19世紀、イギリスでは喫茶の風習が広まり、清国からの輸入が急増。
対価としての銀の流出にイギリス政府は危機感を募らせていた。
「お茶ばっかり買ってたら、銀が足りなくなった
なんとかして取り戻さないと・・・。」
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しかし、当時のイギリスの主たる輸出品の綿製品等は清国ではさっぱり売れなかったのである。
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> _______ | 「よし、インドでケシを栽培させて
 ̄ l⌒ヽ ヽ | ! アヘンを作って売り込もう!」
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こうして、イギリスは植民地のインドでアヘンを生産し、清国への密輸を開始した。
その結果、清国の銀が大量にイギリスへ流出、銅銭に対して銀は急騰し、
銀本位制をとっていた清国の経済は危機に瀕した。
ヽ / 「 銀1両が銅銭2000文だと!
⌒ヽ|/ ___ 税金なんかとても払えるもんか!」
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「こうなったらアヘンでも吸ってすっきりするしかねぇや!」
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さらに、清国国民にアヘン中毒が広まり、経済の生産性も大きく低下した。
事ここにいたり、清国政府は林則除を欽差大臣に任命し、広州へ派遣。
「広州へ行って、アヘンを取り締まってくれ」
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(─── 、 ヽ ←道光帝
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↑林則徐
「了解しました。」
林則除は厳しいアヘンの取り締まりを行い、アヘン戦争勃発のきっかけとなるのである。
17 ドラえもん のび太と銀が超急騰 完