【朱熹朱熹】朱子学・宋学スレ【大朱熹】

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1世界@名無史さん
朱子学(宋学)についての話題をするスレです
儒学・道家が中心の話題は該当スレでお願いします
2世界@名無史さん:2014/07/07(月) 21:31:53.32 0
3世界@名無史さん:2014/07/07(月) 21:37:44.05 0
朱熹 とは - コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E6%9C%B1%E7%86%B9

スレタイの元ネタ
「しゅきしゅきだいしゅき!!」特設サイト - Iris
http://iris-soft.jp/shukishuki/
4世界@名無史さん:2014/07/07(月) 21:39:03.43 0
多分スレタイの元ネタはこれだと思うけど間違ってたらスマン
5世界@名無史さん:2014/07/07(月) 22:15:48.56 0
>>1
6世界@名無史さん:2014/07/07(月) 22:52:56.44 0
少年老い易くエロゲの道は極め難し
7世界@名無史さん:2014/07/08(火) 14:20:28.09 0
朱子学近年は評価されないよな。日本でも中国でも韓国でも。
実際的じゃないとか近代化の足を引っ張ったとか。
8世界@名無史さん:2014/07/08(火) 17:37:03.33 0
井沢元彦は朱子学大嫌い
9世界@名無史さん:2014/07/08(火) 18:11:59.12 0
そんなことだから社会的モラルが低下しているのだ。
政府・自治体・大企業・大学などには、
それぞれ儒学者を抱えるべきである。
10世界@名無史さん:2014/07/08(火) 19:50:07.22 0
非行少年には保護観察官よりも儒学者を配属させればいいんじゃね?
社会への貢献より親孝行の方が先だろ
あとクラナドは道徳の教科書に載せてもいいと思う
11世界@名無史さん:2014/07/08(火) 19:50:57.04 0
クラナドがギャルゲーなのは知ってるから例のコピペは貼らなくていいよ
貼りたい人は他板でどうぞ
12世界@名無史さん:2014/07/08(火) 21:05:24.27 0
キリスト教系大学や仏教系大学があるのに
儒教系大学が一個も無いのはあんまりだと思うの
13世界@名無史さん:2014/07/08(火) 21:21:56.18 0
>>12
つ成均館
14世界@名無史さん:2014/07/08(火) 23:35:08.32 0
>>12
二松学舎

漱石先生も少年時代に学んだ漢学塾の後身。
15世界@名無史さん:2014/07/08(火) 23:48:01.17 0
>>12
愛知大学

東亜同文書院大学の事実上の後身。
16世界@名無史さん:2014/07/09(水) 00:13:06.48 0
成均館 → それは韓国
二松学舎 → Wikipediaの当該記事に儒教の儒の字もなし
愛知大学 → 上に同じく
17世界@名無史さん:2014/07/09(水) 00:17:29.59 0
じゃあ東京大学
・・・間接的に昌平黌の流れを汲んでいるといっても
儒教系大学と呼ぶのは無理か・・・
18世界@名無史さん:2014/07/09(水) 05:07:13.18 0
儒教徒って何人くらい居るの?
19龍場大悟:2014/07/09(水) 10:03:38.27 0
別に回教徒が儒者でも構わないだろ。
20世界@名無史さん:2014/07/10(木) 16:43:03.22 0
仏壇に位牌が祀られてるが
あれは仏教じゃなくて儒教の風習
21世界@名無史さん:2014/07/10(木) 16:48:34.09 0
別に「正しい儒教」や「正しい仏教」なんて基準が世界のどこかにあるわけでもない。

「俺が儒者だ!」と絶叫すればそれが正義。
22世界@名無史さん:2014/07/10(木) 16:53:23.97 0
>>20
あの位牌ってどう見てもインド風ではなくて中華風のデザインだしな
23世界@名無史さん:2014/07/13(日) 16:05:11.76 0
朱子学は本場の中国では明代の永楽年間に壊滅状態になったな。
24世界@名無史さん:2014/07/15(火) 21:36:24.57 0
>>18
日本人は多かれ少なかれ、仁義礼智忠信孝悌を重んじる儒教徒だろう。
戦前の小学校の「道徳」なんか儒教を土台にしたものだし。
現在の小学校でもそのへんお事情はは変わってないだろう。
キリスト教的な「神の普遍的な愛を讃えよ!」とか、仏教的な「世界は無常、執着することの愚かしさを知れ!」
みたいな思想は、道徳教育の題材にはほとんど出てこないし。
25世界@名無史さん:2014/07/15(火) 22:32:44.67 0
>>24
しかし宗教の統計を見ても儒教徒の数なんか載ってませんよ?
26世界@名無史さん:2014/07/15(火) 22:41:25.35 0
日本で儒教式の葬礼を行ってたのは、江戸時代の儒者の一部くらいだな。
27世界@名無史さん:2014/07/15(火) 23:29:25.64 0
で、日本以外ではどうなの?
北朝鮮にも儒教徒は居るのか?
28世界@名無史さん:2014/07/16(水) 01:41:53.69 0
>>24
「目上のいうことをきけ!」
29世界@名無史さん:2014/07/16(水) 02:22:06.24 0
銭感情儒学
30世界@名無史さん:2014/07/16(水) 03:13:15.93 0
資本主義の倫理にいかに儒教道徳を読み替え国家の産業化を成すか。
31世界@名無史さん:2014/07/16(水) 10:06:53.77 0
儒教が経済発展に資したという論調の本もある
『儒教文化圏の秩序と経済』金日坤 1984年
3224:2014/07/16(水) 20:01:02.91 0
>>25 だから日本では儒教は宗教ではなく、立派な社会人(君子)が身につけるべき道徳として定着したと。

>>28 まぁ、なんでそういう発想を日本人がしがちなのか、端的にいえば儒教のせいと。

>>30、31 自己を律し、規律を正し、大義面分(目的、目標)を明らかにする教えなので、資本主義的との関係でいえば
     経営者や労働者のモラルを高め、強い会社(国)をつくるみたいな効果はあったかも。
 
33世界@名無史さん:2014/07/18(金) 10:40:09.90 0
>>32
造反有理という言葉がわかるように儒教、朱子学、陽明学は弾圧を何度もされているよ。
日本と中国で官学とされたのは儒教、朱子学の字句解釈を暗記することと、葬礼における
教条的な遵守を求められただけで学問というよりはイデオロギーと言っていい。

本来的な儒教はテキストをもとに議論を行い、批判、検討を加えることで世論を形成する
ことにある。後漢の党錮は典型的な例だろう。日本でも中国でも権力はこれを常に恐れたと言っていい。

日本でも蛮社の獄で処罰された人間は蘭学者の集まりのようだが本来は儒学者の者がほとんどだよ。
幕末においても越前藩の教育改革で橋本左内や横井小楠もそれまでの領主への忠誠心を形成するための
ものでなく自由主義的な教育制度を定着するために春嶽の存在をどう位置づけるのかに腐心している。
34世界@名無史さん:2014/07/22(火) 01:44:47.54 0
今の中国に儒者っているんだろうか。
文化大革命の生き残り。
仁義礼智忠信孝悌とか、今の中国に必要なものばかりなのに。
35世界@名無史さん:2014/07/22(火) 02:24:45.69 0
>>34
共産革命で壊滅した
儒者の多くは革命時に台湾や香港に逃げた
その後、文化大革命終結まで儒教は反動的文化の象徴のようなもので
激しく批判攻撃されるだけの存在だった
特に文革末期の批林批孔運動は激しかった

そんなわけで儒教の伝統などとっくに壊滅断たれてる

最近新たに「新儒家」という勢力ができてるが
これは人民共和国では完全に伝統が断たれたあとに新たにできた勢力で過去の伝統とは断絶してる
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%84%92%E5%AE%B6
当然だが伝統が断たれなかった香港台湾の学者の割合が大きい
36世界@名無史さん:2014/07/22(火) 12:37:15.86 0
今でも下手に孔子を称えると、毛沢東への批判ととられかねないからな。
3年ほど前だが、北京の天安門広場に建てられた孔子の像が、すぐに撤去されるという事があった。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0424&f=national_0424_175.shtml
37世界@名無史さん:2014/07/22(火) 12:46:02.30 0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%94%E5%AD%90%E5%AD%A6%E9%99%A2

語学学校の名前にはなっている
38世界@名無史さん:2014/07/22(火) 22:04:50.41 0
>当然だが伝統が断たれなかった香港台湾の学者の割合が大きい
半島国家は?
39世界@名無史さん:2014/07/22(火) 22:14:28.80 0
朝鮮王朝の李栗谷の理論は異端でしょ
40世界@名無史さん:2014/07/22(火) 23:29:09.71 0
旧中国の地主=読書人とか郷紳とかいう連中は 早い話、インテリヤクザみたいなもの。
ムダに学問と教養は身につけてるが、一般農民相手に悪徳高利貸しやったり、
自警団みたいな私兵を雇って武装してるし、要するに暴力団と同じ。
紅軍に抹殺されても文句言えない、文字通りの「土豪劣紳」だ。

北伐のとき、共産党の賀竜(のちの十大元帥)に高名な考証学者の葉徳輝が処刑されたが、
これは旧中国の読書人=地主の学問が、どういう社会的基盤の上に立脚していたかを示す事例だ。
要するに、読書人の学問は、小作人や貧農の犠牲の上に成り立ってた。
葉徳輝を処刑した賀竜というのは梁山泊の好漢みたいな経歴のヤツだから、なおさらそう感じる。
41世界@名無史さん:2014/07/22(火) 23:37:21.93 0
長年、中国社会のガンというか害毒だった読書人、郷紳=封建地主=土豪劣紳を、
根こそぎ一掃した功績は、マオの成し遂げた不朽の業績ではないだろうか?
これこそが、中国史上、マオや共産党の最大の功績だろう。

読書人、郷紳=封建地主は、高率の小作料や高利貸しで小作人や貧農を搾取していた。
その不労所得によって、清末まで科挙の受験勉強で特権官僚を再生産し、
隠退したり仕官できなかった連中は、考証学や詩文や書画など道楽三昧だった。
彼らの優雅な生活は、すべて貧農の犠牲の上に成り立っていた。
そして自衛のために、自警団=私兵を抱え込んで暴力で農民を支配していた。

読書人、郷紳=封建地主=土豪劣紳に弁護の余地はないな。
42世界@名無史さん:2014/07/23(水) 16:11:56.13 0
読書階級なんて世界のどこでもそんなもん。
それを粛清するのが正義と思い込むと即席ポルポトの出来上がり。
43世界@名無史さん:2014/07/23(水) 20:01:57.97 0
葉徳輝は、光緒18年(1892)の進士で、吏部文選司主事として退官。
小学、目録学にくわしく、蔵書家としても著名であった。
1927年、長沙農民協会を痛烈に批判し、結果、人民裁判で死刑判決、斬首されて、
その首はさらされた。
毛沢東らが指導する湖南農民運動の高まりのなかで、悪徳地主として処刑された。

1927年、当時の農村での急激な共産主義運動の中で生まれた長沙農民協会及び
人民革命そのものを激しく批判する文書を書き、人民裁判によって死刑判決を受け、
斬首の上、晒し首となった。
44世界@名無史さん:2014/07/23(水) 22:25:22.38 0
日本では警察署の土地も持ってた太宰治の実家のようなものくらいだったか。
45世界@名無史さん:2014/07/24(木) 00:21:11.49 0
そもそも貧乏農民ばかりの農村の地主ってそんなに儲かるの?昔は流通ルートも不便だったのに。地主って何町歩ほどの?
46世界@名無史さん:2014/07/24(木) 21:21:31.47 0
朱子学大好きな俺はおかしいのでしょうか。

天子さまを奉戴し仁慈の治をこの国にもたらそう。
47世界@名無史さん:2014/07/24(木) 22:26:07.91 0
>>46
朱子学好きなお前はチョンだ!
というのは冗談だが、関連して韓国の反日について。

韓国では悪逆な旧支配者の日帝に抵抗して国を取り戻したという、建国神話を現政府
の正統性の根拠として国民にも教育しているが、史実と異なるので、当然ながら
真実を知る人々からツッコミが入る。

そういう人々に親日派のレッテルを貼って迫害してるのだが、韓国成立当初ならともかく
独立後半世紀たった今でもそれをやめない。

ここで思い浮かぶのが朱子学の大義名分論で、韓国は現在も朱子学が支配する国で反日という
大義名分は絶対捨てることができないゆえに、今の状況に追い込まれているのか?と思ってしまう。

そうだとすれば、尊王攘夷という大義名分をあっさり捨てた日本朱子学の徒とはやっぱり違う。
48世界@名無史さん:2014/07/24(木) 23:51:32.56 0
ろくに漢字も読めないで朱子学が支配する国だって?
四書集注も近思録も読めずに何が朱子学だ
49世界@名無史さん:2014/07/25(金) 00:25:24.51 0
朱子学って、陽明学と比べて偉いの?
50世界@名無史さん:2014/07/25(金) 07:07:40.58 0
陽明学はいわば左翼で不平分子の巣窟。
51世界@名無史さん:2014/07/25(金) 07:27:11.97 0
朱子学にかぶれた水戸藩が内ゲバで壊滅状態になったのをみると
朱子学にも左翼的要素はある
52世界@名無史さん:2014/07/26(土) 00:18:37.92 0
>>47

朱熹の宋学と朝鮮及び日本の朱子学はそれぞれ異なる。
道徳の確立により、社会を安定させ繁栄に導くという大意は同じだが、その基となる社会構造が各国で
異なるから、ある意味当然かも。

もともと人間や社会はかくあるべき、という前提に基づいた演繹的思想に加えて、中国・朝鮮では官吏登用の
主要な試験課題と化した影響(正答が設定されることで解釈が制限される等)で、現実社会ととかけはなれた
非合理な思想と化した嫌いはある。

江戸時代の朝鮮通信使にはむこうの朱子学者が同行していて、我が国の学者と議論するのだが、戦争や殺人を名誉とする
野蛮な武士が支配する我が国について、向こうの学者が苦言を呈すと、こちらの学者が武士の偉大さについて反論する
といった、同じ朱子学者同士でも国が違うと議論しても分かりあえない状況が記録されている。
53世界@名無史さん:2014/07/27(日) 01:14:06.70 0
基本的に忠孝を教えさえできればなんでもいいんだろ
54世界@名無史さん:2014/07/27(日) 20:25:49.98 0
陽明学も嫌いではないんだが極端に主観的なのが・・・。
聞きかじりだけどね。

王陽明のお弟子さんの「吾心即ち宇宙、宇宙即ち我心」なんてのを読むと
実は心情的には共感しつつもそれではまずいだろと思う。

忠孝は自分自身が心に課すのはいいんだが
政府だのが言い出すと途端に俗も俗に成り下がるんだよな。いわゆる奴隷道徳。

陛下に忠義を尽くしたいとは思うが、安倍だの田母神だのに言われてそうしようとは微塵も思わんだろうな。
55世界@名無史さん:2014/07/27(日) 20:33:45.42 0
後漢の儒学者や宋の朱子学者にやたら共鳴してしまう。
道学先生万々歳だ。小保方なんかが官の庇護を受けているのをみると
それこそ正義を堂々とふりかざして糾弾する人士が必要だと思う。
56世界@名無史さん:2014/07/28(月) 12:28:27.50 0
『父は子の為めに隠し、子は父の為に隠す、直きこと其の内に在り』
・・・みたいな儒教的発想で組織内でのかばい合う事こそ、問題じゃあないのか

この悪弊から抜け出るロジックを、儒教的論理で組み立てることは可能だろうか
57世界@名無史さん:2014/07/28(月) 14:10:24.24 0
〉43 葉徳輝さんは、ほら、臭作みたいな人だから(容貌的にも言動的にも)、これで中共の對儒路線を全面的に語られても・・・(例としては馮さんや梁さんの方がまだ)。
むしろこういう人物が朱子学者兼考証学者として通用した方が驚きでは。
58世界@名無史さん:2014/07/28(月) 15:30:09.89 0
>>1
日本人は、朱子学を宗教とどうしても認識できなかったのだろうな
アレはどう見ても道徳だよ、道徳
いいとこ取りをすればいいのだよといった認識だったのだろうて、
59世界@名無史さん:2014/07/28(月) 17:15:41.51 0
「朱子學」というんだから学問との認識でしょ
60世界@名無史さん:2014/07/29(火) 18:47:47.35 0
マジレスすると宋以後の儒教は、朱子学も陽明学もー仏教道教と混合した、本来の儒学とは別物の宗教に堕落している。
61世界@名無史さん:2014/07/29(火) 19:12:37.81 0
本来の儒学ってそんな意味不明なものに基準に基づいて批判するなよ
62世界@名無史さん:2014/07/29(火) 21:49:12.78 0
儒というのは冠婚葬祭屋のこと。
本来の儒学は儀礼、道徳が中心で、形而上学についてうざい世界観を言うものじゃなかった。
63世界@名無史さん:2014/07/30(水) 07:38:38.97 0
>>60のいう本来の儒学とは、学問として体系化される以前のプリミティブな儒教のことだな。
64世界@名無史さん:2014/07/30(水) 08:34:47.61 0
つまり孔子以前ということか
65世界@名無史さん:2014/07/31(木) 22:28:15.36 0
>>52
>>もともと人間や社会はかくあるべき、という前提に基づいた演繹的思想

韓国の歴史ねつ造とかはその辺の文化的影響もあるのかね。
66世界@名無史さん:2014/08/01(金) 07:55:19.50 0
ヨーロッパがキリスト教という
文化的バックボーンでつながっているように
東ヨーロッパが文化的紐帯を過去に求めるなら
それは儒教ということになると思う。
67世界@名無史さん:2014/08/01(金) 09:33:28.15 0
東ヨーロッパの文化的紐帯は正教とスラブ語だろう
68世界@名無史さん:2014/08/01(金) 20:18:46.49 0
ポーランドはカトリックが多数派でしょ?
69世界@名無史さん:2014/08/02(土) 00:47:16.70 0
ポーランドは東欧じゃなく中欧
70世界@名無史さん:2014/08/02(土) 00:48:22.49 0
クロアチアは南欧?
71世界@名無史さん:2014/08/02(土) 01:35:23.02 0
何の宗教でも哲学でもそうだが、
時代に応じてアップデートしていかないと、
使い物にならない
72世界@名無史さん:2014/08/02(土) 03:22:33.83 0
宋代にアップデートした結果が宋学なんですけどね
明代のアップデートが心学となり
清代のアップデートが考証学
江戸時代のアプデートが古学

学問的にはアップデートが続いたが
公認の官学はずっと朱子学もままだったというわけ
73世界@名無史さん:2014/08/02(土) 03:34:38.13 0
で、清末の公羊学が恐らく最期のアップデートだったということになるんだろうな
74世界@名無史さん:2014/08/02(土) 09:50:17.59 0
国民政府時代の「新生活運動」とかいうのが国家による儒学の最後のアップデートでは?
75世界@名無史さん:2014/08/02(土) 10:51:20.87 0
>>66
それを言うなら大乗仏教だろ。
日中越朝、何故か近代に入ってから誰一人顧みない、埃をかぶりまくったネタだけどな。

加地伸行のように、概念外延をハイパー・インフレさせて、
「東アジア各部族の伝統的な祖先信仰は、すなわち全部儒教である」とするなら、
(あの人、自分の概念操作をわかった上でわざと煽ってるw)
そりゃ儒教がバックボーンになるかもしれんが、内包は事実上ゼロだよね。


新儒教は、日本では、宗教的活動としては、事実上、
「仏教の海から神道を掘り起こす」ための【ダイナマイト】にしか使われていないから無理。
廃仏のエネルギー源でしかなく、廃仏を達成した後は、神道に戻っていくわけで、儒化するわけではない。
76世界@名無史さん:2014/08/03(日) 09:50:45.58 0
朱子学って儒教に必要なアップデートだったのかな?
ユーザーを無視して自己満足で余分なものを付け足しただけで、
ウィンドウズでいえばVISTAみたいなもんじゃね
77世界@名無史さん:2014/08/03(日) 09:51:36.25 0
大義名分論に組み替える効果があったよ
78世界@名無史さん:2014/08/06(水) 00:48:51.24 0
古学派=ファーストガンダムしか認めない派
79世界@名無史さん:2014/08/16(土) 15:01:27.40 0
朱子学がなかったら歴史にどういう影響があるかな。
朝鮮や日本で党派争いが減るぐらい?
80世界@名無史さん:2014/08/16(土) 18:47:40.16 0
>>79
つバタフライエフェクト

どんな些細な変化も(たとえ水素原子1個の位置が1ナノメートル違うだけでも)
未来は全く変わってしまうので、その後の歴史は全然違うものになってしまう
81世界@名無史さん:2014/08/17(日) 12:51:19.76 0
義を見て為ざるは勇なきなり。  <わかる
其の鬼に非ずしてこれを祭るは、諂いなり <わからない

儒教も結構宗教的だし、その宗教的な部分が日本人には受け入れられなかった感じがする。
82世界@名無史さん:2014/08/18(月) 00:48:08.61 0
朱子学が無いと明治維新が起きないとか。
83世界@名無史さん:2014/08/18(月) 02:58:43.16 0
漢字がある限り論理的な思想は生まれない!
84世界@名無史さん:2014/08/18(月) 03:00:29.72 0
>>83は実に論理的な意見だな
感服した
85世界@名無史さん:2014/08/23(土) 16:34:31.45 0
四書集注読んだことある?
86世界@名無史さん:2014/08/23(土) 16:37:37.74 0
「漢字がある限り論理的な思想は生まれない! 」→非論理的

「かんじがあるかぎりろんりてきなしそうはうまれない」→論理的
87世界@名無史さん:2014/08/23(土) 17:43:16.40 0
四書集注はさすがに通して読んだことは無いけど
いつでも参照できるように手元に置いてる
88世界@名無史さん:2014/08/23(土) 17:56:02.91 0
易経ぐらいしか諳んじてねぇわw
89世界@名無史さん:2014/08/23(土) 23:45:21.17 0
漢語はコトバではなく、広大な大陸でなんとか意思疎通するための符牒のようなハンパできそこないのコトバ(岡田英弘)
90世界@名無史さん:2014/08/24(日) 00:55:19.68 0
テスト
91世界@名無史さん:2014/09/07(日) 09:06:42.22 O
逆説の世界史第一巻後半はひたすら
「朱子学が悪い」を書き続けた井沢元彦
92世界@名無史さん:2014/09/07(日) 10:50:46.52 0
O 識別
93世界@名無史さん:2014/09/07(日) 13:46:13.54 0
>>54
明治維新がおかしいんだよ
それぞれの藩主に忠義を尽くす体制のほうが顔が見える
そして超然と皇室(朝廷)があるのが本来のかたちだろう
天皇の下に万民は同列なんてのは観念としては素晴らしいが、現実的には機能しない
94世界@名無史さん:2014/09/07(日) 15:41:49.60 0
>>93
現実に機能するかどうかはさておき、一君万民の方がイデオロギーとして遥かに分かりやすい。
その種の機能しないものを世間に押し付けようと足掻くのは、古今東西の革命の一般的傾向だ。
95世界@名無史さん:2014/09/07(日) 18:23:27.46 0
>>91
狩野直喜も朱子学嫌いで死の床で弟子の細川護貞から
「なぜ日本がこのような馬鹿な負け方をしたのでしょう」聞かれて
「朱子学のせいだ」と答えた

まあ、井沢と比べるのも失礼な大学者でもこういう人は居た
96世界@名無史さん:2014/09/12(金) 20:55:51.77 0
>>95
明治初期の天皇を神格化する教育の基礎を作ったのは
朱子学者の元田永孚だけどな。
97世界@名無史さん:2014/09/13(土) 00:08:51.19 0
>>95
一君万民とか、神州不滅とか、大東亜共栄圏とかの「大義名分」にこだわった
ため適当な時期に適当な条件で講和できなかったという意味だろうか?

開戦に至る経緯でいえば「満州は日本の生命線」みたいな「大義名分」もあったか。
でも、この手の基本的な理念や方針、スローガンはどこの国でもあるし、開戦
後の米国は徹底的に日本を叩きのめす方針だったから、あんま関係ないかも。
98世界@名無史さん:2014/09/15(月) 00:14:13.24 0
朱子学と神道って、どうしてこう惹かれあうのだろう。
99世界@名無史さん:2014/09/15(月) 00:17:38.39 0
大義名分論であろう。
100世界@名無史さん:2014/09/16(火) 02:06:49.01 0
井沢って中国や韓国の悪い部分は何でも儒教のせいにするからな
101世界@名無史さん:2014/09/16(火) 03:04:30.88 0
学派によってまるで正反対のことを主張してたりするのに
「儒教」で一括りにする意見など考慮に値しない
102世界@名無史さん:2014/09/17(水) 21:46:50.81 0
歴史を重んじる朱子学であっても、一般的な歴史学の考え方とは方向性が逆なのかな?

歴史学における世界の捉え方としては、ある歴史的事件がどのように後世に影響を与えたか?
とか現在の世界のある問題は歴史のどの時点にきんするのか?っといったものを考察する学問だと思うが、

一方。朱子学(儒教)の方は最初にあるべき世界の姿があって、それに現実世界を近付けさせるために人や社会は
どうすべきかを論じる、戦前の皇国史観とか社会主義思想に親和性が高いような思想に思える。
103世界@名無史さん:2014/09/18(木) 21:04:38.71 0
儒教を否定するなら皇室も否定だな。
104世界@名無史さん:2014/09/18(木) 21:39:22.90 0
>>103
なぜ?
儒教の伝来以前から皇室はあるが?
105世界@名無史さん:2014/09/18(木) 21:46:03.62 0
>>104
古代の神道だけで朝廷や皇室が成り立つわけない。
せいぜいヤマトの大王で限界。いや、それすら無理。
三輪地域のシャーマンがせいぜいだ。

律令国家以降はもろ儒教で理論武装しているのが皇室、朝廷、公家だよ。
106世界@名無史さん:2014/09/18(木) 21:49:41.89 0
易姓革命を防ぐために天壌無窮の神勅神話で天皇を天そのものにしたんだよな。
俺は易姓革命嫌いだから皇室がずっと続いてきたこと自体はいいと思ってるけど
神話の意図的創出以外に方法はなかったのかとは思う。
107世界@名無史さん:2014/09/18(木) 21:52:35.82 0
天皇を天そのものとして易姓革命を防ぎつつ、
忠孝の儒教道徳で君臣の別を厳格にした。
神道の神話と儒教道徳の混合。日本書紀からして四書五経その他から潤色しまくり。
108世界@名無史さん:2014/09/18(木) 21:55:42.39 0
壬申の乱での瀬田の唐橋をめぐる攻防の記述がいきいきとしていると思ったら
何かの漢籍からの引き写しと聞いてがっかりしたこともある>日本書紀
109世界@名無史さん:2014/09/18(木) 22:03:56.18 0
神道から儒教色を抜いたら土俗宗教そのもの
乱交乱婚なんでもありで
皇位の男系継承どころじゃないしね。
儒教という外来思想で宗教として洗練されたんじゃないか。
110世界@名無史さん:2014/09/18(木) 22:16:49.82 0
漢意(からごころ)さまさま。
111世界@名無史さん:2014/09/18(木) 22:27:20.51 0
朱子学に入れ込んだ天皇は後醍醐天皇と後光明天皇。

明治天皇、大正天皇も大義名分論で歴史人物の評価をするのが好きだったそうな。
112世界@名無史さん:2014/09/18(木) 22:28:13.92 0
後光明天皇は朱子学に入れ込む余り源氏物語が大嫌いになった。
113世界@名無史さん:2014/09/18(木) 23:20:04.23 0
臣籍降下した者が、ミカドの実の父になってしまうんだからなw
でも、燕王が政権簒奪して建文帝を追放したみたいなものか。
114世界@名無史さん:2014/09/20(土) 00:47:30.41 0
日本の元号もだいたい儒教の経典からとってるんだよな
115世界@名無史さん:2014/09/21(日) 21:29:55.36 0
そもそも男女がやりまくり、不倫しまくりってのが禁欲的な朱子学とは相容れない>源氏物語
でも実は源氏物語は決して不倫肯定ではないという見方も。俺もそれに同意。
116世界@名無史さん:2014/09/21(日) 22:05:09.63 0
朱熹は12世紀に生まれてあれだけの大著述をしたのは世界史的な大事件だと思う。これほどの学者が12世紀という昔にいたのかとね。
近代東洋史学の天才内藤湖南は朱子の偉大さをちゃんと理解していたようだ。山崎闇斎論のなかで闇斎は弟子に朱熹を読めと奨めていた、私は朱熹を尊敬しているし闇斎先生も朱熹の価値を理解していたとね。
朱子学が空理空論に流れるのは朱子以後のことであって朱熹が悪いわけじゃない。プラトン主義者をプラトンと同列に語るような愚行というほかない。
多少頭が良いだけで自惚れる落ちこぼれは思想が分からないのだ。井沢元彦しかり。
117世界@名無史さん:2014/09/22(月) 13:01:51.20 0 BE:474325274-2BP(1000)
>>116
>山崎闇斎論のなかで闇斎は弟子に朱熹を読めと奨めていた

山崎は朱子学者なんだから当たり前だろ



>朱子学が空理空論に流れるのは朱子以後のことであって朱熹が悪いわけじゃない。
>プラトン主義者をプラトンと同列に語るような愚行というほかない。

こういうことはどこでもありがち
イエスがキリスト教を知ったらびっくりしてウンコ漏らしそうだ
118世界@名無史さん:2014/09/23(火) 21:45:11.16 0
戦後左翼の朱子学嫌いは異常なものがあるな
119世界@名無史さん:2014/09/23(火) 21:48:49.68 0
あと中韓嫌いの右翼もか
120世界@名無史さん:2014/09/23(火) 22:04:15.66 0
日本の右翼は陽明学の系譜に繋がるから
反朱子学の傾向があるわけで
121世界@名無史さん:2014/09/24(水) 03:09:59.17 0
いや、陽明学の知識があるような知的な右翼が昨今の日本にいるか?
122世界@名無史さん:2014/09/24(水) 10:59:37.94 0
戦前の天皇制は朱子学の系譜に位置付けられているわけで。
123世界@名無史さん:2014/09/30(火) 22:31:19.82 0
細木数子にたぶらかされたとう噂もある、安岡正篤がおそらく最後の実戦的
陽明学者で、その弟子を称する連中が政財界に多くいた。
彼らは、左翼陣営から保守派とされていたけど、自身を右翼と思っていたわけででもない。
そもそも陽明学自体が中国の学問で、日本の右翼がそれを信奉する必然性もない。
右翼好みの皇国史観的な観念でいえば、わりと現実主義的な陽明学よりは朱子学の影響が
大きいだろ。水戸黄門の大日本史みたいに。
124世界@名無史さん:2014/10/05(日) 11:23:19.81 0
水戸学を起源とする尊王攘夷思想といい、元田某の「教育勅語」といい、
国家神道や天皇制ファシズムの原点は朱子学だろうな。
125世界@名無史さん:2014/10/05(日) 11:37:51.87 0
安岡正篤って、最晩年まで世間やマスコミから総理の指南役wみたいに言われて、
政財界のオヤジどものカリスマ的存在だったけど、要は右翼思想家だよね。
そういうスタンスの戦前の遺物みたいな爺様が政財界のリーダーたちから、
大先生とか老師として崇められてた戦後日本って、憲法を民主的なものにしても、
本当の意味でアメリカンデモクラシーが定着してたとはいえない。
126世界@名無史さん:2014/10/05(日) 11:54:56.39 0
江戸時代、朝廷の力は史上最低というところまで落ち込み、
幕府は史上最強というほど力を持ったのに、幕府の方が滅んでしまったのは、
朱子学の影響が大きいと本で読んだことがあるけど、どうなんだろう?
127世界@名無史さん:2014/10/05(日) 21:11:53.09 0
幕府はしょせん覇者でしかないからね。禁裏様は「天子」だけど。
朱子学を真面目に学べば学ぶほど「天子様がないがしろにされていないか?」
ってなる。

幕閣の人間は幕府のことを「朝廷」と自称したこともあるそうな。
どんな感覚だったのかなあ。

「天子から大政をお預かりして実際に政治をしているのは我々だから
朝廷で別におかしくない」って感覚なのか、「禁裏様」をまるっきり無視していたから使った言葉なのか。
128世界@名無史さん:2014/10/05(日) 21:14:11.31 0
勘定奉行の墓碑が「大司農」だったらしい。
幕臣の一部が幕府=朝廷と思ってたのは確かだろうな。
129世界@名無史さん:2014/10/05(日) 21:19:18.53 0
徳川時代には 徳川将軍=日本皇帝 という見解も有力でしたよ
そんな説を支持する人は必ずしも幕臣だけでなく
在野の学者でもその説を支持した人が少なくなかったようです
130世界@名無史さん:2014/10/05(日) 21:40:05.80 0
朱子学者じゃないけど伊藤仁斎が「天子を大和公に封じ、将軍御自ら帝位に即くべし」
って放言したって本当なんだろうか?すっかり典拠を忘れてしまったけど

読んだとき「なんたる腐れ儒者!ここまで権力に迎合するのか!」って激怒したんだが
儒学者としての評価はめちゃくちゃ高い人なんだよな。
131世界@名無史さん:2014/10/05(日) 21:41:45.39 0
伊藤仁斎なら日本の優れた儒者ベスト3に確実に入るはず
132世界@名無史さん:2014/10/05(日) 21:45:16.61 0
将軍は、天皇から封じられた日本国王という立場だった。
日本皇帝だと思っていた人はいないでしょ
133世界@名無史さん:2014/10/06(月) 13:33:55.95 0
>>132 普通に思われていましたが何か
134世界@名無史さん:2014/10/06(月) 17:57:24.28 0
江戸中期までは、幕府を朝廷と言ったり、幕閣を公卿と言ったりすることがあったと聞く。
勘定奉行を唐名で「大司農」と呼んだ例から考えると、十分にありうるな。

儒者の書いた正・続三王外記では、歴代将軍を憲王・文王・章王・徳王などと呼んでいる。
135世界@名無史さん:2014/10/07(火) 17:26:56.47 0
幕府の統治イデオロギーも朱子学
倒幕の尊王イデオロギーも朱子学
ということ? 朱子学がなきゃ明治維新も無かっただろうな
136世界@名無史さん:2014/10/08(水) 13:18:08.78 0
朱子学を「中国、朝鮮を堕落させた」と嘲笑しながら
武士道や明治維新を礼賛する人士は明らかにおかしいよな。
137世界@名無史さん:2014/10/08(水) 21:02:32.74 0
>>130

伊藤仁斎って易姓革命論者だったんじゃないの?

逆に易姓革命を否定した儒学者に山崎闇斎という人がいたけど、
この人が起こした崎門学が後世、倒幕に影響を与えたのに、
明治以降、皆、崎門学のことを忘れ去ってしまったらしい。
138世界@名無史さん:2014/10/10(金) 18:08:09.30 0
139世界@名無史さん:2014/10/10(金) 21:35:42.13 0
その手の訳知り顔で朱子学批判する人らって、中世暗黒時代とかもちだしてキリスト教
批判する連中と重なって見える。
現代民主主義における普遍的な人権思想とかキリスト教思想の賜でその恩恵にあずかって
いるくせにね。
現在の日本国の成り立ち、少なくとも近代日本の歴史には朱子学思想を外して論じること
はできないと思う。
140世界@名無史さん:2014/10/10(金) 21:41:52.58 0
>>139
>その手の訳知り顔で朱子学批判する人

これはまだマシなほう

漢学も宋学も理学も心学も朱子学も陽明学も古学も考証学も公羊学も
全部「儒教」で一緒くたの人の方が多い
141世界@名無史さん:2014/10/10(金) 22:55:44.76 0
自己弁護にキリスト教を持ち出すようじゃ、いよいよ儒教も詰んだな。
142世界@名無史さん:2014/10/11(土) 09:53:55.91 0
>>136
江戸時代〜太平洋戦争までの日本は儒教国家といっても過言じゃないからね
143世界@名無史さん:2014/10/12(日) 09:39:56.04 0
>>136
明治維新は朱子学抜きでもやれたろう。
陽明学で十分な気がする。
144世界@名無史さん:2014/10/13(月) 09:49:03.38 0
朱子学→水戸学→尊王攘夷思想
朱子学→教育勅語・修身教育・南北朝正閏問題

明治維新や明治国家は朱子学と切っても切れない関係。
145世界@名無史さん:2014/10/13(月) 17:42:45.44 0
>>144
軍人勅諭もお忘れ無きよう

終戦の詔勅(いわゆる玉音放送)も天皇の人間宣言も
朱子学てんこ盛りだね
近思録からの引用とか
146世界@名無史さん:2014/10/14(火) 16:00:33.95 0
儒教:タテマエ  墨子:ホンネ

統一支那文明確立への最後の仕上げを行う事となるイデオロギーを提供したのが墨子であった。
すなわち、口先では民本主義を唱和しつつも、被支配層からの最大限の搾取を旨とする利己主義者達
からなる支配層と、阿Q的な被支配層からなる支那にあって、墨子は、「生活必需品の増産を至上命題」
としつつ、平和を確保するためには、「義の解釈権を君主が独占し、その義を全家臣及び民衆が信じる
と共に、ひたすら生活必需品の増産に勤しまなければならない」という唯物論的全体主義思想を唱え、
この墨家の思想を最も忠実かつ徹底的に実践した秦の始皇帝によって、長きにわたった春秋戦国時代
の戦乱が終息し、北と南とを包含した統一国家が支那に初めて成立し、ここに支那文明が確立した。


さて、墨子を始祖とする「墨家は儒学と並び称される程の学派となった<にもかかわらず、>
・・・秦帝国成立後、突如として各種文献から墨家集団の記述は無くなり、歴史上から消えてしまった。
なぜ墨家は忽然と消えてしまったのか。焚書坑儒の言葉に代表される秦帝国の思想統制政策により、
集団として強固な結束をもっていた墨家は儒学者その他の思想派よりも早く一網打尽にされ、
一気に消滅したと思われる。さらに漢代になると、墨家と激しく対立していた儒家が一大勢力となった為、
墨家思想排斥の動きが加速したであろうことは想像に難くない」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A2%A8%E5%AD%90

「想像に難くない」で終わっている文章については、当然のことながら典拠は付されていませんが、
墨家が儒教と違って、本当の意味での易姓革命思想を唱えたことから、秦によって真っ先に抹殺された
としても不思議ではありません。

しかし、秦から毛沢東政権に至る、支那文明における易姓革命の歴史を見ただけでも、墨家の思想こそ
支那文明をホンネベースで規定してきた思想である、と言ってよいのではないでしょうか。すなわち、
秦が掲げた法家の思想も、歴代王朝が掲げた儒教も、タテマエでしかなかったということです。
(儒教がタテマエとして掲げられ続けたことには、科挙制度が大きく与っていると私は思います。)
147世界@名無史さん:2014/10/14(火) 16:06:07.06 0
こういうわけで、この支那文明は、人間主義の日本文明とは対蹠的な、不信に満ちた文明であったのです。
そして歴代の支那の皇帝達の、自分達自身以外の支配層、及び被支配層に対する不信が生み出した制度が、
科挙、宦官、そして均田法である、と私は考えるに至っています。
これらを個別に見ていけば、私の言わんとするところをご理解いただけることと思います。

まず、科挙ですが、「隋朝の楊堅(文帝)が初めて導入した<ものであり、>古くは貴族として生まれた者たちが
高位を独占する時代が続いたが、家柄ではなく公平な試験によって、<貴族ではなく、>才能ある個人を官吏に
登用する制度は、当時としては世界的にも非常な革新といえ・・・北宋の時代になると、科挙によって登場した
官僚たちが新しい支配階級“士大夫”を形成し、政治・社会・文化の大きな変化をもたらした」わけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E6%8C%99

次に宦官ですが、「後漢では豪族の力が甚だ強く、それに対抗するために皇帝が手足として使った存在が
宦官であり、・・・唐においても藩鎮勢力に対抗するためと考えられる」わけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A6%E5%AE%98

更に、均田法ですが、「前漢では豪族による大土地所有が進み、これを嫌った政府は哀帝の即位・・・と共に
土地の所有の上限額を決める限田制を実行しようとしたが、強い反対に遭い断念した<ところ、>武帝治世
の末頃から、地方政府が困窮した民を募って官田を耕作させる経営を行い始め・・・この流れを受け、漢朝を
簒奪した新の王莽は土地の私有を禁じ、全てを王田(国有地)とする王田制を打ち出した<が、>剰りにも
空想的な施策であり、当然ながら大地主層からの激しい反発を受けた・・・<といった背景の下、均田制が>
魏孝文帝治世の485年に初めて施行され、その後の東魏と北斉、西魏と北周、隋、唐に受け継がれた」わけです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9D%87%E7%94%B0%E5%88%B6
148世界@名無史さん:2014/10/14(火) 16:07:43.34 0
このような被支配層に対する不信とは無縁であった日本で、拡大弥生時代に支那のありとあらゆる
文物が継受されたにもかかわらず、科挙と宦官は導入すらされず、均田法は導入されたものの事実上
実施されなかったことは、当然でしょう。では、どうして日本文明以外でも、例えばプロト欧州文明で、
科挙や宦官や均田法に相当するものが存在しなかったのでしょうか。

古代ユダヤで生まれたのが一神教であり、個人や一族郎党を超えた超越的規範が提唱されたのに対し、
古典ギリシャで生まれたのが、哲人支配者による演繹科学的論理をもってする被支配層統治の提唱であり、
この二つを統合し、普及させたのが古代ローマでした。この古代ローマ文明を継受したのがプロト欧州文明
であり、同文明においては、人々は支配層であれ被支配層であれ、超越的規範及び演繹科学的論理で
もって羈束されていたが故に、最低限度の信頼関係が社会内において成立していたと考えられることが、
その理由です。

支那は、古代ユダヤ文明にも古典ギリシャ文明にも、更には古代ローマ文明にも、地理的に遠く離れていた
こともあって、殆んど影響を受けることがなかったため、その核心において人間主義そのものであるところの
仏教を限定的であれ継受したにもかかわらず、支配層と被支配層の間を含め、一族郎党を超えた信頼関係を
醸成することが基本的にできないまま、現在に至っているわけです。
149世界@名無史さん:2014/10/15(水) 19:06:21.53 0
長文ご苦労。

しかし、シナという言葉を連発している時点で何の説得力もなくなる。
現代人なら、素直に中国って書きなよ。
150世界@名無史さん:2014/10/15(水) 19:10:48.53 0
「儒教」で一括りにしてる>>140の実例がさっそく現れた
こんな文章を読む価値も無い
151世界@名無史さん:2014/10/20(月) 20:20:28.74 0
墨子の兼愛という思想は一見するとよいことのように思えるがまず現実的ではない
万人を愛することなど普通の人間はできない
儒家のように身近な人間からまず大切にしていくという考え方のほうが理にかなっている
152世界@名無史さん:2014/10/26(日) 22:55:19.06 0
儒教嫌いで老荘思想好きなやつって頭悪い
153世界@名無史さん:2014/10/27(月) 00:49:10.70 0
>>152
「東洋の神秘」を求めるサブカル好き西洋人にとって儒教はがっかりなんだよ
全然神秘的じゃないから
そしてそういうひとが老荘を喜んでタオとか言って持ち上げるんだ
154世界@名無史さん:2014/10/27(月) 15:27:22.12 0
朱子学はサタニズムよりも危険
155世界@名無史さん:2014/10/28(火) 00:28:39.65 0
>>154
江戸時代の260年間の平和を支えた危険思想かぁ
156世界@名無史さん:2014/10/28(火) 00:36:29.88 0
>>153
欧米人ってやたら儒教を批判して道教や老荘思想を持ち上げるけど
道教や老荘の弊害については考えないのかな?
丹薬で相当死んでるだろうし、老荘思想とかも愚民政策に利用されかねないと思うが
157世界@名無史さん:2014/10/28(火) 00:54:50.45 0
儒教、特に朱子学はネトウヨと左翼の両方からバカにされる
ネトウヨは朱子学なんてやってたから朝鮮は遅れているんだよwwとかいって儒教を媒介に
朝鮮を見下す。
日本も朱子学の影響が強い国だったことは知らないらしい
左翼は儒教を平等と相容れない存在だとか、権力への服従を強いる思想だとかいって
批判する
だが、仏教が優勢だった平安時代とかはもっと身分差別とかひどかったと思うがそこらへんは考えないらしい
大塩平八郎とか権力に歯向かった儒学者もいたのだがスルー
158世界@名無史さん:2014/10/28(火) 01:04:45.82 0
>>116
井沢って中国は崩壊するとか、中国や朝鮮が日本を許さないのは儒教のせいとか言っちゃってる
人だからね
159世界@名無史さん:2014/10/28(火) 03:34:49.99 0
>>157
大塩平八郎は陽明学者だ
当然反朱子学だ
160世界@名無史さん:2014/10/28(火) 21:36:12.22 0
>>154
俺はクリスチャン。サタニズムのほうが危険に決まってる。

朱子学は明治の武士道的キリスト教の土壌を育んでくれた。
内村鑑三は陽明学のほうが好きだったようだけどね。

>老荘思想
「皇朝の官爵はかかりて玄天による」とかすさまじい虚無感を生むんだよな。
これ言った南朝の貴族は侯景の乱で何もかも投げやりになってしまったらしいんだけど。
161世界@名無史さん:2014/10/28(火) 22:10:30.71 0
国として老荘思想なんて実践したら経済は発展しないし外国に植民地化されるだろうな
老荘は個人として学ぶならいいが国の指針とするべきものじゃない
162世界@名無史さん:2014/10/28(火) 22:23:01.40 0
小国寡民
163世界@名無史さん:2014/10/28(火) 23:13:11.81 O
>>153
朱子学は相当オカルティックじゃない?
164世界@名無史さん:2014/10/29(水) 23:21:14.20 0
朱子学と陽明学って特段に対立する思想ではないし、どっちが正しいか存在ではないと思うが。
総合病院に外科と内科があるように、儒教をより細分化させて並立させているようなもんだと思う。
165世界@名無史さん:2014/10/30(木) 06:39:13.54 0
>>161
戦乱で疲弊した国力を回復させるために
老荘思想が国策として利用された前漢初期は
国力は急成長してウハウハ

溜まったパワーで武帝が匈奴を攻撃
166世界@名無史さん:2014/10/30(木) 07:10:22.81 0
老荘思想ってのは神仙になるのは実現不可能と悟る面も裏面としてあるので
プロテシタンティズムや浄土思想みたいな効果があるんですワ。
167世界@名無史さん:2014/10/30(木) 07:22:52.65 0
>>163
朱子学は全てが「理」だぞ
168世界@名無史さん:2014/10/30(木) 16:39:07.58 0
朱子学は「本性」と「私欲」を別けてるでしょ
陽明学もここは基本同じだけど、陽明学左派になってくると「私欲」も「本性」には違いないという欲望肯定論も出てくる
どちらの言い分にも一理あるから真面目に考えるとややこしいよ
朱子学と陽明学の違いは
世間のイメージほど真逆の関係でもないし
169世界@名無史さん:2014/10/30(木) 18:28:13.61 0
老荘は身勝手の助長につながる
170世界@名無史さん:2014/10/30(木) 20:33:37.69 0
現代日本の感覚だと「無為自然」は駄目人間の思想になっちゃうよね
171世界@名無史さん:2014/10/30(木) 21:18:54.11 0
「他力本願」は駄目人間での思想ではないけど?
172世界@名無史さん:2014/10/30(木) 21:51:09.46 0
いや、駄目人間の思想だろう>他力本願
自分が罪業にまみれきった救いようのない人間だからこそ
阿弥陀仏の慈悲という他力にすがるわけであって。

言っておくけど真面目に褒めてこう言ってる。
自分の罪業と無力を見据えるのは素晴らしいこと。
173世界@名無史さん:2014/11/01(土) 17:25:10.10 0
無政府主義者の幸徳秋水も儒教好きだったな
戦前は左右を問わず儒学の知識がある人間が多かった
174世界@名無史さん:2014/11/01(土) 19:33:21.31 0
明治生まれの世代までは、知識人と呼ばれる連中は漢学の素養がみんなあるからな。
近代的な学校制度ができても、家庭内や私塾で漢学教育を受けていた。

上手下手は別として、知識人なら漢詩くらい作れて当たり前だった。
175世界@名無史さん:2014/11/01(土) 20:13:05.70 0
テスト
176世界@名無史さん:2014/11/01(土) 20:16:40.12 0
幸徳秋水の文章は確かに名文が多い。
どれだけ教養を積んだのかと思う。
内容も切々と訴えてくるものがあるし。
177世界@名無史さん:2014/11/01(土) 21:22:37.39 0
今のバカ共は論語や孟子さえ読まずに儒教を批判するからな
2chにもたくさんいる
178世界@名無史さん:2014/11/01(土) 22:41:09.97 0
アメリカ帝国の植民地で活躍するのにそれらの書物は必要ない
179世界@名無史さん:2014/11/02(日) 02:13:18.93 O
>>178
当のアメリカ人のほうがしっかり勉強してるからな。
少なくとも日本社会を把握しようとしていれば。
180世界@名無史さん:2014/11/02(日) 06:35:03.50 0
珍味・ゴキブリ。養殖する中国の男性

http://www.weirdasianews.com/2014/10/02/cockroach-farm-swallow/
181世界@名無史さん:2014/11/02(日) 19:09:00.58 0
ここで聞くのもなんだが現代語訳論語ってどう?一応宮崎市定が訳してるものなんだけどさ
182世界@名無史さん:2014/11/02(日) 20:06:27.14 0
>>181
宮崎先生の訳は極めて特異なものなので
あれを読んで一般的な論語解釈だと思っては困る
漢学系と朱子学系の一般的な解釈を知った上で宮崎訳を読むなら面白いかも

それにあの論語訳は「論語の新研究」のおまけみたいなものだし
本編は論語の文献学的な研究の部分
183世界@名無史さん:2014/11/02(日) 21:21:25.93 0
>>158
イスラムを馬鹿にする欧米の右翼と同類なのだろう。
184世界@名無史さん:2014/11/03(月) 02:43:00.91 0
こんな「働いたら負け」なんて思想を国是にしたから李朝は堕落した
185世界@名無史さん:2014/11/03(月) 20:07:33.51 0
朱子学は働いたら負けなんて言ってないよ。
孟子の一部の恣意的引用による曲解。
186世界@名無史さん:2014/11/03(月) 20:19:07.97 0
>>185
まあまあ、ソースを出して貰えば済むことだ
>>184は四書集注か近思録から「働いたら負け」と書かれてる部分を持ってきてくれ
187世界@名無史さん:2014/11/03(月) 21:54:57.86 0
朱子学が国教だった時代の東アジアって世界最大の経済圏じゃないの?
188世界@名無史さん:2014/11/04(火) 01:10:12.97 0
両班こそ朱子学の体現者
189世界@名無史さん:2014/11/04(火) 19:02:33.93 0
魯迅の儒教たたきも朱子学不評の原因
190世界@名無史さん:2014/11/04(火) 21:38:10.42 0
『小学』はまじでいいよね。読みやすいし普遍性がある。

魯迅は、「共産党シンパだったという政治的理由で過剰に持ち上げられてないか?」
という疑惑を持ってるよ。

あくまで俺の個人的感想だが、魯迅の作品読んで
「すばらしい、感動した」って思ったことないんだよ。
「とにかく人を皮肉な目で、且つ残酷な視線で見るなあ」って。
冷え冷えとした印象だけがある。全作品読破したわけじゃないから
魯迅研究家に怒鳴られそうだけどさ。
191世界@名無史さん:2014/11/04(火) 21:44:52.99 0
でも魯迅先生の『孔乙己』は名作だよね
色々と身につまされて
192世界@名無史さん:2014/11/04(火) 21:49:28.31 0
魯迅は口語体文学のの確立ということで
夏目漱石や森鴎外に匹敵する功績があると思うよ。
193世界@名無史さん:2014/11/04(火) 21:51:44.06 0
『孔乙己』は、主人公への愛情がないのが嫌だよ。

新思想を誇る作者が、「封建反動思想」を嘲笑してる風にしか読めない。
俺は民国時代になって儒学にすがる主人公にかなり共感してしまう。
ぶっちゃけ「儒学には普遍性があるが、魯迅先生が肩入れしてた中国共産党になんか何があるんだ」って思いもあるし。

俺の読み方が浅いと言われるかもしれないのは承知。
194世界@名無史さん:2014/11/04(火) 21:56:15.64 0
「水に落ちた犬はたたけ」の元になった論説も
ほかのも含めて辿っていって
「これ悪質なセクハラじゃねえのか」って思った。

俺はよほど魯迅と相性が悪いみたいだ。
195世界@名無史さん:2014/11/04(火) 22:00:21.84 0
宮崎市定先生は『孔乙己』を読んで哀れな孔乙己への”魯迅の痛切な想い”を感じたと著作の『科挙』に書いていた
から、感じ方は人それぞれなんだろうな
196世界@名無史さん:2014/11/04(火) 22:01:36.13 0
俺も魯迅は好かん
魯迅なんて共産党がマンセーしたから高評価されてるだけとしか思えん
197世界@名無史さん:2014/11/04(火) 22:14:14.91 0
藤野先生……
198世界@名無史さん:2014/11/04(火) 22:23:55.83 0
>>193
>俺は民国時代になって儒学にすがる主人公にかなり共感してしまう。

日本で似たものを書くなら
明治になってから武士の誇りにすがる主人公になるんだろうな
199世界@名無史さん:2014/11/04(火) 22:24:15.93 0
あまり知られてないけど魯迅は極端なほどの西洋化主義者
中国は漢字を廃止するべきとか、西洋の本は読むべきだが中国の本はよまなくてもいい
とまで言っている。
陳独秀も似たような感じ
200世界@名無史さん:2014/11/04(火) 22:42:10.20 0
辛亥革命〜文革のころの中国は異常なほど儒教批判してたからね
最近の中国では儒教が再評価されつつあるが

>>190 
東アジアの近現代の作家って儒教を皮肉るよるな作品多いけどいい加減食傷気味
になってる私は
201世界@名無史さん:2014/11/04(火) 23:00:13.06 0
とはいえ、世代交代して浙江や湖南出身の政治家は少なくなってきて
習近平のように陝西や山西生まれの政治家が増えてきた。
朱子学の大義名分論で「北伐北伐」いっても、洒落ならんようになった。

燕の永楽帝や長征の共産党など、北から南を制する戦略は強い。
大義名分論もいい加減うざいだろうから
孔子孟子の古い原点回帰のほうが心地いいのであろう。
202世界@名無史さん:2014/11/04(火) 23:05:18.67 0
>>200
>最近の中国では儒教が再評価されつつあるが

共産主義の権威が地に墜ちてしまったから
その代わりになる権威を求めたんだよ。

ところが共産党に儒教の素養など無いものだから
「孔子学院」だの「孔子平和賞」だのグロテスクなものが出てくる。
儒教的な素養があればこんな名称は絶対に無い。
203世界@名無史さん:2014/11/05(水) 00:24:48.06 0
彼の写真だけは、今なお北京のわが寓居の東の壁に、机に面してかけてある。
夜ごと、仕事に倦んで怠けたくなるとき、仰いで灯火の中に、彼の黒い、痩せた、今にも抑揚のひどい
口調で語り出しそうな顔を眺めやると、たちまちまた私は良心を発し、かつ勇気を加えられる。

そこでタバコに一本火をつけ、再び正人君子の連中に深く憎まれる文字を書き続けるのである。

魯迅「藤野先生」


魯迅先生はこのスレはもちろん、世の孔孟の弟子達に深く憎まれて本望だろう
204世界@名無史さん:2014/11/05(水) 02:17:40.16 0
まあ中国共産党がかなりの問題を抱えているのは事実だが、民主化勢力が善っていうとそんなこともないんだよね
中国の民主化の指導者って基本的に親欧米で中国の伝統を見下したりしてる人が多いから
例えば2010年ノーベル平和賞の劉暁波は孔子をこき下ろしている
205世界@名無史さん:2014/11/05(水) 10:24:03.37 0
>>200法家と儒家の区別もついてないのが支那にもいるんかねえ・・
206世界@名無史さん:2014/11/05(水) 19:14:06.37 0
>>199
敗戦後、野蛮な日本語なんか捨ててフランス語を公用語にしようといった高名な小説家もいてな…
教えてくれたのは高校時代の国語教師で、国語の教科書にその人の著作が載っていたので、こぼれ話として紹介してくれた。
その話聞いて世界史的にみればフランスだって結構野蛮じゃんと思ったのは当時のオレ。
207世界@名無史さん:2014/11/05(水) 21:35:43.86 0
森有礼も英語の国語を提唱してたな
208世界@名無史さん:2014/11/05(水) 21:53:20.27 0
ヴォルテール「儒教は実に称賛に価する。儒教には迷信もないし、愚劣な伝説もない。また道理や自然を侮辱する教理もない」
209世界@名無史さん:2014/11/05(水) 22:42:35.32 0
シノニズムにかぶれたフランス知識人の意見は50%引きぐらいでお願いします
210世界@名無史さん:2014/11/07(金) 01:58:31.42 0
タオイズムにかぶれた昨今の欧米人よりは見識力があるだろう
211世界@名無史さん:2014/11/07(金) 08:00:06.34 0
>>206
小説の神様、志賀直哉

だが、志賀直哉自身はフランス語などできなかったという・・・
212世界@名無史さん:2014/11/07(金) 09:23:54.38 0
>>181-182
宮崎市定の論語解釈というと「賢賢易色」を思い出す
213世界@名無史さん:2014/11/07(金) 11:05:51.75 0
ヴォルテールとかの啓蒙知識人は、体制や教会を攻撃するネタとして
中国や儒教を引き合いに出しているわけだからな。
どこまで本気で儒教を評価していたのやら、ちょっと分からない。
214世界@名無史さん:2014/11/07(金) 14:08:46.40 0
ライプニッツは本気だった
215世界@名無史さん:2014/11/08(土) 22:44:02.92 0
>>203
孔孟の徒の俺は魯迅をこれからも嫌う。

しかし、「水に落ちた犬は叩け」の論説がどんな経緯で書かれたか読んでいくと
魯迅まじで悪質なセクハラ書いてる。現代なら絶対に人権面で問題視されてたな。
216世界@名無史さん:2014/11/09(日) 01:24:28.26 0
私も魯迅に比べたら孔子や孟子のほうがよほど人間的な温かみがあるように思える
魯迅を含む新文化運動の連中は被支配民族に対する思いやりがぜんぜん見えない
弱者は支配されて当然だみたいなナチスの優生学に似ているとさえ思えてしまう
実際に陳独秀は新青年で社会ダーウィニズムを賞賛している
217世界@名無史さん:2014/11/10(月) 00:08:37.13 0
朱子学=朝鮮両班=労働蔑視と停滞の根源
218世界@名無史さん:2014/11/11(火) 19:48:40.53 0
なら労働環境の悪さは朱子学のせいではないな
219世界@名無史さん:2014/11/11(火) 20:13:38.47 0
両班は労働蔑視でも両班以外の奴隷が働いてたから労働環境は悪いんでは
220世界@名無史さん:2014/11/12(水) 17:52:53.86 0
朱子学批判すれば進歩的みたいな風潮 
自分たちこそ反知性主義だということに気づかない
221世界@名無史さん:2014/11/13(木) 00:11:38.44 0
働くのを嫌がる怠け者の自己正当化の論理が朱子学
222世界@名無史さん:2014/11/13(木) 22:54:50.18 0
>>221
何の書物にそう書かれてんの?
223世界@名無史さん:2014/11/13(木) 23:05:00.27 0
>>222
全部
224世界@名無史さん:2014/11/14(金) 00:54:13.75 0
子曰、富与貴、是人之所欲也、不以其道、得之不処也
貧与賤、是人之所悪也、不以其道、得之不去也

勤勉な努力によって富を得ることはよいことであり
怠惰により貧しくなったら恥ずることである。・・・みたいな論語の一説

もともと孔子は、勤勉な労働を尊び怠惰を恥ずるという主張をしていた。
朱熹がここを180度転回したわけではないと思うが?
225世界@名無史さん:2014/11/14(金) 22:40:53.28 0
朱子学は過小評価されすぎ
逆に老荘、孫子、安藤昌益あたりは過大評価されすぎ
226世界@名無史さん:2014/11/14(金) 22:48:56.94 0
>>224
渋沢栄一とかも論語好きだったからな
日本人の勤勉性はあきらかに儒教の影響を受けていると思う
227世界@名無史さん:2014/11/14(金) 23:57:49.80 0
近代化の適性なら
キリスト教>儒教>ヒンドゥー教>イスラム教
なのか……?
228世界@名無史さん:2014/11/15(土) 06:57:02.16 0
浄土と禅も勤勉性が明確。仏教も近代に適応している。
自己を無力な存在として認識し帰依するような教義があると
世俗的な思想になりやすく、戒律がちがちにならないからだ。
229世界@名無史さん 転載ダメ©2ch.net:2014/11/15(土) 07:02:57.97 0
そもそも江戸以降の日本の勤労思想の根幹となったといわれる石田梅岩の「石門心学」も宋学の影響大きいしね
230世界@名無史さん:2014/11/15(土) 07:28:03.20 0
>>229
心学 : 理学
231世界@名無史さん:2014/11/15(土) 12:15:10.93 0
>>225
ほかはともかく、安藤昌益に関しては全面同意
232世界@名無史さん:2014/11/16(日) 15:01:01.43 0
12世紀以降の中央アジアと支那では、東方ミトラ教ミーフリーヤ派(弥勒派)が活発な活動をし、
彼らから朱子は学び「朱子学」を興した(12世紀)。更に王陽明が「陽明学」を築いた(15世紀)。
東方ミトラ教は別名を「明教」と云うが、支那では明(1368〜1644)という王朝名の由来となった。
233世界@名無史さん:2014/11/16(日) 15:40:18.61 0
朱子学の労働蔑視な思想はギリシャから入ってきたのか
234世界@名無史さん:2014/11/16(日) 16:10:55.30 0
>>233
「朱子学の労働蔑視な思想」ってどどういうものか?
該当する部分を四書集注か近思録から引用してくれ
235世界@名無史さん:2014/11/16(日) 19:03:35.77 0
>>202
指導者クラスは比較的伝統的な教養あるよ民間は欧米化一辺倒だけど
孔子学院は普通だと思う
碌なもんじゃないノーベル平和賞に対抗した平和賞はやっぱりアレだがw
236世界@名無史さん:2014/11/17(月) 17:31:56.20 0
>>233
ご説明ねがおう
237世界@名無史さん:2014/11/17(月) 22:46:04.12 0
>>235
伝統文化からは「孔子学院」などという名称は出てこない。
東アジアの伝統文化では「人名記念日」「人名施設」「人名組織」などは無い。
「孔子学院」という名称は西洋文化の発想だ。
238世界@名無史さん:2014/11/17(月) 23:23:24.35 0
聖人君子は働かず身体を動かさないものだ
239世界@名無史さん:2014/11/18(火) 15:55:25.65 0
しかし聖人君子という言葉もすっかり揶揄の言葉として使われるようになったな
漢文の教養というものがどんどんなくなってきている
240世界@名無史さん:2014/11/18(火) 16:05:01.19 0
>>239
>聖人君子という言葉もすっかり揶揄の言葉として使われるようになった

それは仕方ないと思うよ。
現実に聖人君子なんてそうそう居るはずもなく、
嫌味でしか誰かをそう呼ぶことなど無いんだから。
241世界@名無史さん:2014/11/18(火) 21:17:42.81 0
古の聖天子は自ら治水工事にいそしんでいたぞ!>聖人君子は働かず身体を動かさないものだ
242世界@名無史さん:2014/11/18(火) 22:43:36.76 0
>>236
外人向け専用の施設なんだから別にいいだろwww
243世界@名無史さん:2014/11/18(火) 22:50:56.85 0
???
244世界@名無史さん:2014/11/19(水) 13:30:23.34 0
やはり強大な権力を持つ皇帝が
法と儒、王覇を交えて中華を強大化するのが一番良い
245世界@名無史さん:2014/11/19(水) 17:15:28.17 0
めんどくさい

やはり軍事力だろう
246世界@名無史さん:2014/11/19(水) 21:05:04.88 0
身も蓋もないw
247世界@名無史さん:2014/11/19(水) 21:52:49.46 0
朱子学を隆盛に導いた第一の功労者は誰だろう。
朱子学って朱子の存命中はそれほど大勢力じゃなかったよね。
248世界@名無史さん:2014/11/20(木) 10:07:30.03 0
井沢元彦 仏教・神道・儒教集中講座 (徳間文庫) レビュー 
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4198925682/ref=cm_cr_dp_hist_one?ie=UTF8&filterBy=addOneStar&showViewpoints=0

誤りが多い。まず、この本ではインド仏教において法華経は大乗仏教の中心であったとしているが、法華経を編纂した人々は大乗仏教の非主流派であったというのはほぼ通説である。
インドの大乗仏教で中心となっていた二派は唯識と中観であるが、この本には一切出てこない。また、儒教では罪人を絶対に許さないとして、写真が掲げられている罪人・秦檜(しんかい)は、
実際には儒教徒たちから何度も弁護されていることは大変有名な史実である。これ以外にも誤りは非常に多い。誤りを指摘した2箇所は、渡辺照宏氏や安岡正篤氏が昭和30年代に指摘して以降、
概説書レベルでも普通に乗っている「いろはのい」に近い基礎的な知識。そんなことも知らないでよくもまあ本を書けるものである。

少なくとも井沢氏に「儒教の講座」を開く資格の無いことは明らかである。
秦檜についてのこともそうだが、もっと基礎的な事柄として「死者を墓から掘り起こして鞭打った」を儒教思想故としていることである。
これは楚の平王に対して伍子胥が行ったことを指しているのだろうが、この事柄は紀元前506年のこと、この時に孔子はまだ在世中だ。伍子胥の行動が儒教的な思想から来たこととは到底考えにくい。
こんなことは中国史に興味のある人ならまず間違えないレベルのことだ。秦檜が元と和平交渉をしたとか言う中学の歴史で教えるようなことを間違えていることも合わせて考えれば、井沢氏には中国史の知識がほとんど無いことが分る。
このような知識を元に儒教講座を開かれたのではたまったものではない。まず『儒教とは何か』あたりを読まれたらいかがだろうか。
249世界@名無史さん:2014/11/20(木) 10:27:56.05 0
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~nikaido/housin02.html
デタラメといえば、「文化マフィア」とか「孔子サマは太公望を敵視した」などと書いていますが、これもとんでもない話ですね。

確かに、儒学者というか、士大夫階級の人たちが、中国の小説を問題視したことはあります。しかし、そういう意味では、『水滸伝』にしろなんにしろ、多くの小説は「禁書扱い」でしたし、『封神演義』に限りません。

いまでこそ『三国志演義』も文学作品ですが、書かれた当時はいまのマンガのような地位でした。多くの図書目録にも出ていませんし、読書人の読むものではないと思われていました。それは、どの小説も同じなのです。

「孔子が太公望を敵視した」なんて、どこに書いてあるのでしょうか? 太公望にしろ管仲にしろ、孔子はそれなりに重んじています。ましてや、太公望の事跡を孔子の派が隠したなんてこともありません。

太公望呂尚は、ついこの間まで、文の孔子とともに、武を代表する聖人として重んじられていました。その号こそが「武成王」です。孔子が「文宣王」として、文武廟といえば、この二人を祭ったわけです。

後世、といっても清の時代でしょうが、だんだん三国の関羽、つまり関帝の地位が上がってきて、太公望に取って代わり、武の聖人として奉られます。これはまた宗教上の問題などが絡むもので、別に「文化マフィア」とやらの捏造でもなんでもありません。

捏造、といえば、安能氏がここで書いている、「文化マフィア」だとか、「三大怪奇小説」など言っているいることの方がよっぽど捏造です。
250世界@名無史さん:2014/11/20(木) 10:36:25.38 0
>>215
ウィキペディア過去の版より引用 http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%AD%AF%E8%BF%85&oldid=32536326

魯迅の欧米崇拝と、(彼の頭の中にあった)中国の伝統への蔑みは、言語にとどまらず、文明一般にわたっている。
魯迅には、孫文や蒋介石、毛沢東らの革命家達や、梁漱溟のような思想家達がそうであったように、過去の中国で展開された思想、
とりわけ中心となった儒教に対し、封建遺制だけでなく、優れた、普遍的な理想も含まれていることを認め、それを新生中国に生かしていこうという姿勢はなかった。
彼は中国の過去の思想と、それによって支えられた社会すべてを「封建的」「非科学的」という名の下に、何の価値もないものとして否定した。
彼の文学作品に描かれる伝統中国は、腐敗し、何の価値もない因習に縛られたものである。対して彼は「西洋近代」を崇拝し、中国の目指すべき理想の世界を現すものとして思い描いていた。
また康有為などの他の清末民国初の漢族知識人同様に、魯迅もまた中華と西ヨーロッパという二つの世界しか見えておらず、その外に広がる人類の営みと、そこで生み出された知的遺産には目を開かれていなかった。
彼はイスラーム世界やインド世界、そして南島の世界で展開された思想や学術に無知であった。
251世界@名無史さん:2014/11/20(木) 13:15:19.90 0
現在の西側マンセー知識人まで脈々と続く
252世界@名無史さん:2014/11/20(木) 17:12:49.93 0
ふむ

長文
目が疲れる
253世界@名無史さん:2014/11/20(木) 17:27:29.20 0
中公新書
「江戸幕府と儒学者
 林羅山・鵞峰・鳳岡三代の闘い」 揖斐高 著
http://www.chuko.co.jp/shinsho/2014/06/102273.html
254世界@名無史さん:2014/11/20(木) 18:44:51.49 0
日本の儒学は実学や陽明学、古学は発展したが、官学である朱子学はそれが仇になったのか、形骸化した。
255世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:19:45.07 0
畑作の北の民が遊牧民と混淆、水田耕作の南の民を征服

「長江中流域にB.C.14000頃に稲作を行っていたとされる遺跡が発見されました。
これまでは、中国の最古の文明は、黄河流域と考えられており、 また世界的に見ても小麦農業は
B.C.12000頃に始まったとされているので、長江の稲作農業は世界最古と考えられるようになりました。
中国の古代文明は黄河一極ではなく、少なくとも二元的あるいは多元的な起源があると考えなくては
ならないようになったのです。・・・

長江流域では、多くの余剰を持つ者と持たない者との貧富の差は広がり、富を持つ者は自らの財産を
守る必要性がでてきました。 そこで城壁都市が発生したのです。・・・これは、富の争奪が激しい戦争
が行われるようになったことを意味しています。・・・

さて、B.C.2000頃は夏王朝が勃興したとされています。古代の聖王堯・舜・禹はしばしば南征を行い
ましたが、 この神話は実際の勢力争いを反映していると考えられます。すなわち、・・・黄河文明圏勢力
と争い、・・・長江文明は衰退したのです。しかしその文化は確実に黄河文明に引き継がれました。」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/china/point39.html
256世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:21:29.32 0
稲作地域出身の人々は小麦生産地域出身の人々に比べ、考え方が相互依存的で全体の和を重んじる
という科学的知見や、遊牧民のリーダーを選挙で選ぶという民主主義的側面ないし民本主義的側面、
更には、南は水田耕作文化で北は畑作文化と遊牧文化の複合体という実態、等を踏まえれば、
南の人民は人間主義的で北は非人間主義的であったのに対し、南の支配者に比して北の支配者は、
より民主主義的でかつ民本主義的であった、と考えたいところです。

遊牧民系である鮮卑系たる唐の2代目の太宗と、女真たる清の2代目の康煕帝が名君であったと
されてきたことは偶然とは思われません。支那には真に民本主義的な統治を行った皇帝が少なく、
しかも、その少ない代表例が2人とも遊牧民系の王朝の初期の皇帝であったわけです。

さて、この両者のそれぞれの長所は相互に打ち消し合い、短所は相乗的に増幅された形で、
統一支那文明が形成された、と私は見ています。

すなわち、北の支配層は、北の支配層間にその痕跡が残っていた可能性がある広義の選挙制に、
新たに隷属させた南の旧支配層を参加させないためにも、選挙制の痕跡を払拭するとともに、
北の人民に対する民本主義的統治を、信頼関係の全くない南の人民(及び旧支配層)に及ぼす
必要性を認めず、実質的に止めてしまい、形式的には引き続き民本主義的統治を標榜しつつも、
それを叛乱を生起させないギリギリの範囲で搾取を続ける統治へと堕してしまったわけです。

そして南の人民は、かつては北の人民に比して、より人間主義的であったがゆえに、水田耕作に
よって生じた余剰を巡っての争いに関しても、一族郎党が集住する環濠集落を本格的な都市国家へ、
そして更には領域国家へと拡大強化するまでもなく対処が可能であったことから、人間主義が一族
郎党を超える域まで達しないうちに、南における寒冷化による米収量の減少も与って、北の諸国
更には北の統一国家によって個別に次々と征服されてしまい、人間主義未満の一族郎党命主義が
北の人民の非人間主義、すなわち利己主義と混淆し、利己主義/一族郎党命主義をエートスとする
統一支那文明が形成されたわけです。
257世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:25:36.63 0
易姓革命を成し遂げる程の気概と能力を持った一握りを除き、支那の被支配層は、殆んど救いの無い
無明の世界に生き続けたと言っても過言ではありません。そんな被支配層の中に浸透した道教は、
彼らの阿Q性を募らせるだけの阿片的な土俗宗教でしかありませんでした。

結局のところ、支那文明を瓦解させるか、少なくとも抜本的に改変させるかしない限り、支那の阿Q的
被支配層、そして、究極的には支那の利己主義的な支配層にも、この無明から逃れる術は無かった
わけですが、悲劇的にも彼らは、その手がかりを東方の日本列島における人間主義に求めることなく、
西方の終末論的・救世主待望論に求めることなるのです。

西方の終末論的・救世主待望論の支那版による支那文明への挑戦の第一弾は、どちらも西方から
やってきたところの、マニ教と弥勒信仰を習合させた白蓮教を掲げた、阿Q達による諸叛乱でした。
思い起こせば、14世紀に白蓮教徒が紅巾の乱を起こして元を北に逐った時、支那文明大改変の機会が
一瞬訪れたものの、乱の有力将領であった朱元璋の裏切りによって明が建国されてしまい、それは
単なる易姓革命へと堕してしまいます。

そして第二弾が、旧型欧州文明由来のキリスト教中の終末論・救世主待望論の部分を肥大化させ、
洪秀全をキリストの弟たる救世主に擬したところの、阿Q達による太平天国の乱でした。
この乱もいたずらに人命の喪失と国土の荒廃を齎しただけで、失敗に終わります。
258世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:27:39.19 0
そして第三弾ですが、欧州文明由来の民主主義独裁なる終末論・救世主待望論の痕跡を強く残す
イデオロギー群を、主として日本経由で次々に継受する事で、まずナショナリズムを掲げ、「打倒清朝、
回復中華、樹立民国」を叫んだ辛亥革命が起こり、次いで、ファシズムを旨とする中国国民党とスター
リニズムを掲げる中国共産党の内戦時代となり、最終的に中国共産党が内戦に勝利を収めて、
ここに初めて阿Q達を糾合した形で、スターリン主義を掲げた支那文明の大改変が断行されるのです。

しかしその後、ケ小平及びその後継者たる中共の歴代最高支配層は、スターリン主義は支那文明の
大改変こそ成功させた・・例えば、女性差別の軽減、脱儒教/道教化・・ものの、被支配層の阿Q性
及び支配層の利己主義の矯正には失敗したことから、ついに、東方に本格的に目を転じる事とし、
日本化戦略を発動する運びとなり、まず日本型経済体制の継受を目指し、それをある程度達成した
上で、今度は日本の人間主義そのものの継受に現在乗り出しており、そして将来における日本型
政治体制の継受を目指しているわけです。

支那の歴代王朝は建前上、儒教を主、法家を従とし、本音を墨家としてきましたが、現在の中共
当局は日本文明に注目する事によって、史上初めて(人間主義的に読み直された)儒教を本音に
しつつある、と言えるでしょう。
259世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:27:44.20 0
きもっ
260世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:34:00.61 0
長文くんは荒らしてるのかね?
261世界@名無史さん:2014/11/20(木) 22:34:28.72 0
いやコピペくんというべきか
262世界@名無史さん:2014/11/21(金) 02:05:26.41 0
当然そうだろ無視しろ
263世界@名無史さん:2014/11/21(金) 13:14:31.19 0
中国をシナと呼ぶのはやめろ
264世界@名無史さん:2014/11/21(金) 18:51:32.04 0
過疎スレにコピペ爆撃してどうすんだか
265世界@名無史さん:2014/11/22(土) 16:16:08.70 0
うんこ
266世界@名無史さん:2014/11/22(土) 17:36:55.82 0
荒らすなカス
267世界@名無史さん:2014/11/22(土) 22:25:50.71 0
sage
268世界@名無史さん:2014/11/22(土) 22:33:58.57 0
hage
269世界@名無史さん:2014/11/23(日) 13:59:41.27 0
sage
270世界@名無史さん:2014/11/23(日) 15:49:36.69 0
東アジアで儒教が国教的だったのって
日本
1603〜1867
1890〜1945
朝鮮
1392〜1910
中国
前136頃〜後220
600頃〜1279頃
1368〜1912
1928頃〜1949
越南
黎朝、阮朝時代

大体こんな漢字化
271世界@名無史さん:2014/11/24(月) 02:50:21.80 0
???
272世界@名無史さん:2014/11/24(月) 19:09:20.44 0
???
273世界@名無史さん:2014/11/26(水) 01:10:29.32 0
>>256-258
ググったけど防衛キャリア官僚が書いてるのかこれ……
時系列が儒教の起源となった時代から清の康熙帝の代、
康熙帝の代から環濠集落の代まであっちゃこっちゃへ飛んだ挙句
結局は「支那は未開」っていう結論に帰着したいという目的から
因果もクソもなく滅茶苦茶に牽強付会してることだけが明確な文章で
その論の最初の前提である北と南の融合がなった時代すら具体的にはまったく示されておらず
こんなんが防衛やってて大丈夫なのかと心配になった

つーか、防衛どころか日本の高等教育が不安になるレベル
274世界@名無史さん:2014/11/27(木) 19:16:07.29 0
むちゃしやがって・・・
275世界@名無史さん:2014/11/30(日) 13:04:39.63 0
>>273
ところがどっこい戦前から軍官僚はこんなレベルです。
江戸のカルト思想である国学に始まり、吉田松陰から続く、白人コンプレックスからくるアジア蔑視思想
は連綿としたもので受験エリート視野狭窄な官僚がこのようなカルト思想に陥るのは身分意識が濃厚な
公務員なのだから致し方なし。
276世界@名無史さん:2014/11/30(日) 16:51:01.34 0
畑違いの分野に出しゃばると恥かくのは当然
277世界@名無史さん:2014/11/30(日) 18:02:04.90 0
>>275
>江戸のカルト思想である国学

徳川時代の日本で最高の知性の一人である本居宣長をカルトと申すか。
平田篤胤はカルト呼ばわりされても仕方ないが。
278世界@名無史さん:2014/11/30(日) 19:34:51.99 0
本居宣長の思想の問題性を矢内原忠雄が指摘してたな。
279世界@名無史さん:2014/11/30(日) 19:45:52.20 0
結局はすべてが現状肯定に流れてしまうのだと>本居宣長

実際、国学と言っても朱子学の大義名分論抜きで尊王攘夷は語れないんだし。
280世界@名無史さん:2014/12/01(月) 01:08:10.89 0
役人の多くがアヘン漬けになる清末の退廃・閉塞感は考証学の産物
281世界@名無史さん:2014/12/01(月) 01:21:31.08 0
アヘン中毒の清は現実に腐っていた。
「アジア蔑視ニダ」などと喚き散らしても誤魔化せない。
282世界@名無史さん:2014/12/01(月) 17:47:30.90 0
ニダニダニダ
283世界@名無史さん:2014/12/01(月) 17:58:57.79 0
アヘン戦争起こしたイギリスのほうがはるかに腐敗してた
284世界@名無史さん:2014/12/01(月) 18:20:57.89 0
自演対立荒らしタイムのはじまり〜はじまり〜
285世界@名無史さん:2014/12/01(月) 22:31:16.60 0
>アヘン戦争起こしたイギリスのほうがはるかに腐敗してた
イギリスが腐敗してたならアヘン戦争にイギリスは負けてるって
清の方が腐っていたから碌に戦えずに敗北した。
286世界@名無史さん:2014/12/02(火) 14:19:13.76 0
>>285
清軍なんて数だけは多くてもそのうちまともに戦う気のある部隊なんぞ僅かしか無い
中核をなす精鋭であるはずの八旗までもが腐敗堕落しきってて戦力外になってるというありさま
287世界@名無史さん:2014/12/02(火) 15:36:12.73 0
林則徐が功績独り占めを目論み大本営発表で正確な情報が入ってこなかったけどな。
288世界@名無史さん:2014/12/02(火) 21:58:33.65 0
アヘン戦争のころの英国が腐敗していたとして、その理由を英国プロテスタントや資本主義の精神に求めないのなら、
当時の清が腐敗していた理由を朱子学や儒教に求めるの暴論。
289世界@名無史さん:2014/12/02(火) 22:32:25.27 0
朱子学を実践してないから腐敗してたんじゃないですかね
朱子学が腐敗を奨励してるわけでもなし、
朱子学をちゃんと実践してたら腐敗なんかしないはずですよ

「朱子学をちゃんと実践する」は困難なわけだが
290世界@名無史さん:2014/12/02(火) 23:23:37.57 0
>>285
精神的な意味で腐敗してたって言ってるんだよ
世界中を侵略してた当時のヨーロッパより朱子学者たちのほうがまともな道徳があった
291世界@名無史さん:2014/12/03(水) 00:28:45.59 0
>>290
朱子学を重んじた中国の王朝は、侵略を行わなかったとでも。
292世界@名無史さん:2014/12/03(水) 06:53:24.49 0
>精神的な意味で腐敗してたって言ってるんだよ
>世界中を侵略してた当時のヨーロッパより朱子学者たちのほうがまともな道徳があった

それって魯迅が書いた典型的な"阿Qの精神的勝利"って奴だろ
293世界@名無史さん:2014/12/03(水) 12:04:27.30 0
また魯迅(笑)か
294世界@名無史さん:2014/12/03(水) 16:00:58.90 0
>>291
ヨーロッパ諸国に比べれば全然してない
新大陸を植民地化したスペインやイギリスと違って
295世界@名無史さん:2014/12/03(水) 18:34:28.40 0
>293
現実中国人は魯迅を笑えねーって
296世界@名無史さん:2014/12/03(水) 18:52:48.84 0
儒教嫌いの魯迅好きといえば佐高信
小説孔子を書いた井上靖のことまで馬鹿にしてた
297世界@名無史さん:2014/12/03(水) 19:23:29.19 0
>>294
五十歩百歩と言う言葉をしっているかな
298世界@名無史さん:2014/12/03(水) 20:26:21.86 0
倍違うアルヨ
299世界@名無史さん:2014/12/03(水) 20:52:46.76 0
しらんのかw
300世界@名無史さん:2014/12/03(水) 21:34:07.72 0
(´・ω・`)知らんがな
301世界@名無史さん:2014/12/03(水) 22:30:44.66 0
日本の歴史から朱子学を排除して
孟子様の教えをもっと取り入れてたら
ずっと幸福だったと思うよ
302世界@名無史さん:2014/12/03(水) 22:34:16.25 0
と申し(孟子)ております
303世界@名無史さん:2014/12/03(水) 22:53:43.49 0
もう経済力は完全に中国>イギリスだし
アヘン戦争なんて気にしなくていいと思うよ
304世界@名無史さん:2014/12/03(水) 23:04:07.80 0
経済力で勝ったと勝ち誇りつつ何故かイギリスやカナダ、オーストラリアに資産を持って高飛びしている中国人
305世界@名無史さん:2014/12/04(木) 00:20:28.84 0
>>303
元々は中>>>>英だったのにこの百五十年は英>>中だったんだから
やっぱ阿片戦争は大きいと思うよ
306世界@名無史さん:2014/12/04(木) 15:38:18.84 0
西欧文明の中のさして大きくも無い島一つでしかない英と
文明まるごと一つである中国が
対等に比較する対象になってしまってるだけでも
まだまだですな。

中国がヨーロッパ全体と比較されるようになってやっと互角。
307世界@名無史さん:2014/12/04(木) 16:00:23.63 0
>>304 
そんなの一部の西欧かぶれの香港人とかだけだろ
もう中国のGDPは日本の3倍だぜ
308世界@名無史さん:2014/12/04(木) 17:48:33.78 0
粉飾GDPだけどな
309世界@名無史さん:2014/12/04(木) 19:18:44.72 0
最近中国行ったり中国人見たりする機会多いけど
こいつら(中流層以下な)豊かになったわーと肌で感じる
特に若いのは自分の所得と両親+祖父母の金(相続税ないからな)で贅沢
310世界@名無史さん:2014/12/04(木) 22:22:37.96 0
>そんなの一部の西欧かぶれの香港人とかだけだろ
>もう中国のGDPは日本の3倍だぜ

でも中国産の食品は中国人自身すら避けたがる
311世界@名無史さん:2014/12/05(金) 18:27:07.61 0
>>308
【悲報】中国のGDP、ついにジャップの3倍に達する。これは中国経済崩壊間近だね!
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1411879334/
312世界@名無史さん:2014/12/05(金) 19:26:27.58 0
北京オリンピック開催までにバブルが崩壊するらしいよ。
313世界@名無史さん:2014/12/05(金) 19:28:29.58 0
もう十年以上前から中国崩壊する言われ続けてるけどいつになったら崩壊すんだよ
314世界@名無史さん:2014/12/05(金) 19:33:21.25 0
>>313
この世に永遠のものなど存在しない
315世界@名無史さん:2014/12/05(金) 19:38:33.56 0
じゃあいつ崩壊するか分からないならそういうこと言うべきじゃないよな
316世界@名無史さん:2014/12/05(金) 19:41:05.74 0
おまえはいつか死ぬ
317世界@名無史さん:2014/12/05(金) 21:59:46.05 0
>>313
とりあえず北京の空気を吸ってくれ
318世界@名無史さん:2014/12/06(土) 01:24:03.73 0
>>317
19世紀のロンドンの空気を吸うよりは遥かにマシだと思うが
(なにしろ煤煙で1日で4千人の死者が出たこともある)
英はその後百年以上経っても崩壊してないぞ
319世界@名無史さん:2014/12/06(土) 01:58:58.53 0
ジャカルタとかデリー周辺だと日によっては北京以上に大気汚染が深刻な日もあるのに
中国の例だけやけに有名になったな
320世界@名無史さん:2014/12/06(土) 02:03:57.29 0
四日市喘息
321世界@名無史さん:2014/12/06(土) 07:06:41.53 0
>>318
そして次は北京の水を飲み、風呂に入り、そして中国産の野菜と肉、加工食品で暮らすんだ
322世界@名無史さん:2014/12/06(土) 16:53:42.39 0
昭和3年代〜40年代頃の日本はスルーなのか
323世界@名無史さん:2014/12/06(土) 17:50:57.64 0
日本の良い部分しか見えないんだよ。
324世界@名無史さん:2014/12/06(土) 18:32:41.59 0
日本には食品偽装はない。
あるのは在日の食品偽装のみ。
325世界@名無史さん:2014/12/06(土) 19:52:01.23 0
悪いことは全部在日の仕業にということにしておけばいいんだから楽なもんだな。
326世界@名無史さん:2014/12/06(土) 21:19:31.79 0
>>325
そういう思考しかできない人間が増えていること自体が、日本の凋落を示している。
327世界@名無史さん:2014/12/06(土) 21:22:21.05 0
共産国では悪いことは全て米帝とブルジョワ反革命勢力の仕業だが
それと同じようなもんだな。
328世界@名無史さん:2014/12/06(土) 22:25:46.64 0
そろそろ朱子学の話に戻そう
329世界@名無史さん:2014/12/06(土) 23:21:41.67 0
朝鮮人が労働蔑視するのは朱子学の所為
330世界@名無史さん:2014/12/06(土) 23:24:28.71 0
きもっ
331世界@名無史さん:2014/12/06(土) 23:27:49.00 0
>>329


234 名前:世界@名無史さん[] 投稿日:2014/11/16(日) 16:10:55.30 0
>>233
「朱子学の労働蔑視な思想」ってどどういうものか?
該当する部分を四書集注か近思録から引用してくれ
332世界@名無史さん:2014/12/07(日) 01:22:47.16 0
>>319
>ジャカルタとかデリー周辺だと日によっては北京以上に大気汚染が深刻な日もあるのに中国の例だけやけに有名になったな
そら東南アジアや南アジア、特に南アジアのインドバングラの環境は底辺だし…まあアフリカは違う意味でもっと酷いけど
333世界@名無史さん:2014/12/07(日) 02:03:41.95 0
アフリカは大気汚染が問題になるほどの文明レベルにもなってないだろ。
自動車も工場もまだ少ないし。
334世界@名無史さん:2014/12/07(日) 03:50:37.18 0
君子は器ならず。論語
心を労する者は人を治め、力を労する者は人に治められる。孟子

労働蔑視
335世界@名無史さん:2014/12/07(日) 11:55:15.42 0
朱子学が労働蔑視になったのは朝鮮人の所為
336世界@名無史さん:2014/12/07(日) 22:22:46.53 0
いま朝鮮ドラマ観てるけどおもろいわ

龍の涙ってヤツ、ちょっと長すぎるけど
337世界@名無史さん:2014/12/07(日) 22:38:25.66 0
>>335
で?お前は李退渓や李栗谷の著作とかは読んだことあるの?
338世界@名無史さん:2014/12/07(日) 22:44:47.78 0
あるわけないだろうw
339世界@名無史さん:2014/12/07(日) 22:47:26.06 0
古代ギリシャも職人軽視なのは似てるね
340世界@名無史さん:2014/12/07(日) 22:53:19.26 0
引き篭もりの李退渓と
政治家チックな李栗谷では
どっちが高評価?
341世界@名無史さん:2014/12/07(日) 23:19:27.06 0
>>334
政治家も労働者でしょ
342名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/13(土) 17:24:32.16 0
朱子学は口先だけを動かし身体を動かすことを嫌う。
正論を重んじてもそれは口先だけで、
理想を実現するために骨を折り、汗をかいて実践することを卑しむ。
そのような朱子学を批判する視点から陽明学が成立した。
343名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 07:24:20.88 0
陽明学はテロリストとして動くためのイデオロギーとなった
344名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 09:09:04.72 0
朱子学は怠惰な臆病者がたかって不労所得を得る為のイデオロギーだった
345名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 09:43:15.59 0
江戸幕府、清朝・明朝、李氏朝鮮は儒教、朱子学、陽明学の国
346名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 18:15:21.32 0
>>345
陽明学が公認の官学になったことなど一度も無いぞ。
陽明学は一貫して在野の学だった。
347世界@名無史さん:2014/12/16(火) 20:56:18.10 0
ナッツの袋を自分で開けることすら卑しむのが朱子学
348世界@名無史さん:2014/12/17(水) 21:43:12.81 0
ネトウヨ「韓国の悪い部分はすべて朱子学のせい」
349世界@名無史さん:2014/12/17(水) 21:59:19.35 0
ネトウヨ「韓国は全て悪い。朱子学もごみ」
350世界@名無史さん:2014/12/18(木) 00:09:19.85 0
体を動かすことを卑しむという思想が
朝鮮人のメンタリティにフィットして
朝鮮に朱子学が定着した
351世界@名無史さん:2014/12/18(木) 15:05:23.76 0
朱子学のある意味理想形が南宋の文天祥なんだよな。
352世界@名無史さん:2014/12/19(金) 14:42:52.07 0
自分は朱子学が好きです
いわゆる感情的な朱子学嫌悪に陥っているネットの知識ではなく
江戸時代における朱子学の影響などを学問的に扱った入門書や研究書の名著を教えて下さい
幕府における朱子学の位置の研究でも倒幕における朱子学の影響などの研究でもいいです
353世界@名無史さん:2014/12/19(金) 16:23:39.54 0
入門 朱子学と陽明学 (ちくま新書)
朱子学と陽明学 (岩波新書 青版)
朱子学と陽明学 (ちくま学芸文庫)
儒教とは何か (中公新書)
354世界@名無史さん:2014/12/21(日) 17:33:51.80 0
ある儒教徒は批判的にこう言った、老子は人間を陶人形のように見た。老子の心は常に氷のように
冷たい。一人の人間が殺されても、老子は何の同情も感じないだろう。だから老子の信奉者は誘惑されて
多勢、暴動や詐欺をすることになったのだ、と。
中国の最大の暴力的支配者、秦の始皇帝は、紀元前三世紀、彼以前にはなかった
全体的な計画の作成と、強い意図性によって、中国帝国を造り変え、生活を技術化し、儒教の書物を焼かせたが、
軍事的、農業的、あるいはその他有用な書のほかに、道教の著書も保存した。彼は彼個人の不死を願い、不死の霊液が
とってこられるはずの東海の島々に、探検隊を派遣した。この支配者が道教の徒であったことは、考えるに値する事実である。
もっとも深い思想家は、また、最も極端に顛倒させることができるのである。

ヤスパース「孔子と老子」
355世界@名無史さん:2014/12/21(日) 17:35:22.25 0
>>350
朱子学は体を動かすことをいやしむっていうけどどの書物にそう書いてある?
あまり朱子学に詳しくないのでできれば教えてほしい
356世界@名無史さん:2014/12/21(日) 17:44:28.07 0
道教や老荘思想が平和的というのは単なるイメージに過ぎない
357世界@名無史さん:2014/12/22(月) 21:27:52.51 0
陰惨な流血が絶えなかった魏晋南北朝は老荘大流行の時代だったな。

老子は平和主義のはずなんだが、当時の人々の言動みると
まるで意に介していない。
358世界@名無史さん:2014/12/23(火) 00:33:51.51 0
老荘の無為自然って、仏教の諦観と似た思想なんじゃね?
諸国の興亡、英雄の活躍、諸人の生き様、そんなのは紙芝居みたいなもので、
それに係わったり、心労することに意味はないという、醒めた思想。
逆にいえば、朱子学はその紙芝居に積極的に係わり、ハッピーエンドに導くための
脚本を書く役割だと思う。
359世界@名無史さん:2014/12/23(火) 05:15:55.68 0
中庸とかそういう発想がもとの老荘にはない
仏教から注入されて後付け
360世界@名無史さん:2014/12/28(日) 18:20:57.71 0
朱子学の体現者が李氏朝鮮の両班なんだよな
361世界@名無史さん:2014/12/28(日) 18:37:16.22 0
両班が格物致知正心誠意修身斉家治国平天下を実践してたとは思えないんだが
362世界@名無史さん:2014/12/29(月) 03:07:41.32 0
両班が清の学者や徳川時代日本の学者と比べて
特に朱子学の実践度が高かったとは思えないな
363世界@名無史さん:2014/12/29(月) 22:07:19.11 0
朱子学は正統論の思想であり、実践と行動が陽明学。
両班は口は動かしても身体は動かさない。
364世界@名無史さん:2014/12/30(火) 14:58:43.39 0
顧炎武や黄宗羲や章学誠が翻訳されないのは何故?
清代の学者こそ天才的な人が多いのに
365世界@名無史さん:2014/12/30(火) 17:30:44.69 0
>>364
日本では漢文は翻訳などせずに原文を訓読するのが伝統だから
初学者むけの四書などは翻訳あるだろ
だが上記の清代の著作は初学者向けでもなく高度な論文だから
そういうのを読む人なら漢文のままで充分なはず
366世界@名無史さん:2015/01/03(土) 20:51:09.14 0
山片蟠桃「老子は荘子が作り出した架空の人物」
367世界@名無史さん:2015/01/07(水) 16:37:00.73 0
>>365
日本で儒学一般が急速に衰えたのも、そのへんに原因がありそうだね。
輸入した漢籍を読める人が居なくなれば、学問としての体系を維持できなくなる。
368世界@名無史さん:2015/01/11(日) 06:28:15.36 0
魏源とかは幕末にめちゃくちゃ影響与えたのになあ
それを読める人が居ないと日本史自体の研究水準が下がるよ
369世界@名無史さん:2015/01/11(日) 06:54:44.38 0
>>367
越南や朝鮮よりはましだろ
370世界@名無史さん:2015/01/12(月) 12:07:33.91 0
東洋文庫の論語集注読んだ?
371世界@名無史さん:2015/01/12(月) 17:06:16.58 0
わしゃ中華書局の四書集注と中國哲學書電子化計劃の四書集注で読んでるが
東洋文庫からそんなのが出てるたとは知らんかった。
こんど図書館で見てみるか。

だが論語集注だけとは中途半端だなあ。
372世界@名無史さん:2015/01/13(火) 17:39:48.86 0
江戸幕府の公認儒教だったけど理気二元論の扱いはどうだったんだろうか
373世界@名無史さん:2015/01/22(木) 15:37:44.06 0
まあね。
日本軍の部隊わずか45名が、シナ軍の8000人を全滅させた話にしたって、
いずれはシナ側から卑怯な戦法だったとかなんとか難癖つけられてさ、
賠償問題になるんじゃないかなあ。
もっともこの時のシナ軍は過半が朝鮮兵だったという説もあり、
だから賠償問題はもっと複雑になるかもしれないけど。

日本人を除くアジア人が近代以降に徹底的な弱者に堕ちたのは、
骨格的に重金属の兵器を扱えなかったというのが大きい。
例えばシナ人や朝鮮人はライフル狙撃の命中率が極端に低いし、マシンガンには腕が振り回される。
戦車や戦闘機や潜水艦に乗るとすぐに錯乱するのも、シナ人や朝鮮人の体質的な弱さである。
そういえばシナや朝鮮の古来からの武器は、日本の女性の長刀より遥かに軽く脆い。

何故日本人だけが、アジア人で例外的に重金属兵器と相性がよいのか、
いずれ解明されるだろう。
374世界@名無史さん:2015/01/22(木) 16:57:29.65 0
ネトウヨの誤爆か?
375世界@名無史さん:2015/01/23(金) 13:40:19.83 0
荒らしです。マルチです。
376世界@名無史さん:2015/01/25(日) 18:54:04.60 0
陳舜臣さん亡くなったのか
あの人をきっかけに歴史が好きになった
377世界@名無史さん:2015/01/25(日) 19:46:48.65 0
ルバイヤートが遺作になったのかな?
378世界@名無史さん:2015/01/31(土) 16:10:51.78 0
朱子学「汗を流すことは卑しいこと」

陽明学「実践と行動の伴わない善は罪悪である」
379世界@名無史さん
中共、韓国、台湾、シンガポールの興隆は儒教文化によるだとさ。
(一体、いつになったら、この無知から脱却できるのかしら。)
Asia’s Rise Is Rooted in Confucian Values・・・
We have seen the rise of dynamic, enlightened authoritarianism in China, South Korea,
Taiwan and Singapore-all of which, save for China, have evolved into parliamentary systems. ・・・

(そもそも、これら諸国に儒教文化なんて根付いてないことはさておき、)
儒教は(バーク的)保守主義・・とりわけ忠誠、孝行を貴ぶ・・だと。
(忠誠、孝行を貴ぶからダメなんだよ。)
In Confucianism, the past isn’t something to disparage as primitive or retrograde; it constitutes
the very record of human experience, and the present depends on it. Particularly in times of
profound technological and social change, Confucians find the best insurance against chaos
in tradition, especially in the virtues of loyalty and filial piety. ・・・

儒教はまた、寛容の奨励、不服従の排斥、をするとさ。
(不服従を排斥するからダメなんだよ。)
Confucianism also strongly encourages tolerance and discourages insubordination, which,
like egoism, it never equates with courage.・・・
http://www.wsj.com/articles/asias-rise-is-rooted-in-confucian-values-1423254759