各社の『世界の歴史』シリーズ2

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952世界@名無史さん:2008/02/23(土) 19:15:44 0
「世界の歴史」シリーズに大量の訳注がついていればありがたいよな
953世界@名無史さん:2008/02/24(日) 14:54:22 0
興亡の世界史、2ヵ月もお休みだって。
誰が遅らせたんだろ?
954世界@名無史さん:2008/02/24(日) 20:54:36 0
楽しみに待っている読者がはたしてどれだけいるのだろうか?
955世界@名無史さん:2008/02/24(日) 21:36:53 0
興亡はラインナップが微妙すぎ・・・
956世界@名無史さん:2008/02/24(日) 23:17:30 0
どう微妙なん?
ネットで買おうかと思ってたんだが、興亡ってよくないのかな
957世界@名無史さん:2008/02/25(月) 14:42:28 0
イマに繋がるダイナミックな視座を実証的にって感じで、
事実の羅列や蛸壺に終わらせないよう心がけてるのが分かるので、
結構いいシリーズだと思ってるよ。もちろん当たり外れあるだろうけど。
俺が読んだのではシルクロード巻の文章ががきつかった。
958世界@名無史さん:2008/02/25(月) 15:17:27 0
興亡の世界史

00 人類文明の黎明と暮れ方  青柳正規
01 アレクサンドロスの征服と神話  森谷公俊
02 スキタイと匈奴 遊牧の文明  林俊雄
03 通商国家カルタゴ  栗田伸子/佐藤育子
04 地中海世界とローマ帝国  本村凌二
05 シルクロードと唐帝国  森安孝夫
06 イスラーム帝国のジハード  小杉泰
07 ケルトの水脈  原聖
08 イタリア海洋都市の精神  陣内秀信
09 モンゴル帝国と長いその後  杉山正明
10 オスマン帝国500年の平和  林佳世子
11 東南アジア 多文明世界の発見  石澤良昭
12 インカとスペイン 帝国の交錯  網野徹哉
13 近代ヨーロッパの覇権  福井憲彦
14 ロシア・ロマノフ王朝の大地  土肥恒之
15 東インド会社とアジアの海  羽田正
16 大英帝国という経験  井野瀬久美恵
17 大清帝国と中華の混迷  平野聡
18 大日本・満州帝国の遺産  姜尚中
19 空の帝国 アメリカの20世紀  生井英考
20 人類はどこへ行くのか  編集委員
959世界@名無史さん:2008/02/25(月) 16:40:36 0
入門者向けなのかマニア向けなのか対象がよくわからないとおもう

微妙というか読み手じゃなく書き手の都合でこういう巻構成になったんじゃないかと
勘ぐりたくなる部分はある(笑
960世界@名無史さん:2008/02/25(月) 17:53:11 0
一見したところ、あれを逐一精密に読んでたら何年経っても読了できん。

さらさらと半ば流し読みでどんどん読んだほうがいい本だと思う。
そのなかで面白い記事があれば読み込む。

そうでないと、しばらくしてまた同じような世界史全集が出てきてしまう。
ようは面白いところをつまみ食いしろってこった。

だいたい、本の構成をざっと見れば著者が何をいいたいのかは掴める。
961世界@名無史さん:2008/02/25(月) 20:44:22 0
国家の興亡を中心に書かれているってことでOKなんだよな?<興亡の世界史
国家が「どのようにして興り、なぜ栄えて、なぜ滅んだのか」を掘り起こしたような
962世界@名無史さん:2008/02/26(火) 02:16:00 0
乱暴に言えば、○○世紀の○○地域の営みを振り返る形ではなく、
ある文明なり国家なりが果たした世界史的役割と現代的意義を一気に通観。
その説明として当時の営みが振り返られる感じ。
963世界@名無史さん:2008/02/26(火) 02:30:08 0
「現代的意義」ってのが臭いな。著者のオナニー論考の言い訳じゃないかと。
964世界@名無史さん:2008/02/26(火) 02:44:31 0
「意義」より「影響」の方が適切だったかな。
現代の諸問題の淵源を歴史に見るって感じ。
どっちにしろ胡散臭さは付きまとうけど。
965世界@名無史さん:2008/02/26(火) 17:31:37 0
要するに、中国の歴史みたいなものでいいのかな?
現在を肯定するために、歴史を取り上げた本で
現代社会はこうして成り立ったんですよーて感じで
世界史をピックアップしていったような。

興亡という言葉から、国家や文明の勃興と滅亡の原因を書いたものだと思ってたのだけど・・・
966世界@名無史さん:2008/02/26(火) 17:33:39 0
あっと・・・>>961>>965です
967世界@名無史さん:2008/02/26(火) 18:16:28 0
従来の枠組みを脱するためには各国史とか既存の文明の枠を超えた眺望が必要だろうね。

たとえばムガールとか神聖ローマ帝国とかオスマン帝国とか、ロシア帝国、明・清朝などをモンゴル帝国の後裔、
あるいはそれを模倣した国家とみるような史観は、従来の枠組みで考えていたら絶対にでてこん。
968世界@名無史さん:2008/02/26(火) 18:24:55 0
そんな史観を公にしてたら中国国内の資料見せてもらえないな
969世界@名無史さん:2008/02/26(火) 21:19:06 0
ってか杉様巻のことでしょ>>967は。

読んでても神聖ローマ帝国は無理筋じゃないかー?
と思うんだけど、どうなんだろ。
970世界@名無史さん:2008/02/26(火) 21:29:08 0
俺も神聖ローマ帝国がモンゴル帝国の模倣とあるのにはややびっくりしたし、
従来の主張からやや進み出た感じがした。

ムガールはそのままモンゴルのアフガニスタンあたりの呼び名だし、
ティムールはモンゴル系だし、明・清は元のあとだし、ロシアもモンゴル治世下に
あったから、納得はできる。

オスマンはもともと遊牧民族なのでモンゴルと似ているとはいえるかもしれん。

だが、神聖ローマ帝国についてはモンゴル帝国が手本になったと果たしていえるんだろうか?
971世界@名無史さん:2008/02/27(水) 13:26:05 0
>>967
それは
諸国家の勃興と滅亡原因の共通点を見出すという視点、という事だろうか
972世界@名無史さん:2008/02/28(木) 01:50:53 0
杉様はわざとやってるつもりなんだろうけど、そろそろ無駄に敵を作る牽強付会はやめた方が良いと思う。

973世界@名無史さん:2008/02/28(木) 09:13:49 0
まあ杉様だしなあ
974世界@名無史さん:2008/02/28(木) 15:44:09 0
中公新版山内sage
975世界@名無史さん:2008/02/28(木) 20:52:42 0
杉様巻、独自の史観を語りまくる作りで徹底されていて面白かった。
一般的なモンゴル帝国史を知りたい人は講談社新書の方をどうぞ、と。

それにしても、モンゴル西征を巡る評価がロシア巻とあまりにも違う。
自ら編集委員を務めているシリーズですら、少しも溝は埋まらないんだねぇ。
976世界@名無史さん:2008/02/28(木) 22:00:41 0
>>957
同感。
なんか東洋史学の院生が「満を持して登場」とか興奮してたけど、
この先生、自分に文才がないの知ってたからこれまで一般向けに
手を出さなかったんでは?
977世界@名無史さん:2008/02/28(木) 22:04:12 0
>>975 杉様史観は東欧・スラヴ圏史の研究者の間では
かなり物議をかもしているようですね。
978世界@名無史さん:2008/02/29(金) 01:00:04 0
>>977
あと、同じ様なこと言ってるのに岡田英弘を完全無視してるのも気になる。
岡田さんは岡田さんで自分の著作しか引用しないわけだが。
979世界@名無史さん:2008/02/29(金) 01:12:22 0
満洲・蒙古・漢人
980世界@名無史さん:2008/02/29(金) 01:12:42 0
たしかに言ってることよく似てるね、岡田英弘さんと。
中国と西欧批判に躍起になるところと、文体が居丈高なところも似てる。
でも、なんかトンデモ臭を発するようになっちゃったけど、
どこか憎めない文章を書く岡田さんのほうが俺は好きだが。
しかし杉様のほうがずっと正当だよなぁ。岡田さんはハブりもいいとこでは。
981世界@名無史さん:2008/02/29(金) 01:20:03 0
いつも同じような本ばかり出してるが、
早いとこ集史校勘を済ませて早く定本を平凡社東洋文庫あたりから出版して欲しいね。

ともかく彼の主張が導き出された大本である集史全体を読んでみないと誰も検証できんでしょう。
なにやら謎めいた集史の歴史哲学の部分こそが人々の注目の的だと思うのだがな。

なんでも序が複数あるらしいな。
982世界@名無史さん:2008/02/29(金) 01:38:33 0
このままだと研究者としての主要業績が概説書の執筆だけとか悲しいことになりかねない
983世界@名無史さん:2008/02/29(金) 07:34:11 0
>>980
岡田さん、近年はトンデモ……というより産経系言論人みたいな仕事ばっかりだからねえ。
984世界@名無史さん:2008/02/29(金) 13:38:36 0
岡田さんは歴史学者としてのキャリアは『蒙古源流』翻訳で
自分で事実上閉めたんでしょ。あれもちょっと訳注が
物足りない気もするけど・・・。
985世界@名無史さん:2008/02/29(金) 16:54:09 0
まあもういいお歳だしな。
1931年生まれだから77歳か。
986世界@名無史さん:2008/02/29(金) 18:44:15 0
杉山正明の本ってたくさんあるけど、
一番力が入っているのはどれですか?
図書館でパラパラ見たけど、どれも同じに見える・・・
987世界@名無史さん:2008/02/29(金) 22:00:02 0
10年前の「遊牧民から見た世界史」or新刊の「モンゴル帝国と長いその後」。
比較的普通の通史が読みたければ「モンゴル帝国の興亡」。
988世界@名無史さん:2008/02/29(金) 22:57:21 0
サンクス。
文庫からいってみる。(`_´ )ゞ
989世界@名無史さん:2008/03/01(土) 00:12:12 0
金太郎アメだな どれも同じ
990世界@名無史さん:2008/03/01(土) 00:56:14 0
>>982
学士院賞もらった分厚い学術書があるんだけど…。

>>989
いやいや、同じに見えても焦点を当てる部分がそれぞれ違ってるよ。
今回のヤツも、モンゴル帝国の成立やクビライの話とかあんまり詳し
くなくて、西方がメインになってる。
991世界@名無史さん:2008/03/01(土) 02:22:30 0
つか、杉様はちゃんと大学で講義やってるのか?
それともよほど筆が速いのか・・・
992世界@名無史さん:2008/03/01(土) 03:19:13 0
内陸ユーラシア史の志茂田過激ですよ。
993世界@名無史さん:2008/03/01(土) 22:47:11 0
皆さんお勧めの世界の歴史シリーズはなんですか?
完全な素人でどの本を購入しようか迷っております。
中公、河出、講談社、岩波・・・・
まずは浅く広く(大げさに言うと人類誕生から現在まで)
の知識を付けて、その後気にいった所に注力していきたいのです。
994世界@名無史さん:2008/03/01(土) 23:01:42 0
広く浅くなら「詳説世界史」
995世界@名無史さん:2008/03/01(土) 23:40:12 0
完全素人なら岩波は無理だろw
また古いものは勧めない。完全に塗り替えられてるから。

素人といっても高校で習ってるなら中公新社のでも読める。
講談社の興亡の世界史でも別にいいだろ。

要は簡単なものなら子供用にしとけ。それが気に入らないなら大人用。
大人用が読めないならあきらめろ。
996世界@名無史さん:2008/03/01(土) 23:48:03 0
>>994 新説が知りたければ帝国書院の世界史B教科書
997世界@名無史さん:2008/03/01(土) 23:49:18 0
>>993
マクニール著 世界史 上下 中公文庫

がおすすめ
998世界@名無史さん:2008/03/02(日) 00:02:19 0
マクニールはあんまり面白くないから薦めない
999世界@名無史さん:2008/03/02(日) 00:12:28 0
「わしを埋められる者があるか!!」
1000世界@名無史さん:2008/03/02(日) 00:13:17 0
ここにいるぞ!

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