1 :
ビギナス・ショシンシャデス:
,.. --- ..
,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、
/:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\
/:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、
ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ
ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ これから古代ローマ軍のことについて書く……
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.|||
Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ でも、この1は文章下手くそ。
. }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/
ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.// みんな寛大な気持ちで見てあげて……
`ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/
rく、\` ヽ二コ:千:|K、′
|:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l
ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7
|!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 /
j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^}
|::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´
l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -―
``ーニ´/ー-、 | _|
_. -―  ̄ ト―.:「:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ノ
〜〜まえがき〜〜
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \.
| (__人__) | 夏休みだお
\ ` ⌒´ /
/ \
____
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ o゚⌒ ⌒゚o \ でも、やることないお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ だから映画でも見るお
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
3 :
|ω・`):2009/08/09(日) 11:29:19 0
おう
〜〜10分後〜〜
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \
| (__人__) | ________ 「300」?変な名前の映画だお……
\ ` ⌒´ ,/ .| | | まあ、これでいいお。
ノ \ | | |
/´ | | |
| l | | |
ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________|
ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
〜〜2時間後〜〜
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ やべーお!
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒) スパルタ最強だお!!
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // 乳首エロいお!!!
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ ※スパルタとは古代ギリシャに存在した国家です。詳しくは、世界史の本を見てね。
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / /
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \ これはおもしろいお!
/ ⌒(_人_)⌒ | やらない夫にも見せてやるお!
| ー .|
\ /
|┃三ガチャッ ____
|┃ /⌒ ⌒\
|┃ /( ●) (●)\
|┃三 /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
|┃ | |r┬-| | やらない夫!
|┃ \ `ー'´ / この「サンビャク」って映画を見るお!!
|ミ\ / \ おもろいお!
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) ……「サンビャク」? ……ああ、「スリーハンドレッド」か。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | } 見たことあるぜ。確かに、あれはおもしろかったな。
. ヽ }
ヽ ノ \ それよりもノックくらいしろよ。常識的に考えて……
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ なんだ、もう見てたのかお!
/ ///(__人__)/// \
| u. `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ しかし、すごかったお!
/⌒ヽ ー‐ ィヽ やる夫はまだ興奮がおさまらないお!!
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ スパルタ軍は世界最強の軍隊だお!
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, /
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \ ,.:┐
.( ●)( ●) ..| / | おっと、そいつは聞き捨てならねえな。
(__人__) .|./ /
i⌒ ´ .r−、 |/ /
{ ヽ, ',. .,/ :/', 古代ローマ軍をさしおいて“最強”を語ってもらっちゃ困るぜ。古代的に考えて……
.ヽ .| l_/_, -‐、',.
.ヽ . | / , -−'i|
/ { V , -−ヘ
| ヽ L| r= |
____
/_ノ ヽ、_\
o゚((●)) ((●))゚o ローマとかwwあんなパスタ野郎ども、スパルタなら余裕だおwww
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
(⌒) | |r┬-| | (⌒)
,┌、-、!.~〈 | | | | | ノ ~.レ-r┐、
| | | | __ヽ、 | | | | | ノ__ | .| | |
レレ'、ノ‐´  ̄〉. \ `ー'´ ./ 〈 ̄ `-Lλ_レレ
`ー---‐一' ̄  ̄`ー‐---‐‐´
<いや、古代ローマは・・
無知乙WWWWWWW
/ ̄ ̄^ヽ / ̄ ̄^ヽ
l l ____ l l
_ ,--、l ノ . /_ノ ヽ、_\ 丶 l ,--、 _
,--、_ノ:: `ー':: 、ミー---‐,,l o゚((●)) ((●))゚o l,,‐---ー彡, ::`ー' ::ゝ_,--、
,/ ::: i ̄ ̄ | . /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ |  ̄ ̄i ::: ヽ,
/ l::: l::: ll | |r┬-| | ll :::l :::l ^ヽ
l l . l !:: |::: l | | | | | l :::| ::! l l l
| l l |:: l: l . | | | | | l ::l :::| l :l |
| l . } l:::::,r----- l \ | | | / l -----、_::::::l } l |
ヽ :l:::: ト:;;;;;;;;;/-/__........... /. | | | ヽ ...........__ノヽ;;;;;;;ノ ::::l /
| | |
| | |
`ー'´
/ ̄ ̄\
/ノ( _ノ \
| ⌒(( ●)(●) 話を聞けコラァ!
.| (__人__) /⌒l
| ` ⌒´ノ |`'''|
/ ⌒ヽ } | |
/ へ \ }__/ / / ̄ ̄\
/ / | ノ ノ / ●)) ((●\’, ・ エビオスっ!
( _ ノ | \´ _ ( (_人_)’∴ ), ’
| \_,, -‐ ''"  ̄ ゙̄''―---└'´ ̄`ヽ て
.| ______ ノ (
ヽ _,, -‐ ''" ノ ヽ r'" ̄
\ , '´ し/.. | J
\ ( / |
\ \ し- '^`-J
/ ̄ ̄\
/ \ ____
|:::::: | / \
. |::::::::::: | / ⌒ ⌒ \
|:::::::::::::: |/ (●) (●) \ 正直すまんかった。
. |:::::::::::::: } | (__人__) | ところで古代ローマってなんだお?
. ヽ:::::::::::::: } \ ` ⌒´ _/
ヽ:::::::::: ノ | \
/:::::::::::: く | | | |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴――
・・・・・・
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 古代ローマってのは、今から二千年以上前に、今のイタリアを中心に繁栄した国家だ(スパルタよりは新しい)。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ だが、今のイタリアとは全然別物だろ、民族的に考えても…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \ コロッセウム(コロッセオ)とか、聞いたことないか?
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ おお、聞いたことあるお
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / 剣闘士って奴隷が戦ったところだお
( \ / _ノ | | あれを造ったのが古代ローマなのかお・・?ならちょっとすごいお……
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 古代ローマってのは、今から二千年以上前に、今のイタリアを中心に繁栄した国家だ(スパルタよりは新しい)。
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ だが、今のイタリアとは全然別物だろ、民族的に考えても…
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
/ く \ \ コロッセウム(コロッセオ)とか、聞いたことないか?
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ おお、聞いたことあるお
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ / 剣闘士って奴隷が戦ったところだお
( \ / _ノ | | あれを造ったのが古代ローマなのかお・・?ならちょっとすごいお……
.\ “ /__| |
\ /___ /
_. -−- ._
. ,..イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ ̄`丶、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヘ
∠:ィ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.:.:.:.: ハ:.:.:.:.:.:\
/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:トゝ
. |:.:':.:.:.:.:.:.:.:|:.:∧:.:.:.:.:!、:.:.!.、:._」',...L:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.N
. l:.:l:.:.:.:|:.:.:下'ト ヽ:.:.:| x|'´\! ',:l:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
V||:.:.:.V:.:.|,ィ=ミ、\! ィイ¨'トヽ:.:.:.:.:ハ:.:トソ
リ、:.:.:.\|:{ ヒ,ハ ら、j.| |:.:.:.:.,'ノ〉:|′ …………
ヽN:.:.:.:| ー‐' ー-' ,!:.:.:./イ/ヾ
l∧:.:.ヽ '_ /:.:.// '′
\:.|` _,..__ .ィ ./:.:./ー、
`rァ ´ / l ,./:.:/ ∧
/′ /三ミ 、/// ヽ
/ .′ / `y ´ ヘ.
,′| | / .ィ´ ̄ヽ.〉
/ .| | / ,.'´ |
,.' l | ./ / |
コロッセウムはみんな写真などで見たことあると思う……
ここで猛獣などと戦ったのは奴隷ばかりではない。
好きで剣闘士をやった人もいたし、後のローマ皇帝の一人も趣味でここで試合をした(多少ヤラせもあったようだが)
今のコロッセウムはボロボロ。原因は風化だけではない。
キリスト教徒たちが、教会を造るために石を持って行ってしまったから…………チッ
(ヽ三/) ))
( i)))
/ ̄ ̄\ \
/ _ノ \ )
| ( >)(<) それだそれ!知ってんじゃねえか!!
. | ///(__人__)
| ` ⌒´ノ
. | } ……やらない夫ノリノリだお>
. ヽ }
ヽ ノ おれは古代ローマを愛してるだろ!常識的に考えて!!
⊂ヽ γ く
i !l ノ ノ |
⊂cノ´| |
___
/ \
/ノ \ u. \ (こいつ危ないお・・・・・・・とりあえず、てきとーに話を合わせとくお・・・)
/ (●) (●) \
| (__人__) u. | でも、その建物が“最強”に関係あるのかお?
\ u.` ⌒´ /
※イメージです
,, - ―- 、
,. '" _,,. -…; ヽ
(i'"((´ __ 〈 }
|__ r=_ニニ`ヽfハ }
ヾ|! ┴’ }|トi }
|! ,,_ {' }
「´r__ァ ./ 彡ハ、 やる夫<スパルタ軍はみんなガチムチだったお。
ヽ ‐' / "'ヽ ひとりひとりがとっても強かったお。
ヽ__,.. ' / ヽ
/⌒`  ̄ ` ヽ\_ だから、やる夫はスパルタ軍が最強だと思うお。
/ i ヽ \
,' } i ヽ
{ j l }
i ヽ j ノ | } l
ト、 } / / l | .|
! ヽ | ノ j ' |
{ | } | l |
ヽ | i | \ l /|
{ | l | | / |
l ! | l / |
<昔も今も、男色はおかしなことじゃないんだぜ。
さあ、わかったら後ろを向けよ。
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー)
. | (__人__) 確かに。個々で見ればスパルタ人は最強だろうな。
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
※イメージです
_,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、.
{::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i.
゙l'´゙《 __,,,ゝ:::r、:::::l
ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::}
゙i`"l  ̄ ソ::::ヽ
゙i. ゝ^ , /ヾヾヾ、
ヽ ゙こ´ / ヽ、 やらない夫<幼少期から子供に戦いを教え、育てるような民族だからな
ヽ、 /__,∠、 `'-、 戦うことが至上の誇り、なんて、プレデターみたいな連中だろ・・
`゙ク'゙´ ` ゙'、 ヽ
/ 〉 ヽヽ
ィ ヽヽ やる夫<・・・プレデターってわかるやついるのかお?
_,,-'´::: ゙i
/ ` } やらない夫<あれの1は不朽の名作だろ・・jk
/ ,-ィ‐r'´´ / l
__r'〈 ,ノ / ```l / l
-‐ ´ ‐ '' ´ /l::: l ー'´ l
<大丈夫だ。最初は痛くしないと約束するぜ。
・・・なに? わかった。存分にオレの中を堪能しろよ。
, -=―=―- 、 _
〃⌒>'´ / 丶`ニ=‐'
./ ,′// , ´ / j } ヽ \
/ l | i l / /// ,イ ハヽ ヽ
ノ,イ八 l レ_j/∠∠///∠Ll }ヘ
<ノ .∧ l ム _` _ ルレ′j
/ イ Vヘ. ヽ l ムイ{ プレデターとは、映画のタイトルで、その宇宙人の名前。
´ W^{ゝヘ ハ. _ /〈リヽ 彼らは戦うことが生きがいの宇宙人。
j八 }ヽ ヘ、 j`<ミ\
リ朽\!`{7|:::::::::>ミ;>, プレデター1作目では、プレデターは、A.シュワルツェネッガーが演じるダッチと戦う……
ノ \- 厶]::::::::f }::/:/
r=< V三|:::::::::| |/:/ 1はこういう映画が大好き。
/‐-、 \ ∨メ、::::ノ V、
. /_j , X \ ヽ {´ /
〈 ´ \\ >ヘ、___,イヽ
`、 ヽ \.>j ハ│
{ ∨ `ヽ、_,/∧|
lヽ 勹'´ // l !
|∧ 〃 /Y」_│',
} \ /}<ム>∧.ヘ
{ ヽ、___/ l丁{{ |}} 〉
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) 話を戻すが、おれが言いたいのは「集団」としてのローマの強さだ。
| ` ⌒´ノ
. | } 集団、軍隊としての強さには国力が大きく関係してくる。(国力ってのはその国の総合的な力だな)
. ヽ }
ヽ ノ \おれは、古代において、ローマはこれが飛びぬけてすごかったと思うんだ
/ く \ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \私見だが、スパルタ人とローマ人がタイマンはったら、おそらくスパルタ人の勝ちだろうが、
スパルタとローマが戦争したら、十中八九ローマの勝ちだろう。
まあこんな比較ナンセンスかも知れんがな。
___
/ \ スパルタは、個人戦では勝てても、団体戦では負けるということかお・・・
/ \ ,_\ ちなみに、国力ってのは経済力みたいなもんかお?
/ (●)゛ (●) \
| ∪ (__人__) | まあ、それも国力のひとつだな>
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | なるほど、確かにあんな建物、国に金の余裕と技術がなければ建てられないお。
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ そうだな。コロッセウムはローマの国力の象徴ともいえるな。
| ( 一)(ー)
. | /// (__人__) 繰り返すが、個々ではなく、経済力、人的資源などの全体を鑑みて、おれはローマとその軍団がより強大だと思うんだ。
| ` ⌒´ノ
. | } おっと、ここで勘違いしてもらっちゃ困るぜ。
. ヽ } 彼らは最初から恵まれていたわけでも、ただ金を持っていたから強かった、というわけでもないぜ。
ヽ ノ \
/ く \ \彼らを強くしたのは、彼ら自身の不断の努力と愛国心、そしてローマ人としての誇りだ。
| \ \ \ 抽象的なものばかりだが、どれも大事なことだろう・・向上心的に考えて。
| |ヽ、二⌒)、 \
____
\ / \
/ (○) (○)\
/ (__人__) \ そ・・それでもやる夫は認めないお!
|; |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!| ! やらない夫がいってることはわけわかんないお!!
/ `ー' \ |i 抽象的で、全部ごまかしに聞こえるお!!
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ ちゃんと具体的に説明しろお!!!
`ー、_ノ 煤@l、E ノ
レY^V^ヽl
/ ̄ ̄\
_ノ ヽ、 \
( ●)( ●) |
(__人__) | ../} そうだな。
_ ヽ`⌒ ´ | / / __
(^ヽ{ ヽ { ./ / . / .ノ
( ̄ ヽ ヽ i ヽ / 厶- ´ / じゃあ、しっかり説明するだろ。 ローマ好き的に考えて……
.(二 ヽ i i |,r‐i ノ. ヽ / /
ヽ / ノ / r一'´ ー 、  ̄ ̄ ̄)
i { イ―イ / .`ー―. 、__ .〈 ̄ ̄
ヽ. `ー '/ / /\ \
`ー '  ̄ ̄! | ヽノ 時代は・・そうだな共和政末期で良いだろう・・・1の好み的に考えて……
/ , /, 、 \. ヽ、
/// / / | \ .} lヽ、
ノ // / /、 | '、\ ヾ. | l lへ、
/j/{ |/ノ_.lル' `_≧_ヽ}ル',、ヽr'ー`
' !ィ|Y{ ィ五` ´ r‐ァ| /_ハ,lYゝ 古代ローマは大きく二つに分けられる……
リヽヘ匕! 匕メ/,ノ)/リ
}、!、 '_ //ll// 共和政ローマと、帝政ローマ。
,、 レ l>ェ .ィレリ人l 詳しい説明は省くが、共和政末期は今から大体2000年くらい前……
f冫^ソ/ ,-'T ̄∠' __,/`!、
/ / /.| ll ヒニ二コ/ へ.._ この頃には、ローマの軍制度はある程度確立していた。
,,ェl / ./ ::| ll |イ⌒ヘ/ 〃7、
Y::`' ̄丿|::::::|.ll | l / //l }
/:::::::::::::゙iノ::::/|ll | ,n、.レ′ //:::::|_⊥
ゝ;:::::::::::::l:::::|::::lll.| |jl./ //::::::::::/
|:::::::::::::ヾ丿::::lll| /イ</:::::::::::::/
l:::::::::::::::ヾ::::::ヾllイ::::::::/_::::::::::::::|
|::::::::::::::/::≧Z厶}カ-弋ヽ :::::::::|
ヽ,r冖ナ´:::::::::::::::::|.|::::::::::::::::::::r'′
r' ( :::::::::::::::::::::‖:::::::::::::;:/
゙l, ,ィ´`'ーff─f─.}!-‐一'´}
ゝY::::::::/|| 〈::::::||:::::::::::::::|
ここから本編です
既にgdgd、過疎り過ぎだな。
∧_∧
∧_∧ (´<_` ) 許してやれ。1は初心者だ、兄者
( ´_ゝ`) / ⌒i
/ \ | |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/ Mac / .| .|____
\/____/ (u ⊃
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ まずは、戦い方について説明するか。
| }
ヽ } やる夫、映画の中でギリシャ人は、どうやって戦っていた?
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 槍と盾、あと剣で戦っていたお。
| |r┬-| |
\ `ー'´ / 正面からくる敵をバタバタ倒していたお!
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ そのとおりだ。映画と現実はかなり違うが、概ね間違っていない。
| }
ヽ } そういった種類の兵士は重装歩兵といい、古代ギリシャを中心として広く用いられた。
ヽ、.,__ __ノ 彼らは密集して、盾で身を守り、長い槍で敵を突く、という戦術をとった。
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、 それを何千、ときには何万人という規模でやったんだ。敵は接近もできずに刺し殺されていただろうな。
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::| しかし、これには、重大な欠陥もあった。やる夫、何だかわかるか? 戦術的に考えて・・・・
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/ 重装・・・何万・・・
| (__人__) l;;,´
/ ∩ ノ)━・'/ 槍・・・長い・・あの世逝き・・・
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___
〜〜やる夫脳内〜〜
____
/_ノ ' ヽ_\
/(≡) (≡)\
/ /// (__人__) ///\ 長門ーー!やる夫が、この長い槍で昇天させてやるおー!!
| |r┬-| |
\ ` ー'´ /
悪いとこなんてないおー、最高だおー!!!
|
\ __ /
_ (m) _
|ミ|
/ `´ \ (いや、逆に考えて・・・)
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ わかったお!長過ぎたんだお!!これじゃ、入りきらなくて、うまくいかないお!
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\
| (●)(●) |
| (__人/,〉.| おお!正解だ!(……入りきらない?)
{ ´フ´ ./._ }
ヽ ./,二ニソ} 冴えてるじゃないか、やる夫。
_ヽ/ ,-― 、}ノ
/:;:{' ノーヘJ:;:;ヽ.
/:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:;}
/:;:;:;:;:;:;:;:;:\_/:;:;:;::;:;i:;/\
. {:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:\
ヘ:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:\:;/ヘ、
 ̄ ̄7:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;::;ゝ、`ーj
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:\~
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ヾ:;:;:;/
___
,,ノ' ´ ` ''ヾ、
/ ヽ
}f^'^^了t^'^'`'ー1 l
|L_ ! ___ { ,..、|
}f'tr'i ''^'tォー` }j/i',|
l.| ´ |  ̄ vijソ.! 重装歩兵がつかっていた槍は長過ぎた。
丶 └、 Fイ l′
/ ', ‐--‐ ,イ ケ| これは前方への突撃力は凄まじかったんだが、機動性に乏しく、方向転換も容易じゃなかったんだ。
, ,/. ヽ `''"´,/ ! ^|ー、
/ / _,,」、'....ィ' '|. \、__ 要するに小回りがきかなかったってことだな。
. /./ ,. ‐'''"´ ! / , _」__ヾ',
.,'.,' /´ └ 、_ ノi ノ (、_ ``ヾ!
,'/ / ヽ、 ` ''ー 、ィ-─'' r`'^ `
l| ! リ `ぅ ー=、_
| | サ 〉
ト ′ ./''ー- 、,.._
| ヽl (B / ヽ、
| !,、 ! / ∠_
,イ ヾ' ィ 、 . / ,,ィ'´
< さあ、おれの後ろはガラ空きだ。
……思いっ切り、来ていいんだぜ。
/ ) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 一方でローマは・・・
./ / | もっと速く まあローマも主力は重装歩兵だ。
/ / \ / ̄ ̄ ̄ しかし、それまでのモノとは全く違う。ローマ軍の重装歩兵は機動性が高かったんだ。
/ /  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄| もっと美しく だから、彼らは自由に戦場を駆け巡ることができた。
./ /_Λ , -つ \
/ / ´Д`) ./__ノ  ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ (機動性が乏しいギリシャの重装歩兵と機動性があるローマの重装歩兵。
/ \ / / ⊂_ヽ、 戦えば……結果は明白だな。)
.| へ/ / .\\ Λ_Λ
| レ' /、二つ \ ( ´Д`)
| /. . > ⌒ヽ
/ / / へ \
/ / / / \\
/ / レ ノ ヽ_つ
/ ノ / /
_/ / / /|
ノ / ( ( 、
⊂ -' | |、 \
.| / \ ⌒l
| | ) /
ノ ) し'
(_/
____
/ \
/ ─ ─\ zZZ
/ (U) (U) \ それを可能にしたのが……>
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ノ( _ノ \
| ⌒(( ●)(●) 寝んな!
.| (__人__) /⌒l
| ` ⌒´ノ |`'''|
/ ⌒ヽ } | |
/ へ \ }__/ / / ̄ ̄\
/ / | ノ ノ / ●)) ((●\’, ・
( _ ノ | \´ _ ( (_人_)’∴ ), ’ ぐえhふぉ
| \_,, -‐ ''"  ̄ ゙̄''―---└'´ ̄`ヽ て
.| ______ ノ (
ヽ _,, -‐ ''" ノ ヽ r'" ̄
\ , '´ し/.. | J
\ ( / |
\ \ し- '^`-J
____
/,:' /,';;;}: \
/_, 。ィ' li:.、ヒァ' \ ……うぅ、一応聞いてたお……
/ ⌒';,゙i, ri:.:i .::' メ、 \
| ,:' /,';;;}:.ヾ:. |
\ ' {;!゙' /
___
/ \ キリッ
/ \ , , /\
/ (●) (●) \ でも、やらない夫は矛盾してるお。
| (__人__) | 最初は、重装歩兵に機動性なんて無いといったお。
\ ` ⌒ ´ ,/ なのに、なんでローマのにはそれがあるんだお!
. /⌒〜" ̄, ̄ ̄〆⌒,ニつ
| ,___゙___、rヾイソ⊃
| `l ̄
. | |
: / ̄ ̄\
: /ノ(iiiiii_ノiii \ :
: | ⌒ (○iiii○)
: | (__人__)::
: | ⌒⌒ノ それを今から説明するんだよ……
: | ノ( } :
:: ヽ ⌒ } あ、すんません>
:: ヽ、.,__ __ノ :
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (● ) |
. (人__) |
r-ヽ |
(三) | | ローマ軍の重装歩兵はその装備に大きな特徴がある。
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(; ´Д`) <
_, i -イ、 | 長槍使いづれー ローマ軍は、長槍と普通の剣を使うのをやめたんだよ。
(⌒` ⌒ヽ \________________ その代わりに、投げ槍と短剣を持った。だから、速く動けるようになったわけよ
ヽ ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 |
/ |
{ }
| |
{ ,イ ノ
___
/ノ^, ^ヽ\
/ (・)) (・)) ヽ
/ ⌒(__人__)⌒::: l 投げ槍ってあの陸上競技のあれかおwwwww
⊂ ̄ヽ_| |r┬-| | あんなの、普通は人なんかに当たらんおwwwww
<_ノ_ \ `ー'´ / それに剣は長いほうがいいにきまってるおwwそっちのほうが強そうだおwwwww
ヽ  ̄V ̄ ̄ ⌒,
/____,、ノ /
/ (__/
( ( (
ヽ__,\_,ヽ
(_/(_/
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__) いや、相手も集団で来るから、ある程度は当たったろ。それに訓練もしていたしな
| ` ⌒´ノ (ちなみにローマ軍の訓練は実戦よりきつい)。
| } それに、投げ槍で、一発で相手を仕留める必要もない。
ヽ } 槍が相手の盾に突き刺されば、取り敢えずOKだったんだ。
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 意味わかんねえお…… >
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_ (あと実戦以上の訓練てなんだお)
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/ニYニヽ この投げ槍は特別製でな、先っちょが矢印←みたいになってんだ。
/( ゚ )( ゚ )ヽ それが盾なんかに刺さると、うまく折れ曲がる。
/::::⌒`´⌒::::\ 先が曲がると、もうその槍は抜けずに、盾も使い物にならなくなる。
| ,-)___(-、|
| l |-┬-| l |
\ `ー'´ /
<こんな、重くなった盾なんて持ってられないっていうwwwwww
捨てるしかないっていうwwwwww
/ニYニヽ 盾を持たない敵なんて絶好のカモだな。
(ヽ /( ゚ )( ゚ )ヽ /)
(((i ) /::::⌒`´⌒::::\ ( i))) ←カモ
/∠_| ,-)___(-,|_ゝ \
( ___、 |-┬-| ,__ )
| `ー'´ /´
| /
⊂ ヽ ⊂ ヽ ⊂ ヽ ⊂ ヽ ⊂ ヽ
\\ ∧_∧∧_∧ ∧∧
\ ( ´_ゝ`) `∀´>・∀・)*゚∀゚)・∀・) まあ、この槍なんてのは、作るのにかなりの技術を要しただろうよ。
> ⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ
/ へ \ へ \ へ \ へ \ へ \
/ / \\ \\ \\ \\ \\
レ ノ ノヽ_つノ ヽ_つ ヽ_つ ヽ_つ ヽ_つ
/ / / / / / / / / /
/ /| / /| / /| / /| / /|
( / | ( / | |\_|\_|\_|\_|\________
| | ヽ | | ヽ /
| |、 \ |
| / \ ⌒l | これぞ ローマクオリティ!!!!!
| | ) / \__________________
ノ ) し'
(_/
くまー
r -、,, - 、
__ ヽ/ ヽ__
くまー ,"- `ヽ, / ● l ) あと、古代の戦争はまさに人と人とのぶつかり合いだ。
/ ● \__ (● ● i"
__/ ●)  ̄ )"__ "`; 人が入り乱れる戦場では、
.(_i ● ' __, '"  ̄`'(___/.i⌒i “斬る”剣より、“突く”短剣のほうが使いやすかったんだよ。
丶_ ,i⌒i,,_(_/ ● i ̄ ̄ )_|__
__, '"  ̄ ヽ! ● ●) ミ~ ̄_● ヽ)
くまー (_/ ● i ∪ / ⊂{● | くまー
l ●( _●) (  ̄)- / -' i
/ヽ、 |∪l T i ● '")
くまー
___
/ \
/ \ ,_\
/ (ー)゛ (ー) \ ・・・なんかすげえお
| ∪ (__人__) | よく考えられてるお。
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | ウマ──!! ああ、もちろんローマは騎馬戦力も重宝したな。
| ( _●_) ミ これは追撃戦などの機動戦には持ってこいだからな
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
_,..-'⌒ ' ̄` ‐ 、
/ / .: ::. ::::::::..ヽ
_,/ ハ ::..ヽ::::::::.ヽ
 ̄フ / { 人 ト、 :::::l:::::::::::ヘ
| l l i八iゝ、 l ヽト |:::|i::ゝ
{ハ| { i__レ__ゝ ヽj __j_Vl ::::::!::
ノ ト{ ィfァッ ィfテ、i::::::|/:/
ヘ{ iトi. 辷ソ . 辷ノ|::::/ヘ{
i ト、 _ ノi::/
!ト! ゝ、 .._ ,.. ィ'´ j!
_,-─ '´/ {\
/i || レニ二ニi ` ̄/ヽ
|::::::i !! !====! //::::|
i:::::::::i || i i //::::::i
ちなみに、古代イタリアに馬はいない。他国から連れてくるしかない。
だから余計に大事にされた。
この時代に鐙(あぶみ:足を引っ掛けるやつね)はない……
鐙のない馬に乗るのはとても大変……乗れるだけでそれはすごい才能……
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、.\
| (●)(●) |
| (__人/,〉.| あとな、ローマ軍の強みがもう一つある
{ ´フ´ ./._ } なんだかわかるか?
ヽ ./,二ニソ}
_ヽ/ ,-― 、}ノ
/:;:{' ノーヘJ:;:;ヽ.
/:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:;}
/:;:;:;:;:;:;:;:;:\_/:;:;:;::;:;i:;/\
. {:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:\
ヘ:;:;:;:;:;:;:;:;/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:\:;/ヘ、
 ̄ ̄7:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l;:;::;ゝ、`ーj
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;l:;:;:;:;:;:\~
/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|ヾ:;:;:;/
___
/ \
/ノ \ u. \ え・・・えーと・・・なんだお?わかんないお・・
/ (●) (●) \
| (__人__) u. |
\ u.` ⌒´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) 正解はな、土木技術だよ
.| (__人__)
/ ` ⌒´ノ
/ ヽ ⊂二二 ̄\
/ \ ⊂、' ヽ
/ \_, `7 /
/ へ \ !/ /
| \ Υ /
| \ /\
| / \__/.,,_r ヽ、
で、このクソつまらないオナニースレはいつまで続くの?
おい続き
続きはまだ?
生暖かく見守ってるのに
___ ━┓
/ ―\ ┏┛
/ノ (●)\ ・
. | (●) ⌒)\ へ?戦争中に家を建てたのかお?
. |u (__ノ ̄ |
\ /
\ _ノ
/´ `\
| |
| |
ヽ .\
/ \ \ < 家っちゅうか陣地だな。この場合。あと道路なんかをつくったんだ。
∧_∧/  ̄ 優れた陣地を造ることで、敵の奇襲なんかを防げるからな。
(;´Д`) i i
''""~"'''"/ ヽ''"~"__i i i--i 陣地はわかるけど、なんで道路なんだお?>
./| | | |  ̄ ̄ ̄ |:::
iiiiiiiiiiiii/ \ヽ/| |iiiiiiiiiiii < 進軍と補給のためだな。山道を歩くより、道路を歩くほうがおまえだって楽だろ。
/ \\| |
/ /⌒\ し(メ .i i i ……確かにそうだお>
/ / > ) \ ノノノ
/ / / / .\_ ザックザック
し' (_つ /:::::/::... ザックザック
__, -──- 、
/ / `ヽ
/ ,' \
/ ! / / , , } ヽ ヽ
,' │ {, 'i ィレ'レ| ハ ハ ! ハ
,イ | |‐‐‐-、 レ' _ム__!_i/ ! }
~ レ、 i ,ィ≠、 ___ }ノノ}ノ ローマ人たちの技術は本当にすばらしかった。
N,ヘ V:rソ {!::jテ// ときには、敵地に進軍する時、部隊を先行させ、道路をつくりながら進んだ。
` レヽ ! ̄ ' └' // ライン川に3日で橋をかけたりもした。
`ヘ |>、 ‐ , イ/ 攻城戦の時、みるみる出来上がるローマの攻城兵器を見ただけで、降伏した城もあった。
,∨- ≧ー≦´W
,<ヾ、 \ニミ! `¨ヽ__
/::::\ , ――┘、/, ―‐┤ 「ローマ人は、戦争に、つるはしで勝つ」とまで言われていた。
/::::::::::|  ̄ ̄ ̄ iー 'i , !、
/::::::::::::レ┐ | | { l
〈:::_/::{ ] | | └,ヘ
/::´::::::::::>ー' │ ! !::}
{::::::::::/::|_____|_|_, ---':ソ
`ー‐フ:::::::::::::::|/廾、ヽ:::|`ー‐ ´ 彼らは他にもた水道橋なんかもつくった
この水道橋や、道路は、現在でも見ることができる。
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/
| (__人__) l;;,´ ローマ軍の中には建築家が多かったんだお?
/ ∩ ノ)━・'/
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 「多かった」じゃない。「全員」建築家みたいなもんだったんだよ
| }
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/ ̄ ̄ ̄\
/ ─ ─ \
/ (○) (○) \.
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ まあ陣地作りなんかは全員でやったからな。自然と技術が身に着いたんだろう
| }
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/.:.:. \
/:,:.:.: / ヽ \
/.:.l:.:.:/:/ :/ ', :l ヾ`ー
/!:.:.|:.: l/ 〃 / j } :| ハ
/イ:.:.i|:.:.jL∠/_/ | /l.ム_/| l l }
N:.ハ:.:.:lィfアト/ レ ィ=ト | /| ∧j
ヽム:.} c;_j c;リ ル iレヽ ローマ軍の兵士には、退役後にも仕事があった。
`ヘ:ゝ .' 小/ それは、軍団単位で植民して、新しい「町」を自分たちで造ること。
ヾ:{>、 _ ィ<}/|/
_, ィr'´ヽ{ ___`} ヽ、_
/| l:| | ===| |:l゙ヽ
/ | l:l l l l::l l
l ヽハ l l // |
ハ ヾヽ l l // l l
| ヘ l ヾ\ ヽm/ ,/ V :|
ノ \| `ト,\V/| │ 、|
{/ ̄>‐ァ、 j__≧i≦ !,ィ彡三>ヽ ちなみにこれには、戦略上の大きな利点がある。
j /{ `ヘ三三三ミ=彡<_/ } もし戦争になったら、その町は老練な兵士が守る、強力な陣地になる、ということ……
{ >ー‐'"ト-- (^ー'⌒ 〉 __ノ
`ー‐イ | { { {T'┬='ーく |
| | ∨ 〉〉〈( j }| 退役兵が造った町、現在でも、跡だけなら北アフリカに残っている。
K_/x'⌒{\'-' ‐}>└r‐xヘ}|
/ ̄\
| |
\_/
|
/ ̄ ̄ ̄ \
/ ::\:::/::::\
/ <●>::::::<●> \ やる夫はローマを見直したお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / つまりローマ軍は無敵の常勝軍だったってことだね!
 ̄(⌒`:::: ⌒ヽ
ヽ:::: ~~⌒γ⌒)
ヽー―'^ー-'
〉 │
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ んなわけねえだろ・・・常識的に考えて……
| }
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
,.へ
___ ム i
「 ヒ_i〉 ゝ 〈
ト ノ iニ(()
i { ____ | ヽ
i i /__, , ‐-\ i }
| i /(●) ( ● )\ {、 λ
ト−┤. / (__人__) \ ,ノ  ̄ ,!
i ゝ、_ | ´ ̄` | ,. '´ハ ,!
. ヽ、 `` 、,__\ /" \ ヽ/
\ノ ノ ハ ̄r/:::r―--―/::7 ノ /
ヽ. ヽ::〈; . '::. :' |::/ / ,. "
`ー 、 \ヽ::. ;:::|/ r'"
/ ̄二二二二二二二二二二二二二二二二ヽ
| 答 | 意 味 不 明 │|
\_二二二二二二二二二二二二二二二二ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ ローマ軍は何度も大敗してるよ。
| } たとえば、ググればわかるが、カンネーの戦いなんて
ヽ } 目も当てられないくらいの負けっぷりだったね。
ヽ、.,__ __ノ
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、 蛮族に叩きのめされたこともあるし、奴隷軍団に負け続けたこともある、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_ 国家滅亡の危機も何度も体験してる。
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/ ̄ ̄\ やらない夫のうそつき!!
/ノ( ゝ 、_,ノヽ r'´ ゙ヽ /`ヽ ____
| ⌒(( ●)(●) ヽ ヽ从从/ / \ /\
. | (__人__) /⌒l \ \/ /て (●)liil(●) ノ( \
| ` ⌒´ノ |`'''| 煤@ヽ/ / そ / (__人__) ⌒ \
/ ⌒ヽ } | | ,)/ / \ く | |!!il|!|!l| |
/ へ \ }__/ / / /\ \ \i⌒ヽェェ| /
/ / | ノ ノ / / YYY\ \ \ \ /⌒,/´
( _ ノ | \´ / / \ \ / \ \/ /l
| \_,/ / \ \_/ \__ノ |\
.| / \ |) )
ヽ / \ ,r' /
\ , '´ `' , /ー'′
\ ( ) /
\ \ / /
誰も無敵なんて言ってねえだろ!!
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
| (__人__) 確かにローマは負けもした。
| ` ⌒´ノ しかしな、ローマは転んでも、決してただでは起きなかった。
| } 失敗から多くを学んだ。 負けたからこそローマは強くなった。
ヽ }
ヽ、.,__ __ノ 馬を大切にし始めたのも、装備を大きく変えたのも、すべて敗戦の教訓からなんだよ。
_, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
/;;;;;;::゙:':、::::::::::::|_:::;、>、_ l|||||゙!:゙、-、_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::/:::::::\゙'' ゙||i l\>::::゙'ー、
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::\::::::::::\ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::\:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::\:::::゙、|||:::/::::::::::|:::
/ ̄ ̄\.
/ \.........:::::::::::.... .......
|::::::: : | .... .........::::::::::...r‐ ' _ノ.
. |::::::::::::: | .... .........::::::::_ ) (_ ローマ人たちは何度倒れても、不屈の精神で立ち上がったんだ。
|::::::::::::: |.. ..... ......:::(⊂ニニ⊃)
. |::::::::::::::: } ..... ......: ::::`二⊃ノ. ローマという国への愛と、自分がローマ人であるという誇りを胸にな。
. ヽ____ } ..... ......: :::: ((  ̄
r'ニニヽ._\. ノ.. ..... ......: :::::: ;;.
r':ニニ:_`ー三`:く._ [l、.
/: : : : : : :`,ニ、: :_:_;> /,ィつ
. /: : : : : : : : / : : : ヽ\ ,∠∠Z'_つ
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ. / .r─-'-っ
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l / ):::厂 ´
|:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
. |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :
|::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/ ……それこそがローマの真の強さだったんだよ……jk
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ す、すごいお!
/ ///(__人__)/// \
| u. `Y⌒y'´ | やる夫はちょっと感動しちゃったお!
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ もっとローマのこと知りたいお!!
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| (⌒ )(⌒) おぉ、ならまずは、塩野七生さんの「ローマ人の物語」がわかりやすくていいぞ。
. | (__人__) 映画なら「グラディエイター」は迫力もあっておもしろいな!!
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く \
| \ \
| |ヽ、二⌒)
____
/_ノ ' ヽ_\
/(≡) (≡)\ さっそく見てみるおー!!!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ \
( | | )
おしまい
/ ̄ ̄\
/ ヽ_ .\
( ●)( ●) | ____
(__人__) | / \
l` ⌒´ | / ─ ─ \
. { |/ (●) ( ●) \
{ / | (__人__) |
,-、 ヽ ノ、\ ` ⌒´ ,/_
/ ノ/ ̄/ ` ー ─ '/>< ` ー─ ' ┌、 ヽ ヽ,
/ L_  ̄ / _l__( { r-、 .ト
_,,二) / 〔― ‐} Ll | l) )
>_,フ / }二 コ\ Li‐'
__,,,i‐ノ l └―イ ヽ |
l i ヽl
おまけ
/ ヽ \ \
,' / / l \ ヽ
! / / / ,' | l ハ ヘ、ヽ、_,
. | ! l l / / ,イ ! i ! l ヽ ',` ̄
. l | l l ,/ 〃 ,/ /│ l j l│ ! l
ノ | ! │ | /_// // / ,' ∧ / | / j l│
ノ l ァ| |尢/‐=乞t/ / /∠ニ「厂! / ,/ / リ
イ 八{´l !|<f{矛:下 ' イ孑代フ イ } /
. Vハ | r';;z j r';;zリ /}, '//
ヽ ', |  ̄ ,  ̄ チ' /
`ヘ lヽ _ 厶 ./
', {.代ト、 , イ | /
\_'i| > 、 _ , イ/ V l./
/ ヽj {`ヽ ′
. _ / 「´ ヽ} \
_, -‐ ´ l‐--‐、 _ -‐ | ` ー- 、
. r<\\ ヽ '´ ̄ ___ `ヽl| / /ヽ
y⌒ヽ \\ V  ̄ _ `ヽl| / / ∧
今回触れなかったが、ローマ軍は指揮官の制度も優秀だった。
ローマでは、たとえどんな酷い負け方をした将軍でも、一発でクビになることはなかった。
挽回のチャンスまで与えられた。
これも、「失敗から学んだから次は大丈夫でしょう」という、とてもローマ的な考えからきている。
今とは大違い……
_/ \
ー ニ ァ / /, / 、 `ヽ. \
/ , 〃 / /' │ :lヽ ハ \
/ / // / / │ :| ! i| l ヽ
/ イ l | │ j ∧ l |\ i| │ \
l/ | | l ∧ ハ l '. ハ j ヽ i| │ } ̄
││ l|│ナ下/-ヽ | ヾ /_ム'― 弋| │ ! j
j. │ |i V ,ィテ圷、ヽ ∨ ィチ示k l: ト W
ヽ | ハ` Vf:::::i} Vf:::::i} Y| ム N
ヽ |ヘ i l ゝー' `ー'' ハ! ,) }i|
`l ヽム ' /:/ ルイN …………
', |ヘ、 ‐ ィ' / / il
ヽ lヽ >,、 イ/7 /
\! V厶|>ー <レ_'/ //
>'´/ノ L、ヽ
j-' | ____ | \
ノ¨´ |´ _`ー<| \
ローマ軍の1つの軍団の定員は6000人。この軍団が、さらに小さな単位に分けられる。
一番小さな単位が百人隊。定員は文字通り100人。でも実際はもっと少なかった。必ず死んだり、負傷したりで欠員が出たから。
でも、ローマでは、無理にその欠員を埋めようとはしなかった。
なぜなら、その隊の「空気」を壊したくなかったから。苦楽や寝食を共にした、仲間同士の連帯感をより重視したから。
古代ローマの軍は、大敗けした時は大抵最高指揮官の執政官も道連れで自決か戦死してますね。
生き残って雪辱を果たしたケースも少数ながらありますが。
センプロニウス・ロングスとか。
でも、彼の場合は制度的なものというより、どう見ても氏族の政治力のおかげにしか思えないですけどね。
_,..-'⌒ ' ̄` ‐ 、
/ / .: ::. ::::::::..ヽ
_,/ ハ ::..ヽ::::::::.ヽ
 ̄フ / { 人 ト、 :::::l:::::::::::ヘ
| l l i八iゝ、 l ヽト |:::|i::ゝ
{ハ| { i__レ__ゝ ヽj __j_Vl ::::::!::レト
ノ ト{ ィfァッ ィfテ、i::::::|/:/
ヘ{ iトi. 辷ソ . 辷ノ|::::/ヘ{
i ト、 _ ノi::/
!ト! ゝ、 .._ ,.. ィ'´ j!
_,-─ '´/ {\
/i || レニ二ニi ` ̄/ヽ
|::::::i !! !====! //::::|
i:::::::::i || i i //::::::i
軍団内の規律はとてもきびしかった(強い軍隊なら当然)。
もし、反乱なんか起こしたら、その軍団は極刑に処された。
それが「十分の一刑」。
内容は簡単。十人のうち一人を抽選で決める。他の九人が決まった一人を死ぬまで殴る。
他の九人はそのあと、食事では、
人間用の小麦ではなく、馬用の大麦を食べなければならず、寝る時も陣地の中に入れてもらえない。
これだけ。
でもきつい。みんな泣きながら、一人を殴り殺したらしい
,.. --- ..
,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、
/:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\
/:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、
ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ
ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ このローマ軍のおかげで、ローマという国は、形を変えるが、
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.||| 2000年近く存続した。
Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ
. }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/
ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.//
`ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/ これで1の言いたかったことはおしまい。
rく、\` ヽ二コ:千:|K、′ 駄文を読んでくれた方に感謝。
|:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l では、失礼します。
ト:..:..:.\ヽ\!r|┴=ミ!r ァ7
|!::.:..:.ヽ\ヽ|! /7 /
j::.l::..:..:.⌒ーァ⌒} / / /^}
|::.:.\::..::.::.::>ー'―-L∠_¨´
l::.::.:..:. ̄ ̄ト 、, --、―弋i
ヽ::.:..:..:.::..∧/ ヽ i _ .. -―
``ーニ´/ー-、 | _|
_. -―  ̄ ト―.:「:.:l
ヽ:..__:L_|
ヽ.__)ノ
ふんふん、面白かった 乙
とりあえず、
>>1が無知なにわかだということだけ分かった
誤解や誤認はあるが熱意だけは買う
まあがんばれ
誰でも最初は無知だ
そういやローマ軍の兵士の再現したり、ガリア戦記の発掘調査したのってナポレオンだったか?
>>79 >>80 どこが間違っていたか教えてください。
そのへんを勉強し直したいです。
できれば、詳しく具体的にお願いします
まずギリシャのファランクスについて重大な誤解がある
槍といっても片手槍だから運動性に支障が出るほど長大ではない
方形の盾を持ち、片手剣の他に戦闘加入まで投槍2本を携行したローマの戦列歩兵と比べても、
装備重量はたいして変わらなかっただろう
古代ギリシャの戦闘でもファランクスが方向転換したケースは幾らでもある
実際、ファランクスの訓練の大半は隊列行進に費やされており、
戦場での機動発揮に致命的な問題があったとは考えにくい
ローマ軍は、ギリシャのファランクスの発展型であるマケドニア・ファランクスに
戦場で勝利しているが、これは、マケドニア騎兵の主要な供給源であった貴族階層の衰退により、
翼の掩護に必要な騎兵を動員できなかったからで、ファランクスに対して
ローマの戦列歩兵が優れていたという証明にはならない
ピュドナで戦列同士の衝突ではローマ軍と同じ装備と訓練を受けた同盟軍の一部が
ファランクスに撃破され、ローマ軍もマケドニア軍の圧力により後退を余儀なくされている
もともと、ローマ軍のレギオンの装備と戦術と訓練はケルトの軽歩兵に対抗して編み出されたもので、
重歩兵同士の戦闘を想定して編み出されたものではない
ギリシャのファランクスに対して優れていたとは言い難い
また、ローマ軍が馬を重視していたのは確かだが、ローマ以外の軍隊も当然騎兵を重視しており
ローマ軍が強力だった理由の一つとは言い難い
ローマは伝統的に騎兵の運用や質で他民族に劣っており、おかげでカンネーでも酷いことになっている
このため、ローマは常に同盟軍や他国から有力な騎兵戦力を自軍に編入することに腐心しており、
ケルトやガリア、後にはゲルマンが強力な騎兵戦力を提供している
弱点を自覚して、それを補強し克服しようと努力し、実際に成功したことは事実だが、
ローマ騎兵が他国の騎兵に比べて格段に優れていたとは考えにくい
十分の一刑はローマの歴史の中でも数えるほどしか行われていないが、
反乱を起こしたからではなく、戦場での命令不服従や不手際、逃亡等に対して行われている
>>83 なるほど、勉強になります。誤解してました。
機動性に大差はなかった、ということですか。
なぜ、ローマ式の戦い方がガリア(ケルト)に対して有効だったのでしょうか?
意見を聞かせてください。
あと、他にもおかしいところがあったら、
是非教えてください。
>>84 ああ、その騎兵のところは「もちろん歩兵ばかりじゃないよ」って
ニュアンスで書いたところなんです。
書き方が悪かったです。すんません。
いやあ、でもカンネーのときのハンニバルの戦い方はすごかったですよね。
>>85 その辺は一応把握してます。
書くのをはしょりました。ごめん。
89 :
世界@名無史さん:2009/08/10(月) 01:15:16 O
装備と規律に優れた職業軍人と戦士階級とその庇護民が正攻法で戦ったらどうなる
てか世界史板でたてなきゃいいのに
ローマ人の物語しか読んでない夏厨がハッスルしてたてたようなスレだな
>>89 わりい、スレ立てるのすら初めてだったんだ・・・
こういうのって、どこに立てるべきなの?
あと、正攻法というと?
>>90 それと、あと何冊か読んだんだけどね。
まだ不勉強だった。申し訳ない。
塩野さんは「私は歴史学者じゃない」って宣言してるだけあって
恣意的な誤解や誇張がテンコ盛りだからな
ありゃ確信犯だろw
古代イタリアに馬はいないってタレントゥム騎兵やカプアのカンパニア騎兵は無視ですか
トリファヌムなんかこれのおかげて勝ったようなもんなのに
あれ?イタリア原産の馬なんていたっけ?
96 :
世界@名無史さん:2009/08/10(月) 02:45:47 0
つかスパルタのしかもテルモピュライと比べてるのに
「彼ら自身の不断の努力と愛国心、そしてローマ人としての誇りだ」
を挙げるは微妙じゃない?
いかにも塩野的な文章だけど
やるおシリーズまとめサイトにものるのかな
このスレWWWW
てか退役兵の入植で強力な陣地化とか考えてないと思うんだが
>>83 素人考えなんだが、騎兵を確保できなかったせいでマケドニアが負けたのなら、
相対的な意味では機動性はローマに劣ってたということになるのでは?
ローマの騎兵はたいしたことなかったということみたいだし
>>100 お前がこのスレちゃんと読んでないことだけはわかった
>古代マケドニア王フィリッポス2世が、考案したとされる戦法ですね?
フィリッポス2世より以前に古代ギリシャ諸国の軍隊でやってますが・・・
>>99 へ〜。やる夫板なんてあるんですか。
ありがとうございます。
現代日本人とローマ兵が素手で殺し合ったらどうなるのか
>>105 個人的な意見ですが、
ローマ人の勝ちだと思います。
兵士は毎日鍛えてますから。
多分そうだろうが平均的な日本人男子だとどれぐらい生き延びられるのかと
行が長すぎてAAに食い込んでるし
しかし改善したらよくなるかもがんばれ
つかどうするんだよこのスレ・・・
これ以降、特に何かする予定はないです。
今回これを作ってみて、自分の勉強不足を自覚することができました。
もし、今後また何かやるときは、もっとちゃんとしたものを作りたいと思います。
最後に、読んでくれた方、書き込みをくれた方、本当にありがとうございました。
113 :
世界@名無史さん:2009/08/13(木) 12:32:25 0
やる夫板ってのがあるよ、って紹介したばかりだけど、
あそこ管理人が管理放棄を宣言したらしい。
VIPでやれ
あははバルサミコ酢〜♪
116 :
世界@名無史さん:2009/08/15(土) 17:52:15 0
>>1 よかったぞ
玄人ぶって批判したりvipいけとか言ってる連中は無視無視
vipでこんなスレ立ててもゆとりに荒らされて終わりだろ
117 :
世界@名無史さん:2009/08/16(日) 02:11:30 0
>>1 次はカエサルの台頭から共和制の終焉
でお願い
>>1さん、色々という人たちがいるけど、
頑張って書き続けてください。続きを期待してします。
>>83 偉そうなこと言ってるけど、戦争が陣形と装備で決まると思っているなら、
それは大きな間違いじゃないですかね。
ギリシアの異民族統治とローマの異民族統治があって、
ギリシアの戦後処理とローマの戦後処理があって
そういう背景が敵と味方の必死さを決めるんじゃないですか?
「喧嘩は小さい方が勝つ」って格言があるでしょう
歴史がそういう大逆転勝利ばかりを大きく喧伝するから出来た言葉ですよ
119 :
世界@名無史さん:2009/08/16(日) 03:02:12 0
>>105 設定に無理があるだろ。
自衛隊員と平均的ローマ人が戦ったら、自衛隊員が勝つじゃないか。
ローマ兵と自衛隊員が戦ったら、装備的にローマ兵超不利だし。
>偉そうなこと言ってるけど、戦争が陣形と装備で決まると思っているなら、
誰も戦争が陣形と装備で決まるなどとは言ってないが・・・
指摘したのは両者の戦術の差異についてであって、優劣に拘泥しているのは
>>1と君のほう
>そういう背景が敵と味方の必死さを決めるんじゃないですか?
具体的に何が言いたいのかよくわからん
>「喧嘩は小さい方が勝つ」って格言があるでしょう
そんな格言はない
というか釣りか?
釣られたのか?
>「喧嘩は小さい方が勝つ」って格言があるでしょう
誰の格言?
マケドニア軍のファランクスがローマに負けたのは、
たとえばB.C.168のピュドナの戦いでは山腹が主戦場だったためファランクスは移動を封じられて
マニプルスの得意とする乱戦に持ち込めたから
そういう柔軟性に富んだ運用が効くのがマニプルス/レギオンの利点であって、
双方同じ条件で平地で正面からガチで戦えばそりゃマケドニアが勝つだろうと
とにかく軍事は今も昔も「つよい・よわい・戦闘力はどっちが上か」で考えたらアウト
勝てる条件に持ち込めたほうが勝つというわけね
マケドニア軍は両軍を分断する川を渡河してローマ軍と交戦している
主戦場は山腹ではなく川沿いであり、少なくともファランクスの機動を封じるほどの
錯雑地形には見えない
写真は現代のもので、人の手によって細かい地形は変わっているだろうが、
それでも、当時は歩兵の機動に極端な支障をきたした地形だったとは考えにくい
http://www.livius.org/a/1/maps/pydna.GIF http://www.livius.org/a/1/greece/pydna_olympus.jpg 本来、マケドニア軍は従来の古代ギリシア諸国の軍隊と違い、
軽歩兵に支援された重歩兵(ファランクス)と騎兵による諸兵連合軍で、
騎兵が攻撃的、ファランクスは防御的な性格が強い
この時期のマケドニア軍は、アレキサンダーが率いた頃と違い、槌が使い物に
ならなくなってしまっていたため、重い鉄床を振り上げざるを得なかった
本来は騎兵に担わせるべき任務をファランクスに担わせることにより、
その衝撃力を利して一挙にローマ軍の戦列を突破分断できれば、
ローマ軍の組織的戦闘力を破壊できると踏んだ賭けだったのだろう
実際には突破は成功せず、逆に翼を防護する騎兵の不在により戦列左翼が早い段階で破綻し、
敗北している
いやその川とかかなり致命的じゃん
ローマがファランクス戦術を採用してた頃ケルトにぼっこぼこにされた「アリア川の戦い」じゃ
ケルトの軽歩兵が簡単に踏み越えられるような川を障壁として過信してたのが敗因だろ
ファランクス対ファランクスの戦いしか想定していなかった当時では、それでよかった
緻密に組み上げられたファランクスは想像以上に地形の拘束を受けるんだ
アリア湖畔ではローマ軍は河川を障害として活用して防御戦闘を行った
ピュドナでは、マケドニア軍は渡河した後に戦闘展開してローマ軍と対峙した後に戦闘が開始された
状況が全然違う
また、アリア湖畔のローマ軍は古代ギリシア式のファランクスで、マケドニア式のファランクスとは
戦術的役割も任務も違う
それを同列に論ずるのは牽強付会に過ぎる
×湖畔
○河畔
でした
要はファランクス自体が重装備化して鈍重になったこともローマにたやすく打ち破られた原因の一つ
ファランクスは重装歩兵でもサリッサのような長槍を装備していないギリシアや
重装歩兵の殆ど存在しないアケメネス朝に対しては絶大な威力を発揮したが
ディアドコイ戦争で対する敵も同様装備のファランクス部隊と対戦するに従いその神通力は薄れ
防具を次第に重装化し鈍重化した
従ってローマの優れた治金技術で産み出された切れ味の良いグラディウスを持ったローマ歩兵が
レギオンの柔軟で機動力のある臨機応変的な戦術で側背に回り込むと
鈍重なファランクスはその素早い動きに対応出来なくなってしまった
反論できなくなるところころ論点を変えるのってどうよ?
後継者戦争を通じてマケドニアの戦術は歩兵の比重が増大する傾向にあったが、
マケドニアの戦列歩兵の装備が重装化して機動を阻害するようになったという事実はない
ピュドナ戦において、勝敗を決したのは、マケドニア軍の攻撃衝力がローマ軍を分断する前に
掩護の不十分だった翼が崩壊したからで、(いささか的外れだが、)
>>118も指摘している通り、
ローマ軍のマケドニア軍の装備や戦術の優劣とは何の因果関係もない
確かにピュドナでは盾と片手剣を持ったローマ歩兵が長槍を装備したマケドニア歩兵を撃破したが、一方で、
15世紀末のイタリア戦争では長槍を構えたフランス歩兵の戦列が盾と片手剣を装備したスペイン戦列歩兵を
撃破している
確かにローマ軍とマケドニア軍の歩兵の装備や戦術的任務、運用には大きな違いがあったが、
これは両者の優劣を示しているわけではなく、ピュドナ戦の勝敗を分けた決定的な要因とは考えにくい
132 :
世界@名無史さん:2009/08/19(水) 03:47:43 0
やる夫フューラーからきました。
パー速でやって貰えればリアルタイムだったのに世界史板とは・・・
それより「喧嘩は小さい方が勝つ」って格言が気になるw
カトー絵美里「歯並び治さざるべからず」
普通に面白かった
細けーことはどうでもいいんだよ
137 :
世界@名無史さん:2009/09/02(水) 19:49:46 0
あげ
VIPかやる夫板でやればよかったのになぜ世界史板に立てたんだ
139 :
世界@名無史さん:2009/10/01(木) 23:41:40 0
tesu
全体的にうまくまとまってるけど、
塩野七生の著書しか読んでないだろうな〜というのが気になる。
ラテン語、学びましょう。
141 :
注目:2009/10/28(水) 10:56:16 0
保守
143 :
世界@名無史さん:2009/12/04(金) 19:01:11 0
勉強になるスレだな
144 :
世界@名無史さん:2009/12/13(日) 12:53:20 0
保守
| 胸も露わに懇願する女をみて奴らは
| 劣勢を立て直したぞ...
| お前はもう終わりか、ええ?
\
 ̄| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , ´` ヽ
/ 、' ,.、、,.、 '; 、 」\VヘV >
ゝ > 、 `; ; _>
Yヘ| -≧y ,_!ソ > アッー!!
'⌒>、 /V| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ー y、ュヾ/ -z ̄もう限界ですケントゥリオ殿っー!
ト- 'ヘ/ ヽ ゝ T三ゝ/_ _>
ミ v; \ ___,. -= fミ)`'ー  ̄オノノ> 、 ´ ̄7>、 」\VヘV
彡 y、' 、 ,ヽ / // ヽ ̄ ソ `` \
K_´` `'メ/ )\ !、 ,, // ー =' ヽ
>─--- '____ / ,ト、 // ミ .}
/  ̄ ̄ / /ハ //。 ハ :。 イ{ ”|
>-、 ト { ノ |ノノ ー--‐' ー--‐'ノ | |
\_____ ノ 'イ イ ! ミ ! / :| :|
 ̄\ / |\_{ `T ,,: 7 } |ヽ ノ
/ ./ \ i '' :c:''T _.ノ ト {
ノ /、 /> :. _; ,| | }
/ / \/、 / ヽ、 (ノ{) ヽ:} |: :l
/ :/ ( \ ⌒ソ__ハ ) | |
{ ゝ ,. ⌒ 丶、 _´彡` ⌒ヽ | |
| / ! ,. "〃" 、 \ ノ
〜DCCXVa.u.cセクスティリス月 コホルス錬兵風景〜
>>140 同意。うまくまとめられているけど、あの小説からまんま取り出してきたって感じがする。
共和政末期段階のローマ軍だけをとり上げて賞揚し、それがローマが2000年近く
続いた大きな要因になった、ってつなげている展開が無理矢理だと思う
一時期のローマ軍の形態を全期にあてはめてしまっている
例えて言えば、平安後期の武士と江戸時代の武士を同じ「武士」として一括りに扱っているようなもの
歴史学の専門知識がない
やる夫で学ぶ系の作者として技量もない
挙句、匿名掲示板での振る舞いに関する経験値が全く足りない
投下する前に勉強しろって感じだな
そもそも何でこの板に投下しようと思ったのか理解しかねる
異民族を征服したはずが、いつの間にか蚕食されて結局滅びました。
現代にも通じるな。
>>134 別なところでやってるんだけどすげー助かる
これで速度アップが目指せるぜ
ばっちゃ否定は世界史板の方々で見かけるが、具体的な箇所を引用してちゃんと考証した奴は見たこともないなあ(笑)
相当専門家揃いなんだな、ギボンやモムゼン神聖視しすぎ。
どうせ底辺講師クラスの嫉妬か、単なるにわか嫌いの知識溜め込むことしか優越感抱けないタイプのオタクなんだろう。
具体的な引用や考証を重視する文章のつぎに
オタクなんだろう、と想像をぶちまけるのはギャグなのか
とりあえず否定厨=オタクってのはおかしい
元々東洋は足を引っ張り合う文化なんだから悪い要素だけ一部のせいにしてはいけない
>>150 お前が知ったかぶってやり込められたバカということは理解出来た。
>>150 相当専門家揃いなんだな、ギボンやモムゼン神聖視しすぎ。
???
他に何を頼りに論文書くんだよw
>>155 無知ですね。
法学の分野でモムゼンを参考文献とするのはわかりますが、ギボンなんて論外ですよ。
今日のローマ史(およびビザンツ史)研究においてモムゼンやギボンなんかを使う研究者はいません。
学問的価値はほとんどありませんから。
何wかw来wたw
158 :
世界@名無史さん:2010/03/10(水) 21:04:00 0
間違ってたかどうかはともかく,とてもおもしろかった。
次回作に期待します。
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ なんだ、もう見てたのかお!
/ ///(__人__)/// \
| u. `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ しかし、すごかったお!
/⌒ヽ ー‐ ィヽ やる夫はまだ興奮がおさまらないお!!
/ rー'ゝ 〆ヽ
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ スパルタ軍は世界最強の軍隊だお!
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) まぁ所詮映画だけどな
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ \
| \ \ \
| |ヽ、二⌒)、 \
理想↓
王:ふむ、ではそこのアルカディア兵、きみの職業は何かね?
兵2:彫刻家です
王:ではきみはどうかな?
兵3:おれは鍛冶です、陛下
王:(スパルタ兵士を振り向き)スパルタ人よ! おまえたちの職業は何だ?
スパルタ戦士:ホウホウホウー!
王:(ダクソスに向き直り)見たか、我が古き友よ。私はおまえより多くの戦士を連れてきたぞ
現実↓
___
/ \ 5000名じゃぜんぜん足りないお・・・
/ノ \ u. \ 鍛冶屋でもせともの屋でもいいから
/ (●) (●) \ とっとと増援よこせお!!
| (__人__) u. |
\ u.` ⌒´ /
レオニダス夫
起源前480年、ギリシャ世界は未曾有の危機に瀕していた
______
_ | お城炎上中 |
`)) | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ジ
( ) ∧ ジ ャ
( ) <⌒> (⌒ ⌒) ャ |
ウーウー.( .人 /⌒\ \( ,, ⌒)// | ン
人/ ヽ ______]皿皿[-∧( ⌒ ,, ,, ) ン
( ( )( ) )三三三∧_/\_|,,|「|,,,! ( ,, ) !!!
__| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩ |'|「|'''|「( )
/__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「|ガシャーン |「| | * +
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|箔c 田 |「|[[ *
|ll.| ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| | |「| |「|ミミミミミミ ++*:
λワー ∧ λワー λワー
λワー | | λワー λワー
_. -−- ._
. ,..イ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:´ ̄`丶、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヘ
∠:ィ:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.',:.:.:.:.: ハ:.:.:.:.:.:\
/:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.ハ:.:.:|:.:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:トゝ
. |:.:':.:.:.:.:.:.:.:|:.:∧:.:.:.:.:!、:.:.!.、:._」',...L:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.N
. l:.:l:.:.:.:|:.:.:下'ト ヽ:.:.:| x|'´\! ',:l:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|
V||:.:.:.V:.:.|,ィ=ミ、\! ィイ¨'トヽ:.:.:.:.:ハ:.:トソ
リ、:.:.:.\|:{ ヒ,ハ ら、j.| |:.:.:.:.,'ノ〉:|′ ド田舎のチンケな野蛮人種の癖に、
ヽN:.:.:.:| ー‐' ー-' ,!:.:.:./イ/ヾ 世界一金持ちで文化的な私に逆らうなんて許せない・・・!
l∧:.:.ヽ '_ /:.:.// '′
\:.|` _,..__ .ィ ./:.:./ー、
`rァ ´ / l ,./:.:/ ∧
クセルクセス王直卒のペルシャ帝国軍が
遂にギリシャ本土に上陸を開始したのである。
その数、歩兵1,700,000、騎兵80,000、戦車隊20,000、水軍517,000以上
(※数については文責ヘロドトス)
それを迎え撃つギリシャ軍はと言えば・・・
Before
____
/⌒ ⌒\ テッサリア入り口のテンペ峡谷で迎撃するお!
/( >) (<)\ 峡谷の壁で重装歩兵の両側面が守られるから安心だお!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ マケドニアは蛮族だからどうでもいーけど
| /| | | | | | テッサリアは一応ギリシャだお!
\ (、`ー―'´, / ギリシャの土は踏ませないお!
After
___
/ \ 敵が近づいてきたらなんだかドキドキしてきたお・・・
/ノ \ u. \ そういえばテッサリアへの侵入路は
/ (●) (●) \ もう一本あるらしいお
| (__人__) u. | ペルシャ軍がそこを通れば我々は背後をつかれてしまうお
\ u.` ⌒´ / 狭い峡谷で逆に袋のねずみになってしまうお・・・
r'ニニニ二二二ニニニ、ヽ
| | .@ | | 本番はもう少し後にしようよ・・・ねえ聞いて
rー┤| |├、 もっと南にテルモピレーというところがあるわ
| | | Π | | | 西をカリドロモス山、東をマリアコス湾に挟まれた山道で、
l l l lニ コ .| | | 幅はテンペ峡谷よりさらに狭くて15mしかないから
| l l |_| | | | 陸戦だけでもその分有利
l__l_l______|_|__| っ しかもそれだけじゃないの。マリアコス湾に入るためには
| / ,イ,へ 丶、 ヘ エウボイア海峡を通るしかないの
| ,' / // \| \ ト、 ヽ ', つ ペルシャ海軍が援護にきても
!j./l / ` ヽト、ヽ } 海峡入り口のアルテミシオンで完璧に待ち伏せできるわ
. | | .!/.! ○ ○ l l |ヽ,' ⊃ 陸海軍力を合わせて戦える!
l | | .l/////////////! | !.| 決戦の地はテルモピレーしかないわ!
.| ! | ト、 ,-ー¬ .ィ| .| l こ・・・これは逃げるんじゃなくて戦略的転進なんだからね!
| l ! l l` r --.' <j ,' | | 勘違いしないでよね!
| .l ', l |ャ-ミ≡彳ァトイ ,'! !
.| | ヽ| | l r´ )/ハy / | ',
そういうわけでギリシャ軍はあっさりテッサリアを見捨てて撤退した。
テッサリアはペルシャ軍に投降し、その一翼を担うことになる。
| | | |
| | | |
/ ⌒`"⌒`ヽ、 | | | |
/,, / ̄ ̄ ̄ ̄\ | | | |
/,//:: \ | | | |
;/⌒'":::.. |⌒ヽ | , | | |
/ /、:::::... /ヽ_ \ |ノ 、| .| 、|
__( ⌒ー-ィ⌒ヽ、 /⌒`ー'⌒ ) ノ_____,ゝソ___ゝ
━━━`ー──ゝィソノー‐ヾy_ノー─" _ノ゙ ̄⌒^⌒} .{ ⌒^⌒}
'ニ===⊂⊃=} {=⊂⊃=}
167 :
世界@名無史さん:2010/03/13(土) 18:09:01 0
____
+ + /⌒ ⌒\+ 。 つくづくテルモピレーって守るに最高だお!
・ 。/( ●) (●)\ + + 地形だけじゃなくて
/::::::⌒(__人__)⌒::: \ ギリシャ本土に超近いから補給も楽だお!
| |r┬-| | なんかもう勝ったようなもんだお!
+\ `ー‐′ /・ ゚. + __
/ | / ・ /ヽ
(_⌒) ・ ・ ||____________ |ま | ̄|
l⌒ヽ _ノ | |\ |___| {}@{}@{}−| る| |
| r `(;;U;) )__) \ >゚))))彡ー―'. |_.|_|
(_ノ  ̄ / / \`ー―’___
(__^) | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|_|
おりしも季節は祭りの時・・・
168 :
世界@名無史さん:2010/03/13(土) 18:32:33 0
____
/_ノ '希ヽ_\ まず天啓を授けてくれた神様にお礼を言うお!
/(≡) (≡)\ お祭りで忙しいから兵隊はあんま出せないお!
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 心配しなくてもテルモピレーなら守れるお!
| |r┬-| | いざというときも近いから
\ `ー'´ / すぐ加勢にかけつけられるお!
/ \
( | | )
本音↓
_____
/ 希 \ 我がポリスの兵士の被害は最小限に抑えたいお・・・
/ /・\ /・\ \ 貧乏くじはヨソに引かせるお!
|  ̄ ̄  ̄ ̄ | 一番余力のあるポリスが、ギリシャの覇権を取れるお!
| (_人_) | すでに戦後処理のことを考えてるなんて
| \ | | 俺って先見の明があるお!
\ \_|__/
169 :
世界@名無史さん:2010/03/13(土) 18:53:11 0
テッサリアから無血撤退したギリシャ軍は
イストモス地峡で会議の末、
テルモピレーで決戦することに一決し、
再編成の末出発した。総勢5000名(集計:ヘロドトス)。
各ポリスはオリンピア祭を優先させたため、
動員は極めて不十分であった。
その中でスパルタが供出した兵はたった300人(重装歩兵)。
しかしその指揮をとるレオニダス王は勇名高く、
実質ギリシャ軍の最高司令官と見なされていた。
ヽッ ,,`=´--、
| ,,,、-、-‐、_-‐´_--‐´
( ※Γ、ツ ※テルモピレー
\ `ヽ_
´-, "〜、
´_〜〜ッ _ ト ←アテネ(地峡のすぐ上の出っ張ったところにある)
( 、_) ←イストモス地峡(細いところ)
(_、 、ヾ }ベロポネソス半島(地峡の南の半島。スパルタがある)
~ ~
レオニダス王は一抹の不安をぬぐいきれなかった・・・
___
/ \ みんな緊張感なさすぎだお・・・
/ノ \ u. \ テルモピレー抜かれたら
/ (●) (●) \ あとはイストモス地峡しか戦える場所がないお・・・
| (__人__) u. | 地峡以北のポリスは全部ペルシャ側につくお
\ u.` ⌒´ / 特にアテネ・・・!
レオニダス夫 しかし現状、我が手勢300名も
本国の長老会を説得してやっと出させたものだお・・・
これでも0だったマラトンよりはマシだお・・・
マラトンの戦いのときも、同様にスパルタはカルネイアの祭りの最中であった。
そのときは一兵も出さなかった。
祭りが終わってかけつけたとき、アテネは単独で奇跡的勝利を挙げていた。
今もカルネイアの祭りの最中であったが、
300名の兵士を出撃させた。マラトンから得た反省であった。
それにしても何故、谷とか細い道とか地峡とか
ギリシャ軍が選ぶ戦場は狭いところばかりなのだろうか。
それはギリシャとペルシャの間に
歴史的に存在する騎兵ギャップのためであった。
ペルシャ軍は重装歩兵隊を欠くが、
各種軽装歩兵隊と騎兵隊がバランスよく配備された
高度な諸兵科統合軍であった。
このようなペルシャ軍と重装歩兵偏重のギリシャ軍が対峙したとき、
ギリシャ軍が歩兵方陣前面を敵歩兵部隊に拘束され、
側面を敵騎兵隊に打撃されて敗北するのは必定であった。
ギリシャ軍にも騎兵はあった。
後のベロポネソス戦争においてはテーバイやアテネの騎兵隊が活躍している。
当時は場末の三流国であったマケドニアも
伝統的に騎兵だけは有名であった。
しかしいずれも有名とは言え、あくまでギリシャレベルであり、
ペルシャ騎兵隊とは規模、装備、作戦能力、
その他あらゆる点で比較にならなかった。
単純化しすぎるリスクを犯して言うなら、
貧しいギリシャには馬を養う金などなかった。
/ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒\ 騎兵もないのによくペルシャに喧嘩売れるね?
| ( ●)(●) ____
. | ⌒(__人__) / \
| |r┬-| /─ ─ \
. | `ー'´} \ / (●) (●) \
. ヽ } \ | (__人__) | 配られたカードで
ヽ ノ \ \ ` ⌒´ _/ 勝負するしかないのさ
/ く. \ \ ノ \
| \ \ (⌒二 |
| |ヽ、二⌒)、 \ | |
マラトンの戦いでは騎兵ギャップを埋めるために
奇手が用いられた。
敵前面で重装歩兵部隊に駆け足をさせ、
敵騎兵部隊が展開する前に接敵、
ペルシャ全軍を白兵戦に巻き込んで撃破したのである。
ギリシャ側としては、装備の重さに足並みが乱れ、
重装歩兵の生命線である
密集方陣の緊密な結合が崩れるリスクを背負っていたが、
ともかく賭けに勝ったのである。
しかし今回の遠征軍は前回(2万)の三倍である。
奇跡は去った。今は基本に立ち戻るときであった。
狭隘な地形では、側面を地形に預けることができ、
密集方陣の横幅が減る分、厚みが増す。
恐るべきペルシャ騎兵も正面から迎撃する分には
ほとんど無力である。
騎兵は機動性に優れるが、衝撃力は無きに等しい。
正面から密集方陣にうちかかれば串刺しになるだけで、
実際にはそれ以前に馬が脅えてしまう。
塩野こそ学説がモムゼンからアップデートしてないじゃん
末尾に上げてる参考文献絶対読んでないだろ
さて、勇躍テルモピレーに布陣したギリシャ軍であったが、
ペルシャ軍が近づくにつれ、またしても臆病風に吹かれていた。
∧希A
<ヽ`Д´> 何で祭りの最中に、ウリたちだけ戦わなきゃいけないニダ!
∧希B
<ヽ`Д´> 冷静になって考えてみたら5千で6万に勝てるわけないニダ!
∧希C
<ヽ`Д´> 戦争は現場で起こってるニダ!偉い人には分からんニダ!
∧希D
<ヽ`Д´> イストモスならギリシャ奥地だから、テルモピレーよりずっと有利ニダ!
∧希E
( `Д´) イストモスまで後退したら俺らのポリスはどうなんだよ!
∧希F
( `Д´) 謝罪と賠償じゃすまねーぞ!
レオニダス夫は吠えた
____
/ \ / \ いい加減にするんだお!
/ (○) (○)\ 味方同士争ってどうするんだお!
/ (__人__) \ 本国間の会議で決まったことは
|; |::::::| | 現場の判断では変えられないお!
\ l;;;;;;l /l!| ! それに同じギリシャ人を
/ `ー' \ |i 見捨てるわけにはいかないお!
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |そ
`ー、_ノ 煤@l、E ノ
レY^V^ヽl
180 :
世界@名無史さん:2010/03/13(土) 21:24:40 0
∧希
<ヽ`Д´> いきなり何キレてるニダ・・・まさか・・・火病?
∧希
( `Д´) レオニダス王・・・俺たちのために・・・
ギリシャ人の心は一つになった。
一方、レオニダス王の心は内側で揺れていた。
___
/ \ 一番まずいのは皆の心がバラバラになることだお・・・
/ノ \ u. \ しかし、とりあえずこの場はしのげたけど
/ (●) (●) \ 俺の決断は正しかったのかお・・・
| (__人__) u. | 5千じゃ勝てっこないのは明白だお・・・
\ u.` ⌒´ /
レオニダス王は各ポリスへ飛脚を送った。
____
/ レ\ カタカタ・・・
/ / \
/ (●) (●) \
|, (__人__) | ________ 本国の皆さんへ・・・
\ ` ⌒´ ,/ .| | | 5千じゃ足りないお
ノ \ | | | 至急増援を・・・
/´ | | |
| l | | |
ヽ -一ー_~、⌒)^),-、 | |_________|
ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | |
しかし全ては遅きに失した。
6万のペルシャ陸軍が遂に到着したのであった。
,.. --- ..
,..-.:. ̄.:..:..:.. : : : : `丶、 野蛮人風情に、強大なペルシャ軍を前に
/:..:..:. ..: : : : : : : : : : : : :\ 戦う気力などあるまい・・・
/:ヘ=、、:._: : : : __:ヽ:_: -^,.ト、 投降の余裕を与える
ノ:..:..:./:..  ̄: :7´:―― : :|‐: :´、: ヽヽ 真の王者の寛大さに涙するがいい
ー-/:..:.i:../:. : : ,/:..:.:イ:.ハ:.. : j:.. :}:.、ヽ:. トヽ
!:..:..:|:.{/:..ィ_jz≦ノ ' }:./_}_イ:. } |:.|||
Vl:.:.|:. Vl´「_ 、` ノ′ _ノ:ソ:イ: リ ノ
. }:ハ: : l f7「::`ハ /:::7}7イ:/}/
ノヘーl、: :!VZツ ヒ:ノ/:.//
`ィヘ:ト、 _ _ ノ:イ/
rく、\` ヽ二コ:千:|K、′
|:..:ヽヽ\: :Yニ|: :!:/j!:.l
全盛期のローマ軍なら5000でも勝てたかも。
各自、歴史オナニー裏チラは自分のブログにでも書け、バカども
えーと、スレ主さん、もう一度古代ローマ軍の強さを、分かり易く頼む。
時代的には、ハンニバルとか、あの辺のメジャーな話あたりからでも何でもいいから。
ローマネタとして、狙いは悪くねーぞ
185 :
世界@名無史さん:2010/03/26(金) 21:39:55 0
ローマ軍の強さ=殺っても殺っても予備がわらわら出てくる。
ショッカーの戦闘員みたいなもの。
戦闘能力の序列では中の下くらい。
ユダ公にも梃子摺るレベル。
ランスチャージしか能がない中世欧州騎士よりはマシだけど。
グスタフアドルフ以前では、
フィリッポス〜アレクサンドロスのマケドニアが最強。
それからフン族とか民族移動期の西ゴートとか
テオドリック以後の東ゴートとかベリサリウスの東ローマとか
カール大帝とかその他もろもろ続いて
エルマナリク時代の東ゴートの上くらいにようやく古代ローマ軍
そういうランキングはやめたほうがいいぞ
マジでなんの意味もない上に、勘違いして真に受けるやつもいるから
なんていうかなー・・・。
日本史専攻でローマについてあまり知らない「にわかローマ好き」の俺が人のことは言えないけれど、スレ主が勉強不足という指摘を受けるのは分かる。
悪い意味で、説明の「物足りなさ」を感じるんだよね。浅さというか。
だから、「古代ローマ」「やる夫」っていうのに惹かれてスレを見に来ると、その浅さにがっかりする。
マリウスの軍制改革以前なら「ハスタティ」「プリンキペス」「トリアティ」、「エクイテス」、以後なら「軍団兵」、「アウクシリア」辺りに詳しい解説が付いたり、
まったく知りもしないことが解説されるのかと思ってた。。
まぁ、質の低さを感じるのは、俺の個人的な問題かも。
俺がやる夫シリーズで名スレといわれる質の高いものを見すぎていることと、
テレビなどのメディアである程度のローマ軍に関する知識があるだけだからかも知れんね。
>>83 ギリシアの伝統的なファランクスとフィリッポス2世以降のマケドニア式ファランクスは大きく違う。
マケドニア式以前は指摘の通り、片手槍と円形盾が主流。マケドニア式はサリッサ(両手槍)を持って、盾は胸に装備する。
しかも、ローマとの戦いに突入した頃には、マケドニア式ファランクスで用いられる槍は相当長く、鎧も重くなっていた。
これはアレクサンドロス(Alexander the Great)以後のディアドコイ戦争でマケドニア式ファランクス戦術という文化を持つマケドニアが、
同じ文化を持つ他のディアドコイとの戦争で、ファランクス同士で優位を保てるようにするために進化していった結果と考えられている。
つまり、ローマ軍と戦った時のマケドニア式ファランクスはサリッサと重装甲で明らかに機動性に欠ける。
マラトンの戦いだっけ?あの頃のファランクスみたいに「槍持ったまま敵陣前まで駆け足で突撃!」なんてマケドニア式にはできません。
>>86 したがって、どちらが優位か云々は置いておくとして、
「なるほど、勉強になります。誤解してました。
機動性に大差はなかった、ということですか。」というのはオカシイ。
ストーリーで魅せると言う要素無しに、やる夫シリーズで専門的なことをするというのは、すなわち「やる夫で人に講義する」ということに等しいからさ、
もっと専門的知識を蓄えた上やってくれたら嬉しかった。
188 :
もな:2010/03/31(水) 09:30:20 0
___ ___
(●) (●) /
\ 0 / ヨロシク
I__I \
/ \
>184
ハンニバル視点だけど名作がもうあるぞ
191 :
世界@名無史さん:2010/05/27(木) 23:51:05 0
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