食物と酒、嗜好品の歴史 20皿目@世界史板

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765山野野衾 ◆CXSSL1llHI
当然日本料理。オランダ商館長の中には、刺身は初めは受け付けないがなれ
ると実に美味しいものであると欧州に紹介した者もいました。
スシ・テンプラに関する記事の記憶はありませんが、握り寿司も現行の天婦
羅もそう古いものではないので、致し方ない。
朝鮮通信使の接待時には肉類が特に用意され、豚や鹿が調達されました。
豚を食べるのに嫌悪感をもよおす者、鹿の調達に泣かされる者など様々であ
った様です。
蛸類も日本側には好物と認識されていた様ですが、出身地の違いのせいでし
ょうか、『日東壮遊歌』には、大坂で烏賊と蛸をごてごてと盛り付けたもの
を出され、辟易したという記事が見えています。
他に「食べられるものは全くない」ともありますが、どうもオランダ人より
も朝鮮人の方が相手に学ぼうという姿勢に欠けたきらいがあります。
菓子ではカステラ、金平糖、羊羹など、下にも置かぬ扱いだったのですが。
ちなみに、そば切りなどの麺類も当時は菓子の中に入っていました。