1 :
世界@名無史さん:
世界史関係の本を読んでて、幽霊とか怪生物の目撃情報とか猟奇事件について
記述があったら書き込むスレです。
2 :
世界@名無史さん:2010/09/10(金) 15:28:39 0
例えばこんなのとか
アテナイに幽霊の出る家があった。哲学者のアテノドルスが借りて住んでいた。
足に鎖、手に枷をはめられた幽霊が出て、ついてこいという身振りをした。
ついて行くと中庭まで来て、消え失せた。家主の許しを得て中庭を掘ったところ、
出て来たのは鎖に縛られた骸骨であった。葬儀をした後、幽霊に悩まされる
ことはなくなった。
(小プリニウス『書簡集』)
3 :
世界@名無史さん:2010/09/10(金) 18:52:09 0
「フェラチオ」という言葉に就いて傑作に面白い見開き2ページの短文が、
現在発売中の月刊誌「新潮」10月号のコラム(p.234-235)に載っていますわヨ。
他にもクンニリングス等々オーラル・セックスに関する楽しい話が書いてあるので、
関心のある向きには書店で立ち読みでもされて見ては如何でしょうか?
アナルにも触れていて楽しうございますコトよ。
ある放埓な男が、妻の不貞を暴くべく梁の上にいたところ、転落して死んだ。
キリスト教徒として正しく葬られたのだが、生前の行動により益無かったものか、
悪魔の力により、夜毎に墓から出てさまよい歩く様になった。
かくして街中では犬の吼ゆる声が止まることなく、家々も閂を鎖して外には出ぬ
様にしていたが、それも効果は無かった。
それというのも、この男が歩いた後には、疫病が流行したからである。
その後、疫病で親族を失った兄弟が墓を暴いたところ、ほんのわずかな土の下か
ら男の死体が現れた。
体はふくれ、頬は赤く染まり、まるで生前の如し。
何人の血を吸いしやと、はっしと鋤で以って首を落とすや、鮮血が飛び散った。
かくして、さしもの疫病も止むに至ったという。
(『イングランド事件史』1196年)
12世紀頃のイングランドの記録には、東欧の「吸血鬼」伝承と共通した記事が
多く、近世以降の記録ではもっぱら東欧に限られた伝承が、この地域にも分布
していた時代があった様です。
東晋の桓温が尼さんを家に泊めた。尼さんがやたら長風呂するので
桓温が覗き見すると、尼さんは刀で自分の腹を割いて内蔵を取り出し、両足を切り取った。
「どういう事ですか」と桓温が問うと、尼さんは「帝位を奪うとはこういう事ですよ」と答えた。
>>5 『晋書』桓温伝ですね。
杉浦日向子先生が、翻案しておいででした。
>>4 平賀英一郎の「吸血鬼伝承」でも採り上げてたね。
スラヴ人の特殊文化というより、もともと汎ヨーロッパ的にあった「不浄の死者」が
カトリック圏での「煉獄の発明」などにより東方正教圏でのみ
生き残ってたのではないかと・・・
カトリックの古い「贖罪規定書」にはこんなのもあったらしい。
155 名前: 世界@名無史さん [sage] 投稿日: 2005/08/29(月) 21:46:11 0
>>136 第一八〇章 お前は、ある女たちがするように悪魔に唆されて次のようなことをしたことがあるか。
洗礼を受けずに子どもが死んだとき、子どもの死体を取り上げ、どこか秘密の場所に置き、子どもの体を
杭で刺して、もしこうしなければこの子は生き返り、多くの者に害をなすという。お前がそのようなことをし、
あるいはそれに同意を与えて信じた場合は、指定された日に二年間の贖罪を果たさねばならない。
阿部謹也『西洋中世の罪と罰』p202
↑この辺はロシアのメルトヴャーキ、不浄の死者に関する信仰に似てるね。
吸血鬼ついでにお話しておくと、死体を猫がまたぐと起き上がるという伝承がありますね。
東欧では、死体を猫がまたぐと吸血鬼になるそうです。
南方熊楠は、戦国期に宣教師が伝えたのだろうと推測していましたが、彼らの主な出身地
であったイベリア半島やイタリア半島に、当時伝承されていたものかどうか。
クロアチアあたりなら、吸血鬼伝承も盛んなのですが。
死体の頭に網をかぶせる(欧州)のに対し、頭に鉢をかぶせる伝承もあります。
前者は吸血鬼になるのを防ぎ、後者は閻魔に頭を打たれるのを防ぐとか。
>カトリック圏での「煉獄の発明」などにより東方正教圏でのみ
>生き残ってたのではないかと・・・
煉獄自体、後から死者を救済する概念が必要になって出来た様ですね。
教義と信仰のせめぎあいというのは、日本にもありました。
盆というのは元来「地獄にいる」死者を救済するための行事。
死者が帰還するという説と六道に輪廻するという仏典の説は矛盾するため、餓鬼道から帰還
するなどの理由で、平安後期に折り合いをつけています。
どうも、人間は教義がどうあれ、死者と出会う機会を設けたいものらしい。
9 :
世界@名無史さん:2010/09/10(金) 22:02:32 0
プロコピウス『戦史』にある話
ユスティニアヌス帝の治世に、コンスタンティノープル周辺の海域に
「ポルフィリオス」と呼ばれる海の怪物が50年近くもの間出没し、
航海する船に近づいては沈没させたり安全な航路から外れたところまで
押しやったりしていた。
皇帝は威信をかけてこの怪物を討伐せんとしたが、どんな手段を尽くしても
ポルフィリオスを捕らえることはできなかった。
そんなある日、一頭の巨大なクジラが浜に乗り上げた。
人々はこれぞ例のポルフィリオスだろうといって、ロープでクジラをさらに
陸へと引き上げ、肉を切り刻んで分配してしまった。
しかし、ある人々はこういっているとプロコピウスは記す。
「あれは本当にポルフィリオスだったのか?」と。
なんですかそのホラー風の〆方は・・・
>>9 普通に鯨だったんじゃないの?
船を見るとじゃれついてきたりするらしい
>>9 >「あれは本当にポルフィリオスだったのか?」
「あれが最後のポルフィリオスだとは思えない。やがて第二第三のポルフィリオスが…」
だと古式ゆかしい怪獣映画のエンディング。やーすーらーぎーよー、ひーかーりーよー。
ククク、ポルフィリオスは我ら鯨の中でも一番の小物・・・
ケルン司教区のシュタムハイムという村で起こったことである。
騎士が二人住んでいて、一人はグンター、今一人はフーゴーと言った。
グンターが十字軍に出かけていた時のある夜、就寝前の用を足させるため
召使が子供たちを中庭に連れ出した。すると、囲いの外から白衣を着て
顔色も青ざめた女の形をしたものがじっと彼らを見つめていた。
何も言わなかったが、姿を見ただけでぞっとした。そのものは垣根を越えて
隣のフーゴーの地所へ行った。
数日後グンターの長男が病気になって、こう言った。
七日目に僕は死ぬ。その次の七日目に妹のディナリが死ぬ。もう七日すると
下の妹が死ぬ。全部その通りになった。そればかりか、子供たちの後を追って
母親も、上述の召使も死んだのである。同じ頃、隣の騎士フーゴーとその
息子も死んだ。これはわが副院長ゲルラック師から聞いた話である。
(ハイステルバッハのカエサリウス『対話』)
うむ。不思議だ
これは名スレ
トマス・ウォルシンガム『イングランド史』にある話
1379年の秋、アランデル伯の弟ジョン・アランデル卿が、配下の兵を
引き連れてとある尼僧院へとやって来た。
卿はブルターニュへ渡るため、ここでしばらく逗留したいといった。
院長は、アランデルが連れて来た武装した若者の数があまりに多いのを
恐れたが、渡航者へ宿を提供するのがその尼僧院のつとめであったので、
やむなくそれを許可した。
だが、風向きはいつまでも変わらず、出港はいつになるか見当もつかなかった。
退屈を紛らわすため兵士たちは酒を飲み、尼僧をからかい始めた。
尼僧たちは宿坊に鍵をかけて閉じこもったが、兵士たちは怒りに任せて扉を破壊し、
中にいた尼僧をつぎつぎと犯した。
尼僧院は兵士たちによって略奪された。彼らはまた近隣の教会へ向かい、聖杯や
銀器をことごとく盗んだ。そこで結婚式の行列に出くわすと、彼らは剣を抜き、
花嫁を強奪して輪姦した。
兵士たちはその女とできる限り多くの尼僧を船に乗せて出港した。一日かそこらの
後、東から大嵐が吹きつけてきた。アランデルは船を軽くするために女を全員
下ろせと命じた。六十人ばかりの女が荒れ狂う海に投げ込まれ、船はアイルランドへ
向かった。
やっぱり一番怖いのは人間。
うわあ、オチがつかないのかw
>>17 オカ板の怖い話スレでもこういうのあったなーと思って。
天福2年(1234)のことである。
時の帝である後堀河院は、先ごろお産が元で中宮と御子を失われ、意気消沈
しておられたが、その日は法勝寺の法華講に出席されていた。
法勝寺といえば、九重大塔で有名な寺である。
寺へ到着された後堀河院は、唐様の見事な塔を見上げられた。
すると、ありうべからざるものが見えた。
普段は人の立ち入らぬ筈の塔の下から三層目に、人の姿が見えたのである。
しかも、この日は行幸があり、見下ろす者のあろう筈もない。
更に付け加えると、その人とは、崩ぜられた中宮であった。
後堀河院は、傍に控えていた摂政に、「あれが見えるか」とお訊ねになった。
すると、摂政の目にも見えるということ。
しかし、他の人間には、誰に訊いても見えはしなかった。
この後しばらくして、後堀河院は崩御された。
(『五代帝王物語』より)
20 :
世界@名無史さん:2010/09/11(土) 22:54:58 0
日本だと、「吾妻鏡」に謎の生物の記述があったような気が
「人間の死体のような魚」が打ち上げられたとかいうよく分からない記述だった
それまごうことなき人間の死体じゃね?
『吾妻鏡』より寛治5年(1247)
正月廿九日 羽蟻群飛。充満鎌倉中云云。
正月卅日 越後入道勝円佐介亭後山。光物飛行。仍致祈祷云云。
二月六日 越後入道不例云云。
三月十七日 黄蝶群飛。凡充満鎌倉中。是兵革兆也。承平則常陸下野。天喜
亦陸奥出羽四箇国之間有其怪。将門貞任等及闘戦訖。而今此事
出来。猶若可有東国兵乱歟之由。古老之所疑也。
五月十八日 今夕有光物。自西方亘東天。其光暫不消。于時秋田城介義景甘
縄家。白旗一流出現。人観之云云。
五月廿九日 三浦五郎左衛門尉参左親衛御方。申云。去十一日。陸奥国津軽
海辺。大魚流寄。其形偏如死人。先日由比海水赤色事。若此魚
死故歟。随而同此。奥州海浦波濤。赤而如紅云云。此事則被尋
古老之処。先規不快之由申之。所謂文治五年夏有此魚。同秋泰
衡誅戮。建仁三年夏又流来。同秋田左金吾有御事。建保元年四
月出現。同五月義盛大軍。殆為世御大事云云。
この年宝治に改元され、ほどなく宝治合戦が起こっています。
『吾妻鏡』は、分かりやすいぐらい合戦の前に異変の記述がある。
編纂物ですからね。予兆が当ったというより、合戦が起きてから予兆を拾い
上げた、或いは創作したのでしょう。
週刊誌で、北海道で白虹が出たという写真記事を読んだ
それから、半月ぐらいが9年前の昨日、つまり2001年9月11日でした
ま、北海道は白虹が結構出るそうですがw
日を貫かなかったのなら、まあ大丈夫でしょう。
日=アメリカというのも、語弊がありますが。
そうでなくても虹は風紀を乱すとか、龍が虹の姿で婦人を孕ませるとか言いますけれどね。
ああ、白虹でも日を貫かなかったらいいんですね
ちょうど、歴史学習漫画で、米騒動のときの長谷川如是閑の事件を読んだところだったんで、
なんか起こるかな〜と思っていたところでした
ついでに、今日のNHKののどじまんの会場は魚津市でした・・・関係ないかw
イブン・ハルドゥーン「歴史序説」より
われわれはまた、魔術師が着物や皮を指さし、口のなかでぶつぶついうと、
それらがばらばらになるのを見たことがある。同じように他の魔術師が
牧場の羊や山羊の腹を指さし、引き裂く素振りをすると、不思議にも
その動物の内臓が腹から地面に飛び出した。
>>25 成る程。米騒動の際の記事の件ですか。
白虹は凶器、日は天子で、始皇帝暗殺が未遂に終わることを、白虹が日を貫通
していないことから予言したという『史記』の記事に由来しておりますので。
後世もしばしば話題にされていますが、本朝でも平治の乱の前に起きた現象だ
とされております。
天子はご無事でしたが、この後は乱れて武家の世となったと言われました。
平治以降、平○という年号が平成まで無かったのは、平治を忌んだからだとい
う話がありますが、どこから言い出されたのかは、分かりません。
平治より前も、○平はあっても、平○はありませんでしたからね。
平治の後の○平も、南朝の正平ぐらいですが。
年号で成の字の使用は初めてだとか、幕末に慶応(明治の前)と改元される際の
候補に平成もあったとか、「平成」は、色々と因縁めいた年号です。
平治以降も慶応以降も、激動の時代でしたから。
「だが、それよりもひどいものがありますよ。マリア・アラコックの生涯をお読みになってごらんなさい。
あれは苦行のために病人の糞便を舌で寄せあつめたり、指先の腫れ物の膿を口ですすったりしましたよ。」
『彼方』 ユイスマンス
ジル・ド・レーだけじゃなくて、いろんな妙な歴史的エピソードがちりばめられてるから面白いね。
>陸奥国津軽海辺。大魚流寄。其形偏如死人。
津軽というと日本国の果てとされていた外が浜?
31 :
世界@名無史さん:2010/09/13(月) 21:41:54 0
『ヨーハン・ディーツ親方自伝』より
これはある軍医に教えてもらったことだが──この人物はオランダ大使の
もとで働いていたとき、瀕死の重傷を負ったあるトルコ人の治療に当り、
そのトルコ人からひじょうに気に入られたのでたびたびその家に招かれた
のだが、女の姿をついぞ見たことがなかったという──軍医はそのトルコ人に
ぜひともご令室にお目にかかりたいと頼んだ。トルコ人はいいともと請け合い、
一緒に階上の妻屋つまり小部屋まで連れていってくれた。見ると、部屋の
中ほどにみめ麗しきご婦人が六人もいて、絨毯の上にじかに足を組んですわり、
刺繍や縫い物をしていた。みな驚いてはにかむような表情をみせた。
するとトルコ人は、「わしについて来なさい。ほかの女も見せてしんぜよう」と言った。
トルコ人は軍医の手をとり、階段を下りていった。よろい戸のかんぬきを外して開け、
中をのぞいてみなさいと言う。中は真っ暗で何も見えなかったが、藁の中で何か
金属のような音がたしかに聞こえた。それからトルコ人がもう一つのよろい戸を開けると、
すっかり明るくなった。軍医が見たのは残酷な見世物だった。全裸の女が一人、乱れ髪を
顔のまわりに垂らしたすがたで、鎖につながれて横たわり、そのそばに、なかば
喰いちぎられた人間の死体がぶら下がっていたからである。軍医はぎょっとして
飛びのき、これは何かと訊ねた。
これも妻の一人ですが、背教者(つまり、かつてキリスト教徒であったが、イスラム教に
改宗してトルコ人となった者)、ほら、そこにぶら下がっている男と情を通じたのですよ、
とトルコ人は軍医に説明した。男を現場で捕らえて刺し殺し、ここにぶら下げたのだ。
しかし女はこれを食らうほかない、いずれ飢え死にするであろうが、と。
ダンテの神曲にもウゴリーノ伯の「飢餓の塔」の話がありますね
でも、21世紀になっての発掘調査によると、ウゴリーノたちの死因は飢餓ではなかったとされたのでしたか
>でも、21世紀になっての発掘調査によると、ウゴリーノたちの死因は飢餓ではなかったとされたのでしたか
詳しく
すいません、検索したら出てきました。
頭蓋骨陥没って・・・
親方自伝の原注によると「七日物語」や物語詩「贖罪の女」
にも同様な話が見られるとのこと。
吸血鬼現象の最大公約数的な共通項を探すと
「吸血」自体ではなくて「生きた死体」になるらしいから
アッシャー家の崩壊もありかも
38 :
世界@名無史さん:2010/09/16(木) 21:50:20 O
晋書より
厚遇していた前秦の苻堅を裏切って死に至らしめた後秦の姚萇が病床で見た夢の話
苻堅が鬼兵を率いて営中に入り込み、萇は恐れて宮殿へ逃げ込んだ。
宮人が鬼を刺そうとして誤って萇の股間を刺した。
鬼が互いに言った「死所にあたった」
刺さっていた矛を抜くと血が大量に吹き出した。
夢から醒めると激しい動悸がしており、ついに陰部の腫瘍を患った。
医者がこれを治療の為刺すと夢のように血が吹き出した。
萇はとうとう譫言を言うようになった「陛下を殺した者は私の兄であって臣の罪ではありません。どうか臣をお許し下さい」
39 :
世界@名無史さん:2010/09/16(木) 22:04:15 0
>>38 睾丸の癌かね。晋書は「小説」を多く採っているらしい。
40 :
世界@名無史さん:2010/09/16(木) 22:23:28 0
大内裏の中の松原で女のばらばら死体があって
しかも食い散らかされていたというのが六国史のどれかにあったような。
鬼に食い殺されたと噂されたそうな。
『日本三代実録』仁和3年(887)8月17日条
今夜亥時。或人告行人云。武徳殿東縁松原西有美婦人三人。向東歩行。
有男在松樹下。容色端麗。出来与一婦人携手相語。婦人精感。共依樹下。
数剋之間。音語不聞。驚怪見之。其婦人手足折落在地。無其身首。
右兵衛右衛門陣宿侍者。聞此語往見。無有其屍。所在之人。忽然消失。
時人以為。鬼物変形。行此屠殺。(後略)
42 :
世界@名無史さん:2010/09/16(木) 22:39:18 0
>>41 早速の典拠、ありがとうございます。
気持ち悪い事件ですね。変質者の快楽殺人?
43 :
世界@名無史さん:2010/09/16(木) 22:52:53 0
『大鏡』で一條天皇即位の大礼の直前に
高御座で血糊のべったりついた生首が発見されて
藤原兼家が揉みつぶした話。
初めて知った時、殺人、穢れを忌むはずの王朝貴族でも
意趣晴らしにそんなことするんだなと思った。
犯人は花山天皇の関係者か。
被害者は多分全く無関係の名もなき庶民だろうけど可哀想。
遺棄葬が主流だった時代ですからね(京では室町にほぼ止むが、地方では明治まで続く)。
その辺の死体だったのかもしれません。
犬が頭をくわえて来た、鳶や烏が手足を……という話も、よく聞かれました。
穢れというのは、その場で着席して伝染するものとされていました。
産穢なら七日、死穢なら三十日、間接的なものなら……と細々とした規定あり。
手に提げて運ぶだけなら、穢れは移りません。
人の手による嫌がらせなら、その場にいなかった人物が怪しいですね。
穢れというのは、極論すれば神に参れなくなる状態のことですが、平安後期の公家の日記
に、知らなければよかったという一節があり、知らない場合は免除されたのではないかと
いう気が致します。
この場合の兼家も、わざと聞かなかったふりをしたそうですから。
45 :
世界@名無史さん:2010/09/16(木) 23:51:04 O
晋書劉聡載記に気味悪い話が…
巨大な肉の塊が落下し、その周辺に泣き声がしていて昼夜やまなかった
皇后劉氏が蛇と猛獣を産み、これらは人を害しながら逃亡して行方不明となり、その後肉塊の傍らで見つかった
突然劉氏が死亡し、肉塊は消え失せて泣き声も止んだ
>>45 中国の怪異譚は因果関係がよく分からなくて怖いのが多いね
当時の人間には解読?できたのかもしれないけど
オカ板の怖い話にも過去の世界の因縁のコードを理解
できないことによる恐怖というのが多いような気がする
中国の南北朝時代正史って、結構オカルティっクな話が多いよね。
太宗の趣味だったのかもしれん。
ルーズベルトが呪い殺されたのは有名だな。 あと満州国関連なら腐るほどありそう
李方子さんが書いておられたが、第一子(男子)が生まれたころ、
当時の李氏王家から、韓国式の結婚式を挙げるため、里帰りをしないかといわれて、韓国へ行ったら、
帰国間際にまだ赤ちゃんの長男が急死して、牛乳の消化不良だろうとされたが、毒殺されたんだろうと思ったって
こんな話を書くと、ある嗜癖をもったひとがわらわらと・・・
そっちの方も十分不気味だが
>>49 日本語が不自由な方ですか? 何を言いたいのかさっぱり分かりません
51 :
世界@名無史さん:2010/09/18(土) 11:37:58 0
沖縄県のA島では、なんとも奇怪な祭りが行われている。それは通称「種子取り祭」と呼ばれ、
若い男女の営みを参加者に公開する、セックス祭りである。
沖縄県は八重山で最も人口が少ない島”A島”。ここでは、島出身者以外の旅行者では絶対に参加できない
秘祭が行われている。それは豊年祭と呼ばれ、表向きは神を讃える祭りなのだが、特に見物人に対しての制限は難しい。
運良く見物人として参加できても、写真撮影禁止、そして決して祭りを口外にしてはいけないという固い厳守事がある。
一体なぜなのか? それには驚愕の真実が隠れているからである。この祭り、実は裏では
「種子取り祭り」と呼ばれる、いわば公然セックス鑑賞会なのだ。
毎年、過疎化を防ぐために島で選ばれた若い男女が、この祭りの時に、島中の人々が集まる場でセックスを行うのである。
首里王朝に伝わる古の書物には「風俗の乱れこれあり…」と書かれた一説があり、
島では若い女性たちは半ば強制的にセックスさせられ、種付けをさせられるという。
ちなみにもし、島外の者がその場を見物していることがバレると、
島中の男たちから半殺しに遭い、五体満足の体では二度と本島には帰って来れないという。
http://www.naimaga.jp/entry/1/17/0/368/
52 :
世界@名無史さん:2010/09/18(土) 11:40:09 0
71 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 10:23:20 ID:TQE+BsZP0
祭事 [編集]
豊年祭(上地島):旧6月。アカタマ神事・獅子舞。
秘祭として有名であるが、現在では島の出身者およびその関係者400人以上が
参加見学する祭りとなっている。[要出典]。豊年祭が開催される時期
(前後の準備期間を含む)は、祭関係者以外の上地島への入島・桟橋への
接近接岸・海岸への接近・接岸は、住民に拒否されている。
従って石垣島・黒島等から開催されているツアーでも上地島への上陸はできない。
また、島唯一の宿泊施設である新城島民宿も観光客に対しては休業する
(2009年7月実績および当時の上地島公民館長の話による)。
結願(上地島):旧8月。ミルク練行列、舞踊。
節(上地島):旧7月〜8月。巻踊り。
上地島港には「祭事における注意事項 カメラ等の撮影禁止
祭詞・歌の録音禁止 スケッチ等の禁止夜間部落外への行動及び単独行動禁止
以上4項目を固く禁ずる」と書かれた看板が掲げられている(2004年7月)。
これのことか。
83 名前:名無しさん@十一周年[sage] 投稿日:2010/09/18(土) 10:26:46 ID:TQE+BsZP0
ツアーの途中で立ち寄ったことあるけど、確かに秘境だな。
ガイドは挨拶してたから俺たちも普通に挨拶したけど、そこらじゅうに
よそ者は来るなみたいなオーラが漂っていたな。
誰の税金で食えているのか思い知らせてやりたくなったけどな。
108 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/09/18(土) 10:41:15 ID:vr7JRR0N0
本当に撮影禁止の看板が立っているんだな。
http://www.geocities.jp/ilovemotherlake/hounensai.htm
54 :
世界@名無史さん:2010/09/18(土) 11:46:54 0
215 名前:名無しさん@十一周年[] 投稿日:2010/09/18(土) 11:40:43 ID:hqxwwBTu0
大学で民族学を専攻していたんで卒論のテーマとして研究した事があります。
あの辺の島は確かに独特の土着信仰があったり奇祭や妙な儀式が存在します。
ルーツを辿ると台湾からの流れを組んでいる儒教がベースなのですがいつの頃からか仏教や密教などが混ざり合い
唯一無二のスタイルが出来上がった訳です 儀式には幻覚作用のある薬物(ガンジャや植物など)用い人為的に
トランス状態を作り出し神を体に宿し恍惚を感じると言うやり方です。
祭の様子を撮影して暴行を受けたと言う話がありますがそれも現在法律で規制されている上記の幻覚剤の使用や
閉鎖された島特有の近親結婚を繰り返した末の畸形などが記録され広まる事を嫌ってだと思われます。
そんな事から島の住民はカメラ、マスコミ等に過剰な反応を示すのです。
僕も卒論の取材中に何度か危ない目に合いました。
後、これは確認できなかったので僕の憶測ですが
>>108 の看板が立ち立入禁止になっている場所は
埋葬場だと予測しています。鳥葬の風習が残っている地域も有る様ですし
他にも・・・血が濃すぎるための畸形を神の使いとする地域も有り、神への捧げ物とされると言う話も有ったり。
集落でトラブルを起こし何だかの原因で始末された人間を隠したり
まぁ・・・ここら辺はあくまで憶測とか聞いた話ですので確認は出来ていません・・・。
興味が有る方も多く調べてみたいと思う方も居るかも知れません。
でも正直、これ以上は掘り下げないのが良いかな?と思います。
僕等から見て異様な光景でも彼等には受け継がれた文化ですから見ない知らない振りしておくのが一番です。
明治以前の村落ではそういった性的なのが結構あったんじゃなかったっけ。
夜這いの風習が残る村とかもあったわけだし。
小松和彦先生の思い出話
その1
大学院生の頃、四国の山奥に調査に出かけた
駅前でパンと牛乳を買い、神社の境内でそれを食べて昼食にした
その後、祈祷師さんのところに話を聞きに行ったら、祈祷師さんは、話をしながら、時々変な顔をする
そして、思い切ったような表情で、「にいさん、今日、神さんを怒らすようなことをしなかったか?」
「いいえ」「そんなことはない。今日、やったことを思い出してみろ」「神社でパンを食べました」
「あの神社は、今、入ったらいけない時期なんだ。そこに入ったのか」
そして、お払いをしてくれて、「なにもなければいいが」
東京に帰って、まず、当時婚約中の人に電話をかけたら、彼女がいない
突然、アパートを引き払っていた。そして、何も言わずに婚約を解消してくれ、という連絡が来た
祟りだ・・・と小松青年は思ったそうです
その2
研究者となって、四国で死んだ人を守護神(だったかな?)にする儀式を調査することになった
一緒に地元の教育委員会の人一緒にビデオを回したら、なぜか、霊のご機嫌が悪く、なかなか神になってくれない
そこで、ビデオを止めたら、なんとかなってくれた
それから、二年ほどして、そこを尋ねたら、現地の人たちが「先生、なんともありませんでしたか」
その儀式の後、関係者に「変事」がいろいろあったそうだ
>>55 夜這いの習慣は僻地だと昭和30年代ぐらいまで残っていたよ
観光客の女性に現地の青年がそれをかけて問題になったり、
よそから引っ越してきた女性にそれをやって、レイプとして裁判まで行ったこともある
>>高御座で血糊のべったりついた生首が発見されて
藤原兼家が揉みつぶした話。
もみけしたって書いてほしい。。
なんかこわいじゃんか。。
58 :
世界@名無史さん:2010/09/19(日) 00:16:04 0
徳川家康が宇宙人の訪問を受けたという話がなかったか?
駿府城の肉人かな?江戸の随筆『一宵話』が出典とあるが。
妖怪『ぬっぺっぽう』と関わりがあるともされ、京極夏彦や杉浦日向子がネタにしてる。
60 :
世界@名無史さん:2010/09/19(日) 09:11:27 O
また晋書のはなしだが…
後趙の石虎が太武殿を完成させた際に昔の聖賢・忠臣・孝子・烈士・貞女の絵を描かせた
その絵が皆胡人に変じ、頭が肩の中にめり込んで冠や髪が僅かに出るだけとなった
石虎はこれを非常に不快に思って誰にも言わなかった
佛図澄は石虎に向かって涙を流し、自ら申し出て自分の墓を作った
寺に戻ると独り言を言った「三年を得られるだろうか」「得られない」「二年、一年、百日、一月を得られるだろうか」「得られない」そのまま黙り込んだ
寺で亡くなったが、のちに西からやってきた沙門が佛図澄が西の関中に現れたと告げた
石虎が佛図澄の墓を掘らせると遺骸はなく、石がひとつあるだけだった
石虎はこれを不快がって言った「石は朕である。我を葬って去ったというのは吾がまさに死ぬということだろうか」病を発して翌年亡くなり、国は大乱に陥った
61 :
世界@名無史さん:2010/09/19(日) 11:59:31 0
徳川光圀が、八幡の藪知らずに入って出られなくなった、
って話は出典はあるのかな?
藪知らず自体は、今でも市中に唐突にある奇妙な藪として、
立ち入り禁止のまま残ってるんだが
黄門さんって結局でてこれなかったらしいな。
それで諸国漫遊中ってことにしたんだってね
男児厨房に入らずと言い出したのはいつごろなんだろう?
少なくとも本来は戦闘者集団である武士階級なら、戦場のサバイバル術の一つとして
調理のノウハウは必須だから軽視するはずないと思うんだが。
しかも知識人であれば「君子は庖厨をと遠ざく」の本来の意味ぐらいしってるだろうし。
やっぱ明治時代以降なんだろうか?
すいません、誤爆です。食べ物スレできいてきます。
>>61 光圀公がどっかの寺の祟りがあるという岩に
座ってみせたという話は何かで読んだ
67 :
世界@名無史さん:2010/09/21(火) 17:21:56 0
ホラー
68 :
世界@名無史さん:2010/09/21(火) 20:50:46 0
>>64 >本来の意味
賢人・亜聖たる孟子がなんでこんな愚論を言ったのかさっぱり分からん。
「厨房で屠殺される動物の悲鳴を聞くのが忍びない」から
「私は肉食をしない」なら分かるんだが
「私は厨房に入らない」であって穢れ仕事は下人にさせて
自分はしっかりその屠殺の結果である肉を食うんだもん。
>>69 その話の出典をしらないから、どういう文脈でいわれたのかわからないんだけど、
>「厨房で屠殺される動物の悲鳴を聞くのが忍びない」から
「私は肉食をしない」であると、生きていくために必要な栄養が取れない
また、菜食主義にしようにも、すでに動物の肉を食べる食文化が成立している以上、食べないと、関係者が失業する
動物を殺すことは忍びないが、人間はそれをしないと生きて行けない罪深い存在である
人間は、他者(動物をも含む)の立場を慮る想像力を持たねばならない
悲鳴を聞いたら、死にたくないという動物の感情がわかって、人間の罪深さ(業)が胸に迫って、食べることができなくなる
従って、君子は厨房に入るべきではない・・・とでもなったのかな?
まあ、でも、それでは、そんなことをしなければならない下人の立場は・・・となるがw
70 :
世界@名無史さん:2010/09/21(火) 21:54:39 0
儒教ってものが体を労する仕事は卑しく、頭を使う仕事は尊いという教え。
これは今の世の中だって実はそうだよ。
72 :
世界@名無史さん:2010/09/22(水) 22:01:30 O
また晋書の話だが
前秦の苻ヒが敗れた際、その司空徐義は西燕の慕容永に捕らえられた。
繋いで土に埋められ、殺されようとした所で観世音経を唱えると夜中にひとりでに土が開いて脱出することができた。
周囲には多くの兵がいたが、人が導いているかのように逃れ出た。
晋の楊セン期のもとへ奔り、洛陽令に任命された。
石虎らの仏図澄の扱いを考えると、仏教は呪術のように捉えられていたようだね
73 :
世界@名無史さん:2010/09/23(木) 05:15:54 0
晋書っておもしろいこと沢山書いてるんだな・・・
>>68 そら今の万人平等主義の建前をうるさく言う時代ならともかく、
孟子の生きてた時代は貴人と下賎は区別するというのが当たり前だったし
そもそも儒教自体そうした区別を定義付ける為のような経典だしな。
孟子にとっては何の矛盾もない考え方だったろうよ。
晋の恵帝の妃が、町で美少年を捕まえては宮殿に連れ込み、
もてあそんで捨てていたらしいな。
>>74 孟子は理屈よりも自然な感情を重視したから、ごく自然の感情を大事にするって
ことだと思う。
生贄の牛のエピソードとかもそう。
まあ、現在でも牛から肉になる過程はほとんど隠蔽されているが。
でも、肉を食べてるからって、一度はその過程を見ておけとはいえんよな。
>>76 うちの母親なんかも、テレビで松坂牛の生肉をみたら、「美味しそう〜」というくせに、
アジアの市場を見て、牛や豚の生首を見たら、「きゃー」という
矛盾しているよなあ・・・と友人に言ったら、
「そりゃお前、ヨン様の顔を見てきゃ〜と近づくおばさんでも、ヨン様がふる○ンで出てきたら、きゃーといって逃げるだろう
それと同じ」
>>75 千姫御殿の話も元ネタだね
旦那の恵帝は、ご存知、「お菓子を食べたら?」のマリー・アントワネットの話の元ネタになっているし
ご夫婦そろって、そういう話のネタ主になるとは、よっぽどユニークなご夫婦だったんだろう
千姫御殿の話も、ではなく、千姫御殿の話の、だった
79 :
世界@名無史さん:2010/09/24(金) 00:01:38 O
五胡時代の話だと後趙の石虎が死んだあと、前燕の慕容シュンの夢に現れて腕に噛みついたというのもあったな
慕容シュンはこれで病気になり、石虎の墓をあばいて死骸を踏みつけてから黄河に放り込んだが流れずに柱に引っかかったままになった
後に前秦が前燕を滅ぼしてから死骸を回収して葬ったという話だった
晋には現れない妖しい話がワンサカ…
何で正史にそんなエログロオカルトばっかり載せているんだ。
刷り込むためには、興味を持って読んでもらわないといけないからじゃないかね。
中国流の黙示文学だったりしてな。
旧約聖書に出てくるネブカドネザルの夢みたいな。
実際の事件を怪異に置き換えて書いているとか。
当時は分かりやすい話だったのが時代を経て
コピーエラー等が蓄積して気がついたら
怪異譚にしか見えなくなっていたとか?
84 :
世界@名無史さん:2010/09/26(日) 21:51:05 0
なるほど情報の劣化もありえるなー。
あとで話のつじつまを合わせようとして却っておかしくなったりして。
五胡十六国時代とかは、言語的にも混乱して翻訳の問題が多かったのかも。
志怪の黎明期ですからね。
道家や仏家の思想、とりわけ俗世からの乖離や霊験の話も目立ちますし。
乱世続きでこの世ならざる論理に動かされているという話の受けがよかったのやも。
苻堅の時代など、北の僧侶も南の七賢も妖しすぎる。
下克上の時代で、恨み買ったり色々身に覚えのある人も多かったと思う。
殺した相手の幻覚見たりとかあっても不思議じゃないし、
話として載せることで下克上や争いごとの抑制効果も狙ったかも知れない。
87 :
世界@名無史さん:2010/09/28(火) 12:15:38 O
またまた晋書
諸葛長民伝より
長民が富貴となった後、ひと月のうちに十数回も眠っていたところを飛び起きて人と組み打つような動作をした。
毛脩之がかつて同宿した際にこれを目撃し、驚いて理由を問うた。
長民が答えて言った「真っ黒で毛が生えた物がいるのが見えるが、我でなくては制することができないのだ」
屋内の柱の間から蛇の頭が出てきた為に人に刀で斬りつけさせたが、蛇は刀が近づくと引っ込み、遠ざかるとまた出てきた。
衣を引っ張って話しかける声が聞こえたが、その言葉は理解できなかった。
壁から長さ七八尺の巨大な手が出現し、これを切らせると突然見えなくなった。
その後間もなく誅に伏した。
>>87 オカ板の洒落怖の体験談にたまにこういうのあるな・・・
>>87 『晋書』は、伝陶潜作『捜神後記』とかぶるネタが多いですね。
実際は陶潜作ではないそうですが、同一原拠なのか、『晋書』が『捜神後記』を
ネタにしたのか、『捜神後記』が『晋書』をネタにしたのか。
二番目でもおかしくないぐらい、正史の癖に変な記述が多い。
90 :
世界@名無史さん:2010/09/28(火) 22:40:46 O
>>89 wikiでチラッと見てきました
晋書はだいぶ評判が悪いですね…
荒唐無稽と言われてもおかしくない様な記述も少なくないです
そう言えば、三国志でも諸葛カクが殺される時に屋敷の奉公人に異様な振る舞いがあったこと等記されているが、こうした話はみんな終わりの良くない人ばかりだ
「ヨーハン・ディーツ親方自伝」より
ゲルマン圏でよく見られたという「荒ぶる狩猟」の一種でしょうか
このあたりの山地でリューベツァールのことがさかんに話されているのを
耳にした。そして一夜をその山麓で過ごしたのである。火のないところに
煙は立たぬ、流刑の森の精か悪魔かが悪さをしないとも限らぬ。その証拠に、
夜、ある家で藁の上に横になっていると、深夜に馬と犬と狩人のものすさまじい
ざわめきと反響が、何度も家の前を通りすぎていくのを、わたしはこの耳で
聞いた。こんなことは毎晩で、めずらしくもなんともないと人々は言った。
ほかにも、リューベツァールは人々を迷わせる、そいつをからかう者の上に
雷雨を引き起こすことができるなど、リューベツァールの言い伝えには
事欠かなかった。真偽のほどについては、どちらとも答えないことにする。
>>91 いわゆる「夜の狩人」の類に見えますね。
出現するとされたのは冬が多いそうですが、
>そいつをからかう者の上に雷雨を引き起こすことができるなど、
からかった人間に害を与え、時に撃ち殺して連れて行くとよく言われていますし。
>>87 諸葛長民伝のその記述、ひょっとして麻薬中毒の幻覚作用じゃないかなと俺は思っ
てるんだが
薬物による幻覚症状は古代から複数存在したでしょうが、史書に記録された
のは、書き手が歴史の一部として書くべき事柄だと判断したからでしょう。
この場合、諸葛長民が非業の最期を遂げたのは、然るべき予兆あっての事で
あり、必然であったと言いたいが為に、史書に収録している。
実際に生前からこの手の話が言われていたのか、それとも死後に必然であっ
たとして話が作られたのかは分かりませんが、いずれにせよ、史書の中の設
定としては、そこに一定の意味があるとされている訳です。
前近代、少なくとも日本史も含めた東洋史における事件とは、個人の実力と
か努力によってその場で左右されるものというよりは、然るべき因縁なり天
なりによって、必然として起こったものと観念されている。
この場合、諸葛長民の死をそうした必然の観点から「やはり予兆があった」と
描写したもので、薬物中毒が実際にあったとしても、いちいち記されたので
はないという、史書の性格は考えておく必要があると思います。
中国の正史でここまではっきり記したのは珍しいと思いますが、概念自体は
特別なものではない。
史書というか史料に収録された時点で、単なる事実の記録ではなく、どんな
意図があって収録されたのかという、その史料の性質なり目的を考えないと
いけないと思います。
無視されたもの、書かれなかったものも、相応に存在する訳ですから。
ただあった内容を書かれたという、実験データではない訳です。
>>94 きちんと書いてなかった俺も悪いが、晋書に神怪談が多いのは知ってるし、その
文章が死の予兆を示している文脈なのも分かる。山野さんの博識は知ってるし、
あえてその見解に意を唱えるつもりもない。
ただ、長民が組み打つ相手は誰も見てないし、泊まった毛脩之も長民がいきなり
おかしなことをし始めたから驚いてる。
当時は麻薬の五石散が貴族階級で流行してたから、たまたま麻薬の幻覚作用が
記録に長民の死の予兆の神怪談的な話として残って、晋書に取り上げられたか
もしれないな、という程度のことで
>>93の感想書いただけ。
別にこれで麻薬中毒だ!と主張するつもりもないし、間違いない事実のデータ
とも思ってない。そんな軽い感想程度だと、山野さんには理解してほしいし、
一応当時の事情を抑えた上で言ってるのだから、それくらいの感想は言わせて
欲しいんだが。
96 :
世界@名無史さん:2010/10/02(土) 14:22:06 O
また晋書のはなし
劉聡載記より
劉聡の東宮の四門が突然理由もなく崩壊した。
のちに女人が男子に変じた。
聡の子約が死んだが、一本の指だけが暖かかったことから葬らなかった。
蘇って言うには…
不周山で劉淵に会い、従ってコンロン山に至った。
三日してまた不周に帰るとすでに死去した公卿将相が皆おり、壮麗な宮室を営んでいて蒙珠離国と号していた。
淵が約に言った
「東北には遮須夷国があるが久しく主がなく、汝の父がやって来るのを待っている。
汝の父は三年後にやって来るが、その後国内は大乱に陥って殺し合って我が家は殆ど死に尽くす。
ただ永明(劉曜)ら十数人だけが残るだけだ。
汝は一旦還っても後年また来ることになるだろう」
約は辞して帰ったが、道中で猗尼渠餘国を通過すると宮に引き入れられて皮嚢一枚を与えられ「漢皇帝に遣わす」と言われた。
帰ろうとすると「あなたは後年必ずここを通過するので、娘を妻にしよう」
約は帰ると皮嚢を机の上に置いた。
蘇って左右の者に皮嚢を取らせて開いてみると、白玉があって「猗尼渠餘国天王が遮須夷国天王に送る。後に会うことになるでしょう」と刻まれていた。
聡にこれを見せると聡が言った「このようなことならば死を懼れることはない」
聡が死ぬと、この玉を一緒に葬った。
97 :
世界@名無史さん:2010/10/02(土) 14:31:20 O
上記の後年のこと
鬼が光極殿で哭き、また建始殿で哭いた。
平陽で十里に渡って血が降り注いだ。
聡の子約はすでに死んでいたが、その姿が見られるようになった。
聡はこれを非常に不快がって太子粲に言った
「吾が病床につくようになってから怪異が甚だしい。
かつて約は妖言をなしていたが、ここ数日姿が見えるようになったのは吾を迎えにきたのだろう」
太興元年に聡は死んだ。
98 :
世界@名無史さん:2010/10/02(土) 14:57:38 0
99 :
世界@名無史さん:2010/10/02(土) 16:21:01 0
ああ自称「正義の国」よ、お前もか
102 :
世界@名無史さん:2010/10/05(火) 09:47:16 0
ロバート・D・カプラン『バルカンの亡霊たち』より
一九四一年一月二二日の夜、「大天使ミハイル軍団」は正教会の
賛美歌を歌い、ルーマニアの土を入れた袋を首にかけ、互いの血を飲み、
聖水を身体にかけて浄めを受けたのち、子供を含む二〇〇人の男女を
家から引きずり出した。そして、彼らをトラックに詰めこみ、ブカレスト
南部にあるドウンボビツア川近くの赤煉瓦の建物、市営の屠畜場に
運んでいったのである。犠牲者はすべてユダヤ人で、凍えるような暗闇の
なかで裸にされ、ベルトコンベアの上で四つん這いにさせられた。こうして、
恐怖の叫び声をあげながら、ユダヤ人たちは全自動化された屠殺装置の中に
送りこまれていったのである。頭と手足を切断され、血が噴き出している
胴体を軍団員はひとつずつ鉤にかけ、「食用可」というスタンプを押して
いった。逆さまに吊るされた五歳の少女の胴体は「血まみれで、仔牛肉の
ようだった」と、翌朝、現場を目撃した人は証言している。
>>95 山野はこの板のご意見番。
あなたが何を硫黄と俺たちは山野についていく。
敗者は去れ
信者に見せかけたアンチ乙
>>104 信者がわざわざそんなことを書くわけ無いからなw
でも、貴方も相手するなよ 荒れるだけだ
106 :
世界@名無史さん:2010/10/05(火) 17:46:33 0
>>103 ムササビはあっという間に飛び去ってしまいますよ
自分が気にいらない意見や対立するコテハンを潰すことにかけては山野さんは才能があるね。
素晴らしい能力だと思います!
108 :
95:2010/10/05(火) 19:16:16 0
よく分からん展開にされてるが、俺は95しか書き込んでないから。
どれかに俺が絡んでると誤解されるのも、山野氏潰しのためのネタのダシにされ
るのも迷惑だとだけ言っておく。
ちなみに甘卓を斬ったのは王敦
甘卓
字は季思。丹陽の人。三国呉の折衝将軍甘寧の曾孫。江南有数の武門で、八王の乱で呉王常侍を辞して洛陽を離れる途上、陳敏に自立を促して江南勢族との連和を成功させたが、
程なく顧栄らの勧めで離背し、陳敏覆滅の主因となった。東晋が興ると王敦に属して襄陽に鎮し、王敦の建業攻略に乗じて挙兵したものの敗死した。
何で中国って死兆のバリエーションがやたらと多いんだ
112 :
世界@名無史さん:2010/10/07(木) 23:52:45 O
晋書のはなし
前燕の慕容コウが狩猟をしていた際に河を渡ろうとして、朱衣・白馬の一人の父老に出会った。
その父老は手を上げてコウに言った「ここは狩猟すべきところではないので王は還られるように」
コウは従わずに河を渡ったが、連日大収穫を獲た。
白兎を見つけてこれを射ようと馬を走らせたが、馬が倒れて負傷した。
車に乗って宮殿に帰還し、(慕容)シュンを呼んで後事を託した。
在位十五年で亡くなった。
114 :
世界@名無史さん:2010/10/11(月) 21:24:41 O
蜀書トウ芝伝と注より
トウ芝は延熙十一年に発生した反乱を軍を率いて征伐して頭目をさらし首にした。
十四年に死去した。
トウ芝が遠征した際に黒い猿が山沿いに行くのをみつけた。
芝はいしゆみが好きだったので、自ら猿を射て命中させた。
猿は矢を抜くと木の葉で傷口をふさいだ。
芝は言った「ああ。わしは生物の本性にそむいてしまった。まもなく死ぬだろう」
>>113 自らを滅ぼすってことでは?
>>114 意味がわからず不気味。
こういう不気味さはある意味、予定調和な展開にならないとき面白いと感じる笑いと似てるかも。
「生物の本性に背く」って何だ?
喰う必要もないのに他の生物を狩ることか?
>>116 >猿は矢を抜くと木の葉で傷口をふさいだ。
おそらくここ。
猿以外の何かをうってしまったのだろう
猿じゃなきゃなんなのさ
山の神様的な何かじゃない?
それで 生物の本性にそむく?
山中でサルが動物とは思えないことをしていたのを目撃・・・
って怪談結構あるよね
霊長類ならではなんだろうなあ
猪でロデオでもしていたんじゃないの?
原文は「吾違物之性,其将死矣!」なんだが、
この「物」が生き物の意味に限定されるかどうかは正直分からない
「生物の本性」は筑摩書房の訳文だと思うけど
ここの三国志の訳は結構問題があるといわれてる
>物之性
詳しく知らないですが、漢文の「物」って
日本語の「モノ」の用法や語感とは結構違うんですかね?
日本語のもののけとかつきものとか。
一緒かとおもったんだけど中国語にはそういう意味はないらしい。。
126 :
世界@名無史さん:2010/10/12(火) 22:03:32 0
「物を済ふ」って文は
「民を救済する」って意味なんだよね。
そこで諸星大二郎
不可解な話を筋道の立てた話にする天才。
でも納得しきれない何かが残る読後感。
人物の表情が場にそぐわないものだったりするのが不気味。
筑摩の三国志みてきたらやっぱり「生物の本性」だった
ただ、問題の箇所の注に引用された華陽国志をみると、もともとは「吾”傷”物之性」だったのが、
なぜか引用のときに「吾”違”物之性」にされてたことがわかった
”傷”だと”違”よりは物理的に損なう意味合いが強くなるので、
「物」も生き物の意味と解釈しやすくなるかも知れない
物の性(もののさが)じゃねえよ。
性の物(しょうのもの)なんだよ。
「物之性」なのに?
性ですか、性ですか
又有一說,ケ芝见到一隻猿抱著子猿在树上,用弩射他,射中母猿,
子猿為母猿拔箭,捲樹皮、樹叶塞住创傷。ケ芝感到叹息,將弩投入水中,
自知死期將近。
こういうのもあるね。
ケ芝在征涪陵時,见到缘山有許多K猿,ケ芝又好弓弩,便親手射猿,一箭便中。猿拔出箭矢,捲樹皮、樹叶塞住创傷。ケ芝說:「嘻,吾违物之性,其将死矣!(唉,我违背物種的天性,我将死了!)」
樹皮を傷に巻いたのか?
>我违背物種的天性
現代中国語訳でもそういう感じか
135 :
114:2010/10/13(水) 23:01:57 O
>>123 ご名答です
筑摩書房見ての書き込みです
他の正史にも翻訳されたものがほしい…
136 :
世界@名無史さん:2010/10/16(土) 22:28:58 O
晋書より
後趙の石虎の子である石宣が兄弟の石トウを殺そうとしていた時のこと
石トウがやってくると、佛図澄はこれを凝視した。
トウが懼れて理由を問うと答えて言った
「あなたが血の臭いがするので見ていたのです」
宣が人を遣わしてトウを寺の中で殺した。
137 :
世界@名無史さん:2010/10/16(土) 22:57:59 O
また晋書のはなし
苻堅載記より
堅が在位して五年、鳳凰が集まったことからその境域内に大赦を施行し、百官の位一級を進めた。
はじめ堅が大赦を行う際に、王猛・苻融と露堂で密議した。
堅が自ら赦文を作り、猛・融が紙と墨を供した。
一匹の蒼い蠅が入り込み、大きな音を立てて筆の辺りを行き来した。
突然長安の街中に「大赦が行われるぞ」との噂が流れ、有司が報告した。
堅が驚いて融・猛に言った「禁中で誰も聞いていないのに、どうして泄れたのか?」
命を下して探させると、一人の黒衣の小人が街中で「大赦が行われるぞ」と大呼してすぐ見えなくなったとの報告があった。
138 :
世界@名無史さん:2010/10/17(日) 03:47:32 0
139 :
世界@名無史さん:2010/10/17(日) 04:27:47 0
中国すごすぎだな
仮に作り話にしても良くできてる
140 :
世界@名無史さん:2010/10/17(日) 18:12:40 0
晋書って太宗皇帝自身も編纂に携わっているよな。
なんでこんな怪談ばっか載せたの?
実録編纂に介入したことで謗られるのをかわすために
史書のトンデモ要素を割り増しして、
実録の傷を相対的に目立たなくしようとしたとか
神功元年一月庚子、有人走入端門、又入則天門、至通天宮、閽及仗不之覺。時來俊臣婢產肉塊如二升器、剖之有赤蟲、須臾化為蜂、螫人而去。
(新校本新唐書 志 卷三十六 志第二十六)
唐書のこの辺りは変な記述が多いw
143 :
世界@名無史さん:2010/10/21(木) 15:55:35 O
三国志で諸葛カクが殺される時に、侍女が屋敷で不可思議な行動とる話ってあったよね
144 :
世界@名無史さん:2010/10/22(金) 07:22:09 0
>>136 「どうしてそんなことまで分るんですか?」と驚いて尋ねると、
ドン・ボスコは私の手を取って、固く握りしめながら、
私の顔をきっと見て、それから秘密を打ち明けるような態度で、
「私はあの男の心を読んだんですよ。」と云った。
「へーえ!じゃァ神父さんには、私の罪も見えますか?」
「見えますとも!少し匂いがしますよ。」と、
ドン・ボスコは笑いながら答えた。
実際、ドン・ボスコは匂を嗅ぎ分けたに違いない。
と云うのは、告解の時に、私が云い忘れたことを、
此の時ドン・ボスコは即座に私に云って聞かせた。
而も、極めて正確に云い表したのである。
私の住んでいた所は、ドン・ボスコのいる所から
少なくとも半里は離れていたのであるから、
私の心を読んで知る以外に、此の事を知る道はなかったのである。
http://hoarun.web.fc2.com/sou1.html http://hoarun.web.fc2.com/
145 :
世界@名無史さん:2010/10/22(金) 07:23:21 0
>>144 以下コピペ引用です。
シエナの聖カタリナも罪を犯した人から漂う臭いで罪人か分かったそうだね。
ある日女性が聖カタリナを訪ねて来て、話している間中、
その女性に顔を向けて話を聞く事が出来なかった。
失礼だと、他のシスターが注意すると、
真正面に座って聞いているだけでも、大変な愛徳でしたと答えられた。
なぜならその女性からは、恐ろしいほどの悪臭が漂っていたから。
他の人がその臭いを嗅げたらとてもその場に居ることすら出来なかったそうです。
その女性は、司祭と姦淫の罪を犯していた。
146 :
世界@名無史さん:2010/10/22(金) 07:24:51 0
147 :
世界@名無史さん:2010/10/22(金) 07:31:23 0
カトリックには「エクソシスト」がいる
その人たちについて書かれた本をよんだことあるけど、
悪魔つきは、ほとんどの場合、精神病だとエクソシスト自身がいっている
16世紀の悪魔祓いでクライアントが吐いた釘は16世紀の技術で作られたもので、
20世紀の悪魔祓いでクライアントが吐いた釘が20世紀の技術で作られたものなのは、どうしてだろう、って
「これが逆なら驚きますが」とエクソシストの資格のある神父さんの言
ただ、ときどき、理解に苦しむのもあって、それは本物の悪魔つきなのか、
現代の精神医学では対処できない精神病なのかはわからない・・・ともおっしゃってた
映画「エクソシスト」のモデルになった神父さんは、とても立派な方で、
確かに超能力を持っているのではないかと思わされるような人だったらしいが、
その人の生い立ちを見ると、少年時代に修道院に入って、現在の目から見たら、
児童虐待じゃないかと思わされるような厳しい修行を積んだ人
もともとその素質があり、なおかつ、幼い時からそのための厳しい修行を積んできた人のみがもつことのできた、
集中力・洞察力その他からくる「超能力」だったんだろうな
しかし、釘をはく行為が精神病からくるものなら、
釘を吐くためにほうばるという姿も鬼気迫るものがある
ありきたりな感想だが、そりゃ、悪魔も怖いけど、悪魔を創造する人間の心もまたこわい
人間の心の複雑さには驚くより仕方がない
アーサー王がなぜかシチリア島で魔王になっている話
ハイステルバッハのカエサリウス『奇跡をめぐる対話』より
皇帝ハインリッヒがシチリアを征服した頃、パレルモの教会に首席司祭がいたが、
彼は確かドイツ人だったと思う。ある日、素晴らしい馬がいなくなってしまったので、
彼は召使にあちこち探させた。途中で出会った老人が召使に尋ねた。「どこへ
行くのかね、そして何を探しているのかね」。「主人の馬を探しているのです」。
召使が答えると。老人は「わしは馬がどこにいるか知っておるよ」という。「では、
どこにいるのですか」と尋ねると、老人は答えた。「ギベル山だよ。私の主人の
アーサー王がその馬をもっておられる」と。その山はエトナと同じく炎を吹き上げて
いた。老人はいった、「お前の主人に、一四日目にあの山の宮殿に来るように
いいなさい。もしお前が伝えないと、厳しい罰を受けるぞ」。
召使は戻って主人におののきながら、聞いたことを伝えた。首席司祭はアーサー王の
宮殿に招かれたことを聞いて笑いとばしたが、やがて病気になり、指定された日に
亡くなった。この話はボンの聖堂参事会員をしているゴットシャルクから聞いた話
だが、彼はそのときパレルモにいたという。
当時、火山は煉獄の入り口と考えられていた。
アーサー王は、妖精郷とかそういう、
いわゆる「常世」「あの世」と相性が良い伝説の人だからなぁ。
「あの世」の関係者として魔王的に伝承されてもおかしくないわな。
>>150-151 そもそも当時アーサー王伝説ってどこからどう伝わったんだろう。
イギリスからシチリア。バイキング経由かなあ。
地元に伝わる別の伝承がアーサー王伝説に結びついたというか
アーサー王に仮託された可能性もあると思うけど。
>>150を見る限り、少なくともドイツやイタリア辺りまでは
アーサー王の名前が説明なしで分かるほど知られていたのかな
【10月25日 AFP】フランス・パリ(Paris)近郊の小村ラ・ヴェリエールLa Verriereで23日、
集合住宅の4階に暮らす一家のうち11人が「悪魔から逃げようと」次々にバルコニーから
飛び降り、乳児1人が死亡、7人が重傷を負うという奇妙な事件があった。
数人が集合住宅のバルコニーから飛び降りたとの通報を受けて駆けつけた消防が
発見したのは、腕に刺し傷を負った全裸のアフリカ系男性1人と、子ども3人、乳児1人
を含む負傷者らで、このうち乳児はパリの病院に運ばれ手当てを受けたが、死亡した。
検察発表によると、事件が発生したのは同日早朝、この家に暮らす一家のうち13人
がテレビを見ていたとき。乳児が泣き出したのを聞いて起きた男性が、全裸のまま
ミルクを作りに行こうとしたところ、その姿を見た男性の妻が「悪魔よ、悪魔だわ!」
と叫んだ。
これを聞いた妻の姉妹が男性の腕を刺し、玄関から男性を追い出した。男性が部屋
に戻ろうとすると室内はパニックになり、一緒に暮らしていた家族が次々に窓から飛び
降りたという。
警察によると、2歳の子どもを連れて飛び降りたある男性は、這って2ブロック先の
茂みまで移動して身を隠したが、「自分の身を守らなければならなかった」と叫んで
いたという。
捜査では、部屋から幻覚薬の類やオカルト儀式が行われていた形跡は見つかっ
ていない。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2769647/6368496
この事件は前夜に家族が食べた茸のなかに毒キノコが混じっていたのが原因。
むかしはよくキノコ中毒による幻覚でこういう事件があったとされている。
あー昔の猟奇事件や怪奇事件の真相って食物起因の幻覚が結構ありえそうだね。
ラザロ兆候
ラザロという男性が脳死判定された直後
身体を切り刻まれ臓器移植を開始したときの動画
脳波停止しているのだが
動画を見ると明らかに激痛を嫌がっている
医者は脊髄反射と言うが本当なのかはラザロにしかわからない
どういうわけか
この動画があちこちから削除されている
>>157 今ではそれがあるから、脳死判定後も必ず麻酔使うんだったか。
脊髄反射だろ。
脳ミソ切り取ったカエルだって、電気流せば筋肉が動くんだぜ。
脳が死んでても臓器は生きてるから、移植に使えるんじゃないか。
確かに、反射出るくらいフレッシュでないと、使えなさそうだな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%AD ラザロ
『ヨハネによる福音書』11章によれば、イエスによっていったん死より甦らされた。ラザロが病気と聞いてベタニアにやってきたイエスと一行は、
ラザロが葬られてすでに4日経っていることを知る。イエスは、ラザロの死を悲しんで涙を流す。イエスが墓の前に立ち、「ラザロ、出てきなさい」と
いうと、死んだはずのラザロが布にまかれて出てきた。このラザロの蘇生を見た人々はイエスを信じ、ユダヤ人の指導者たちはいかにしてイエス
を殺すか計画しはじめた。カイアファと他の大祭司はラザロも殺そうと相談した。(ヨハネ12:10)
名は体を表すというが、
>>157の話にハマりすぎ。西洋の都市伝説の一種じゃね。
163 :
世界@名無史さん:2010/10/27(水) 13:23:54 0
『晋書』には次のような話を載せる。江陵の守備側が、杜預の頸に瘤があったことから、犬の頸に瘤に見立てた瓢をくくりつけたり、
木の瘤を「杜預頸」と称してからかった。杜預は城を攻め落とすと、その住民を皆殺しにしたという。
>>153 それで思い出したけど、インスブルックのハプスブルクの王宮の教会になぜかアーサー王の銅像がある。
ハプスブルク家としては「自分たちの先祖にアーサー王がいる!」と主張したかったとか何とか。
アーサー王伝説はイギリスがそのお話しの舞台なのは今更いうまでもないことなんですけど、
物語として流行したのは実は中世フランスがメインだったんですね、何故かは知らんけど。
で、そちらの宮廷文学として色々と発展していった結果、欧州のあちこちの国に受け入れられ
ていったのではないかと思われます。
167 :
世界@名無史さん:2010/10/31(日) 09:13:55 O
晋書曇霍伝より
ある人が衣服を贈ると、受け取ってから河に投げ込んだ。
後日贈り主のもとへ戻ったが、衣服は濡れていなかった。
ある人がその錫杖を隠すと曇霍は大声で泣いたが、しばらく目を閉じてからこれを取って起ち、人々はこれを奇とした。
禿髪ジョクダンの娘が重病となり、これを治療するよう請うた。
曇霍が言った「人の生死は定めがあって聖人といえども禍を転じて福とすることは出来ず、曇霍がどうして延命できるでしょうか。」
ジョクダンが固く請うた。
この時後宮の門が閉じていたが、曇霍が言った「急いで後門を開けてみなさい。門が開けば生き、開かなければ死ぬでしょう」
ジョクダンは命じてこれを開かせたが、開かずに娘は死んだ。
168 :
世界@名無史さん:2010/11/01(月) 15:41:10 0
>>166 聖盃伝説と一体化してるからじゃない?
フランスが聖盃熱高かったという事情もあるのでは
5〜6世紀にケルト系のブリトン人がアングロサクソンと戦い、アーサー王伝承の元になったが、
敗れたブリトン人はウェールズやアイルランドのほか、ブルターニュ半島やアキテーヌにも逃れた。
やがてノルマン人が北フランスやイングランドを征服し、南はシチリアにまで来て王国を建てたが、
同じ頃アキテーヌや南仏にはトルバドゥールが現われ、その文化が北フランスやドイツにも広まったようだ。
>>168 なるほど。
一応は宗教的なものも絡んでくる物語でしたね。
ありがとう。
171 :
世界@名無史さん:2010/11/20(土) 22:40:11 0
172 :
世界@名無史さん:2010/11/25(木) 21:20:06 O
魏書李勢伝より
建国十年司馬【耳冉】の将桓温がこれを伐ち、勢は温に降った。
これより以前怪異がしばしば発生した。
成都の北郷である人が女子が草の中に入るのを見かけた。
行って見てみると人のような形ではあるが手足はなく、ゆらゆら動いたが言葉を発することはできなかった。
広漢で馬に長さ一寸半の角が生えた。
一頭で六つの耳があり目はなく牡牝二身を持つ馬が現れた。
皮も毛もない驢馬が現れたが、数日して死んだ。
江南の地に血の雨が降り、地面に毛が生えた。
江源に高さ七八尺で花も葉も赤い草が生えた。
フリョウの民薬氏の妻の頭上に長さ三寸の角が生えた。
これだけ列挙するのは特定の意図によるものだろうね…
>建国十年司馬【耳冉】の将桓温がこれを伐ち、勢は温に降った。
どの辺が異常の原因なのかよく分からん
wikipediaによると「李勢は荒淫に明け暮れ、他人の妻を奪い、大臣を殺して、政治をかえりみなかった。」
という事なので、国を失う前兆という事だろう。
フラグ立ちすぎワロスwwww
って奴ですね
「これだけやっているんだから、天命が革まっても仕方ないよね?」みたいな。
あーそっか。
三国志演義でも使われたネタだったね。>頭に角 角=刀を用いる
178 :
世界@名無史さん:2010/11/26(金) 19:33:17 0
成都の>>北郷である人が女子が草の中に入るのを見かけた。
行って見てみると人のような形ではあるが手足はなく、ゆらゆら動いたが言葉を発することはできなかった。
ふつうにヒトニグサ(人似草)
>頭に角 角=刀を用いる
解説plz
頭に刀を用いると首が落ちる。
181 :
世界@名無史さん:2010/11/26(金) 20:27:47 0
ヒゲを剃るだけかも
183 :
世界@名無史さん:2010/11/26(金) 20:45:06 0
漢書も怪異の話は多い。
武帝の皇子二人が帝位簒奪の陰謀を企てて
露顕直前に屋敷に怪異が起こったとある。
日本とか中国の昔の人は奇形の動物とか実際に目撃すると
「ハッ!天下に一大事が?!」とか思ってたんだろうか?
185 :
世界@名無史さん:2010/11/26(金) 20:54:36 O
ものによっては瑞祥で、ものによっては凶兆だよね
186 :
世界@名無史さん:2010/11/26(金) 20:58:03 0
ロシアのピョートル大帝は奇形児の遺体や
奇形動物の剥製、ホルマリン漬けを大量に集めていて
今でも残っているんだが
これは単なる病的好奇心によるものだろうか。
『三国志』魏志・公孫淵伝より
公孫淵が魏に征伐される以前、彼の家ではたびたび奇怪なことが起こった。
たとえば犬が頭巾をかぶり、赤い着物をつけて屋根に上がっていたり、
飯を炊くと、蒸し器の中で赤子が蒸されて死んでいたりした。
また襄平の北では生肉を売っていたが、それは長さも太さも数尺あり、
頭と目と口があって、手足がないのにゆらゆら揺れ動いていた。
ある占い師は「形態があるのに完全でなく、肉体はあるのに声がない。
このような怪物の現われた国は滅亡するであろう」といった。
>>187 >たとえば犬が頭巾をかぶり、赤い着物をつけて
近頃はよく有るな。やはり滅亡するのかな。
>飯を炊くと、蒸し器の中で赤子が蒸されて死んでいたりした。
グロすぎワロえない
190 :
世界@名無史さん:2010/11/27(土) 00:47:22 O
犬が衣冠をつけて役所に着席してる話ならどこかで読んだような気がする
>>187 >たとえば犬が頭巾をかぶり、赤い着物をつけて屋根に上がっていたり、
>>190 >犬が衣冠をつけて役所に着席してる話ならどこかで読んだような気がする
想像すると可愛くて仕方ないのは俺だけかw
服を着てる…と言うか着せられてる犬は妙に可愛いからなw
いや、可愛いっすよw 凶兆どころかなごむわ
194 :
世界@名無史さん:2010/11/27(土) 09:35:15 O
モコモコの子犬なら…
でもあれ実際、犬は天然の毛皮があるから
その上に服まで着せられるとクソ暑くてしょうがないらしい
帝政ロシア末期のラスプーチンだとかロマノフ一家虐殺とか
一次史料が共産党に消されたせいで伝説眉唾てんこもりだよな
まだ100年経ってないのに
スレチで申しわけないが、
この夏の縁日で、浴衣を着たパグ
(といっても、浴衣の布を胴に巻いて、帯でくくっただけなんだが)
を連れて歩いている人がいて、あまりの可愛さに驚いた
すれ違う人たちが、みんな可愛い、可愛い、というので、飼い主だけでなく、パグも嬉しそうだった
>また襄平の北では生肉を売っていたが、それは長さも太さも数尺あり、
>頭と目と口があって、手足がないのにゆらゆら揺れ動いていた。
誰が売っていたんだろう・・・・
199 :
世界@名無史さん:2010/11/27(土) 11:51:50 0
今の時代の我々はこういった資料を
伝説、創り話だとかそういった類で捉えていると思うが
当時の人々にとってはマジ、ガチなことだったんだろうね。
迷信や信仰など現代の比ではないはず。
戦争勝者側のプロパガンダが残されているのであって、ナチのガス室と同類。
202 :
世界@名無史さん:2010/11/27(土) 18:42:00 0
203 :
198:2010/11/27(土) 18:43:11 0
204 :
世界@名無史さん:2010/11/27(土) 18:53:47 O
視肉?
太さ数尺もある蛇はそういない気がする
開きにして複数つなげればそれっぽくなる。
207 :
世界@名無史さん:2010/11/27(土) 19:53:49 O
有名どころでハンプトンコートのジェーン・シーモアとか?
>>186 奇形動物(一つ目とかシャム双生児等々)の剥製(展示品)なら欧州の博物館の何ヶ所かで目にしたよ。
解説とかスルーしたからよくわからんけど、単にピョートル一人の趣味ではないような気もするw
209 :
世界@名無史さん:2010/11/28(日) 05:56:49 O
大阪デモでは犬が日の丸の服を着て行進してるぉ
、-‐'''""''''\
\ ● \ 海保!海保!海保!
\-‐'''""''''
\ ∧_,,∧
○○・ω・´)
ヽヽ` ヽ'´)
@〉 ,.- '´
〈_ノ´.................
............::::::::::::::::::::::.::::::::::
>>208 荒俣宏先生の御本で、その手のコレクションの特集を組んだものがありましたね。
他にも本一冊にどなたかがおまとめになったものを、数年前に目にしたことがあります。
日本だって奇形から猿と魚で作った人魚のミイラまで色々あった。
っていうかその手の細工物は輸出品だった。
213 :
世界@名無史さん:2010/11/29(月) 22:49:26 O
晋書のはなし
馮バツ載記より
井戸が渇して三日後にもとに戻った。
尚書令孫護の里において犬と豕が交わるということがあり、護はこれを不快に思って太史令ビン尚を召し寄せて占わせた。
尚が言った「犬と豕が異類どうしで交わったのは性に違いその根本を失ったのであり、乱によって衆を失って敗亡するというものを示します。
あなたは位を極め、諸弟は皆列侯となって王室を傾ける程になっています。
妖異が里に出現したのは他家を示していないことであり、あなたは過ちのないよう慎まれますように」
護は黙然として喜ばなかった。
護の弟伯仁・叱支・乙抜らは才力があり勇をもって知られていたが、待遇の不満を現したために誅殺された。
馮バツは護を左光禄大夫・開府儀同三司・録尚書事として慰めたが、護が不満を表情に現したために酖殺された。
_,,..:--─‐-=,,._
./;;,ィ''"´ ̄`゙゙ヾ;ミミミ;;、
./ミミ/゙ ゙:::゙iミミミ:l
iミミ′: : ..::::_;ミミ;ミ;リ
ヽ,! ゙ .,;;;..'' ''゙゙;;_ ゙:::ヾ;;;;;;/
. } :'゙::“:゙:. l::'゙.”:゙;.::'':;;゙irく
. | ヽ .,r ..:::、 ..::::;;;トl;| __________
|.. :' ''ー;^''::ヽ. :':::::;;;i::ソ /
. l、 ←‐'‐→、! ..::::;;;l゙´ < 昔の人簡単に人殺しすぎワロス
ヽ.. `゙゙゙.,゙´ '":::';;;ハ、 \
_,,/`i、 -:: -:::'::゙:::;;ツ'::::`;、_  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_,...-‐''" | ゙;、 i":;;:::::;,/':::::::::;!::::`::-、.._
.l゙ ゙ヽ:;,ン'":::::::::::::/::::::::: : -ー `
l .,/;l ,r"
.ヽ /r;:ヘ、 ,,/;''
゙ ''::'`'´ ヽィ::'
216 :
世界@名無史さん:2010/12/03(金) 22:02:59 O
晋書のはなし
南燕の慕容徳は桓玄の敗北を知ると、慕容鎮を前鋒とし慕容【金重】を大都督として歩騎二万五千を授けて出発させようとしたが病気を発した為に取り止めた。
徳はその兄の子超を長安から迎えていたが到着した。
徳の夢にその父が現れて言った
「汝は子がないのに何故超を立てて太子にしないのか。そうしなければ悪人が異心を抱くだろう」
徳は目覚めると妻に言った
「先帝が夢においてこのように告げられたからには、吾は死ぬこととなるだろう」
書を下して超を皇太子として境内に大赦を施行し、父の後を嗣いだ者の爵を二級進めた。
その月のうちに死去した。
217 :
世界@名無史さん:2010/12/07(火) 01:33:36 0
↓易経を学ぶ人には有名な話。
元治元年のこと、佐久間象山は公武合体論と開国論を説くため、
一橋慶喜に招かれて上京することとなった。
象山は日頃、易占を行って行動を決していたが、今回は筮を立てようとしない。
不思議に思った弟子が尋ねても、象山はもっぱら
「易は心に惑う時にするものだ。今度のことは吉凶問うところでない」
と言うのみであったが、ついに弟子のたっての望みで占ってみた。
得た卦は、沢天夬の上爻変。易経には「无號、終有凶」とあり、
小人が泣き叫んでも遂には殺される、という明らかに最凶の卦。
しかし象山は動ぜず、駿馬を求めて京へと出立した。
途中、美濃国大垣にて知人、小原仁兵衛の邸に寄り、大いに歓談した。
その内、小原氏が象山にふと「今回は易占は立てましたか?」と問い、
象山が沢天夬の上爻変を得たことを告げると、その場で小原氏は黙してしまった。
小原邸を発して京都に上り、諸法を遊説して帰国しようとした矢先、
三条木屋町で、河上彦斎等の手にかかり暗殺された。
出典は象山の門弟で後の外務書記官、北澤正誠の談話を
高島嘉右衛門が聞きとったものらしい。
218 :
世界@名無史さん:2010/12/09(木) 19:42:49 0
>>易は心に惑う時にするものだ。今度のことは吉凶問うところでない
ふぅぅん。。
高島嘉衛右門自身の易では、娘婿の伊藤博文(伊藤の妻は高島の娘)を朝鮮に行く前に占って、
そのとき出た卦は「艮為山」
凶だから行くなといった。そして、行くなら、「根」と関係のある人間は近づけるなと言った
って話が有名だな
根? 恨でなくて?
安重根だろ。
朝鮮語の”恨”は日本語とは意味がずれるから、復讐とかそういうのではないし。
そっちは朝鮮語では”怨”
222 :
世界@名無史さん:2010/12/10(金) 00:58:10 0
現代についてもいえることだけど、
易とか占い関係とか、気功とか超能力みたいな話って、
どれくらい信憑性があるのかの判断が難しいね。
>>217みたいな話はその場にいた弟子本人が言っている話だし
それが出版された時にはきっとまだ、当時を知る人がたくさんいたはずの時代だから
高島某の作り話であるはずはないんだが、、、
じゃあやっぱり、易ってすごいんだね!と思うか
たまたま当っただけだろ、と考えるか
北澤正誠さんが誇張して話たんだろ、と考えるかは
受け取る人個人の問題になる。
まあいずれにせよ、江戸末期までの知識人(儒学者)は
結構日常的に易占をしていたし、
佐久間象山みたいな開明的な人でさえも、それで行動を決めていた、
というのは、今から思えば、少し意外な事実だね。
よく考えれば易経って儒学の聖典だから、当り前といえばそうなんだけど。
以前、高島嘉右衛門の小説(高木彬光著)を読んだことがあるんだが、
結局、易で出てくるのは、とても抽象的なもので、それをどう判断するかが重要
高島は、当時「易聖」といわれた人で、今でも易者が高島を名乗るのはそのせいなんだそうだが、
結局、当てたのは、本人の判断力、洞察力、決断力の方が大きいと思ったな
そして、高島自身が、「ことごとく易を信ずれば、ことごとく無きにしかず」なんて言葉を残している
>ことごとく易を信ずれば、ことごとく無きにしかず
相当のレヴェルまで達した人間の言葉であるな。
225 :
世界@名無史さん:2010/12/10(金) 13:17:07 0
【社会】 南京事件、日本兵の「300人殺す」日記見つけた…熊本大教授ら「これは国際法違反の『虐殺』だと判断できる」★2
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1291799723/ ★南京事件の従軍手帳入手 熊本大教授ら
・1937年の日中戦争で旧日本軍が関わった「南京事件」で、熊本近代史研究会
(会長=小松裕・熊本大教授)は7日「中国人捕虜300人、全員を殺した」と
解釈できる書き付けがある熊本県出身兵の従軍手帳を入手した、と発表した。
会によると、手帳は九州出身者中心に編成された第6師団騎兵第6連隊の
伍長として南京戦に加わった故・牧野信人さんのもの。息子の久仁博(くにひろ)さん
(77)=熊本市植木町=が会に提供した。
手帳には、南京が陥落した37年12月13日に戦闘に参加したとの記載があり、
翌14日の箇所に「約三百捕領ス 全部殺ス」と書かれていた。会は「前日の戦闘での
捕虜300人を第6連隊が受け取り、翌日全員殺害したと考えられ、国際法上、
不法な『虐殺』とみなせる」と話した。
南京事件の犠牲者数や、戦争中の不法殺害(虐殺)の定義には諸説あり、立命館大の
北村稔教授(中国近現代史)は「捕虜として待遇すべきかどうかは状況によっても
異なる。そもそも一兵士の日記だけで『虐殺』の証拠とするのは危険だ」と話している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/214341
俺が以前テレビのワイドショーで見た易の教室みたいな所のレポートでは箱の中身を当てるんだけど、
卦はそれぞれ違うんだけどそれを各人がそれぞれに判断して石鹸という正解を導き出していた。
227 :
世界@名無史さん:2010/12/10(金) 18:41:35 0
Tv局の仕込みだろ
228 :
世界@名無史さん:2010/12/10(金) 20:25:27 0
>>易は心に惑う時にするものだ。
>>ことごとく易を信ずれば、ことごとく無きにしかず
めっちゃ納得したww
つまり易ってものは実は 「自分の心の中にあるものを見る為の手段、道具」 だってことだね。
他人に教えてもらわないと見えないこともある。
見えているのに見たくないこともある。
こりゃ、賢い人にしか出来ないわ。。
町中のよく流行る占い師ってさ。
水晶玉でも 手相診断でも 姓名判断でも タロットでも。
見てるのは水晶でも手相でも名前でもカードでもないw
相談にきた人間の姿を見てる。聞いてる。嗅いでいる。
そしてその相手の心の中にあるものを探り当てるんだ。
勇気がなくて踏み出せないこと。
止めるべきなのに踏ん切りがつかないこと。
でもだれかにぽんと背中を押してほしいんだ。
それを占い師達はさぐりあてて励ます。
易とはそういうものなんでしょう?
まぁ、易経にはそうは書いてないけどな。
230 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 00:03:22 0
適当に言っているだけなのに権威あるとでも思っているの? なんか週刊誌でおっぱい占いしていた易経のセンセいたじゃん
おっぱい占いしていた易経のセンセは適当に言ってるだけかもしらんが、
だからと言って全てのセンセがそうだとは限らんな
232 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 02:17:58 0
科学的に占いは実証できるのか?再現性はあるのか?
単なる与太だろ。
>>232 そう思うなら、「おっぱい占い」が何だとか
まったく関係ないことを持ち出してくるなよ、って言ってるんだが。
ていうか
>>232 何でもいいが、あなたの初恋の相手を○○子さんとしよう。
あなたにとって、「自分は○○子さんが好きだった」という事実は
科学的に実証できるのか?再現性はあるのか?
もし再現性ないなら、それは単なる与太なのか?
もしあなたが、「科学的実験によって再現できる命題のみが真であり得る」
という種類の哲学説を信じているのだとしたら、
実際のところ、あなたがその説を守り通すのはかなり困難だと思うよ。
>>228 町の占い師さんは未来予測じゃなくてカウンセラー的な部分あるからな。
いつか、占い師経験のある人に聞いたが、「この後こうなる」なんて
未来予測は絶対にしなかったそうだ。
寧ろ悩みを聞いてやって、決断のための背中を押してあげるとかがメイ
ンで、女子高生なんかに人気のある占い師さんは大抵そういうカウンセ
リング、心理的フォローが上手いから人気が出るらしい。恋の悩みなん
て、背中を押すこと、フォローしてあげるほうがずっと大事だからな。
いつの間にやら占いスレにw
まあ、上にあるエクソシストの神父さんもそうなんだけど、
それが「できる」人とできない人がいるということでしょう
「できる」人というのは、本当に才能がある人が、厳しい訓練や学習に励み、「それ」を身につけた人
学校の家庭科や美術や音楽の授業を受けた人間が全員、料理人や芸術家になれないのと同じ
237 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 11:34:51 0
理系の人間がこのスレをみたら思う存分に馬鹿にするな
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/11(土) 12:36:44 0
真の理系なら、人間に与えられる情報と、それを知覚、理解、整理、応用できる能力が限られたものである事を承知している。
それを知覚、理解、整理、応用できる範囲を広げる事に取組むのが理系の仕事。
確かな裏付けを示せない事柄について、何らかの知見を得て話題にできるのは引退する年齢になってからだ。
まじめな理系は、裏付けを示せない事については積極的に語らないだけで、否定する訳ではない。
コンピュータの二進法だって易経の陰陽論から来てるけどな
精神科医が書いた「怪談の科学(講談社ブルーバックス)」というのがあるけど、面白かった
幽霊や占いなどを精神科医の目から分析した本
イラストは水木しげるで、脳みそが人間を追いかけている絵
そうです・・・お化けはいるのです・・貴方の心理の中に・・・
>>237 で、理系の人間はそうおもうとして、おまいさんはどう思うんだ?
おまいさんのことを
他人を批評するのに、自分の言葉で言うこともできない能力の人間だと思っていいんだな
242 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 21:49:43 0
典型的な詭弁だな 新興宗教と同じ匂いを感じる。
コンピューターの二進法は易経から来ている!とか馬鹿か。
>>238 相手にされてないだけ
子は怪力乱神を語らずだ。
真の理系と言うと鳩山か
ライプニッツが易経に親しんでいたことも知らんのか
245 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 22:01:48 0
大体このスレは易経のスレではない。
別にスレを立ててやれ。
歴史板的には成立から発展に至る考察はそれなりに意義を
見出す人もいるだろうが、易経に興味ない人間にとってはオカルトじみた解釈を延々と
されてはたまったものではない。
別途にスレを立てて同行の士を募れば済む話だろう。
246 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 22:05:37 0
歴史上の著名人が親しんだからどうしたというのだろうか?
ではコナン・ドイルがオカルティズムや妖精の存在を信じ、
傾倒していれば無条件に信じるのかね。
著名人が親しんだから僕も親しむということであれば、
それこそ、「自分の頭で考えることもできない能力」の人間だと思っていいんだな
とそういう話になるがね。
悪魔の証明しようとしても、それこそスレ違いっす
249 :
世界@名無史さん:2010/12/11(土) 22:23:43 0
著名人を持ち出してきて権威付けを図るも失敗してバカっぽいと謗るしか
できなくなったとこういうことか。
というか、「こんな不気味な話があるよー」って持ってきて幻想として楽しむのと、
その内容を信じるのとではかなりの隔たりがあると思うのだが。
ちょっと文脈や、意図しているところが違うがとある小説出典のこの言葉を思い出したよ。
「幻想を押し付けられた子供はいずれ大人になり、
自分が現実を知ったと信じる瞬間を味わう。
そして幻想をただ蔑むようなる。 現実は活用し、幻想は楽しむ。
いい歳をしてその程度のこともわからない堂々たる莫迦が完成する。 」
251 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 00:13:38 0
はぁ。
次
>>237 ニュートンが神学やオカルティズムに凝ってたのも知らないの?
253 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 00:34:46 O
魏書張ショク伝より
宋氏滅亡の凶兆のはなし
張玄靖は宋混を驃騎大将軍・尚書令とした。
混が病死すると弟の玄安が代わった。
旱に際して帯石山を祈り、玄安が登ろうとするとその弟が言った
「世の人はこの山に登る者は家を破り身を亡ぼすと言っております」
玄安が言った
「そのようなことがあろうか」
馬を走らせて登ったが、馬が倒れて足を負傷した。
御史の房屋の柱がひとりでに燃え上がって折れ、ある人が言った
「柱の字は左に木、右に主であり、『宋』の字は木を含む。
木が燃えたことは宋が破れて主が存することを示していて災いの大なるものであり、異変を防がれますように」
乗馬五頭の中には一夜にして鬣と尾の毛が抜け落ちるものがあった。
ある人が言った
「尾の字は尸の下に毛があり、毛が尸を去るのは絶滅を示している」
玄安が言った
「吉凶は天にあって、知はどうすることもできない」
それから間もなく司馬の張ヨウが起兵して玄安を殺し、宋氏をことごとく誅した。
これより先謡があって言った
「宋を滅ぼす者は田土子である」
ヨウは一名を野という。
そういえば・・・
北宋が元に滅ぼされたときの話だが、その時、皇帝はまだ幼く、太皇太后が政治を見ていた
そして、占い師から、目が100ある男が現れるときが、北宋の滅びるときであるといわれた
そんな人間などいるわけなく、太皇太后は安心した
そして、元が攻めてきたとき、その元側の司令官の名は、伯顔といい、百目の男という意味だった、
って話があるね
255 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 02:21:47 0
>>252 だからさ、歴史の著名人有名人が信じていたからなんなの?
ドイルはそういう事を言い出して彼をまともに相手にする人士が急激に減ったんだよ。
おまえさんの論法だとバッジョやステービーワンダーが大作先生を信じているから
自分も信じるのかね?w
>>254 バヤンか。
東方見聞録の愉快な誤訳だっけか。
ニュートンにとって、錬金術とはまぎれもなく科学だったんだよ
と言うかまだそれらが未分明な頃の話と現代を一緒にしてもしょうがないよ
現代ではオカルトだと一笑に付すような事でも
当時は最先端の学説だったと言うこともあるですよ
>>255 いや、お前が「理系なら・・・」って言うから理系のニュートンを引き合いに出した。ただそれだけの事だ。
草生やして馬鹿か、お前?
259 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 03:12:03 0
>>257 >>252は「21世紀の日本において」ニュートンが信じていたと引き合いに出している。
その意図はあんたのような見解ではなくて○○が信じていたどうだすごいだろうと
その程度の発想でしかないだろう。
>>258 なんか錬金術と科学が未文化の時代の先人を引き合いにだして理系なら・・・と言い出してもっと質が悪いな。
あの時代の学者を理系と見なすべきか?否だろう。
な、この程度の見解しか持ちあわせていない御仁が怪力乱神を語っているんだ
まったくおはなしにならないよ。
このスレでは一字二次史料でみかけた不気味な話を愉しむスレであって、
オカルティズムな思考しかできない輩がマジ語りするスレじゃないの。
そういう話はオカルト板やニュー速でやってくれたまえ
260 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 03:21:03 0
大体、学問板の住民なら〇〇がオカルティズムを信じていた? だからどうしたというのでしょうか?
我々は先人の業績には敬意を払いはするが、業績を上げた先人の主張の尽くを支持してはいない。
と普通は考えるものだ。
ニュートンは万有引力の法則を発見した業績が讃えられているのであってオカルティズム方面はまったく
今日の支持をうけてはいない。
その程度の道理ぐらいは常識として理解出来ているものだと思うのだがね。
261 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 03:50:37 0
それはプラズマです
もう双方とも止めとけ
理系の人間なら馬鹿にするだろうというのも、ニュートンがどうの、ライプニッツがどうのと言うのも、
自分の言葉に責任を持つだけの自信がないから、他人の言葉を借りる卑屈な態度にしか見えんぞ
ワークワークは本当に倭国だったのだろうか?
264 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 13:17:58 0
wktk!
265 :
世界@名無史さん:2010/12/12(日) 21:15:58 0
木から人間が成るという島ですか。
266 :
世界@名無史さん:2010/12/13(月) 00:09:05 O
魏書【冫馬】文通伝より
北燕滅亡の凶兆
太延二年、高麗がその将を遣わし、和龍城に入って迎えた。文通は城内の士女を引き連れて高麗に入った。
これより以前、その国の狼が夜大量に城において鳴くということがあった。
その末年には城の西に鼠が数里を満たす程に集まった。
西に進んで水に至ると前に進む者の尾を噛んで連なり、その上をあとから来た者が渡った。
宿軍において地面が燃え、一旬して消滅した。
地から蛆が生まれ出たが月余にしてこれが止まった。
和龍城において長さ一尺二寸の白い毛が生じた。
稚拙な論争(言い争い)を始めるお子さまが来ると
一気にスレが劣化するからなー
いくつも前例を見て来たよ
268 :
世界@名無史さん:2010/12/16(木) 08:22:05 O
神奈川県で黒い砂が降ったらしいけど、昔だったら何の凶兆かと大騒ぎになっただろうな
270 :
254:2010/12/17(金) 09:36:08 0
271 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 15:34:47 0
>>268 むかしから魚がふったり、カエルがふったりすることがあるんですってね。
竜巻の仕業みたいだけど。
富士山噴火の予兆だろ
273 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 15:47:43 0
いや、黄砂も飛んできてるし。大陸からじゃないでしょうか?
ってマジレスごめん。
長白山がそろそろ噴火するかも?って噂はほんとなんですかね??
274 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 16:04:20 0
出エジプト記のマナがふってきた話もじつは竜巻で説明できちゃうのだ。
>>268 菅さんが、いつぞやの災害の時に「今必要なのは政権交代ではないか」って言ってたよ。
277 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 16:16:39 0
>>276 ふりがな って言葉があるぐらいだから カナ だってふることがあると思います/
ソドムとゴモラも竜巻で硫黄の火が飛んできた
恐竜絶滅の隕石も竜巻が原因
279 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 17:53:25 0
竜巻は異世界への扉もひらきます
オズか
281 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 22:30:33 0
いいえ。
メジャーリーグのことです。
282 :
世界@名無史さん:2010/12/18(土) 23:19:32 0
>>273 >長白山がそろそろ噴火するかも?って噂
噴火自体は普通にあり得るだろうけど、
10世紀にあったようなVEI(火山爆発指数)7クラスの超巨大噴火の可能性は低いと思うよ
日本で同じ規模のVEI7クラスの噴火を最近10万年余に起こしている火山には、
鬼界(薩摩硫黄島)、阿多(池田湖&開聞岳)、姶良(桜島)、阿蘇、洞爺湖、支笏湖、屈斜路湖があるけど、
どこも数万年以上の間隔をおいてそういう規模の噴火を繰り返している
例えば、阿蘇山の場合は過去30万年間に4回
恐らくかなり長い期間力を貯めこむことが必要なのだと思われ、
まだ前回から1000年余りしか経っていない長白山はそんなに心配はいらないと思う
逆に既に10万年もフルパワーを出していない洞爺湖や阿多の方がよっぽど危ないかも知れない
そもそもVEI7クラスの噴火なんて世界を見渡しても、過去2000年間に恐らく3回〜4回しか発生していない
1815年に世界に「夏のない年」を生じさせたインドネシア/タンボラ、
10世紀の長白山、
535年?か416年?のインドネシア/クラカタウ、
2世紀後半から3世紀前半(181年?)のニュージーランド/タウポ
>>274 マナって正体不明じゃないの?
コエンドロの種に似てウェハースのような〜って昔日曜学校で読んだ記憶あるけど
神話の記述についてマジメに議論しても仕方ないっしょw
285 :
世界@名無史さん:2010/12/20(月) 18:56:35 0
マナの正体は カロリーメイト
286 :
世界@名無史さん:2010/12/21(火) 22:19:58 O
晋書呂光載記より
呂光が前秦の将軍としてクチャを攻めた時のこと
亀茲王帛純が光を防ぐと、光はその城南に布陣して五里ごとに一営を置き、深い溝を掘り高い塁を設け木に甲を被せて疑兵とした。
帛純が城外の人を城内へ移し、付属する侯王はそれぞれ城に拠って守りを固めた。
ここにおいて光の左腕の内側に脈が起こって「巨覇」という字をなした。
営外に夜になって頭に角があり目が電光のように光る黒い物体が出現したが、夜が明けると雲霧が発生してその物体は見えなくなった。
その物体の現れた場所を見ると、南北五里東西三十歩に渡って光が残っていた。
光が笑って言った「黒龍である」
突然雲が西北に発生して痕跡を大雨が消し去った。
部将の杜進が言った「龍は神獣であって人君が現れるという兆しです。
どうか将軍には励まれますように。
大きな喜びを招くことができるでしょう」
光はこれを喜んだ。
進んで亀茲城を攻めると夜に金の像が城外へ飛び出すという夢をみた。
光が言った「これは佛神が去るということであり、胡は必ずや亡ぶだろう」
帛純はカイ胡に救援を請うたが、光は城西において戦ってこれを大破し帛純は逃走した。
>ここにおいて光の左腕の内側に脈が起こって「巨覇」という字をなした。
なんかここだけ少年マンガみたいでわろた
少年漫画自体、草創期は、いや今もだけど、かなり色んな地域の色んな伝承から持ってきて作ってるからな。
韋昭著『呉書』より
孫堅を母親が懐妊したとき、彼女は「自分の腸が飛び出して西の城門に巻きつく」という異様な夢を見た。
目を覚ましたが不安なので、隣のおばさんに相談すると「それは吉兆かもしれない」と言われた。
はたして孫堅は非凡闊達で、好んで他人には真似の出来ないことを行ったという。
290 :
世界@名無史さん:2010/12/22(水) 22:22:27 0
>>「自分の腸が飛び出して西の城門に巻きつく」
なんだそりゃ??
何のいみがあるんだろ?
Applebee's Journal から
テムズ川には網が掛けられている。
毎日自殺する人がいるので、死体をすくいあげるためだ。
1720年のSouth See Bubble のときのおはなし。Defoeが書いたともいわれる(原文のままじゃなくて
記憶で書いてるけどw)
292 :
世界@名無史さん:2010/12/24(金) 21:19:11 0
海にながしてあげればいいのにさ
『三国志』東夷伝・東沃沮の条より
魏の将軍が高句麗王を追撃して、北沃沮(今の北朝鮮北東部・咸鏡道)から海(今の日本海)に至った。
そこの老人に「この海の東にも人は住んでいるのだろうか」と尋ねると、様々な答えがあった。
「昔、ここの者が漁にでたまま暴風雨にあい、10日間も漂流し、東方のある島に漂着したことがあります。
その島には人がいましたが、言葉は通じません。その地の風俗では毎年7月に童女を選んで海に沈めます」
「海の彼方に、女ばかりで男のいない国もあります」
「一枚の布製の着物が海から流れ着いたことがあります。
その胴の長さは普通の着物と変わりませんが、両袖は三丈(約7m)もの長さがありました」
「かつて難破船が海岸に流れ着いたことがあります。
その船には、うなじのところにもう一つの顔のある人間がいて、生け捕りにされました。
しかし、話しかけても言葉が通じず、食物をとらぬまま死にました」
子不語怪力亂神じゃないのか。
何で正史がオカルトまみれなの。
>>294 起こってしまった事はそのまま記録するけど、それがなんなのか考察するのは君子のすることではないってことでは?
全く知らないことを何の留保もなしにオカルトと断じてしまうのもオカルトだよ。
何が起こっても「プラズマです!」って叫ぶと流石に失笑を買うのと同じというか。
297 :
世界@名無史さん:2010/12/27(月) 02:15:55 0
易経は儒教の聖典だけど、正真正銘の占いの書物だしね。
中国では、予兆を信じることはオカルトとは考えられていない。
孔子だって「麒麟」を何かの予兆だと受け止めているし。
怪力乱神を語らず、っていうのを現代の感覚で捉えてしまうと、
かなり色々間違えることになると思う。
ちゃんと読んだことないけど『晋書』ってこの種の話がてんこ盛りらしいね。
「(異常な天文現象とか変な流行とか)××の凶兆が現れたため○○の反乱が起こった」みたいな。
怪力乱神を語っている別宗教があるから、怪力乱神を語るなと。
時系列おかしくねーかって言うかもしれないけれど、論語も後から色々足したり引いたりの書物だから。
そもそも無神論者なんて世界レベルで見たら現代でもこの世の人間の1%もいるかどうか。
古代なら尚更。
300 :
世界@名無史さん:2010/12/27(月) 08:47:11 O
晋書はなかなか面白いね
301 :
世界@名無史さん:2010/12/28(火) 01:51:33 0
>>13 大体夜中の白衣着た女って幽霊の定番だけど、
実際のところ女が白い服着て夜中に国道とかに突っ立ってたらどんな感じなんだろ?やっぱ怖いもんなんかな?
あんま露骨にそれっぽい格好してると、肝試しかテレビのロケでもやってんのかなってなりそうだが。
>>301 なんか、1980年代に口さけ女伝説が流行っていた頃、
友達を驚かそうと、白い着物を着て、長い髪を解いて、口紅でメーキャップをして夜の国道を歩いている女性がいて、
警察に通報されたという笑い話があるらしい
303 :
世界@名無史さん:2010/12/28(火) 13:39:54 O
三国志呉書諸葛恪伝より
諸葛恪が誘殺されたときのこと
孫シュンは孫亮と計略を練ると酒宴を用意して諸葛恪を招いた。
恪は孫亮に目通りすることになった前夜、心が惑い胸騒ぎがして一晩眠ることが出来なかった。
夜があけて顔を洗おうとすると、水が生臭かった。従者が上着を着せようとすると、その着物も臭かった。
訝しんで衣服も水も換えさせたが、臭いは相変わらずで心が沈んで面白くなかった。
従者を従えて家を出ようとすると、犬が着物をくわえて引っ張った。
恪は「犬はおれを行かせたくないのか」と言い、内に戻って座った。
しばらくして再び立ち上がると犬がまた衣服をくわえた。
恪は従者に命じて犬を追わせると、馬車に乗った。
かつて恪が淮南の遠征に向かおうとしていたとき、喪中の者が喪服をつけたまま役所に入り込むということがあった。
その者に問いただしたが、「自分でも知らぬうちに中に入っておりました」と答えた。
このとき役所の内外には警備の者たちがいたが、誰もこの者が入るのを見ておらずに人々はみな不可思議なことだと思った。
恪が淮南の遠征に向かったあと、彼が平生執務していた役所の屋根の梁が真ん中から折れた。
合肥新城を離れて東興に軍を留めていたとき、白虹が彼の船に現れ、帰還して孫権の陵に参拝したときにも白虹が彼の馬車にまとわりついた。
孫亮に目通りすべく参内したが、孫シュンによって殺された。
のち孫シュンは諸葛恪に殴られる夢を見て、恐れのあまり病気を発して死んだ。
死亡フラグ立ち過ぎてるのを見てストレスで死んだ、のか?
魏晋南北朝ってその手の話大杉。
まぁいちいちその手の話を記録してる史官がいるからだけどね。
志怪小説集『捜神記』の作者(一応事実の記録のつもりなんだろうから編者か?)の
干宝も本業は史官だしね。
受験とか意識すると途端に色んな物が落ちたり滑ったりするよな。
307 :
世界@名無史さん:2010/12/30(木) 10:42:15 O
魏書姚興伝より
姚興の弟姚平が柴壁において魏軍と対峙し、興はこれを救援しようとしたが救うことが出来ずに平の軍は壊滅した。
興が長安に帰還した後のこと
雀数万が廟において争い、死ぬ者が多数あったがこれが月余続いた。
識者が言った「今廟上で雀が闘ったことは子孫の中に争乱があることを示す」
また興の殿において牛が吼えるような声があった。
二匹の狐が長安に入って一匹は殿屋に登って宮に走り込み、もう一匹は市に入って探し求めても捕らえることが出来なかった。
興の存命中に子の弼が反乱を企てた他、興が死んで子の泓が立った後にも弟の懿や従弟カイが挙兵して長安を攻めた。
劉裕が長安を攻めると泓は敗れて降を請い、建康の市において斬られた。
308 :
世界@名無史さん:2010/12/30(木) 20:45:49 0
こういうのも昔は立派な科学だったんだからしょうがない。
いや、どうなんだろう?
科学概念自体が近代の産物ってことはさておいても、
怪異現象を探求する学問って中国でエスタブリッシュなものだったの?
西洋でも錬金術とかは盛んだったけど。
少なくとも天文学で言えば、天文現象と政治や社会の変動を関連づけるのが
当時においては天文の研究と信じられていた。
なので当時の天文学事典と言える晋書天文志にはこの手の話が満載。
311 :
世界@名無史さん:2010/12/31(金) 03:00:23 0
>>309 「天」の意思としての予兆を知るということは、
中国の思想の中では「エスタブリッシュ」中の最たるものだったことは明らか。
むしろ聖人こそが、それを真に知り得るものだった。
上で述べられている経典としての占術(易経)も、そうした思想の中で位置づけられるべきもの。
エスタブリッシュって言えば、易経のみでなく、
インドの占星術も、ヒンズーの教えの中では重要な位置を占めるよね。
西洋では、占星術は結局はアンダーグラウンドの域を出なかったけれど。
怪力乱神と当時の正統な「科学」の境目はどの辺なの?
314 :
世界@名無史さん:2010/12/31(金) 10:44:05 0
>>313 そもそも、「学問」=「科学」(Wissenschaft,Science)っていう言い方自体が
西洋の実証的な思想を背景としている。
中国とかインドの思想だと、まず形而上的な学問が最初にあって、
形而下の実証的な学問は、その後に来るレベルの低いものに過ぎない。
(中国の学問は、形而上とか形而下をすっとばして、いきなり倫理や政治思想から始まるように見えるところがあるが、
それでも形而上のものを根本に据えていたのは確かだし、宋学みたいにそれを体系的に表現しているものも、勿論ある。)
だから「正当な科学」っていう言い方はあまり正しくないと思うんだけど、
まあ学問的に許容されるものとそうでないもの、っていうことで言えば、
やっぱり正史に書かれているものと、たとえば三国志演義や聊斎志異に書かれているもの、
の違いじゃないだろうか。
予兆によって天命を知ることは正しいことであるが、
祈祷によって東南の風を吹かせ、敵軍を焼き討ちにするようなことは、
「怪力乱神」に属することだったと思われる。
前者が儒家で後者が墨家道家。
宗教の差異で視点が変化するのかも知れん。
西洋ってか近代では?
317 :
世界@名無史さん:2010/12/31(金) 18:59:26 0
近代西洋でも、占いとかオカルト類はあくまでアングラ扱いだが、
カトリック教会では公式に超常的な奇跡を認めてるよね。
・・・てことで、本題に戻って。有名な話を。すまんが適当にネット上から抜粋する。
1916年春頃、一人の少年がポルトガル中部のファティマという小さな村に現れ、
村の3人の子供(ルシア、ヤシンタ、フランシスコ)に祈り方を教えた。
1917年5月13日、ファティマの3人の子供たちの前に謎の婦人が現れ、毎月13日に同じ場所へ会いに来るように命じた。
子供たちは5か月の間、毎月彼女と会い、いくつかのメッセージを伝えられた。
婦人の姿と声は3人の子供たちにしか見えなかったが、
一緒に行った村人たちは卵型の光る物体が降下してくるのを見たという。
この話は次第に近隣の町や村へ伝わっていき、最後の出現の日である10月13日には、
国中から10万人もの人が集まった。
その日どしゃぶりの雨の中を一万人もの群集が聖母の現れるくぼ地の周囲に集まった。
熱心な祈りをささげる信者たちにまじって、∃−ロッパ各地からやってきた
新聞記者や学者、聖職者たちの姿も見られた。
昼すぎ、小さな白い雲が子ともたちの周囲にわき出て、ゆっくりと空中高く上昇していった。
と同時に激しく降っていた雨がピタリとやみ、
空をおおっていた雨雲が割れて銀色に輝く一個の光球が現れた。
それは急速に回転しながら、無数の光線を放射しはじめた。
光線は黄、赤、青、紫とさまざまに色を変え、7万の群集に降りそそいで、大地にあふれた。
「奇跡だ!奇跡が起こったんだ」という叫び声があちこちからあがり、
人びとの熱狂と興奮の中で一連の「ファティマの奇跡」は幕を閉じた。
これは、集まった10万人の人々に一部始終目撃された。
318 :
世界@名無史さん:2010/12/31(金) 19:00:16 0
そしていつもの婦人(聖母)はやはり3人の子どもだけに聞こえる声で、
この地に礼拝堂を建てるように言い、3つの予言を告げた。
1、悪魔と地獄の現存:多くの人々が悪魔によって地獄へ導かれている。七つの大罪などの罪、
特に肉欲の罪から回心しないままでいることにより人は地獄へ行く。
2、人類の危機:全人類の大半を数分のうちに滅ぼす武器が戦争で使用されることによって、
人類が瞬時に滅ぼされる可能性がある。
3、教皇暗殺の危機:これについては口外されなかった。
(現在のカトリック教会の公式見解では、1981年のローマ法王パウロ2世の狙撃事件の予言だとされている)
フランシスコとジャシンタの二人は、6月の聖母マリアの出現の際に、
もうすぐ天に召されると予言されていた。
実際にその後、第一次世界大戦終結後に病気で夭逝した。
最後の一人ルシアは、その後修道女になり、2005年2月13日、
97歳でコインブラの修道院で死去した。
ファティマでの事件はその後、カトリック教会によって
正式に「奇跡」として認められている。
http://www.cbcj.catholic.jp/publish/roma/fatima/fatima2.html
523 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2010/12/31(金) 20:25:21 0
>中世のサティーにおいて注意すべき点は、これがクシャトリヤのような上位カーストに限られたもの
国外からの流入民が土着の支配層にとって代わった時に、民衆や宗教勢力に受け入れられようとして
過剰にヒンドゥー文化を取り入れたのが起源なのかね。正当支配者として受け入れられるために、
同化して異物じゃあないとアピールせなばならんからかね?
ラージプート(王族)なんてわざわざ名乗るのも、寺院増築に力を入れて宗教勢力と癒着するのも、
土着勢力と融和して支配を強固にするためだろうし。
自文化であった「妻の殉死」(ラージプート曰く、夫の戦死後に妻子が陵辱されないため)を
インド伝来の「妻の貞節さ」としてアピールすることでインド文化に適応したように見せたかったんじゃないか。
で、それが他のカーストの原理主義者っぽい連中が模倣したんじゃないかと。
>>485で、
>インド人は「真理は太古の昔より普遍である」という信念を保持している
らしいし、妻の貞節さを美徳として過剰に持ち上げて、習慣にして、それを続けてくうちに
「実は古代からそうだった」ってことになったのだろう。それを神話でこじつけて正当化したり。
526 名前:世界@名無史さん[sage] 投稿日:2010/12/31(金) 20:54:55 0
>>523 『晋書』の最後(巻101)の「戴記」に五胡十六国の興亡について書かれているが、
匈奴の劉氏一族の劉曜は、皇帝になってから、父や妻の葬儀を粟邑の方法で行った。
その方法とは盛り土をし、その下、周囲二里にわたって、墓の造作に従事した
人間を配置し、灯明の代わりに火をつけて焼き殺すというものだった。
これを読んだとき、インドのサティーに似ているなあと思ったよ。
ひょっとしたらユーラシア大陸の遊牧民の間に広まっていた習慣なのかも試練。
527 名前:オツガイ ◆EAbyJft1LY [] 投稿日:2010/12/31(金) 21:02:35 0
>>526 時代的に考えてもラージプートとかの遊牧民が起源と考えるのが一番良いのかな。
320 :
世界@名無史さん:2011/01/01(土) 22:37:28 0
プトレマイオスの天動説は一時期の最先端科学だった。
発展期のキリスト教はこれらのギリシア哲学を無視すること無く、神学大系の中にとりこみ神の存在を補強した。
だが、教義の中に含まれてしまうともはや科学の新発見にあわせて絶対的教義を修正してゆくことはできない。
321 :
世界@名無史さん:2011/01/01(土) 23:45:31 0
>>320 実際に修正したからこそ、今のカトリック教会は
もはやプトレマイオスの説を信じていない、のでは?
現代になってからな。
323 :
世界@名無史さん:2011/01/02(日) 09:48:55 O
むしろ、
>>317みたいな10万人が目撃した「奇跡」があっても
自分の考えを修正しようとせず、「それはプラズマのせいだ」と言うのが
現代の「科学主義者」だけどね。
いつの時代にも、頭の固い、自分の考えと異なるものを受け入れられない人はいるのよ。
それだけの話。別に中世のキリスト教だけがどうこういう話じゃない。
基地外が何かいっているが、相手にしないように。
大槻教授なら、たまたま子供たちの予言通り
毎月毎月13日にプラズマが発生したんだって言うだろうね。
プラズマって春夏秋、いつでも出るものなのかって気もするがw
キチガイがまだしゃべっている。
スレの趣旨に適うか微妙だけど怪生物もどき
ヘロドトス『歴史』より 北インドに住む種族が金を漁る話
さてこの蟻は砂を掻き上げては地下に巣を作り、そのやり方がギリシアで蟻のするのと全く同様で、その形状も酷似している。
そしてこの蟻の掘り上げた砂が金を含んでいるのである。
インド人はこの砂を目当てに無人地帯に出かけるのであるが、
各自三頭の駱駝に軛をかけ、牝駱駝を真中に、左右に牡駱駝を一頭ずつ網で曳くように配置する。
その際この牝はなるべく仔を生んで間のないものを軛につけるように配慮する。
(中略)
さてインド人は袋をもって目的地へ着くと、袋に砂を満たして大急ぎで引き返す。
蟻は忽ち臭いをかぎつけ(とはペルシア人の話であるが) 追跡してくるからである。その脚の速さは他のどの動物も及ばぬほどで、
インド人たちは蟻が集結している間に先に進んでいない限り、一人も助からぬであろうという。
牡の駱駝は牝よりも脚が遅いので、落伍すると途中で離されるが、2頭同時に離すことはない。
牝駱駝の方は後に残してきた仔のことを想い出して決して速度をゆるめぬという。
インド人はその金の大部分をこのようにして採取する、とペルシア人は語っている。
ジョン・マンデヴィルの旅行記にも似たような話が載ってたな
むしろ
>>317の突込みどころは10万人もの人がどこから集まってきたんだよ!ってところだな。
どちらかというと集まった10万人の方がプラズマだったりしてな。
ファティマの奇跡の話は当時のポルトガルでは有名になっていたから
予告された10月13日には、実際に国内外からかなりの群集が集まったはず。
10万人かどうかは知らないけど。
基地外の自演続く
いっそのこと世界全体がプラズマでいいんじゃないかな
>>333 333 名前: 世界@名無史さん [sage] 投稿日: 2011/01/02(日) 14:44:08 O
これ何↑
何かの印?
335 :
世界@名無史さん:2011/01/02(日) 15:30:36 0
今の科学だってほんとうのことを言ってるわけではない。と思う。
ただ、この科学教のすばらしいところは新発見にあわせて教義をかえてゆく柔軟さがあることだ。
科学者の神は真理。
真理の中に神がいると信じている。(神を信じる科学者は)
宗教を信じる科学者の大半は、自分の研究と信仰の問題とを切り分けてて
(研究で求めてる)真理に宗教的真理としての神を求めてる人はそれほど多くないけどな。
337 :
世界@名無史さん:2011/01/02(日) 16:05:12 0
>>336 もちろんその通り。
でも。あんたも科学ってのが宗教的側面をおおいにもっているのは納得してくれますやろ?
338 :
世界@名無史さん:2011/01/02(日) 16:17:05 0
明日、実は地球は円盤でした。って科学者達がいいだしても泣き出さない覚悟だけはしておこうな。みんな。
>>337 「宗教的である」とはどういうことかで大論争が起きそうだなw
ファティマの奇跡話までもちだしてきて何なの?
オカルト板いけ アンビリバボーな夜郎の宗教論科学論なんて
鼻くそほどの価値もないしどっかいけ
確かに、カトリック教会は、「奇跡」を認めているけどさ、
その奇跡がみんなしょぼいのはなぜなんだろう ファチマのほかはルルドみたいにさ
もっと、世界史にかかわるような問題に「奇跡」をおこすのなら、信じてもいいけどさw
342 :
世界@名無史さん:2011/01/02(日) 22:35:19 0
>>337 なんだろう。
信じることで成り立っている部分もかなりあるという部分かなぁ
343 :
世界@名無史さん:2011/01/03(月) 23:53:28 0
ちょっと気になったんで聞いてみたいんだが、
>>340-341さんは、こういう「奇跡」に対してどういう見解を持っているんだろう?
・いわゆる「ファティマの奇跡」は捏造である、という証拠を自分は知っている。
・別に自分で見たわけでもないし、証拠も反証もない。
自分は全く何も知らないが、とにかく、「超自然的なこと」などが起きるわけはない。だから捏造か幻覚に違いない。
・種々の証言から判断するに、これはただの集団幻想に過ぎない。(→そう判断する論拠は?)
・「ファティマの奇跡」は「超自然的なこと」かも知れないが、しょぼい。
・自分はその場にいあわせたが、全然すごくないただのプラズマですたよ。
・その他?
どれだろう?
>>343 ローマはバビロンの淫売。悪魔の所行を奇跡と偽るとは、異端の証拠。
>>344 「悪魔」の実在を信じていらっしゃるのですね?
346 :
341:2011/01/04(火) 11:04:09 0
>>343 最初に断っておきますが、私はこういう「不思議な話」が大好きです
しかし、なんでポルトガルの寒村の少年少女の前に現れたのですか?
日本の東北の教会で泪を流すのですか?
ルルドでプラシーボではないかといわれる程度の治療効果しか挙げていないのはなぜですか?
なぜ、ローマ教皇やカール・バルトの前に現れないのですか?
「奇跡」を無意識のレベルではあるとは思いますが、現実的レベルではあるとは思えないです
>>346 >なぜ、ローマ教皇やカール・バルトの前に現れないのですか?
カール・バルトは知らないが教皇は世俗に染まり過ぎだから。
挙げる→上げる
「奇跡」を無意識のレベルではあると思いますが、→「奇跡」を無意識のレベルでは認めますが、
「奇跡」を無意識のレベルで食みとめますが、
>>347 だから、なんで世俗に染まりすぎたと現れないの?
>>349 何で世俗に染まった俗物の前に現れる必要があるの?
何のありがたみも無くなっちゃうでしょう?
信心深い田舎の少女の前に現れるから皆有り難いって拝むの。
別にことの真贋はどうでもいい
状況を分析しなきゃならないスレでもない
>>345 当たり前でしょう。聖書にちゃんと書いてありますよ。
>>314 魏・蜀・呉史と演義じゃ鎌倉幕府と大日本帝国ぐらい時間軸が違うぞ
史じゃなくて書だったか
>>350 じゃあ、なんでそもそも奇跡を起こすの?
356 :
世界@名無史さん:2011/01/05(水) 00:41:06 0
>>346 > しかし・・・ なぜ、ローマ教皇やカール・バルトの前に現れないのですか?
ん?そんなの自分は知りません。別にキリスト教徒でもないし。
でも、キリスト教徒の言い方を真似ると、「神の計らいは人智を超えている」
ってなるんでしょうかね。きっと。
で、それはそれとして、
>>343に対するあなたの答えは、
>「奇跡」を無意識のレベルではあるとは思いますが、現実的レベルではあるとは思えないです
↑これ?
まず「無意識」とか「現実的」って語の意味が不明確だが、「無意識」って語は、フロイト的な意味に捉えて良いのかな?
つまり、「無意識」というのはあくまでも人間の深層心理の問題であって、
「客観的な外的世界」においては、奇跡があるとは思えない、というのがあなたの主張。
(もし違ったら言ってください)
で、・・・・
>>343では、
あなたが、現実的レベルでは「奇跡」はない、と主張するのは、どのような根拠に基づいているんですか?
ってお聞きしているんですが?
何で答えてくれないんですか。
もう一度繰り返すと、あなたの意見は
・いわゆる「ファティマの奇跡」は捏造である、という証拠を自分は知っている。
・別に自分で見たわけでもないし、証拠も反証もない。
自分は全く何も知らないが、とにかく、「超自然的なこと」などが起きるわけはない。だから捏造か幻覚に違いない。
・種々の証言から判断するに、これはただの集団幻想に過ぎない。(→そう判断する論拠は?)
・自分はその場にいあわせたが、全然すごくないただのプラズマですたよ。
・その他(→具体的に、どのような?)
↑これらのうち、どれでしょう?ってお聞きしてるんですが。
>>352 じゃああなたは、処女懐胎とかも真面目に信じちゃってる人?
すごいな・・・・
358 :
343:2011/01/05(水) 00:57:25 0
すまん、
>>356 >>357に続き三連投。
若干議論からはずれるが、
> なぜ、ローマ教皇やカール・バルトの前に現れないのですか?
本当に、「ローマ教皇の前に現れない」のかどうかは、やや疑問ですな。
神(聖母)は、イグナチウス・デ・ロヨラや、トマス・アキナスの前には実際に現れた、
と、記録には書かれている。
キリスト教徒にとってみれば、聖なる人の前には神は普通に現れてるけど、
そういう人は、自分の前に神が現れたことを特段に口外しない、ってことだと思う。
もちろん、その「現れ方」は人によりさまざまなんだろうけど。
>>356へのご返答お願いしますね。
>>341 確かキリスト教で出世するのに何か一つ奇跡起こしておくことが条件にあった。
だから奇跡のレベル下げておかないと誰も出世できんw
ぶっちゃけ宝くじ当てるだけでも十分奇跡だと思う。
出世っつーか、列聖な
>>357 我々は全的に堕落しているのでそのように感じてしまう人がいるのは当然です。
しかし、あなたは救いに選ばれた者かもしれませんし、あなたは神の恵みを拒否
することができません。
その日が来ればわかるかもしれませんが、私はただ真摯に祈ることをおすすめします。
362 :
世界@名無史さん:2011/01/05(水) 08:46:19 0
>>361 いや、むしろ、おっしゃることはわかるんですけど、
あなたが
>>344 >>352と同じ人だとすると、
それだけ堅固な信仰をお持ちにもかかわらず、
カトリック教会の認めた「奇跡」を「悪魔の所行」だと断言し、
カトリックを「異端」だと言っているわけですよね?
そうすると、あなたはカトリック以外の宗派の熱心なクリスチャンである、と考えるしかないわけですが、
同じキリスト教内で、わざわざカトリックを異端呼ばわりしたり、
些細なことで争わなくても?って思うんですが。外部から見ると。
もう少し、仲良くできないものなんですか?人の悪口ばかり言ってないでさ。
人間は争いあうのが好きなのさ
こんな泡沫スレの中でさえ争い合う様に
そんな人間の本性こそ、不気味な話と言わずにいられまい
364 :
354:2011/01/05(水) 10:50:13 0
>>356 私は、奇跡はないとは言っていないですよ
そういう話が大好きだといっているでしょう
そもそも、ローマ教皇が世俗にまみれた人間かどうかも判断するだけの能力も情報もないし
>まず「無意識」とか「現実的」って語の意味が不明確だが、「無意識」って語は、フロイト的な意味に捉えて良いのかな?
>つまり、「無意識」というのはあくまでも人間の深層心理の問題であって、
>「客観的な外的世界」においては、奇跡があるとは思えない、というのがあなたの主張。まず「無意識」とか「現実的」って語の意味が不明確だが、「無意識」って語は、フロイト的な意味に捉えて良いのかな?
つまり、「無意識」というのはあくまでも人間の深層心理の問題であって、
「客観的な外的世界」においては、奇跡があるとは思えない、というのがあなたの主張。
まあ、そんなもんです
後の質問に対しては、
・悪魔の証明ってしっていますか
としか答えようがないですなw
>>363 ほんとうですな
お恥ずかしい
ここは、不気味な話を楽しむスレなのに
物的証拠がないので、そういった事象はなかったと考えるのが道理
パナウェーブを否定したら、こんな質問責めをされるのか?
・いわゆる「スカラー電磁波」は捏造である、という証拠を自分は知っている。
・別に自分で見たわけでもないし、証拠も反証もない。
自分は全く何も知らないが、とにかく、「超自然的なこと」などが起きるわけはない。だから捏造か幻想に違いない。
・種々の証言から判断するに、これはただの集団幻想に過ぎない。(→そう判断する論拠は?)
・自分はその場にいあわせたが、全然すごくないただのプラズマですたよ。
・その他(→具体的に、どのような?)
どれ?
368 :
世界@名無史さん:2011/01/05(水) 22:04:44 0
>>ぶっちゃけ宝くじ当てるだけでも十分奇跡だと思う。
そんなことないないw
確率論で説明できることや当たりくじがあることは奇蹟ではない。
宝くじの中に当たりくじを入れずに販売したのに 当たりくじがでてきたら 奇蹟っす。
もしくは インチキっす。
369 :
世界@名無史さん:2011/01/05(水) 23:50:17 0
>>364 あの、、・・・・・・・・ orz
>・悪魔の証明ってしっていますか
>としか答えようがないですなw
もちろんそれ位、知ってますが
(ついでに言うと、こういうとこで「悪魔の証明」って言いたがる人が2chにはなぜか多いけど、
基本的に哲学的素養のある人ならそういう言い方はしない、という印象を自分は持っています。)、
別に、あなたに「悪魔の証明をしてくれ」とか言ってる訳では、ないんですけど・・・・・
あなたの主張は、外界(物理的実在としての、客観的な外的世界)には奇跡があるとは思わない、
というものなんですよね?(何度も言うけど、もし違うんなら違うって言ってください。)
で、あなたがそういう考えを持っているからには、
そう考えるに至った根拠もしくは理由(もしくは、何でもいいです)を持っているわけでしょ?
それを書いてみてくださいな、って最初から言ってるんですが・・・
別に、「悪魔の証明」ができないからと言って、何の根拠も理由もなしに何かを確信したりはしないでしょう?
理性的な人間なら。
で、あなたがそう信ずるに至った理由を想像するに、
>>343の選択肢みたいなものが考えられるけど、あなたの場合はどれですか?
もしこれらの中のどれでもないのなら、じゃあどんなものなのか説明してください、
って言ってるわけなんですが。
あのね、僕も結構真面目に、真剣にあなたにお聞きしているつもりなんです。
それなのに何であなたは、相手の言うことを全く聞こうとしないんですか?
まずあなたのお考えは、
>>343の選択肢のうちどれに該当するのかを言ってほしい、って
同じことを何度言えば、わかっていただけるのでしょうか?
これでもまだ、答えてくれませんか?
>>367 パナウェーブを否定したら、もちろん少なくとも
パナウェーブの中の人からは、「なんで否定するんだ?」って聞かれるでしょ?当然ながら。
まあ、自分自身のことについて言うと、
実はパナウェーブなんて良く知らんし、それについて何とも判断はできない、としか言えない。
でも、「スカラー電磁波」なんてのがナンセンスであるのは物理学的には明らかで、
「スカラー」「電磁波」っていう物理学用語(スカラーは数学用語か)を使っておきながら物理学的にナンセンス、
っていう時点で、その人々の言っている理論はダメだろうな、と判断するのは正しいと思う。
キリスト教とか仏教っていうのはね、実は背後に膨大な議論・論証の体系があって、
真面目に議論をし出すといくらでも深い精緻な議論に入って行くものなんだが、
新興宗教の場合(パナウェーブはよく知らんが)、彼らと真面目に話をすると、
決まって、ちょうど今回
>>364さんがそうであるように、
全く議論にも何にもならずに、こちらの質問には直接答えず、議論を回避されるような状況になる。
そういう場合には、「ああ、この新興宗教は所詮このレベルなんだな」と判断するし、そう判断して間違いないだろうと思う。
だからってまあ、彼らの言っている奇跡の全部が全部インチキとは限らない、とも思うけどね。
・・・って感じでいいかな?
>>366 「物的証拠」がなくても、記録だけから信じることってたくさんあるでしょう?
大化の改新で蘇我入鹿が殺された、っていうことに対する「物的証拠」なんて何もないけど
われわれは、記録だけからそれを信じるわけでしょう。
だから、もしあなたがファティマの奇跡を信じないとしたら、それは
「物的証拠がない」プラス「何か」の理由で、それを信じないんでしょう?その「何か」とは何ですか、
って言ってるわけです。
371 :
世界@名無史さん:2011/01/06(木) 00:13:01 0
>>368 それ言ったら奇跡なんてありえなくなるんだけど。
どれも幻覚で説明できたり、手品・マジックの知識があればトリックだとすぐに見抜けるものだったり。
実際マジシャンはみんなオカルトや超能力とかには否定的。
そろそろいい加減両者そのくらいにしてはいかがでしょう。
だいぶスレの主旨からはなれてきてるので。
いやどうせ過疎スレだし、この際テッテ的にやってくれw
スレの主旨に戻りたい人は、各自不気味な話を書けばいいだけ。
>>370 364さんの「悪魔の証明をご存知か?」という答えは、十分に正面から答えられているものだと思いますが・・・
あなたは本気で、「『ない』と信じる根拠は何なのか?」と問うているのでしょうか?
普通は「『ある』と信じる根拠を示してください」と問うものであります。
ちなみに、私は
>>370氏が殺人犯であると疑いを持っていますが、そうではないことを証明していただけますか?
>>370 何年か前、沖縄で教科書の内容を書き換えろって市民運動があったときにさ、主催者発表は「10万人」だったよな
で、どこかの学者が、バカ丁寧に航空写真から人数を数えて(最近の写真は解像度高いから)「12000人程度ですね」とやって、以来、左翼系の主催者発表が全く信用されなくなり、没落に拍車かかっちゃってるよな
そんなわけで、ポルトガル田舎に10万人、ったって、誰が数えたの?ってとこから、ツッコミどころはいっぱいあるわけだわな
歴史の記録ったって、例えば殷周対決の時に「軍勢百万」と記録に書いてあるからって、学者は当時の人口から類推して「100万はないな」「まあ、1000人くらいだろうな」と推測するわけだ
そういった「論理的思考」によらず、「10万人が見ていたと記録され、しかもバチカンが認定しているんだからホントにあったに違いない!」なんて考えるおめでたい人は、良い人なんだろうけど歴史板には向かない
ムーでも読んでオカルト板で話し相手を見つけてくれや
>>375 ワロタ
よし、オレも
>>370が殺人犯だって信じるぜ!
「信じないのに理由が必要だ」ってんなら、めんどくせえから375の記録を信じるw
信じるのには理由は必要無さそうだから
んーちょっと良く分からないな。
例えば
>>375さんは、俺でも
>>374さんでも適当な誰でもいいけど
「自分は天皇だよ」って言ったとして
まあとりあえずそれを否定するよね?(この際無視・ホッとくなどは便宜上なしとする)
そういう場合には決定的な根拠がなくても何らかの妥当だと思える理由があるんでしょう。
そいうことを
>>370は聞いているんじゃないの?
天皇の件で言えば、例えば「陛下は2chにはこない」とか「もう寝ている」とか
「PCを使えないと聞いた」とか「陛下はお前のように馬鹿じゃないからw」etc・・・
厳密な論法じゃないかもしれんが「ファティマの奇跡」を信じない人には
信じない理由があるでしょう、あなたはどうして信じないのですかと至極単純な質問だと思うのだけど。
別に科学的に当該奇跡がないことを証明しろって話ではないし。
>>377 ・・・思考実験か・・・
じ、じゃあオレも
>>370は殺人犯だと思う。
「物的証拠が無い」以外に、何か理由が無ければ無実と考えちゃいけないなら、殺人犯と考えるより他に選択肢が無い。残念だけど・・・許してくれ
>>370。
君自身が、「物的証拠が無い」だけでは、「ありえない」ことの証明にはならない、と言ってしまっては、弁護のしようがないんだ・・・。
>>379 あー、このまま
>>370は殺人犯だ、っていう賛同者が、例えば10万人まで増えれば、中には「殺す所見た」とか言い出すヤツも出てくるわな
なるほど、こりゃ
>>370がいかにして身に降る火の粉を払うかが注目だな
ワタシも
>>370殺人犯説に一票w
>>380 読んだけど。例えば馬鹿馬鹿しいと思う人だって経験や何らかの知見などに
基づいて否定している訳でしょう?
その他って項目があるから、例えば「自分は奇跡など体験したこともないし、
幼少時より今までそのような体験をした身近な人もいない。
明確な科学的根拠もない思う。さらに経験上こういうものはインチキが多かった。
インチキではないにしても精神医学で一応説明ができる出来事である。
さらに言えば、殺人鬼に殺されそうになっている幼児を助けないのはおかしい。
奇跡ならまずはそっちを救って見ろJK」みたいな
感じな訳でしょう実際は。
>>370 それは甘いな
例えば蘇我入鹿、って名前は、実は本名ではないのではないか、っていう説も出て来てる
父の名が蝦夷、って、これ悪魔君てレベルじゃね?って話になって、多分、史書作る時に、天智の正当性をアピールするために名前改竄したかもって話になってるんだぜ
つまり、あくまで研究対象であり、新事実が出てくれば覆る程度のもの
もしかしたら、大化の改新自体、我々に知られているのとは全く別の形であったのかもしれない
「信じる」というのとは違う
考察する上で、材料として捉えているに過ぎない
まあ、これは
>>376氏も「100万の軍隊をどう捉えるか」ってすこし書いてるけど
384 :
369:2011/01/06(木) 03:04:25 0
>>375 > 364さんの「悪魔の証明をご存知か?」という答えは、十分に正面から答えられているものだと思いますが・・・
なぜ??
>>343では、「あなたのご意見は6つの選択肢のうちどれですか?」って聞いてるんで、
それに対する正当な回答は、「私の意見は○番目です」もしくは、「その中には私の意見はありません」ってもののはずでしょ?
それなのに、それについては何も答えずに、逆に何か質問をしてくることが、
どうして「十分に正面から答えていること」になるんですか?すまんが言っている意味がよくわからない。
だいたい、「悪魔の証明をご存知か?」なんて聞かれても、
>>369に書いたように、「はい、知っていますが何か?」ってそれだけで終ってしまうんだが・・・・
> あなたは本気で、「『ない』と信じる根拠は何なのか?」と問うているのでしょうか?
もちろん、本気で言っています。
> 普通は「『ある』と信じる根拠を示してください」と問うものであります。
どういう「普通」ですか?
まあ「普通」かどうかはどうでもいいけど、
我々が(奇跡でも何でもいい)何かを「ある」と信じるためには、あると信じる根拠が必要だし、
「ない」と信じるためには、ないと信じる根拠が必要なわけでしょ。
どちらも根拠がないときには、「あるかないかわからない」ってことになるわけでしょう?
だから、「ある」と信じる人にその根拠を尋ねることも、
「ない」と信じる人にその根拠を尋ねることも、どちらも正当なことなわけなんですが。
385 :
369:2011/01/06(木) 03:06:12 0
> ちなみに、私は
>>370氏が殺人犯であると疑いを持っていますが、そうではないことを証明していただけますか?
なんでそれを「証明」しなくてはならないのでしょう? どこからそんな話が出てくるの?
「証明」とかそんな話は初めから全くしていないんだが、
なんで
>>364さんといい、あなたといい、そういう話にもって行きたがるのか。
別に「証明」する必要も意図も全くないけれど、今の話の流れに即して言うならば、
「自分は殺人犯でない」と信じている理由ならば、もちろんある。
つまり、自分は殺人を犯した記憶は全くないし、自分が記憶喪失や精神異常にかかっているとも考えていないから。
もちろん、自分はそう思っていても実は記憶喪失だった、という可能性もなくはないし、
もし仮に今後、老化してボケたりして自分の意識が鮮明でなくなってきたら
「もしかしたら、自分は知らない間に殺人を犯していたかも?」と思うかもしれないが、
今のところは、自分の記憶と意識は明確である、と自分では考えている。
むしろそうでない限り、自分では何も判断できない、ってことになってしまうから、
自分の意識に最低限の信頼をすることは、日常生活を行う上ではアプリオリに必要なことだね。
・・・って感じですが、どう?
386 :
369:2011/01/06(木) 03:09:15 0
>>376 だからさぁ・・・・
「10万人が見ていたと記録され、しかもバチカンが認定しているんだからホントにあったに違いない!」
なんて、誰も言ってないんですが。
僕自身の考えを言うならば、バチカンが認定しようがしまいが、別に自分で見たわけでもないし、
それが本当に「奇跡」なのかそうでないのかはわからない、
(正確には、そもそも「奇跡」っていう語で何が意味されているのかさえ明確でない)
ってことなんですが。
もしかしたら本当にものすごい「奇跡」なのかもしれないし、或いは何らかの集団幻想のようなものに過ぎないのかもしれない。
・・・っていうのが自分の考えで、
このファティマの件に関しては、それ以外の立場はあり得ない、とさえ思っているので
(まあ、「自分はそれを目撃したから確かなんだ!」て言う人以外は)、
「ファティマの奇跡なんて、オカルトだし鼻くそほどの価値もないに決まってるじゃん」
みたいなことを言う人がいると、なんでそんなことが言えるのだろう?って不思議に思うだけの話。
わかりませんか?
まあ、普通に
>>317を読めば、気球飛ばしたのねって話だと思うけど
ロズウェル風味もたっぷりあるなwあれも実験気球だった
むしろそう考えない方がすごい
その程度の話を読んで奇跡だと信じちゃう、その理由を聞きたいが
多分彼はロズウェル事件もUFOと信じて疑わないのだろう
388 :
369:2011/01/06(木) 03:13:28 0
>>378 そう、ありがとうw
何かようやく、まともに話の通じそうな人が出てきてくれてよかったww
>>379 >>381 上に述べたように、自分が殺人犯でないことを「証明」する必要なんて全然ないので、
弁護してくれなくてもいいですよ。
別にこのスレの人が「証明」しようがしまいが、実際に僕がその件で逮捕される可能性は、まずありませんから。
>>383 大化の改新についてはそれでもいいけど、とにかく、
我々は「物的証拠」があるもののみを信じて、それ以外のものは何も信じない、っていうわけではない、
ってことには同意してもらえますか?
もしそうでないと、歴史なんてほとんど何も信じられなくなってしまうし。
たとえば、あなたの初恋の人に対して?
「僕は彼女のことが本当に好きだったんだ」と思っても、その「物的証拠」なんて何もないわけです。
でも自分は、その人が好きだったことに間違いはないわけで。
389 :
369:2011/01/06(木) 03:15:03 0
>>387 上の書き込みを読んでもらえればわかるように、
自分は別にファティマの件が本当に「奇跡」だったんだ、と信じているわけでは全くありませんので。
っていうか、さすがに少し疲れてきたwww
>>383 でもなぁ、猿丸大夫も居れば虫麻呂も居るから入鹿が悪い名前ってのも現代的な解釈すぎる感じがある。
391 :
375:2011/01/06(木) 03:22:53 0
>>385 答えになっていませんね
あなたがご自身を「殺人犯で無いと『信じる』理由」はこの場合必要ではないのです
「殺人犯でないと言う明確な証明」が無ければ、私があなたを「殺人犯でない」と考えるのに、物的証拠以外に「何らかの理由」が必要となるのでしょう?
では「あなたは殺人犯」としたほうが楽ですね?
そして、こういった認識が集団で広がった結果が魔女狩りであったり、関東大震災時の朝鮮人暴行だったりするわけです。
つまり、ファティマの件に関し「信じない明確な理由を必要とする」という発想は大変危険であり、他者に求めることは愚劣だということです。おわかりでしょうか?
あなた自身がどう考えようがそれはあなた自身の問題です。
しかしながら、あなたが他人に確認できるのは「本当だと信じる理由はなんなのか?」であり、「嘘だと信じる理由」を求めることは、私がこのスレの他者に対し「370氏が殺人犯で無いと信じる理由を述べよ」と問うのと同じく、まったくナンセンスであり、無意味なのです。
>>389 はじめからそう言えやwwwwwアホかオマエはw
393 :
383:2011/01/06(木) 03:32:21 0
>>388 「信じる」と「考察する」とは違う
歴史は「考察する」対象であり、ファティマ等のオカルト話を「信じるor not」とは全く次元の違う話だろう
そして、考古学がなぜあるのか。「物的証拠」を得ることによって歴史を「信じられる」ものにしているのだ
シュリーマンの発見によってトロイの存在が証明されたし(それ以前はおとぎ話に過ぎなかった)、兵馬俑の発見によって始皇帝の実在がある程度確認されたわけだ
なんだオマエ、多少思考力があるのかと思っていたが、口が回るだけの幼稚なヤツだな
オマエの思考には全く同意できんぞ 歴史を舐めるな
>>390 でも蝦夷、はヤバくね?w イルカはともかくさー
395 :
369:2011/01/06(木) 03:38:49 0
>>391 >「殺人犯でないと言う明確な証明」が無ければ、私があなたを「殺人犯でない」と考えるのに、物的証拠以外に「何らかの理由」が必要となるのでしょう?
そうですね。
もちろん、あなたが、僕(M)に対して
「殺人犯である」と信じるべき理由も「殺人犯でない」と信じるべき理由もどちらも持っていない場合、
あなたにとって正当な信念は
「Mが殺人犯であるのか、ないのか、私は知らない」
というものになるでしょう。
その意味では、仰るとおり、あなたが「Mは殺人犯でない」と信じるためには、何らかの理由が必要でしょう。
>では「あなたは殺人犯」としたほうが楽ですね?
なんでそうなるの?
あなたば「Mは殺人犯である」と信じるべき理由を持っているのですか?
>そして、こういった認識が集団で広がった結果が魔女狩りであったり、関東大震災時の朝鮮人暴行だったりするわけです。
魔女狩りとか朝鮮人暴行がどのようなものだったか、正直よく知りません。
でもまあ、信じるべき理由を持たないものに対して信じてしまう、っていうことは大変危険でしょうね。
396 :
369:2011/01/06(木) 03:39:59 0
>>391 >つまり、ファティマの件に関し「信じない明確な理由を必要とする」という発想は大変危険であり、他者に求めることは愚劣だということです。おわかりでしょうか?
ちょっと言葉を正確に使ってみると、
ファティマの件について「信じない」というのが、「本当かもしれないし、そうでないかもしれない、どちらかはわからない、と考えること」であるのなら、
もちろん「信じない」ことに理由は必要でないでしょう。
でも、「信じない」=「いかさまだし、オカルトでしかないと思う」ということなら
(たとえば
>>340さんは、そう言っているように見えます。だから
>>343みたいなことを書いたわけなんですが)、
その「信じない」ことに対して、そうすべき理由が必要でしょう。
おわかりでしょうか?
>「嘘だと信じる理由」を求めることは、私がこのスレの他者に対し「370氏が殺人犯で無いと信じる理由を述べよ」と問うのと同じく、まったくナンセンスであり、無意味なのです。
上に述べたことを念のため繰り返すと、「本当か嘘かわからない」と信じることに理由は必要でないが、
「嘘であると信じる」ことには理由が必要だと思いますよ。
その理由を問うことは、ナンセンスでも無意味でもない。
>>392 あの・・・・
初めから、「俺はファティマの奇跡を信じる!」なんて、全く言ってないよ??
そんなこと言うわけないし。あなたが勝手に勘違いしただけです。
397 :
369:2011/01/06(木) 03:44:48 0
>>393 まあ、歴史は「考察する」対象かもしれないけど、
今は「我々は物的証拠のないものを信じることがあるか否か」、って話をしてたんでね。
その流れに即して言えば、
「我々は物的証拠がなくても信じることはある」、でFAだと思う。それ以上議論の余地はない。
哲学畑の人間なんで、正直に言うと実際、かなり「歴史を舐めて」いますがwww
すまんね。。。
398 :
369:2011/01/06(木) 03:48:35 0
っていうか、これだけ苦労して真面目に色々書いているのに、
いまだに
>>343に対する有効な返答が
全く得られていない、って・・・・ orz
今日はもう寝る。。。
マリア様好きだから現れたならいいなあと正直思うけど。
懐疑派の人も生で見たら惚れてまうで。
俺ならその瞬間昇天してしまうね、たぶん。
とりあえず
>>369がキチガイなのか、哲学者がキチガイなのか
>「我々は物的証拠がなくても信じることはある」、でFAだと思う。それ以上議論の余地はない。
結局これってwwwww
んじゃ2ちゃんなんかに書かずに一人で「オレ様スゲー」ってブツブツ言ってりゃいいのにねw
「苦労して真面目に」って知ったことかww
真面目にサリンまいたヤツらがいたなそういや
>>367よ、オマエの着眼は正しかった
こいつ相当なデムパだwww
久しぶりに爆笑したわww
だろ?ベクトルがずれてるだけでカルトめいた思考回路だったからピンときた
詐欺なんていつの時代でもあるから「物的証拠がなくても信じるアホ」は確かに存在するが
盲信は個人の主義であって、それを正当する行為でも普遍的だと主張する根拠でもない
この流れが終わったら呼んでください
>>401 歴史学者が考古学と一体になって、DNA解析まで使って物証を揃える努力をしてるのに、そういうのまるき無視して初恋の話とかしてるんだもんなw
おい、
>>378、おまえ話が合うんだろ?責任もって他所の板に連れて行けよな
>哲学畑の人間なんで、正直に言うと実際、かなり「歴史を舐めて」いますがwww
こんなセリフ吐くヤツ、これ以上居座られたらみんな迷惑すんだからよ
404 :
369:2011/01/06(木) 09:13:54 0
>>400 >>「我々は物的証拠がなくても信じることはある」、でFAだと思う。それ以上議論の余地はない。
>結局これってwwwww
ん?何か問題だとでも?
>>366さんが、「物的証拠がない事象については、なかったと考えるのが妥当」・・・(※)
などというデムパな命題を主張していたから、
そんなわけないでしょう? ってことを論証して差し上げたまでですが?
そんな簡単な理屈もわかりませんか?
>>401 >>403 > 歴史学者が考古学と一体になって、DNA解析まで使って物証を揃える努力をしてるのに、そういうのまるき無視して初恋の話とかしてるんだもんなw
あのね、そういう問題じゃなくて・・・・
「歴史学とか考古学に物証が大切だ」、なんていうのは当り前の話で、そんなことは否定していない。
自分がここで言ってるのは、
(※)って命題は間違いである、っていうことを言ってるだけなので、
もし(※)を信じるならば、初恋はおろか、日常生活も社会生活も全く営めなくなるでしょ、って
しごく当り前のことを言ってるだけなんですが。
ここまで言ってもわかりませんか? わからないふりをしたいだけなのかな?
結構真面目に、論理的にわかりやすく言ってるつもりなんだけどなあ・・・・・
なんでこうなってしまうんだろう。
なんか、日本語の通じない人を相手に、通じない話を必死でしているだけ、の気がしてきた。。。
405 :
369:2011/01/06(木) 09:15:25 0
結局
>>340さん、
>>341さんは、
>>343に答える意思は全くないのだろうか?
別に自分は「問い詰めている」つもりでもないし、
選択肢のどれに相当するかを答えるくらい、全く簡単なことだと思うんだが、
なんでそんなことを頑なに拒むんだろう?
もしうっかり答えたら、何かボロをみせて相手につけいれられるかもしれない、とでも思ってるのかな?
何かとても不思議な気がする。
中世並の話を何時までやってるんだ。
ウォッカムの剃刀って知ってるか?
奇跡や神を持ち出さずに説明がつくならそっちで説明すれば良い。
現代的に議論するなら不完全性定理により証明できない物だと既に証明されている。
さも何かを証明してるつもりの馬鹿話をする暇があれば、一般教養を身につけろ。
人類は大昔にそんな馬鹿話は通り過ぎてる。
>>404 あのう、歴史をバカにしている方にはもう来ないでいただきたいんです
その程度の日本語はおわかりになりますね?
408 :
369:2011/01/06(木) 10:07:04 0
>>406 ウォッカム?
「オッカムのかみそり」のことかな?
http://en.wikipedia.org/wiki/Occam%27s_razor ある事象について、もし本当に、それが「奇跡や神を持ち出さずに説明できる」と考えるべき根拠があるのなら、
それはオッカムのかみそりによって、そぎ落とされる、と考えるのも可能でしょう。
>>343に対して、そういう返答をしてくる人もいるかな、とは正直思う。
でも、何かの事件(ファティマでも、それ以外のものでも何でもいい)が起きた時に、
それが「奇跡を持ち出さずに説明できる」のかどうかは、ちゃんと調べてみないとわからないはずでしょう?
それを目撃した人の多くが「奇跡を持ち出さずには説明できない」と感じたからこそ、
カトリック教会はそれを「奇跡」だと認定したわけですよね。
だからあとはまあ、「説明できる」ってことにどこまで真摯なものを求めるか、って話になるが、
それを目撃したわけでもなく、状況も伝聞でしか知らないのに、
「それは奇跡を持ってこなくても説明できるもののはずだ」と判断すべき理由はない、と、
自分の論理的感覚からは、思われる。
もしそんなことが妥当であるのなら、全く同様に、
「世界は文部科学省の電波によって成り立っている、と考えれば全て説明できる。
それ以上に、物理的外界などを持ち出す必要はない。だから、物理的外界はオッカムのかみそりによってそぎ落とされる」
という考えも妥当だ、ってことになると気がする。
要は、重要なのは、抽象的に説明できる・できないを論じるのではなく、
具体的にどうやって説明するのかを、事象に即して論じることなんでしょう。
そういう手続きを経ずに、単に「説明できるはずだ」と信じるのは、正しい姿勢ではないでしょう。
409 :
369:2011/01/06(木) 10:12:36 0
>>406 >現代的に議論するなら不完全性定理により証明できない物だと既に証明されている。
なんでここに不完全性定理が出てくるの?
何度も言うけど、別に神や奇跡を「証明」したいなどとは全く言っていないし、
そもそもそれがゲーデルとどう関係するのかも、よくわからないんですが。
>>407 「歴史を舐めて」云々の話はね、もっと正確に言うと、
「歴史」を「解釈」である、と主張する人はそれなりの理屈がもちろんあるわけなんですが、
不幸なことに、自分はそれとは若干意見を異にする。
だから、その違いを論じること自体には意味があると思うけど、
今は別にそんな話をしていたわけでもなく、上記の(※)という命題が間違いである、と言っていただけなので
それは論じない。
もし
>>383さんが本気でそれを論じたいのなら、論じてもいいけど
それはかなり長くなりそうだし、もしそれをするならどっか別の場所でやりませんか?とは思う。
・・・ってことのつもりです。「舐めている」って言ったのは
「たぶん、歴史学やってる人と自分とでは、意見が違うだろうな」ということで、それ以上の含意はないです。
「物的証拠がなくても信じるアホ」を「我々は物的証拠がなくても信じることはある」
とか電波すぎるだろw
411 :
369:2011/01/06(木) 10:21:28 0
>>410 こういう意味のない煽りみたいな一行レス、二行レスにも真面目にこたえるべきなのかな?
ってのが自分の中での葛藤だが、ここはとりあえず答えないでおく。
本当に疲れてきたよ・・・
412 :
407:2011/01/06(木) 10:43:19 0
>>409 >「歴史を舐めて」云々の話はね、もっと正確に言うと、
いまさら取ってつけたようないいわけをしても遅いです
「歴史をなめている」の一言を発した時点で、あなたはここに来る資格はありません
おねがいですから来ないでください
おねがいします。お願いしますの意味はおわかりになりますね?
>>409 科学的に神や奇跡が存在しないと証明する事はできないし
神や奇跡が存在すると証明する事もできない。
科学的には有るとも無いとも断言できないと言うのが正答。
神や奇跡があると言うのも、無いと言うのも本人の信仰告白に過ぎない。
これが不完全性定理で証明された事。
これなら過疎の方がマシだな。もう来るの止めるわ。
スレ違いが理解できない野郎に何言われても
これっぽちの説得力もないわ。
アホ。
>>412 あの・・・・別に言いわけでもなんでもなく、
>>409で書いたように、
哲学徒と歴史学者(?)の認識の違いを指して諧謔的に、「舐めていますがw」って言ったんですが。
もし気に障ったなら、ごめんなさいね。すみませんね。
でも、いずれにせよ、
ある人があなたの気に障る言い方をしたからとか、または歴史学やってる人とは異なる見解を持っているから、
という理由によって、その人に「来るな!」と命令(なり依頼なり)するのは、筋違いだと思いますよ。
>>414 不完全性定理って、そんなもんだっけ?ww
まあいいけど、あなたのその意見を尊重する限りでは、
>>340 >>346 >>366 >>387 みたいに、
少なくとも物理的実在レベルで「奇跡」なんか存在するわけねーだろ、って言ってる人はおかしい、
っていう僕の意見と同じであることになりますね。
このスレッドに書き込んでいた人の中に、
「ファティマの奇跡なんて無い」と主張したがる人は沢山(?)いたが、
「ファティマの奇跡が本当にあった」と主張する人は誰もいない、ということをお忘れなく。
>>415 繰り返しになりますが、
「ファティマの件が奇跡であることが<証明>された」、なんて信じている人は、
ここには誰もいませんよ。おそらく日本全体を見渡しても、ほとんどいないでしょう。
本当に、いくら日本語で話しても耳が遠くて聞こえない人を相手に、
同じことを何度も何度も繰り返し言ってる気分だ・・・・
結局、色々言ってた人たちは何の有効な反論もせず、帰っていったわけかな・・・
上にも書いたが、新興宗教の人と議論しようとすると、まさにこんな感じだよね。
こっちがいくら丁寧に論証しても議論にならず、
結局何の反論もせずに捨てゼリフだけ言って去っていく、っていう。。。。。
ああ・・・ちょっと見ないうちに何この流れ。俺の大好きなスレがむちゃくちゃに・・・
くだらねー話ばっかり、いい加減にしろよ!
要するに電波君は、宇宙人は居るとも居ないとも現時点では断言出来ないってスタンスなんだろ?
存在の証拠がないから、現時点では宇宙人は存在しないってスタンスを論破するのは証拠を持ってこない限り不可能なんだから
一生答えがでない命題にこだわるなよ
422 :
世界@名無史さん:2011/01/07(金) 09:13:00 0
>>420 自分は別に「電波」では全然ないと思うけど、まあ自分のことを指してるんだろうから、一応答えとくと、
>宇宙人は居るとも居ないとも現時点では断言出来ないって
まあそうなんだけど、それ以上に、
宇宙人はいない、と「根拠もなしに」断言する奴はアホ、と言っているわけ。
もちろん、根拠もなしに宇宙人はいると断言する人だってアホだろうけど。
>一生答えがでない命題にこだわるなよ
答えがでない、とかそういうことを言ってるんじゃないんだよ。
自分は、宇宙人がいるか、いないかを論じているんじゃないんだ。だから答え云々の話じゃない。
そうではなくて、我々が、与えられた情報と経験の中から、どのような信念を形成するか?という
科学的方法論の話をしているんだが?
こんなに丁寧に説明してるのに、本当にわかってもらえないんですか?
なんであなたのようなレスになるのか、正直ホントに不思議。
・・・遅ればせながらやっとわかってきたんだが、
>>420-421さんとか、ここでレスしてる人たちって、
「奇跡」(でも宇宙人でもなんでもいいが)に対して、単純に
「賛成派」(=信じる人たち)と、「反対派」(=否定する人たち)のどちらかしかいなくて、
だから、俺(369)について、
「こいつは「反対派」ではない=「賛成派」に違いない=デムパ」 とか思ってるわけね?
本当に、何て言うか・・・「反対派」でも「賛成派」でもない人ってのを想像できないからこそ、
人をデムパ呼ばわりしたり、
「え?自分は奇跡があるなんて言ってませんが?」って言ったら、
>>392みたいに「はじめからそう言えやwwwww」とか言い出すわけね。
やっとわかってきた。
こういう人たちって、何が正しい知識で何が正しくない知識かとか、
自然科学的認識とは何かとか、そういうことを一度も考えてみたことがないんだろうか?
っていうか、ここ学問板でしょ?
なんでそんなに、ベーシックな、初歩的な話さえ通じない人しかいないのだろう??
素で不思議なんだが。
学問と全く縁のない素人さんしか、いないのかな。。。
まあ聖人の奇跡といっても、かなり物語として幅広いジャンルだよな。
病人を治したりとささやかなものから、ドラゴンを倒すなんてのまであるからなw
>>424 そうだね。
でもまあ、治される人にとってみれば、ドラゴンを倒すより病気を治してくれる方が
ずっと偉大な奇跡である、とも言えるでしょう。
おい、神様と宇宙人は分けて考えろよ
地球に人間が存在してる以上どっかにいるだろ
たとえそれが原生生物の段階であっても
>>425 逆に言えばドラゴンに襲われてる人にはルルドの奇跡よりも
聖ゲオルギウスが出てきてくれたほうがありがたいということになるw
428 :
世界@名無史さん:2011/01/07(金) 10:24:57 0
確率論的には宇宙人が存在しない事はあり得ない、と科学者達も認めている。
生命の定義を何に置くかでもまるで変わってしまうがな。
例えば、天体や岩に意志があったり、自由電子間を移動する情報生命が
地球上にもいたとしてもそれを認知する事は現時点では難しい。
科学は人類視点で作られている情報不足の不完全な物なので
それをもってして全ての判断基準にするのは
愚かで傲慢な人類の思い上がりだと思う。
・与えられた情報
>卵型の光る物体が降下してくるのを見たという
>昼すぎ、小さな白い雲が子ともたちの周囲にわき出て、ゆっくりと空中高く上昇していった。
>と同時に激しく降っていた雨がピタリとやみ、
>空をおおっていた雨雲が割れて銀色に輝く一個の光球が現れた。
>それは急速に回転しながら、無数の光線を放射しはじめた。
>光線は黄、赤、青、紫とさまざまに色を変え、7万の群集に降りそそいで、大地にあふれた。
・経験
南米とかでよくある
・どのような信念を形成するか?
またUFO(笑)か
前もって扇動されてた群衆の集団トリップ+雨上がりの虹+αで扇動者の演出(鏡で光とか)もあるかもね
カルトでもこんくらいやってんじゃないの?
電波君、ロマンティックすぎ
この土人共は、何の根拠もなく奇跡が有ったと主張してるわけでしょ
>空をおおっていた雨雲が割れて銀色に輝く一個の光球が現れた。
他の地域での報告がないなら、空をおおっていた雨雲が割れて銀色に輝く一個の光球が現れるという妄想集会だった。になるけど
431 :
世界@名無史さん:2011/01/07(金) 18:52:19 0
ファチィマの奇蹟については 科学的に存在の証明が出来ない以上、否定だって科学的には不可能じゃんか。。
ただ、その場にいた何万人?
全員が光球をみてないと思うよ。
>>423 まずどういう場なのかを考えないと。
その原則を理解できず、その判断も下せないなら
メディアリテラシー能力が欠けてる。
あと、思わしい反応が得られない場の参加者を排除的にひとくくりにしてしまうのも考えものだな。
おわかり?
434 :
世界@名無史さん:2011/01/07(金) 19:06:04 0
では過去にいわゆる 怪力乱神 として語られてきた話や現象のうち、後年の科学の発展によって存在が証明されたことってあるかな?
あるよね。
ありえないって否定されてしまったこともある。
否定されてもまた再発見されたこともあるでしょう?
だから そんなものはありえない!と言い切るのは愚かだとおもう。
けれど ある!ぜったいある! と根拠も無く主張するのも愚かなのだ。
他人に強要しない範囲での自己の観念は許容されるべき。
欧米の科学者は真正の無神論者以外神が存在するか否かは判断留保がデフォ。
いてもいなくてもとりあえずの研究はできるから。
信じますか信じませんかの問いは信仰の問題なので信じる人も多い。
有名な科学者でその研究を進めていくうちに神の存在を肯定するようになった人も結構いる。
436 :
世界@名無史さん:2011/01/07(金) 19:12:44 0
ただファティマについては後ろのほうのひとはなんも見えなかったろうw
うわすげえ!光のたまがぁ〜!!
みたいな言葉を前のほうから聞いて。
一生懸命にのびあがって。
なんだか光が雲の切れ間からさしてるのな。
そういうのを欧米では天国への階段とかっていうんだ。
あぁきっと近くにいったなら光のたまもみれたんだろう。とか思いつつ家に帰ったと思うよ。
でも不思議なもので。
ちゃんと想像できる。光のたまを。
そのうちに実体験として記憶してゆくんだ。
>>434 あるよね。と言い切れるならせめて一例くらいは挙げてほしい。
怪力乱神として語れて来たことで科学的に自然現象として解明されたことはあるけど
怪力乱神そのものの存在は証明されていない。
ファティマの奇跡にしたって事象そのものはあったとしても
実際は第一次大戦と宗教を否定するロシア革命に衝撃を受けた
カトリックによるやらせの可能性もあるしね。
438 :
世界@名無史さん:2011/01/07(金) 21:40:01 0
象庁曰く「無いと言いきるのは難しいが、仮にあるとしても『地震雲』とはどのような雲で、地震とどのような関係であらわれるのか科学的な説明がなされていない」
ビザンツ帝国の史家ニケタス・コニアテスによると、12世紀末の
コンスタンティノープルにバシラキオスという狂人がいた。
その男は未来を占えるという評判があり、人々は長蛇の列をなして
彼のところへやってきたという。
コニアテスに言わせれば「その男の予言は当ったためしがなく、その
言葉遣いは間違いだらけで、支離滅裂で、秘密めかしていた」。
そしてそんな馬鹿げた行いに引きつけられるのは田舎者や無知な者
だけだったと記している。
だがその評判は皇帝の耳にも届いたらしく、バシラキオスは宮殿に
召し出され、当時のイサキオス2世によって未来を占うよういわれた。
バシラキオスはまったく場所をわきまえない様子で、奇声をあげて
そこら中を走り回り、壁にかかっていた皇帝の肖像画の両目に穴を開け
イサキオス2世の頭から被り物をひったくった。
その後クーデターが起き、イサキオス2世は帝冠を奪われ、両目を潰された。
解明された時点で「怪力乱神」とは認識できなくなる。
疫病はかつて、悪霊=眼に見えない異形の生命体によって、引き起こされると信じられていた。
だが、それは間違いで「細菌やウイルス」によって起きると現在では考えられている。
しかし、細菌やウイルスもまた、眼に見えない異形の生命体ではないだろうか?
なぜ「悪霊説」が否定されたと言えるのか。
マラリアは「汚れた空気が原因」と”ヨーロッパでは”考えられていた。
そしてとある未開民族の暮らす地域を植民地化したヨーロッパ人は、土民がとある迷信を信じていることに気づく。
「マラリアは蚊に刺される時に入ってくる何か、によって引き起こされる」
土民たちはその迷信に基づき、蚊が入って来ないようにするため、寝るときに蚊帳のようなものに入って寝ていた。
ヨーロッパ人たちは「そんな悪霊だか呪いだかを信じてて馬鹿だなぁ。ちゃんと教育してやるお」と土民たちを教化して上げようとした。
チュパカブラ(南米で目撃される吸血度物)やネッシー(ネス湖の大型生物)や雪男(ヒマラヤの人型の獣)や河童(日本の水中に住む知的生命体)やヤハウェ(=古代イスラエルの預言者たちを通じて人間を隷属させていた知性体)は怪力乱神だが、
もし生物学者がこれらの存在を捕獲すればその時点で、怪力乱神ではなくなる。
不知火は蜃気楼だけど
>>440 ギリシャ正教圏で君主の両目って思いっきり廃位フラグじゃん・・・
むしろ無関係にクーデター計画してた連中が、その予言を聞いて
決行に踏み切ったとかだったら別な意味で洒落にならんな
444 :
世界@名無史さん:2011/01/08(土) 10:19:33 0
セントエルモの火もぶろっけん現象もそうだね!
頭から角が生えた夢を見た人が臣下だったか誰だったかに夢の意味を尋ねたところ、
「角は刀を用いると書く。頭に刀を用いれば首が落ちる。」と言われたって話があったと
思うんだけど誰の話だったっけ?、
魏延
俺もその話どっかで見たと思ったら
>>177だった。
「三国志演義」(物語、小説)の話だとばかり思っていたら「三国志」(正史)の話だったでござるw
>>441 > そしてとある未開民族の暮らす地域を植民地化したヨーロッパ人は、土民がとある迷信を信じていることに気づく。
> 「マラリアは蚊に刺される時に入ってくる何か、によって引き起こされる」
> 土民たちはその迷信に基づき、蚊が入って来ないようにするため、寝るときに蚊帳のようなものに入って寝ていた。
> ヨーロッパ人たちは「そんな悪霊だか呪いだかを信じてて馬鹿だなぁ。ちゃんと教育してやるお」と土民たちを教化して上げようとした。
面白そうな話だから出典を教えてよ。
450 :
世界@名無史さん:2011/01/09(日) 11:38:12 0
南米原住民はキナの皮を煎じてのめばいいことをしってた。
それはマラリア原虫学などによるものではなく 彼らの原理としては悪霊退散によるものであったが 症状をみきわめてキナを処方する。
やっていることは科学だろう。
彼が言う悪霊ということばだって きっと西洋人の思っている悪霊ではないんでしょう。
451 :
世界@名無史さん:2011/01/09(日) 11:51:57 0
こどものころは宇宙の行く末はよくわからなかった。
ところがブラックホール理論がうまれて つい最近まで宇宙は最終的にどこまでもどこまでも小さくちじんで一点にきえさってしまうとかいってた。
昨日、テレビをみたら暗黒エネルギーがあるから ビッグリップをいつかおこしてすかすか、なにもなくなるらしい。
なんだか難しい。。
これが今生きているひとの人生とどのように関係するんだろう。
収縮するにしても拡散するにしても今生きてる人は皆死んだ後の事だから全く関係しない。
453 :
世界@名無史さん:2011/01/09(日) 16:09:40 0
今生きている人に関係があるかないかを説明してくれているのが宗教ではないか。
だろ?
昔はちょっと大雨が降ったり山火事が起こったり病気が起こったりするだけで怪力乱神やら悪霊やらの仕業にされた。
それらの災害の原因が解明されていくにつれ、どんどん隅に追いやられていく怪力乱神、悪霊たち。
オカルティックな分野や細かいことや滅多に起こらない(事例が少なすぎて解明できない)ことでしか存在感を示せない。
板違いの話ばかりするキチガイは放置しろよ。
456 :
世界@名無史さん:2011/01/09(日) 20:20:36 0
板違いかそうでないかは神だけが知ってます。
神「板違いです」
459 :
世界@名無史さん:2011/01/10(月) 10:08:34 0
宗教は阿片
日本の神道では神々は天皇だったり菅原道真だったり、人間が多い件。
お前らも頑張れば神になれる。
基本、恨みを残して死んだ人間が祟らないように祀られて神になるんで普通の人は無理。
黒い自由帳拾えば神になれる
加藤清正公が朝鮮で祟り神として祀られていたという話
(出典のタイトル忘れたが『海外神社の研究』とかそんな本)
新井白石の『藩翰譜』によると(中略)つづいて左の傳へを語つてゐる。
即ち朝鮮國慶尚全羅道邊の水営の軍に於て、毎年日を卜し戦艦を集めて
海神を祭る行事を行なつてゐた。その時蒭にて清正になぞらへて人像を
つくりて此を射沈むる行事があるが、これは清正を呪詛するためのもので、
夫々これを射倒すのである。然るに誰も的中せしめるものがない。或る年
これを見事に射當て非常の高名を博した者があつたが、忽にして躍り出し
狂氣の沙汰を演じはじめたので、親族思ふにこれは清正の靈の祟のしからし
むる處であるとして、其の靈を祭りて罪を謝しそれ以後この人像を射るもの
當らん事を恐れたと云ふ。亦、わが寛文年間、朝鮮の水軍が風波に惱された
事があつたが、彼等はこれを清正の祟として愼んだとも云ひ傳へたと云ふ事
である。斯る信仰に色彩られつつ清正は龍尾山神社の祭神として祀らるる
素地を、早くも半島の一角に固めつつあつたとされるであらう。
何でタイトルも忘れてる本の文章をそんな細かに引用できるの?
467 :
世界@名無史さん:2011/01/11(火) 01:10:37 0
「高僧伝2」より。
鳩摩羅什は生前に言い残していた。
「自分の翻訳に誤りがないなら、死後に火葬にしても舌は焼けずに残るだろう」
実際に死後荼毘に付したところ、舌だけは灰にならずに焼け残った。
鳩摩羅什は亀茲国出身の仏教僧。
唐代の玄奘と並んで「二大訳聖」とたたえられる大訳経僧。
「阿弥陀経」など多くの経典を漢訳した。
脈絡なさすぎてワロスww
ギリシャ正教では高徳の僧は死後も肉体が腐敗しないなんてのもあったね。
同じ正教でもスラヴ圏へ行くとそれは吸血鬼になった証だったりするが。
ムーダンとか呼んで加藤清正の霊を祭る朝鮮人ってシュールな絵だなw
>>469 聖人の遺骸とか体の一部とか残しとくの大好きだよな
何で現存してないの?>高僧の死体
って書いたけど
冷凍庫状態のロシアなら別に腐らない死体があってもおかしくないか
三田の福沢諭吉も腐ってなかったしな
ミイラ化してる高僧は遺体処置したのかな
それとも死ぬ前に断食して干からびるんだろうか
これ?
昭和52年(1977年)、最初の埋葬地から麻布善福寺へ改葬の際、遺体がミイラ(死蝋)化して残っているのが発見された。外気と遮断され
比較的低温の地下水に浸され続けたために腐敗が進まず保存されたものと推定された。学術解剖や遺体保存の声もあったが、遺族の強い希望でそのまま荼毘にふされた。
>>476 今の即身仏で祀られてるミイラは、断食行で生きてる間に身体から脂と水分抜いて
乾燥させて自分をミイラ化しやすい身体にする荒行をしてる。
ただ、某寺で即身仏を見た時、明らかにパンフレットの写真より首が傾いていて、
いつ取れてもおかしくないなと思ったんだが、十数年後テレビで観た時は、何故か
傾きが戻ってたのに、寺は何も処置はしてないと言ってたのが変に思ったけどな。
けどまあ、修復の可能性はあっても、遺体をミイラ化させるような保存処置はして
ないとは思う。
479 :
世界@名無史さん:2011/01/12(水) 09:46:04 0
遺体保存ネタといえば、共産圏は一時期、毛沢東やレーニンの遺体を保存公開していたが、
あれ個人崇拝じゃねえの。 共産党というカルトのすることはよく分からぬ。
スターリンが死んだ後の党大会で「同志レーニンが夢に出てきて
スターリンが自分のところに一緒に葬られるのは嫌だと言いました」
と発言した人がいて、共産党は唯物論のはずなのになぜかそれで
スターリンは別の場所に葬られることになったとかいういろんな意味で
オカルトな話を何かで読んだが、本当の話かどうか誰か知らん?
夢に出てきて云々って今までのスレの過去ログにでてきた話に累計例が多く認められるが、
共産主義者の中の誰一人として唯物論面からの非合理性を指摘しなかった、あるいはできなかったのだろうか?
あくまで唯物論から共産主義が出ただけであってイコールではないからねえ
>>481 ttp://stalin.narod.ru/stalin_body.htm このページによるとドーラ・アブラモヴナ・ラズルキナという
女性党員のスピーチで、スターリンがレーニン廟に葬られてから
10年近く経った1961年のことだったそうだ。
「私の心は常にレーニンでいっぱいです。同志諸君、私が幾多の困難を
乗り越えてきたのも私の心にレーニンがいたからこそであり、常に
何をなすべきか彼の指導を仰いできました。昨日、彼の指導を受けました。
彼はまるで生きた人間のように私の前に立ち、そして言いました。
『党に対して多大な害をなしたスターリンが隣にいるのは不快だ』」
レーニンの妻は、遺体の保存に反対だったというが
後継者達にとっては、自分達の権威付けのために必要だったんだろうな
まあまあ
怪力乱神を語らずといった孔子さんも、夢に周公をみずといったんだからw
いや怪力乱神を語らずと信ぜずは別だろう。
力や乱の存在まで否定してたわけじゃないだろうし。
それともしてたのか?
共産圏でも北朝鮮になるともう末期だよな。
最近は金大将への後継を正当化するためか、年明けそうそう瑞兆報道がなされてなんだこの國は?と爆笑したわ。
社会主義
490 :
世界@名無史さん:2011/01/12(水) 19:16:49 0
【台湾】馬英九総統「日本には謝罪責任がある」…従軍慰安婦問題で日本は自国の「恥部」を隠すべきではない [12/27]
台湾の馬英九総統は26日、台北市文化局や台湾婦女救援基金会が主催した、台湾の
元従軍慰安婦らの対日訴訟に関する特別展に出席し、「日本政府は歴史の過ちに対して
謝罪する責任を持つ」と発言。注目を集めている。環球網が台湾の報道を受けて伝えた。
主催者となる台湾の元従軍慰安婦らが対日訴訟を求めた2000年から、同基金会の活動
は今年で10周年を迎える。展示会では、元従軍慰安婦らによる日本への賠償要求や、
従軍慰安婦問題の教科書記載などを求める運動などが紹介された。
馬総統はこれまでも元慰安婦の名誉回復活動に積極的に参与しており、同基金会が制作
した台湾人元慰安婦に関する記録映画の撮影や、元慰安婦への補償活動などに関わった。
また、2008年には、元従軍慰安婦8人と会談し、同問題への関心の高さを示している。
馬総統は、特別展開会のあいさつで「日本は歴史で犯した過ちと向き合うべき」と述べ、
日本は自国の「恥部」を隠すべきでなく、また、謝罪責任を逃れるべきではないとの見解を
示した。
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1293436105/
高等宗教とは迷信の類を廃したモノだと、トインビー大先生がおっしゃっていました。
そうすると神道はゲロカスですね。
宗教から迷信を完全に取り除くと単なる道徳になる。
いいえ、ソビエトになります
スパゲティになるのでは?
>>483 当時その発言に突っ込みたい人もいただろうけど
フルシチョフ時代だからスターリンを擁護すると思われるようなことは
したくなかったのかもしれないな。
というか内容が電波すぎてボルシェビキたちもどう空気を読んだら安全なのか
分からなかったのかも。
んで「ラズルキナ同志は・・・ええ、何というか、その・・・
文学的な素晴らしい表現で我々の気持ちを代弁してくれたと思います!」
とかフォローする奴まで出てきたりしてw
そこら辺でどんなだったかについて書かれた歴史の本って日本語でもなんかありそうだけどね。
ネット上にはないのかな(日本語で)
497 :
世界@名無史さん:2011/01/31(月) 00:19:58 0
仏教から迷信(心理学、認知科学などで認められないような物)を取り除くと、ただの心理学の仮説になる。
と言ってみるテスト
というか、最近のモダニズム仏教、つまり仏典よりも心理学や神経科学、認知科学などの科学的知見を引っ張って来て
ほら、こんなに正しかったでしょ?輪廻転生とかオカルトな部分もあるけど、この「科学と整合的な部分こそ」仏教の真髄なんですよ?
みたいな議論を見てると
じゃあ、心理学や認知科学、及びその知見に基づく臨床だけやりゃいいんじゃね?と思ってしまう。
499 :
世界@名無史さん:2011/02/01(火) 00:21:39 0
このスレに山野がきたら散々嫌味言われて498がズタボロにされそう。
俺もポロッと仏教についてちょっとかいたら突然現れて半可通と散々言われたよ。
氏ねばいいのに。
密教とかはかなりオカルト入ってるよなあ。
宗教−オカルト=カルト
だもん
502 :
世界@名無史さん:2011/02/02(水) 20:54:01 O
晋書劉曜載記より
劉曜の見た夢のはなし
劉曜は金色の顔に真っ赤な唇をした三人の人が東に向かって逡巡し、何も言わずに退くという夢をみた。
公卿を召してこれを議すと、朝臣は皆吉祥だとして賀した。
その中で太史令任義が進み出て言った
「三は暦運の極みです。
東は王者の次を差し、金は物の衰えをいいます。
逡巡したことは退舎の道を示します。
東井は秦の分野であり、五車は趙の分野です。
秦兵は必ず主を失い、趙の地において敗れることとなるでしょう。
遠ければ三年、近ければ七百日にしてこれが実際に起こるでしょう。
どうか陛下にはお考えになって防がれますように」
曜は大いにおそれて神祠を繕った。
のち劉曜は金ヨウを攻め、石勒と戦って敗れて捕らえられた。
503 :
世界@名無史さん:2011/02/03(木) 03:45:21 0
>>500 だが浄土真宗の本願寺派の最左翼が分離してできた某宗教団体と関連の出版社は、乱神は語らないにしても
怪力については語りまくり
504 :
世界@名無史さん:2011/02/03(木) 05:51:39 O
>>186 ロシアで見たけど凄かったよ。奇形児は特に。まぁ結合双生児ばっかだったけど。
あと双頭の動物が異様に多くて多分今のロシア国章に由来してるんだと思う
>>504 おいおい... 双頭の鷲の紋章は、遙か昔からヨーロッパにあるぞ?
アメちゃんだって使ってるぜ?
>>505 国章「が」由来してるのなら
>>505のツッコミは正しいが
国章「に」由来してるだからなあ。
双頭の鷲の紋章は東ローマ帝国が元祖だろ。。
もともと鷲の国章はローマが発祥
コンスタンチノポリスを首都にアジアとヨーロッパの双方に領地をもった東ローマ帝国は双頭の鷲を紋章とした。
で、ロシアは最後の東ローマ帝国皇帝の娘をめとったから、その正統な後継者を自負してた。
で、双頭の鷲なのさ。
西ローマのほうは?
滅亡してローマ教皇がフランクのカール大帝に勝手に神聖ローマ皇帝とともに鷲の紋章もさずけた。
神聖ローマ帝国の領土であったドイツは頭1つの鷲の紋章を受け継いだ。
それがナチス軍服の鷲だよ。
日本語教育は大切だな…。
509 :
世界@名無史さん:2011/02/08(火) 20:18:14 O
三国志呉書三嗣主伝注より
楚国先賢伝に記載の孟宗のはなし
孟宗の母は特に筍を好んだ。
このとき初冬のことで、まだ筍が生えるような季節ではなかった。
孟宗が竹林に入って願うと筍がこれに応じて顔を出したため、これを掘り取って母親に食べさせることが出来た。
人々はみな彼の篤い孝心が感応を起こしたものだと言った。
通りすがりなんだが。
>>506の
>>505に対するツッコミはともかくとして、
そもそも
>>504の、「ロシアでは奇形児が多い・相当の動物が多いのはロシアの国章に由来する」という論(?)はどうなの?
単なるトンデモでしょ?
510だが、一つ訂正。
相当の動物が多いのは
↓
双頭の動物が多いのは
すまん。
>>510-511 「ロシアの博物館に展示してあった動物の標本」に双頭のものが多かったのは・・・って話だろ。
ホント2ちゃんはまともに日本語通じる奴少なくて大変だ。
ロシアの国章が双頭の鷲なので
それにちなんで好んで相当の奇形児を集めて展示してた、じゃないの
そうだなw
昔からこんなに精神年齢というか知能年齢低かったっけ、ここ
なにをいまさらw
518 :
世界@名無史さん:2011/02/09(水) 21:09:52 O
途中からワカランチンが増えたんじゃないかな
つまり、
>>504は莫迦で、それを必死で援護するヤツも同類ってことか。
ふむ。 _〆(。。)メモメモ…
520 :
世界@名無史さん:2011/02/12(土) 00:25:12 O
晋書芸術伝より
佛図澄の話
前趙の劉曜が自ら洛陽を攻めると後趙の石勒は洛陽を救援しようとしたが、群臣は皆不可として諫めた。
勒が佛図澄に問うと答えて言った
「鈴の音は軍が出れば曜を捕らえることが出来ると示しています」
また一人の童子に7日間潔斎させると油を調合して掌に塗り込め、童子に向かって示すと燦然と輝いた。
童子が驚いて言った
「盛んな軍馬があり、なかに長身で白い顔をして朱色の紐で肘を縛った人が見えます」
佛図澄が言った
「これこそ曜です」
勒は非常に喜び、洛陽へ赴いて曜を防いでこれを生け捕った。
521 :
世界@名無史さん:2011/02/13(日) 20:46:07 O
仏図澄って鈴の音で寿命占ったりしたんだっけ?
523 :
世界@名無史さん:2011/02/16(水) 22:33:58 O
不気味な話じゃあないよね
何言ってんだよ。竹は花が咲くと一度に枯れるって言うんだ。季節外れに筍が出てきたら不気味じゃないか。
って見方も有る。
たまたまタケノコがあっただけで、
なければ別のものをありがたくいただいてんだろう。
つまり妄想竹ってことだな
読売新聞に連載中の宮城谷の小説で出てきて知った話だが
光武帝の昆陽の戰いの前夜、敵陣に
夜有流星墜營中,晝有雲如壞山,當營而隕,不及地尺而散,吏士皆厭伏。
―後漢書 光武帝紀
夜、隕石が落ちてきた。そして、白雲の山のような物が天から崩れ落ちてきて
地上すれすれで消えた。それを見て兵士達は恐れ地面に伏した。
なんだこれ?
氷の彗星が落ちてきたか、マイクロブラックホールか?
ツングース爆発隕石みたいなもんか?
あんまデカイのだとみんな死んでるんじゃね?
昔のクトゥルー系の小説に似たような描写があったような気がする。
このスレや、死因系スレや、逸話系スレだと、
たまにガチで隕石らしきものにあたって死んでる人間も洋の東西を問わず何人か居るから、
ごく稀にあることなんじゃないだろうか。
井戸堀りの櫓だっけ?
534 :
世界@名無史さん:2011/03/30(水) 09:20:24.62 0
アーサー・マッケンが第一次大戦のフランス戦線で
百年戦争のロングボウ隊の亡霊が現れて英軍の危機を救う小説を書いたら
作者の与り知らぬところで実話として広まってしまったらしいが
情報伝達のスピードが遅い昔はこういうことが結構あったんだろうな。
535 :
世界@名無史さん:2011/03/31(木) 20:50:16.48 0
ドゴン族の「創世神話」もそうらしいな。フランス人が教えた話がいつの間にか
ドゴン族の話は、京大の英語の入試試験に実話として出てたぞ。
俺は10年ぐらい信じ込んでいた。
ドゴン族実話→宣教師が教えてた→いやいや実話だった、みたいな感じでよーわからん
ベトナム戦争でベトコンに囲まれた米軍が「エンタープライズ応答せよ、こちらカーク、
援軍を頼む」みたいな通信やったらベトコンが逃げて行ったって話があるが
これはどうなんだろう
何でベトコンがスタートレック知ってんだよ。
むしろそれに反応したトレッキーのベトコンが
「こちらエンタープライズ、転送装置が故障です」とか返して
それがきっかけで話が弾んで戦闘おしまいになったら・・ってちっとも不気味じゃないか
そのエンタープライズはCVN-65ビッグEのことでしょ
カークってのはジョークで
ベトコンの兵站を叩く任務についてたからブラフにぴったりってこった
ウイグル王家の起源神話も宇宙人ぽくて怖いわ
ある時二本の樹の間に天から光が降ると、そこに塚が盛り上がり
毎夜光を受けて塚は日に日に大きくなった。そしてついに
妊婦の分娩のときのように塚が開いて、「内に一つずつ別々に
なったテント状の小室が五つ現れ、それぞれの内には男の児が
一人ずつ坐っていて、その口の前には管が下がっていて必要な
乳を供給しており、テントの上には銀の網が延びていた」。
五人の子供はその後ウイグル族に育てられて王族となり、各地を
征服したとのことである。
(ジュワイニー『世界征服者の歴史』より)
543 :
世界@名無史さん:2011/04/09(土) 11:41:56.00 O
ウイグル王家ってヤグラカル氏のこと?
544 :
世界@名無史さん:2011/04/11(月) 16:54:51.44 O
>>509 合理的に捉えることも可能。
たまたま狂い咲きの筍がひっそり生えていた。普通なら探さないし探しても見つけられないが、何としても親に筍を食べさせたい一心で遂に発見した。
話の趣旨とも矛盾しない解釈だと思うが、どうだい?
545 :
世界@名無史さん:2011/04/11(月) 16:55:21.44 O
>>509 合理的に捉えることも可能。
たまたま狂い咲きの筍がひっそり生えていた。普通なら探さないし探しても見つけられないが、何としても親に筍を食べさせたい一心で遂に発見した。
話の趣旨とも矛盾しない解釈だと思うが、どうだい?
合理的な解釈をされてもなあ
マゼランがフエゴ島行ったとき、カヌーしか知らない原住民にはマゼランらの巨大な船が見えなかった、
みたいな話がある。
ttp://blog.goo.ne.jp/nbrisi/e/3208cb60e9732e3a67b13ef0a5306445 で、マゼランの記録見てみたら、該当箇所であろう箇所は
その男は提督とわれわれの面前に来ると、ひじょうに驚き、われわれが天から降りてきたものと信じて、
指を一本高くもちあげる格好をした。「大航海時代叢書1」岩波書店505ページ。
としかないんじゃなかろうか。
つまり、船を見た上で、いわばUFOが降りてきたのか!的な驚き方をしたんじゃなかろうかって思えるが。
船が見えないってのはあり得ないだろう。
ならば黒船が来たとき、日本人の中にも黒船が見えねー奴がいたとしてもおかしくなかろうって思えるし。
549 :
世界@名無史さん:2011/04/12(火) 03:16:03.32 0
>>547 指を一本だけ高くもちあげる格好ってこういう事じゃないのか
\、,,)r゙''"''ー弋辷_,,..ィ
``ミミ, i'⌒! ミミ=
= -三t f゙'ー'l ,三
,シ彡、 lト l! ,:ミ... .
/ ^'''7 ├''ヾ! .
/ l ト、 \.
〃ミ ,r''f! l! ヽ.
ノ , ,イ,: l! , ,j! , ト、
/ ィ,/ :' ':. l ヽ .
/ :: ,ll ゙': ゙i
/ /ll '゙ !
/' ヽ. リ _
/ ヽ / .
/ r'゙i! .,_, / .
/. l! イ
/ ,:ィ! ト、
>>547 一次二次史料で見かけた不気味な話というより曲解されてトンデモ話になって伝わった例って感じか
>>551 >>550が言いたかったのは『大航海時代叢書1』ではなく
『インナー・ブレイン―あなたの脳の精神世界』の方だろう。
>>555 原住民に船が見えなかった話を検索したらたまたまヒットしたのでそういう話があるってことで貼っただけ。
だれだったか文化人タレントで、認識していないものは見えないことがあるらしいという例で
この話をした人もいるし、ネットでも未開人には帆船が見えなかった話があったけ?みたいに
語られたりして事実として伝わっているらしい話ではあるがどうにも信じがたい
557 :
世界@名無史さん:2011/04/15(金) 10:36:16.39 0
船が見えなかったで思い出したが、乗組員全員餓死した良栄丸事件の時も
漂流中にアメリカ船が近づいたがなぜかシカトされたらしいな・・・
白だーっ!
>>558 マゼランの話から考えると
日本人はアメリカの巨大な船を知らなかったため見えなかったということか
563 :
世界@名無史さん:2011/04/16(土) 08:48:58.33 O
蟻が人間を認識することなく生きているように
未開人にとって文明の産物は「幻影」としか
認識されないんだろうな
色んな想像が消費されまくってる現代でも、デススターとかSF的な何かに一人か少人数でいきなり遭遇したら理解が難しいだろうね。
アマゾンあたりに見つかったとかいう裸族が撮影してるヘリコプターに弓矢を射ってる映像があるな。
彼らからすればSF的なものだろうけで理解が難しいかもしれないがともかく見えてるわけで。
認識できないから見えないなんてことはあり得ないだろう
原住民は、マゼラン一行を天から降りてきたものと思った
と、マゼラン達が認識したという話で
(未開の地に)降臨した、と思ったのはマゼラン達自身
そう言う事な気もするが
まあ安っぽい文明論みたいで何だが
奴らにはこんな巨大な船は認識できないだろうから俺達のことを天から降臨したと思ったに違いないぜ
自意識過剰な馬鹿みたいだなこれじゃ
アステカ人がスペイン人をケツァルコアトル神の再来だと信じた、とかいうのも
スペインによる征服後に作られた物語じゃねえかなあ
569 :
世界@名無史さん:2011/04/17(日) 19:58:37.92 0
日本の話だが吾妻鏡で源実朝が庭を「青女」が走り去るのを見て
その後女が消え光が飛び去っていった、という話(既出?)を読んで怖かった覚えがある。
実は「青女」ってのが下女だと知らずに「青白い女」だと思っていたので
余計に怖かった。
>庭を「青女」が走り去るのを見て
>その後女が消え光が飛び去っていった
なんかバックトゥザフューチャーみたいだな
「病膏肓(やまいこうこう)に入る」有名すぎるから誰も書かないのか? 長いが載せとくぞ。
出典は左伝。晋の景公はある晩恐ろしい夢を見た。巨大な幽鬼が躍りあがり
ながら襲いかかるというような内容だった。早速巫師を呼び夢の意味を問う。
「公は秋麦を召し上がることはできますまい」(それまでに命が尽きる)
これが答えだった。程なく景公は重病を患い床に伏した。
景公は隣国の秦(勿論その後の戦国時代の始皇帝の秦ね、念のため)から
桓という名医を呼ぶこととした。とは言え隣国とて道中長く中々到着しない。
(続く)
(病膏肓の続き)
そんな日々、景公はまたも夢を見た。なんと病魔が二人の童子になって話あっているのだ。
「名医が来るぞ、俺たち退治されちゃう」「膏(こう)の上肓(こう)の下に隠れれば大丈夫さ」
やがて医の桓が到着、景公を診て曰く
「病は既に膏の上肓の下に至っており手遅れでございます、どうかお諦めください」
景公は礼を尽くし桓を秦に帰国させた。
公の病重いまま季節が過ぎ秋麦の収穫を迎え、これが病床の公にも献上された。
公は先に秋麦を食せないと予言した巫師を呼びこれをその場で註した。
(続く)
(病膏肓その3)
だが、麦粥を口にしようとしたその時腹が張り、公は大急ぎで厠に入ったが
そのまま下に転落し命(原文では「卒」した)を落とした。
(古代中国の便所は汲み取り便所的なものではなく、下は堅い地面で高さもかなりある、墜死に近い感覚か)
「病膏肓に入る」、膏の肓の下、腹腔のうち最も深部で鍼も薬も到達し得ない部分という
一般的にはみぞおちのあたり。当然鍼治療は不可。胃の裏である膵臓のあたりではないかとも言われている。
>だが、麦粥を口にしようとしたその時腹が張り、公は大急ぎで厠に入ったが
>そのまま下に転落し命(原文では「卒」した)を落とした。
>(古代中国の便所は汲み取り便所的なものではなく、下は堅い地面で高さもかなりある、墜死に近い感覚か)
・・・悲惨な死に様ですね
病気・医術系なら不気味な話盛りだくさんだからなー
三国志方技伝の華陀にもいろいろあるけど
・嚥下困難の患者にすっぱい蒜の和え物を3升(漢代の1升は約200ml)飲ませると、蛇を一匹吐き出した。
華陀の家にお礼に行ってみると、家の壁には同じような蛇が束になってぶら下がっていた。
・広陵太守の陳登を診察したところ、魚の刺身の食べすぎで腹の中に寄生虫がいるとわかった。
せんじ薬を飲ませると、ほどなく3升もの虫を吐いたが、頭が赤くてみなうごめき、
半分ほどはまだ生の魚の刺身の姿をしていた。華陀は「三年後に再発しましょう」と予言したが、
三年後には華陀がもういなかったので、陳登はそのまま死んでしまった。
当時の中国でも刺身ってやってたん?
日本の中世遺跡でも便所から刺身によると見られる寄生虫が発見されるらしいけど
578 :
世界@名無史さん:2011/04/25(月) 20:18:57.80 0
>>577 「なます」というそうな。
魚の刺身というより、肉の刺身が有名。
鴻門の会の時にハンカイ(変換できない)が
項羽に差し出された豚の肩肉を生で食べている。
肉の刺身が「膾」で魚の刺身が「鱠」?
設膾示坐客 梅堯臣
汴河西引黄河枝,黄流未凍鯉魚肥
隨鈎出水賣都市,不惜百金持與歸
我家少婦磨寶刀,破鱗奮鬐如欲飛
蕭蕭雲葉落盤面,粟粟霜蔔爲縷衣
楚橙作虀香出屋,賓朋競至排入扉
呼兒便索沃腥酒,倒腸飫腹無相譏
逡巡缾竭上馬去,意氣不説西山薇
北宋の梅堯臣の詩では、魚のも「膾」で書かれているみたい。
まあ、こまけえことはいいんだよ、なのかも知れないが。
しかし、運営のわけわからん規制のせいでこんな程度でも「本文長過ぎエラー」が出るんだな。
>>582 宋代には既に膾と鱠の区別をしなくなっていたのでは。
詩人が意味もなく誤字を使うのは考えられない。
漢字も増えたり減ったり作られたり使われなくなったりと増減あるからそういう可能性もあると思う。
>>535 最も簡単なのは――懐疑論者はたいていこの説明を持ち出すのだが――ピグミー、マオリ族、
ドゴン族が土星や木星に関する情報を、宣教師などの西洋人から得たというものだ。
この説はきわめて場当たり的なもので、こうした細かい天文学的事実をいつ、どうやって、何の目的で、
外部からの訪問者が伝えたのか、具体的な証拠を提出した者は一人もいない。
『古代文明の謎はどこまで解けたか1』太田出版156ページ
ってのがあったがどうなんだろうねえ
ところが近年、ドゴン族のシリウス神話そのものが、
勘違いかデッチ上げの産物だったのではないかという、さらにトホホな可能性が明らかにされている。
近年行われた調査によると、ドゴン族の伝承を最初にヨーロッパに紹介した
マイセル・グリオールが接触したドゴン族の情報提供者グループを除くと、
ドゴン族の中では誰も「ポ・トロ」のことなど知らなかったことが判明したのである。
さらにシリウスが二重星であることは、他のドゴン族はもちろん、情報提供者のグループでさえ知らなかった。
つまり上で書いた伝承というのは、もともとドゴン族の中には広まっておらず、
さらに神話の中(というより情報提供者のグループ)に天文学の知識を紛れ込ませた張本人は、
ドゴン族を最初にヨーロッパに紹介した、グリオール本人だった可能性が高いのである。
http://www.nazotoki.com/dogon.html
太田出版の本ってのはネタとして楽しむべき出版社ではなかろうか>585
どっちかというと民明書房系の出版社だよねw
(^_^;)イヤハヤ
君の周りにも、形ある仕事(2chのカキコミも含む)を何もしないクセに
小難しい事をよく知っている奴がいるだろう?
>>585 基本的に歴史学の世界で「証拠がないから間違いだ」という論理展開をする奴は信用に値しない。
自然科学とは逆。
原著を読んまず、その文だけで言うのも何だが
宣教師説も具体的な証拠はない
と言うだけで、説そのものを否定しているわけではないんじゃないの
まあ相当否定的なニュアンスで書いてるけど
充分な証拠がない以上、宇宙人説を採るしかないとか言い出したら、あれだが
ニャントロ星人の立場は
トミー・リー・ジョーンズは
595 :
世界@名無史さん:2011/05/06(金) 10:31:59.74 O
晋書劉聡載記より
河東に蝗が大発生した。
【革斤】準が部人を率いてこれを捕えて埋めたが、十里余りに渡って泣き声が聞こえた。
その後土の中から飛び出し、また豆を食べ続けた。
犬と豚が相国府の門において交わり、また宮門において交わり、更には司隷・御史門において交わった。
豚が文官の冠をつけて劉聡の廷内に座り、犬が武官の冠綬をつけて豚と並んだが突然殿上で闘って死んだ。
宿衛でこの豚と犬が入るところを見た者はなかった。
犬×豚?
豚×犬?
597 :
世界@名無史さん:2011/05/07(土) 01:02:02.23 O
何かの前兆?
>犬と豚が相国府の門において交わり、また宮門において交わり、更には司隷・御史門において交わった。
>豚が文官の冠をつけて劉聡の廷内に座り、犬が武官の冠綬をつけて豚と並んだが突然殿上で闘って死んだ
てか誰か止めろよ
599 :
世界@名無史さん:2011/05/07(土) 02:47:27.57 O
600 :
世界@名無史さん:2011/05/07(土) 02:49:55.04 O
601 :
世界@名無史さん:2011/05/07(土) 22:19:10.15 O
晋書は凄いねぇ
晋書ってどういう方針で編纂されたんだ?
太宗皇帝自身も執筆者の一人だが
なんでこんなのを載せたんだ。
「子不語怪力乱神」を逸脱しまくり。
>>602 初の政府刊行物としての歴史書なのにオカルトネタ満載なのが笑える。
日本政府の白書で鬼太郎や怪物くんを史実として載せるようなものだ。
記紀は?
>>604 世界の起源や建国を描いた部分はまだやむをえないとは思うが、普通に記録が残る時代の部分だからな。
>>602-603 当時、志怪小説は小説というよりは記録として考えられていたらしい
隋書の経籍志では志怪小説を史部雑伝類に分類しているし、
捜神記の作者の干宝は晋紀という史書も書いている
607 :
世界@名無史さん:2011/05/29(日) 14:05:03.33 O
ネタないのかな
608 :
世界@名無史さん:2011/05/30(月) 04:21:32.92 0
世界史一次・二次史料での不気味な話ではメジャーどころは
「ハーメルンの笛吹男」とか「ジル・ド・レイの少年虐殺」とか「ジェヴォーダンの獣」とか
「幽霊船メアリー・セレスト号」とか「蜀碧の張献忠」とか
>張献忠
虐殺なんかやってないという擁護論もあるが、どうかなあ。
張献忠も彼を殺した清軍もどちらも虐殺やった、というのが事実では?
「今夜は誰も殺すべき奴はおらんのか」と泥酔しつつ叫んで
おのが妻子を斬殺、翌朝我に返って
「なぜ俺を止めなかった!?」と
また臣下を殺した、という話があるな。
610 :
世界@名無史さん:2011/06/08(水) 22:22:29.43 O
三国志魏書杜畿伝の注より
魏の尚書僕射となった杜畿は、かつて出会った童子からこのように言われたことがあった
「生命を司る神が私にあなたを呼びに来させたのです」
杜畿が強く延命を願うと童子が言った
「これからあなたの代わりになる者を探します。
あなたはどうか注意して黙っていて下さい」
言い終えるとたちまち姿が見えなくなった。
その後二十年を経過したので杜畿がつい話してしまうと、たちまちその日のうちに亡くなった。この時六十二歳だった。
寿命ってそんないい加減なものなのかな
612 :
世界@名無史さん:2011/06/21(火) 17:25:08.23 0
>>611 政治、行政における末端の裁量と同じ事。
613 :
世界@名無史さん:2011/06/26(日) 18:39:59.89 0
元寇の際にあった怪異な話
炎上する筥崎八幡宮より出た白装束の者30人ばかりが矢を射掛けたところ、
元兵は恐怖し夜明けも待たず(朝鮮通信使の頃でも夜間の玄界灘渡海は避けていた)、
我先にと抜錨し撤退は壊走となり玄界灘で遭難した、という。
ただし、この「白装束の者」たちは「白装束」という甚だしく
「異形の者」たちであるため、鎌倉武士団その他の実際の軍勢では無く、
「筥崎宮の八幡神による神威の顕現」の類いを描写したものと考えられる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%83%E5%AF%87
614 :
世界@名無史さん:2011/06/26(日) 21:28:44.24 0
昭和天皇はじめ大正天皇の皇子方は血の繋がらない
「祖母」昭憲皇太后に
たいそう可愛がられていた。
ある夜のこと。
寝室で目覚めた幼い秩父宮は侍女の足立たか(鈴木貫太郎夫人)に
「今、おばあさまがお見えになった」と言った。
遠い御用邸におられるはずの皇太后が?と思うと共に
ぞっとしたたか。果たして皇太后はその時崩御されていた。
一次史料ではないけど児島襄『天皇』で紹介されている逸話。
>>613 でも当時は神人とかも弓矢で武装して戦ってるよね? 白衣着てたかどうかは知らないけど
>>615 っていうかそもそも一次史料じゃないから。「筥崎宮の八幡神による神威の顕現」を宣伝する為に
後に書かれた二次史料だから。
617 :
世界@名無史さん:2011/06/27(月) 22:42:35.87 0
筥崎季長じゃろ。
618 :
世界@名無史さん:2011/06/28(火) 03:21:41.32 0
『西洋古典学事典』には古代ギリシア・ローマの不気味な話が
満載されているゼッ!!!!!!!!!!!!
充実した内容のわりに定価が安いから、是非とも買って読む可きだネ!
>>616 スレタイに一次・二次史料ってあるからその点は問題じゃなかろう
現代の我々の目には筥崎のプロパガンダだって映るから
不気味かっていわれると疑問符が付くような
どうせなら燃える前に何とかしろよ、白装束の者
>>619 八幡様の零威を言ってるのに615が合理的に解釈しようとするからさ。
一次史料にはそもそも無い記述なのに。
622 :
世界@名無史さん:2011/06/29(水) 06:55:53.81 0
『聖母マリア像の涙』
1973年〜秋田の修道院・聖体奉仕会で起きた不思議な出来事、
マリア像から101回の涙が流れ落ちるなど、
一連の現象に立ち会った著者によるルポルタージュ。
安田貞治神父著 エンデルレ書店発行
B6判 418頁 カバー付
価格:2,310円
このご出現について、1984年に当時の新潟教区長・伊藤庄治郎司教により
教会認可が与えられました。
以来、秋田には、聖母を慕う人々が巡礼に訪れ続けています。
101回目のプロポーズ、スタジオ101、101匹ワンちゃん
神社のプロパガンダといえば、日本太政威徳天=菅原道真公を祀る北野天満宮の
「北野天神縁起」によると、日本国の災害は天神様の眷属の十万八千の悪神の仕業だが
天神様にもなかなか止められないんだそうですw
今の時代にそんなの書いたら凄い叩かれそう
625 :
世界@名無史さん:2011/07/01(金) 08:31:59.32 0
中国残留日本人孤児の大嘘
良心的な中国人に育てられた例は稀少である。
大半の日本人は殺され、拷問され、陵辱されているのである。
非力な子供でさえ、虐殺されるか、人身売買された。
626 :
世界@名無史さん:2011/07/01(金) 13:16:48.31 0
通化事件(つうかじけん)
中国共産党軍と朝鮮人民義勇軍南満支隊(李紅光支隊)による
日本人及び中国人に対する虐殺事件。
日本人3000人が虐殺されたとされている。
朝鮮人民義勇軍の兵士たちにこん棒で殴りつけられ、多くが撲殺された。
女性にも処刑されるものがあった。
川の上には服をはぎ取られた裸の遺体が転がっていた。
男性たちが拘束されている間、中国共産党軍の兵士には日本人住居に押し入り、
家族の前で女性を強姦する者もあり、凌辱された女性からは自殺者も出ている。
また事件後に蜂起の負傷者に手当を施した者は女性・子供であっても容赦なく銃殺された。
うーん、これはひどい。だがスレ違いだ。
>>625 だったら、残留孤児を作った方の責任はもっと大きいとあなたは言いたんだな
自虐史観丸出しのブサヨの言いそうなことだ
629 :
世界@名無史さん:2011/07/01(金) 14:32:33.65 0
>>628 >残留孤児
の大半は、どさくさに紛れて攫い盗られた子供。つぎは家族を殺されて拾われた者。
その育ての親の殆どは人攫いから買い取った人。
迷子、委託は例外。
631 :
世界@名無史さん:2011/07/02(土) 20:15:18.48 0
632 :
世界@名無史さん:2011/07/02(土) 20:17:39.44 0
633 :
世界@名無史さん:2011/07/03(日) 18:48:30.45 0
地球の回転なんかは人類レベルでは永久でしょう。
634 :
世界@名無史さん:2011/07/05(火) 08:09:03.20 0
635 :
世界@名無史さん:2011/07/22(金) 19:28:28.86 O
三国志呉書呉主伝より
以前より臨海郡の羅陽県には神がいて、自ら王表と名乗っていた。
この神は民間をうつり歩き、言葉を発し飲食をすることは人間と変わりなかったが姿を見せることはなかった。
別に紡績と呼ばれる女の召使いがいて、この神に仕えていた。
孫権は中書郎の李崇を派遣し、輔国将軍・羅陽王の印綬を授けて王表を迎えさせた。
王表は李崇に従って都へ上った。
王表は李崇や途中の郡守・県令たちと議論し、崇らは王表を言い負かせなかった。
王表は途中の山川に対して紡績を遣わしてその神々に挨拶させた。
王表が都に到着すると孫権は蒼龍門の外に王表の為の屋敷を建ててやり、しばしば近臣を遣わして酒食を持って王表のもとを尋ねさせた。
王表は水害や旱などの小さな事柄について予言をなし、それはよく的中した。
孫権が病んで死が迫ると、部将や官吏達が王表のもとを訪れて孫権の為に福を請うたところ、王表は逃亡し孫権は逝去した。
636 :
世界@名無史さん:2011/07/22(金) 20:23:51.32 0
>>王表は水害や旱などの小さな事柄について予言をなし、それはよく的中した。
孫権が病んで死が迫ると、部将や官吏達が王表のもとを訪れて孫権の為に福を請うたところ、王表は逃亡し孫権は逝去した。
まさにインチキ道人ww
江原なんとかみたいなやつだったんだろうなw
高度なホット・リーディングってやつかw
水害・旱は小さな事柄なのか、価値観が分かって面白いな
神としては信用できないが知者としては信用できる。
639 :
世界@名無史さん:2011/07/24(日) 12:38:34.66 0
知者としても信用できんわ
災害は予知できても、災害を防ぐ方法はわからなかったのかw
まあ、自分一人なら災難から逃れることができたのは見事だと言うべきかw
641 :
世界@名無史さん:2011/07/30(土) 02:51:01.28 0
それができたら後世に弘法大師レベルの神格化がされてるな
642 :
世界@名無史さん:2011/08/11(木) 22:39:05.91 O
ネタないの?
643 :
世界@名無史さん:2011/08/21(日) 10:19:33.10 O
三国志魏書方技伝より
朱建平は人相見を良くし、民間にあってその予言は一再ならず的中した。
文帝が五官将だったときのこと、その御前に三十人ほどの者が集まったことがあった。
文帝は朱建平に自分の寿命を尋ね、同時にその席にいる者たち一人一人の人相をも占わせた。
朱建平がいった
「あなたさまのご寿命は八十歳ですが四十になられたときいささかご災難がございましょう。どうか気をつけて御身を守られますよう」
夏侯威に向かっていった
「あなたは四十九で州牧の位につかれますが、そのとききっとご災難がありましょう。その災いを切り抜けられればお年は七十まで、位は公輔にまで昇られることになります」
応キョに向かっていった
「あなたは六十二で常伯の位につかれますが、そのとききっとご災難がありましょう。それより一年前、あなただけが一匹の白い犬を見てほかの人には見えぬということがありましょう」
曹彪に向かっていった
「あなたは藩国をあずかられることになりますが、五十七できっと兵禍にあわれます。よろしく備えをなさいますように」
文帝は黄初七年、年四十で病気が危篤になったとき、左右に侍る者たちに向かっていった
「朱建平が八十といったのは昼と夜を別々に数えてのことだった。おれの寿命はきわまったのだ」
間もなくその言葉どおり帝は奉じた。
夏侯威はエン州刺史となったが、四十九のとしの十二月上旬に病気になった。
朱建平の言葉を思い出し、助からぬ命と思い定めてあらかじめ遺言を作って葬送の為の道具を整えて怠りなく準備させておいた。
ところが下旬になって病気は快方に向かい、ほとんど全快に近くなった。
三十日の日が西に傾くころ、役所の主だった役人たちを招いて酒席を設けていった
「おれが苦しんだ病気もようやく良くなり、明日の鶏鳴の時になれば年はもう五十だ。朱建平の戒めた時期も無事に過ごせたのだ」
酒席が終わった寝所にはいったところで病気が再発し、夜半にはそのまま亡くなった。
644 :
世界@名無史さん:2011/08/21(日) 10:25:17.61 O
続き
応キョは侍中となり宮中で宿直していたときにふと白い犬を見かけたので人々に尋ねてみたが、だれも見たという者がいなかった。
このことがあってから彼はしばしば客を集め、立て続けに地方を旅行して山河を見てまわり酒を飲んで楽しみにふけった。
言われた期限を一年こえて六十三歳で亡くなった。
曹彪は楚王に封じられたが年五十七で自殺を命じられた。
645 :
世界@名無史さん:2011/11/22(火) 07:31:07.76 0
エジプト・カイロのコプト教会に聖母がふたたび出現される
12月9日、無原罪の聖マリアの祭日の翌日より、
エジプト・カイロのコプト正教会に聖母がご出現されるのが目撃され、
毎夜数千人の人々がこの場所に集まっています。
下記の映像は携帯電話で撮影されたようで、
画質が非常に悪いのでわかりにくいかもしれません。
黄色く光っているのは教会屋上の十字架で、
真ん中付近でブルーに光っているのがマリア様です。
黄色く光っている十字架も、とくに照明が設置されているわけではなく、
それ自体から光が発しています。
これは以前にお伝えしたLAでの奇跡とも非常によく似ています。
http://tligblog.tenshikan.jp/?eid=1125539
646 :
世界@名無史さん:2011/11/22(火) 07:37:12.52 0
ロバート・ダニエルズは歴史研究家である。
欧州各国の君主制度について造形が深い。
最近、中国の「正史」が電子テキスト化されたと知り、
そのサイトにアクセス。
検索用語の欄に意気揚々と入力した。
「王」と。
造詣
中世ラテン語の史料集成してRexで検索したって普通にとんでもないことになるだろうに
「君主制度」に関心があると思しき人物が、中国の正史で「王」を
検索して目的が達せられるのかという話だろ?
まあ、回り道ながら目的に到達はするだろうけど。
中国の正史を”王”で検索したら、王の位を与えられた人よりも、
王という姓の人が大量に引っかかるのがオチ
っていう小話でしょう
李淳風ネタがないな。
654 :
世界@名無史さん:2011/12/10(土) 20:08:38.29 0
移転のせいか、最下層になっているのでage
フリースラントの伝統 by マルク・ブロック
「フリースラント人の間では、屍体さえ復讐を叫んだ。すなわち、フェーデ(復讐)に成功し、
近親がついに埋葬の権利を得る日まで屍体は家の中に吊されて乾かされたのである」
>>655 肉の燻製とかと一緒に天井近くに吊ってそうだなw
657 :
世界@名無史さん:2012/01/09(月) 22:00:22.19 0
後漢書だったかな?
赤眉が呂后の墓を暴いたら、生きているみたいだったってやつ。
まあ屍蝋だったんだろうけどね。
現代でも陵墓を発掘調査したら、状態がよい埋葬者が出てきたんだから、
赤眉の頃ならさもあらんか
東欧の吸血鬼騒ぎの記録なんかだと
墓の死体に杭を刺したら血が噴出したなんてのまであるよな
660 :
世界@名無史さん:2012/01/14(土) 12:39:49.10 O
三国時代に諸葛誕が魏に叛いた際に従い、途中で離反して魏に降った呉綱の記事にもそんな話があったな
その先祖の墓を何らかの事情で発掘した人が、のちに呉綱に会った際に顔がソックリだと伝えたということだった
「何らかの事情で発掘」ってどういう事情なのか気になるw
急に遺跡が出てきたので
マジレスすると墓荒らしで副葬品GETして金稼ぐのもあちらさんの伝統。
時代(戦乱混乱期)によってはそれ専門の官職、部隊さえもあったとか。
(軍隊維持可能なレベル。)
曹魏にはそれ専門の部隊もあったので、おそらくその関係者かと。
「いやー実は前任務でお宅の墓略奪してたんですけどー」
とか言い出しにくそうだがw
665 :
世界@名無史さん:2012/02/10(金) 19:28:51.07 0
ロレート教会
イスラエルのナザレに住んでいた聖家族の家を、(キリストの一家)
天使が天空を飛翔してイタリアのロレートへ持ち運んだ聖伝がある。
詳細は検索のこと。
ぶっちゃけ正史って三次史料なんじゃ…
一次と二次を合わせて書いているだろう?
まあ、古代では無理ない話だろうけど
667 :
世界@名無史さん:2012/03/10(土) 22:13:04.02 0
不気味な話
一次と二次を併せて書いたのなら一・五次史料じゃないかな。
どうなんだろうね
そもそも中国の場合、権力側の影響で筆を曲げるのが常識だし…
一次もクソもないのか
>>668 一次を元に書けば二次
二次を元に書けば三次
間をとったとして二・五次では?
>>670 原本から写筆する時に誤字脱字が著しい文献が一・五次資料
一次資料を超訳した資料が二・五次資料ではないだろうか
りんご1個とみかん2個をあわせてもリンゴ1個とみかん2個で、1.5個にはならないw
アイスランドの『スヴァルファルスダルのサガ』より
イングフィルドは兄弟のグリスとリートルフに頼んで、夫のクラウフィを殺させた。
兄弟は死体を乾草の下に埋めた。その夜イングフィルドが寝ていると、突然クラウフィが
彼女の目の前に立っていた。彼女は兄弟を呼んだ。兄弟は亡霊と戦い首を切り、
頭を脚のところに置いた。
ある夜、赤毛のカールが火のそばに坐っていたところ、誰かの声が聞こえた。
それはクラウフィの声であった。カールはそばにいた八人の男と共に、武器をもって
外に出た。そこには自分の頭を手にもったクラウフィがいた。
皆はクラウフィの跡を追ってシュタインドゥールまできた。そこでクラウフィは
立ち止まり、頭で戸を叩いた。カールは敷地に入り、ついで家の中にも入った。
そこでイングフィルドの兄弟のグリスに出会った。カールはクラウフィの死に
ついて詳しく聞こうとしたが、グリスは何も答えず、すぐに部屋から出ていって
しまった。そこへクラウフィの姉妹のジーグフリートが兄弟の剣を手にもって
入ってきて、それをカールに渡した。カールは外に出てグリスの剣の柄が
脂で染まっているのをみて、グリスを殺した。
カールの一隊がシュタインドゥールから離れたとき、クラウフィが現れていった。
「カール、今夜は俺のためにお前たちの多くの者が地の下に来ることになるぞ」
そこには一五人ほどの人びとがいた。リートルフとその仲間たちであった。
すぐに激しい戦いとなり、クラウフィも戦いに加わって自分の頭で激しく
打ちまくった。リートルフと仲間たちは逃げようとしたが、クラウフィが
道をさえぎり、特にリートルフに打ってかかった。
リートルフは近くに住むスキディに助けを求めた。スキディは声を聞いて
とびおき、家から走り出ようとした。ところが家の前にクラウフィが
立ちはだかり、道をふさいでいた。
スキディは燃える薪をとって屋根に火をつけた。クラウフィは燃えさかる
炎を前にして、消えざるをえなかった。スキディは戦闘の場に行き、
両者を離れさせた。リートルフは逃げのびた。
ある日、グンナールとカールは家の前に立っていた。カールは空を見上げて、
真っ青になってこういった「従兄弟のクラウフィが灰色の馬に跨って
空を駆けてゆくのが見えた。橇が一台あとをついていったが、その上には
俺がいたように思うよ」。すると空にクラウフィの声が響いた。
「お前は今日の夕方俺と一緒に家に戻るのだ、カール」
そのすぐあとでカールは待ち伏せにあって死んだ。リートルフの友人が
彼の生命を奪ったのだった。
後にリートルフは奇怪な死に方をした。牧草地の上手の恐ろしい穴の中に
横たわっているのが発見されたのである。クラウフィの剣を鍛え直して
つくられた短剣で刺されていた。
クラウフィはまたさまよい始め、彼の起こす暴力沙汰は際限がなくなった。
人を殺し、家畜も殺した。従兄弟が何人かの仲間とクラウフィの墓に行き、
墓を掘って死体を掘り出した。それは腐敗していなかった。死体は大きな
薪の山の上で焼かれ、灰を集めて鉛の箱に入れ、二本の鉄の止め金でとめ、
熱い温泉の中へ投げ込んだ。こうして亡霊がさまようことはなくなった。
クラウフィが焼かれた崖は二つに裂けてしまった。
面白いけどスレタイとは異なるネタでは?
アイスランド・サガって口承を基にした二次史料と違うん?
アンデッドの出現自体には比較的冷静に対処してるんだなwアイスランド人
一次史料…事件当日、当事者がその場で記録している。年代・作者も明白。極めて稀
二次史料…当事者が一定期間経過後、回想して書いている。年代・作者も明白なもの
三次史料…当事者以外の人物が一次二次を基に再構成。作者が明確
四次史料…年代・作者は不明だが、他系統の史料に重なる記述があり史料批判が可能なもの
五次以下…1〜4以外。断片的で整合性のない民話・伝説の類。ギリシア神話などはこれに当たるとか
要するにこのスレで今まで挙がってる史料のほぼ全部が一次でも二次でもないと
扱うテーマにもよるが、同時代性の有無程度で分類するもんだと思っていたが
四次史料なんて定義初めて聞いた、随分細分化してるけど、誰の定義?
683 :
世界@名無史さん:2012/04/22(日) 23:09:12.91 0
中世のキリスト教では入浴は罪悪
中世一般は意外と清潔好き、お風呂好きで、
ペスト以降公衆浴場がタブー視されるように、とはよく聞くんだけど、
中世一般のお風呂事情を伝える史料ってあるのかな
685 :
世界@名無史さん:2012/04/23(月) 10:28:29.30 O
なま
686 :
世界@名無史さん:2012/04/23(月) 10:39:17.98 O
>>684 ドイツに行った時、ゴシック教会の脇に小屋があって、
これは、昔の蒸し風呂で信徒は教会に行く前の日に
ここで入浴したのだと言われた。
まあ、信心深いキリスト教徒なら一週間に一度位は風呂に入ったんじゃないか?
メキシコ女王伝説
h
ttp://www.lead2001.co.jp/ritou/story/index.html >島野浦で語り継がれる伝説・・・といっても、それはつい100年ちょっと前の出来事。
実際、政府も調査にのりだす程、広く信じられている伝説なのです。
>江戸時代の終わり頃、ある夏の日の出来事でした。
一隻のカツオ漁船が漁を終え、島への帰港中、
ふと波間に漂う大きな木箱のようなものを見つけました。
船中の12名は老船頭の命令で、その木箱を引き上げ、
手斧で開けてみることにしました。
すると中からは、白骨化した人間の顔がのぞいたのです。
髪はフサフサの金髪、そしてその周りにはキラキラ光る石や黄金の冠などが入っていたそうです。
これを発見した漁師達は祟りをおそれ、どこかに埋める事にしました。
そして「他言は無用」と漁師達はこの事を「秘密」にしたのです。
しかし・・・月日が経つうちにこの秘密は噂となって流れ出し、島の外からも木箱(宝)探しに来る人達が
出るようになったのです。戦時中、警察や軍隊も島に探しに来た程です。この間、いつしか木箱の中の
亡骸は「メキシコ女王」であると言われる様になったといいます(正確な根拠不明)。しかし木箱の行方は
知れず、未だどこに埋められているのか、流されてしまったのか、証拠が一切残っていない事から、
真相は謎のままです。
>この話は、宮崎の考古学・歴史学者として著名な石川恒太郎氏の『新・日向ものしり帳』に
掲載されていたものからの再録である。
(中略)この話は、その漁師たちによって伝えられたものであるが、だれ言うことなく、
これはメキシコ女王の遺体であったと言い出した。その後、この箱にはたいへん高価な物が
入っているに違いないというので、沖の小島やそこらの島を掘って宝探しに夢中になった
人が跡を断たないありさまである。 そこでメキシコでそのようなことがあったかというと、
オーストリアの皇帝フランツ・ヨゼフ一世の弟にマキシミリアンという人がおり、この人は
ナポレオン三世にそそのかされてナポレオンの後援のもとに1861年にメキシコに入って
皇帝となり、1867年まで皇帝の位についていたが、革命が起こって共和軍に敗れ、
ついに銃殺された事件があった。 だからそのマキシミリアンの王女、いや箱を開けて
みたのではないので王女か王子か分からないが、その一族の方の死体と考えられない
こともない。なんにしても日向漂着物語を飾る美しい伝説である。
出典:「郷土島野浦=語りつぐふるさと=」渡部誠一郎 編著 より
美しい・・・か?
>>684 こんな話もある。
またグレゴリウス教皇も煉獄についてかなり明瞭な考え方を出しているが、
『対話』の中で次のような話を伝えている。
今日のチッタ・サン・アンジェロから遠くないアプルッチにある温泉
アウグロンで、カプアの司教ゲルマヌスはローマの司教パスカシウスと
出会った。パスカシウスはとっくに死んでいたのだが、そこで温泉の
手伝いをして働いていた。ゲルマヌスの質問に対して次のように答えた。
私は偽教皇ラウレンティウスに味方してシンマクスと対立する立場に
身を置いたので、ここで罰を受けているのです。お願いですから私の
ために祈ってください。あなたが再び当地においでになって私が
いなかったら、あなたの祈りが聞き届けられたと思ってください。
ゲルマヌスは彼のために祈り、後に再び温泉にきてみると、
パスカシウスの姿は見られなかった。
当時温泉は責苦の場所として考えられていたから、このような話が
成立したのであろう。
(阿部謹也『西洋中世の罪と罰』)
そこで働いてる人間がいたということは、ローマ帝国崩壊後も
リゾートスパとして機能してた証じゃないかと思うんだが、
その割に責苦の場所として考えられていたってのが不思議。
691 :
世界@名無史さん:2012/04/23(月) 20:41:00.32 O
>>690 リゾートスパが楽しいのは客のほうであって、従業員は楽しくないんだろう。
銭湯従業員なんて男妾みたいなものだべ
「老人の天国」と「若い娘の地獄」なんていうジョークもあったな。
>>691-692 毎日客の垢すりとかしながら
時々ガチムチのゲルマン蛮族みたいのにアッー!されるんですね
まさにこの世の煉獄
695 :
世界@名無史さん:2012/04/27(金) 04:06:09.27 0
>>687、688 ちょっと学のある村人が黄表紙本で読んだうつぼ舟伝説をローカライズ?まさか元ネタではないと思うけど
ユベントス移籍(してほしい)派の俺はぼっち
699 :
世界@名無史さん:2012/05/05(土) 05:06:23.52 0
↑誤爆です ゴメソ
>>700 うわ ありがとう ずっと謎だったが半分実話だったのね
敗戦を知らなくて地上に出てくるなりハイルヒトラー!
とか挨拶するステレオタイプなドイツ兵の姿が浮かんだ。
東欧文学研究者の野口晶子がルーマニア・マラムレシュ地方で見たという墓碑銘
私はずうっとここに居る
ブライク・イリアナが私の名前
私の息子は五人いた
神よ、この五人の息子らを守りたまえ わけても、
グリガよ、神がおまえを許したもうことを
おまえが、私を死に追いやった
ビールを飲んで帰った日、
おまえが私をここに来させた
ここチャペルのうしろの原に
けれど、私の息子グリガよ、
おまえもいつかはここに来るのさ
>>703 すげー気になる…
いつ何があったんだろ
DQNが酒飲んで帰ってきたらオカンと喧嘩になって・・・じゃない?
706 :
世界@名無史さん:2012/05/25(金) 15:29:09.63 0
碑文を書いたのは本人でないだろうから、誰が書いたか興味がある。
罪のなすり付けかも知れん。
707 :
世界@名無史さん:2012/05/25(金) 15:36:03.34 0
>>700 【◆】G\(^■^ ラ ドイツが勝利した世界に連れていって、秘密を聞き出すなんて話か余?
708 :
世界@名無史さん:2012/05/25(金) 16:58:37.17 0
>>679 亀レスになるけど。
ヨーロッパの近世史辺りで出てくる当時の新聞記事とかはどういう扱いなんだろうね。
当事者が書いたものじゃないから一次とも言い難いが
二次史料の回想よりは近いという。
あとガリア戦記も七年目は一次史料だろうけど
特に一、二年目辺りは二次史料に近いような感がある。
俺なんか昔の人が書いたのが一次史料で
現代の著者がそれを元にして書いたのが二次史料かと思ってこのスレ読んでたけど
>この衝撃的な話は、南フランスのニース公文書館所蔵の歴史年代記に
>史実として報告されているのだ。
何でジェノヴァの年代記がニースに?
713 :
世界@名無史さん:2012/05/30(水) 12:24:12.66 0
>>712 事実確認出来ない位遠かったから、デマが記録された。
もしかしてこんなマイナーなスレにまでステマ乙?
秦瞻は曲河の彭星野に住んでいた。突然、蛇のようなものがその脳のなかに
いきなりはいりこんだ。蛇がくるとまず臭い。それが鼻からはいり、頭のなかに
わだかまり、冷たさがふかくしみこむようである。すると脳のなかでサクサクと
何かを食う音がきこえる。数日してでてゆき、ついでまたくる。ハンカチをとって
急いで口と鼻をしばりふさいだ。だから入ることができない。なん年もほかは
なんでもないのだが、ただ頭だけが重かった。
(『太平広記』より)
なんか妙にリアルで嫌。
>>690 日本でも温泉地によく地獄谷とか名付けてるけど
717 :
世界@名無史さん:2012/07/03(火) 10:22:26.65 O
三国時代に曹爽に連座して殺害された李勝のはなし
李勝は前後何度も地方長官を担当し、いつも職務にふさわしい治績をあげた。
あるとき政庁の表側の屋根が壊れたので修理させたが、小さな材木が一本激しい勢いで落下して呪い師の使う石虎の頭に命中してこれを断ち切ってしまった。
その後十日して荊州刺史に栄転したが、赴任する前に処刑された。
>>679 この区分は坪井久馬三が提唱したマイナーな区分みたい
しかも正式名称は一等史料、二等史料という区分
>>717 「呪い師の使う石虎」って虎を象った像か何か?
そのちょい後に出てくる石虎の暴虐ぶりを予言したものかもw
そういえば石虎は暴虐暴虐言われる割には、
悪業は割と地味というか、大したことないよな。
いわゆる何かテンプレ的というか。
冉閔のやらかしたジェノサイドの方が、一瞬の煌めきの様に
滅びるまでが短かった分、よっぽど過激に思えてならないw
722 :
世界@名無史さん:2012/07/05(木) 22:07:34.61 O
石虎や苻生らの行為はただ殺害することが目的ではなく、「残虐に」殺すことが目的なように感じるな。
冉閔の場合は敵対の可能性のある民族を殺すことそのものが目的なんだと思う。
723 :
世界@名無史さん:2012/08/08(水) 09:39:09.48 O
宋書に記載されていた話
晋の太安年間のこと、江夏の張聘が乗っていた牛が突然人語を話して言った
「天下がまさに乱れようとしているのに、私に乗って何をしようというのですか」
聘が懼れて家へ急いで帰ると、犬がまた人語を話して言った
「帰ってどうしようというのですか」
その後牛が立ち上がって人のように歩く姿が見られた。
聘がこれを占い師に語って卦を立てさせてみると、「天下に兵乱が起こり、その禍は一家にとどまるようなものではありません」とのことだった。
その年に張昌が挙兵してまず江夏を攻略し、聘は将帥となった。
ここにおいて五州の地が戦乱に巻き込まれ、聘は一族皆殺しとなった。
気味が悪い話だな…
セリフが素晴らしい。ある意味。
725 :
世界@名無史さん:2012/08/10(金) 13:35:42.64 O
隋書五行志より
北斉武成帝の河清三年、長広郡の役所の建物の梁に人の姿が浮かび上がってきた
郡の太守が気味悪く思って梁を削り取らせたが、翌日にはまたもとのように人の姿が浮かび上がっていた
帝はもと長広王であり、木が変じたことは不祥の兆しである
その年に帝は崩じた
>>114 「殺すことができたということは、そこでその動物は死ぬ運命だった」
という生命観、運命観のようなものがあり、
「殺そうとして殺せなかった(治療した)。ということは、自分の方が間違っていたのだ」
ってところかなぁ
727 :
世界@名無史さん:2012/08/11(土) 01:29:24.26 0
一次史料的にさ、誰かか誰かに送った手紙の中に、「ところで最近家でこういう変なことがあったんだけどなんだと思う?」
とか、公文書に、「最近こういう変わった出来事が起こったが、知っているものがいたら言うように」とあるとか、
そういうの無いのかなぁ
話変わるけど、安国寺恵瓊の秀吉褒めた後の「(信長は)高ころびに、あおのけに転ばれ候ずる」ってゾクっとする話だけど、
どっかで「これは偽造の可能性ある」って見たな。どうなんだろ。
728 :
世界@名無史さん:2012/08/11(土) 13:08:01.64 O
>>727 不気味ってより、それは単なる合理的な予測では。
「あんなに暴れては末路は悲惨だろう」みたいな。
729 :
世界@名無史さん:2012/08/11(土) 14:38:40.65 O
そのうちバチがあたるよ、程度の話だろ。
730 :
世界@名無史さん:2012/08/11(土) 15:27:01.51 0
朝倉宗滴ももう少し長生きして織田信長の行く末を見届けたいと書き残してるし、
どんな最後を迎えるのかと思わせるような存在だったんだろうな
今から振り返って見てもそういう存在だろ。良くも悪くも。
あの話は秀吉の凄さを見抜いて、まあチートかかってた秀吉を、
見抜くことはできた奴はいろいろいたろうが、、
断言したのが凄いんであって。
でもさ、
>「(信長は)高ころびに、あおのけに転ばれ候ずる」
って、成り上がり者の宿命じゃないの?
近く(?)は、韓国の朴大統領がそうだった
やり手で、「漢江の奇跡」をしてのけたけど、
やりすぎで、結局、側近と酒を飲んでくつろいでいるときに、
腹心の部下であったKCIA部長に暗殺された
田中角栄だってそんなもんだし
「君主は恐れられなければならないが、憎まれてはならない」というけど、
実力で上がってきた成り上がり者は、敵も多いから、
織田信長の最期は、歴史的にそう珍しくないもので、
当時そう思った人は、ほかにもいたんじゃないのかな
まあ革命家だけあって苛烈だよね
>あおのけに転ばれ候ずる」
>って、成り上がり者の宿命じゃないの?
>近く(?)は、韓国の朴大統領がそうだった
韓国の大統領ならネトウヨでも予言できるんじゃねぃw
>田中角栄だってそんなもんだし
闇将軍って言葉を知らない平成生まれ?
竹下独立は何なんだ
煽りってなんでこんなに頭悪いんだろ
角栄が脳梗塞で倒れたのは何年だよ?
以下勝手に独自理論を展開してくれや(苦笑
スレ違いだし、モノを知らないのに僕ちゃんの発言は常に正しいと
頭の悪い理屈を並べるだけの気違いの相手はしない
案山子
相手にしないと言ってる捨て台詞が相手にすることなんだが
この頭の悪さはなんなんだろうw
単に話続けると負けるから逃げたいのはわかるけど
なんで、たかころび 、を脳梗塞のみと勘違いしちゃうかなw
739 :
世界@名無史さん:2012/08/15(水) 11:32:32.82 O
爾朱世隆がある時昼寝をしていた。
妻がその姿を何気なく見ていたところ、一人の人物がやって来たかと思うと世隆の首を取り上げて持ち去った。
妻が驚愕恐怖して改めて見直してみると、世隆が先ほどのまま寝ているだけだった。
やがて世隆は目覚めると言った
「人が我が首を断ち切って持ち去った夢を見た」
その後世隆は殺された。
>韓国の大統領ならネトウヨでも予言できるんじゃねぃw
だから、織田信長だって、パターン中のパターンで誰だって言えるといっている
田中角栄は、闇将軍と言われた後、竹下から何をされた?
それを見た秀吉は普請狂いに走った
李あきひろで怖い話が作れそうだな
というか妄言の数々は変な夢見たせいに違いないw
韓国の大統領、李明博は任期も末になった頃、不思議な夢を見た
それは「日沈みて、月昇る」といった内容だった
月を自分の在日名の月山の事だと判断したあきひろは
翌日から側近の制止を振りきって日王を侮辱しまくった
その後、あきひろは落選し汚職の数々で死刑判決を受けた
絞首台の上で夢の意味は「天皇の崩御と自分の死刑」だと悟ったが遅かった
なんで天のお告げって後の祭りになってからでないと意味の分からないのばっかりなんだ。
>>743は創作だけど古代ギリシャの神託ってそんな話だらけ。
唐までの儒教の神秘思想は大体後付の理屈ばかりだが、そういう思考に行き着くのは
地震や洪水などの災害を天の意思と解釈するからだ。このお告げを受けることのできるものは
特別な人間という論理で支配を正当化していた。皇室が年中やっている行事はこの思想の名残だよ。
夢などに因果関係がないのが現代の常識だが、743のアキヒロは自分の見た夢に殺されたのは自業自得だが
巻き添えで殺された天皇は本当に気の毒w
746 :
世界@名無史さん:2012/08/29(水) 18:15:23.30 O
三国志に登場する華佗の話
劉勲が河内太守となったときのこと、二十近い年齢の娘がいたが左足の膝の上に腫れ物があって痒いが痛みは感じないとのことだった
腫れ物はいったんひいても数十日で再発し、こうしたことがもう何年も繰り返し続いていた
華佗を招いて診察してもらうと、診察を終えて佗が言った
「これを治すのは簡単です。米糠色の犬一頭と良く走る馬二頭が必要です」
縄を犬の首に巻くと馬に犬を引いて走らせ、馬が疲れると別の馬に交代させた
馬が合わせて三十里ほども走ると、犬は疲れて歩けなくなった
今度は人が犬を引っ張って歩き、前と合わせて五十里近くになった
そこで薬を娘に飲ませると、娘はすやすやと寝入って人事不省となった
そうした上で大きな刀子を用いて犬の腹を後ろ足に近いところで切り落とし、その切り口を腫れ物の口に向けて少し離しておいた
そのまましばらくすると蛇のようなものが腫れ物の中から出てきたので、すかさず鉄錐を用いて蛇の頭を横ざまに串刺しにした
蛇はしばらく皮膚の下で蠢いていたが、やがて動かなくなった
そこで引っ張り出してみると長さは三尺あまりで本物の蛇そっくりだったが、目のあるべきところには瞳がなく、また鱗が逆さまに生えていた
塗り薬を腫れ物に塗ると、七日で治った
体内に蛇…
なんで犬を疲れさせたw
寄生虫の一種かもね
寄生虫ですね、それを大きく書いた感じ?
751 :
世界@名無史さん:2012/08/30(木) 21:48:01.30 O
華佗の話には蛇が多いな
治療法を指示された人が蛇を吐いて治癒してからその蛇持参でお礼に行ったら、そんな蛇が大量にぶら下がってた話もあったね
蛇は陰の気をもつから、激しい運動で陽の気がたまった犬の体内に入ろうとするとかそういう理論か?
サナダ虫も蛇のカテゴリーだったんだろw
ちんこは蛇に入りますか><
おまえみたいなエノキじゃ粉ふくのが限界だろうて
>>756 wiki見るとカリスマ性あったらしいな、コドレアヌ。屠畜場送り事件は処刑された
後の話だそうだけど
758 :
世界@名無史さん:2012/09/02(日) 09:15:14.55 O
隋書に記載されていた話
開皇の末年のこと、ある人が知人の家に泊めてもらったところ、夜中にふと目覚めると二頭の豚が向かい合って話をしていた。
まず一頭が言った「もう歳も尽きようとしており、人々は明日には我らを供物として殺すだろう。どうにかしてこれを避けられないだろうか」
もう一頭が答えて言った「水北にある姉の家へ向かえば大丈夫だ」
そのままともに去って行った。
翌朝家の主人が豚を探したが見つけられず、泊めてもらっていた客は夜に見たことを語り伝えた。
客の言葉に従って探すと、主人は豚を見つけて連れ戻すことができた。
その後蜀王楊秀が罪を犯した為に帝がこれを殺そうとしたが、楽平公主が救った為に死を免れたのだった。
のち数年して帝が崩じたが、これが「歳が尽きる」という言葉が示していたものである。
>>757 「鉄衛団」の記事?
>鉄衛団は、ホロコーストに加担したという悪名で知られている。ラウル・ヒルバーグが著した『ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅』には、
>「ドイツは何回かルーマニアに介入して、ルーマニア人の行動を引き止めたり、緩めさせたりした」と記載されている。
ナチスが止めに入るってどんだけ・・・
無意味に殺すな
もっと戦時労働力として有効に使えって感じかも試練
761 :
世界@名無史さん:2012/09/06(木) 17:43:22.97 O
定命録という書物に記載されていた話
張文権が若い頃、ある人相見が占って言った
「あなたは宰相となります
しかしその役所において食事をとることはかないません」
のち文権は宰相にまで昇進したが、役所で食事をしようとすると決まって腹痛を起こすために断念せざるを得なかった
このため文権は毎日薄い粥一椀をすするだけだった
数年ののち、文権は無理矢理役所で一食をとったが、その夜のうちに死んでしまった
そうまでして役所で食べたかったのか…
中国で記載された初の過敏大腸炎の話かもな。
そういう時は便所で食うんだよ
朝出勤前にガッツリ食ってくという発想は当時なかったのか?
缶詰だったのかもな
766 :
世界@名無史さん:2012/09/07(金) 23:04:39.53 O
広古今五行記に記載されていた話
唐の周仁軌は京兆の人である。
引き立てられて金吾大将軍となり、ヘイ州長史となった。
彼は残酷な性格で、殺害することを好んだ。
州で任にあたっていた時のこと、ふと見ると役所の階段の下に人の腕が落ちていた。
その腕はまだ断たれたばかりのようで、血が滴っていた。
仁軌は人に命じ州から二十里あまり外へ腕を運びされせたが、数日すると腕はまたその場にあるのだった。
暑い季節であるにも関わらずこの腕は変色することもなく、人々はこれを気味悪く思い怪しんだ。
その月に帝が崩じ、仁軌は権力争いに連坐して誅殺された。
刑を執行する者が刀で斬りつけると仁軌は思わず腕を上げて防いだ為、刀が当たってその腕は切り落とされた。
ちょうどその腕はかつて役所で見つかった腕のようだった。
人をやって役所へ行かせてみると、その腕は消え失せていた。
中国のは暗示系が多いな
768 :
世界@名無史さん:2012/09/08(土) 03:53:02.65 0
刑場から腕が消えたから役所に人を遣ったのか?書いてないということは、腕はそのままそこにあるということだと思うけど
役所の方にも事前に腕が現れていて、怪しんであえてそのままにして置いたということか
刑場に有るが見覚えが有るので役所のを確認させたんだろ。
770 :
世界@名無史さん:2012/09/08(土) 22:32:36.00 O
先日に引き続き定命録に記載されていた話
張嘉貞が若くまだ身分も低かった頃のこと、一人の老人の占い師に占いを頼んだ
すると老人は二巻の巻物を持ってきて嘉貞に渡して言った
「この書には君がつとめる官が記されている
一巻目に記された官を全て勤め上げた後にもう一巻を見るようにしなさい」
嘉貞は果たして一巻目に記載されていた通りに官職を歴任したが、定州刺史となったときに重病にかかった
重態となってからも嘉貞は自分が死ぬことはないと思って言った
「まだもう一巻の官があるのだ
どうしてここで死ぬことがあろうか」
その後病状が更に悪化したところで試しに残る一巻を開いてみたところ、そちらは真っ白で何も書いておらず、嘉貞は間もなく亡くなった
中華デスノート(´・ω・`)
空白に何か書けよ
773 :
世界@名無史さん:2012/09/13(木) 22:32:20.48 O
法苑珠林という本に記載された話
唐の斉州の人杜通達が貞観年間に県の命令で一人の僧侶を北へ送って行った
通達はその僧侶が持っていた経を入れる箱に上等な反物が入っているだろうと考え、その妻と計って僧侶を撃ち殺してしまった
僧侶が死の間際になって呪文を唱えると、一匹の蠅が現れて通達の鼻の穴に飛び入った
通達は必死になって蠅を取り出そうとしたがどうしても出すことが出来ず、とうとう目と鼻を病んだ
眉も髪や髭もみな脱け落ちてしまい、のちには精神までも病んだあとに悪病にかかって一年も経たずに死亡した
通達の臨終の際に蠅が鼻から飛び出し、今度は妻の鼻に飛び入った
妻も蠅を取り出すことの出来ないまま病を得て、一年あまりして死んだ
鼻から蠅が入って病気になって死に至る…こんな展開もあるのか
坊主のくせに人を呪うなんて酷いやつだな
775 :
世界@名無史さん:2012/09/17(月) 21:32:12.09 O
三国志から呉の程普に関する話題
程普は字を嘉謀といって孫権の将だった。
彼は蕩寇将軍で江夏太守を兼任した。
あるとき反逆者数百人を捕らえたが、これらを皆生きながら火の中に飛び込ませた。
程普はその日のうちに熱病を発し、百日余りして死んだ。
何かの予兆があった訳じゃないから単に熱病で死んだというだけで不気味ではない。
何を不気味と感じるかなんて人それぞれだろ
じゃあれか。裏の田んぼから聞こえるカエルの大合唱が不気味。
おっと一次史料の出典を忘れていた。出典は俺の日記帳だ。
本人の記述だからにちゃんが一次資料になるな
程普って水軍都督としては周瑜の影
爺将軍としては黄蓋の影でなんか地味だよね(´・ω・`)
>>775 >>779 この話の本当の出典は『太平広記』
本当の程普の字は徳謀で、嘉謀ではない
ただ、この話は『三国志』呉書・程普伝の
裴松之注で引用された韋昭『呉書』にもある
太平広記って蠱毒とかの話が多い本だっけ
太平広記は類書
785 :
世界@名無史さん:2012/09/18(火) 16:40:51.58 0
>>782 それは呉書の話を太平広記が収録したんじゃないの?
>>785 程普の字が嘉謀という部分は『太平広記』にしかない
787 :
世界@名無史さん:2012/09/22(土) 20:04:20.62 O
晋書に記載されていた陸雲の話
かつて陸雲は知人の家に泊まりに行くこととなって向かって行ったが、夜になって辺りが暗くなった為に道に迷ってしまった。
その時ふと見ると草原の中に灯りが見えたので、そちらへ行ってみると一軒の家があった。
その家に頼み込んで一晩泊めてもらうこととなったが、その家には一人の容姿の美しい若者がいて、語り合ってみると老子について深遠な言葉を語るのだった。
明るくなって辞去し、十里ほども進んでようやく知人の家へたどり着いたが、聞いてみるとこの近辺数十里の間には家などないとのことだった。
そこで昨夜泊めてもらった家の場所を探しに行ってみると、そこは王弼の墓なのだった。
陸雲はもともと玄学については知識がなかったのであるが、これより老子についての議論にすぐれるようになった。
近くに家もないのに住んでいる知人という人物も凄いな…
788 :
世界@名無史さん:2012/09/25(火) 01:11:51.27 0
知人は老荘思想にかぶれてたということか
でも草原か...遊牧民がルーツの人だったのかな
789 :
世界@名無史さん:2012/09/25(火) 12:41:36.68 0
マルコによる福音書16章1節〜8節
さて、安息日が終ったので、マグダラのマリヤとヤコブの母マリヤとサロメと
が、行ってイエスに塗るために、香料を買い求めた。
そして週の初めの日に、早朝、日の出のころ墓に行った。
そして、彼らは「だれが、わたしたちのために、墓の入口から石をころがして
くれるのでしょうか」と話し合っていた。 ところが、目をあげて見ると、
石はすでにころがしてあった。この石は非常に大きかった。 墓の中にはいると、
右手に真白な長い衣を着た若者がすわっているのを見て、非常に驚いた。
するとこの若者は言った、「驚くことはない。あなたがたは十字架につけられた
ナザレ人イエスを捜しているのであろうが、イエスはよみがえって、ここには
おられない。ごらんなさい、ここがお納めした場所である。 今から弟子たちと
ペテロとの所へ行って、こう伝えなさい。イエスはあなたがたより先にガリラヤへ
行かれる。かねて、あなたがたに言われたとおり、そこでお会いできるであろう、と」。
女たちはおののき恐れながら、墓から出て逃げ去った。そして、人には何も言わなかった。
恐ろしかったからである。
聖書学者によると、原テクストはここで終わっていて、復活したキリストが
現れる後段は、後世の挿入だそうだ。
ここで終わりといわれると、えらく不気味というか、不思議な話のような
気がする…
出エジプト記にもヤハウェが何の説明もなく唐突にモーゼを殺そうとする場面があったな。
進歩がないから切れるだろうそりゃ。
人間だもの、たまには怒った方がいい。
792 :
JHVH:2012/09/26(水) 18:51:33.09 0
んだとコラッ 誰が「人間」だ
被造物の分際で造物主さま舐めた口きいてっと耳の穴から手え突っ込んで
歯あガタガタいわしたるぞ
革命前のロシアで地理学者をしていたオッセンドフスキーの「アジアの人と神秘」に出てくる話
ミヌシンスク盆地の塩水湖の近くで製塩設備の調査をしていた時、十六本の円柱に囲まれた大きな石の墓標を発見した。
写真を二枚撮ったが、その晩ネガを現像してみると何も写っていない。
翌朝にもう一度撮影を試みても同様の結果であった。
その後再びミヌシンスク盆地を訪れて、知り合った回教僧からある伝説を聞いた。
かつてこの地にはアブク・ハンというウイグル人の族長がいたが、チンギス・ハーンの奸計によって殺されてしまった。
残されたウイグル人たちは彼が死んだ場所に墓を立て憎悪の言葉と永遠の呪いを記した。
財宝目当てに墓泥棒が幾度もやってきたが、いずれも地から立ちのぼる霧にまかれて奇怪な最期を遂げたという。
オッセンドフスキーは回教僧にその場所へ連れて行ってもらうことにした。
案内されたそこは、なんと例の十六本の円柱に囲まれた石の墓であった。
彼は再度写真を撮ったが、帰り道に馬車から投げ出されて写真機と種板は粉々になり、左腕に一生残る怪我を負ったそうである。
まずチンギスを呪えよ(・ω・`)
>>794 察してやれよwwwwwww
世界を征服して英霊として祀られてるチンギスには霊格的に到底敵わないから八つ当たりしてるんだろ。
昭和三十年代に、三重県の津市だか四日市だかの海水浴場で
中学生の大量水死事件が起こった。
生存者の証言によれば、
「モンペや防空頭巾を来た人がぞろぞろ出てきて、海中から足を引っ張られた」とのこと。
この砂浜は戦時中に空襲の犠牲者を埋めた場所だったのだ…
祟るならアメリカに祟れよ!
無辜の同胞を溺れ死にさせてどうする!
漫画の陰陽師に出てきた菅原道真公の怨霊はちゃんと醍醐天皇にも嫌がらせしてたなw
798 :
世界@名無史さん:2012/10/11(木) 10:33:09.27 O
三国志魏書に載っていた華佗の話
広陵太守の陳登が病気になった。
彼は胸がつかえ、顔がてらてらとして食事が進まなかった。
華佗は脈をみて言った「府君の胃の中には数升の虫がいて、内部で腫れ物になりかかっております。なまぐさものを食べたためにおこったのです」
そこで煎じ薬を二升つくり、まず一升を飲ませてから残りを全て飲ませた。
間もなく三升ほどの虫を吐いたが、頭が赤くてみなうごめき、半分はまだ生の膾の形を残していた。
太守の苦しみはこれで治ったが、華佗は言った「この病気はこの後三年目にきっと再発します。もしそのとき良い医者がおればお救いすることが出来るでしょう」
言葉通り三年目に再発したが、そのときには華佗がいなかった為、陳登は死んでしまった。
薬を事前にもらう訳にはいかなかったのだろうか?
薬を症状にあわせ調合するのが大事なんだろう
どうやら劇薬っぽいし
早い話が嘔吐剤みたいな物ぽいからね。
ついでに消毒も兼ねているみたいだし
その話子供の頃読んでトラウマになったなあ
なんだよ蠢く赤い顔の虫って
三国志だと司馬師がびっくりして目が飛び出して死んだってのも気持ち悪いな
びっくりして目が飛び出すってマンガみたい。
トムとジェリーでもびっくりして目が飛び出してたが西洋でもびっくりすると目が飛び出すのだな
アメリカの猫は
「アォアォアーッヒャホホホゥ!」と絶叫を挙げるのか?
トムとジェリーは司馬師からひらめいたのかもね
809 :
世界@名無史さん:2012/10/18(木) 18:13:48.55 O
宋書に記載されていた話
晋の武帝の太康五年五月に宣帝廟の地が陥没し、梁が折れるということがあった
八年の五月には太廟殿がまた陥没したため、廟を作り直してその基礎をしっかりと築くことにした
九月から新たな廟を作り始めたが、遠方からも材料を取り寄せ、柱は銅で作ったものを用いた
この造営には六万人が動員され、廟は十年の四月に完成したが、十一月には梁がまたも折れた
これより以前から帝はしばしば病気となっていたが、これを知るとますます不快に思い、翌年にはとうとう崩じてしまった
その後王室にしばしば乱が起こり、遂には天下を失ったのだった
810 :
世界@名無史さん:2012/10/31(水) 22:40:43.34 O
捜神記より
会稽の厳卿は占いが得意だった。
同郷出身の魏序という人があるとき東方へ旅行しようとしたが、ちょうど凶作の年で追い剥ぎが多く出る為に心配して卿に運勢を占ってもらった。
すると卿が序に向かって言った
「あなたは決して東へ行ってはなりません。行けば必ずや思いがけない災難にぶつかるに違いない。とは言ってもそれは追い剥ぎではありません」
序が信じかねていると、卿はさらに言った
「どうしても旅が止められないならば、厄除けをせねばなりません。西の郊外の後家のところから白い犬をもらってきて、船のへさきに繋いでおくのです」
序は犬を探しに行ったが、白い犬は手に入れられずに斑犬を手に入れただけだった。
それを見て卿が言った
「斑犬でもよろしいが、一色でないのが残念です。斑犬では厄を払いきれませんが、それはせいぜい畜生の身に及ぶだけでしょう。あとは心配ないでしょう」
こうして序は旅に出たが、途中まで来ると犬が突然吠えだした。
犬はまるで誰かに殴られているかのようにひどく吠えていたが、しばらくして様子を見てみると、黒い血を一斗ばかりも吐いてすでに死んでいた。
その夜序の別荘で白い鵞鳥が数羽原因不明なままに死んでいたのだが、序の家族には何事もなかった。
『捜神記』って史料というより小説でしょう
もちろん扱い方にもよるけど
812 :
世界@名無史さん:2012/11/01(木) 21:05:43.14 0
黒一色の犬だったらどうなってたんだろう。また、白犬を連れて行ったらガチョウは無事だったのかな
ここではっきりとわかるのはこの書が書かれたときには既に白犬とぶち犬、白ガチョウは存在したということだな
中国の家畜・家禽史の資料の一つとは言えるのかな
813 :
戦争の教訓:2012/11/01(木) 23:08:51.53 O
死ぬかどうかは別として
激しい砲爆撃を受けると離れていても
目玉が飛び出したり、失明することがあるので
戦場を切り抜けるには目玉を押さえて伏せるようにしていた。
「ロンドン塔のワタリガラス」
http://homepage3.nifty.com/shibalabo/crow/minzoku/london/london.HTM >ロンドン塔のワタリガラスは、塔と英国の守護神として、とても大切にされている。
それには、こんないい伝えがあるそうだ。
時代はチャールズ2世(在位1660〜1685)のことである。
1666年のロンドン大火災の後、市街にころがった死体を食べて、ロンドン市内にはワタリガラスが大量にふえた。
そして、ロンドン塔にもワタリガラスがたくさん棲みついていた。
住民は困って、どうかしてカラスを駆除してほしいと願っていた(なんか現在の東京の様子と似ています)。
そのころ、チャールズ2世には、お抱え天文学者ジョン・フラムスティード(1646〜1719)がいた。
その天文学者が、ロンドン塔内にあるホワイトタワーの屋上の小塔から星を観測しようとしたが、
塔に棲みついたカラスが観測の邪魔になって、観測がうまくできない。
それで王に、カラスが邪魔で星の観測ができない、と訴えた。
王は、ただちに塔にいるカラスを退治しろと命じた。
すると、占い師がこんなお告げをいった。
「カラスがいないと、ロンドン塔もなくなり、英国そのものも滅びてしまうことになる」
チャールズ2世は、それを聞いてカラスを退治するのやめた。
そして、ロンドン塔内に一定の数のカラスを飼うことにしたのである。
そのカラスが、ロンドン塔と英国を守ってくれていると信じられているのだ。
ロンドン塔でカラスを飼うのは、それ以来英国王室でつづけられている。
現在のロンドン塔では、カラスは5羽飼育されていて、
1羽死ぬと野生のカラスを1羽捕えてきて加える。
塔のカラスは羽を切られて、塔から飛んでいけないようにしている。
カラスの世話には、<Raven Master レヴェンマスター>と呼ばれる専任の国王衛士があたっている。
カラスの小屋は、ウェイクフィールド・タワーの隣にある。
また、ロンドン塔に行けば、芝生の上に放されているワタリガラスを見ることも出来るそうだ。
815 :
世界@名無史さん:2012/11/02(金) 02:54:26.75 0
ジブラルタルの猿と似た感じだな
816 :
世界@名無史さん:2012/11/05(月) 17:53:15.19 O
北史より
北斉の崔季序は侍中、特進にまで昇進した。
あるときその家の池の中にあった蓮が変じて皆人面となったが、それらはみな鮮卑人のつける帽子をかぶっていた。
また、その妻が昼寝をしていたところ、身長一丈あまりで全身黒い毛に覆われた一人の人物が現れた。
これを聞いた巫が言った。
「これは五道将軍です。家に入れればなりません」
また、庭に突然血が流れたかと思うと、ます程の大きさの何やら白い物が天から降りてきて、その子の首から一尺ほど離れたところまでやって来てから消えた。
また、季序はあるとき家の中で長さ一丈余りもある巨大な手が地から出ていて、部屋が光り輝いているのを見たが、左右の者に聞いてみても誰も見ていないのだった。
やがて季序は罪なくして誅された。
いろいろあり過ぎだな
こういうのって精神の病気説や脳腫瘍説とかあるよね
>>816 この崔って奴、北斉を作ることになる高氏一門に媚び諂って
よりによって東魏の天子・孝静帝を酒宴で殴打した人間じゃないか?
本来これだけで大逆無道で族滅なのに。
簒奪者の北斉王朝の視点では冤罪かもしれないが
罪なくして死んだなんてとんでもない。
脳腫瘍とか脳梗塞とかで人格が変わってしまうこともあるらしいな。
現代でも下手に手術した結果、
人格が激変してつねに他人を怒鳴りつけるようになったりすることもあるとか。
俺がよく利用する私鉄で、たまにある老人が
すさまじい大声で意味不明のことを怒鳴って逆上しているのを見るんだが
精神病かそういう病の結果なのかもしれない。
気の毒だと思うとともにまじで危険を感じる。
書物が手元にないので引用はできないが
乃木大将は若い時に旅館で女の幽霊に遭遇して
そのことを日記に書いている。
乃木大将 幽霊 で検索すると
学習院長時代にその当時のことを乃木本人が講話している。
紹介してくれるサイトからの無断引用は避けるが、結構こわい。
夜眠ろうとすると女が部屋に入ってきて
蚊帳の横から乃木をじっと見ている。
身を起こすと誰もいない、それが二日続いた云々と。
女は耳元で話しかけようともした、と。
822 :
世界@名無史さん:2012/11/07(水) 01:47:29.05 O
(^.^)まあ、幽霊ごときじゃ同じたりするまいな。
(・o・)靖国神社の1万余人の英霊を作った閣下だしな
>>820 そういうの良いね。「こんな不思議な話があった」って作者が用意したものじゃなくて、
個人的体験を個人的に書いたのが残ってる、っていうの
824 :
世界@名無史さん:2012/11/08(木) 02:50:17.42 0
稲生物怪録とか
825 :
世界@名無史さん:2012/11/09(金) 09:12:46.78 O
稽神録より
浙西の軍人周交が反乱を起こし、大将の秦進忠や張胤ら十人あまりを殺した。
進忠は若い頃一人の奴隷に怒りを覚え、刀で刺し殺して埋めてしまったことがあった。
その後彼にはその奴隷が百歩あまりの距離を隔てて立っているのが見えるようになったが、その姿は日々近づいてきた。
殺された日のこと、出かけようとしたところその奴隷は馬の前に立っていたが、これは左右の者たちの目にも見えたのだった。
役所に入ったところで反乱者に遭遇し、腹を傷つけられて死んだ。
張胤は殺されるひと月程前から、誰かが自分の名を呼ぶのが聞こえていた。
その声はだんだん近くに聞こえるようになり、当日には目の前で呼んでいるかのようだった。
彼もまた役所に入ったところで殺されたのだった。
ジワジワ近づいて来るのも気味が悪いな
前者は何年も見えていたのだろうか
826 :
世界@名無史さん:2012/11/12(月) 11:13:50.89 0
太平洋戦争中、比叡山延暦寺では毎夜ルーズベルト調伏の祈祷が
おこなわれていた。
ルーズベルトは調伏できたがトルーマンが張り切って原爆投下。
良かったんだか悪かったんだか。
828 :
世界@名無史さん:2012/11/12(月) 13:15:36.93 0
東日本大震災を「国政を蔑ろにする民主党に対する神々の怒り」とすると結果、管総理の大臣期間伸ばしちゃっただけだし、
関東大震災では山本権兵衛内閣潰しちゃうしで、
日本の神様が動いたらろくなことにならないなw
八百万もいればダメ神もおるだろ
地震起こす神なんて邪神じゃんか
日本人を害するためにいろいろしてんだろ
あと別に菅は地震で延命してねー
外国の神は邪神ですが・・
まあ君のいいたいのはたたり神だとかいいたいのだろうが
これも立派な邪神
833 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 04:12:59.05 0
たたり神は、人の間違い、悪事に報いを下すもの。
即ち自然法則と心理的法則の一面。
邪はひとえに人の心に生ずるもので、大きな「禍い」を産む煩悩のこと。
神道の話に仏教用語が出ている時点でおかしいな
835 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 09:35:22.14 O
スレの趣旨と違うけど、ライデン大学図書館で、1920年代に書かれたイエローペリルに関する論文を見つけて読んでいたら、「今年日本で大地震(註:関東大震災のこと)があり10万人が死んだが、彼らの繁殖力を考えたら全く油断できない」と書いてあった。
(続く)
836 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 09:36:25.09 O
(続き)著者は「熱帯や湿潤に強い彼らはやがてオーストラリアの北部まで攻めて来るであろう」とも書いていて、これはあながち外れていないと思った。
そのおかげでインドネシア失ったな
838 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 10:51:19.64 0
>>834 神道として意識される様になったのは明治期以降。
仏教にも神々が居て、釈迦の説法を聴いている。
日本の神々は八百万あり、個々の人が勝手に感じ取るもの。
たたり神は、宗教化する前の人々の感性を表す言葉。
839 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 11:05:22.13 O
補足
彼の「イエローペリル(黄色人種脅威論)」におけるイエローとは日本人を指している。
彼はやたら日本人の「繁殖力」を恐れていた。
ある意味怖い。
>>838 じゃあ日本人が個々に邪神とおもうなら邪神じゃねーか
というか普通に淫祠邪教という言葉あんだから
日本にも邪神概念はあるよ
>>839 産めよ増やせよっていう身も蓋もないスローガン掲げだした国だしなw
842 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 14:06:38.72 0
>>840 日本人であれば、自身に関わる事物、現象に対して
>邪神
などと云う観念は浮かない。
恐ろしいか、有難いのどちらかで、あとは、どうでも良い他所の神様。
邪神と云うものが今の日本人の観念の中にあるとすれば、外来の観念的なもので
翻訳童話などに由来する。
悪魔、邪神などは一神教、エリート意識、民族対立、宗教支配者が編み出したもの。
近い概念として日本人にあるのは、強いて挙げれば、邪教、邪宗と云う言葉で、
これは、人心と社会を壊す危険な、悪行に利用される宗教。
実体は悪人とその行動。淫祠はそのたまり場。
仏教では仏敵と云うものがある。これは弾圧者、殺戮者で、人間そのもの。
これはもう君の邪神という言葉の俺様解釈でしかないな
人に害をなす超自然的存在を邪神と国語辞書では定義されてるのでその解釈だと日本にも邪神はあります
君は勝手に一神教的な邪神を邪神と限定してるだけ
そういう解釈は成り立ちうるが今の現代の国語表現ではない
844 :
世界@名無史さん:2012/11/13(火) 14:53:08.02 0
>>843 では、日本にある「邪神」の具体例を幾つか挙げて見よ。
鬼神やら物の怪のたぐいに外国の神だろう
病の神なんぞもそうだな
まぁ、日本の伝統には邪神という用語は無かった。外来の概念に対する翻訳語である。
だから日本の神や歴史を語る中で『邪神』を使うのは適切でない。でFA。
はい、そこの2人、
終了!
>>848 二人っていうか三人(?)だな
邪神なんて概念無いよ派が俺も含めて2人いたから、2対1だった
まぁ一つ言えるのは ス レ 違 い とw
(`・ω・´)ジャシーン
851 :
世界@名無史さん:2012/11/14(水) 15:41:18.39 O
オランダに留学とは珍しい
853 :
世界@名無史さん:2012/11/17(土) 10:21:26.05 O
出島大学オランダ学部雷電ゼミ
854 :
世界@名無史さん:2012/11/22(木) 18:28:19.91 O
定命録に記載されていた話
趙良器はあるとき十あまりの棺が並んでいる夢をみた。
これらが並ぶ上を良器は東から順番に踏み越えて行ったが、十一番目の棺の蓋が壊れて足が落ち込んでしまった。
のち良器は官職を歴任したが、十一番目に中書舎人となって亡くなった。
夢の話も色々あるな
幽霊といえば遠藤周作と三浦朱門も遭遇しているぞ。
熱海の旅館で。
「俺は、ここで自殺した・・・」と枕元でささやいたらしい。
二人のどちらかが「逃げよう」と言い出して部屋を脱出、
三浦は庭で嘔吐したそうだ。
遠藤周作はホラー物も書いているんだよな。
自分の怪異体験に触発されたこともあったようだ。
ある廃屋にユーモア随筆のねたとして冗談半分で探検隊組んで行ったら
「今でも話したくない」と言うまでの恐怖体験をしたと言ってる。
857 :
世界@名無史さん:2012/12/08(土) 14:32:27.08 O
幽明録より
会稽の謝祖の妻が男の子を出産した際、続けて一匹の蛇を産んだ
蛇は長さが二尺あまりあり、すぐに走り出て門を出るとたちまちどこかへ行ってしまった
それから数十年後に謝祖の妻は年老いて死亡した
祖がふと気づくと西北の方角から風雨の音がしてきたかと思うと、やがて長さ数十丈で腹の太さが十囲ほどもある一匹の蛇が現れた
蛇は扉から入り込んできて祭壇に寄ると、棺を安置しているところへやってきた
棺に幾重にも巻きつくと頭で棺を叩き、目からは血と涙を流していたが、しばらくしてその場を去って行った
>>844 (」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!
そういや朱桓の下女が飛頭蛮は既出?捜神記だっけか
859 :
世界@名無史さん:2012/12/15(土) 10:39:03.19 O
飛頭蛮って呉の話だったっけ?
捜神記は小説だからダメだとしばらく前に書き込んであったが、ここに拘るとけっこう書き込んである中国ものは殆ど対象外になってしまうな
860 :
世界@名無史さん:2012/12/16(日) 00:21:54.79 0
飛頭蛮ってマナナンガルやペナンガランが由来かな。南方の異民族を指す「蛮」の字が使われてるし
類似の妖怪は東南アジア大陸部にも伝わっているようだから、飛頭蛮のルーツとしてはむしろそっちが起源かな
タイ系やオーストロアジア系の民族は中国にもいるしな
現代人から見れば馬鹿げたお話しも、古い時代の人間にとっては大真面目な話だったりするもんさ。
そこんところを履き違えてあれはダメこれはダメと騒ぐのは風俗習俗の歴史を学ぶ上で障害にしかならないのではないかなと。
863 :
世界@名無史さん:2013/01/24(木) 23:47:11.34 O
ここも寂しくなったな
もうネタ切れなのだろうか?
864 :
世界@名無史さん:2013/01/25(金) 00:31:16.54 0
日本は、明治維新 w で実質、植民地化される
↓
宗主国は、反感をかわないように「世界は日本の奇跡を絶賛している!」
と明治から定期的にガス抜き記事をたれながす。
↓
猿はバカなので、 死肺階層まで、それを真に受け、今に続く
↓
図に乗って敗戦 。戦争最大のタブー二正面作戦をとったアメリカに片手で捻り潰される。
しかし世界のニッポンは、兵器の質では負けておらず量で負けたのだ、と必死に信じこむ。
おまけに、悪魔的な残虐行為を働き、アジアでの永遠の孤立を決定的にする。
↓
敗戦の不幸を半島に押し付け、冷戦で甘い汁をすうが、冷戦の仁義を無視し、
宗主国様に切れられ、為替戦争をしかけられる。
↓
バブル発生。バブルなのに今だに猿どもは、この頃のバブルが日本経済の真の実力と信じこむ ww
↓
バブル崩壊、冷戦終了も、世界体制の変化に順応出来ず、既得権益の保持に走るばかり。
パソコン、ネット、携帯、スマートフォン、ことごとく失敗。
↓
どんどん、国力低下。保守化に拍車がかかる
↓
窮地を脱するため、調子こいて、また宗主国様たちに無謀な喧嘩をふっかける w
世界のニッポンに不可能はないらしい
↓
宗主国様、ぶちきれ、311をお見舞い。日本、本格終了。 プルトニウム (゚д゚)ウマー
2ch は、今日も、ネトウヨのレイシズムと日本賛美で埋め尽くされる。
↓
今更捨てられないプライドのため、相変わらず対外姿勢は攻撃的な世界のニッポン(笑)。
ボクチン、まだ負けてないモン!ということらしい。しかし希望はもうない。
宗主国様からの次の一撃を待っている段階が今。\(^o^)/オワタ
専門板はおっさんが多いから、煽るならネトウヨ様の多いν+やコヴァ板とかのがいいと思うよ
866 :
世界@名無史さん:2013/02/01(金) 22:46:43.17 O
隋書から
梁の太清元年のこと、丹陽において莫氏という者の妻が男児を出産した
その子は眼が頭の上についており、二歳児程もの大きさをしていた
産まれ出てすぐにその子は言った
「私は旱の疫鬼なので、ここに住んではおられません」
母がこれに対して言った
「おまえは母の私に禍をもたらすのですか」
すると疫鬼が言った
「私には上官がいるので、自由にはできないのです。
母上にはどうか急いで赤い帽子をお作り下さいますように。
そうすれば心配はございません」
母は帽子を作りはせず、赤い紐をもって髪を結んだ
これより二年に渡って旱と疫病の流行が続き、揚・徐等四州で最も酷かった
莫氏の郷里では赤い帽子や紐によって免れる者が多かったのであるが、他の土地ではそれは効果がなかったということだった
867 :
世界@名無史さん:2013/02/02(土) 03:06:40.72 0
自由に災いを与えないようにすることはできないくせに、防ぎ方を知ってるという不思議
上官の疫鬼にばれるのを覚悟で教えたのかな
868 :
世界@名無史さん:2013/02/02(土) 20:04:10.85 O
莫氏の郷里でしか効果がなかったというのは何故だろう?
中国の話は意味不明で不気味なのが多いな(´・ω・`)
ふと思ったんだけどさ、今大量に発行してる本だってたいていは後世に残ったら史料になるわけじゃん?
「3.11の地震はアメリカの人工地震」とか書いてる本がたまたま後世に残って
他の本がまるで残らなかったら数百年後に「一次・二次史料で見た不気味な話」案件になるんだよなきっと
871 :
世界@名無史さん:2013/02/09(土) 08:52:42.98 0
どこを開いても、嫌韓レス、で埋まってる、
2ch も、異様で不気味。
873 :
世界@名無史さん:2013/02/09(土) 10:27:47.72 0
どこまでいっても愚民だらけなのが問題なんだが
スレ違いだが、愚昧な民衆が人口の9割を切った国は、いまだかって存在しない。
875 :
世界@名無史さん:2013/02/09(土) 14:36:51.40 0
凶悪なレイシストが9割でないことを祈るばかりだな。
ま、もう手遅れだろうが。
俺は三流大出のワープアだが、排外主義の愚かさくらいはわかるよ。
なんで在特会なんかがのさばって2chで喝采されてるの?
「在日特権」なんてのも、針小棒大もいいとこなんだろ?
しかも挙げられているのが「上下水道料金の免除」だの、万一真実としても
みみっちすぎる。こんなので排外主義になるのかよ。
877 :
世界@名無史さん:2013/02/10(日) 09:54:55.62 0
ネトウヨのしつこさは異常。
この話よそでやれよ
ここには関係ないだろ
>>876 多分、「在日」が運転する軽自動車にぶつけられたら
考え方が変わると思うよ。
他所でやれって言ってるだろ、頭が悪いな嫌韓厨は。
881 :
世界@名無史さん:2013/02/11(月) 19:08:17.97 0
ネトウヨのような執拗な嫌韓レスを、
下層階級の毒抜きだけで、説明することは不可能。
どこかが、組織的にやっていると
考えるのが、適切。
しかし、どこが、どんな目的で、
あれほど執拗で大量に憎悪に満ちた攻撃的なレスを
作る出しているのか。
まあ、分断統治が目的だくらいの想像は、
この板の連中なら簡単に想像がつくだろうが、
それを、超えた、悪辣さ、不気味さ、を感じざる得ない。
こんなものをいつまでも放置している国に、
明るい未来があるとはとても思えない。
あまりにも異常、醜悪。
このスレ読んでて思ったけど、キリスト教会が支配的だった頃のヨーロッパでも
霊とかアンデッドじゃなくガチで悪魔そのものを目撃した!みたいな怪異譚はないのかね。
教訓的な宗教説話にはよく出てくるけど。
サタンとかああいうのは中東神話の名残だったり教会文学の文学装置だったりするから
あまり生々しく感じられなかったんだろうか。
逆にコロンブスとかの航海日誌見ると怪物とか出ないなあって思う。
原住民から怪物の噂は聞いてるけど。
あと怪物ではないが発光体を目撃してるのがすごい。
隕石ってことになってるけどyoutubeの海外の番組だとUFO扱いしてるのもあるようだ
>あと怪物ではないが発光体を目撃してるのがすごい。
どんなん?
俺の手元にある『秘録 コロンブス手稿』には1492年9月16日の記述はあるが
1492年9月15日は特記事項がないorz
>>885 サンクス
UFOなら海に落ちんなよっていうw
>>882 キリスト教化が進んだ中世でもオーディンが死者の群れを率いているのが目撃されたりしてる
イタリアあたりでは「ディアーナの軍団」とかいうのも現れてた
そういう古来の神々を民衆がどう思ってたかはともかく
少なくとも聖職者は悪魔の出現として認識してた筈
ロシアに隕石落ちたってタイムリーだな
>>885 日誌では何かが落ちてるのに動画は飛んでるのは光が飛んだという記録もあるのかどうか
894 :
世界@名無史さん:2013/02/23(土) 10:02:23.98 O
子不語より
秀才の尹才一がまだ及第する前のこと、試験に臨むたびに決まって彼の夢に神が現るて葫廬(ひょうたん)をひとつ授けられた
それから後になって結果が発表されると、彼は必ず落第するのだった
その為試験場に入る度に暗い気持ちになっていたが、夢で授かる葫廬は回を重ねる度に大きなものになっていった
甲辰の年の試験の時には彼はまた葫廬を授かる夢を見てしまうのを恐れ、試験場に入る前夜は端座したまま眠らずに朝を待つことにした
ところが眠っていたその従者が突然目を覚ますと、大声を上げて言った
「葫廬を授かる夢をみました
その大きさは旦那様ほどもございました」
彼はまた善からぬ前兆であろうかと悩んだものの、如何ともし難かった
やがて結果が発表されたところ、彼は三十二位で及第していた
そして三十位の者は姓を葫といい、三十一位の者は姓を廬といって二人ともまだ少年だった
そこで彼ははたと気づいて言った
「はじめ授かる葫廬が小さかったのは、この二人がまだ十分に成長していなかったせいなのだろう」
どっちかというといい話のように思える
>>894 子不語の著者袁枚はグルメで有名だが、レシピ集『随園食単』に正体不明の料理がある
乾隆二十三年、金トウ問と共に揚州の 程立萬の家で煎り豆腐を食べたが、精絶無双であった。その豆腐は両面が黄色に乾いていて、 少しの汁気もなく、微かに車 螯(大蛤)の味がする。しかし皿中には 決して車螯及び他の雑物は無い。
次の日に査宣門にこの話をすると、査が言う、それなら私が 出来る、一つ作って お招きしましょうと。やがて杭董浦と一緒に査家でご馳走になった。
箸に上すなり大笑いした。それはもっぱら鶏か雀の脳で作ったもので、決して真の豆腐ではなく、油 濃くて閉口した。その費用は程家の(私が受けた歓待の)十倍ほどもかかっているだろうが、味は遠く及ばなかった。
惜しいことに、その時私は妹の喪の為に急いで帰ったので、程に詳しい所を問う暇もなく、程は翌年死んでしまった。今に至るまでこれを悔いている。やはりその名をここに書留ておいて、再訪を待つことにする。
17世紀のオスマントルコ貴族、エヴリヤ・チェレビーの『セヤーハトナーメ(旅行記)』より(元の文は長いんで要訳)
チェルケス人の元を訪れたエヴリヤと仲間たちはふんだんな食事を振る舞われたが、その中には木箱一杯の蜂蜜もあった。
その蜂蜜を食べてみると、なぜか正体不明の毛のようなものが多く入っている。
だが空腹だったエヴリヤ達は、たいして気にもせずに口から抜き取りつつ食べ続けた。
チェルケス人は(ブロークンなタタール語で)「食え、これ私の父の蜂蜜」と言った。
そこへクリミア半島出身のアリー・カン・ベイという男が現れて「エヴリヤ、あんたは一体何を食べてるんだ?」と言った。
エヴリヤは「君もどうだね。よく分からんが毛の多い蜂蜜だ。山羊皮か羊皮の袋にでも入れてたのかもしれん」と答えた。
アリー・カン・ベイはチェルケス語を話せたので、蜂蜜をどこから持ってきたのか尋ねると、チェルケス人はすすり泣いてこう言った。
「私持ってきたよ、父の墓から」
エヴリヤにはどうにも意味が分からなかったので、アリー・カン・ベイが説明した。
「先月、彼の父親が死ぬと、遺体は箱に収められて庭の大木の枝に載せられた。そこに蜜蜂がたかって下腹部とペニスのあたりに巣を作ったんだ。
で、彼は特別な好意としてあんたらに父親の陰毛入りの蜂蜜を振る舞ったってわけさ。それがさっき口から出していた毛の正体だよ。
蜂の排泄物というより、老人の排泄物だな!」そう言い放ってアリー・カン・ベイはそこから退出した。
エヴリヤは吐き気をこらえながらアリーの後を追っていき叫んだ。「この異教徒の女衒野郎は我々に何て事をしやがったんだ!」
するとチェルケス人も外に出てきて、父の遺骸が安置された木に登り、棺桶の蓋を開けて泣きながら蜂蜜を食べるのだった。
「蜂蜜欲しいとき、私父の魂の蜂蜜いっぱい持ってくるよ! お祈りして!」
エヴリヤは「実に奇怪で不快な出来事であった」と締めくくっている。
ネトウヨのような執拗な嫌韓レスを、
下層階級の毒抜きだけで、説明することは不可能。
どこかが、組織的にやっていると
考えるのが、適切。
しかし、どこが、どんな目的で、
あれほど執拗で大量に憎悪に満ちた攻撃的なレスを
作る出しているのか。
まあ、分断統治が目的だくらいの想像は、
この板の連中なら簡単に想像がつくだろうが、
それを、超えた、悪辣さ、不気味さ、を感じざる得ない。
こんなものをいつまでも放置している国に、
明るい未来があるとはとても思えない。
あまりにも異常、醜悪。
最近何処にでもやたらこいう書き込みあるけど何なんだろう
昔良く見た左派系のネットプロパガンダ「日本は悪い国です」って書き込みと入れ違いで始まったから彼らなんだろうが。
今30俺が、24歳ぐらいまではネトウヨという言葉はなかった記憶がある。
流れた月日を考えるとうんざりするとともに驚くが10年ほど前はネトウヨなんて言葉はなかったよな。
かわりに大流行してたのが、ブサヨって言葉。いま全然見ないけど。
朝鮮人に対しては、ネット上だろうがリアルだろうが
今も昔(戦前から)も日本人感情ってあまり変化がないんだよね。
対中感情と対米感情が、大きく変化したと思う。
10年ほど前は、いわゆる今で言うネトウヨの対立対象は
親米派と朝鮮系だった。中国ってあまり話題に出なかった。
今じゃあ全然米帝史観みたいなことまったくではないけど全然言わないじゃん。
あとアメリカを目の敵にして叩くのが右派だけでなく、左派も同様だったんだよな。
とにかくネット上でアメリカを敵視する左翼と右翼が多かった。
アメリカ叩きん関して左右のキチ共が意見があったりしたぐらいだった。
思うに中国は国内のガス抜き政策としてここ10年ぐらい反日教育してはいけど
ネット以外も含めてこれほど日本の対中感情が悪化したのって
四川のアジアカップ以降だよな。チベット問題を間にはさみ、閣問題が出てきた上に中国が経済大国化。
傲慢で他国の利をぶんどるよな行為をガンガン行うようになって現状の対中感情が醸成されたよね。
中国に対しての感情って歴史に興味ないやつは無関心か好意的な無関心って感じだった。
ネット上(歴史系)では、無条件で好意的ってのが主流だったんだよな。今じゃ信じられないが。
チベット問題(当時から存在した)やガス抜きの中共の反日プロパガンダについて書けば叩かれたぐらい。
まあ中共とそれまでの中国は違うってぐらいの意見は結構あったけど。
むしろ日本と価値観を共有することの多い中国が没落しなければ、米帝様に尻尾振らなくて済む。
日本と同じアジア的な価値観を共有できる大国がないから日本が孤立や叩き対象になるなんて意見が多かった。
今振り返れば、これはてんで誤解多い認識だったけど。
歴史関連のWebでは、中国に関してはルーツを共有していると言う認識で、その父であるってぐらいで
尊敬され、今は貧乏で落ちぶれたが非常に好感を得ていたのが中国のネット上での評価だったのにずいぶんと変わったもんだ。
中国の台頭とイスラムって言う敵が出来たおかげで日本はずいぶん楽になったよな。
一昔前は、国内のガス抜きは、日本叩きってのをアメリカ様もやってたんだからたまらん。
あとムスリムに対しての感情とう言うかイメージもまったく変わったよな
イラン革命以後混乱とテロの荒らしだったにもかかわらず。
イスラム教徒は、過激派ですらキリスト教徒より開明的で現実主義者であり平和を好むなんて地上波でもネット上でも言われてた。
暗殺(テロ)も戦争すると大量に視認が出るから一人(数人)を殺してより少ない死者で争いを収めるためで平和的なんだってガチで弁明されてた。
それが今じゃキチガイの代名詞みたいな使われ方するじゃないかw
まあ何にしてもスレチだわなサーセン。
何か思い出して書いてたら止まらなかったわ。
>>898 今も昔もこの手のバカ左右が、やってることはあまり大差ない。
左?(取り敢えず恣意的な書き込み)が工作して、ニワカバカの右が顔真っ赤にする。
昔は、この手の工作活動に対してバカがブサヨブサヨ連呼してスレが荒れるのにうんざりするのが日常だったな。
今のほうがスルー耐性ついてるし、反応するネトウヨが隔離されてるから幾分かまし。
ネット上のことを言うなら
戦後以降の史観に対し、右派視点で実証的かつ冷静な論旨で疑問符を投げかけるようなサイトが出てきたのが最初だった。
これに対して明らかにプロ市民と分かる左派が対抗し活動し始めた。
広く戦後史観と言われるものに対して疑問を投げかけるサイトが、
根拠丁寧に述べ証拠を示した作りで学者肌なのが特徴だったのに対し
左側はそれは、これに対する感情的な批判と、何より実証や証拠が一切ないのが特徴。
間違ってるという割に、ソースや証拠どころか何故間違っているかすらも書いてない有様。
これは今も昔も変わらない。
「こいつらは基地外だ。おかしいことを言っている。」と言う割に
何故おかしいか、何処がどう間違っているかは述べない。
証拠はともかくどの点が間違っているかと根拠は述べてほしい。せめてどちらかだけでもいい。
右派に大きく傾くなんてとんでもないので、左派がこれだと情けなくてしょうがない。
低俗なネトウヨに分別の付かない子供が、感化されたり大人になっても愚かなイメージを引きずってしまう。
あと右翼と一緒くたにしてるけど、ネット上の右寄りの啓蒙活動って大別すると以下の3つで、今も主流はこの3つでしょ。
@進駐軍が都合の良いように作った史観に対して見直し。
A南朝鮮人の歴史捏造の暴露
B北朝鮮人の拉致と在日朝鮮人の横暴
何かよく分けらないけど、街宣車のってる頭の逝った人達とこの3つを一緒くたにして潰そうと必死。
ウヨサヨ言う前にスレタイ読めるくらいの知能は身に付けるべきだと思う
>>871とか
>>898とか唐突に反ネトウヨの書き込みをする人たちは何なの?
その後も関係ない書き込みがしばらく続くのもうんざり
宣教するのが目的なんだろうから
マッチポンプだろ
ここIDでないし
まあ余所でやれ
よそでやってくれ
迷惑だ
909 :
世界@名無史さん:2013/03/24(日) 01:50:09.39 0
>>897 ハラルな食べ物しかこれまでの生涯で食べてないムスリムが、まさかのジジイ汁+陰毛入り蜂蜜を口にするとは
こういう時のお清めの作法ってのもあるのかな
ところで当時のチェルケス人ってキリスト教徒?それ以前の伝統宗教?
土俗的要素の強いイスラムでは?
>>904 実証的w
ナチスドイツのガス室はなかったと同レベルの日本の経済失速と軌を一にしてあらわれた
歴史修正主義が市民権を主張するなんて厚顔だよ。ネット上でなんて言葉が「私はアジテータです」
と宣言していることもわからん低脳だからネットという井の中のカワズでいられるのだろうけどw
遊就館の展示物を撤去したようにアメリカへのゴマすりをやめられんくせに正しい歴史なんて言うなよ。
大日本帝国の亡霊のうめき声に踊らされる情弱の末路は戦前のように戦場で飢え死にしたらいいよw
>>911 頼むから飢え死に云々はやめてくれ。
絶望の末に餓死に追い遣られた下級兵士たちこそ
大日本帝国の被害者、心から悼むべき人々そのものだ。
最近あちこちで同じような長文連投してる人がいるね
自分でスレ立ててそこでやって欲しいんだが心の病気の人っぽいから無理か
『ヨーハン・ディーツ親方自伝』より
いま述べたわたしの意見を証明するために、つぎのような話を引いておく。
こちらのギービヒェンシュタインで有罪判決を受けた一人の魔女が、村人の手で牢屋に入れられた。
あたかもヴァルプルギスの時期に当たっていたので[ 四月三十日から五月一日にかけての夜、
各地の悪魔や魔女がブロッケン山に勢ぞろいして饗宴をくりひろげるという ]、当時の司法官が同僚と、
女が鎖につながれている部屋に入り、「やい、マルテ、さすがにきょうブロッケン山には一緒に行けまいなあ」
と声をかける。――「おやまあ、お役人さま、どうしたって一緒に出かけますとも」と女は答える。
――「愚かな女よ、鎖でつながれているじゃないか」と司法官は言う。――「おあいにくさま。十二時になったら
出かけるさね」と女は答える。
司法官と同僚たちは物珍しさから腰をかけ、タバコをふかしながらじっと観察していた。
ちょうどその時刻、女はぐっすり寝ていびきをかいている。やがて藁ぶとんの上で、ダンス会場にでも
いるかのように何度もはねたり、ヤッホーなどと歓声をあげはじめた。それが長いこと続き、
とうとう女は疲れ果てて眠りから覚める。司法官が女に訊ねる、「で、あちらに出かけてきたのかい」。
――「ええ、行ってきましたわ」と女は言う、「ほんに楽しかった。これこれの女の人たちも、
だれそれという男の人たちもいたわ」。それから多くのことを話して聞かせた。
――つまり、これをみても判るように、すべては言語道断な悪しき空想と誤った悪しき迷信の産物なのである。
この女は獄中で、長時間の拷問の末に死んだ。
どっちかというと悲しい話だな
>厚顔
>低能
>井の中の蛙
>情弱
>飢え死にしたらいい
情けなくって泣きたくならあ
917 :
世界@名無史さん:2013/05/11(土) 08:39:30.79 O
隋書より
開皇十七年のこと、大興城の西南にある村で佛会を設けた
そこへ白い着物を着た老人がやって来て食事をとってから去ったが、この老人のことを誰も知らなかった
そこで追っていったところ二里ばかり行ったところで姿が見えなくなった
ただひとつの池があって中に一丈余りもある白い魚がおり、これに無数の魚が従っていた
人々は争ってこれを矢で射ようとしたが、弓が折れたり弦が断ち切れたりしてなかなか果たせなかった
そうこうするうちにやっと命中させ、その腹を割いてみたところ飯が出てきた
そこで人々はこの魚が先程の老人だとわかったのだった
その数日後に水が溢れ出し、この魚を射た人々は皆溺死した
918 :
世界@名無史さん:2013/05/12(日) 21:38:39.92 O
>>909 イスラムで禁酒が厳格化したのは近代のこと。今でも気にしないトルコや旧ソ連諸国、豚肉すら気にしないアルバニアの例もある。
ハラールにそこまで拘るかね。
919 :
世界@名無史さん:2013/05/21(火) 14:42:03.12 0
蜂蜜ジジイの話のキモは、エヴリヤ一行は酒じゃなくてゲテ物を食わされたってこと
こんなものムスリムじゃなくても正体を知ったらもどすわ
920 :
世界@名無史さん:2013/05/24(金) 17:24:15.66 0
>>914の前引用分
物の怪のことなど
そういえばもう一つ、イツェホーで遭遇した事件を思い出した。
こんなことはなかなか信じてもらえまいが、ほんとうにこの目で目撃し、この手で触れなければならなかったことだ。
当時の連隊の指揮をとっていたさる少佐のことだが、その奥方というのが、宿営地で貧乏な人たちに親切をほどこすということがまずない。
この奥方が夕方、暗くなりはじめたころ庭に出たところを一匹のオオカミに襲われ、引き倒されて、ほどんど顔じゅうを引っかかれた。
悲鳴を聞いて人々が駆けつけると、オオカミはふたたび裏手へまわって庭の壁を飛び越えていった。
おおぜいの兵士があとを追う。しかし姿は見えない。
わたしも命令を受けて駆けつけ、夫人に包帯を巻き、瀉血を施した。
そこへヘルプスト少佐ご本人が帰宅され、オオカミのやつめ、目にもの見せてくれようぞ、と悪態をついた。
それでアンチモン弾をこめた銃を引っ張り出して、いつでも使えるよう準備した。
それから二週間とたたないうちに、ふたたび悪魔が壁を乗り越えてやって来た。
すぐに呼ばれた少佐がオオカミを撃つと、オオカミはすってんころりん、ひっくり返る。
そこへおおぜいの人々が集まってきた。
オオカミ人間を先頭に立て、槍と棒でつつきながら、わたしの下宿の前を通った。
その一部始終をわたしはこの目で見たのだ。
人々もオオカミ人間に銃を放ったが、何も起こらなかった。
結局、町外れまで行き、オオカミ人間を追放すると、走り去って、みるみる姿が見えなくなった。
ある老婆が床についているので、見ると、腰のあたりを撃たれていた、などと言う者がいたのは確かである。
しかしこれは自分で見たわけではないので、そういう人がいるとだけ書いておく。
この地方では、この手の不思議な悪魔の変身譚は枚挙に暇がない。
しかし真実かどうかということになると、わたしの理解を超えていた。
921 :
世界@名無史さん:2013/05/24(金) 17:27:15.90 0
しかし、わたしはこれを信ずる。
それに、ものの本にもちゃんと書いてある。
つまり、精神と信仰と真実の面で神が子どもたちに光の作用を及ぼすように、
不信心と嘘と闇の面では、いわば悪魔が神をも恐れぬ悪党に誤った観念を吹き込むことができる、と書いてある。
悪魔というのはある種の霊である。
それが悪意の精神のなかで作用を及ぼし、この地方で魔女と呼ばれる人々に誤った観念と印象とをつくり出すにすぎない。
この手の魔女は、このあたりとメクレンブルクにはまだ何千人といる。
おびただしい火あぶりの柱がそれを証明してあまりある。
しかしほんとうに賢明な、学識ある人々もちゃんといて、そういう人たちは、十分な証拠もないのに、
罪なき人々を火あぶりにさせたり処刑させたりする愚行に走ることはないだろう。
たといこれらの人間が自然魔術を用い、けっして悪魔と結託しているわけではないにしても
この、いわゆる魔女が、心の内なる悪しき精神にそそのかされて、自然界の事物を、
あわれな隣人の体と子どもたちと家畜とを害するために用い、それゆえに万死に値する罪を犯したというだけでもう十分である。
だから、魔女裁判をやめていいかというと、それはとんでもないことだろう。
(
>>93 に続く)
ディーツ親方は自然魔術の存在は認めながらその後で
「つまり、これをみても判るように、すべては言語道断な悪しき空想と誤った悪しき迷信の産物なのである」
と書いてるの?
うん。
当時の人の風俗や考え方を知れて面白い本なんだが、親方の思考は時に論理性や整合性がないことがある
3割くらいは親方の結婚に関する愚痴失敗談トラブルで占められてるし
>>923 最後の方身内との訴訟話がずっと続いて読むのが辛いよなw
925 :
世界@名無史さん:2013/06/06(木) 17:19:10.00 O
西京雑記より
五鹿充宗は学問を弘成子に学んだ
これより以前弘成子が若い頃のこと、ある人が成子のもとへやって来ると燕の卵ほどの大きさで、模様のある石を授けた
成子はこれを呑み込んだが、悟るところがあって遂には天下に名の通った儒者となった
成子はのちに病気となると、この石を吐き出して充宗に授けた
充宗もまたこれを呑み込み、碩学として知られるようになった
926 :
世界@名無史さん:2013/06/06(木) 23:00:21.30 0
>>918 ポーランドのリプカ・タタール人もイスラム教徒だが豚肉を食べれば酒も飲む。
ダンスも踊るし金曜だけでなく土日も会社休む。
927 :
世界@名無史さん:2013/06/07(金) 01:28:04.28 0
精進潔斎は聖職者だけに任せとけばいいってスタンスなのかな。他宗教だと仏教徒は大体そうだな
出てると思うけど処女の血を浴びてた婦人いたよね
誰だったかなあれは
バートリ・エルジェーベト
>>928 領地の相続争いも絡んでたから
実際のところ何処までの残虐行為があったかははっきりしないんですよねぇ
(「鉄の処女」は使われてない事がほぼ確定)
数十人単位で娘たちの命を奪ったのは確かそうですが
930 :
安い時給のバイトがちゃんと働くわけないだろw:2013/06/28(金) 18:48:07.30 P
公務員や電力会社の社員の給料削ったらちゃんと働くわけないだろ
スレタイは当然のように受け入れられてるのに公務員や電力会社だと意見が正反対になる
アホなん?
猟奇事件ではないけれど、不気味な話として一つ。
『十八世紀ヨーロッパ監獄事情』より
『ベイカー年代記』の三五三ページで、この年代記作者は、1577年にオックスフォード城において開廷された巡回裁判(その悲惨な結果ゆえに『黒い裁判(ブラック・アサイズ)』とよばれる。)についてふれている。
そこでは「主席裁判官、執行官、そしてさらに300名にのぼる出廷者の全てが40時間以内に死に絶えた」という。
大法官ベイコンは、これは法廷に引き出された囚人たちが持ち込んだ悪疫によるものだとしており、ミード博士も同じ見解を示している。
ベイコン卿はさらにこう述べている。「疫病についで有害な感染をもたらすのは、囚人を長期間にわたって閉めきったままの不衛生な状況に捨て置いたために生じる監獄の臭気である。
審理に当たった判事たちや、裁判の職務についたり立ち会ったりしていた多くの人々が、悪心を起こして死んだことも二度や三度はあった」
感染をもたらすのが「臭気」というのがいかにもまだ中世を引きずってる医学って感じだな
鼠って麻袋から湧いて出てくるらしいね
臭気を空気感染と呼び変えたら一気に近代医学だな
935 :
世界@名無史さん:2013/07/27(土) NY:AN:NY.AN 0
地下牢なら、窒息で死ぬ事も多々あったらしいけど
法廷だからなぁ...
出廷者全員スピーディーに死亡するような「悪疫」を
持ち込んだ囚人本人が生きながらえてるってのも不思議だ。
チフスメアリーの強化版みたいなんだったんだろうか
明治時代、山形の超能力者、長南年恵。
インチキ超能力者として数度逮捕され、裁判にかけられるが、
裁判中、全裸にされ、密室内で空瓶に水を満たし、無罪となる。
日本の裁判で公式に超能力を認めた唯一の判例。
「密室内で」ってのがアレだが(´・ω・`)
940 :
世界@名無史さん:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN 0
そのタイプだと「白いカラス」ってのがいたな
超常現象の懐疑団体が調べに調べてどうしても嘘を見破れなかったから
ニセモノ超能力者とか詐欺師だらけ=黒いカラスの中で唯一本物かもしれない、とされたとかなんとか
画像検索して密室で全裸という記述を読んで、そういう取引かと下衆い勘ぐりもするが。
プララド・ジャニとかはどうにも説明できんなあ。
イブン・バトゥータの『大旅行記』 西アフリカのマリ王国での話
スルタン=マンサー・スライマーンのもとに、人間を食うこうしたスーダーン人の一団がやって来た際、
彼らの酋長も彼らに同行していた。
(中略)
彼らの地方には金鉱山があるので、スルタンは彼らを丁重に処遇し、歓迎の贈り物として、
彼らに一人の侍女を与えた。すると彼らは、その侍女を屠って食べてしまった。
しかも自分たちの顔と手に[屠った]女の血を塗りたくり、[その姿で]スルタンのもとに礼を言いに来た。
私に報告されたところでは、彼らがスルタンのところに使節として来た時には、いつもこうしたことを
行うのが彼らの習わしであったという。また彼らに関わることで私に語られたところによると、
彼らは人間の女の肉のなかでも、手のひらと乳房が一番旨い肉であると言っていたそうである。
943 :
世界@名無史さん:2013/09/21(土) 20:59:05.69 0
944 :
世界@名無史さん:2013/09/21(土) 21:28:57.69 O
大戦中、Uボートやイタリア潜水艦でもジブラルタルから出入りしていたから、有り得ん話ではないな
なにいってんの
鯨は海ならほとんどの全ての領域を回遊してるよ
同種でもグループごとに回遊息違うし回遊しないのもいるし
とくに歯鯨なんて魚が取れるとこならどこにでもいます
髭鯨も特定域を回遊するもの多いがふつうに魚いるところならどこにでもいる
南氷洋のオキアミは資源量が桁違いだから多く鯨が集まるけど
スペインのバスク人が捕鯨で有名でなかったっけ
バスク捕鯨は有名だが大西洋だ・・
サーセンw
ホゲー!
950 :
世界@名無史さん:2013/12/25(水) 23:01:29.13 0
ダブリンの聖マリア修道院の年代記に書かれている謎の事件
「(1341年に)レスター郡にて奇怪な出来事があった。ある男が広い道路を歩いていると
自分の手によく合いそうな一対の手袋が落ちていた。男がその場で手袋をはめると
急に言葉が喋れなくなり、不思議にも犬のごとく鳴き声をあげるようになった。
その病は土地の人びとに老いも若きも関係なく伝染し、ある者は大型犬のように吠え、
またある者は猫の鳴き声をあげ、その状態が長い間続く者もいれば、一か月で治る者、
はたまた二か月かかって治る者もいた」
951 :
世界@名無史さん:2013/12/25(水) 23:05:22.72 0
↑の事件については、「百日咳の症状ではないか」という解釈もあるようですが
そうだとしても話の中に手袋が登場した理由って一体・・・?
このスレに載ってる話、オカルトっぽくて結構まじで怖い・・・。
>>951 まあ、靴でも靴下でも、あるいは服でもいいわけだが
おとぎ話をいちいち合理化する必要はないだろう
単なるお話だから
954 :
世界@名無史さん:2013/12/27(金) 17:09:32.46 0
晋景公の馬鹿らしい最後の逸話があってな
年をとった景公はかつて酷い目にあわせた奴の怨霊に祟られた。
怨霊は景公を病気にしたから景公は祈祷で祓おうとした。
ところが怨霊は膏肓という場所に逃げ込んだので追い払えなかった。
病膏肓に入るの故事だ。
結果衰弱した景公が占い師にあとどれくらい生きれるかと聞いたら
次の新麦は食べられないと言われた。そこで景公は諦めたが、意外にも生き続けた。
景公は新麦を前にして「予言は外れたぞ」と占い師を殺した。
そしていざ食べようとなった時に気分が悪くなった景公は便所に行った。
そこで体勢を崩して便所に落ちて死んだ。
便所に落ちたのは占い師の呪いに違いない。
>>954 ロシアの原初年代記にもそんな話があったな。
オレーグ公は占い師に、彼の所有する一頭の馬が原因で死ぬことになるだろうといわれた。
その馬を厩舎に入れたままずっと乗らずにいて数年後、家臣に「あの馬はどうした」と尋ねると
馬はすでに死んだとの答え。
オレーグ公が馬の亡骸を見に行くと、すでに白骨と化している。
占い師の言葉などを信じた馬鹿馬鹿しさに腹が立ち、馬の頭蓋骨を蹴ると
そこに巣食っていた毒蛇が飛び出してきてオレーグ公の足に噛みついた。
オレーグ公はその毒のせいで死んだ。
950越えたし、そろそろどのエピソードが面白かったか上げていこうぜ
958 :
世界@名無史さん:2013/12/28(土) 15:10:24.13 0
カラカッラ帝も便所で、というか排便中に刺し殺されたらしい。
そのあたり、『西洋古典学事典』に詳しく書かれている。
959 :
世界@名無史さん:2013/12/29(日) 13:22:14.37 0
960 :
世界@名無史さん:2013/12/31(火) 01:19:26.46 0
医者か占い師から死の予言⇒当日になっても無事⇒安心したところでどんでん返しで結局氏ぬ。
ってのは中国の古小説ではわりと善くあるパターンだな。
そういや古代ギリシャかローマで「神託なんて曖昧すぎて聞いても結局不幸は避けられないじゃねーか!」
ってキレた人がいなかったっけ?w
エディプスの話とか見ればそう思うのも無理は無い。
というか結局の所、神の意志は変えられないのだろう。
この【人間が傲慢に成りすぎると天罰が下る】という観念は、
ヨーロッパ人に受け継がれているようだ
第一次大戦も科学至上主義で神を忘れた天罰だと考えられたようだよ
1941年、ソ連のミハイル・ゲラシモフらの調査隊によって、
サマルカンドの霊廟に眠るティムールの遺体の調査が行われた。
ティムールの棺には「私が死の眠りから起きた時、世界は恐怖に見舞われるだろう」
という言葉が刻まれていたが、棺の蓋は開けられて調査が実施された。
さらにゲラシモフは棺の内側に文章を発見し、解読した結果
「墓を暴いた者は、私よりも恐ろしい侵略者を解き放つ」という言葉が現れた。
調査から2日後、ナチス・ドイツがバルバロッサ作戦を開始し、ソ連に侵入した。
1942年11月のスターリングラード攻防戦でのソ連軍の反撃の直前に、
ティムールの遺体はイスラム式の丁重な葬礼で再埋葬された。
棺は鉛で封印されたという。
966 :
世界@名無史さん:2014/01/06(月) 11:18:34.40 0
>>962 なにはともあれ『西洋古典学事典』を読んでから書き込め。
よいな
>>22 吾妻鏡だと創作臭いけどなぁ…実朝時代の部分はマジでオカルトだぞ
968 :
世界@名無史さん:2014/01/13(月) 08:38:14.90 0
>>966 京大出版会の中の人乙。
というか確かに読み物としては面白いけどあの値段じゃ高くて買えないよ。
商との決戦のときに占いで凶と出たら、太公望が枯れた竹だの死んだ亀の骨
だのに何がわかる、と踏みにじってそのまま戦い勝利した、という話があった
ような記憶があるな。
>>969 数年前から同じことを書き込み続けているネガキャン野郎だから触れないように
>>971 2ちゃんはこういうヤツ多いね
ステマだのなんだのと
品性下劣というかさもしいというか
2ちゃんだからってイチイチ悪ぶらないでいいのにと思う
元々過疎スレなのに、
バカ高い書籍を「読んでから書き込め」はないと思うの
974 :
世界@名無史さん:2014/01/20(月) 09:28:17.74 0
図書館で読んだけど、学術書としては?がいくつもつく書籍だな
エロ視点で歴史を紐解くってコンセプトは斬新だけど、それだけともいえる
975 :
世界@名無史さん:2014/01/31(金) 05:44:24.81 0
age
セイバイン・ベアリング=グールド『人狼伝説』より
身体に変調をきたしたとき、血への欲望が生まれることもある。
妊娠中の女性を見ればそれは明らかで、特別な体調が均衡を狂わせ、食の好みが病的になる。
シェンクは次のような例を示している。
ある妊婦は、パン屋がむき出しの肩にパンの塊を乗せて運んでいる姿を目にした瞬間、
彼の肉が食べたくてたまらなくなり、他のどんな食べ物も受けつけなくなった。
夫は、パン屋に多額の謝礼と引きかえに妻に身体を噛ませてやってくれと頼んだ。
パン屋が承知したので、妻はその肩に二度まで歯を立てたが、パン屋はそれ以上我慢できなかったという。
その後、彼女は双子を三組産んだ。二組目までの子供たちは生きているが、三度目に生まれた双子は死んだらしい。
ライン川沿いにあるアンデルナッハの近くで、体調に異常をきたした女が最愛の夫を殺して身体の半分を食べ、
残り半分を塩漬けにした。我に返ったとき、彼女は自分がやったことに震えあがり、自ら裁判所に出頭した。
一五五三年、夫の咽喉を裂き、身体にまだ温もりが残るうちに鼻と左腕をかじった女がいた。
彼女は死体から内臓を取り出すと、あとで食べられるように塩漬けにした。
まもなく彼女は三つ子を出産するが、近所の人から父親の所在をたずねられ、「子どもが生まれたことを
知らせてあげようか」と言われてはじめて、自分のしたことに気づいたという。
一八四五年の夏には、ギリシャの新聞が夫を殺してその肝臓を焼いて食べた妊婦の話を伝えている。