やっぱり、南京大虐殺はあったんじゃね?

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990世界@名無史さん
>>987
逃げ回っているようだけど、それでは否定派の本で本当に
「証拠の検証とか、証言の裏付け作業」をやっている本を挙げてもらおうか。
どういう著者がどんな本を書いているのか、まともな本で一冊でも挙げれるのか?
991世界@名無史さん:2009/01/04(日) 02:01:46 0
>>990
証拠、証言と言ってもさまざまなケースがあるけど、具体的にいこうか?
肯定派が検証作業をやっていなくて、否定派がやっているという点に関して
大規模な強姦の具体的な数字である1日千件(フィッチ)とか
8千件(ベイツ、)1ヶ月で2万(ラーベ)という主に欧米人の語ったものを
肯定派はこれをそのままあったものとして扱っている。

例えば、
>日本軍の入城式前後から激増した強姦事件が、一日千件以上も発生し、
>最初の1週間で8000人以上の女性が強姦される中で、彼らは婦女陵辱にたいする
>闘いに大変な時間を費やした。
笠原十九司『南京事件』p198

それに対して否定派は、当時の日本に対する抗議の中に見える被害記録、
欧米人が語ったもの等を合わせて検証して、それら数字が記録にも出てこない根拠のないものであったとする。
例えば、
>この17日の事例を集計してみても、十数人にしかならない。16日と17日を
>合計しても、フィッチ師の言うような「1000人」にはならない。そうなると、フィッチ師の
>言う「1000人」の強姦の記述は明らかに間違っていると確認されるのではないか。
東中野修道『再現 南京戦』p297

中間派の秦郁彦氏は、『南京事件 増補版』p301-302において
>難民区の公私にわたる記録を足し合わせた殺人は2ヶ月間で94件(うち目撃2)、強姦は243件(うち目撃17)
>だったのは意外で、「強姦は一晩で千件」とか「日本兵による放火がなかった日は一日もない」という
>ティンパーリの記述は誇大に過ぎた事が明らかである。
と、富沢繁信氏が『南京事件の核心』で、既存の記録をデータベース化することによる検証をした部分に
関して書いている。

欧米人がこう言ったというのもたしかに一つの根拠にはなる。
しかしその発言の内容にも根拠が必要であり、笠原氏のように「欧米人が言っているから」と頭から
信用してしまうのは問題ある。