1 :
世界@名無史さん:
薬物の歴史を語っていきましょう。
例えば北アメリカのインディアン達は、長いパイプにたばこの葉をぎゅうぎゅうにつめて吸って
仮死状態になるのを楽しんでいたという。
2get
3 :
世界@名無史さん:2005/10/14(金) 18:02:56 0
じゃ大麻かやっぱり
大麻と阿片の麻薬としての歴史はどっちが古いんだろう
ところで、なんで暗黒面なんだ?
毒薬とか麻薬なら分かるが・・・。
6 :
世界@名無史さん:2005/10/15(土) 10:58:55 0
大麻の方が古いということになってるが
7 :
世界@名無史さん:2005/10/15(土) 11:02:58 0
キノコ類の利用は有史前に遡るでしょう。
ベニテングタケとか。
8 :
世界@名無史さん:2005/10/15(土) 13:55:17 0
スキタイ人はせまいテントの中で焼け石に麻の実をおいて
立ち昇る蒸気によって陶酔していた。
9 :
世界@名無史さん:2005/10/17(月) 12:58:04 0
麻の実では幻覚作用ないのでは
大麻は葉っぱだけでしょ
ところでアヘン戦争の開戦のきっかけとなった
林則徐のアヘン焼却ってまずくない?
煙がすごいことに・・・
10 :
世界@名無史さん:2005/10/17(月) 13:07:17 0
いや、焼却ではないよ。
確かに最初は焼却処分にしていたが、これではカスが残ってしまう。
そこで海岸部に浅い池を造り、そこに石灰を入れて化学反応で沸騰させ、
刻んだ阿片を入れて煮溶かし、最終的に海に流してしまった。
周囲の魚が阿片中毒になった、という記録は残っていない。
サッスーン財閥とかCIA、児玉機関とか危ない話になりそうだな。
12 :
世界@名無史さん:2005/10/23(日) 17:25:32 0
南アメリカの住民は、石灰とともにたばこのはっぱをくっちゃくっちゃ食ってたらしい。
でも石灰って水に反応したんじゃなかったっけ?
何晏や竹林の七賢愛用のドラッグ「五石散」
服用すると意識が朦朧とし、体が火照り、皮膚が擦りむけることもある。
火照りと擦りむけをを防ぐためにそこらじゅうを歩き回って発汗することが
必須であるとされた。これを「散歩」という。
清談はまさにドラッグ愛用の賜物とか
>>12 南アメリカで労働者がくちゃくちゃやってたのは、コカの葉っぱじゃなかったか?
たばこの葉っぱもそうなのか。
15 :
世界@名無史さん:2005/10/23(日) 21:54:29 0
>>14 石灰とともにタバコを噛むと、よくニコチンが吸収できるんだって。
ヨーロッパ社会で噛みタバコがそんなにはやンなかったのは、
石灰を一緒に噛まなかったから。
>>12 石灰と一緒に噛むというとビンロウ椰子の実を思い出すね。
ちなみに北米太平洋岸のインディアンが噛みタバコ文化圏。
インディアンというとみんながパイプで喫煙していたような印象があるが、
食べたり粉を嗅いだり漬け汁を飲んだりと千差万別だったみたい。
17 :
世界@名無史さん:2005/10/24(月) 00:09:27 0
日本で噛み煙草や嗅ぎ煙草が広まらなかったのは、「見せびらかす事が出来ないから」だと
効いたことがある。
キセルで吸って盛大に煙を吐けば「自分は南蛮渡来の珍品を吸っているんだぞ!」と
アピール出来るが、噛み煙草や嗅ぎ煙草では弱い。
18 :
世界@名無史さん:2005/10/24(月) 21:41:58 0
見栄が一番という事か
19 :
世界@名無史さん:2005/10/24(月) 21:58:14 0
ただ、噛み煙草のほうが「安全」とは言えるね。防火面では。
江戸初期に何度も出された「煙草禁止令」も、火災を恐れてのことだから。
20 :
世界@名無史さん:2005/10/26(水) 00:16:13 0
煙草が吸えないから判らないが、葉巻はマッチでつけるものじゃないんだってね。
硫黄の臭いが移るから。
だからマッチやライターで起こした火を薄く剥いだ杉の板に移し、それで葉巻をつける。
21 :
世界@名無史さん:2005/10/26(水) 00:20:48 0
猿酒の話が本当かどうか知らないが
動物が麻薬を使ってトッリプしたり、鎮痛したりはすることはないのだろうか
22 :
世界@名無史さん:2005/10/26(水) 00:24:04 0
麻薬は知らないが、動物が熟れすぎてアルコールが出来たような果物食って
イイ気分になることはある。
23 :
世界@名無史さん:2005/10/27(木) 21:11:47 0
マンガでは、よく兵士に薬を与えて戦闘の恐怖や飢餓感を取り払ったりしているが
現実にそんなことはあったのだろうか?
ヴァイキングのベニテングダケくらいしか知らないです。
大東亜戦争時の日本軍。
覚醒剤を兵士に配給していた。
後、中国で阿片を通貨代わりにしていた。
25 :
世界@名無史さん:2005/10/27(木) 21:37:50 0
日本軍では特攻隊員にタウリンを与えていたっていう話は聞いたことがあるな。
タコからとれる成分で、精神を昂揚させる作用があるとかだったような。
26 :
世界@名無史さん:2005/10/27(木) 21:38:36 0
アヘンは本来西洋人が開発したものだが、当初は口から飲んでいた。
しかしアヘンは味が悪いので、ワインなどに混ぜてごまかす必要がある。
アヘンを喫煙方式に変えたのは中国人である。
煙草はまず葉を煙管に詰めて火をつけるが、アヘンは熱して煙を吐き始めたものを
すばやくパイプにつめ、煙を吸う。このアヘンを熱して丸め、燻り出した頃合を見計らって
パイプにつめる作業はコツがいるため、金持ちは専用のアヘン職人をはべらした。
アヘン窟繁盛の秘訣は、腕のよいアヘン職人をつかまえることだったともいう。
27 :
世界@名無史さん:2005/10/27(木) 21:54:43 0
>>25 タウリンといえば、
「ファイト!一発!!!!」
28 :
世界@名無史さん:2005/11/04(金) 01:52:03 0
原義は「牡牛の角」。
ちなみにおうし座もタウロス。
29 :
阿片といえば:2005/11/04(金) 06:43:16 O
青幇・紅幇、児玉機関ら特務機関・日本軍部、サッスーン財閥。
戦後、支那、台湾、南朝鮮は芥子畑を焼き払ったが、北朝鮮は温存。
やっぱし北朝鮮の麻薬ビジネスは(以下省略
>>23 覚醒剤使用は旧日本軍とくに特攻隊が有名だけど、
特攻隊の生みの親たる海軍大将(名前をど忘れしたが敗戦時自決)と
児玉誉士夫との深い関係が気になる。また、児玉は海軍将校の肩書きあり。
あと、天安門事件で出動した内モンゴルの部隊は覚醒剤を使用。
31 :
高知少将ジーモン土佐守ジョーカー:2005/11/23(水) 14:33:25 O
マリファナやメタドンやメタアクロンぐらい解禁すべし。
>>25 タウリンは別に覚醒剤とかの類じゃないぞ。
ファイト一発だよ。
つ[ヒロポン]
34 :
世界@名無史さん:2005/12/04(日) 03:30:56 0
35 :
世界@名無史さん:2005/12/24(土) 22:05:00 0
喫煙用大麻の産地というと中央アジアやインド、中米が有名ですが、
栽培に適した土地ってどういう地域なんでしょう?
気候にはかなり順応性があるらしいですが、麻薬として質が高いものは低緯度地域が
作りやすいんですかね?
クスリ板で尋ねるべきか(笑)
36 :
世界@名無史さん:2005/12/31(土) 14:25:57 0
つ日照時間
37 :
世界@名無史さん:2005/12/31(土) 15:25:22 0
>>34 越南がフランスを追い込んでいた頃、中国共産党の要請があり、
ベトミン軍は対国民党戦役に参加し、中国南部に進出してました。
その頃、ベトミン軍に従軍してこの遠征にも参加していたいた
元日本兵の証言によると、遠征資金の一部は、ドラム缶に入れて
二人が天秤棒で運搬する阿片の販売によって賄われていたという
事です。
ちなみに、この元日本兵は私の父、数年前に他界しましたが、
この話は直接父から聞いたものです。
38 :
世界@名無史さん:2006/01/05(木) 02:52:22 0
ギネスとかも大麻とりあつかってたんですよね?
近代の麻薬をあつかった大きな組織についてだれか語ってくれると楽しいです
上に挙がっているサッスーンとか
39 :
世界@名無史さん:2006/01/05(木) 15:25:55 0
現代でも夜間出撃する爆撃機の要員は眠くならない薬を飲んでるが。
モダフィニル。
欧米諸国で今のように麻薬が蔓延するようになったのはいつ頃から?
やっぱり1960年代後半のヒッピームーヴメントからだろうか?
中南米、とくにコロンビアで麻薬組織なんかが跋扈するようになったのもこれと関係が?
>>40 ヒッピーはアシッド、サボテンなんかの幻覚剤系で
コークは80年代以降のヤッピーの間で流行したもので
あまり関係ないのでは
42 :
世界@名無史さん:2006/01/21(土) 20:46:57 0
日本は伝統的に麻薬に興味がなかったんでしょうか。
ごく限定された範囲で芥子が使われていたくらいですかね。
時代劇で、麻薬中毒を取り上げたのを見たことがある。
閉じ込めておいて大暴れしてる間に薬が抜けるのを待つという治療をするんだけど
薬の品目は・・・阿片ってことになってたんだったかな?
44 :
世界@名無史さん:2006/02/02(木) 22:45:41 0
毒キノコを偶然食べてラリってしまう記録は日本にも残っているようだが、
幻覚を求めて積極的に食べたという話は日本では聞かないね。
北方世界じゃベニテングタケなんかはポピュラーなんだがなあ。
45 :
世界@名無史さん:2006/02/02(木) 23:53:08 0
コカコーラの「コカ」は、コカインのことらしい。
ドラッグ入りの炭酸なんて、歯が溶けてもおかしくないよね。
というか、これもある意味合法ドラッグではなかろうか。
46 :
世界@名無史さん:2006/02/02(木) 23:58:21 0
コカコーラの「コカ」は、コカインのこと
実際発明当初はコカインが含まれていて
二日酔いの薬として売り出されていた。
現在のコカコーラにはコカの葉からコカインを抜いた物が使われている
47 :
世界@名無史さん:2006/02/07(火) 13:32:36 0
ヘロインは飲めばヒーローのような気分になる薬として売り出された。
発売元はアスピリンで有名な、かのバイエル社w
バイエルとかファイザーみたいな向こうの製薬会社って結構黒歴史が多いよな。
その上訴訟大好き体質だし。結局メキシコのバイアグラとかロゲインの
バイヤーさんたちはどうなったんだろう?
49 :
世界@名無史さん:2006/03/11(土) 14:57:30 0
日本では「薬物」と呼ぶせいで、一般の医薬品や工業用薬品と区別が付かず紛らわしい限り。
語感からヤヴァさが伝わらないきらいもある。
ちなみに中国語では「禁毒」ね。
50 :
世界@名無史さん:2006/03/12(日) 14:50:44 0
50ゲット
51 :
世界@名無史さん:2006/03/12(日) 14:54:31 0
ペルーの高山民族なんかは、儀式のときコカの葉を食べるね。
インカ帝国では、脳手術のときにコカの葉を麻酔に使ったとか。
>>42 確か唐沢俊一だったと思うけど・・・
人間は、耐え難い苦痛に襲われたら、脳内麻薬を分泌するわけだが、
この能力が日本人は相当に優れていて、
日本の伝統文化には、マゾでは内科と思うぐらい、根性を尊ぶ面があるが、
それは、このせいではないかという事だった。
そして、自力で作り出せるのだから、わざわざ幻覚剤を摂取する必要がなく、
従って、日本人は、麻薬には興味がなかったのではないかというのを読んだ記憶アリ。
53 :
世界@名無史さん:2006/03/18(土) 00:51:37 0
子供の頃、「ドラッグストア」という言葉が今ほど普及してなくて、
アメリカでは子供が昼から薬を買いに行くのか!と衝撃を受けたことが。
中東の人は今でもテロる前に一発キメてそう
>>53 ドラッグストアはイメージ悪いので
専らファーマシーの方が多用されている。
数ある麻薬の中でも不可逆的で治療が困難なものは
・覚醒剤(アンフェタミン・メタンフェタミン)
・有機溶剤
これらは人格荒廃をもたらし、一生精神病院暮らしも少なくない。
その他リスクの高いものとしては
・ヘロイン
だろう。WHOでも最も依存性が高いと認定されている。
メヒカリン
58 :
世界@名無史さん:2006/04/13(木) 01:06:28 0
>>21 ベニテングタケを食べたトナカイがラリって走り回るのは北方民族の間では
常識に近いほど有名だそうで。
その尿にもまだ幻覚成分が残っているので、他のトナカイも舐めに集まるそうな。
59 :
世界@名無史さん:2006/04/13(木) 17:48:33 0
大麻は日本でも薬として使っていたのに。法律で規制されたな。
まあ、しょうがないけど。
60 :
世界@名無史さん:2006/04/15(土) 16:09:33 0
ケシや大麻の栽培地は世界中に広まった一方で、コカの栽培は今も南米以外に聞かないな。
栽培適地をよほど選ぶ作物なんだろうか。それとも各国で禁止されているせいだろうか。
地勢・気候的に雲南〜インドシナ半島の高原地帯なんか近そうだけどなあ。
そういう作用を発見した古代の人々が純粋にすごいと思う