トッドの移行期危機てなんか何でもありすぎて
少し微妙に思う
つうか移民の運命と文明の接近読んでも移行期危機と移民の疎外とは普通に別の問題
上にところどころ理解してない人いるけど
この日本ではとっくに過ぎ去っても移民排斥凄いからな
にしても、移行期危機は五文字なので書きにくい
もうちょっと細かく区分けしてトッドの分析対象加えたら面白いな
そういう論文あったけど
核家族と直系家族に二分というのはちと強引な気がしたけど
434 :
世界@名無史さん:2015/02/03(火) 10:58:16.45 0
>>430 学者の評論は、純粋に研究するためだけに読まれるよりも、落ち込んだ時に励ましてくれる
娯楽として消費される方が多い。その意味では、歌や小説と変わらない。
イスラムの後進性に悩みながらも欧米のイスラム批判も嫌っているイスラム教徒には
トッドのイスラム論は、励ましてくれる「娯楽作品」として消費できるのではないだろうか。
??
むしろトッドの研究ってイスラムの後進性に心配させられる「欧米人」がほっとする本じゃね
436 :
世界@名無史さん:2015/02/04(水) 13:23:46.43 0
イスラム教徒から見れば非イスラムのほうが後進(ジャーヒリーヤ)ですよ
>ムスリム同胞団のイスラム原理主義活動家サイイド・クトゥブは、1964年に出版された著書「道標」(en)の中で「ジャーヒリーヤ論」を展開している。
>ジャーヒリーヤ論は当然のごとくエジプト当局から警戒され、またシャリーアの権威たるアル=アズハル大学からも非難を受けた。
やっぱりムスリム同胞団って穏健じゃないね
先進って言えば先進か
出現した順を言えば最新なんだっけ?
内婚→外婚→権威→平等核家族→絶対核家族
>>438 石器時代まで遡ると共同体家族が多いような気がする
実際は何度も移り変わっていったんじゃないか?
一万年前は核家族でも共同体家族でもない中間的な親族形態じゃなかったか
鬼頭氏も人口統計学者なんだからそういうこともあるでしょ
鎌倉時代、相続は男女平等だったとなんか聞いたことあるが
まぁ地域とか階級とかあるんだろうけど
興味深いな
しかしよくインタビュー見つけてこれるな
特別な検索方法でもあるのか?
普通にgoogle newsでもひっかかるよ
トッド理論使って、新日本大全を書いた学者はいないのか?
歴史学者でも、経済学者でも、社会学者でも、政治学者でも誰でも良いが。
ぱっと考え付く難しさは
1 宗教の不在
日本には西欧の様な明確な宗教がなかった。トッドは宗教と家族構造でヨーロッパを捉えた
2 自民党の存在
イデオロギーを考えるにあたって、はたして戦後自民党が、保守政党なのかどうか不明。リベラル派を大量に含み、トッド理論で分析しにくい
3直系家族の濃さ
日本は直系家族システムだけど、例外も多い。西日本、特に九州沖縄と北海道は直系家族システムではない。ただ、その他は直系家族システムだから、トッド理論での分析は難しいかも
4 東北の低レベルさの説明困難さ
トッド理論では直系家族システムが文化的活力及経済的活力を持つ。日本では最も直系家族システム的な東北はいずれも低レベル。
明治維新と戦後初期は左右がある程度組んで役割分担をしていたとも言えるな
>>447 宗教については一応仏教という解釈をされている
トッド理論での政党の非対称性は必ず保守政党が優位とはされていない
微妙な違いはどのシステムにもあるとされている、速水融はサイクルの違いであって、西日本のものも直系家族だと考えている
直系家族は保守主義から自己閉塞に陥ることもあると世界の多様性でも移民の運命でも経済幻想でも言及されてるが
九州、中国、四国、北陸、北関東では保守が強く
沖縄、東海、甲信越、東北、北海道では革新が強い
近畿、南関東では新自由主義が強い
このあたり家族構造で説明できるのかな
沖縄は基地問題、東海は産業構造によるものだろうけど
北海道は核家族で東北は直系本元だしな
フランスみたいにわかりやすく複数の家族型が混在してたらおもしろいんだけど
>>450 無理だね。
核家族的な九州が保守的で、
直系的な東海が革新的。
論理矛盾が起きてしまう
だから直系=保守(イデオロギーとしての)という図式が間違いなんだってば
454 :
世界@名無史さん:2015/03/04(水) 20:52:09.41 0
うんこブリブリ
455 :
世界@名無史さん:2015/03/04(水) 22:31:56.25 0
おしっこジョロジョロ
456 :
世界@名無史さん:2015/03/04(水) 23:00:53.26 0
>>453 直系家族システムはシステムとして保守的なんだっけ?
なら、四国九州の自民党安定っぷりは?
これらの地域は直系家族システムが弱く、家族主義(戦前回帰的)な自民党とはそもそも合わない様な。四国九州は政権交代時も自民党の金城湯池だった。
逆に、直系家族が強い東海地方で民主党が強い謎。
457 :
世界@名無史さん:2015/03/04(水) 23:03:22.00 0
下痢便ビチビチ
458 :
世界@名無史さん:2015/03/04(水) 23:19:59.63 0
東海の民主党=民社党
東北の民主党=新生党
基本的な要素があって、それに変数みたいのが関わるのがトッド理論のミソだな
論理矛盾しそうなとこもそれなりに説明してたじゃん、欧州では
日本の場合もその変数を考えてみるのも楽しいかも
だからイデオロギーとしての家族主義と序列のはっきりした直系家族は別に一致するわけじゃないんだってば
他の国でも右派にはイデオロギーとしては家族主義的だと言えばわかってもらえるか?
南西フランスなりスコットランドなり左派が強い直系家族地域もあるってことも
まあ高知についてだけは共産党がそれなりに強いから選挙区で民主が勝てないんだと言えそうだけど
トッド理論をきちんと理解するのってめちゃめちゃ難しいな
直系家族は差異、不平等、秩序への愛だから
階級を肯定する社民主義と合うんだろう
自民て一口に言っても、保守本流なんか社民主義と近い
絶対核家族は自由と差異から
自民党だけでなく民主党を選ぶこともあると思う
直系家族システムが溶解していくと絶対核家族システムになるのかな?
共同体家族システムが溶解すると平等主義核家族システムになるのかな?
直系家族の硬直化は最近肌で感じるかなー
異質な者とか少しでも規格外れたもの見たときの、もう引きつけ起こすんじゃないか
ってくらいの拒否拒絶の様とか…
ローラの親父の時とか在日人叩き、軽微な不正に対する目くじら立てる態度とか
もう原因考える余裕なんて無くてただ線を踏んだかどうかだけに注視してるような空気が嫌い
日本は元々世間が力を持ってて
逸脱すると袋叩きにされるから
タイとか南米とかが軍事独裁多いのは平等核家族うんぬんという説明は凄く納得できたw
東海地方はイデオロギー的には意外と保守
だが反政府的な土壌と、組合が強い産業構造ゆえだろう
東北の民主党も強い議員は保守系だね
九州は自民が強いというより民主があわないのでは
469 :
世界@名無史さん:2015/03/11(水) 01:12:34.22 0
>>465 俺は「女性」を見ていると、直系家族の硬直性を感じる。
日本の女性って男性よりも直系家族的じゃない?
特徴
・女性は団結力が男性より凄い。まとまった時の厄介さは異常
・女性は男性より概して真面目
・集団内での同質性(グループ内の見分けのつかなさ)とヒエラルキー形成(スクールカースト)
はまさに直系家族システム的。集団に同質化できる人は良いが、同質化できない女性は悲惨だよね。
>>466 465で書いたが、所謂「日本的」な真面目さ、陰湿さ、世間性って男性より女性のほうが特徴的だよね。女性こそが日本を体現している。
>>467 平等主義核家族は秩序がないから、秩序を体現する軍部が力を持つんだっけ?
>>468 東海地方の直系家族は「立場」の不平等と「待遇」の平等を体現する典型的直系家族システム。
それは自動車工場を見れば分かる。
自動車工場の社員の「待遇」はそれほど差がなく、平等主義的。
期間工と社員の給与に劇的な差はなく、期間工の待遇も相当なもの。
一方、「立場」には圧倒的な差があり、縦社会的。
大卒社員、高卒現場社員、期間工の間で圧倒的な差がある。
これはスウェーデン・ドイツと同じ直系家族システムの典型と思われる。
470 :
世界@名無史さん:2015/03/11(水) 12:29:11.30 0
このスレ日本史知らない奴多すぎだろ、特に近代史。
直系家族の割合を見てみると九州南部以外はだいたい割合が高いところと保守が強いところは一致するだろ
北海道と沖縄、都市部を抜いたらだいたい選挙区で勝てるのは保守系ばかり
地方議員も含めるとさらに圧倒的になる
多少リベラルな思想を持ってる議員すら選挙に強い議員って地元の活動を欠かせないしするし、そういうところで地元の有力者と密接に繋がってる
広い意味で保守だと思うんだよ
472 :
世界@名無史さん:2015/03/11(水) 19:17:16.26 0
維新も民主党も実質保守政党だしな。
てゆうか日本は左翼リベラル勢力が国家権力以上に腐敗しちゃってるからな。
国際的に言うと、自民党は社会民主主義政党じゃねーか?
階級差を前提にした国民平等を目指していたんだが。
小泉自民党以降はまた別の話だけれど
中途採用に厳しいし年功序列だったしね
475 :
世界@名無史さん:2015/03/11(水) 21:26:23.09 0
日本の脱仏教化とそれ以降のイデオロギー化って非常に難しいな。
話を変えてみる。
トッドの近年の論点として、「移行期危機」がある。
男性識字率が50%を超えると、近代化の副作用として社会が不安定化するという。
日本の明治維新は「移行期危機」にあたるのか?
トッドはドイツの「移行期危機」としてナチス・ドイツを挙げているが、ドイツの識字化は17世紀の話。ナチズムと結びつけるのは短絡的とも言える。
投票傾向の政治的ベクトルで保守か、革新に流れるかという問題は家族構造の問題ではないでしょ
そこはトッド理論でいう所の変数的要素だよ
直系家族がマルキシズムに触れると社会民主主義となり、絶対核家族ではゼロ社会主義となるし
民族主義であれば自民族中心主義と自由孤立主義というイデオロギーを形而上化するのだから
自民党や日本社会党(民主党)の政策の中でこうした要素の消長を観察しなければならないので
直系だから保守なんていう議論の進め方は理論から外れている
移行期については、かなり大雑把に捉えれば男性の識字化が始まりの目安であり、
女性の識字化と受胎調節による出生率の低下が終わりの目安であるから
そのタイムラグこそが移行期であって、西ドイツで言えば出生率が2.1以下に落ちたのは
1970年であるから、ナチズムも移行期の危機として収めることは可能
実は、戦後長らくというか今も強力である憲法九条護憲と平和主義であるが
これもトッド理論を使えば、自民族中心主義の変形に過ぎないことが理解できる。
自民族中心主義によって拡大と民族の階級化を目指した日独であったが、
一方で権威主義家族構造が支配的な小国では攻撃的民族主義が育まれず
「強固な中立主義」という形を取る。これはすなわち外部世界の穏やかな否定である。
中立主義は社会民主主義をいささかも邪魔しないので、両者は一体となって並立する。
20世紀中葉におけるスウェーデン社会民主労働党はまさにこのような状態だった。
そして戦後日本社会党もまったく同じ路線を掲げて野党第一党となったのである。