【家畜】世界史での動物【愛玩】

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57世界@名無史さん
李朝時代には旅人や行商人が、道中でトラに襲われたりしたそうな。
日本とは異世界だなと感じる一幕。

日本ではそういやオオカミに人が喰われるような民話ってあまり聞かないが、
実際のところはどうだったんだろう。
欧州では赤頭巾ちゃんほか枚挙に暇がないけど。
58山野野衾 ◆CXSSL1llHI :2006/04/10(月) 21:38:28 0
牛や人が狼に襲われたという記録は、古代から時折見られますね。
さほど危険なものと見做されていた訳でもありませんが、それでも人里
に出没する様になったら殺したと江戸時代の記録にたまに記されている。
ただ、案外人を襲ったという記録は少なく、逆に狼を殺した話も殺した
のが母牛であったり、女子供であったりという様に奇談として記録され
た例が多い様です。
また、送り狼という伝承も有名です。二匹の狼がおいすがってくるので、
油断せずに歩いていると夜道を家まで送ってくれるので、家についたら
お礼の食べ物を与えよというもの。
但し、途中で転んだら食べられてしまうという話でした。
縄張りに入った相手を、出ていくまで見張っていたものだとも言います。
因みに、『日本書紀』には日本人が朝鮮半島で虎に食い殺され、その父が
虎に復讐して切り殺したという話が記されています。
その後も交易や朝鮮出兵中に日本人が虎に襲われたという話や倒したと
いう話はずいぶん出て来ますが、書紀のものが最古の例でしょう。

>欧州では赤頭巾ちゃんほか枚挙に暇がないけど。
民話としては、送り狼の他に「忠義な犬」の類話、「狼女房」など。
悪役よりは報恩譚や守護譚が目立ちます。悪人しか食わぬとも言われた。
三峯大権現(本地十一面観音)は明治まで尊敬を集めていました。
余談ですが、赤頭巾は古くは赤頭巾を着用していなかったとか。