1 :
世界@名無史さん:
米比戦争(べいひせんそう, 1899年-1913年)は、アメリカ合衆国とフィリピンの間で起きた戦争である。
1896年以来スペインからの独立のために戦ってきたフィリピン人たちは、エミリオ・アギナルドの下で1898年6月12日に独立を宣言したが、
1898年12月に、アメリカ合衆国は米西戦争でフィリピンの独立を援助するためにスペインを破ったにも関わらず、
パリ条約において2,000万ドルでフィリピンを購入し、自国の植民地にしようとした。
1899年1月1日にアギナルドが初代大統領に就任した。
彼は、その後マロロスで議会を組織したが、アメリカ合衆国からは8月14日に11,000人の地上部隊がフィリピンを占領するために送られた。
アメリカ合衆国はフィリピン侵略のために残虐の限りを尽くし、反抗するフィリピン人60万人を虐殺した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%AF%94%E6%88%A6%E4%BA%89
2 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 20:01:27 0
質問なんですが
アメリカって偽善者ですか?
3 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 20:09:25 0
4 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 20:10:02 0
そんなアメリカも
その後は善政をしいたので
フィリピンは親米国
5 :
ウーゴ ◆eaYqa3SeLE :2009/03/30(月) 20:25:55 O
立ったか。スペイン語版のトップ画像が
>>3の風刺画だったから、その絵を持ってきたんだけど、
西語版をざっとみる限りじゃスペイン語話者にとっては扱い低い戦争みたいね。
ちなみに
>>1のトップ画像「パセオの戦い」でフィリピン側に描かれてる現地人っぽいのは、
アメリカのインディアンを踏襲してるから考証的にはダメダメなのだとか。
6 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 23:08:04 0
>>3 日本軍の捕虜になった米兵は奴隷扱いしていたフィリピン兵に復讐されるのではないか
とびくびくしていた。GHQ焚書図書開封に日本軍従軍記者の書いた文が一部出てくる。
7 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 23:39:16 0
バターンで歩かされた米軍捕虜に同情したフィリピン民間人が
花をやったり水をやったりしたという逸話がある
そりゃ、アメリカが来るまでフィリピン人は原始人同然の生活を送っていたし
奴隷みたいな扱いだったが、近代化させてくれたアメリカに恩義を感じるのも当然
9 :
世界@名無史さん:2009/03/30(月) 23:49:41 0
マニラは東洋一の国際都市と呼ばれていたし
1946年に独立予定だった
>>8 ラテンアメリカではラテンの血が混じっている方が尊敬されるらしいね
東亜解放を志した日本人は微妙なかんじうけるよなあ
12 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 00:34:43 0
フィリピンはアジアという雰囲気ではないよなどちらかと言えばグアムとかサイパンに通じるものがある、ラテンアジアと称した方がシックリ来るな
13 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 01:34:26 0
>>1 >アメリカ合衆国はフィリピン侵略のために残虐の限りを尽くし、反抗するフィリピン人60万人を虐殺した。
これって日中戦争での中国人の死者3000万とどっちが信憑性があるの?
日本軍なんて南京だけで30万人も殺しているでしょ。
14 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 01:35:53 0
人間、気に入った情報は盲信するからね。
15 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 01:38:19 0
俺的には南北戦争の死者が62万人以上ってのが信じられんのだが。
フィリピンの件は本当だと思うけどな
広島に原爆おとして30万殺してる連中だし
あのころのアメリカってそんなもんだろ
ハワイにしてもいまだにうらんでる現地の人いるぜ?
中国の嘘つき体質は昔からだしどうでもいい
17 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 01:48:14 0
>>8 世界地図を見ればわかるけど、フィリピンって複雑な地形をしているよね。
小さな島が無数に寄り集まってできている。
これじゃ信長や秀吉だって天下統一するのは不可能だろう。
自力では近代化できなかったと違うか。
18 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 01:49:50 0
アメリカってこすい国家だよ
民主主義はアメリカがあたえたと思っている日本人がどれほどいることか
洗脳が上手なんだよ
中国よかましだがね
民間人爆撃なんてこれこそ戦争犯罪だよ、裁けよ
しかも東京大阪名古屋広島長崎どんだけだよ
100万単位の民間人殺しといて日本軍のせいで
日本人が犠牲になったってどんな思考法だよ
でも中国の天安門3000万虐殺にはかないませんな
21 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 02:54:41 0
>>20 そんなこと言ったら重慶爆撃の件で中国から謝罪と請求書が来るぞ
22 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 03:09:14 0
>>3 サマール島虐殺はアメリカの黒歴史だから知らない人も多い。
「10歳以上の者は皆殺し」というのは米軍の指揮官ウォーラー少佐が
1898年9月サマール島バランギガに駐屯していた38人の米兵が殺された
報復として住民の大量虐殺を命令。
「10歳以上の男子はみな戦闘員とみなして「殺し、焼き払い、捕虜は取らず、
サマール島内を『人気のない荒野(howling wilderness)』にせよ」
(軍法会議におけるウォーラー少佐の証言。ちなみに判決は無罪)
サマール島とレイテ島の住民二万余人が殺されたとされる。
米比戦争での虐殺者数は米上院報告書で20万人。病死まで含め60万6千人とかある。
こういう米比戦争について、アメリカ、フィリピンでおおっぴらに研究語られるように
なったのは政治的締め付けがゆるんできたマルコス体制末期から。
1997年になってフィリピン政府は虐殺事件のときアメリカ軍によって持ち去られた
バランギガ・カトリック教会の鐘をアメリカ政府に返還を要請したが、
アメリカ政府はこれを今も拒否している。
カルデロン一家やスモーキーマウンテンのガキ共みたいな汚物を生み出すフィリピンなんか
アメリカに一匹残らず皆殺しにされてた方がスッキリしたんじゃないか。
ちなみに重慶爆撃は故意ではない
国民党の軍事施設爆撃が目的だったがうまくいかなかった
>>23 アメリカに占領されたから植民地経済だけで自国の言葉を基本とした教育基盤がまったくないし
工業施設等インフラの整備がされてないから知識人はみなアメリカに留学して帰ってこないし
国民に自我意識が芽生えてないんだよ
イラク戦争であったように飛行機から爆撃がいかず誤射することはありうる
その証拠に重慶で爆撃が芳しくないと分かった途端日本はやめている
もし民間人爆撃計画だったならもっとやっているはず
蒋介石がこれをプロパガンダとして宣伝しアメリカは戦後東京裁判で利用した。
が、アメリカの爆撃理由ははじめから日本人の民間人殺しが目的だったことは目に見えて分かる。
爆撃機搭乗員が告白しているからね
30 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 15:41:34 0
あげ
>>22 >米比戦争での虐殺者数は米上院報告書で20万人。病死まで含め60万6千人とかある。
デイビッド・J・スタインバーグ『フィリピンの歴史・文化・社会』(明石書店)には、
この時期について、
「フィリピンはこの数年間に痛々しいほど苦しんだ。何万人もの戦闘員と何万もの
一般人が命を落としていった。飢餓と病気が何人もの命を奪っていった」
と記述されているけれど、これは過小評価?
>>22 歴史は勝者が作るという典型例。このスレですらアメリカ様の蛮行など
信じようとしない者が何人もいるw
その勢いで日本軍が行ったとされる蛮行も否定してくれw
日本が東南アジアから敗退する模様は知っているだろうが、勝ち進んでいったときの
模様は詳しく知らないのではないだろうか。
それもそのはず戦後GHQが極秘裏に焚書扱いにしたから、GHQが去った後も
日本人の記憶から忘れ去られていった。
現在では入手困難となったその焚書図書の中の一部を取り上げたのが
GHQ焚書図書開封だ。
http://www.nishiokanji.jp/blog/?cat=5
34 :
世界@名無史さん:2009/03/31(火) 20:52:10 O
マヌケル・ケソンが全て悪い
35 :
世界@名無史さん:2009/04/01(水) 00:05:18 0
>>28 それで中国人が納得するとは思えないけどねww
「好むと好まざるとにかかわらず、あなたたちはフィリピン人であり
東洋の種に属する。どれだけがんばっても白人にはなれない」
by 和知鷹二中将
フィリピン人は白人の血が沢山入ってる方が偉いと本気で思ってるとどっかで聞いたことある。
ラ米も未だにそんな感じで多くの国じゃ言葉さえ存続が危ぶまれてるけど、
一応アルゼンチンやチリ、コスタリカを除いたほとんどの国のナショナルアイデンティティはメスティーソ国家だし、
インディヘニスモ運動やインディオ運動などルーツとしての先住民を評価する運動がある分、どっちがマシなのか判断しかねる。
それとも俺が知らないだけでタガログ・ルネサンスとかやってるのかな。詳しい人情報キボン
だから、白人がフィリピン人をレイプして生まれた子でも
子供は「俺はパパの子だ」と思おうとするし、
そっちの方を白人は優遇するから
どうしても自我意識が白人よりになるんだろ
宗教が白人に習俗化されたキリスト教なのも白人を甘やかす原因の一つかも。
日本が朝鮮台湾に、大阪名古屋大学よりも早く大学を設置し、自民族の誇りを自覚させる政策をとったのは
自国に経済を還流させる第一歩だったのではないかと高く評価するものだね。
反対にベトナム、インドネシアはそういった施設をほぼ自前で開発しなければいけなかったために
台湾朝鮮より発展が緩やかで戦後のイニシアチブをとりそこね、
一方で米の蒔いた反日の毒もまわるのがおそく、これは日本にとっては有利に働いたとみるね
>>37 一応、アキノ大統領の時代に英語と並んでタガログ語を公用語とし、大学でも
タガログ語を使うように指示が出されたが、その後どうなったかはわからん。
タガログ語を公用語化すると、セブアノ語話者やイロカノ語話者から不満の
声が出るので、なかなか難しい問題を含んでいる。
西洋諸国による植民地支配を経験したのは他のアジアの国々も同じだが、
インドネシアやタイやベトナムには、西洋人がやってくる前に土着の王朝・
王国があったのに対し、フィリピンにはそういうものがなかったから、余計に
アイデンティティの問題がややこしくなっているのかもな。
ttp://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1236613221/l100 【フィリピン】「英語で授業」促進法案、学力低下で歯止め策
(前略)
アジア有数の「英語国」フィリピンは、英語と、マニラ周辺の
タガログ語を基本とするフィリピン語の両方を公用語とする。
小学校から英語、算数、理科の授業を英語で、残りをフィリピン語で行う
「バイリンガル方式」を採用してきたが、近年は二つの言語を
混用する例などが増え、国民の英語力低下が問題となっていた。
あああああバイリンガルwwwバイリンガルは国語力が発展しないらしいな
思索の上でかなりのビハインドだ
自国の言葉できちんと自分の感情その他を表現してこそ深い思索もできるのだが、
自分の核となるものがなく外国語を学ぶとうすっぺらな考え方しかできない人間になるそうだ
だからバイリンガルの子の教育はかなり注意が必要と言われる。
家で話す言葉と外で話す言葉をきっちり分けるには教育者の強制力が必要で
外の言葉は汚いから内では話すなとかいう言い方でもしないと子供は言うことを聞かない。
自分の出自に対する誇りといった核がないなら、おすすめしないやり方だな。
自国語で教育基盤をつくればいいのに
中世ヨーロッパでは、学問をするには完成度の高いラテン語に頼り続けるほかはなかった。
そして当時のラテン語は、キリスト教会の聖職者の専売特許といってよかった。
この状態がつづくかぎり、知的な分野であればあるほどローマ教会の影響から
脱することが困難になる。
西ローマ帝国滅亡後、約1000年経ってから、ダンテによって高尚な思想や繊細な
感情が表現可能なイタリア語がつくりあげられる。
現在のフィリピン人やインド人は、
「英語ができないのになぜ日本が発展できたのかわからない」
といって不思議がっている。
彼らにとっては、学術論文も書くことができる非西洋の言語が存在するなどと、
想像を絶したことなのだ。
インド人の脅威はバラモン階級の記憶力だよ。経典をすべて暗唱してやがる。
さらにインド天文学は天動説をとっていてかなり煩瑣だが、その分複雑な数学が発展しており
数式を子供のころから記憶させている。言語力、計算力ともに申し分ないよ。
この風習があるかぎり、英語にのみこまれることはないと思うが
いざ、下層階級となると教育基盤がないので、国民全体として底力が浅いのが難点。
と言っても人口8億なわけで、十分脅威。
>>40 >西洋人がやってくる前に土着の王朝・ 王国があったのに対し、
フィリピンにはそういうものがなかったから
スールー王国をスルーするなよ
15世紀に成立したスールー王国が米領フィリピンに併合されたのは1898年。
その間、西洋船相手の海賊や奴隷貿易で栄てた。併合された後もアメリカに
反乱を起こすは、進駐してきた日本軍にゲリラ活動するは、最近では
モロ・イスラム解放戦線がフイリピン軍に戦闘行為を起こすはでスパルタンな奴ら。
他にも13世紀に成立したマギンダナオ王国がスペインに併合されたのも
19世紀で、フィリピン南部イスラム諸国は、かなり長い間独立を維持していた。
ホロ島は1944年8月に日本軍守備隊が玉砕して、めちゃめちゃに
ホロン部した。
>>32 蛮族of蛮族のアメ公が蛮行してないわけがないだろ。
太平洋や沖縄や日本爆撃でどれだけの蛮行を奴等がしたんだ。
《スールー王国の歴史》
13世紀末 外来商人のイスラーム・コミュニティが形成される
15世紀中頃 アラブ人アブー・バクルが島の内陸部住民を改宗させて、ホロ島
全体にスルタン制度を樹立
1645年 ボルネオ島のブルネイ王国の内紛に介入し、同島北部の領有権をも獲得
16世紀後半 スペイン人との戦いが始まる
1915年 カーペンター=キラム協定により、アメリカ合衆国の支配に服す
中南米にはウルトラバロックという、先住民の文化の影響を受けて変容した
ヨーロッパ式建築というのがあるんだが、フィリピンにはそういうものは
ないのかなあ?
>>50 日本じゃ家政婦と言っても雇い主に説教するほど平等という価値観が
浸透しているが、外国特に途上国ではほとんど奴隷扱い。
当然フィリピン人メイドも中国系の金持ちにそのような扱いを受けている。
出稼ぎ日系人の帰国費用負担とかこんな天国みたいな国はないよ。
>>52 つーか、フィリピンは大統領自ら、国民の英語力が低下すると出稼ぎに差し支えると
発言するぐらいだからどうしようもない。
これからも、“アジアで最も西洋化された国”というのをアイデンティティに
するほかはないんじゃないのかなあ。
フィリピン(だけではなく他の発展途上国)が救われるには、西欧文明の衰退を
待つしかないんじゃないかと、最近思うようになった。
前近代には複数の文明が並存・競合していたが、現代は、西欧近代の思想・価値が
地球全体を覆っており、どの文明も西欧近代文明との関係を問われている。
圧倒的な普遍力でもって押し寄せてくる、モンスターのような西欧文明の前に、
弱小国はねじ伏せられるか、骨抜きにされるほかない。
非西欧の小国は無理に覇権国家を目指さなくとも、
コスタリカみたいに(比較的)上手くやってけるような
モデル体制があれば良いんですけどねえ
フィリピンに限らず、アフリカとかでも西欧国民国家体制で既存の部族主義をまとめようとすると
往往にしてとんでもないことになるから、ここらへんは上手く非西欧っぽさを取り入れて
・・・ってやると「私がいないと部族主義で国が崩壊する」って言いながら独裁してるムガベみたいになっちゃうわけだけど
フィリピンには強力な指導力を持った独裁者が必要だという人は多いけど、
シンガポールのリー・クアンユーみたいに、有能な独裁者が都合よく出てくる
保証は無いしなあ。
インドネシアも、金持ちにとって有利な経済構造になっていることに変わりは
ないけれど、フィリピンの場合、国民がみんなバラバラという感じ。
いったい何が違うんだろう?
コスタリカの土地所有形態は、植民地時代からの中小独立自営農民による
中規模土地所有が主体。
一方フィリピンは(以下ry
>>56 つ 地下資源
自国ではどうにもならないから、出稼ぎするか金持ちにたかるかになる。
結果、人材流出と政治腐敗が進行。
もっとも、以前に比べれば中産階級が増えてきて、マシにはなってきているけど。
>>45 マニラ付近にもスペイン人来寇以前にイスラム王国があったらしいですね。
アギナルドもアメリカに騙された口ですねえ…他の国の支援も無かったからしかたがないですが。
60 :
世界@名無史さん:2009/04/05(日) 00:33:50 0
米比戦争と日本の関わりと言えば「桂・タフト協定」
1905年内閣総理大臣兼臨時外務大臣であった桂太郎と後の第27代アメリカ大統領
ウィリアム・タフト陸軍長官との間で交わされた協定で、日本が大韓帝国を、アメリカが
フィリピンを支配領域に置くことを相互に認め、干渉しないという物。
アメリカ史観で言えば、フィリピン住民の思わぬ抵抗により、カリフォルニア、ハワイと
順調に続いてきたマニフェスト・デスティニーによる西漸運動が第一次大戦後まで
一旦停止したといえる。
日本史観で言えば、後のハーグ密使事件を潰せて外交的GJ。
ウリナラ史観で言えば、お前ら土人が中途半端な抵抗をするから、韓国が併合されたニダ
フィリピン政府は韓国政府に謝罪と補償を(ry
>>45 まあスルーしてもいいんじゃないかなあ。
日本で言えば、こんな話に近いわけで。
在野の某古代研究家の説のようだがw、
九州島だけに王朝が出来て、大宰府を首都とし仏教と律令を取り入れ、
中央集権体制の古代国家を整えたが、
本州・四国以東は、まったく弥生時代のままだった。
この状態で、「日本に土着の王朝・王国があって、西欧勢力に対抗できたか」
と問えば、「無かったから対抗できなかった」と言わざるを得ない。
フィリピンは、「九州王朝だけあった。あとは弥生時代の部族制。山奥は旧石器時代」
のような状況で、スペインの進攻を受けることになる。
>>61 なんか凄い誤解をしているが、フイリピン北部はルソン島は弥生時代レベルではなくて、
16世紀初頭のスペインの来航よりも621年も早い900年前の古代ジャワ文字が刻まれた銅板が、
マニラ近郊で発見されてる。もう、その頃から中国、東南アジアと交易をし、スペイン人が
着た頃はマニラは、すでにアジアの一大交易地だった。
北部フイリピンがスペインに支配されたのは、国土が島と山に隔てられて、いくつもの小部族国家が
分裂して存在し、統一してなかった事による。まあ、形態としてはイギリスによる初期のインド侵略や
北アメリカ侵略に近いか。
武力によるものもあったが、たいていは平和的交渉での保護条約締結という形。南米を侵略したときとは
だいぶ異なっている。
ハワイも似たように滅ぼされているな
ハワイは統一国家だったのがフィリピンとの大きな違いか。
もっとも、国土の広さが大違いだから、フィリピン全体ではなく
スールー王国と比較すべきなのかも。
66 :
世界@名無史さん:2009/04/08(水) 04:05:16 0
>>61 てか19世紀後半までミンダナオ島を支配していたマギンダナオ王国もあるぞ
北半分と違いフィリピンの南半分が植民地だったのは6、70年でしかない。
ミンダナオ島のムスリムの多くは、焼き畑農業を営む山地民だったらしい。
68 :
世界@名無史さん:2009/04/18(土) 08:57:03 0
フィリピンを領有したアメリカがまず貿易面でしたことは、アジア貿易を有利に
進めているイギリスをフィリピンから閉め出し、独占することだった。
そのためにペイン=オルドリッチ関税法、ならびにアンダーウッド=シモンズ
関税法を成立させ、フィリピンとアメリカの間に完全な自由貿易を体制を完成させた。
これによりフィリピンはアメリカに従属する貿易体制を強いられることになった。
やっぱりアメリカも黒い
70 :
世界@名無史さん:2009/04/18(土) 13:41:23 0
フィリピンという名前がすごい。
オレが国民なら耐えられない。
>>70 スペイン語をフィリピンに復活させよう・・・?
http://orientalheart.com/article6.htm フィリピンは300年以上もスペインの植民地として支配され、さまざまな
側面においてスペインの影響を受けました。スペイン語を知る人であれば、
いかにタガログ語にスペイン語からの借用語が多いかわかるでしょう。
地名や人名はそのまんまスペイン語のものも多いのです。今ではスペインや
スペイン語との関連性も薄くなってしまいましたが、フィリピン人の中には
スペイン語の復活を渇望する人達も多いようです。ここではそんなフィリピン人
同士の面白い意見を紹介します。
フィリピンは侵略者の総大将の名前だもんな…
戦後、日本がトルーマン国、東ドイツがスターリン共和国という名称で独立するぐらい屈辱的なこと
使用人の国にはプライドなんて無い
74 :
世界@名無史さん:2009/04/19(日) 12:58:31 0
>>71 なるほど。フィリピンはヒスパニックだったのか。
アメリカに憧れたフィリピン人移民たちは、人種差別に直面してアメリカの
市民権を得られずにいた。さらに抗日ゲリラとして米軍とともに戦った
フィリピンの退役軍人は、長い間アメリカ政府の補償から除外されていた。
地図で見るとフィリピンって台湾についで日本(沖縄)に近いんだよな。
全然そんな感じしないが。
ベトナム人もフランス人よりもむしろ分割統治のために権力中枢にいた華僑を憎んでるらしいな
まあ、徴税人はいつでも憎まれ役だから仕方ないな
それに、中越戦争を懲罰と言って恥じないし、そのくせ日本が戦争すると危険とかいう
中国人の狂った脳内回路では、なんでベトナム人に憎まれているのかも理解できてないだろうから
問題ないか
植民地が宗主国に憧れるのは当然です
朝鮮も心の中では日本に憧れてるしな。
アメリカ=美しく高貴で手の届かない女性
フィリピン=その女性に憧れながらも、常につれなくされ続けている男
あれだけアメリカに期待を裏切られ続けながら、なおも諦めないフィリピン人は
すごいと思う。
日本人だったら嫌気がさして諦めると思うけどな。
その辺、ピノイに言わせると、原爆落とされても日本は云々という話になる。
今の日本人は、アメリカに憧れている者はほとんどいないと思うんだが。
アメリカに移住したがるヤシも少ないし。
漏れの親戚が仕事でアメリカに滞在しているが、医療や食べ物の問題で文句ばっかり
言っているよ。
「日本に伝えられたキリスト教は浄化された文明の教えであり、パレスティナの
荒地に生れた民族の臭いも、代々のヨーロッパの民衆の生活の臭いや、アメリカの
西部開拓者の丸木小屋や干し草の匂いの滲み込んだものでもなく、理性に訴えて
日本のアニミズム的習俗を迷信として退け、唯一の神の偏在を欧米の理論で
説く教えであった」
といわれるが、フィリピンでは逆に、フォーク・カトリシズムをフィリピン人の
抵抗のしるしとして積極的に評価する傾向がある。
アメリカ合衆国=ローマ帝国
フィリピン=属州ブリタニア
85 :
世界@名無史さん:2009/04/30(木) 16:49:32 0
19世紀以来、西洋に憧れてきたという点では日本もフィリピンも同じだが、
最近疑問に思うことがある。
丸山真男や川島武宜のような知識人は、欧米に比べて日本が遅れていると
論じてきたが、彼らはその「遅れ」を取り戻しさえすれば、日本が欧米諸国に
受入れられると思っていたんだろうか?
86 :
世界@名無史さん:2009/04/30(木) 17:55:14 O
受け入れるが、文化的にも同質みたいな意味なら
受け入れられる事を望んでもいないだろうし
受け入れられるとも思ってないだろう。
自国より科学技術が発達した国に純粋に見習おうと思うのは自然な感覚。
それの行き過ぎで文化や社会制度まで同質化しようとする原理派が出てくるのも必然。
明治初期には公用語というか共通語というかに、英語を使うのはどうよと
主張した人もいるしね。
実際、各地方でばらばらな言葉を使っている国だと、全くの外国語を
共通語にしてしまったほうが便利だし。アフリカ諸国、インドなどの
旧植民地では宗主国の言語を共通語、もしくは公用語にしている。
フィリピンも同様。ただ、長いこと宗主国だったスペイン語はあっという間に
消滅して、すぐに英語が主流になったけど。
日本が勝っていれば英語が衰退して日本語が使われるようになっていたわけだな。
>>89 と思うよ。しかも、日本の植民地支配は南洋諸島にみられるようにフランス的で、
同質化傾向が強いし。
アメリカのフィリピン研究や日本研究は、「良いものは西洋の影響、悪いものは
土着の文化」みたいに論ずる傾向があると思わないか?
アメリカ人のアイデンティティを確立するための都合の良い「他者」として、
フィリピンや日本を利用しているように思える。
まあ、それが人情ってもんだろ。
アメリカの研究者のレベルったって知れたものだろうし、主観的・独善的な判断をする奴が大勢だろ。
客観的・理性的な学問的研究のできる学者の方が少ないんじゃねーの?
フランスの映画で、金持ちのアメリカ人中年女性たちがカリブ海の島で現地の若い黒人男性
をたぶらかして寝るというものがあった。アメリカ人にあてつけという意味も含め
こういうもの作ったのだろうが、フランス人女性が主人公だったらこんな映画絶対
作らないだろうなと思った。
フィリピン併合推進論者のウィリアム・チャンドラー上院議員が1899年に上院で行った発言
先日この「慈悲深い同化」に対する根拠のない怖れが上院で問題になったときに、
私はウェブスター辞典で言葉の定義を調べてみました……それは類似性や似ていることを
意味しているのであって、必ずしも混血や吸収を意味しているわけではありません
……大統領は、われわれがこれらの人々フィリピン人をわれわれと適度に類似した
状態にするべきだと考えているのであって、必ずしも彼らを完全に合体しようと
言っているわけではありません……大統領が言葉をどう定義しているか私が責任を
負うわけにはいきませんが、この「同化」という言葉は、破壊や併呑を意味して
いるわけではなく、似ていることや同一性などを意味しているのです。
>>95 もっと句読点をしっかり打ってくれ。
どの文章が誰について書いてるのか分からん。
ネオコンの一人、マックス・ブートによると、米比戦争は、
「近代において西欧軍が遂行したゲリラ反抗平定作戦として最も成功したものの一つ」
なのだそうでつ。
99 :
世界@名無史さん:2009/05/09(土) 22:00:50 0
比の英雄パッキャオ帰国 延期要請を拒否
「われらがチャンプは誰にも止められない」−。アジア人として初めてプロボクシング
5階級を制覇したフィリピンのボクサー、マニー・パッキャオ選手(30)が8日早朝、米
国発の飛行機でマニラ国際空港に到着。新型インフルエンザの侵入を警戒するフィ
リピン保健省の帰国延期要請を拒否し、当初の予定通り帰国した=写真。
記事本文の続き 空港では同選手の家族や後見人で元マニラ市長のアティエンザ環
境天然資源相が出迎えたほか、集まったファンも万が一を警戒して設けられた「防疫
線」を越えてチャンプを取り囲むなどした。
空港を出た同選手はマニラ市中心部の教会で行われた感謝祭のミサに参列した後、
環境省を訪れて多くの職員と握手を交わした。午後からはコンサートにも出かけ、新型
インフル騒ぎなどどこ吹く風。
フィリピンでのパッキャオ人気はすさまじく、スポーツ選手で切手になったのは彼だけ。
2007年の下院選挙で落選したのは、彼が当選してボクシングを止めるのをファンが
嫌ったためともされている。
しかし09年の米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれ、記事では
「いずれ大統領になるのでは」と評された。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/251402/
だいじょうぶか?!ピーナ
長島を総理にするようなもんか?趙不安なんですけどww
101 :
世界@名無史さん:2009/05/10(日) 13:07:17 0
【国際】第二次世界大戦「バターン死の行進」、日本政府が元米兵捕虜に公式謝罪
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1241920877/ 第二次世界大戦中にフィリピンを占領した旧日本軍が捕虜を数日間歩かせ、
多数が死亡したとされる「バターン死の行進」を巡り、日本政府が駐米大使を通じ、
元米兵捕虜の団体に謝罪していたことが9日、分かった。行進の現場「バターン半島」に
日本が言及して謝罪したのは初めて。同団体の会長は「これまで長かったが、公式な
政府の謝罪が得られてうれしい」と歓迎している。
この団体は「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」で、会長はアリゾナ州立大
名誉教授のレスター・テニーさん(88)。メンバーの高齢化で今月末に解散する。
あちゃーまーた安請け合いしたか
103 :
世界@名無史さん:2009/07/31(金) 08:14:58 0
米比戦争でアメリカ軍に殺害されたフィリピン人と
太平洋戦争で日本軍に殺害されたフィリピン人を
比べるとどちらが多いんだろう
104 :
世界@名無史さん:2009/08/01(土) 03:08:58 0
太平洋戦争でアメリカ軍に殺害されたフィリピン人が一番多いのでは
105 :
世界@名無史さん:2009/08/01(土) 10:35:52 0
そりゃないな。
太平洋戦争でフィリピン人の被害者は110万人と言われるが、ほとんどは日本軍が原因だ。
まあマニラへの艦砲射撃など一部はアメリカ軍に原因があるが、割合からすれば僅かだろう。
アメリカ兵は日本軍から逃走しようとするフィリピン兵を銃撃・射殺したり
フィリピン人に対しては民主主義者ではなく植民地主義者として君臨していた。
十数人
アジアでもっとも西洋化された国がアジア
で最も貧しい国なんだな・・
西洋化というか南米化みたいなものだからねい。社会的にも宗教的にも。
南米同様に少数の一族が経済を支配しているし。
111 :
世界@名無史さん:2009/10/09(金) 08:20:45 0
考えてみると、モロ族はアメリカ軍が最初に戦ったイスラム教徒かな
フィリピンはアジアではなく中米にある国だと考えると理解しやすい。
113 :
世界@名無史さん:2009/10/11(日) 18:37:17 0
米国は中南米の国を直接の植民地にしようとはしなかった
しかしフィリピンについては一時的ではあるが植民地にしようとした
この違いは何だろう
114 :
世界@名無史さん:2009/10/11(日) 20:38:43 O
>>113 中南米は人口の90%以上が有色人種でも、支配階級は白人だった。
フィリピンはヨーロッパからやって来た官僚、軍人、商人を除けば、全て有色人種だった。
有色人種の社会は植民地支配してオッケー、つーか支配しろ
は、当時19世紀、西洋人の常識
いや支配層がスペイン系なのはどちらも同じだし
116 :
世界@名無史さん:2009/10/13(火) 19:16:37 0
>>113 マハン『海上権力史論』みたいな、当時のシーパワー重視な風潮が背景にあると思う
フィリピンを制圧するのは太平洋を東西から押さえるための布石。
中米でもパナマは海洋戦略上重要だからほとんど保護国にしてるし。
>>116 フィリピンはハワイの延長。ハワイは抵抗空しく結局併合されてしまった。
フィリピンの先の新天地シナへの宣教と利権獲得に立ちはだかったのが日本だった。
118 :
世界@名無史さん:2009/10/16(金) 16:43:48 0
もし日本が存在しなかったら、中国の沿岸部の一部は、香港のようにアメリカの
植民地になっていたのかなあ。
119 :
世界@名無史さん:2009/10/16(金) 17:00:44 0
逆に中国がなければ、日本は確実に欧州の植民地になっていただろうね。
中国という美味しい特大ケーキが東アジアにあり、
欧州諸国が夢中でそれに群がっていた時間をうまく使って、
日本は近代化に成功し植民地化を免れることができた。
フィリピンの白人系支配層の頂点、アヤラ財閥
122 :
巨額メシウマね☆:2009/10/16(金) 21:17:19 O
☆遺骨収集利権稼動中
∧_∧
( ´・ω・) ∫ 野口健さんアンタだよ!
//\ ̄ ̄旦\
// ※\___\
\\ ※ ※ ※ ヽ
\ヽ-―――――ヽ
123 :
世界@名無史さん:2009/11/15(日) 01:04:17 0
124 :
世界@名無史さん:2009/11/15(日) 01:05:35 0
フィリピンの現状を見てると、アメリカに支配されたままの方がマシだったような気がするな。
土人は優秀な多民族に支配されてこそ安息を得られる。
自力でまともな国家を運営できるのは、白人、東アジア人、一部アラブ人程度のものだな。
多分、ベトナム辺りが文明国家と土人国家の分水嶺ではなかろうか。
ベトナムはギリギリ文明側。
フィリピンやインドネシアやミャンマーは失格だな。
アフリカ側だ。
126 :
世界@名無史さん:2010/03/22(月) 21:01:58 0
>>126は、自分が彼女以上に貧しい国の子供たちを助ける
役に立っているとでも思っているのだろうか?
128 :
世界@名無史さん:2010/05/23(日) 01:03:22 0
米比戦争の真っ最中だというのに北清事変が勃発して、
日英伊墺独仏露と共同とはいえ並行して清にも派兵することになったな。
ベネディクト・アンダーソンの『比較の亡霊』によれば、
当時の清人はフィリピンとキューバの独立戦争にかなり入れ込んでて、
ああいう独立軍が出てきた小国に比べてさえ自国が遅れてることを意識したそうな。
独立運動家は無政府主義者のネットワークであちこち繋がってたみたいね。
第二次大戦中フィリピンが日本に協力して独立宣言をしたのは
この時のアメリカの裏切りに対するあてつけの意味も若干ある。