食べると寄生虫がいるからだめだよ
ってなことだと思ってました
まさに砂漠で生き抜くための知恵の結晶だと関心してました
53 :
名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 09:21
>50
>補足すると、「過激なシーア派」はファーティマ朝の形容詞でした。
>シーア派が過激なのかファーティマ朝は過激なのか、よくわかりません。
ファーティマ朝はシーア派の中の分派のひとつ「イスマーイル派」に属していて
支配下の他派に対してさかんに改宗の働きかけをしたり
各地に宣教したりしているから、そのことを指してるのでは。
ニザール派(暗殺教団)もファーティマ朝系イスマーイル派の分派だし。
ちなみにイラン・イスラーム共和国の国教であるシーア派は
シーアの中で一番穏健と言われる「12イマーム派」です。
54 :
36>48:2000/07/19(水) 19:48
ちょっと追加していいかな?日本でイラン・イラク戦争の時
イラク(当時は親米だった)=政教分離で穏健なスンナ派(おいおい)と
イラン=政教一致で狂信的なシーア派との宗教戦争って捉え方が広くあったらしい。
どうでもいい話だが
井沢元彦氏はシーア派は有色人種のアラブ人にイスラームを
押しつけられた白人のイラン人が作った派だと言いふらしている(ちなみにスンナ派=アラブのイスラム教だそうな)
55 :
名無しさん@1周年:2000/07/19(水) 20:38
アーリア(白)人って、イラン人もそうだったのね。
インドやパキスタンでも、ドラヴィダ(?)系とアーリア人種の
争そいがあると聞いたことがある。
>1
面白い名前(笑)。プロイセン貴族や回教徒に大和民族の
混血さんですか。
56 :
名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 03:35
昔、戦いの後に、人の死骸が転がっていた。
それを掃除するために、犬と豚を放って、屍を食わせたらしい。
そういうのもあって、豚と(犬も)ハラームになっているらしい。
東南アジアの地理学をやっている先生から聞いた話。
57 :
名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/07/20(木) 09:56
タコも同じ理由ですか?
58 :
>9:2000/07/20(木) 10:23
かなり前へのレスだけど・・・
イディッシュ語は、中世ドイツ語の変形でしょ。
古典ヘブライ語から、トルコ、スラヴ諸語系の語彙も入っているらしいけれど・・・
59 :
名無しさん@1周年:2000/07/20(木) 11:58
豚やタコを食べるのが禁じられているのは旧約聖書の影響
ではないの?
豚を食べるのが禁じられているのは、古代イスラエル人に
とって、犠牲として神に捧げられる清い動物である牛や
山羊や羊のジャンルに豚が属さないから。つまり豚は
反芻しないから、清い動物のジャンルに入れられない。
60 :
9:2000/07/20(木) 14:49
>58
うわ、本当だ。
アシュケナジムのイディッシュ語(ドイツ語系)と
セファルディムのラディーノ語(スペイン語系)を
ごっちゃにしてたみたい。
鬱だ・・
61 :
超個人的意見:2000/07/21(金) 14:48
>59
イスラム教は「汚いもの」を嫌います
イスラム教徒は生まれてすぐ包茎手術するって言いますから
豚がダメなのはウンコを食べるから・・・かな?
あと昔、イスラム教を批判した本・・・「悪の書」だったかな?
あの著者は賞金かけられたあと、テレビで謝罪したけれど
さらに賞金が上乗せされたらしいが
今も逃げてるの?
62 :
名無しさん@1周年:2000/08/01(火) 08:24
>イスラム教徒は生まれてすぐ包茎手術する
ちがいます。
>「悪の書」
Satanic Verses
邦訳は、「悪魔の詩」だけど、
原意をとると「悪魔の章句」のほうが正確。
現在、イラン政府は実質上、殺害命令をとりさげ。
他の過激派から身に危険が及ぶ可能性はまだ残ってます。
63 :
名無しさん@1周年:2000/08/03(木) 05:52
最初の話題に戻るが、イスラムの伝播は宗教を媒介にした社会政策が
充実していたことも大きい。食いもの・教育・共同体の互助体制など、
イスラムを受容する側にもメリットが多分にあったことを見逃してはならない。
こうした背景から、現在でもアフリカではイスラムの拡大が続いているそうな。
64 :
名無しさん@1周年:2000/08/16(水) 13:53
かんけー無いかもしれないけどよく聞く話で
アフリカ等でくり*りすを切除するとか言うのはイスラム圏の割礼が間違って
伝わったものなのでしょうか??
65 :
名無しさん@1周年:2000/08/16(水) 14:52
>>52 もともとの理由はそうなんじゃないですか。
あと、メッカの方角に向けて祈りを捧げなければいけないのは、
砂漠で移動中も方位を忘れないようにするためとか。
66 :
名無しさん:2000/08/16(水) 15:06
イスラム自体は好きじゃないけど、
エイズはびこるアフリカの場合は、
イスラム化は進歩というべきだと思う。
後何十年かしたら、アフリカに生き残ってるのは、
婚外性交を厳しく禁止するイスラムの真面目な信徒だけで、
乱交的な土着アフリカ文化の連中は滅びてるんじゃないかな。
ジーンによる淘汰。ミームによる進化。
67 :
名無しさん@1周年:
アフリカの文化がみんながみんな乱交的というのは乱暴だよ
エイズはむしろ文化的共同体が壊れた都市部で蔓延している。