ヘロドトスもハルカリナッソス出身(リディア)ですから
ヘロドトスのアトラス地方の伝説って、別にプラトンのアトランティス島伝説と被らないぞ。
ディオドロスは引用元をまともに書き記さない点で評判が悪いが、
ディオニュシオスの史書を引用したとは考えられていない。
ポシドニオスとか、テオポンポスとlか、エポロスとか、ヒエロニュモスとか、ティマイオスとか
この当時色々な史書があり、それらからつまみ食いしたと考えられている。
ハリカルナッソスのディオニュシオスとシケリアのディオドロスは時代的に重なるが、
ディオニュシオスの方が年下だし、ディオニュシオスの油の乗っていた時代には
ディオドロスは死んでいたと考えられる。
てか、【ハリカル】ナッソス Halicarnassos (-us)の【ディオニュ】シオス Dionysios (-us)な
フリギュア人が最初の言葉を話した話をど忘れしていた。
ヘロドトスがこんな形で出てくるとは思わなかったな
保守
カワイソスってフリギュア人?
346 :
世界@名無史さん:2007/03/25(日) 16:05:01 0
347 :
世界@名無史さん:2007/04/05(木) 22:57:36 0
山の老人について詳しい人解説キボンヌ
真鍮の都の話、エジプト版というのは創作だろうと思いますが、『千一夜物語』
では、女王のミイラではなく、最後の審判まで眠り続けている異教徒の王女と
いうことになっていましたね。
柱に縛られていたのは魔人で、『述異記』の黄帝に封じられたムシキを思い出し
ました。
山野老人かよ
失礼、無支祁が出て来たのは『戎幕閑談』の方でした。封じたのは禹。
『述異記』に出てきたのは、黄帝と戦った蚩尤の話でした。
封じられていたといえば、プロメテウスもそうでしたね。
長谷川哲也先生の漫画『アラビアンナイト』に、ネアンデルタール人をプロ
メテウスと重ね合わせた場面がありました。
イソップ寓話はかなりの研究蓄積があり、
本作品で採用されたネタは完全に創作
全然中身が違うやん
当たり前だろあれは所詮原作者が無理矢理つくり出した話なんだから。
でも原型はこれだよ。最もこの話も完全にホラだけどね。すごい歪曲。
多分原作者も本気で考えてはいないと見えて、とんでもない創作混じりで描
いているあたり、本気で描いているトンデモ歴史漫画より好感がもてます。
読者の中には、投稿欄を振り返っても信じている人が多そうですが。
『東方見聞録』のスペイン語版云々も創作でしょうね。
え〜と、アトランティス=トロヤ説って一応真面目な研究の成果としてありますよね。
経緯はどうであれ落ち着くところに落ち着いたと思ったら・・・??って感じです。
始皇帝やら聖杯やらアーサー王やらアマゾネスやら妙な方向に行かずに
素直にギリシャ周辺だけ漁ってればトロヤ説に辿りつけたはずなのにぃ、
と思いますが、それじゃあドラマにならないか・・・。
象いないし、円形の首都じゃないし、平原ないし、三人の歴史家みんなジブラルタル
を想定してるし、第一大きな島じゃないから彷徨うわけで。
あ、プラトンは歴史家じゃないか、スマソ。
ヘロドトスの『歴史』は大西洋のことを「アトランティスの海」と、
アトラス神がらみの名称で呼称した最古の記録ではあるけど、
モロッコのアトランティス地方に関する記述をアトランティス伝説呼ばわりするのは
違和感があるな。
地名としてのアトラティス地方なら、
ヘロドトスの『歴史』やシケリアのディオドロスの『歴史叢書』だけでなく、
ストラボンの『地誌』や大プリニウスの『博物誌』、パウサニアスの『ギリシア記』なども
モロッコ北西部の地名として「アトランティス」を記述しており、
今日の「アトラス山脈」に至るまで固有名として残っている。
プラトンの記述したような覇権国家の崩壊伝説なら、以下の三つ。
1.プラトンの『ティマイオス』『クリティアス』のアトランティス伝説
(プルタルコスの『ソロン伝』、ストラボンの『地誌』、
大プリニウスの『博物誌』、プロクロスの『プラトンのティマイオスに関する注釈』 が引用)
2.ディオドロスのトリトニスのアマゾネス伝説
(ディオドロスのアトランティスはほぼモロッコの話で、征服された側として記載)
3.アイアノスの『ギリシア奇談集』のアマモス伝説
(史家キオスのテオポンポスの現存しない作品からの引用として記述)
以上に加え、断片的な情報が多々集められているのが
4.プロクロスの『プラトンのティマイオスに関する注釈』
(史家マルケロスの現存しない『エチオピア誌』だとか、
プラトンの孫弟子クラントルの証言だとか、全部断片的なもの)
大西洋の外の島の存在やフェニキア人の植民の話は、
まともな記述を含め、結構記録が残っている。
361 :
世界@名無史さん:2007/04/28(土) 01:05:58 0
15巻で完結らしいから、後数話で終わりみたいだね。
完結したら、ここでゆっくりと話し合いたいね。
362 :
341:2007/05/15(火) 21:02:38 0
>>338 すみません。
ここ一週間ほどの間、wikipediaの『アトランティス』の項目を充実させようと試み、
ポンポニウス・メラの『世界地理』やプルタルコスの『イシスとオシリスについて』の
ギリシア語原文がどうしても入手できなかったので、一連の作品も一緒に載っている
飯尾都人氏の日本語訳を取り寄せてみたら、リビア奥地の話は
ディオニュシオスの作品を参考にした、とはっきり書かれていました。
自分で訳出するとなると、どうしても該当部分にしか目が行かないもので
363 :
341:2007/05/15(火) 21:53:52 0
あ、ちなみにメラはラテン語
en:wikipediaのアトランティスの充実ぶりはすごいな。主要な説はほぼ網羅している
365 :
世界@名無史さん:2007/06/03(日) 19:11:58 0
age
366 :
世界@名無史さん:2007/06/05(火) 06:44:36 0
漫画の方 次が最終回
367 :
世界@名無史さん:2007/06/19(火) 15:13:58 0
まあ、打ち切りの季節だし。
ストラボンに引用されているエポロスの記述は面白いね。
ホメロスではどう考えても(地中海系やインド人ではない)真っ黒けの黒人であるエチオピア人が
地中海沿岸域を制覇した時代があったていうんだから。
この箇所を採用してエチオピア人=アトランティス人なら、ヨーロッパ文明の起源としての
アトランティスが全く成り立たなくなる。
イリヤッドでどうして金髪のクロマニョンがアトランティス人だったのか不思議でしょうがない。
漫画板は長崎叩きになっているのでのんきにすすめます。
ディオドロスが引用したエポロスの出身地はアイオリアの主要都市キュメ。
キュメはアマゾネスの女王ミュリナの腹心キュメにちなんだ植民都市という。
ここら辺を考慮すると、例のギリシャ人の三つの部族イオニア、ドーリア、
アイオリアとは異なる部族を出自に持つことが良いとする考えがあったこと
が伺える。
紀元前のギリシャ人には北方からの移住よりも、西方からの移住の方が
魅力的な考えだったんだろうか
途中読み飛ばしていて良く分からないんだけど、
入矢は最終的にアフリカ大陸のどこかにアトランティスがある考えたの?
ネアンデルタール関連の創作はともかく、西方における覇権国家とその終末を
史書に基づいて取りあげたというのは評価していい気がする。
ディオドロスが忘れがちなのは事実だし
372 :
世界@名無史さん:2007/07/05(木) 07:36:52 0
最終回の最後のコマに描かれているのは、どこのピラミッドなんでしょうか?
最後の扉にあった、ストラボンの文字云々が創作臭い。地誌を確認できる方教えて下さい
プラトンの話のアトランティスの版図と、巨石文明の分布範囲の不思議な符合に
気づかされた点はユニークで面白かった。
375 :
世界@名無史さん:2007/07/11(水) 17:56:02 0
俺ん地元の、山の上にも、ストーンサークルあるよ。
1メートル程度の岩でできてて、どう見ても人工的。
●●サークルって看板は出てるけど、そこまではとうてい重機が入れるような場所ではない。
イタズラにしては、そういうのが話題になるような時代より
遥か昔しよりあるようだし
けっこう、こういう世間に見向きもされない、地方の遺物?ってあるんじゃない?
深く考えると不思議すぎるんだが、
地元のだれも振り向かないよな、あって当たり前の存在になってるし
それにまつわる話しもなければ、祭りもない。
こういうのと、世界の巨石文化との繋がり・・・・なんてないよねw
376 :
世界@名無史さん:2007/07/11(水) 18:14:28 0
よくある雨で周りの土が流れて出来た奇岩じゃないの?
378 :
世界@名無史さん:2007/07/11(水) 19:20:08 0
379 :
376:2007/07/11(水) 21:55:54 0
佐田京石か。すげー!こんなのが普通にあるなんて!
380 :
世界@名無史さん:2007/07/11(水) 22:15:02 0
>>379 国崎半島の臼杵ってところにも、同じようなのが、もう一つあるのよ。
猪山ってところだったとおもう。
TVにもでた。
二つも同じようなのがあるのは、不思議だよね。二重に。
381 :
世界@名無史さん:2007/07/11(水) 23:00:44 0
猪群山ってところもけんさくしてみて。
そこも、なぞの巨石文明?wみたいなのがある。
でも、それがなんなのかとかは、さっぱり伝わってない。
>>373 確認した。
「
6000年の歴史があり、歴史を伝える詩歌や法があった。異なる文字が使われており、それは
異なる言語が話されているからである。
」
ちと自信がないが、法は文字で記されていた云々もあった。でも文字の歴史が6000年というわけでは
なさげ。
微妙に拡大解釈しているね。地誌ではイベリアについて結構スペースを使っているから、タルテッソス
以外についてもいろいろ発見があって面白い。
384 :
世界@名無史さん:2007/07/16(月) 01:49:34 0
グイマールの階段ピラミッドって、ハイエルダールが建てたものだと言われるが、
実際のところはどうなんでしょうか。
そもそも詳しい調査がなされているのかどうか・・・
385 :
世界@名無史さん:2007/07/16(月) 08:48:39 0
リアルで、アトランティス探索してる人が、謎の死を繰り返したって事実はあるの?
山の老人みたいな実在する可能性をしめすような事実。
アトランティスを探索していた人で死ななかった例はないよ
387 :
世界@名無史さん:2007/07/17(火) 02:09:20 0
>>386 だれも必ず死ぬ・・・・・ってオチじゃなくて。
怪しげな死に方や、暗殺されたり・・・・って話し。
オカルトには興味ないけど、そういう集団の実在するかどうかには興味ある。
あっても不思議ではないしね。
日本だって、中国あちこち侵攻してたとき、村一つ皆殺し的なことやってたらしいしね。
俺が働いている病院の半ボケじいさんが、調子悪くなるとかならずそのことを後悔し、クドクド語る。
時代背景にもよるけど・・・。
山の老人みたいに、恐ろしく長い年月を越えて保たれる組織・・・って実在してたら
それはそれで、善悪の問題じゃなく、すごいことだよね。
まさに時代も文明も超えて・・・って感じ。
388 :
世界@名無史さん:2007/07/21(土) 05:07:18 0 BE:529260555-2BP(0)
ナルー
カディスには昔から柱があるという伝説があったらしく、ストラボンも地誌に「フェニキア人の
ヘラクレスの柱だろうか」という旨のことを書いている。