1 :
世界@名無史さん:
原始共産制を目指してたというけど、なぜそんな極端な理想に走ったのか。
そしてそのために自国民の3分の1を虐殺するとか。
飛躍し過ぎてて良くわからないんですが。
なぜこんな連中が権力を掌握できたのか。
原始共産制なんてもの自体、妄想の中の原始時代にしかない架空の産物。
ポル・ポト及びクメール・ルージュの狂気は、過程を全部すっ飛ばして
いきなり理想郷の実現を民衆に押し付けたところにある。
3 :
世界@名無史さん:2011/01/26(水) 23:41:08 O
ベトナム軍が攻めてきて政権を追われそうになったとき
国民のほとんどを虐殺して道連れにしようとしたらしいが…
周恩来もホー・チミンもポル・ポトと同じパリ留学帰りの左翼だが
ポル・ポトの左翼基地外ぶりは突き抜けてるな。
5 :
世界@名無史さん:2011/01/27(木) 20:37:39 0
中国共産党だって同じようなものだよ。
「大躍進」はまさに狂気だ。
その結果は少なく見積もって2000万人の餓死。
大躍進の前の対右派闘争もすごい。
排除すべき右派の割合を決めて各職場に押し付けたという。
この考え方がポルポトに似ている。
6 :
世界@名無史さん:2011/01/27(木) 23:29:21 O
ポル・ポトも毛沢東主義の優等生とか言われてたしな。
>なぜこんな連中が権力を掌握できたのか。
シアヌーク国王を中心に仏教社会主義〜ってやってたところに、
米軍が爆撃を加えて国王派とクメール・ルージュの利益が「反米」で
まとまってしまったのが最大の悲劇というか喜劇というか。
8 :
世界@名無史さん:2011/01/28(金) 00:43:23 0
>>1 北鮮も現在進行形で同じことをやっているだろう。
虐殺の「実行犯」がポルポト配下の少年兵たちってのが恐ろしいわな。
まだカンボジア各地でのうのうと生きてるんだろう。
少年だからとにかく命令に従うしかなかったとも言えるけど。
10 :
世界@名無史さん:2011/01/28(金) 13:26:44 O
北朝鮮もさすがに子供医者だの
子供が軍司令官就任だのはやってないだろう。
マルクス自身ですら本来は社会主義の段階を経てから
理想の共産主義に移行すべきと述べているところを、ポルポトは自分が権力を握った途端
カンボジア社会をいきなり原始共産制という究極の共産主義に移行させようとした。
改革を急ぐため、過去を背負う伝統も歴史も、その中で育った大人の人間もいらないとして片っぱしから処刑してしまった。
自分たちが洗脳した純粋培養の子供たちなら、自分たちの望む社会を作るはずだという
超短絡的な思考だったわけだ。それを本当に実行してしまったのは狂気としかいいようがないなあ。
12 :
世界@名無史さん:2011/01/28(金) 23:08:54 0
ポルポトは暴力革命の元祖フランスでアカになったんだろ。
ロベスピエールと同じルソー信者だな。
我々は独自の世界を建設している。
新しい理想郷を建設するのである。
したがって伝統的な形をとる学校も、病院も要らない。
貨幣も要らない。
たとえ親であっても社会の毒と思えば微笑んで殺せ。
今住んでいるのは新しい故郷なのである。
我々はこれより過去を切り捨てる。
泣いてはいけない。
泣くのは今の生活を嫌がっているからだ。
笑ってはいけない。
笑うのは昔の生活を懐かしんでいるからだ。
善人が必ずしも「いい政治」をするとは限らない典型例だな
>>9 今皆名前を変えたりしてひっそり暮らしているそうだ。
バレたらリンチされるからってことで。
医者を殺しすぎてポルポト政権末期にはカンボジア全土でも
医者が10人もいなかったってのが、虐殺のすさまじさを物語っているよな。
16 :
世界@名無史さん:2011/01/29(土) 01:31:50 O
権力を握る前のポル・ポトは笑みを絶やさず、農民と一緒に田畑を耕す
素朴な好人物だった(あるいはそう見えた)そうだ。
それどころか権力を握る側になってもその印象は変わらなかったという。
そんな人間がなぜ自国民を1/3近くも虐殺するような命令を出せたのか。
あるいはなぜそんな無茶苦茶をやりながら権力基盤を築いて維持できたのか。
その辺りがなんだか不明瞭な気がする。
カリスマ性です。
>>16 「スターリンは優しいおじさん」だったらしいぞw
いや、ポルポトは虐殺発覚後にインタビューした敵意むき出しの西側のリポーターですら
「善人であることを認めざるを得ない」と語ってるほどだからな。
汚職とは無縁、政権を握ってから私利私欲に走ったことは結局ただの一度もない。
でも考え方がロマンチストというか夢想家というか。子供のような人間だったとか
あまりに純朴であまりに愚鈍であまりに無能すぎたからだという話もあるな
S21の虐殺もあくまで「所員がはりきって尋問していたら結果的にみんな死んでしまった」んだとか
21 :
世界@名無史さん:2011/01/29(土) 11:40:02 0
でも、なぜか傑作文学作品にはならないんだよなぁ
これがスターリンや文革だと、割と文学作品になっているのだけど
ポルポトの伝記読んだが、地域的伝統というか
当時のカンボジアの社会の雰囲気も虐殺の要因になったようだな。
密告・粛正・処刑はポルポト政権前のロンヌルやシアヌークも散々やってたし。
そのせいでカンボジア国民はお互いに猜疑心が強くなってて、自国民を処刑するのに抵抗があまりなかったらしい。
23 :
世界@名無史さん:2011/01/30(日) 12:13:09 0
>>19 良くも悪くも純粋だったという事か
極端な善悪二元論に走ってしまったというわけか
24 :
世界@名無史さん:2011/01/30(日) 14:16:23 O
よかれよとやった事が必ずしも結果がそうなるとは限らないいい例だよな
>>12 ルソー病の感染者か。
ルソーに関わると皆不幸になるな
・都市部住民を地方の農村部に強制移住
・家族概念の解体、子供の隔離、密告の奨励
・私有財産の没収、貨幣の廃止
・通信・交通機関の廃止
・宗教の禁止・寺や像の破壊、、宗教関係者の強制的な還俗、処刑。
・民族音楽・古典舞踊など、あらゆる伝統芸能の廃止。関係者の抹殺。
・自由恋愛の禁止。無作為な相手との強制的な結婚。
・逆らう人間は全部処刑。主に撲殺によるなぶり殺しが多い。
良かれと思ってこれらをやってたんなら完全に狂人だな。
>>11 原始共産制は共産主義の理想ではないはず。
科学の発展こそが共産主義を実現させると言っていて、だからソ連は宇宙開発やらなんやらに手を出してる。
んで、その強烈な科学万能の完全平等管理社会を皮肉ったのがディストピアでそ?
28 :
世界@名無史さん:2011/01/31(月) 18:26:40 O
原始共産制って、余剰生産力のない、農耕や牧畜が始まる前の
狩猟採集社会だからこそ、やむを得ず成立してたものでしょ。
商業やサービス業を否定しても、農耕を基盤にしてる時点で原始共産主義なんてあり得なかったのでは。
29 :
世界@名無史さん:2011/01/31(月) 20:14:00 0
>>7 ポルポト派が権力を握れたのは、そんな感じ。
ま〜棚から牡丹餅だよねw
シアヌーク時代から、ポルポト派はシナや華僑の支援を受けてジャングルで
反シアヌークのゲリラ戦をやっているんだけど、
シナヌーク時代は、全然ポルポト派の勢力は拡大しなかった。
農民の支持は、完全にシアヌークに集まっていたからね。
シナヌーク時代のポルポト派は5000人のゲリラだったけど、農民の支持が全然無くて
カンボジア王国陸軍に追いまくられれて山岳地帯に逃げ込んでしまったくらいダメダメだった。
アメリカが、シアヌークを追放しなければ、ポルポト派は何も出来なかったよ。
>>27 いや、フランス革命や啓蒙思想の母体になってるルソーの意見では、
『社会が進歩する事自体が人類に害悪を与えた』とか考えてたの。
学問・芸術・技術の進歩は人間を堕落させ不幸にしたって考えたから、
『人間よ自然に帰れ』とか呼びかけてアフリカの土人の様に暮らそうとか呼びかけてた。
そういう意味ではある種フランス人権思想の忠実な具現者なんだわ>ポルポト
マルクス共産主義の母体になってる『平等教』では、
全体の知識レベルや生活レベルを等しく上昇させる事は困難だが
等しく低下させる事は容易いからそういう方向に行きやすいんだわ
31 :
世界@名無史さん:2011/02/01(火) 23:16:38 0
自分の政権に反逆するのを恐れてインテリを皆殺しにしていた時期
インテリの区別が難しいから文字を読めただけで殺されたらしいな。
文盲を装って逃げようとするインテリもいたから
そのうち眼鏡をかけてるとか、雰囲気だけでも片っぱし殺されたとか。
>27
>28
>30
「共産とは生産財の共有で〜」「科学が進歩すれば誰もが裕福に」
なんて事を理解していたらあんな事せんよ。
ポル・ポトが金日成にも劣るのはこういった初歩的なことさえ無視してインテリ虐殺とかやったこと。
どんな国でもその国を支える人材やインフラを滅ぼしては成長どころか破滅にしかならない。
33 :
世界@名無史さん:2011/02/02(水) 20:30:08 0
ポルポト派の後ろには、シナの文革派が居たんだよ。
だからメチャクチャをやったんだよ。
北ベトナムやベトコンが、ポルポト派を嫌う理由もそれ。
ポルポトに限らず、左翼の革命政権は必ず無茶苦茶をやって人を殺したり飢えさせたりするからなあ。
毛沢東はもちろん、ゲバラだって中央銀行の総裁になったら貨幣をなくそうとしたりして大失敗してる。
カンボジアでは、もともと民度や教育水準や社会的成熟度の低いところに政治的軍事的なエアポケットができちゃって
そこをタナボタでキチガイが権力握っちゃったからなあ。
いろんな諸条件が揃っちゃった感じだな。ベトナムが攻め込むまで歯止めがまったく効かなかった。
というか、国土が小さくてポルポトが全部把握出来たのが最悪の事態を呼び込んだ気がする。
文革はキチガイじみた規模ではあるし、有形無形の文化財が多大な被害を受けたけど結局ただの政争で終わってる訳で。
36 :
世界@名無史さん:2011/02/03(木) 11:43:47 0
>>34 アメリカ、特にペンタゴンが、エアポケットにしたんだよ。
シアヌークを追放して。
CIAは、シアヌーク体制のまま右傾化させようとしていたし、
事実サムクル体制は、60年代後半から右派中心になりつつあった。
サムクス左派は、ジャングルに逃げ出してポルポト派に合流していたし。
ロン・ノル体制成立後にシアヌークが、ポルポト派と組んだのが最大の悲劇かと思われる。
シアヌークは、農村地帯では神の様な存在だった、のでこれを握った勢力がカンボジアを支配できた。
逆に言えば、ポルポト派はそれ自身だけでは何も出来なかった位小さな勢力。
37 :
世界@名無史さん:2011/02/03(木) 11:59:10 0
>>34 >左翼の革命政権は必ず無茶苦茶をやって人を殺したり飢えさせたりする
キューバの革命政権はそんなことはやってないけど。
終身大統領として独裁体制を敷いたユーゴスラビアのチトーですらやってない。
>>28 原始共産制はマルクスが考えたフィクションとしての自然状態とみなすべきで、
ホッブズがリヴァイアサンで唱えた「万人の万人に対する闘争」とか、
ロック流の「人は本来生まれつき自由で平等であるはず」といった自由主義的自然状態への
対抗として読むべきだったのに、字義通り取ってしまったのが失敗というかなんというか。
39 :
世界@名無史さん:2011/02/03(木) 12:28:28 0
>>38 同感だな
彼らは現実を理論に合わせようとしたからなww
一応、欧米の感覚だと社会は人間が作るものだから
人間が変えることが出来ると言う感覚がどこかあるけど
現実は、社会は固有の法則にしたがって動いていて、
社会構造を理解したうえでないと社会を変革することが
出来ないのだが、
人類史上初じゃないのかな
ただ、普通は、日本の民主党みたいに潔く変節するのではと
思うのだけど、20世紀だけは特別だったのかな
>>30 それと、「自然に帰れ」って言うルソーのスローガンは、
別にルソー的自然状態や「高貴な野蛮人」が正しいということを言いたいわけではなく、
そもそも実際にはルソーはこの言葉に論敵への揶揄以上の意味を込めている訳でもなく、
『人間不平等起源論』や『エミール』で主張しているように、ルソー的な自然状態には決して回帰しえない
から教育拡充しよう、というのが主題だったのに、
何故か
>>30みたいにヨーロッパ人がルソーを真剣に読まずに誤って解釈したメッセージが溢れてる。
もうこれは日本だと中学高校レベルでもそういう解釈がされてるからどうしようもないんだけど、
こういう
>>30みたいなもってまわった周到な「誤解」が、実はポル・ポトの自然状態観に
悪影響を与えと、想像してみることもできる。
>>39 ホッブズやロック的な意味での自然状態(ルソーの自然状態は、彼らが言う「自然」が実は
自然じゃなくて人為だというところを批判している)は、
商業で儲けてブルジョワジーに転換したいと思ってたジェントリや封建貴族にとって、
私有財産の拡充を認める所有権思想が、「自然の権利」だとみなされるから、
すごく都合がよかったところがあるけど、日本の民主党についてはわかんないw
ロックはわかりやすいが、ルソーとホッブズは難解だ。
原始共産制?無理に決まってるだろ・・・常識的に考えて・・・
って言う奴は、優しいポルポトおじさんの周りには誰もいなかったのですか?
44 :
世界@名無史さん:2011/02/03(木) 15:05:15 0
そういう人間は逃げるか殺されるかしか無かったんじゃないかねー
すいません。ポルポトについて学べる日本語書籍はありますか?
できればノンフィクション作家などのものではなくて、
歴史学者などの著書がイイのですが。一番のお勧めを教えてください。
46 :
世界@名無史さん:2011/02/04(金) 11:01:57 0
47 :
世界@名無史さん:2011/02/04(金) 11:14:13 0
>>1 ヤマギシ会のおっさんのような人が天下を取ったから。
48 :
世界@名無史さん:2011/02/06(日) 11:31:08 0
カンボジアってあのまま国が崩壊してタイとベトナムに分割されていたほうが良かった気がする。
確かに
国民にとってもその方が幸せだったろう
共産主義と虐殺はセットなのかねー
東独は何もないぜ。
ただ指導者層の質の問題だと思う。
高い民度+共産思想→互助
低い民度+共産思想→虐殺
>>51 秘密警察による監視と密告体制はあったけどね。
54 :
世界@名無史さん:2011/02/08(火) 11:50:44 O
>>52 民度が高くて共産主義が成功した国なんてあるかな。
北欧みたいな福祉国家はあるかもしれないが。
過度な統制経済に対する西側の経済の優位性と、
人民民主主義に対する西側の自由民主主義の優位性の証明。
56 :
世界@名無史さん:2011/02/08(火) 15:26:51 0
すでにポルポト派は1963年から、反シアヌークでゲリラ戦を始めている。
だがゲリラ5000名が集まっただけで、農村部に支持層を広める事が出来ずにゲリラ闘争は大失敗。
それを見たベトコンは、王政であるシアヌークと妥協し、シアヌークの黙認の下で
ホーチミンルートの設置を求めた。
シアヌークは、黙認する代わりに、ベトナム労働党やベトコンは、カンボジア国内で
政治活動を行わない事を求め、彼らはシアヌークと約束した。
これでシアヌークとベトナム労働党・ベトコンとの協力関係が出来た。
その為にベトナム労働党やベトコンは、反シアヌークゲリラ活動を行うポルポト派
が邪魔になり、かれらのゲリラ活動を妨害するようになる。こまったポルポトは、
シナに救援も求めた。ポルポト派を味方にする事でベトナムを牽制出来ると踏んで
シナはポルポト派支援に乗り出した。
しかし1970年にシアヌークが、ロンノル首相に追放されるまでは、ポルポト派の
反シアヌーク・ゲリラ活動は、さしたる成果を挙げる事が出来なかった。
カンボジア農民は、仏教信仰と合わせて仏教の保護者であるシアヌークを神のごとく
崇拝しており、シアヌークを批判するポルポト派ゲリラは、「トチ狂った赤」としか
見なされず、全く支持されなかった。
ポルポトを支持する勢力は、カンボジア農民から差別される少数山岳民族だけで
かれらがポルポト派ゲリラのメンバーとなった事で余計にカンボジア農民は、
ポルポト派ゲリラを嫌うようになってしまった。
シアヌークもカンボジア王国陸軍に数回ポルポト派鎮圧作戦を行わせ、
カンボジア平地から彼らを追出し、山岳部に追い詰め、農民達と接触させないように努めた。
57 :
世界@名無史さん:2011/02/08(火) 23:16:01 0
>52
>54
共産というのは生産手段の共有という発想なので、民度が高いと誰がいつ使うのかで議論が起こり、
結局私有化して生産手段自体を増やそうという案が出てくる。
共産圏の失敗は生産手段自体が少ない途上国が大半を占めていたこと。
58 :
世界@名無史さん:2011/02/09(水) 01:10:47 O
船戸与一著の『夢は荒れ地を』を読んで、ポル・ポト派に対する見方が少し変わった俺w
59 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 06:55:26.14 0
しかし何故ポルポト派はシアヌークを始末しなかったのだろう?
60 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 08:14:34.43 0
>>59 祟りが怖かったからじゃないのかねぇ
マジでありうると思っている。
20世紀の革命でも意外と王様は殺されていないからな
というより、むしろロシアが例外だろう。
61 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 14:05:30.24 0
> 20世紀の革命でも意外と王様は殺されていないからな
> というより、むしろロシアが例外だろう。
隣国ラオスのサワーンワッタナーもそうなんじゃないの?
62 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 17:09:42.53 0
>>10 北鮮は軍経験がゼロのジョンイル、ジョンウンを将軍とか青年大将と祭り上げていただろう。
クメール・ルージュと何が違うんだ?
63 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 17:21:52.93 O
>>58 案外、面白かったりするよね。アジア共産主義勢力には、
常に一定の言い分はあるから。
『キリング・フィールド』はクサかった。
64 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 18:46:15.72 0
大日本帝国も実質的には軍経験なしの裕仁親王が、
名前だけの陸海軍将校に任官して、即位後、大元帥になってるよね。
秩父、高松、三笠の3人の弟は、陸士や海兵での専門教育を経て、
実際に軍務についたが、裕仁親王は閲兵とご進講を受けてただけだろ。
>>64 昭和天皇の大元帥ってのは統帥権保持者に対する美称でしょ。
66 :
世界@名無史さん:2011/02/21(月) 22:45:10.75 0
>62
ジョンイルは軍経験がなくても軍の使い方は分かっていた。
それゆえに経済が破綻したままでも政権を20年近く、父から数えると60年以上維持できた。
ポルポトは自ら銃を持って戦ったにもかかわらず軍の使い方を知らず4年弱しか政権維持できなかった。この差は大きい。
67 :
世界@名無史さん:2011/02/23(水) 01:02:01.87 0
>>66 あれだけ大量の餓死者を出し10年以上も前から崩壊すると言われながら政権を維持しているのは普通に凄いと思う
>>38 マルクスは原始共産主義がフィクションじゃなくて現実にあったと考えていたし、
だからこそ未来の共産主義もあり得ると考えたキチガイですよ。
>>67 李氏朝鮮のコピー国家だからな。
ロシアと清の間で500年続いただけのことはある。
清はそんなに昔からは無いしロシアが国境接したのは19世紀
>>61 サワーンワッタナー国王は幽閉先で病死らしい。
もっとも、王族の「赤い殿下」スパーヌウォン王子が革命後に
初代ラオス人民民主共和国主席に就任してたりするからよーわからん
73 :
世界@名無史さん:2011/02/23(水) 06:51:00.13 0 BE:615948285-2BP(0)
ベトナムのカンボジア侵攻は良い侵攻。
アメリカのイラク侵攻と同じでね。
カンボジアはベトナムに感謝すべきだよね(´・ω・`)
イラクはまた違うけどw
75 :
世界@名無史さん:2011/02/24(木) 12:26:57.58 0
>>72 いや餓死だろう。
それにラオスも実権は首相が握っているらしい。
せめて湾岸戦争くらいにだな
しかし、推定虐殺者数がCIAだけ異様に低いのがアメリカとクメール・ルージュの
関係を表しているな。いくらベトナムが嫌いだからってねえ。
ナーチナーチ連呼して無理矢理話題すり替えるアメ公
今クメール・ルージュに肩入れしたところで何も利益はない?
>>67 周辺国家が体制崩壊を実は望んでいないというのが大きい
80 :
世界@名無史さん:2011/04/14(木) 08:17:07.04 0
子供のように純粋で無邪気だったために「ぼくがせいぎなんだ ぼくにさからうひとはみんなしんじゃえー」という感じだったのかな?
まあ日本は今ポルポト以上の自国民虐殺をやってのけているわけですけどね
そこで今の日本のこととかいらないから
82 :
世界@名無史さん:2011/04/14(木) 10:53:09.73 0
ポルポトの虐殺って捏造だろうね
ポルポトのやった純粋共産主義が成功したら
世界の資本家は大損するからなw
>>82 おもしれwwwww
クメール・ルージュの虐殺は、
実際にはアメリカが爆撃して殺したとか言ってた人がいたわwww
BSでなんかドキュメンタリーやってたね
途中からしか見れなかったが
まあなんだな。突き詰めれば簡単な話なんだよ
「現実」に「思考」を合わせる → 賢明
「思考」に「現実」を合わせる → 地獄
クメールルージュは後者をやっちまったということ
これは人間によくある間違いであり、共産主義だから起きたというわけではない
資本主義においてバブルが発生する仕組みも後者だし
タリバンは、暴力夫から逃げ出した女を捕まえて、
鼻を切り落としたりひどいことしてるが、
クメール・ルージュに比べるとまともに見える。
ポルポトは、毛沢東と金日成から悪影響受けて、
最悪な状態にまでエスカレートさせてしまったな。
ポルポトは正義感からエスカレートしたと思う。
ポル・ポトは善良な男だったそうだ。キューサムファンも洗練された文化人
だったし。スターリン、毛澤東、金日成とはかなり違うんだが、
わからんもんだね。
新ジャンル:純粋すぎる独裁者
学のない農民に疑心暗鬼と嫉妬と恐怖感をばらまくとどうなるか、という例
90 :
世界@名無史さん:2011/04/15(金) 21:10:44.19 0
なぜ民衆は狂った独裁に抵抗しなかった?
黙って殺されるのが権威に従順な東洋人なのか。
個人的にはタイ人の王室崇拝も不気味に思う。
タイの王室崇拝は名君ラーマ9世によるところが大。
この今上が崩御したら次のボンクラ皇太子、そうなったら王室は終わるな
その点カンボジアは幸か不幸か、日本の傀儡君主制を真似て国体作ったから、まず安心
>>90 抵抗した民衆の1人がポル・ポトだったわけだが。
指導者の側近に人を得ないとこうなるんだろうな。
93 :
世界@名無史さん:2011/04/16(土) 22:51:16.95 0
東南アジア人は権威に弱い。
殺されても抵抗しない。
王室を極度に崇拝するタイ人見てると民度は戦前の日本並みだよ。
実際崇拝に足る能力があるわけだしな、昭和天皇しかりラーマ9世しかり。
カンボジアのシアヌーク殿下も神のごとく尊崇されていたし、今もそう。
ポルポトはその絶大な権威を利用して勢力を拡大した。
>>93 戦前の日本人は建前はともかく実態は今のタイのような王室崇拝しとらんよ。
それに東南アジア人が云々というのならバオダイも失脚しなかっただろう。
ポルポトはシアヌークも粛清しようとしてたような。
ポルポトは毛沢東、金日成の影響が大きいのだろうが、
その二人よりロベスピエールと共通点が多いイメージがある。
笑ってはいけないカンボジア
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/22(土) 00:03:26.72 ID:7CFCkxPe0
藤原「ここがクメール・ルージュの村や
お前らには立派なオンカを目指して頑張ってもらうで」
松本「ポル・ポト派、ポル・ポト派」
浜田・田中・遠藤アウト!
少年兵に尻を叩かれる。
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/22(土) 00:04:45.03 ID:7CFCkxPe0
藤原「ここはガースーキリングフィールドや。そこら中に地雷が埋まっとるから気ぃつけや」
地雷を持ってくる山崎。
山崎「浜田さん、こんなんあったんですけど」
浜田「何持って来とんねん!」
爆発する地雷
全員アウト!
>>97 毛も金も公的な欲だけでなく私欲も満たそうとしていたが、ポル・ポトは私欲の部分が余り無いからなあ。
というか、その手の話は全くないでしょこの人。
独裁者にしてはホント異例中の異例だよね。
究極の理想主義者それがポルポト
なぜ民衆は狂った独裁に抵抗しなかった?
黙って殺されるのが権威に従順な東洋人なのか。
>>101 秘密警察や、子供のスパイなどが
反革命的、反動的な人間がいないか監視していたから。
103 :
世界@名無史さん:2011/05/02(月) 01:00:57.01 0
抵抗したからこれだけ大勢殺されたんだろ
104 :
世界@名無史さん:2011/05/02(月) 01:06:42.74 0
共産主義は資本主義との闘争で殺し合いをさせ、
劣等民族の人口削減を図るのに利用された。
ベトナムもそうだ。
105 :
世界@名無史さん:2011/05/02(月) 19:14:23.32 0
ヒトラーは私欲の少ない独裁者だった
106 :
世界@名無史さん:2011/05/02(月) 20:24:04.99 0
酒タバコをやらず、菜食主義で私生活が質素だったとはいえ、
総統官邸のほか、ベルヒデスガーデンほか各地に別荘はあるし、
占領地から美術品も接収しまくり。
言ってみれば、国家と私生活が一体化してたからなあ。
107 :
世界@名無史さん:2011/05/07(土) 11:55:52.07 O
ポルポトはあくまで純粋に自分の理想社会を築こうとしてた感じか。
まあクメール・ルージュは国境付近でベトナム人殺しまくったりもしてたが。
108 :
世界@名無史さん:2011/05/08(日) 08:14:47.84 0
ポルポトは真正毛沢東主義者だな。
マルクス主義ってーのは大量虐殺を前提としたマジキチ宗教だからなんだろうな。
ポルポトもある意味被害者なのかもしれん。
それを言うならマルクス・レーニン主義やマオイズム
111 :
世界@名無史さん:2011/05/27(金) 19:30:25.71 0
ポルポト断固支持!
112 :
世界@名無史さん:2011/05/27(金) 20:09:44.81 0
ポルポトの本当の目的は、カンボジア人を抹殺したのちに、みずからが理想とする毛沢東率いる
中国人を入植させることだった。
113 :
世界@名無史さん:2011/05/27(金) 20:27:33.90 0
ポルポト時代って、越僑が弾圧されたのは有名だが(ベトナムのカンボジア進攻もそれが遠因)
でも華僑は弾圧されること無く、普通に商売を続けられたの?
>>112 そういう小話があったな
実際のポルポトは、「こいつはクズでカンボジア人の恥だから、俺の理想のカンボジアにはいらない」って感じで、
自分の理想のカンボジア腎臓からちょっとでも外れた奴をかたっぱしから殺してった狂信的な民族主義者だったわけだが
中国で対カンボジアを担当してたのはバリバリの文革派だろ。
ケ小平もベトナムとの対抗でカンボジアを引きつけておかなけ
ればならなかったから彼らを切れなかった。
今の物質的な豊かさにあふれた日本で同じことやったらどうなるかねぇ
そもそも、誰もクメール・ルージュを支持しないんじゃ
121 :
世界@名無史さん:2011/07/18(月) 02:07:28.38 O
122 :
世界@名無史さん:2011/07/18(月) 11:19:56.23 0
ポルポト断固支持!
>>121 日本にもFBIのように政府からの干渉を受けない完全に独立した聖域なき警察組織を作るべきだ
そしてこんなのを逮捕すべきだ
124 :
世界@名無史さん:2011/07/18(月) 18:01:52.63 0
市民の党“機関紙” 菅首相、30年前から寄稿 よど号犯やポル・ポト派幹部も
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110717/crm11071722180012-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/affairs/photos/110717/crm11071722180012-p3.htm 菅直人首相の資金管理団体が、日本人拉致事件容疑者の長男(28)が所属する政治団体「市民の党」(酒井剛代表
)から派生した政治団体に計6250万円の政治献金をした問題をめぐり、菅首相が約30年前から、市民の党の“
機関紙”に寄稿したりインタビューに応じたりしていたことが17日、産経新聞の調べで分かった。
同紙には長男の父親であるよど号ハイジャック犯の故田宮高麿元リーダーが、北朝鮮から寄せたメッセージも掲載。
市民の党側が、菅首相や拉致容疑者側と長年近い関係だったことが伺える。
(中略)
一方、同紙はよど号犯にも近いスタンスを示している。63年4月には、田宮元リーダーが北朝鮮から送った文章を掲載。
「チョソン(北朝鮮)に来てから、これまでの18年間は自己を革命化する日々だった」などとつづられていた。
同紙は田宮元リーダーの著書「わが思想の革命」の書評にも大きく紙面を割いている。
市民の党は今年4月の東京都三鷹市議選で、田宮元リーダーの長男を擁立したが、落選している。長男の母親は、55年に
石岡亨さん=拉致当時(22)=と松木薫さん=同(26)=を欧州から北朝鮮に拉致したとして、結婚目的誘拐容疑で
国際手配されている森順子(よりこ)容疑者(58)。森容疑者は北朝鮮にとどまっているとされる。
同紙は世界の共産主義勢力と親密な関係を構築していたとみられ、58年にはカンボジアのポル・ポト派幹部のイエン・チリト
元社会問題相からもメッセージを受け取っていた。
イエン氏は、今年6月に始まったポル・ポト派の大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷に被告として出廷している。
125 :
世界@名無史さん:2011/07/19(火) 00:25:05.07 O
新左翼派は怖い
なんか他の共産国の政権移行期や末期のごたごたを見てると金日成って頭よかったんだなと思う。
正日が日成の事をディスったなんて聞かないし。
スターリンみたくレーニンをハブッてもいないし。
>>126 晩年の金日成は、正日と不仲だったよ
金日成が死んだのは、正日が主導した政策を次々と撤回してる真っ最中だったし
チョンとポルポトは瓜二つだわ
チョンは大勢の人間の精神までをも殺している
>>127 あれ?そうなんだ。
なんかよくフルシチョフによるスターリン批判や他の共産国のごたごたを見て後継者を血族である正日にしたみたいな話をよく聞くんだけど、違ったんだ。
>>129 金日成が政権を担える実力者を粛清で皆殺しにして、政権を担える人材が払底した後で
イエスマンしか生き残らなかった間隙に後継者候補として浮上したのが、
北朝鮮労働党の事実上の中枢である中央組織部を取り仕切り、金日成の信任厚い弟の金英柱
そして、金正日と金聖愛・金平一親子の三つ巴の後継者争いが展開され、
最終的に軍の最高実力者呉振宇を味方につけた金正日が生き残ったという流れ
>>130 ん〜…やっぱりどこも共産国は一緒なんだね。
カストロもケバラと揉めたし…。
132 :
世界@名無史さん:2011/07/19(火) 16:53:15.63 0
金日成が金正日を後継者にしたのは儒教の伝統で世襲にしたのだと思った
過去レスでも言われてるな。
ポルポトは私人としてはすごく優しく慈悲深い。若い頃は教師してたからね
でも公人としては自分の理想を突っ走って国を壊した最低のリーダー。
正義感が強いから、不公平のない世の中を作りたかった
優しいから、自分の理想郷を実現して皆を幸せにしたいと思った
高潔だから、自分の理想を妨げる存在が許せなかった
誠実だから、何をしてでも理想を実現して皆を幸せにしなかればならないと思った
カンボジアの悲劇は、ポル・ポトが人格者だったことに端を発すると言っていいと思う
知的なマルキストは誠実ではない。
誠実なマルキストは知的ではない。
知的で誠実な人はマルキストではない。
>>133-134 アサヒ社員乙w
2ちゃんに規制されてもめげませんねw
頭の皮剥いで殺した奴の何が人格者か
そんなのでも、マルクス主義者という範疇の中では「立派な人格者」であり「慈悲深い人」になります。
おいおい、善人が常に善政を敷くなんて思ってないよな?まさか
己の正義の正当性に確固たる信念を持ちすぎたから?
>>133 小中学校の風紀委員あたりにいそうな感じだな。
>>139 理想と現実に乖離があっても 理想政策を選ぶのが左翼思想だからね、
頭の中の理想の方に現実を合わせようとしてる無理が起こる。
別に左翼だけが悪いんじゃなくて、右翼(保守)だって
現実に則した状況から政策を打ち出すから進捗が遅々として進まない、
極端に悪い例だと既得権益を維持するようになってしまう
(アンシャンレジーム(旧体制)ですな)
どちらも長所短所はあるのですが、
左翼(革新)の最大の欠点は社会生活の場を実験場にしてしまう事でしょう。
革新(未知)な政策ですから
社会にどのような影響を及ぼすか歴史的事例の無い事を導入しやすくなります。
その事によって歴史的に数々の最悪をもたらした事を知っておくべきだと思います。
あと 左翼思想は危険思想に繋がり易いですね。
アナーキーや管理主義(全体主義)に親和性が高いです。
マルクスレーニン主義だと政権転覆を正当化してますし(共産革命の為なら)、
階級闘争の名のもとに収奪を正当化しています。
法の秩序を脅かす存在で、『大変に危険な思想です』。
個人的な道徳性と、施政者として道徳性は全く異なるという話だな
>>140 王族に連なる名家の出で、海外留学の後に教師。
高い教養と革命思想を詰め込まれた苦労知らずで頭でっかちで思い込みが強いお人好しのボンボン。
これは危険な匂いがプンプンするなw
>>142 国民の大多数が求めているものとその社会で正しいとされるものとはずれる。
ずれたときに後者にこだわったのがポル・ポト。
スターリンや金日成、毛沢東やカストロはあくまで共産主義を「道具」と捉え、
レーニンやポルポトは共産主義を「理念」と捉えた。
>>145 そこだな。マオやスターリンは現代の先進国に生まれても政党政治家として権力者になれただろうが、ポル・ポトは無理だっただろうね。
>>138 善政以前の問題だからな
善人ならあそこまでの虐殺はしないわ
善人が常に良いことをするなら、世界はとても平和だったろうね
善意に満ちた理想主義者がどれだけ多くの血を流したか、ちょっと歴史を眺めたら分かるだろうに
ポル・ポトの脳内では善だったのさ。
′/ | | || ヽ \ ′斗≦/__,,.. レ゙ l l |:::| l ヽ:ヽ
l l| l |_」 L,,..≧ \ { 才ヘヽ 〕/ノl ' |:::| | ',::',
| ハ | '、 イ´ヽ> 、弋 ヽ  ̄"''´ イ / |:::| l }:::|
|{::∧| \ l<⊥ゝ '" / /| |:::| l ノノ ほらぁ、鏡を持ってきたわよぉ・・・
/.::/ | \丶 "´ ヽ / r1 `´ l
. /.::/ ∧ l | ト > __,, 厶| | |
\{::::{ / ヽ Y |¬ ー= ´ 彡 ' | | | / 自分で自分を殴り続けた顔を見た感想はどうなのぉ?
: . \∨ト、 \ \ト--\ ´` / l | // /
: : : . \|: .\ |` ‐- \ /` ┌‐-、 ィ l | |/. :/ /. : : でもこれは女を乗り越えるためなのぉ・・・
: : : : : : : : : . ヽl | .′r┤ ,\____,、<__|__ l | |: ://. : : : : :
ー- _ : : : : : :| | l || | /⌒ヽ::.::`¬ || | l /. : : : : : : :
:::::::::::::::::>_''ニ| | l ∨ ノ´ / ̄ ヽニ ヽ|l l .'´_ -一  ̄
永田は遠山に醜く腫れあがった顔を鏡で見せた。
その後、遠山を丸刈りにしたうえで目隠しをし、縛り上げて放置した。
151 :
世界@名無史さん:2011/09/03(土) 16:11:55.03 O
しかしどうやってポル・ポトがクメール・ルージュの中で権力を保ち続けたのか
弾圧や虐殺をどう指揮していたのかは今ひとつハッキリしないよね。
ただの善人ではあれほど長期間に渡って指導者として居座ってられないと思うが。
「良心に恥じることは何一つしていない」
裁判でのポルポト本人による一幕
No.2が揺らぐことなく支えていたからだと思うよ。
No.2って言っても、ポル・ポトを選んで神輿にかつぎあげた裏番長なんだけどね。
名前は忘れたけど、そのNo.2にインタビューするドキュメンタリー映画を観た。
154 :
世界@名無史さん:2011/09/04(日) 20:14:56.99 0
ポルポトは殺人狂だったのでしょうか?
そういう風に結論付けるのが一番すっきりしますが、意外にもポルポトの周辺の
何人かは、彼のことを思慮深く、潔癖な人間と評しています。
実際、ポルポトは権力に対する執着こそ強かったものの、ベトナムのホーチミン
と同じくその生涯において決して私服を肥やす事は無かったと言われています。
また、若い頃にフランスに国費留学した位ですから、教養もありました。
では、なぜあれ程までの悲劇が生まれたのでしょうか?
かつてポルポトに単独インタビューしたジャーナリストが居ます。
そのジャーナリストが虐殺の理由を直接聞いた時、ポルポトは
「ベトナムが、この国を狙っていたから・・・」
というチンプンカンプンな言い訳をしていました。
実はその裏に、言いたくても言えない恐ろしい事実があったらしいのです。
ポルポトは、当時の中華人民共和国の国家主席だった毛沢東に支援を仰ぎ、
アメリカの傀儡政権であるロンノル政権を倒し、カンボジアの実権を握りました。
つまり、ここでポルポトは毛沢東に大きな「借り」が出来たわけです。
確かにロンノル政権は軍の幹部達が私利私欲に走り腐敗しており、それを憎み
シアヌーク殿下の復活を願う、カンボジア国民やベトコンのバックアップが
有りましたが、ロンノル政権にはアメリカから大量の武器弾薬の援助が有った
ので、中国からの武器の援助がなければポルポトのクメールルージュの勝利は
難しかったと考えられます。
ロンノル政権を倒すために、どうしても中国の援助が欲しかったポルポトは、
毛沢東の気に入る殺し文句を用意しました。それが、「カンボジアを農業社会
からストレートに完全な共産社会へ移行する世界最初の国にする」という申し出
でした。これは毛沢東が理論上は可能としながらも、文化大革命で挫折した試み
だったので、もし成功すれば毛沢東の理論が正しいことを証明することになる
ため、毛沢東は大きな関心を示しました。この一言があったために、都市部の
住人を強制的に共同農場に追い立てたそうです。
155 :
世界@名無史さん:2011/09/04(日) 20:15:37.99 0
時を同じくして、中国から大勢のアドバイザーがやって来ました。アドバイザー
と言えば聞こえは良いですが、ポルポトが毛沢東と交わした約束が確実に実行
されるための監視役でした。そして、アドバイザーがはじめに提案したのが、
「資本主義に毒されたすべての知識人や金持ち」 の処刑だったのです。
ポルポトは初め、「資本主義に毒された人々を農耕作業を通して再教育しよう」
と考えていました。これは自然な考え方です。ポルポトは、かつて自分の仲間
を“左翼狩り”で大勢殺したシアヌーク殿下には強い恨みを持っていましたが、
同胞である一般のカンボジア人を憎んでいたわけではなかったのですから。
ところが、毛沢東は巧みにポルポトの逃げ道を塞ぎ、知識人の多くを処刑する
命令を出すことをポルポトに承知させたそうです。さらに、毛沢東は何故か
農場で働く人間全員に、わずかな食事しか与えることを許可しませんでした。
表向きの理由は、資本主義で贅沢に慣れきった身体から毒を抜くということで
したが、真の目的は他にあったと言われてます。
常に空腹の状態にしておいて、隙を見て食べ物を盗み食いした人間を処刑する。
それが恐ろしくて従順に働く人間には、極端な栄養不足のため餓死する運命が
待ち受けている。実際、あと半年ポルポト政権が継続していたら、ポルポト派
の兵士を除く全国民が餓死していたでしょう。つまり、約一千万人居たカンボ
ジア人が、わずか十万人程(半分がポルポト兵、残り半分が国外に逃げた人)
になっていたわけです。十万人では国家として成り立ちません。
その段階で、中国から大量の移民が入って来たらどうでしょう?
カンボジアという国名は残るかもしれませんが、国民のほとんどが中国人に
取って代わられてしまえば、国を乗っ取られたのと同じ事です。
これが毛沢東の真の狙いでした。
長文で御説垂れ流しより、典拠をビシッと示してくれたほうが早いよ?
157 :
世界@名無史さん:2011/09/07(水) 02:35:37.88 O
面白い
全て毛が悪いでFA
159 :
世界@名無史さん:2011/09/11(日) 01:23:31.68 0
末期のポルポトインタビューを思い出す。
私は具合が悪いんだよ。私のことはいいじゃないか。みんな責めるから気分が悪いよ。
みたいな老人の愚痴だった。
俺はやっぱりこの人は危険な独裁虐殺をやる人物だと
勘で思った。
もともとが教師で終わるべき人だしな。
上に立つ器ではない
理想的な人生
ヒトラー 趣味で絵を描いてる建築家 デザインが古めかしいのであんまり儲かってないが仕事は確かなので
固定客はいる
スターリン グルジアの田舎の教会の神父 聖職者にあるまじき気の荒さだが靴修理してくれるので評判がいい
毛沢東 趣味で白話を書いてる富農、白話の内容は自己投影の英雄譚
東條 陸軍教育総監 永田鉄山陸相の懐刀だが、同じ永田派の石原参謀総長と不仲
ジョージ・ウォーカー・ブッシュ
元大統領の息子、石油会社の重役として特に苦労せず天寿をまっとう
サラザール 大学の経済学教授 寮に住み込み。たまに幼稚園を訪問
フランコ ガリシアの憲兵隊長 真面目なので怠け者だらけの兵士からは恐れられるが地元民からは高評価
ムッソリーニ 小学校の教師 副業でローマ帝国復興の架空戦記を書いて人気者に。
ペロン 嫁のマネージャー 大きいことを言っては周囲の笑いを取るムードメーカー。
ヴァルガス アマゾンのコーヒー農園地主。労働者には評判はいいが採算とれてるのか怪しいという話も。
ルイ16世 気が弱いがお人好しの鍵職人。真面目で腕が良いので皆に好かれている。休日は狩りを楽しむアウトドア派でもある。
タレイラン 持ち前の頭脳と弁舌で枢機卿まで上り詰める。愛人を多数抱えて、汚職疑惑もたびたびささやかれるが、一切追求されることはなかった。
カルノー 士官学校教官を務める傍らで論文発表に勤しみ、数学者・科学者としても名を馳せる。
クートン 高名な社会派弁護士。貧民のために尽くして尊敬された。
サン・ジュスト 残念なイケメン。
ダントン 雄弁で知られるエリート弁護士。金や女がらみの問題をたびたび起こすが、本人はまったく気にしていない。
フーシェ 愛妻家で子煩悩な物理教師。授業が面白いので生徒にも人気がある。
マラー 啓蒙思想かぶれの医者。趣味で本を書いてるがあまり売れない。
ロベスピエール 人権派弁護士。秀才だがクソ真面目でとっつきにくいと言われている。
ナポレオン フランス王国軍司令官。北米やインドで植民地拡大に尽力。
カストロ 弁護士 腕がいいのでキューバにはもったいないと言われるほど。
ゲバラ 傭兵 どれだけ金を積んでも理念が賛同できない相手とは契約しない。
ラテン系独裁者は市井の人になっていれば良い人が多いんだよな。
ゲバラは医者にしてやれよw
アミン…アフリカ出身者初のボクシングヘビー級チャンプ。
チャウシェスク DQN工員。夫婦で金を借りて散在した挙句にDQN同士の抗争で殺される。
ラテン系では珍しいダメ人間w
ゲバラは軍事的才能ゼロだから傭兵はムリだw
その役はシェンフェゴスにして、
>>166の言うとおり医者にしてやれ
喘息もちで医者の不養生だが貧乏人をただで診察する赤髭ならぬ黒髭先生
170 :
世界@名無史さん:2011/11/12(土) 14:54:11.84 0
172 :
世界@名無史さん:2011/11/14(月) 07:05:08.49 0
スラヴ系だよねと思ったけどルーマニアはラテン系でしたね。
ルーマニアという言葉自体がローマを意味しますしね。
173 :
世界@名無史さん:2011/11/14(月) 22:26:51.89 O
>>173 読み物としては面白い
史実として見るには眉にツバつけといたほうがいいレベル
175 :
世界@名無史さん:2011/11/15(火) 00:28:16.17 O
コミンテルンの陰謀みたいな感じでいいのかな
ポルポトは最後は殺されたが有力だよな
177 :
世界@名無史さん:2011/11/15(火) 21:24:02.69 0
ポル・ポトが死んだ時わんわん泣いてた
15ぐらいの娘は今どうしてるのかな
今でも、カンボジアは政情不安あるのは、ポルポトの残党のためか?
ポルポトが今の日本に降臨したら
老人問題一気に解決だな
GDPは今の第3位から一気に50位くらいに落ちそうだけどな
ジジイが消えたらすぐに1位に返り咲くよ
ロベスピエール病をこじらせたんだろ
それ以前に、ロン・ノルっていったい何だったんだろう。
こいつさえ居なければ、カンボジアの悲劇の九割は防げたような気がする。
ただ単にCIAに騙された売国馬鹿に見えるけど、実際の所はどうだったんだろ。
>>181 お前がジジイになったときにその政策をしたいなw
185 :
世界@名無史さん:2011/11/22(火) 23:25:15.82 0
ポル・ポト政権が中国の傀儡だったのは、ポル・ポト政権を潰したベトナムに怒って
戦争になったことからも明らか。
188 :
世界@名無史さん:2011/11/28(月) 20:45:09.73 0
でも、家族制度を崩壊させるのは必要です。
現在でも遺族という悪魔が民事訴訟という恐喝を繰り返す。
ルイセンコ先生のプロレタリア遺伝学の影響ってあったのかな?
中国や北朝鮮みたいに餓死者でた?
いまは一種の老人ファシズムだから、多少修正の
意味でも老人をツブす政策の指導者のほうが
社会にとってはいい
>>192 お前が老齢になったら是非その政策を始めよう
ポルポトも毛沢東も、会って話をすると、礼儀正しくて誠実な人だった言うのが何か切ない
ポルポトはともかく「あの」毛沢東が?ナイスジョーク
197 :
世界@名無史さん:2011/12/06(火) 18:36:59.64 O
>>196 君が年老いた時に始まるかもね( ´,_ゝ`)
上位1%に行くべき攻撃が老人一般に行くという見当違いの砲撃。
>>197 おまえが食いつぶしているうちに日本終わるから
50代 三角関係に苦しむ
http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/danjo/20111210-OYT8T00139.htm?from=yoltop キレる60代、JR駅員らへの暴力最多
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110424-OYT1T00061.htm?from=y10 一般に脳の、性衝動を司る部位と暴力衝動を司る部位は近接していることもあり、
両者は相互に強く影響しあう関係にある。
もっと言えば、性衝動と暴力衝動は常に等価交換、置換し合える関係にある。
平和な時代においては、外に向かって解放されず行き場のない暴力衝動は、
性衝動が盛んになることで抑えられている。
この時、社会が無理に性衝動を抑止すると、あるいは完全に性衝動によって
暴力衝動が消化しきれていないと、その社会の内部に向かって未昇華の
暴力的衝動が蓄積し、結果、無秩序化しやすくなる。
逆に戦争の時代においては、性衝動は秩序だった暴力衝動へと転換されることで、
大きく外に向けて解放されるため、社会内部の心理ストレスは解消されやすくなる。
またさらに上位階層からこの構図を観察すると、平和な時代に性衝動で消耗しきれ
ない暴力衝動が社会内部で蓄積するにしたがって、それが限界いっぱいで外界に
解放されるようにして戦争が生じやすくなる。
したがって、性に対する開放的な姿勢が社会全体で許容されるような時代では、
戦争から遠ざかる傾向がある。しかし社会内部では、同時に色ボケ平和ボケした
人間の資質的劣化が止めどもなく生じ、大変事による新陳代謝を失い硬直化した
社会そのものの構造的劣化が進行し、目に見えにくい自滅へと近づいている。
202 :
世界@名無史さん:2011/12/10(土) 22:32:50.34 0
そのような観点からすると、色ボケした老人たちが過剰に増えすぎた現代、
そろそろ社会そのものに新陳代謝を促し再活性化するためにも、戦争を起こし、
老人たちに無駄な延命措置を施すエネルギーを戦争に用い、もって老人たちに
速やかに死んでもらうというのは、必要なことだといえる。
死ぬことを意識せず、延々とくだらない色ボケにふける老人が増えたというのは、
すでに構造疲労を起こしている社会の刷新のため、社会そのものが内部に
蔓延する性衝動を対外的な暴力衝動へと転化する戦争の時代を欲している、
という信号なのだとも解釈できる。
尚且つ、こういう恥知らずの色ボケ老人たちに限って、平和運動とか、憲法9条
とかがやたら好きなのが、なんとなく底が透けて見えるようで、小憎たらしい。
どこまでも私利私欲優先で徹底して偽善的で利己保身的なのだ。連中。
本当に今時の老人は自分のことだけしか見えてない考えてない。
だからいい歳して、物事を全体から俯瞰することも出来ぬまま、子孫のことより
自分の色恋第一とか、自分だけ幸せなら平和ならいいという、矮小な視野で
素っ頓狂な方向にトチ狂っている。歳相応にきちんと精神が枯れていない人間
というのは、老賢者になりそこねた、正しく愚民である、つくづくそう想う。
>>195 誠実ではないが外面は良かったろ
特に年長者に対しては表面的には腰が低い
204 :
世界@名無史さん:2011/12/30(金) 08:40:17.74 0
ポルポトは正義だと思うよ。
205 :
世界@名無史さん:2012/01/01(日) 17:56:52.04 O
ある意味、1つの方法だな!!
206 :
世界@名無史さん:2012/01/01(日) 18:05:44.83 0
今、北朝鮮のマサオンがポルポト化しているだろう
今の情勢だと60〜70年はもつだろ
ポルポトも原爆をもっていたら、続いていたかな
イルソンもジョンイルも人口比で言えばポルポトほどは殺してないから
多分ジュガシヴィリもマオも及ばないだろ
208 :
世界@名無史さん:2012/02/17(金) 16:17:07.73 O
>>183 アメリカがベトナム戦争対策によって出来た政権だからな。
アメリカがインドシナ介入に情熱を傾けなくなったらそれで終わり。
国共内戦末期の国民党に近い状態。
援助される資金も物資も武器も適切に使えば勝てるものを度重なる腐敗でどうにもならなくなった。
賄賂さえ渡せば敵でも通すし、物資も渡す。
これではなぁ。
まあ、大半の国民的には不正にシアヌークを追放し、シアヌークに比べ大した権威もない奴が国家元首なんて、というところ。
209 :
世界@名無史さん:2012/02/18(土) 18:22:34.04 0
ポルポトは善悪二元論みたいな考え方の持ち主で自分が悪と思う物は絶滅させてしまおうなんて極端な行動に出たんだと思う
アレクサンドロス大王、カエサル、ナポレオン、チンギスハン、始皇帝
のような華やかさがないね
政治家にして軍人なのに英雄みたいな華やかさがない
アカはバカ
ポルポトはあらゆる暴君暗君の中で一番意味不明だわ
水清ければ魚住まず とか、清濁併せ呑むが毛ほども耐えられないか、利点を認識できなかったんじゃないかと。
卑近な例だけど、エロ本は不健全だし自分に必要ないから総て無くすべしって主張するような人。
214 :
世界@名無史さん:2012/02/20(月) 23:43:36.99 0
ポルポトは私欲が少なかったらしい
自分が性欲薄いから他人のオナニー素材も没収しちゃうタイプか
自分以外の人間を理解できなかった人ってことか
結果は180度違うけど
思考形態はジュネーヴ市民に勤勉と清貧を強要したカルヴァンと同じだな
218 :
世界@名無史さん:2012/02/24(金) 18:23:18.17 O
>>209 なんか現代日本のいい教材となりそうだね。
政治家、官僚、マスメディア、ネットユーザー、知識人、その他、なにかと善悪二元論や二項対立的な安易な発想に閉じこもりがちだから。
219 :
世界@名無史さん:2012/03/10(土) 22:01:04.12 0
ポルポトアゲ
220 :
世界@名無史さん:2012/03/10(土) 22:40:56.94 0
原始共産制なんて、ピグミー族みたいなジャングルの民でしか実現不可能だろう。
>>220 狩猟生活だけだと共有できるほど生産財持てない。
222 :
世界@名無史さん:2012/03/19(月) 07:19:11.28 0
カンボジアなんて今でも残酷な刑罰を作ったりするし、
こんな連中なんて。それに当時だって平気で人を陥れた。
危険な状況なのに夫の態度が云々如きで見捨てた。
224 :
世界@名無史さん:2012/04/22(日) 20:48:12.87 0
サロット・サル
225 :
世界@名無史さん:2012/05/11(金) 02:26:38.06 O
猫ひろし記念
まんこ
227 :
世界@名無史さん:2012/07/11(水) 20:55:14.24 0
_,.、.,.、___,...,.、,...,,_
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iw ィtfv心 ,、 =、__, i
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>>183 ロンノルもそうだけど一番訳のわからんのはシアヌークだわ
わが国で喩えたら自民党のアメリカ犬に耐え切れなくなって天皇陛下が
共産党に助けを求めるようなものだぞ
一体何なんだよシアヌークって
ちょっと・やってみたかったinカンボジア版
>>194 毛沢東は、自分的には、いい面も悪い面もあったとおもうよ。
彼がいなければ日本を含む列強にいいようにやられてた可能性大。
国共合作も英断。
文化大革命は取り巻きが悪い。
>>230 マオは軍人としては1流、政治家としては3流。
ぽる・ポトはどちらも3流。
>>195 礼儀正しかったというか、温和でゆったりしていたと聞く
>>230 あの毛沢東は「「力の70%は勢力拡大、20%は妥協、10%は日本と戦うこと」に使えと指示を出してるんですが
文革だって止めもせずにむしろ造反有理とか支持する方に回ってたのは確かだろ
ただ軍事的な有能さは認められるとこと、51年まではまともな統治ができていたとこは評価できると思うわ
今の世界を作った古い種を滅ぼし、新しい種で世界を一から作り直そう
そんなラスボス思考を実際にやっちまったのがポルポト?
234 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 03:59:35.62 0
>>228 1970年3月にシアヌーク国王(正式には元首)が外遊病気療養中に
ロン・ノル首相兼国防相と副首相シリク・マタク(王族でシハヌークの従兄弟)が、
政府閣議と議会下院でシアヌークの廃位(正式には国家元首職解任)を決議してシアヌーク追放クーデターとなった。
軍部隊が反乱を起こしてプノンペン王宮を攻撃したり、シアヌークの近衛隊を
打倒した軍事クーデターではなく、政府内の会議や議会の議決によるサイレント・クーデターであった。
クーデターは、ペンタゴンがシアヌークを北ベトナムやベトコンと近い
「容共主義者」として疎ましく思い、親米派のロン・ノル国防相兼首相を支援して追放させたと言われている。
クーデターの直後には、米空軍が、シアヌークを批判中傷する大量のビラを空中からプノンペン市内中にばら撒いた。
しかし、このシアヌーク追放クーデターは、あくまでもペンタゴンの独断であり、
CIAは反対していたと言う。CIAは、シアヌークの農村部での神格化を良く認識しており、
シアヌーク無きカンボジア政府では、国民の支持が希薄で弱体化して、北ベトナム軍やベトコン、
ポルポト派と対峙出来ない事を良く把握していた。と言われる。
235 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 04:03:44.42 0
むしろCIAは、シアヌークを国王(元首)に据えたままカンボジア政府を右傾化させるべく各種
工作を繰り広げており、ホワイトハウスもCIAから、そう報告を受けていた。しかしその直後に
シアヌーク追放のクーデターがプノンペンで発生した為にホワイトハウスは大混乱状態になり、
ニクソン大統領は「ラングレー(CIA本部所在地)のアホどもは、一体何をしているんだ!」と
激怒した、と言われている。
この時点では、ペンタゴンとCIAは、対カンボジア政策にかい離が有り、
双方の調整が付かないまま、見切り発車的にペンタゴンがシアヌークを追放してしまった。
その為に案の定、農村部ではロン・ノル新政権の支持が広まらず、ベトコンと左翼勢力の
活動が活発化した。70年3月にシアヌークを廃位したロン・ノル新政権やペンタゴン、CIA
は半年近くシアヌークにカンボジアへの帰国と国王(元首)復帰を水面下で呼びかけた。
しかし、シアヌークは、既に近衛隊や王室顧問団をロン・ノル新政権に解体されており、
更に国王(元首)の権限を剥奪されアメリカやロン・ノル将軍の傀儡にされる事を予見
しており、彼らの帰国や復帰要請を無視し続けた。
そしてついにシアヌークは、中国の仲介斡旋でポルポト派と組む事を決定した。
ポルポト自身も中国からの要請でシアヌークを元首として遇する事を承認したと言う。
従来の敵であったカンボジアの左翼ゲリラを組んでシアヌークは、ロン・ノル新政権と対決する事にしてしまう。
これが悲劇の第一歩と成る。
ポルポトみたいな人、現実にもたまにいるよ。
山奥の農村で風変わりなことやってるオッチャンとか。
たいていは嫁に食わしてもらってるようなもんだけど。
すごい純粋で人格者なんだけど、でも家族以外は誰も関わろうとしないw
237 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 12:34:14.83 0
小乗仏教って暴力を容認するのか?
それとも単純に東南アジアが絵に描いた様な仏国土からはまだ程遠いだけなのか?
238 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 13:34:11.05 0
アメリカが悪いわけだ。どんだけ混乱させて大虐殺招いてるんだ。
ニクソンか裏にいるキッシンジャーかしらんがピンポン外交も中国語を資本主義化して
日本を不況にした原因だぞ。
239 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 15:48:03.11 0
70年代もシハヌーク体制のままだったら、絶対にポルポト派が政権を握る事は無かった。
と言われている。
シハヌークの体制にも問題は、有るにはあった。
野党つぶし(サムクル一党独裁化)や立憲君主制潰し(絶対王政化)、
華僑を中心とする都市部のブルジョワジーと知識人からのシハヌーク批判、
シハヌークが気まぐれに政治や外国路線の右傾化と左傾化を繰り返す、などである。
しかし人口の9割を占めるカンボジア農民の圧倒的支持と
仏教保護者としてのシハヌーク神格化でカンボジア政局はシハヌーク中心に
安定しており、シハヌーク抜きのカンボジア政局は考えられなかった。
特にカンボジアの農村部は、ベトナムや中国の農村部と違い、階級分化が
発生しておらず、地主階級がほとんど居ない状態だった。カンボジア農民の
ほとんどが、中規模独立自営農民であり、農民同士の財産格差・農地規模格差の
問題はほとんど発生していなかった。
むしろカンボジア農村部の社会問題は、米穀商や食料問屋のほとんどを占める
華僑によるカンボジア農民への搾取だった。華僑によるコメの買い叩き行為の
方がはるかにカンボジア農民の怒りを勝っていた。
シアヌークは、米穀商や華僑によるカンボジア農民への搾取を止めさせる為に
国営商社や日本の農協組織を模範にした農民協同組合を国庫からの拠出で設立、
華僑系の米穀商を経ない流通ルートを構築させ、華僑によるカンボジア農民へ
の搾取行為を辞めさせた。また、日本の農協から農業技術者を招き食糧増産の
為の農業技術や農業土木技術の導入を図っても居た。
240 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 15:48:36.54 0
さらにカンボジア国内の大手銀行は、フランス系や華僑系だった為、
カンボジア王国が国有化し法外な利子での貸付をやめさせて、農民への
安い金利での貸付拡大など国内で農民保護策をシアヌークは積極的に行っていた。
その為に大部分が華僑であるプノンペンでのブルジョワジーは、シハヌーク政府
による民業圧迫だとし反発していた。このシハヌークの農民保護策で米穀商を廃業
に追い込まれた華僑も少なくないとされる。この華僑によるシハヌークへの反発が
ポルポト派を始めとする反シハヌークの左翼勢力を支持基盤となり資金源ともなる。
そして都市部知識人もそれに同調しており、都市部でのシハヌーク批判はそれなりに
大きいものがあった。しかしカンボジア王国では工業化政策をほとんど行っていない
為に都市部や工業地帯への人口集中が発生しておらず、都市部の人口はカンボジアの
一割に満たなかった。その為シハヌーク批判も都市部だけの現象であり、人口の大部
分を占める農村部の圧倒的支持を獲得しているシハヌークの政治的基盤は揺るがなかった。
カンボジア農村部では、
ポルポト派などの左翼ゲリラが支持を広げる余地は無く、
シアヌーク神格化もあり、カンボジア農民からはむしろ嫌われていた。
ポルポト派ゲリラの要員は、少数派でカンボジア農民から差別されている
山岳民族がほとんどであり、この事もカンボジア農民からポルポト派が嫌われる
要因の一つになっている。
このために60年代初頭のポルポト派ゲリラは農村部に支配地を拡大させる事に
失敗しており、山岳部のゲリラキャンプを維持するのが精一杯だった。しかも
従来からのカンボジア農民の差別的扱いに反発していた山岳民族は、ポルポト
派ゲリラになる事で農民への復讐を果す面もあり、既にこの時期から農民への
暴力行為や虐殺行為を行っていた。
これらの事情によりシハヌーク体制下でポルポト派が
農村部で支持拡大を行う事は、事実上不可能な状態に陥っていた。
241 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 16:17:20.19 0
中凶の武器をたくさんもらったんじゃね
242 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 17:23:08.66 0
中国凶産党は直接 間接 何人殺しつつ゜けるんや
殺しのプロだw
243 :
世界@名無史さん:2012/09/01(土) 20:01:22.16 0
阿片輸出して武器輸入か腐ってる
北朝鮮やタリバンもだけど組織が敗退に向かったら禁じ手だろうが教義違反だろうがお構いなしに麻薬や武器の密造に向かうんだよな。
245 :
世界@名無史さん:2012/09/02(日) 14:24:21.14 0
結局金だろ
246 :
世界@名無史さん:2012/09/02(日) 14:54:07.68 0
暇だったから
247 :
世界@名無史さん:2012/09/03(月) 12:40:29.60 0
金だな
248 :
世界@名無史さん:2012/09/03(月) 23:08:09.81 0
ポルポトは過去に何かコンプレックスがあったのかね?
249 :
世界@名無史さん:2012/09/04(火) 17:59:52.18 0
金?
250 :
世界@名無史さん:2012/09/05(水) 19:27:12.20 0
アメリカと中国がポル・ポトを支援していたからだよw。13歳以上を皆殺しにしてフィリピンの歴史と
この国の歴史は酷似している。なぜキューバやハイチのインディアンは滅亡したのか、なぜフィリピンで13歳以上の男は
全員殺されたのか。植民地主義が継続されているという可能性のヒントだよw。カンボジアの歴史はw 本当に反米なら北ベトナムはこの国を解放していない
>>239-240 農民保護とか銀行国有化とか、
シアヌークって至極マトモなことやってたんだな
これ追い出したとか米国アホすぎだろ
当時は社会的混乱が即共産革命に繋がる時代だったわけで
わざわざ共産化の種を撒いたことになる
>>251 事大主義的に主要大国の間を渡り歩いて援助を引き出すという態度を取ったから。
とはいえ外交が馬鹿ならまともな外交をとるように援助にあたって条件をつければよかったわけだし、ペンタゴンの大きなミスではあるな。
イランといい、韓国といい、アメリカは反米になるとまずい国をわざわざ反米にするような失策をやることがあるな。
金だ
254 :
世界@名無史さん:2012/09/16(日) 19:30:52.67 0
在キューバ米国企業でのキューバ人労働者の待遇改善を求めていただけの
カストロを共産主義者と決めつけて対話を拒否して本当に東側に走らせたり
ソ中の干渉に嫌気さしてアメリカとの妥協をはかっていたホーチミンからの提案
を蹴って東側に止まらせたり
自分で火種まいとるからな
最近じゃエジプトだな
反米勢力抑えてたムバラクを守らず
かといって新しい親米派も育てなかった
>>254 アメリカって実は他国の育成が下手なんじゃないかと思う。
上手く行った第二次大戦後の西欧と日本はもともと先進国で物資と資金が不足していたのを助けただけだし。
なんか自国の企業がちょっと打撃受けただけとかでファビョって失敗するんだよな。
まあ日本やその他の国がそれほど上手いとも思えないが。
比較的上手いのはイギリスかな、あとフランスもかな
>>255 疑問系にする必要ないだろ
与国の育成に成功した経験ゼロ
ポル・ポトが死に、シアヌークが死んだ
とうとうシアヌークも死んだか
>>248 知識人コンプレックスはあったみたい
フランス留学してるけど成績は並み以下だった
学校教師程度の教育は受けたけどそれ以上は受けてない
そのせいでキューサムファンみたいなインテリを嫌ってたとか
じゃあなんで元々党員でもなかったキューサムファンを受け入れたんだろ
シアヌークと共闘したのと同じ理由なんじゃないかね
元国会議員、左翼のホープという人気と名前の重みだけ欲しかった
263 :
世界@名無史さん:2012/12/31(月) 19:18:00.10 0
過去コンプレックスを強く抱えてるリーダーって
やっかいだな、朱元璋とか、
リーダーにする人は幸福度の履歴調査をやったほうがいいかも、
264 :
世界@名無史さん:2013/01/14(月) 07:48:38.09 0
今の中国なら需要ありそう。
you tubeで「新唐人テレビ」を検索して見てください。
それを見ると中国人も中国の民主化を望んでいる事がわかります。
新唐人テレビは中国の民主化を望む中国人自身によるテレビ局で、海外に拠点をおき、
中国共産党の圧力に屈する情けない日本のマスゴミよりもよっぽどまともなテレビ局です。
日本語による吹き替えも毎日アップしています。
日本では中国共産党の圧力により報道出来ないニュースが沢山取り上げられています。
新唐人テレビのような勇気ある報道機関を広める事で、中共の圧力に屈し、真実を伝えない
日本のマスゴミのへなちょこぶりを浮き彫りにする事にもなります。
さらに新唐人テレビを衛生放送を使って中国国内に放送する計画まであります。
これはある意味、中国共産党に対する強力な「兵器」です。
新唐人テレビを日本や在日中国人の間に広めて、中共が日本に戦争をしかけてくる前に中共を内部崩壊させましょう!
中国に民主主義が定着すると思っているバカ発見
267 :
世界@名無史さん:2013/01/14(月) 23:08:10.53 O
>>266 もしかして一人でテレビ見ながら、テレビに話しかけたりする?
268 :
世界@名無史さん:2013/02/01(金) 22:29:55.22 0
すべての人類の争いは
貨幣経済と宗教だ
ポルポトはその問題を解決したのに
なぜ批難されるかわからない
反貧困主義者よ今こそ立ち上がるべきだ
通貨を消滅させて宗教人を皆殺しにしたら問題解決
わかりやすい、いかにもポルポト的ですなあ
270 :
世界@名無史さん:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN O
農村の文化を尊重しただけだよ!
ヤクザ粛清はポルポトのやり方を見習うべき。
クメールルージュも幹部には特権あったみたいだし、
不徹底じゃね。
273 :
世界@名無史さん:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN 0
中国はともかく中共を好きな奴ってのはそんなにいないとおもうけど
中国共産党倒れたら結構日本大変かもしれんよ
民主化されたら平和になるなんてのは幻想だってエジプトみればわかるっしょ
共産党が抑えているから愚民が暴れないって側面だってあるんだぜ?
274 :
世界@名無史さん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN 0
俺も中国の民主化は鬼門だと思う
あの国は権力を分散させない方が良い
口では何だかんだ言ってても、最終的には中共は利害で動く
中共が支配しているうちは対立はあっても決裂はない
276 :
世界@名無史さん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN 0
>>268 闘争心は原罪なんだからさ、
金銭、身分、宗教による格差をなくしても、
人間の心に潜在する闘争心は消えないんだよ
わかるか?
277 :
世界@名無史さん:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN 0
>>275 ほぼ同意
中国人は利害で動く
日本の過去の戦争問題も中国人に利があるなら
過去は忘れて日本の味方するのが中国人
朝鮮はどんなことになろうとも恨み続ける
自国民の1/3を虐殺てあるけど
期間はどのぐらいでこんなに虐殺したの?
3年9ヶ月。
280 :
世界@名無史さん:2013/10/12(土) 17:46:50.00 0
>>275 中国が民主化出来たとしても外国に対してはヤクザ外交する事は何ら変わりが無い
281 :
世界@名無史さん:2013/10/12(土) 20:30:59.92 0
>>275 同意。
中国は共産党の権力闘争を勝ち抜いてきた人間による、昔のローマみたいな寡頭政体だよね、実質。
民主主義より強権的ではあるけれど、仮に民主化したら、多民族国家の仮面が剥がれ、一気に民族や国内の東西格差を原因とした内紛が起こるだろうね。
こうなると中国が恐慌の根源地になってしまうから、日本も貿易や現地生産の激減で大打撃。
マキャベリズム的には、中共が存続してくれた方が、日本の国益になるというお話。
282 :
世界@名無史さん:2013/10/13(日) 02:38:32.99 O
中国が民主化して、民族ごとに分裂するなら、大歓迎だな
一時的には混乱はあっても長い目でみれば日本にとってよいことだ
>>282 つーても9割方漢民族なわけで日本に面するところはほぼそうなので
民族主義的なでかい国ができる?
>>282 自由貿易国の稼ぎ先が大混乱するのに、利益になるってバカなのかな
285 :
世界@名無史さん:2013/10/13(日) 12:46:27.09 O
もう中共を支持する理由なんて何もない
>>285 経済的利益を最優先するのが普通じゃないのか?
今守るものがない人は、戦争したがるよねえ。
288 :
世界@名無史さん:2013/10/14(月) 19:04:04.66 0
>>277 良くも悪くも中国人は現金だから硬柔使い分けて実利を優先する
>>287 いや、彼はそれを分かった上で言っているんだよ。
日本が貧しい国になれば、彼の大好きな戦争をやりやすい国になるからね。
貧困層は総じて兵士の供給源になるし、指導者は貧困の原因を外に転嫁する。
隣国の政情不安なんて、いい材料だよ。
290 :
世界@名無史さん:2013/10/19(土) 21:33:22.63 0
明るい未来が無い者とか現体制に不満を持つ者は戦争を起こしてひっくり返る事を願っている
日本の場合左翼が馬鹿なので革命の心配は無い
彼なら日本のヤクザやブラック企業を粛清してくれるだろうに。
>>278 ほぼ1/5の190万説が濃厚なんじゃなかったか
それでもすげーよ・・・
295 :
世界@名無史さん:2013/11/04(月) 16:29:54.47 0
全然関係ないけど
遺体と連休はどこか似ている
296 :
世界@名無史さん:2013/12/12(木) 01:30:56.44 0
>>251 王様社会主義とか仏教社会主義と称して、
王政のまま社会主義的な政策を実行していた。
その為に一番困ってしまったのが、カンボジア国内の左翼勢力。
王様が左翼的な政策を実行したので、左翼勢力は、国内で政治的に
活躍する場が無くなり、シアヌークに反対する理由すら無くなってしまった。
この為に60年代は、シアヌークの下でカンボジアは、安定していた。
もっとも農業国で食うに困らない為に、工業化には全く不熱心だった。
しかし、それ故に国内の階級分化が発生せず、クメール農民層の支持を
集めて小さいながらの安定を得ていた。
このまま70年代に突入していれば、アソコまでの内戦や虐殺は、絶対に発生しなかった。
そもそもシアヌーク体制下では、ポルポト派が、拡大する要因が無かった。
297 :
世界@名無史さん:2013/12/12(木) 01:33:28.14 0
工業化をしなかったから、労組も無いねw 良い事だわ!
298 :
世界@名無史さん:2013/12/12(木) 02:39:17.19 0
麻原が首相になってたらこんなことになっていたのかな
299 :
世界@名無史さん:2013/12/15(日) 02:21:29.58 0
シナヌーク時代のカンボジアは、工業化をしなかったから、
自国で軍事力が強化できず、周辺国や大国に翻弄されたとも言える。
工業化しつつも労組を無力化(禁止を含めて)して政治的に安定させている国はいくらでもある。
カンボジアの人口や国民性を考えて、重工業や化学は無理にせよ。
繊維産業などの軽工業程度は、シアヌーク時代でも出来たはずで、それすらやらなかったのは、シアヌークのミスとも言える。
>>296 自民党に社会主義的経済政策やられて
「なんでも反対党」になってた社会党思い出した
303 :
世界@名無史さん:2014/10/10(金) 02:32:52.62 0
304 :
世界@名無史さん:2014/10/13(月) 12:30:30.13 0
地動説が広まったのは天動説を信じていた人間がみんな死んだ後。
今でも自分に被害がないのに差別的な考えで刑罰を増やしたがる人間達。
世の中を良く変えるためには頭のおかしい連中を根絶やしにするしかないよ。
ポル・ポトの行為はともかくとして、方向性としては間違っていない。
特に父や母を叔父さん、叔母さんと呼ばせる家族の否定は正しいと思う。
理想の社会のためには家族主義者を根絶やしにしなければならない。
305 :
世界@名無史さん:2014/10/13(月) 13:31:42.75 0
カンボジアが内戦に突入したのは米軍侵攻後で、米軍侵攻なきポルポト政権掌握は考えにくい
元々のカンボジアはフィリピンや南アジア、中南米に比べて、そんなに格差が酷くは見えない
バングラみたいに洪水にしょっちゅうやられたり、アフリカみたいに水不足に苦しむ訳でなし
中東やインドほど下層民も抑圧されないし、本当は内戦になる理由がなかったんじゃないの?
306 :
世界@名無史さん:2014/10/14(火) 19:23:53.04 0
今のカンボジアを見なよ。平気で懲役20年とか残酷な刑罰をやる。
こんな奴等、少なくともこれに賛成する連中なんか生きている価値ないよ。
307 :
世界@名無史さん:2014/12/10(水) 19:38:57.42 0
>>296 >この為に60年代は、シアヌークの下でカンボジアは、安定していた。
>クメール農民層の支持を集めて小さいながらの安定を得ていた。
>そもそもシアヌーク体制下では、ポルポト派が、拡大する要因が無かった。
ちょっと違うな
シアヌークは東南アジアの指導者に多いタイプなんだが、軍と共産主義者の
反目と均衡の上に、神輿として乗っていた。
だから均衡が崩れる(外圧も含む)と、軍事クーデターや赤色革命がすぐ起きた。
タイとベトナムの間という、地政学的にも不安定な位置にあったから
シアヌークが保身の為に積極的にそんな無茶苦茶な均衡を作ったんだが、
そのためカンボジア国内に危険なマオ主義が育つのを放置する形になり、
結果的にシアヌークがポルポトによる虐殺の土台を作った。
シアヌークのように自己保身しかオツムにない八方美人の国王は
国と国民をグチャグチャにしてしまうという典型
309 :
世界@名無史さん:2014/12/12(金) 12:18:31.56 0
>>292 >彼なら日本のヤクザやブラック企業を粛清してくれるだろうに。
それだけに留まらないだろ
教師や公務員、軍人まで皆殺しにされたら
社会基盤が崩壊しちまう
>>308 シアヌークの身の振り方ひとつでクメール・ルージュによる大虐殺は起きなかったわけだけど、
その割にあまりシアヌークって批判されないね。
311 :
世界@名無史さん:2014/12/12(金) 16:31:34.01 0
シアヌークはロン・ノルに国を追われ、ポル・ポトに利用された
被害者と言うイメージが強いからな
>>310 米国は南ベトナムを見捨ててインドシナから撤退してインドシナは赤化したから、
カンボジアの親米的・自由主義的な人はみんな殺されてしまい、
生き残っている人々も、自分達を見捨てた米国に親しみを持ちようもなく、
カンボジアが、タイやマレーシアのような欧米風の国になるのは難しいだろう
だからシアヌークがポルポトの虐殺に関わっている事は
そんなに大した問題じゃない。
中国共産党の60才以上の指導者に文革に無縁な人はほとんどいないのと同じ。
虐殺に関わっている人を全部追放したら国が成り立たない
子供銀行券って本当はカンボジアの話なんじゃ ガクブル
>国が成り立たない
日本人はカンボジア人と違って、その辺におびえる必要はないはずだが、
それでもシアヌークを悪く言うのに遠慮する空気がある。
右派は国賓として天皇と会談した外国の元国王を犯罪者呼ばわりしにくい。
左派はポルポトや中国共産党を賛美した自身の過去の掘り起しにつながり
かねないので、やはりシアヌークを犯罪者呼ばわりできない。
>>314 >遠慮する空気がある
日本は他国の王室に遠慮があるのは戦前からの伝統だし
日本もPKOで参加した国連安保理によるカンボジア処理で、
シアヌークを正式な国家元首として置いて、それでカンボジアは
一応治まったんだがら、日本側としても元首として立てるのは当然だろ。
保身第一のアホな王様だったとは思うが、日本の皇室だって
軍を押さえられなくて国を滅亡させているんだから、偉そうに言えない
>>315 いやあの世渡りの才は見習うべきだろ。
ナポレオンの戦術やヒトラーの偏執はいくら知ったところで我々の役にはたたない。
だが強者を利用して生き残るシハヌーク流処世術は使えるぞ!
317 :
世界@名無史さん:2014/12/17(水) 00:53:25.13 0
共産政権下で王が名目だけとはいえ一応は国家元首の地位にいて
それなりに尊重された例なんてこの人が史上唯一じゃないの?
そう考えると物凄い保身術だと思うが。
318 :
世界@名無史さん:2014/12/17(水) 07:49:44.88 0
>>317 1920年代のモンゴルの活仏とか、終戦後数年間のミハイル国王とか、
共産政権と君主が共存していた例は少数だがある。
319 :
世界@名無史さん:2014/12/19(金) 18:45:05.20 0
モンゴルでは名目上の君主である活仏が亡くなると人民共和国になり、
貴族階級として牧民たちを支配していた黄金氏族の外蒙古王公たちは粛清され、
文字通り根絶やしにされた。
宗教施設や宗教家、その信者らを殺してくれたのは評価していい。
そもそも宗教は搾取や貧困、戦争や犯罪になっているのだから。
それに腐敗した教師や公務員、軍人や警察を排除した点も。
当時のカンボジアは腐った社会基盤で成り立っていたのだから
ある意味こうなって当然だったな。
324 :
世界@名無史さん:2015/02/12(木) 16:16:39.72 0
次の方どうぞ
325 :
世界@名無史さん:2015/02/12(木) 17:18:32.33 0
>>1 カンボジア人たちがウンコを食べようとしなかったからです。
326 :
世界@名無史さん:2015/02/12(木) 17:34:32.05 0
いい人そうにみえて内面はかなりの残虐性を秘めた人物。
ある意味一番恐ろしい。
恐らく本当にいい人なんだろう。
レーニン「地獄への道は善意で敷き詰められている」
個人的にはいい人だが組織の長になったら悪魔に変貌するタイプ?
329 :
世界@名無史さん:2015/02/13(金) 09:10:15.64 0
恐らく、権力持たなかったらいい人のままで終わってただろうが
内面には残虐性を秘めてたんだろうな。人の良さそうな人の方がなんか
きっかけがあった時は怖いかもな。
積極的に人を殺したいという願望はなかったかもしれんが
マジ基地なのは確実だろ
統計的に人殺しをなんとも思わない人間が2%いるそうな