地名の世界史

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47世界@名無史さん
韓という地名は中国が起源。陝西省渭南市韓城県が本来の韓。
この文字は戦車に軍旗を立て(幹)、都市の周囲を巡り守る(韋)ことを意味する。

周が殷を滅ぼしたのち、今の北京あたりに姫姓の韓氏を封建した。
しばらくして燕国が封建されると、韓氏は燕に仕えて名族となったが、
燕が朝鮮半島に進出すると多くの韓氏が移住植民し、半島南部の土着民である真番と混血した。
彼らは韓人と自称するようになり、その居住地も韓と呼ばれるようになっていった。

西暦44年、初めて「韓人」の蘇馬是が楽浪郡に朝貢したので、
後漢の光武帝は彼を「漢廉斯邑君」に封じ、韓人諸部族の対外代表に任じて自治と交易を任せた。
これは10数年後に金印を授かった「漢委(倭)奴国王」や、郡県化される前の朝鮮国王と同じ役割。