>>86 >大河に限らず、ドラマと史実と違うことは多い・・・つーか、ま、素人は見過ごしているだけって話は多いと思います
ドラマはお勉強(学習用教材)ではないので、史実と違うことだけを持って、問題とするべきではありません。
時代考証学のスタンスとしては、そういうことになると思います。
創作物において、時代考証というのはあくまで脇役、CGと同じようなものですね。
レベルの低いCGとか、目立ちすぎるCGが使われていると、映画に入り込もうにも、気になって入り込めません。
時代考証というのも、基本はそうで、一般的な知識を持った人が鑑賞する際、
明らかにおかしい描写があると、一気に幻想から覚めて白けてしまいます。
どこまで時代考証にこだわるか、という場合、文章にしろ、映像にしろ、最低ラインは
こういうことが起こらないようにする程度になるかと思います。
もちろん知識レベルは、人によって大きくばらつきがあるので、こだわれば
こだわるほど、より多くの人を白けさせずに済むことができます。
また、これとは別に、様式化された分野というのもあります。
歌舞伎などは当然、今から見たら題材に対する時代考証はいい加減ですが、
そうしたところは敢えて目をつぶって、脳で補完することで、楽しむべきもの
ですし、時代劇というのも、ある意味似たような存在なのだと思います。
(時代劇は、時代考証しなくていいという意味ではありません。)